シリア・ロシア軍は天候不順で空爆を実施せず、しかし地対地ミサイルでダブルタップ攻撃を行い、ホワイト・ヘルメット・メンバー10人負傷(2019年11月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジスル・シュグール市北部のナフル・アブヤド地区に対して地対地ミサイルでダブル・タップ攻撃を行い、1度目の攻撃の被害現場で瓦礫の撤去作業を行っていたホワイト・ヘルメットのメンバー10人が負傷した。

またタフターヤー村一帯でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

シリア軍はまた、シュグル・ダム、ハムブーシーヤ村、ビダーマー町一帯を砲撃した。

爆撃は天候不順のために実施されなかった。

しかし、ドゥラル・シャーミーヤ(11月27日付)は、シリア軍ヘリコプターが(天候不順にもかかわらず)カフルナブル市を「樽爆弾」で爆撃、ラウダ病院を利用不能にしたと伝えた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコマン山一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と和解した元体制武装集団の司令官1人がタファス市で何者に撃たれて死亡した。

一方、HFL(11月27日付)によると、ブスル・ハリール市で空軍情報部の曹長が要撃を受けて、死亡した。

また、ダーイル町とタファス市を結ぶ街道に設置された空軍情報部の検問所近くで車に仕掛けれていた爆弾が爆発し、兵士複数人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県11件、ラタキア県6件、アレッポ県6件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を16件(イドリブ県5件、ラタキア県7件、アレッポ県3件、ハマー県1件)確認した。

AFP, November 27, 2019、ANHA, November 27, 2019、AP, November 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2019、HFL, November 27, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 27, 2019、Reuters, November 27, 2019、SANA, November 27, 2019、SOHR, November 27, 2019、UPI, November 27, 2019などをもとに作成。

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