イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年9月4日追記)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アシャーラ市のダーイシュ(イスラーム国)本部前で、住民が抗議デモを行い、ダーイシュの退去を求め、投石などを行った。

ダーイシュはデモに対して発砲したが、住民のデモを前に退去を余儀なくされ、一時市外に本部を移した。

なおこの抗議デモのさなかに、シリア軍がこのダーイシュ本部を空爆し、女性3人、子供4人を含む8人が死亡した。

住民はダーイシュのチュニジア人戦闘員に負傷者の応急手当を求めたが、拒否され、口論になったという。

デモ参加者によると、その際、このチュニジア人戦闘員は、住民に対して「こいつらは動物みたいなものだ。「我々は」地上からは銃で、空からは航空機で彼らを撃たねばならない」と述べ、シリア軍による空爆がダーイシュの要請によるものであることを示唆した。

なお市外に退避していたダーイシュは、夜に市内に戻り、住民の逮捕摘発を行ったという。

一方、シリア軍はブーカマール市にあるダーイシュ本部(旧ムハーバラート施設)を空爆し、複数の戦闘員が死亡、また空爆のさなかにダーイシュが拘束していた13人(クッルナー・シュラカー(9月6日付)によると、イスラーム軍のサリーム・ハーリド司令官ら17人)が脱走した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市近郊のダーイシュ(イスラーム国)の司令部をシリア軍が空爆し、米国人戦闘員1人ら18人が死亡した。

空爆では、司令官2人も死亡したという。

AFP, September 5, 2014、al-Hayat, September 6, 2014、Kull-na Shuraka’, September 6, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:米国はシリアの化学兵器廃棄プロセス継続に固執(2014年9月4日)

サマンサ・パワー米国連代表大使は、シリアでの化学兵器廃棄プロセスに関して、「国連安保理決議第2118号が完全に適用されていないなかで、(廃棄問題は)終了せず…、国連安保理はこの問題を追跡し続ける」と述べた。

またパワー大使は、ダーイシュ(イスラーム国)が「シリア国内に残っているかもしれない化学兵器を掌握する可能性を懸念している」と付言する一方、「シリア政府はダーイシュがシリア国民に対して行っているのと同じテロ戦略を行っている」と批判した。

なおパワー大使はシリアの化学兵器廃棄問題に関する安保理の非公式会合で、化学兵器禁止機関の報告によると、シリア国内には依然として破壊されていない化学兵器関連施設が12カ所あるとし、アサド政権はこれらの施設を破壊しなければならないと主張したという。

『ハヤート』(9月5日付)が伝えた。

AFP, September 4, 2014、AP, September 4, 2014、ARA News, September 4, 2014、Champress, September 4, 2014、al-Hayat, September 5, 2014、Kull-na Shuraka’, September 4, 2014、al-Mada Press, September 4, 2014、Naharnet, September 4, 2014、NNA, September 4, 2014、Reuters, September 4, 2014、SANA, September 4, 2014、UPI, September 4, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年9月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アシャーラ市にあるダーイシュ(イスラーム国)本部をシリア軍が空爆した。

一方、SANA(9月4日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、カナーマート地区、ハウィーカ地区、シャイフ・ヤースィーン地区、マリーイーヤ村、ジュダイド・アカイダート村、下バクラス村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、外国人の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が訓練キャンプとして使用している前哨基地をシリア軍が空爆した。

AFP, September 4, 2014、AP, September 4, 2014、ARA News, September 4, 2014、Champress, September 4, 2014、al-Hayat, September 5, 2014、Kull-na Shuraka’, September 4, 2014、al-Mada Press, September 4, 2014、Naharnet, September 4, 2014、NNA, September 4, 2014、Reuters, September 4, 2014、SANA, September 4, 2014、UPI, September 4, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ダーイシュが住民を処刑(2014年9月4日)

NNA(9月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に属す武装集団が、ベカーア県バアルベック郡アルサール村で拉致した住民カーイド・ガダーダ氏を処刑した。

ガダーダ氏は1週間前にこの武装集団によって拉致されていた。

AFP, September 4, 2014、AP, September 4, 2014、ARA News, September 4, 2014、Champress, September 4, 2014、al-Hayat, September 5, 2014、Kull-na Shuraka’, September 4, 2014、al-Mada Press, September 4, 2014、Naharnet, September 4, 2014、NNA, September 4, 2014、Reuters, September 4, 2014、SANA, September 4, 2014、UPI, September 4, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:イスラエル軍がシリア軍哨所を攻撃(2014年9月4日)

イスラエル軍は声明を出し、占領下ゴラン高原の北部に迫撃砲弾1発が着弾したのを受け、ただちにシリア軍の哨所に対してタムーズ・ミサイルを発射、この哨所を破壊したと発表した。

声明によると、この迫撃砲弾はシリア領内での戦闘の流れ弾で、イスラエル側に死傷者はでなかったという。

『ハヤート』(9月5日付)によると、UNDOF隊員を拉致しているシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が、シリア軍第5中隊基地、マジュドゥーリヤー村、ナブア・サフル村、タッル・マヒードを制圧した。

また、シリア人権監視団は、タッル・マヒード一帯での戦闘で、反体制武装集団戦闘員5人が死亡した。

一方、SANA(9月4日付)によると、アイン・ダルブ村周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、シリア軍が13回にわたり同地を空爆した。

一方、SANA(9月4日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備、地下トンネルを破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、クルド人戦線旅団、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ハスィーヤ村、ワルディーヤ村を制圧した。

