シャーム解放機構、「穏健な反体制派」、外交人戦闘員がハマー県北部で攻勢を続け、シリア政府の拠点都市ムハルダ市への包囲を強める(2017年3月23日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北部のハッターブ村一帯、トゥライスィーヤ村、シュアサ村、カムハーナ町、スーラーン市、マアーン村一帯で、シャーム解放機構、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、「穏健な反体制派」と目されるイッザ軍、イドリブ自由軍、ウズベク人、トルキスタン人、コーカサス人などからなる外国人戦闘員が、シリア軍、親政権武装勢力と交戦した。

シャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、数日前からの攻勢で、シャイザル町、シャルユート村、カウカブ村、バッザーム丘、イスカンダリーヤ村、アブー・ウバイダ村、カラーミタ村、シャルユート村一帯、シャイザル町、スーラーン市、マアルダス村、カフルアミーム村、バルフサイン村、マアッルザーフ町、マジュダル村、ヒルバト・ハジャーマ村などに支配地域を拡げ、シリア政府の拠点都市の一つムハルダ市への包囲を強めている。

これに対して、シリア軍はトゥルール・ハムル村一帯などへの空爆を行った。

一方、SANA(3月23日付)によると、シリア軍が県北部のマアルダス村、ハッターブ村、マアッルザーフ町、シール村に侵攻したシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動、ラフマーン軍団などからなる反体制武装集団が、ジャウバル区北の工業地区、バルザ区ハーフィズ通り一帯でシリア軍と交戦するとともに、オートストラード・ファイハー地区一帯で新たに戦端を開いた。

反体制武装集団はまた、中心街のラウダ地区、クスール地区、アッバースィーイーン地区を砲撃した。

一方、SANA(3月23日付)によると、シリア軍がジャウバル区北部(工場地区一帯)でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

これに対して、ジャウバル区、カーブーン区で活動する反体制武装集団は、中心街のラウダ地区、アッバースィーイーン地区を砲撃し、住民複数人が負傷、器物などが破損した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市南部郊外のウスマーニーヤ村、タラーフィフ村、ジャズラーヤー村、ウワイナート村などを砲撃・空爆した。

一方、SANA(3月23日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾1発がアレッポ市ハムダーニーヤ地区内(第3000計画地区)の学校に着弾し、子供5人が死亡、4人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(3月23日付)によると、シリア軍が、ガントゥー市、ウンム・シャルシューフ村、ガジャル村、バーイカ村などでシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県で活動するバイト・マクディス・イスラーム団は声明を出し、シャーム解放機構に忠誠を表明、組織を解体し合流すると発表した。

AFP, March 23, 2017、AP, March 23, 2017、ARA News, March 23, 2017、Champress, March 23, 2017、al-Hayat, March 24, 2017、Iraqi News, March 23, 2017、Kull-na Shuraka’, March 23, 2017、al-Mada Press, March 23, 2017、Naharnet, March 23, 2017、NNA, March 23, 2017、Reuters, March 23, 2017、SANA, March 23, 2017、UPI, March 23, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は3月22日、ラッカ市近郊で8回の爆撃を実施(2017年3月23日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月22日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して17回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は8回で、すべてラッカ市近郊で実施された。

AFP, March 23, 2017、AP, March 23, 2017、ARA News, March 23, 2017、Champress, March 23, 2017、al-Hayat, March 24, 2017、Iraqi News, March 23, 2017、Kull-na Shuraka’, March 23, 2017、al-Mada Press, March 23, 2017、Naharnet, March 23, 2017、NNA, March 23, 2017、Reuters, March 23, 2017、SANA, March 23, 2017、UPI, March 23, 2017などをもとに作成。

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岩波書店HP立ち読みPDF 青山弘之『シリア情勢:終わらない人道危機』

青山弘之『シリア情勢:終わらない人道危機(岩波新書新赤版1651)』岩波書店、2017年。

はじめに――終わらない「今世紀最悪の人道危機」

かつて、地中海の東岸、「文明の十字路」と呼ばれる地域に、中東随一の安定を誇る「強い国家」があった…。

https://www.iwanami.co.jp/book/b281716.html

https://www.iwanami.co.jp/files/tachiyomi/pdfs/4316510.pdf

 

ダマスカス県東部でのシリア軍とシャーム解放機構の戦闘を尻目に、イスラエル空軍は同県北部のカシオン山一帯のシリア軍拠点を爆撃(2017年3月22日)

ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(3月22日付)が複数の消息筋の話として、イスラエル軍戦闘機が22日深夜、カシオン山のシリア軍拠点複数カ所を空爆した、と伝えた。

