シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市の苦情庁(ディーワーン)前で、女性らが逮捕・拘束中の家族らの即時釈放、ジャウラーニー指導者の打倒を訴えて抗議デモ(2024年10月7日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市の苦情庁(ディーワーン)前で、女性らが逮捕・拘束中の家族らの即時釈放、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒を訴えて抗議デモを行った。

また、サルキーン市、カフルタハーリーム町では、ジャウラーニー打倒を訴えるデモが発生した。

AFP, October 7, 2024、ANHA, October 7, 2024、‘Inab Baladi, October 7, 2024、Reuters, October 7, 2024、SANA, October 7, 2024、SOHR, October 7, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍の攻撃激化に伴うレバノン避難民のための支援物資を積んだイランの貨物機1機がラタキア県のフマイミーム航空基地に到着、ロシア当事者和解調整センターがこれを受ける(2024年10月7日)

イスラエル軍の攻撃激化に伴うレバノン避難民のための支援物資を積んだイランの貨物機1機が、ラタキア県のフマイミーム航空基地に到着、ロシア当事者和解調整センターがこれを受け取った。

送付された物資は、食料パック5000個、マット2000枚、シーツ3000枚、テント500張など。



SANA(10月7日付)が伝えた。

AFP, October 7, 2024、ANHA, October 7, 2024、‘Inab Baladi, October 7, 2024、Reuters, October 7, 2024、SANA, October 7, 2024、SOHR, October 7, 2024などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県のハリール知事はハルジャラ村にある一時滞在センターを訪問し、レバノン避難民の収容状況を視察(2024年10月7日)

ダマスカス郊外県のアフマド・ハリール知事は、同県のハルジャラ村にある一時滞在センターを訪問し、レバノン避難民の収容状況を視察した。



SANA(10月7日付)が伝えた。

AFP, October 7, 2024、ANHA, October 7, 2024、‘Inab Baladi, October 7, 2024、Reuters, October 7, 2024、SANA, October 7, 2024、SOHR, October 7, 2024などをもとに作成。

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グランディUNHCR弁務官がダマスカス郊外県のジュダイダト・ヤーブース国境通行所での避難民受け入れ施設や支援状況を視察(2024年10月7日)

フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)弁務官がシリアを訪問し、ダマスカス郊外県ジュダイダト・ヤーブース国境通行所での避難民受け入れ施設や支援状況を視察した。




グランディ弁務官は、避難民を差別せずに受け入れているシリア政府に謝意を示すとともに、シリア・アラブ赤新月社など支援活動にあたる国内外のすべての団体の職員とボランティアを讃えた。

グランディ弁務官は、シリア訪問に先だって、レバノンでの避難民の状況を視察していた。

SANA(10月7日付)が伝えた。

AFP, October 7, 2024、ANHA, October 7, 2024、‘Inab Baladi, October 7, 2024、Reuters, October 7, 2024、SANA, October 7, 2024、SOHR, October 7, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアレッポ県のマンビジュ市近郊、タッル・リフアト市近郊を砲撃(2024年10月7日)

アレッポ県では、ANHA(10月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のジャッラード村などを砲撃した。

トルコ軍はまた、タッル・リフアト市近郊のハラービシュ村、マドゥーナ村を砲撃した。

AFP, October 7, 2024、ANHA, October 7, 2024、‘Inab Baladi, October 7, 2024、Reuters, October 7, 2024、SANA, October 7, 2024、SOHR, October 7, 2024などをもとに作成。

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『クドス・アラビー』などはイスラエルのレバノン攻撃激化を受け、シリアのイドリブ県に帰還したシリア難民の証言を紹介(2024年10月6日)

『クドス・アラビー』(10月6日付)は、イスラエルのレバノン攻撃激化を受け、イドリブ県に帰還したシリア難民の避難の経緯をインタビューなどをもとに報じた。

それによると、イドリブ県ビンニシュ市出身で、2011年にシリア軍の砲撃を避けてレバノンに避難、子ども2人とともに滞在していた首都ベイルート南部郊外のブルジュ・バラージナ地区から避難したというマイサーを名乗る女性は、アレッポ県とイドリブ県の出身の知人や隣人数十世帯とともに夜中に首都ベイルート南部郊外をバスや車で脱出、シリア政府支配下にあるタルトゥース県のアリーダ国境通行所(タルトゥース国境通行所)を通過、そこからヒムス市、アレッポ市を経由して、北・東シリア地域民主自治局とシリア政府の共同支配とトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域を繋ぐアレッポ県のアウン・ダーダート村の通行所を通過し、「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つであるジャラーブルス市に入った。

