レバノンから帰国したばかりの難民の誘拐事件相次ぐ(2019年4月25日)

親政府系の「ダマスカス迫撃砲日記」は、レバノンでの避難生活を終えて帰国したばかりの難民の誘拐事件が最近になって多発していると伝えた。

誘拐犯は、国境地帯で誘拐した難民の身柄と引き替えに多額の身代金を要求しているという。

これに関して、反体制系のドゥラル・シャーミーヤ(4月25日付)は、誘拐、そして人質となった難民が釈放されていないことの責任がシリア政府にあるとしたうえで、事件の背後には、レバノンとシリアを陸路ではなく旅客便で結びつけたいと考えているシャーム・ウィング社がいると揶揄する識者のコメントを紹介した。

AFP, April 25, 2019、ANHA, April 25, 2019、AP, April 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2019、al-Hayat, April 26, 2019、Yawmiyat Qadhifa Hawun fi Dimashq, April 25, 2019、Reuters, April 25, 2019、SANA, April 25, 2019、UPI, April 25, 2019などをもとに作成。

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