これに関して、イスラエル軍報道官は声明で、シリア国内の複数カ所を空爆、作戦中にシリア軍側から地対空ミサイルで攻撃を受け、これを破壊したことを明らかにした。

ダマスカス県では、東部ジャウバル地区一帯で、シリア軍が、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動、ラフマーン軍団と戦闘を続けている。

http://www.all4syria.info/wp-content/uploads/2017/03/untitled-12.png

AFP, March 22, 2017、AP, March 22, 2017、ARA News, March 22, 2017、Champress, March 22, 2017、al-Hayat, March 23, 2017、Iraqi News, March 22, 2017、Kull-na Shuraka’, March 22, 2017、al-Mada Press, March 22, 2017、Naharnet, March 22, 2017、NNA, March 22, 2017、Reuters, March 22, 2017、SANA, March 22, 2017、UPI, March 22, 2017などをもとに作成。

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有志連合閣僚級会合でティラーソン米国務長官は「安全地帯」への言及を避け、設置に慎重な姿勢を示す(2017年3月22日)

ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を行う米主導の有志連合に参加する68カ国の閣僚級会合が米ワシントンDCで開かれ、レックス・ティラーソン米国務長官、サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣、ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣、UAEのアンワル・ガルガーシュ外務大臣、レバノンのジュブラーン・バースィール外務大臣、イラクのハイダル・アバーディー首相らが参加した。

閣僚級会合は2014年8月に有志連合が発足して以来初めてで、ドナルド・トランプ米政権後の有志連合の初会合でもあった。

議長役を務めたティラーソン国務長官は、ダーイシュ打倒を中東地域における米国の第1目標と強調し、各国に引き続き協力を要請した。

シリアでの戦況をめぐって、ティラーソン国務長官は、「安全地帯」という言葉の使用を避け、その設置に慎重な姿勢を示した。

ティラーソン国務長官は「米国はダーイシュとアル=カーイダへの圧力を強め、「暫定安定地域」(interim zones of stability)を設置し、難民の帰宅をめざす」と述べた。

『ハヤート』(3月23日付)が伝えた。

AFP, March 22, 2017、AP, March 22, 2017、ARA News, March 22, 2017、Champress, March 22, 2017、al-Hayat, March 23, 2017、Iraqi News, March 22, 2017、Kull-na Shuraka’, March 22, 2017、al-Mada Press, March 22, 2017、Naharnet, March 22, 2017、NNA, March 22, 2017、Reuters, March 22, 2017、SANA, March 22, 2017、UPI, March 22, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県北西部アフリーン市郊外に対するトルコ軍の報復砲撃を受け、ロシア軍が同地に展開(2017年3月22日)

アレッポ県では、『ハヤート』(3月23日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市南西部のジンディールス町近郊に対して、トルコ軍が越境砲撃を行い、住民10人が負傷した。

トルコ軍の越境砲撃は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がシリア領内から国境地帯のトルコ軍兵士1人を狙撃し、殺害したことを受けたもの。

人民防衛隊のジャイドゥール・ハリール報道官によると、トルコ軍の人民防衛隊の間で緊張が高まったことを受け、アフリーン市郊外に展開したばかりのシリア駐留ロシア軍部隊がジンディールス町一帯に展開した。

Kull-na Shuraka’, March 22, 2017

AFP, March 22, 2017、AP, March 22, 2017、ARA News, March 22, 2017、Champress, March 22, 2017、al-Hayat, March 23, 2017、Iraqi News, March 22, 2017、Kull-na Shuraka’, March 22, 2017、al-Mada Press, March 22, 2017、Naharnet, March 22, 2017、NNA, March 22, 2017、Reuters, March 22, 2017、SANA, March 22, 2017、UPI, March 22, 2017などをもとに作成。

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シリア外務省はラッカ市郊外マンスーラ市の学校に対する米軍の爆撃を非難、米国防総省は爆撃を否定(2017年3月22日)

外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長に書簡を送り、20日に米軍主導の有志連合がシリア領空を侵犯し、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のラッカ県マンスーラ市の学校(避難民を収容)に対して空爆を実施したことで、民間人多数が死傷したと報告、度重なる侵害行為に国連が沈黙を続けていることに遺憾の意を示した。

SANA(3月22日付)が伝えた。

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米国防総省は声明を出し、ラッカ市西部のマンスーラ市に対して有志連合が空爆を実施し、多数の民間人が死傷したとするシリア政府の主張を否定した。

『ハヤート』(3月23日付)によると、空爆は避難民を収容していた学校を標的とし、33人が死亡した

AFP, March 22, 2017、AP, March 22, 2017、ARA News, March 22, 2017、Champress, March 22, 2017、al-Hayat, March 23, 2017、Iraqi News, March 22, 2017、Kull-na Shuraka’, March 22, 2017、al-Mada Press, March 22, 2017、Naharnet, March 22, 2017、NNA, March 22, 2017、Reuters, March 22, 2017、SANA, March 22, 2017、UPI, March 22, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス県東部でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の攻防続く(2017年3月22日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区北部の紡績工場一帯で、シリア軍、親政権武装勢力がシャーム解放機構、ラフマーン軍団、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦を続け、シリア軍が同地一帯を40回にわたり空爆した。