マイサーさんによると、アウン・ダーダート村の通行所を通過するまでに4日間にわたって野宿を余儀なくされ、その間数十ヵ所の軍の検問所で足止めされたという。

また、アブドゥッラー・イドリースを名乗る男性も、レバノン国内の避難センターがシリア人の受け入れを拒否しているために、家族6人とともに、マイサーさんとほぼ経路で避難したと証言した。

イドリース氏によると、この間、アウン・ダーダート村の通行所で1夜、ジャラーブルス市で4日放置された末に、ようやっと通過を認められたという。

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シリア人女性ジャーナリストが運営する反体制系ニュース・サイトのシリア匿名ジャーナリスト(10月6日付)も、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、滞在先のレバノンからシリアに避難したというイドリブ県ビンニシュ市出身のユースフ(55歳)を名乗る人物に避難の経緯についてのインタビューを行った。

それによると、ユースフ氏は家族とともに、旅行代理店に密入国の手配を依頼、15日間にわたって入国に順番が来るのを待たされた末に、ベイルートからシリア国境に向かい、ヒムス県農村地帯の密輸ルートを通じて、シリアに入国、ハマー県、アレッポ県農村地帯を経て、北・東シリア地域民主自治局の支配地とトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域を結ぶアレッポ県のアウン・ダーダート村の通行所を通過、アアザーズ市方面に向かったのち、イドリブ県に到着したという。

ユースフ氏は、シリア政府支配地内の検問所で賄賂を渡して無許可で通過、またアウン・ダーダート村の通行所の検問所は、シリア国民軍憲兵隊の許可を事前に得て通過したという。

なお、ユースフ氏は8月にも同じルートで、ビンニシュ市を訪問していたという。

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ミドル・イースト・アイ(10月6日付)は、シリア北部を拠点とする人道支援団体のシャファクは、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のサルミーン市、ビンニシュ市、ザーウィヤ山地方、アレッポ県、ハマー県に帰還したシリア人47人に対して行ったインタビューの概要を伝えた。

それによると、47人は、ダマスカス郊外県のジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ヒムス県のダブースィーヤ国境通行所、タルトゥース県のアリーダ(タルトゥース)国境通行所からシリア政府支配地に入り、そこから北・東シリア地域民主自治局とシリア政府の共同支配地、トルコ占領地を経由して、イドリブ県などに向かった。

この間、政府支配地、および北・東シリア地域民主自治局とシリア政府の共同支配地では3日にわたって、避難所に身を寄せることもないまま過ごすことを余儀なくされ、それぞれの支配地を通過する際に検問所で侮辱や言葉による虐待を受けたという。

ジャースィム・カッドゥールを名乗る帰還者の1人は、覆面をした反体制派らの尋問を受け、自分がシリア人であること、そしてヒズブッラーをはじめとするレバノンのいかなる武装勢力にも所属していないことを説明させられたと証言している。

また、複数の地元筋によると、帰還者の多くは、検問所を通過する際、セキュリティ・チェックのためとして身分証明書を没収されたという。

カッドゥール氏によると、一部の帰還者、とりわけ若い男性は、シリアでの徴兵を嫌い、レバノンに留まっているという。

またアリー・シャイフを名乗る人物は、シリア・レバノン国境で(法令が定める)100ドルのシリア・ポンドへの両替を行った後も、追加のセキュリティ・チェックがあると言われたが、「手数料」を払えば、手続きが早く終わる可能性があると示唆され、長時間足止めされ、嫌疑をかけられるのを嫌い、金銭を支払ったと証言した。