一方、SANA(9月4日付)によると、アレッポ市旧市街、ラームーサ地区、スライマーン・ハラビー地区、アシュラフィーヤ地区、ライラムーン地区、ラーシディーン地区、アアザミーヤ地区、バーブ市、トゥルクマーン・バーリフ村、アブー・ジャッバール村、アルド・マッラーフ地区、ズィルバ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(9月4日付)によると、ワーデイー・カフフ、ウンム・シャルシューフ村、アブー・サナースィル丘、タッラト・バドウ、ヒラーリーヤ農場、キースィーン村、ガジャル村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(9月4日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市、アブー・ズフール航空基地南部で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月4日付)によると、ヤードゥーダ村・アトマーン村街道、ヤードゥーダ村、アトマーン村、インヒル市、シャイフ・サアド村、ダルアー市各所で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(9月4日付)によると、バスィーマ町で、地元和解プロセスの一環で当局に投降していた反体制武装集団元メンバーら指名手配者320人が放免となり、釈放された。

AFP, September 4, 2014、AP, September 4, 2014、ARA News, September 4, 2014、Champress, September 4, 2014、al-Hayat, September 5, 2014、Kull-na Shuraka’, September 4, 2014、al-Mada Press, September 4, 2014、Naharnet, September 4, 2014、NNA, September 4, 2014、Reuters, September 4, 2014、SANA, September 4, 2014、UPI, September 4, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:シリア政府によるスワイダーでの衝突仲裁(2014年9月4日)

クッルナー・シュラカー(9月4日付)によると、8月半ばにスワイダー県ダーマー村住民と、同村周辺のベドウィン、ジハード主義武装集団との間で発生した武力衝突に関して、シリア軍のイザームザフルッディーン准将が、レバノン・タウヒード潮流のウィアーム・ワッハーブ代表らを伴い、スワイダー市に仲裁のために派遣された。

AFP, September 4, 2014、AP, September 4, 2014、ARA News, September 4, 2014、Champress, September 4, 2014、al-Hayat, September 5, 2014、Kull-na Shuraka’, September 4, 2014、al-Mada Press, September 4, 2014、Naharnet, September 4, 2014、NNA, September 4, 2014、Reuters, September 4, 2014、SANA, September 4, 2014、UPI, September 4, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:シリア国民連合はシリア軍によるハサカ市砲撃を非難(2014年9月4日)

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ハサカ県ハサカ市グワイラーン地区に籠城するグワイラーン自由人大隊掃討のためにシリア軍が続けている砲撃を非難、シリア軍、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊による同地区の包囲解除を要求した。

AFP, September 4, 2014、AP, September 4, 2014、ARA News, September 4, 2014、Champress, September 4, 2014、al-Hayat, September 5, 2014、Kull-na Shuraka’, September 4, 2014、al-Mada Press, September 4, 2014、Naharnet, September 4, 2014、NNA, September 4, 2014、Reuters, September 4, 2014、SANA, September 4, 2014、UPI, September 4, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:ダーイシュが米国人記者を斬首(2014年9月3日)

米国家安全保障会議(NSC)は、ダーイシュ(イスラーム国)が、2013年に8月にシリア国内で拉致され消息を絶っていた米国人ジャーナリストのスティーブン・ソトロフ氏(31歳)を斬首し、殺害したとみられる映像に関して声明を出し、米情報機関の分析の結果、ソロトフ氏本人であることを確認したと発表した。

バラク・オバマ米大統領は訪問先のエストニアで、ソトロフ氏殺害について「恐ろしい行為は我々の結束を強めるだけだ」と強調した。

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フランスのフランソワ・オランド大統領は訪問先のサウジアラビアで、シリア、イラクでのダーイシュ(イスラーム国)の台頭に関して、「フランスとサウジアラビアは、当初から事態悪化を避けるための介入を呼びかけてきた…。リヤドとパリはテロリストやバッシャール・アサド体制などと称される者たち…の蛮行と戦う者に対して支援を行う」と述べた。

ARA News(9月3日付)が伝えた。

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ハサカ県では、ARA News(9月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局による徴兵制度採用を逃れるため、ダイリーク市、マーリキーヤ市、ダルバースィーヤ市一帯からトルコ領内に避難しようとしたクルド人青年らがトルコ国境警備隊の発砲を受け、不法入国を阻止された。

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AFP(9月3日付)によると、ボスニア警察は、シリアとイラクに戦闘目的で潜入する戦闘員に資金援助を行っていたとの容疑で、ジハード主義者15人を逮捕した。

AFP, September 3, 2014、AP, September 3, 2014、ARA News, September 3, 2014、September 4, 2014、Champress, September 3, 2014、al-Hayat, September 4, 2014、Kull-na Shuraka’, September 3, 2014、al-Mada Press, September 3, 2014、Naharnet, September 3, 2014、NNA, September 3, 2014、Reuters, September 3, 2014、SANA, September 3, 2014、UPI, September 3, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年9月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市西部に位置するシューラー地区をシリア軍が空爆し、近くを走っていた旅客バスに乗っていた子供10人を含む16人が死亡した。

しかしこれに関して、SANA(9月3日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市・ダマスカス県街道上のシューラー地区で、シュアイタート部族の子息13人を「虐殺」したとし、攻撃がシリア軍ではなくダーイシュによるものだと伝えた。

また、SANAによると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ガリーバ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、外国人戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、ARA News(9月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、タッル・アブヤド市西部のアフマディーヤ村を制圧した。

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ハサカ県では、ARA News(9月3日付)によると、ハサカ市グワイラーン地区をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆、砲撃した。