反体制武装集団側もシリア政府支配下のダマスカス県中心街に対して砲撃を行い、そのうちの1発がシャアラーン地区近くに着弾した。

一方、SANA(3月22日付)によると、ジャウバル区北部の工業地区に侵攻したシャーム解放機構などからなる反体制武装集団をシリア軍が迎撃し、戦闘員150人以上を殲滅、自爆戦闘員7人を殺害したほか、爆弾を積んだ車輌3輌を破壊、戦車、装甲車、武装した車輌など多数を破壊した。

シリア軍はまた、ジャウバル区内およびその一帯でも反体制武装集団と交戦し、航空部隊がダマスカス郊外県東グータ地方と同地を結ぶ反体制武装集団の兵站線一帯を激しく空爆した。

SANA, March 22, 2017

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他方、シリア・イスラーム評議会は声明を出し、ダマスカス県東部の戦闘に関して、「すべての武装勢力にとって命運をかけた戦いで、統合司令部のもと、心を一つにして行動することが求められる」と主張、すべての武装集団にダマスカス県東部での戦闘に参加するとともに、ダルアー県、クナイトラ県、ダマスカス県南部などでもシリア軍に対する戦端を開くよう呼びかけた。


AFP, March 22, 2017、AP, March 22, 2017、ARA News, March 22, 2017、Champress, March 22, 2017、al-Hayat, March 23, 2017、Iraqi News, March 22, 2017、Kull-na Shuraka’, March 22, 2017、al-Mada Press, March 22, 2017、Naharnet, March 22, 2017、NNA, March 22, 2017、Reuters, March 22, 2017、SANA, March 22, 2017、UPI, March 22, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル市一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年3月22日)

ダイル・ザウル県では、SANA(3月22日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部墓地地区、ダイル・ザウル航空基地などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, March 22, 2017、AP, March 22, 2017、ARA News, March 22, 2017、Champress, March 22, 2017、al-Hayat, March 23, 2017、Iraqi News, March 22, 2017、Kull-na Shuraka’, March 22, 2017、al-Mada Press, March 22, 2017、Naharnet, March 22, 2017、NNA, March 22, 2017、Reuters, March 22, 2017、SANA, March 22, 2017、UPI, March 22, 2017などをもとに作成。

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シャーム解放機構と「穏健な反体制派」がハマー県北部のシリア政府支配地域を奇襲、複数カ村を制圧(2017年3月22日)

ハマー県では、『ハヤート』(3月23日付)によると、シャーム解放機構や「穏健な反体制派」と目されるイッザ軍などからなる反体制武装集団が21日にスーラーン市一帯で奇襲攻撃(「彼らに(善いことを)行えと言ってやるがよい」の戦い)を開始したことを受け、シリア軍が増援部隊を同地に派遣した。

クッルナー・シュラカー(3月22日付)によると、この戦闘でシャーム解放機構側はハッターブ村、アルザ村、マジュダル村、ヒルバト・ハジャーマ村、マアッルザーフ町、カフルアミーム村を制圧したという。

Kull-na Shuraka’, March 22, 2017

しかし、SANA(3月22日付)は、スーラーン市、ハッターブ村一帯に侵攻したシャーム解放機構などからなる反体制武装集団をシリア軍が撃退したと伝えた。

だが、SANAによると、シャーム解放機構が県北西部のマジュダル村を襲撃し、女性と子供多数を殺害したという。

Kull-na Shuraka’, March 22, 2017

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ヒムス県では、SANA(3月22日付)によると、シリア軍がラスタン市、サアン・アスワド村、アイドゥーン村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(3月22日付)によると、シリア軍がダルアー市各所でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, March 22, 2017、AP, March 22, 2017、ARA News, March 22, 2017、Champress, March 22, 2017、al-Hayat, March 23, 2017、Iraqi News, March 22, 2017、Kull-na Shuraka’, March 22, 2017、al-Mada Press, March 22, 2017、Naharnet, March 22, 2017、NNA, March 22, 2017、Reuters, March 22, 2017、SANA, March 22, 2017、UPI, March 22, 2017などをもとに作成。

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米軍はYPG主体のシリア民主軍とともにダーイシュの主要拠点の一つタブカ市近郊で空挺・揚陸作戦を実施(2017年3月22日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、有志連合を主導する米軍が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つタブカ・ダム近郊(タブカ市近郊)で空挺作戦を実施したと発表した。

