シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから33日目(爆撃を激化させてから154日目)を迎えた10月3日、シリア軍が「樽爆弾」による爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が各地で散発的に交戦した。
シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日と同じ4,168人だった。
内訳は、民間人1,066人(うち女性189人、子供264人)、シリア軍兵士1,425人、反体制武装集団戦闘員1,677人。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が、トルコ軍部隊が新たな監視所設置を推し進めているマアッルハッタート村一帯を砲撃した。
シリア軍地上部隊はまた、カフル・ウワイド村、カンスフラ村、スフーフン村、ヒーシュ村、スィフヤーン村、タフターヤー村、シャフシャブー山(ハマー県)一帯、カフルナブル市、マアッラト・ヌウマーン市、マアッラト・ハルマ村、ウンム・スィール村、トゥラムラー村、マアッルズィーター村、バアルブー村、ザイズーン火力発電所一帯を砲撃した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団はタッル・フワーシュ村一帯を砲撃した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃し、地上部隊が同地を砲撃した。
AFP, October 3, 2019、ANHA, October 3, 2019、AP, October 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 3, 2019、Reuters, October 3, 2019、SANA, October 3, 2019、SOHR, October 3, 2019、UPI, October 3, 2019などをもとに作成。
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