AFP, September 3, 2014、AP, September 3, 2014、ARA News, September 3, 2014、Champress, September 3, 2014、al-Hayat, September 4, 2014、Kull-na Shuraka’, September 3, 2014、al-Mada Press, September 3, 2014、Naharnet, September 3, 2014、NNA, September 3, 2014、Reuters, September 3, 2014、SANA, September 3, 2014、UPI, September 3, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:アルサール村郊外でレバノン軍と武装集団が交戦(2014年9月3日)

NNA(9月2日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外で未明、レバノン軍と武装集団が交戦した。

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ナハールネット(9月2日付)などによると、1日にウラマー委員会に引き渡されたアリー・サイイド軍曹だとされる斬首体が、DNA検査の結果、本人であることが確認された。

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NNA(9月2日付)によると、ナバティーヤ県ナバティーヤ郡ヌマイリーヤ村で、軍情報局が、ダーイシュ(イスラーム国)のカリフを名乗るアブー・バクル・バグダーディー氏のポスターなどを運んでいたシリア人2人を逮捕した。

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ナハールネット(9月3日付)によると、北部県トリポリ市ザフリーヤ地区で、軍がシリア人1人を逮捕、大量の武器弾薬を押収した。

AFP, September 3, 2014、AP, September 3, 2014、ARA News, September 3, 2014、Champress, September 3, 2014、al-Hayat, September 4, 2014、Kull-na Shuraka’, September 3, 2014、al-Mada Press, September 3, 2014、Naharnet, September 3, 2014、NNA, September 3, 2014、Reuters, September 3, 2014、SANA, September 3, 2014、UPI, September 3, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:シリア軍によるダマスカス県ジャウバル地区での攻勢続く(2014年9月3日)

ダマスカス県では、SANA(9月3日付)によると、ラウダ広場の居住用ビル屋上に迫撃砲弾が着弾し、屋上の燃料タンクが炎上した。死傷者はなかった。

また、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(9月3日付)によると、ダイル・アサーフィール市郊外、ザブディーン村、ハーン・シャイフ・キャンプおよびその周辺、マシュラファ村、ラアス・マアッラ町で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月3日付)によると、ダルアー市ウマリー・モスク一帯、マンシヤ地区など、ヤードゥーダ村、ダーイル町、インヒル市、カルファ村、ブスラー・シャーム市、アトマーン村などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(9月3日付)によると、サアサア町、ウンム・バーティナ村、クナイトラ市、ラスム・ハワーリード村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(9月3日付)によると、アレッポ市アレッポ城周辺、サーフール地区、ブスターン・カスル地区、ライラムーン地区、旧市街、ターディフ市、バーブ市、マンスーラ村、アブー・ジャッバール村、アターリブ市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(9月3日付)によると、アブー・サナースィル丘、ウンム・シャルシューフ村、タッラト・バドウ、ザアフラーナ村、ラスタン市、アルシューナ村、ラッフーム村、ウンク・ハワー村、タッラト・カスルで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 3, 2014、AP, September 3, 2014、ARA News, September 3, 2014、Champress, September 3, 2014、al-Hayat, September 4, 2014、Kull-na Shuraka’, September 3, 2014、al-Mada Press, September 3, 2014、Naharnet, September 3, 2014、NNA, September 3, 2014、Reuters, September 3, 2014、SANA, September 3, 2014、UPI, September 3, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:アサド大統領がイラン使節団と会談(2014年9月3日)

アサド大統領は、イラン・シリア経済関係振興委員会のロストム・カーセミー委員長などからなるイランの使節団とダマスカスで会談した。

SANA(9月3日付)によると、会談では、シリア・イランの経済関係強化について意見を交わした。

カーセミー委員長は会談で、シリアによる「テロとの戦い」を賞賛する一方、アサド大統領は、イランによる復興支援への積極姿勢を高く評価した。

SANA, September 3, 2014
SANA, September 3, 2014

AFP, September 3, 2014、AP, September 3, 2014、ARA News, September 3, 2014、Champress, September 3, 2014、al-Hayat, September 4, 2014、Kull-na Shuraka’, September 3, 2014、al-Mada Press, September 3, 2014、Naharnet, September 3, 2014、NNA, September 3, 2014、Reuters, September 3, 2014、SANA, September 3, 2014、UPI, September 3, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:シリア国民連合がジャウバル地区へのシリア軍の攻撃を避難(2014年9月3日)

シリア革命反体制勢力国民連立の事務局は声明を出し、シリア軍によるダマスカス県ジャウバル区での反体制武装集団掃討を非難、国際社会にシリア軍の攻撃を停止させるよう呼びかけた。

AFP, September 3, 2014、AP, September 3, 2014、ARA News, September 3, 2014、Champress, September 3, 2014、al-Hayat, September 4, 2014、Kull-na Shuraka’, September 3, 2014、al-Mada Press, September 3, 2014、Naharnet, September 3, 2014、NNA, September 3, 2014、Reuters, September 3, 2014、SANA, September 3, 2014、UPI, September 3, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:ヌスラ戦線は国連の制裁リストからの削除を要求(2014年9月2日)

シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団によるUNDOFフィージー軍部隊員の拘束に関して、フィージー部隊司令官のモセス・ティコイトガ(Mosese Tikoitoga)准将は、ヌスラ戦線らが国連の制裁対象リストからの削除と、クナイトラ県での今回の戦闘で死亡した戦闘員への保障を求めていると述べた。