また、反体制派支配地に至る各検問所でも金銭を支払い、その総額は300ドルに達したと述べた。

アリー・シャイフを名乗る人物もこの両替について、「シリアの体制は避難民の苦境を利用して財を築いている」と不満を口にした。

AFP, October 6, 2024、ANHA, October 6, 2024、‘Inab Baladi, October 6, 2024、 Middle East Eye, October 6, 2024、al-Quds al-‘Arabi, October 6, 2024、Reuters, October 6, 2024、SANA, October 6, 2024、SOHR, October 6, 2024、Syrian Anonymous Journalists, October 6, 2024などをもとに作成。

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国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)シリア事務所はレバノンからシリアへの避難民の数が約220,000人に達していると発表(2024年10月6日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)シリア事務所は速報(#9)を発表し、レバノンからシリアへの避難民の数が約220,000人に達していると発表した。

このうち70%がシリア人、30%がレバノン人だという。

AFP, October 6, 2024、ANHA, October 6, 2024、‘Inab Baladi, October 6, 2024、Reuters, October 6, 2024、SANA, October 6, 2024、SOHR, October 6, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を18回攻撃したと発表(2024年10月6日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、10月6日の戦果について以下の通り発表した。

午後12時00分、レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、ブライダー村のシュアイブ渓谷方面に潜入しようとしたイスラエル軍部隊を砲撃、確実な損傷を与え、これを撃退。

午後12時30分、同じく報復として、マナラ入植地に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、正確に損害を与える。

午後12時35分、同じく報復として、マナラ入植地とその周辺に集結するイスラエル軍部隊を大型ロケット弾で攻撃。

午後12時45分、同じく報復として、マナラ入植地で死傷した兵士を搬送しようとしていたイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃。

午後1時55分、同じく報復として、シュロミ町に集結するイスラエル軍をロケット弾で攻撃。

午後2時00分、同じく報復として、マルガリオット入植地に集結するイスラエル軍をロケット弾で攻撃。

午後2時35分、同じく報復として、ハドブ・ヤールーン陣地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時00分、同じく報復として、ブライダー村のシュアイブ渓谷に集結したイスラエル軍部隊を砲撃。

午後3時49分、同じく報復として、バルアム(キブツ)に集結するイスラエル軍をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ハイファー市南の第7200整備・再訓練基地を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、複数の標的に損害を与える。

(時刻明示せず)同じく報復として、ハイファー市南の第7200整備・再訓練基地の爆発物質を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、複数の標的に損害を与える。

(時刻明示せず)同じく報復として、マアロット・ターシハ市に集結するイスラエル軍をロケット弾で攻撃。

午後7時00分、同じく報復として、サファド市をロケット弾で攻撃。

午後8時30分、同じく報復として、クファル・ギラディ(キブツ)に集結するイスラエル軍をロケット弾で攻撃。

午後9時50分、同じく報復として、カルミエル市をロケット弾で攻撃。

午後10時40分、同じく報復として、イフタ(キブツ)をロケット弾で攻撃。

午後11時20分、同じく報復として、バグダーディー陣地一帯に集結するイスラエル軍をロケット弾で攻撃。

午後11時20分、「ハイバル」作戦の一環として、ハイファー市南のカルメル基地をファーディー1ミサイル複数発で攻撃。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前1時7分、午前0時30分と31分にキリヤット・シュモナ入植地地域で警報が発令され、約30発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、一部は同地に落下。イスラエル軍は現在、ベイルートにあるヒズブッラーのテロ標的複数ヵ所を攻撃中。

午前5時1分、2機のUAVが東方からイスラエル領内に向かって接近、海軍のミサイル艇が地中海北部でこれを撃破。別のUAV1機も東方から飛来し、イスラエル空軍がグシュ・ダン地区沖でこれを迎撃。

午前6時47分、イスラエル空軍は夜間、首都ベイルート一帯にあるヒズブッラーの武器貯蔵施設、テロ・インフラ多数を攻撃。

午前8時13分、午前7時34分に西ガリラヤ地方で警報が発令され、多数の不審な航空標的がレバノンから飛来、イスラエル空軍がイスラエル領内に進入する前にこれを迎撃。

午後8時40分、メナシェ、カルメル山、ハミフラツ村地域で警報が発令され、2発の地対地ミサイルがレバノンから接近、イスラエル空軍がこれを撃破。

午後12時58分、椅子れる空軍はヒズブッラーのカフルカラー村の分隊司令官のフドル・アリー・タウィール、ムハンマド・フドル、ナサン・ナティール・ラシーニーを殲滅。

午後2時35分、多数のUAVが先ほどレバノンから以来、イスラエル軍は西ガリラヤ地方でこれを撃破。上ガリラヤおよび西ガリラヤ地方で警報が発令され、約25発の飛翔体がレバノンから発射され、一部をイスラエル空軍が撃破、それ以外は空地に落下。イスラエル軍は、トンネルの入り、武器貯蔵施設、弾薬庫、ロドワーン部隊のメンバーを含むテロリスト、テロ・インフラ、対戦車ミサイル発射装置、指揮所などを破壊。