シリア民主軍によると、この空挺作戦は、タブカ市一帯の制圧とシリア軍の同地への南下を阻止することが目的だという。

シリア人権監視団によると、米軍が空挺作戦を実施したのは、タブカ市の西5キロの距離に位置するカリーン村付近。

またこの空挺作戦と合わせて、別の米軍部隊がユーフラテス川を小型船舶で渡り、カリーン村一帯に進攻したという。

シリア民主軍と米軍主導の有志連合がラッカ市、タブカ市一帯のユーフラテス川南方で作戦を行うのはこれが初めて。

Kull-na Shuraka’, March 22, 2017

一方、ARA News(3月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市東部のカラーマ村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

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米中央軍(CENTCOM)のジョー・スクロッカ報道官(大佐)は、3月21日から22日にかけて、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によるタブカ・ダム解放に向けた戦闘に参加、空軍戦闘ヘリコプター、海兵隊砲兵部隊による支援を行ったと発表した。

なお、タブカ市一帯へのシリア民主軍と米軍の空挺作戦、揚陸作戦に先立って、米軍と思われる戦闘機が20日、ラッカ市とタブカ市を結ぶ街道に位置するマンスーラ市内にある避難民を収容していた学校を空爆し、民間人????を殺害している。

AFP, March 22, 2017、AP, March 22, 2017、ARA News, March 22, 2017、Champress, March 22, 2017、al-Hayat, March 23, 2017、Iraqi News, March 22, 2017、Kull-na Shuraka’, March 22, 2017、al-Mada Press, March 22, 2017、Naharnet, March 22, 2017、NNA, March 22, 2017、Reuters, March 22, 2017、SANA, March 22, 2017、UPI, March 22, 2017などをもとに作成。

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アサド大統領はチュニジア人民戦線使節団と会談「現下の戦争はアラブ人のアイデンティティや文化を破壊しようとするもの」(2017年3月22日)

アサド大統領は、シリアを訪問したチュニジアの人民戦線の議員からなる使節団と首都ダマスカスで会談した。

アサド大統領は会談で、現下の戦争に関して、過激思想の拡散を通じて、アラブ人のアイデンティティや文化を破壊し、アラブ民族や祖国への帰属意識を奪おうとする試みと位置づけ、アラブ諸国の人民が主導する政党、政治組織がこうした戦争に立ち向かうために役割を果たすことが肝要だと述べた。

SANA(3月22日付)が伝えた。

SANA, March 22, 2017

AFP, March 22, 2017、AP, March 22, 2017、ARA News, March 22, 2017、Champress, March 22, 2017、al-Hayat, March 23, 2017、Iraqi News, March 22, 2017、Kull-na Shuraka’, March 22, 2017、al-Mada Press, March 22, 2017、Naharnet, March 22, 2017、NNA, March 22, 2017、Reuters, March 22, 2017、SANA, March 22, 2017、UPI, March 22, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は3月21日、ラッカ市近郊などに対して22回の爆撃を実施(2017年3月22日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月21日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して29回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は23回で、ブーカマール市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(18回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

また米空軍はイドリブ県内でアル=カーイダに対して空爆を実施し、テロリスト数人を殺害した。

AFP, March 22, 2017、AP, March 22, 2017、ARA News, March 22, 2017、Champress, March 22, 2017、al-Hayat, March 23, 2017、Iraqi News, March 22, 2017、Kull-na Shuraka’, March 22, 2017、al-Mada Press, March 22, 2017、Naharnet, March 22, 2017、NNA, March 22, 2017、Reuters, March 22, 2017、SANA, March 22, 2017、UPI, March 22, 2017などをもとに作成。

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カナダ外相はダーイシュの支配から解放されたイラク、シリア領内の地域に避難民を帰宅させるため、2,800万米ドルを拠出すると表明(2017年3月21日)

カナダのクリスティア・フリーランド外務大臣は、ニューヨークの国連本部で声明を回付し、ダーイシュ(イスラーム国)の支配から解放されたイラク、シリア領内の地域に避難民を帰宅させるため、2,800万米ドルを拠出すると表明した。

『ハヤート』(3月22日付)が伝えた。


AFP, March 21, 2017、AP, March 21, 2017、ARA News, March 21, 2017、Champress, March 21, 2017、al-Hayat, March 22, 2017、Iraqi News, March 21, 2017、Kull-na Shuraka’, March 21, 2017、al-Mada Press, March 21, 2017、Naharnet, March 21, 2017、NNA, March 21, 2017、Reuters, March 21, 2017、SANA, March 21, 2017、UPI, March 21, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュとの戦闘の末ダイル・ハーフィル市(アレッポ県)周辺の3カ村を新たに制圧(2017年3月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団、クッルナー・シュラカー(3月21日付)によると、シリア軍がダイル・ハーフィル市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、ジャフル・マンスール村、ジャフラト・アブー・サーリフ村、ハラーイジュ・ダッハーム村を制圧した。