『ハヤート』(9月3日付)などが伝えた。

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英国のジェームズ・キャメロン首相は、ダーイシュ(イスラーム国)が、2013年に8月にシリア国内で拉致され消息を絶っていた米国人ジャーナリストのスティーブン・ソトロフ氏(31歳)を斬首し、殺害したとみられる映像に関して声明を出し、「卑劣で野蛮な殺人」と非難の意を示した。

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オートリア警察は声明を出し、8月31日に、シリアで反体制武装集団に加わり、戦闘を行っていたチェチェン人を逮捕したと発表した。

このチェチェン人は29歳の「過激なイスラーム教徒で、2013年12月にオーストリアに入国し、治療と亡命を求めていたが、オーストリア当局はこれを拒否していたという。

AFP(9月2日付)が伝えた。

AFP, September 2, 2014、AP, September 2, 2014、ARA News, September 2, 2014、Champress, September 2, 2014、al-Hayat, September 3, 2014、Kull-na Shuraka’, September 2, 2014、al-Mada Press, September 2, 2014、Naharnet, September 2, 2014、NNA, September 2, 2014、Reuters, September 2, 2014、SANA, September 2, 2014、UPI, September 2, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き:ダーイシュが米国人記者を斬首(2014年9月2日)

ダーイシュ(イスラーム国)が、2013年に8月にシリア国内で拉致され消息を絶っていた米国人ジャーナリストのスティーブン・ソトロフ氏(31歳)を斬首し、殺害したとみられる映像がインターネット上で公開された。

斬首を執行した黒覆面の男は、映像のなかで、「オバマよ、私は戻ってきた。米国がダーイシュ(イスラーム国)に対する傲慢な外交政策をとり、我々の真剣な警告にかかわらずモスル・ダムなどへの攻撃を続けているからだ。米国が我々にミサイル攻撃を継続すれば、我々のナイフも米国人の首を斬り続けることになる」と述べた。

またこの男性は、英国人の人質についても脅迫し、各国に「イスラーム国に対抗する米という悪の連合」に参加しないよう警告した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ムジャーヒディーン軍とヌールッディーン・ザンキー運動が、アレッポ市カッラーサ地区でアンサールッディーン戦線に所属するイスラームの光大隊と交戦の末、同大隊メンバーを「ダーイシュ(イスラーム国)への内通」罪で逮捕した。

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ハサカ県では、ARA News(9月2日付)によると、ハサカ市グワイラーン地区に籠城する武装集団(グワイラーン自由人大隊)がハサカ市内に迫撃砲を発射し、県庁近くなどに着弾、女性1人を含む住民2人が死亡した。

また、ARA News(9月1日付)によると、ハサカ県グワイラーン地区周辺でシリア軍、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、グワイラーン自由人大隊と交戦、またシリア軍が同地区を砲撃した。

一方、ARA News(9月2日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、イラク国境に近いジャズア村を制圧したと発表した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍はまた、ダイル・ザウル航空基地近郊のムーハサン市、マリーイーヤ村、ブー・ウマル村を空爆、また同飛行場制圧をねらうダーイシュ(イスラーム国)の集結もあいまって、多数の住民が避難を本格化させた。

また、ARA News(9月2日付)によると、シリア軍は、ダイル・ザイル市シャイフ・ヤースィーン地区、ラシュディーヤ地区、ジュバイラ地区、ハウィーカ地区、ムハイミーダ村に対して、激しい空爆、砲撃を行った。

さらに、ダーイシュはムーハサン市で青年3人を背教の罪で公開処刑した。

一方、SANA(9月2日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区、ジュバイラ地区、工業地区で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ARA News(9月4日付)によると、ジャアファル航空旅団司令官のサリーム・ハーリド・アブー・ムハンマド・アカイディー氏が、マヤーディーン市にあるCONOCO油田に設けられたダーイシュ(イスラーム国)の拘置所から17人の逮捕者とともに脱獄することに成功した。

アカイディー氏は9月20日にハサカ県シャッダーディー市一帯での戦闘で捕捉され、同拘置所に収監されていた。

AFP, September 2, 2014、AP, September 2, 2014、ARA News, September 2, 2014、September 4, 2014、Champress, September 2, 2014、al-Hayat, September 3, 2014、Kull-na Shuraka’, September 2, 2014、al-Mada Press, September 2, 2014、Naharnet, September 2, 2014、NNA, September 2, 2014、Reuters, September 2, 2014、SANA, September 2, 2014、UPI, September 2, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ヌスラ戦線がレバノン軍兵士を斬首(2014年9月2日)

ナハールネット(9月1日付)などによると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村で武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)が拘束した内務治安軍総局隊員およびレバノン軍兵士の一人アリー・サイイド軍曹だとされる斬首体が、隊員・兵士の釈放のための交渉を行っているウラマー委員会に引き渡された。

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アブドゥッラー・アッザーム旅団(シャームの民のヌスラ戦線)のスィラージュッディーン・ズライカート報道官は、8月初めにベカーア県バアルベック郡アルサール村での武装集団(ヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)によえう内務治安軍総局隊員らの拘束に関して、ツイッターで「ヒズブッラーの馬鹿げた活動がなければ、お前達の息子(隊員ら)は捕虜にはなっていなかった」としたうえで、「レバノンで戦いはまだ始まってすらいない」と徹底抗戦の意思を示した。

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クウェート紙『ラアユ』(9月1日付)は、レバノンのヒズブッラーがシリアのダマスカス郊外県アルサール地方で、シャームの民のヌスラ戦線の幹部3人を拘束した、と報じた。

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NNA(9月1日付)によると、軍情報局は、北部県クーラ郡の複数カ所に対して立ち入り捜査を行い、シリア人避難民8人を拘束した。

