シリア・ロシア軍によるイドリブ県への爆撃・砲撃でシャーム自由人イスラーム運動メンバー5人を含む10人死亡(2019年12月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がマアッル・シャマーリーン村にあるシャーム自由人イスラーム運動の拠点を爆撃し、戦闘員5人が死亡した。

シャーム自由人イスラーム運動は、国民解放戦線に参加するアル=カーイダ系組織。

ロシア軍戦闘機はまた、ハーン・スブル村、ダイル・シャルキー村に対しても爆撃し、2人が死亡した。

ロシア軍戦闘機の爆撃はこのほかにも、マアッルシューリーン村、ジャルジャナーズ町、ハラーキー村、マアッラト・ヌウマーン市一帯、ハルバ村、バーブーリーン村、タッル・マルディーフ村、ガドファ村、タッル・マンス村にも及んだ。

一方、シリア軍は戦闘機で、タッル・マンス村、ガドファ村、バービーラー村、ハーン・スブル村一帯、ジャルジャナーズ町、マアッラト・ヌウマーン市、サラーキブ市一帯、マアッルシューリーン村、ジスル・シュグール市、スッカリーヤ村、バルナーン村、ハルバ村を爆撃した。

またシリア軍ヘリコプターが、マアッル・シャマーリーン村、マアッラト・ヌウマーン市を「樽爆弾」で爆撃し、2人が死亡した。

シリア軍ヘリコプターはまた、タッル・マンス村、タッフ村、ラッファ村、カトラ村、ガドファ村、マアッルシャムシャ村、マアッルシューリーン村、ダイル・ガルビー村、タッフ村、タッル・シャイフ村、マアッラト・ヌウマーン市一帯に対しても「樽爆弾」で爆撃した。

シリア軍地上部隊もマアッラト・ヌウマーン市を砲撃し、1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を45件(イドリブ県14件、ラタキア県12件、アレッポ県11件、ハマー県8件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を40件(イドリブ県32件、ラタキア県4件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認した。

AFP, December 18, 2019、ANHA, December 18, 2019、AP, December 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 18, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 18, 2019、Reuters, December 18, 2019、SANA, December 18, 2019、SOHR, December 18, 2019、UPI, December 18, 2019などをもとに作成。

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