シリア軍はイドリブ県の4カ村を新たに制圧(2019年12月26日)

イドリブ県では、SANA(12月26日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦の末、県南東部のハルバーン村、サムカ村、タッル・ハトラ村、ヒルバト・ナウワーフ村を制圧・浄化した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が、マアッルシャムシャ村、バーブーリーン村、サーリヒーヤ村、ダイル・シャルキー村、マアッラト・ヌウマーン市、ザアラーナ村、マアッル・シャマーリーン村、タッル・マンス村、ガドファ村、ムアスラーン村、タッル・キルスヤーン村、クワイリス村、タッル・ハトラ村、アブー・ジュライフ村を砲撃した。

また、マシャーミーシュ村、ドゥライム村、バルナーン村、ファルワーン村一帯では、シリア軍と、シャーム解放機構や国民解放戦線などからなる反体制武装集団が交戦し、シリア軍兵士3人が死亡した。

なお、シリア・ロシア軍による爆撃は実施されなかった。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、カルダーハ市近郊の森林地帯に反体制武装集団が撃った砲弾複数発が着弾した。

また、カッバーナ村一帯では、シリア軍と、シャーム解放機構と新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団からなる「信者を煽れ」作戦司令室が交戦し、シリア軍兵士4人が死亡した。

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ダルアー県では、HFL(12月27日付)によると、サナマイン市に設置されているシリア軍の検問所複数カ所が何者かの攻撃を受けた。

 

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を47件(イドリブ県17件、ラタキア県11件、アレッポ県9件、ハマー県10件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を10件(イドリブ県6件、ラタキア県4件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

AFP, December 26, 2019、ANHA, December 26, 2019、AP, December 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2019、HFL December 27, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 26, 2019、Reuters, December 26, 2019、SANA, December 26, 2019、SOHR, December 26, 2019、UPI, December 26, 2019などをもとに作成。

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