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ナビーフ・ビッリー国民議会議長は、大統領選挙(第2回投票)のための臨時会(11回目)が定足数に達しなかったことを受け、会合を9月23日に再び延期すると決定した。

AFP, September 2, 2014、AP, September 2, 2014、ARA News, September 2, 2014、Champress, September 2, 2014、al-Hayat, September 3, 2014、Kull-na Shuraka’, September 2, 2014、al-Mada Press, September 2, 2014、Naharnet, September 2, 2014、NNA, September 2, 2014、al-Ra’y, September 2, 2014、Reuters, September 2, 2014、SANA, September 2, 2014、UPI, September 2, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:シリア軍によるダマスカス県ジャウバル地区への攻略続く(2014年9月2日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区に対して25回にわたり空爆を行った。

一方、SANA(9月2日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ラフマーン軍団は声明を出し、ダマスカス県ジャウバル区での戦況を伝えてきたメンバーの一人で報道カメラマンのアリー・アブー・フサイン氏がシリア軍との戦闘で死亡した、と発表した。

クッルナー・シュラカー(9月1日付)が伝えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市郊外をシリア軍がミサイルなどで砲撃、またシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍はさらに、ザバダーニー市各所と東部山岳地帯を「樽爆弾」などで空爆した。

このほか、ヤルダー市郊外で、身元不明の武装集団が反体制武装集団戦闘員1人を暗殺した。

一方、SANA(9月2日付)によると、ザマルカー町、アルバイン市、アイン・タルマー渓谷、ザバダーニー市、アッサール・ワルド町無人地帯、ラアス・マアッラ町無人地帯、

フサイニーヤ町郊外、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、ナッジャール農場で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マサーキン・ハナーヌー地区をシリア軍が「樽爆弾」で空爆する一方、ジハード主義武装集団は、ヌッブル市、ザフラー町を砲撃した。

また、ジハード主義武装集団は、汚職、誘拐、道路封鎖などの罪で3人(兄弟)を処刑した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、シャームの民のヌスラ戦線によって占拠されているハーリム市を砲撃、またサラーキブ市に「樽爆弾」を投下した。

一方、SANA(9月2日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市、ワーディ・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺、イドリブ市・ハーリム市街道、ハーッジ・ナンムード農場、カフルシャッラーヤー村、カフルルーマー村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハッターブ町をシリア軍が空爆、ムハルダ市周辺で、シャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

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クナイトラ県では、SANA(9月2日付)によると、ハズラジーヤ農場およびその周辺、サアサア、ウンム・カッターム村南東部、西サムダーニーヤ村、ルワイヒーナ村、マムティナ村、アジュラフ村、クードナ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月2日付)によると、ジュムーア丘、ヤードゥーダ村、ヤードゥーダ村・ダルアー市街道、ナワー市、アトマーン村、ブスラー・シャーム市、マハッジャ町、ヒルバト・ブワイル村、ダーイル町、インヒル市、タッル・フドル、ラジャート高原、タファス市周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(9月2日付)によると、タッラト・バドウ、アブー・サナースィル丘、ウンム・シャルシューフ村、ファーウシャーウィーシュ村、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 2, 2014、AP, September 2, 2014、ARA News, September 2, 2014、Champress, September 2, 2014、al-Hayat, September 3, 2014、Kull-na Shuraka’, September 2, 2014、al-Mada Press, September 2, 2014、Naharnet, September 2, 2014、NNA, September 2, 2014、Reuters, September 2, 2014、SANA, September 2, 2014、UPI, September 2, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:国家計画協力委員会人事(2014年9月2日)

アサド大統領は2014年布告第275号を発し、ライーマ・マーディリー女史を国家計画協力委員会委員長に任命した。

AFP, September 2, 2014、AP, September 2, 2014、ARA News, September 2, 2014、Champress, September 2, 2014、al-Hayat, September 3, 2014、Kull-na Shuraka’, September 2, 2014、al-Mada Press, September 2, 2014、Naharnet, September 2, 2014、NNA, September 2, 2014、Reuters, September 2, 2014、SANA, September 2, 2014、UPI, September 2, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:イスラーム軍に武装集団が忠誠(2014年9月2日)

ダマスカス郊外県で活動するシリア・イスラーム改革建設運動(アブー・ウマル・ハナフィー司令官)がビデオ声明を出し、イスラーム軍(ザフラーン・アッルーシュ司令官)への忠誠を誓った。

AFP, September 2, 2014、AP, September 2, 2014、ARA News, September 2, 2014、Champress, September 2, 2014、al-Hayat, September 3, 2014、Kull-na Shuraka’, September 2, 2014、al-Mada Press, September 2, 2014、Naharnet, September 2, 2014、NNA, September 2, 2014、Reuters, September 2, 2014、SANA, September 2, 2014、UPI, September 2, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:英首相、ダーイシュの帰国拒否(2014年9月1日)

英国のジェームズ・キャメロン首相は下院で、シリア、イラクで活動するダーイシュ(イスラーム国)に参加している英国人が帰国後にテロ活動を行うのを阻止するため、帰国者の一時入国拒否を行う方針を明らかにした。

キャメロン首相はまた、テロ組織への関与が判明した者のパスポート没収などの措置も行うという。

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クッルナー・シュラカー(9月2日付)によると、シリアのアレッポ県北部に面するトルコのキリス市東方約17キロの国境地帯で、トルコ軍警察が密輸業者と思われるトルコ人の一団に発砲し、5人を殺害した。

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国連人権理事会は特別会合を開き、ダーイシュ(イスラーム国)による残虐行為を非難する決議を採択した。