一方、SANA(3月21日付)によると、シリア軍が県東部のウンム・アダサ・ハリーリーヤ村、マスカナ市、アトシャーナト・マスカナ村、ラーラ・ムハンマド村にあるダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して空爆を行った。

Kull-na Shuraka’, March 21, 2017

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャイフ・ハラール村一帯を激しく砲撃、シリア軍が一時アレッポ市とサラミーヤ市を結ぶ街道を閉鎖した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマザール山一帯、アーラーク油田一帯、タリーラ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(3月21日付)によると、シリア軍がスフナ市およびその一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して空爆を行った。

AFP, March 21, 2017、AP, March 21, 2017、ARA News, March 21, 2017、Champress, March 21, 2017、al-Hayat, March 22, 2017、Iraqi News, March 21, 2017、Kull-na Shuraka’, March 21, 2017、al-Mada Press, March 21, 2017、Naharnet, March 21, 2017、NNA, March 21, 2017、Reuters, March 21, 2017、SANA, March 21, 2017、UPI, March 21, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合がダーイシュ支配下のラッカ市郊外を爆撃し、民間人数十人が死傷(2017年3月21日)

ラッカ県では、SANA(3月21日付)、クッルナー・シュラカー(3月21日付)によると、米軍主導の有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のラッカ市とタブカ市の中間に位置するマンスーラ市を空爆し、住民数十人が死傷した。

AFP, March 21, 2017、AP, March 21, 2017、ARA News, March 21, 2017、Champress, March 21, 2017、al-Hayat, March 22, 2017、Iraqi News, March 21, 2017、Kull-na Shuraka’, March 21, 2017、al-Mada Press, March 21, 2017、Naharnet, March 21, 2017、NNA, March 21, 2017、Reuters, March 21, 2017、SANA, March 21, 2017、UPI, March 21, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合がイドリブ県に対する爆撃でシャーム解放機構のエジプト人幹部を殺害(2017年3月21日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(3月21日付)によると、米主導の有志連合所属の無人航空機がトルコ国境に近いダルクーシュ町の公立病院近くの路上で車1台を爆撃し、乗っていたシャーム解放機構の幹部でエジプト人のアブー・イスラーム・ミスリー氏(本名アブー・アッバース・ダリール)を殺害した。

Kull-na Shuraka’, March 21, 2017

AFP, March 21, 2017、AP, March 21, 2017、ARA News, March 21, 2017、Champress, March 21, 2017、al-Hayat, March 22, 2017、Iraqi News, March 21, 2017、Kull-na Shuraka’, March 21, 2017、al-Mada Press, March 21, 2017、Naharnet, March 21, 2017、NNA, March 21, 2017、Reuters, March 21, 2017、SANA, March 21, 2017、UPI, March 21, 2017などをもとに作成。

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首都ダマスカス東部でシャーム解放機構、ラフマーン軍団などからなる反体制武装集団が攻撃を再び激化、ジャウバル区北部でシリア軍と激しく交戦(2017年3月21日)

ダマスカス県では、シャーム解放機構とともに県東部で戦闘を続けるラフマーン軍団は声明を出し、県東部(ジャウバル区、カーブーン区一帯)での「アッラーの僕たちよ、しっかりとせよ」作戦第2段階を開始し、20日に喪失したすべての拠点を奪還したと発表した。

Kull-na Shuraka’, March 21, 2017

また、ラフマーン軍団のワーイル・アルワーン報道官は声明を出し、宗教宗派を問わず民間人を攻撃対象としないと宣言した。

Kull-na Shuraka’, March 21, 2017

シリア人権監視団によると、ジャウバル区北部、カーブーン区南部一帯(工業地区)で、シリア軍、親政権武装勢力が、シャーム解放機構、ラフマーン軍団、シャーム自由人イスラーム運動などと激しい戦闘を続け、反体制武装集団側は、ジャウバル区北の紡績工場一帯、テレビ工場一帯、お菓子工場を制圧、ファーリス・フーリー通りを射程圏内に収めた。

これに対して、シリア軍はジャウバル区一帯に空爆・砲撃を加え、20日以降の空爆回数は140回以上、砲撃回数は約500回に達しているという。

しかし、SANA(3月21日付)によると、シリア軍は県東部のジャウバル区北部に位置する紡績工場一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

