ロシア・シリア軍はイドリブ県を激しく爆撃するなか、シリア軍はシャーム解放機構などとの戦闘の末同県の4カ村・農場を新たに奪還(2019年11月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がタッフ村、ヒーシュ村、バイニーン村、トゥラムラー村、カフルルーマー村、マアッルズィーター村、タフターヤー村、ウンム・ジャラール村、カフルナブル市一帯を爆撃した。

シリア軍戦闘機もタッル・ダム村、サハール村、ファルジャ村、ブライサ村、ティーナ村を爆撃、地上部隊がシャイフ・ムスタファー村、マアッラト・ハルマ村、ウンム・スィール村、カフルサジュナ村、マアッラト・ヌウマーン市郊外を砲撃した。

SANA(11月25日付)などによると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘の末、ザルズール村、ウンム・スィール村、ウンム・ハラーヒール村、ムシャイリファ村の農場地帯を制圧した。

シリア人権監視団によると、この戦闘などで、反体制武装集団戦闘員4人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯を「樽爆弾」で爆撃、地上部隊がクルド山一帯、トルコマン山一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がフワイズ村を砲撃した。

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ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月25日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市東の砂漠地帯(ワアル・ダム街道)でシリア軍のバスを要撃し、士官1人を含む5人を殺害、12人を負傷させた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県7件、ラタキア県8件、アレッポ県6件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を13件(イドリブ県0件、ラタキア県8件、アレッポ県0件、ハマー県2件)確認した。

AFP, November 25, 2019、ANHA, November 25, 2019、AP, November 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 25, 2019、Reuters, November 25, 2019、SANA, November 25, 2019、SOHR, November 25, 2019、UPI, November 25, 2019などをもとに作成。

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