決議では、国連人権高等弁務官事務所がイラクに近く調査団を派遣することも盛り込んだ。

AFP, September 1, 2014、AP, September 1, 2014、ARA News, September 1, 2014、September 2, 2014、Champress, September 1, 2014、al-Hayat, September 2, 2014、Kull-na Shuraka’, September 1, 2014、al-Mada Press, September 1, 2014、Naharnet, September 1, 2014、NNA, September 1, 2014、Reuters, September 1, 2014、SANA, September 1, 2014、UPI, September 1, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年9月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されているムーハサン市一帯を、シリア軍が空爆した。

一方、SANA(9月1日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区、アルディー地区、ジュバイラ地区で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またシリア軍は、ティーム油田周辺一帯を制圧、ダーイシュをマリーイーヤ村、ブー・ウマル村方面に放逐したという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が上ハムザム村、ウンム・ジャッバーブ村近郊で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また7月にダーイシュの攻撃を受けたシャーイル油田では、同油田の守衛ら39人の遺体が発見された。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されているシャッダーディー市一帯を、シリア軍が空爆した。

AFP, September 1, 2014、AP, September 1, 2014、ARA News, September 1, 2014、Champress, September 1, 2014、al-Hayat, September 2, 2014、Kull-na Shuraka’, September 1, 2014、al-Mada Press, September 1, 2014、Naharnet, September 1, 2014、NNA, September 1, 2014、Reuters, September 1, 2014、SANA, September 1, 2014、UPI, September 1, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:クナイトラでシリア軍とヌスラ戦線の戦闘続く(2014年9月1日)

クナイトラ県では、AFP(9月1日付)によると、クナイトラ市南西部で、シリア軍とシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦、迫撃砲、ロケット弾、戦車砲などを激しく打ち合った。

またシリア人権監視団によると、ヌスラ戦線側は、シリア軍の重要拠点の一つであるハミーディーヤ村一帯を攻撃した。

一方、SANA(9月1日付)によると、ウンム・バーティナ村、ジャッバー村、マジュドゥーリヤー村、西サムダーニーヤ村、クナイトラ市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区郊外で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(9月1日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン地方無人地帯(レバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村近く)で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、ジハード主義武装集団の司令官が死亡した。

一方、SANA(9月1日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、ザマルカー陸橋近く、アーリヤ農場、アドラー市ウンマーリーヤ地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ラターミナ町、アトシャーン村をシリア軍が「樽爆弾」で空爆、またハラファーヤー市やハッターブ町の近郊では、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサーなどからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ブルジュ・カーイーをシリア軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(9月1日付)によると、ガジャル村などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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シリア人権監視団は、シリア軍がタルトゥース県で、クーデタを企てた准将ら3人を処刑したとの情報があると発表した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺で、シリア軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(9月1日付)によると、クマイナース村、ビンニシュ市、アルバイーン山一帯、ナリラヤー村、マクバラ村、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺、マアッラト・ヌウマーン市一帯などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月1日付)によると、サムリーン村・ズィムリーン村交差点、西ガーリヤ村、アトマーン村、ヤードゥーダ村・ハッラーブ・シャフム村街道、ヌアイマ村、インヒル市、ワーリダート村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(9月1日付)によると、アルバイド村、バーブ市、バービース村、ハーリディーヤ村、マーイル町、アレッポ市インザーラート地区、ブスターン・カスル地区、サラーフッディーン地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 1, 2014、AP, September 1, 2014、ARA News, September 1, 2014、Champress, September 1, 2014、al-Hayat, September 2, 2014、Kull-na Shuraka’, September 1, 2014、al-Mada Press, September 1, 2014、Naharnet, September 1, 2014、NNA, September 1, 2014、Reuters, September 1, 2014、SANA, September 1, 2014、UPI, September 1, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き:ダーイシュが「ユーフラテス州」設置を発表(2014年8月31日)

ダーイシュ(イスラーム国)は、シリアのハサカ県ブーカマール市とイラクのアンバール県カーイム市、および両市周辺のシリア・イラク国境地帯を「ユーフラテス州」とすると発表した。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はこれに関して、ダーイシュがサイクス・ピコ条約での英仏による国境確定を打破しようとする意思の表れとの見方を示した。

なお、ダーイシュは、ラッカ県を「ラッカ州」、ハサカ県を「ハイル州」と称しているが、州の設立を公に発表するのはこれが初めて。

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ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(9月1日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、大学教授を「人民議会議員、バアス党員で、大学で法律を教授している」との罪で処刑、またバアス党支部の書記長を「背教者とヌサイル派体制に忠誠を尽くしている」との罪でそれぞれ処刑したという。

処刑された議員、支部長の身元は不明。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はダーイシュが集結しているダイル・ザウル航空基地周辺を空爆した。

他方、SANA(8月31日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区、アルディー地区、工業地区、ジュバイラ地区で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、複数の戦闘員を殺傷した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラッカ市内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を7回にわたって空爆した。

空爆はダーイシュが「イスラーム警察」本部を置いている国立競技場、政治治安部、国立病院一帯、アキールシー村一帯(ウサーマ・ビン・ラーディン基地一帯)、スィバーヒーヤ村一帯、サブハ村一帯に対して行われ、スィバーヒーヤ村一帯への空爆で子供5人が死亡した。

またスルーク町では、ダーイシュがタブカ航空基地で捕捉したシリア軍兵士2人を処刑した。

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アレッポ県では、ARA News(9月2日付)によると、イスラーム国(ダーイシュ)がアイン・アラブ市西部のアーシャミー村を襲撃しようとしたが、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がこれを撃退、ダーイシュ戦闘員10人を殲滅した。