武装集団は同地一帯に潜入を試みたが、シリア軍がこれを撃退し、追撃、戦闘員多数を殺傷、拘束したという。

シリア軍はまた、ジャウバル区北部の電力会社、工業地区に侵攻を試みたシャーム解放機構などからなる反体制武装集団も撃退するとともに、カーブーン区からアッバースィーイーン地区に対して狙撃を続ける武装集団の拠点に対して砲撃を加えた。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、ダマスカス県内のシリア政府支配地域を砲撃、マサーキン・バルザ地区、ティシュリーン地区、シャーグール地区、カイマリーヤ地区に迫撃砲弾が着弾し、19人が負傷した。

SANA, March 21, 2017

また、ダマスカス県ジャウバル区で抵抗を続ける反体制武装集団は、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市の民家を砲撃した。

AFP, March 21, 2017、AP, March 21, 2017、ARA News, March 21, 2017、Champress, March 21, 2017、al-Hayat, March 22, 2017、Iraqi News, March 21, 2017、Kull-na Shuraka’, March 21, 2017、al-Mada Press, March 21, 2017、Naharnet, March 21, 2017、NNA, March 21, 2017、Reuters, March 21, 2017、SANA, March 21, 2017、UPI, March 21, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県などでシリア軍と反体制武装集団が交戦(2017年3月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフル・ウワイド村を砲撃し、女性2人子供2人を含む6人が死亡した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、シリア政府支配下のフーア市一帯を砲撃し、人民諸委員会メンバー2人が死亡した。

一方、サラーキブ市東部では、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、戦闘員複数が負傷した。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(3月21日付)によると、反体制武装集団がスーラーン市に対して攻撃を強化した。

シリア人権監視団によると、シリア軍がタイバト・イマーム市、ムーリク市、ラターミナ町、カフルズィーター市、ラハーヤー村、ズーワール村、アンカーウィー村、スーラーン市一帯を空爆した。

一方、SANA(3月21日付)によると、シリア軍がスーラーン市一帯でシャーム解放機構と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(3月21日付)によると、シリア軍がマガル・ミール村一帯のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の拠点を砲撃した。

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ヒムス県では、SANA(3月21日付)によると、シリア軍がウンム・シャルシューフ村、アブー・サナースィル丘、バーイカ村、フーシュ・ザバーディー村、ダブール村、アブー・アナズ農場、ティールマアッラ村でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の拠点を攻撃した。

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ダルアー県では、SANA(3月21日付)によると、シリア軍がダルアー市郊外のガラズ刑務所・キャンプ街道間の街道で、シャーム解放機構と交戦した。

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シャーム解放機構は声明を出し、ハーフィズ・アサド前大統領の出身地であるラタキア県カルダーハ市を長距離ミサイルで攻撃したと発表した。

AFP, March 21, 2017、AP, March 21, 2017、ARA News, March 21, 2017、Champress, March 21, 2017、al-Hayat, March 22, 2017、Iraqi News, March 21, 2017、Kull-na Shuraka’, March 21, 2017、al-Mada Press, March 21, 2017、Naharnet, March 21, 2017、NNA, March 21, 2017、Reuters, March 21, 2017、SANA, March 21, 2017、UPI, March 21, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は3月20日、ラッカ市近郊などに対して22回の爆撃を実施(2017年3月21日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月20日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して28回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は22回で、ラッカ市近郊(19回)、ブーカマール市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

また米空軍はイドリブ県内でアル=カーイダに対して空爆を実施し、テロリスト数人を殺害した。

AFP, March 21, 2017、AP, March 21, 2017、ARA News, March 21, 2017、Champress, March 21, 2017、al-Hayat, March 22, 2017、Iraqi News, March 21, 2017、Kull-na Shuraka’, March 21, 2017、al-Mada Press, March 21, 2017、Naharnet, March 21, 2017、NNA, March 21, 2017、Reuters, March 21, 2017、SANA, March 21, 2017、UPI, March 21, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス県東部のアッバースィーイーン・バス・ターミナル、ジャウバル区北部工業地区からシャーム解放機構などからなる反体制武装集団を放逐(2017年3月20日)

ダマスカス県では、SANA(3月20日付)によると、シリア軍が県東部のアッバースィーイーン・バス・ターミナル、ジャウバル区北部工業地区から反体制武装集団を排除、同地を奪還した。

シリア人権監視団によると、戦闘はシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が拠点とするカーブーン区、バルザ区一帯、イスラーム軍が拠点とするダマスカス郊外県東グータ地方一帯で激しく行われた。

またシリア軍戦闘機がジャウバル区、カーブーン区一帯を100回以上にわたり重点的に空爆した。

県東部のアッバースィーイーン・バス・ターミナル、工業地区一帯は、19日にシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍、ラフマーン軍、第1旅団が侵攻し、クッルナー・シュラカー(3月20日付)によると、2日間の戦闘で、シリア軍は士官19人を失った。

SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017
SANA, March 20, 2017

一方、SANA(3月20日付)によると、マズラア地区にあるロシア大使館の施設に対して反体制武装集団が砲撃を行い、施設のガラスが割れるなどの被害を受けた。

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

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アサド大統領はロシアと欧州諸国の合同議員使節団と会談(2017年3月20日)

アサド大統領は、シリアを訪問したロシアと欧州諸国の合同議員使節団(ロシア連邦議会下院のヴラジミール・ワスィーリエフ副議長が団長)と首都ダマスカスで会談した。

会談では、シリア情勢の進捗について意見を交わし、アサド大統領は、現下の紛争に関して、国際法を遵守するロシア、中国などと、テロ組織支援と内政干渉を通じて国際法に違反する諸外国の紛争だとしたうえで、「テロとの戦い」と政治的対話を通じて事態収拾をめざすとの意思を示した。

また、ロシアと欧州諸国の合同議員使節団のシリア訪問が、欧州諸国の対シリア政策の見直しの機会になることに期待を寄せた。

使節団はまた、ハディヤ・アッバース人民議会議長とも個別に会談した。

SANA(3月20日付)が伝えた。

SANA, March 20, 2017

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アサド大統領は、ロシア・欧州諸国議員合同使節団との会談後、同行した記者団のインタビューに応じた。

インタビューは英語で行われ、その映像は大統領府がSANA(3月20日付)を通じて配信した(https://www.youtube.com/watch?v=ed5xaOePux0&feature=youtu.be)。

またインタビューの英語全文(http://sana.sy/en/?p=102574)はSANAが配信した。

インタビューでのアサド大統領の主な発言は以下の通り:

SANA, March 20, 2017

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「国連シリア代表のジャアファリー氏が発表した通り、我々はロシアの(新憲法起草に向けた)イニシアチブを支持するし、それ以外のイニシアチブも支持しており、現在ロシア側と詳細について議論している。問題は…武装集団の代表団がその会合(アスタナ3会議)に出席しなかったことだ。我々みなが、トルコの消極的な影響力行使があったと信じている。相手がいないでどのように具体的なことを始めることができるというのか?」

「シリア国内でシリア政府の同意を得ていないいかなる軍事作戦も…侵略だ。ラッカを解放するためのものであれ、他の場所を解放するためのものであってもだ。また、我々はみな(米主導の)有志連合がダーイシュやテロリストと真剣に戦ってこなかったことを知っている。だから、ラッカ解放の計画があるという場合において、我々はその意図を考えなければならない。誰から解放して…誰にそれを与えるか、ということをだ。それはシリア政府を助けるためでもなければ、シリアの統一、主権をめざすものでもなく、何か別の要因に基づいているはずだ」。

「テロリストを打ち負かすために、ロシア・シリア両国の高官・軍幹部がさらなる支援を必要としていると感じているはずだ」。

「我々は(再解放された)パルミラ遺跡群の破壊状況を再評価し、何ができるかを把握しなければならない。しかし、私は、それはシリアとロシアだけでなく、UNESCOなどの機関、国々の問題でもあると思う」。

(イスラエル軍による度重なる越境空爆に関して)「国境防衛は我々の権利であり、義務だ。それができるのにしなければ、我々はシリア国民によって非難されるべきだ…。私はこの点に関してロシアが重要な役割を果たすことができると考えている。ロシアの政策は国際法、国連憲章、安保理決議に基づいている。それゆえにロシアはイスラエル側とこの基準に基づいて協議でき、イスラエルが今後再びシリアを攻撃しないようにするために役割を果たすことができると考えている」。

「米国の政策はさまざまな基準に基づいていて、ダウル・スタンダードどころではない。米国の政策は価値観や国際法ではなく…、自分たちの見解、利害、そして米国内のさまざまなロビーや勢力のバランスに基づいている…。ホワイト・ヘルメットはアル=カーイダだ」。

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

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ロジャヴァ・アフリーン地区にトルコ軍とYPGの衝突とYPG教練を任務とするロシア軍部隊が進駐(2017年3月20日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のライドゥール・ハリール報道官が声明を出し、ロシア軍と人民防衛隊の合意に基づき、西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区のジンディールス町近郊にロシア軍が進駐したと発表した。

進駐は人民防衛隊の教練を目的とするものだという。

シリア人権監視団によると、アフリーン市郊外のカフル・ジャンナ村に、シリア駐留ロシア軍の車輌、装甲車約100輌が進駐、ARA News(3月20日付)によると、ロシア軍は同地にシリア駐留ロシア軍当事者和解調整センター分所を設置したという。

シリア人権監視団によると、駐留部隊の任務は、①アフリーン市一帯地域での西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とトルコ軍の衝突回避と②人民防衛隊の教練の二つだという。