またARA News(8月31日付)によると、クルド人戦線旅団がマーリア市近郊でダーイシュ(イスラーム国)メンバー2人を拘束した。

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ハサカ県では、ARA News(8月31日付)によると、ハサカ市グワイラーン地区に対してシリア軍が砲撃を行う一方、同地区入り口で「イスラーム国」(ダーイシュ)と交戦した。

AFP, August 31, 2014、AP, August 31, 2014、ARA News, August 31, 2014、September 2, 2014、Champress, August 31, 2014、al-Hayat, September 1, 2014、Kull-na Shuraka’, August 31, 2014、al-Mada Press, August 31, 2014、Naharnet, August 31, 2014、NNA, August 31, 2014、Reuters, August 31, 2014、SANA, August 31, 2014、UPI, August 31, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ヌスラ戦線がレバノン軍兵士ら5人を解放(2014年8月31日)

アナトリア通信(8月31日付)は、8月初めにベカーア県バアルベック郡アルサール村で武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)に拘束された内務治安軍総局隊員らのうち、軍兵士4人と内務治安軍総局隊員1人を釈放したとヌスラ戦線の司令官が発表したと報じた。

釈放したのはイスラーム教スンナ派の兵士・隊員で、キリスト教徒の捕虜については釈放しなかった。

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シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、「数日中」にダマスカス郊外県のカラムーン地方を「解放」するための作戦を開始すると発表、ヒズブッラーがこれに介入した場合、ベカーア県バアルベック郡アルサール村で武装集団(ヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)が拘束したレバノン内務治安軍総局隊員らを処刑すると脅迫した。

AFP, August 31, 2014、Anadolu Ajansı, August 31, 2014、AP, August 31, 2014、ARA News, August 31, 2014、Champress, August 31, 2014、al-Hayat, September 1, 2014、Kull-na Shuraka’, August 31, 2014、al-Mada Press, August 31, 2014、Naharnet, August 31, 2014、NNA, August 31, 2014、Reuters, August 31, 2014、SANA, August 31, 2014、UPI, August 31, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:シリア軍によるダマスカス県ジャウバル地区攻略続く(2014年8月31日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区をシリア軍が15回にわたって空爆した。

一方、SANA(8月31日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアターリブ市郊外のイッビーン村を空爆した。

一方、SANA(8月31日付)によると、航空士官学校一帯、ナイラブ航空基地周辺、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区周辺、ハーン・アサル村、アレッポ市シュカイフ地区、カーディー・アスカル地区、ブスターン・カスル地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、スマート・ニュース(8月31日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が、ムハルダ市内の軍拠点を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市各所をシリア軍が砲撃し、子供2人を含む17人が死亡した。

一方、SANA(8月31日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、マガッル・ミール村、フサイニーヤ町郊外、アドラー市旧市街、ハジャーリーヤ農場、スィンディヤーナ農場、アーリヤ農場、ザバダーニー市、ダーライヤー市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハビート町各所をシリア軍が「樽爆弾」で空爆し、女性2人、子供5人を含む10人が死亡した。

またシリア軍はサルキーン町各所に対しても空爆を行い、男性2人が死亡した。

一方、SANA(8月31日付)によると、ムハムバル村、サラーキブ市、サルジャ村、マアッラト・ヌウマーン市、タッル・サラムー村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月31日付)によると、ヒムス市ワアル地区、スルターニーヤ村、東サラーム村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(8月31日付)によると、ダルアー市Syriatelビル一帯、ヤルムーク学校一帯、ウマリー・モスク周辺、イズラア市、ハッラーブ・シャフム村・ヤードゥーダ村街道、タッル・フドル一帯、ダーイル町、ヒルバト・ムライハ村交差点、サムリーン村・ズィムリーン村交差点、インヒル市、アトマーン村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(8月31日付)によると、西サムダーニーヤ村、ウンム・バーティナ村、ブライカ村、アイン・ダルブ村東部、クルーム丘、マジュドゥーリヤー村、アジュラフ村、ビイル・アジャム村、ルワイヒーナ村・ウンム・バーティナ村街道で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 31, 2014、AP, August 31, 2014、ARA News, August 31, 2014、Champress, August 31, 2014、al-Hayat, September 1, 2014、Kull-na Shuraka’, August 31, 2014、al-Mada Press, August 31, 2014、Naharnet, August 31, 2014、NNA, August 31, 2014、Reuters, August 31, 2014、SANA, August 31, 2014、SMART News, August 31, 2014、UPI, August 31, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:ヌスラ戦線がUNDOF隊員を拘束(2014年8月31日)

シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、UNDOFフィージー部隊の拘束に関して、「シリア人に対する国連が犯した罪への制裁」だと主張した。

声明において、ヌスラ戦線は、「国連が犯罪者の体制(シリア政府)に対するシャームの民の革命と闘争を支持するふりをしていたが、シャームの民に与えられたのは、単なる声明…だけだった」と非難した。

そのうえで「これに対して、国連は革命家に対して様々な決議を合意し…、ヌスラ戦線に制裁を科し…、テロリストのブラックリストに追加し…、ついにはヌスラ戦線を国連憲章第7章のもとに置いた」と述べ、国際社会による包囲網を厳しく指弾した。

なお声明によると、拘束されているフィージー部隊隊員44人は、「イスラームの教え」に従って安全な場所で丁重に扱われており、ヌスラ戦線は声明を合わせてフィージー部隊隊員の集合写真を公開した。