これに関して、ロシア国防省はシリア領内に新たな駐留基地を建設する計画はないと発表した。

一方、トルコのニマン・クルトゥルムシュ副首相(内閣報道官)は、シリア北部に「テロ地域」が設けられることを受け入れることはできないと述べた。

Kull-na Shuraka’, March 20, 2017
Kull-na Shuraka’, March 20, 2017

 

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ県南東部のダーイシュの拠点都市ダイル・ハーフィル市への包囲を強化(2017年3月20日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月20日付)によると、シリア軍、ヒズブッラー精鋭部隊、ロシア軍機甲大隊が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市ダイル・ハーフィル市近郊のシャリーマ村、クサイル村を制圧した。

Kull-na Shuraka’, March 20, 2017

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月20日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市北部墓地地区、工業地区、ハミーディーヤ地区、ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区、ティーム砂漠、ワーディー・ザルダ、ブガイリーヤ村、シューラー村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジッリーン村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が、反体制武装集団と交戦した。

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市郊外一帯に対して60回以上の爆撃を実施(2017年3月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市西部郊外、北西部郊外、南部郊外、北部郊外一帯の反体制武装集団支配地域を空爆した。

空爆は、ダーラト・イッザ市、ウワイジル村、カフル・カルミーン村、マアーッラト・アターリブ村、ICARDA、ハーン・アサル村、アウラム・クブラー町、アウラム・スグラー村、カフルハムラー村、アナダーン市、英国人墓地地区、タッル・ハディーヤ村、ハーン・トゥーマーン村、カラースィー村、ハルサ村、フール村、ジャファル・マンスール村、アレッポ市ラーシディーン地区郊外に対して60回以上にわたり行われ、女性1人、子供1人を含む多数が死傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラーがマダーヤー町を砲撃し、4人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジスル・シュグール市を3回にわたり空爆し、女性2人が死亡、8人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市郊外のガラズ刑務所近くの街道で、ホワイト・メルメットの幹部が乗っていた車を攻撃、殺害した。

殺害されたのはアブドゥッラー・スィルハーン氏(アブー・ヤースィーン)で、クッルナー・シュラカー(3月20日付)によると、空爆を行ったのはロシア軍だという。

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ハマー県では、SANA(3月20日付)によると、シリア軍が県北部のタイバト・イマーム市、カフルズィーター市、ラターミナ町、ラハーヤー村、カルアト・マディーク町などでシャーム解放機構の拠点を空爆した。

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区で反体制武装集団戦闘員200人以上が投降し恩赦を受ける(2017年3月20日)

ヒムス県では、SANA(3月20日付)によると、反体制武装集団とその家族約2,000人が退去したヒムス市ワアル地区で戦闘員200人以上が地元和解プロセスの一環で武器を棄てて当局に投降し、2016年政令第15号に従い恩赦を受け、放免となった。

SANA, March 20, 2017

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市南東部のダーイシュ拠点複数カ所を制圧(2017年3月20日)

ラッカ県では、ARA News(3月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ラッカ市南東部の鉄道駅、揚水施設などを制圧した。

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

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EUは化学兵器使用に関与したとしてシリア軍の高官4人を制裁対象に(2017年3月20日)

欧州連合は声明を出し、シリア国内での化学兵器使用に関与したとしてシリア軍の高官4人に対して渡航禁止、資産凍結などの制裁を科したと発表した。

制裁対処となった4人の氏名については公表されなかった。

これにより、欧州連合による対シリア制裁の対象者数は239人、67法人となった。

ロイター通信(3月20日付)が伝えた。

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は3月17~19日の3日間で、ダーイシュの中心都市ラッカ県を重点的に爆撃(2017年3月20日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月17~19日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

3月17日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して15回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は7回で、ラッカ市近郊(5回)、タドムル市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

3月18日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して23回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は17回で、シャダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(11回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、タドムル市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

3月19日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して25回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は19回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(18回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

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イスラエル軍が再びシリア領内(クナイトラ県)を越境爆撃し、親政権民兵組織司令官を殺害(2017年3月19日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機がハーン・アルナバ市と首都ダマスカスを結ぶ街道を走行中の自動車を空爆した。

この空爆で、自動車が大破し、乗っていた男性1人が死亡した。

クッルナー・シュラカー(3月18日付)によると、この空爆で親政権民兵組織「ゴラン連隊」の司令官が死亡した。

Kull-na Shuraka’, March 19, 2017

AFP, March 19, 2017、AP, March 19, 2017、ARA News, March 19, 2017、Champress, March 19, 2017、al-Hayat, March 20, 2017、Iraqi News, March 19, 2017、Kull-na Shuraka’, March 19, 2017、al-Mada Press, March 19, 2017、Naharnet, March 19, 2017、NNA, March 19, 2017、Reuters, March 19, 2017、SANA, March 19, 2017、UPI, March 19, 2017などをもとに作成。

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