またフィージー部隊司令官のモセス・ティコイトガ(Mosese Tikoitoga)准将によると、隊員解放に向けた交渉が継続されているもの、拘束場所なども特定できていない、という。

Kull-na Shuraka', August 31, 2014
Kull-na Shuraka’, August 31, 2014

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イスラエル軍は声明を出し、シリア領内から占領下のゴラン高原に飛来した無人航空機をイスラエル軍が撃墜した、と発表した。

AFP, August 31, 2014、AP, August 31, 2014、ARA News, August 31, 2014、Champress, August 31, 2014、al-Hayat, September 1, 2014、Kull-na Shuraka’, August 31, 2014、al-Mada Press, August 31, 2014、Naharnet, August 31, 2014、NNA, August 31, 2014、Reuters, August 31, 2014、SANA, August 31, 2014、UPI, August 31, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:第2次ハルキー内閣発足後初の閣議(2014年8月31日)

8月27日に発足した第2次ワーイル・ハルキー内閣の閣僚がアサド大統領の前で就任宣誓を行った。

またアサド大統領は、就任宣誓式に同内閣の第1回の閣議を主催し、治安対策、テロ対策、復興政策などに関する指示を閣僚らに行った。

SANA(8月31日付)が伝えた。

SANA, August 31, 2014
SANA, August 31, 2014

AFP, August 31, 2014、AP, August 31, 2014、ARA News, August 31, 2014、Champress, August 31, 2014、al-Hayat, September 1, 2014、Kull-na Shuraka’, August 31, 2014、al-Mada Press, August 31, 2014、Naharnet, August 31, 2014、NNA, August 31, 2014、Reuters, August 31, 2014、SANA, August 31, 2014、UPI, August 31, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:自由シリア軍参謀長が米国によるシリア爆撃支持(2014年8月31日)

自由シリア軍参謀委員会のアブドゥルイラーフ・バシール参謀長はCNN(8月31日付)に対して、「米国の空爆は、ダーイシュ(イスラーム国)を破壊し、後退させようとしている革命家に資する」としたうえで、「自由シリア軍は大いなる圧力のもとにあり、崩壊しつつある」と危機感を表明、「米軍によるダーイシュ拠点の砲撃実施が重要」と述べた。

またバシール参謀長は「我々はダーイシュがシリア政府の一部をなしており、この政府と完全に強調し合っている」と主張した。

AFP, August 31, 2014、AP, August 31, 2014、ARA News, August 31, 2014、Champress, August 31, 2014、CNN, August 31, 2014、al-Hayat, September 1, 2014、Kull-na Shuraka’, August 31, 2014、al-Mada Press, August 31, 2014、Naharnet, August 31, 2014、NNA, August 31, 2014、Reuters, August 31, 2014、SANA, August 31, 2014、UPI, August 31, 2014などをもとに作成。

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70%以上がシリア政府と反体制派の直接交渉による紛争解決を支持(SADA世論調査)

反体制NGOのサダー研究世論調査機構は、紛争解決に向けたシリア政府と反体制派の直接対話に関する世論調査を実施し、70%以上が対話を支持しているとする結果を発表した(http://www.sadasy.org/?p=101)。

世論調査は、トルコ、レバノン、ヨルダンで暮らすシリア人避難民、シリア国内の複数の都市(場所は不明)居住者1,700人の対象に7月15日から8月10日にかけて実施、回答者は女性を全体の40%、40歳未満を全体の60%に配分するかたちでランダムに選択された。

結果は以下の通り:

1. シリア政府との直接交渉が紛争解決の糸口となるか? なる638人、ならない395人、国際社会が保障すればなる607人。

2. 国内の反体制派(民主的変革諸勢力国民調整委員会、シリア国家建設潮流など)はこの交渉で反体制派の一部とみなし得るか? みなし得る689人、みなし得ない640人、交渉における提案次第311人。

3. 国内での戦闘停止を交渉開始の条件とすべきか? すべき1,164人、すべきでない214人、優先事項とすべき262人。

4. 大国が交渉を監督、保障すべきか? すべき1,378人、すべきでない147人、アラブ諸国がすべき115人。

5. 交渉の期間はどのくらいかかると思うか? 1年以下98人、2年以下148人、3年以下295人、長期間を要する1,099人。

 

イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月30日)

ダイル・ザウル県では、SANA(8月30日付)によると、ムーハサン市、マリーイーヤ村、ブー・ウマル村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団が、ハサカ市グワイラーン地区の話として、同地区で活動する武装集団を指導する「チュニジア人アミール」が、ダーイシュ(イスラーム国)への忠誠を宣言する準備をしていることを明らかにした。

これに関して、ARA News(8月30日付)は、シリア軍が、ダーイシュのチュニジア人司令官「アブー・ズバイル」がグワイラーン地区に潜入し、同地区の武装集団の司令官になったことを受け、同地への総攻撃の準備を行っている、と報じた。

このほか、シリア人権監視団によると、ムーハサン市、マヤーディーン市で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する空爆を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、スーラーン・アアザーズ町周辺で、ダーイシュ(イスラーム国)が、クルド人戦線旅団、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

AFP, August 30, 2014、AP, August 30, 2014、ARA News, August 30, 2014、Champress, August 30, 2014、al-Hayat, August 31, 2014、Kull-na Shuraka’, August 30, 2014、al-Mada Press, August 30, 2014、Naharnet, August 30, 2014、NNA, August 30, 2014、Reuters, August 30, 2014、SANA, August 30, 2014、UPI, August 30, 2014などをもとに作成。

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