午後4時27分、数百の武器を民家で発見。

午後7時17分、第188旅団が武器庫、地下インフラを解体、ラドワーン部隊の対戦車ミサイル部隊を殲滅。

午後8時18分、特殊部隊と空挺旅団がレバノン南部の国交地帯でテロリスト数十人を殲滅、備蓄されていた武器を発見。ヤハロム部隊が地下トンネル・システムを解体。

午後11時12分、ヒズブッラーは1日で120発以上の飛翔体をイスラエルに向けて発射。

午後11時52分、11時22分にハカルメル村、ハミフラツ村地域で警報が発令され、約5発の飛翔体がレバノンから発射され、一部を撃破、落下した飛翔体が同地で発見される。午後11時22分と23分に上ガリラヤ地方で警報が発令され、約15発の飛翔体がレバノンから発射され、一部を撃破、一部は同地に落下。

AFP, October 6, 2024、ANHA, October 6, 2024、‘Inab Baladi, October 6, 2024、Qanat al-Manar October 6, 2024、Reuters, October 6, 2024、SANA, October 6, 2024、SOHR, October 6, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がヒムス県、ハマー県各所の貯蔵施設を狙って攻撃を繰り返す(2024年10月6日)

国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、イスラエル軍が午後8時5分頃、レバノン北部方面からシリア中部の軍事拠点複数ヵ所を航空攻撃し、物的損害が生じたと発表した。

SANA(10月6日付)が伝えた。

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これに関して、スプートニク・アラビア語(10月6日付)は、車の部品を輸送していた大型貨物車輛1輌が被弾し、炎上したと伝えた。
Sputnik Arabic, October 6, 2024

また『ワタン』(10月6日付)は、攻撃された現場の写真を紅海した。

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一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、ハスヤー町の工業地区にあるイラン製自動車(シャーム)工場を狙ったもので、レバノンからの避難民を支援するため、イランから食料や医療物資を輸送していた貨物車輛3輌が損害を受け、救援チームのメンバー3人が負傷した。

シリア人権監視団が複数筋から得た情報によると、10月4日と5日、貨物車輛約150輌がダイル・ザウル県ブーカマール市の国境通行所(イラク側はカーイム国境通行所)を通過して、イラクからシリアに入国していた。

イスラエル軍はまた、ハマー県東部にあるシリア軍のミサイル貯蔵施設複ヵ所とヒムス県ヒムス市内にあるシリア軍の貯蔵施設1ヵ所を攻撃した。

イスラエル軍はさらに、ヒムス県南部のシンシャール村近郊の武器庫1ヵ所、シュターイ村の弾薬庫1ヵ所、ハマー県サラミーヤ市西のミサイル貯蔵施設1ヵ所を攻撃した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って106回(うち87回が航空攻撃、19回が地上攻撃)となり、これにより191あまりの標的が破壊され、軍関係者253人が死亡、179人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:45人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):76人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:55人

また、民間人も30人(女性8人と子供2人を含む)が死亡、48人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:43回
ダルアー県:17回
ヒムス県:24回
クナイトラ県:9回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:1回
スワイダー県:1回
ラタキア県:1回

AFP, October 6, 2024、ANHA, October 6, 2024、‘Inab Baladi, October 6, 2024、Reuters, October 6, 2024、SANA, October 6, 2024、SOHR, October 6, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センター:シリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、1日で難民5,426人がレバノンからシリアに入国(2024年10月6日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、この1日でシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民5,426人がレバノンからシリアに入国したことを確認したと発表した。

タス通信(10月6日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 6, 2024、TASS, October 6, 2024をもとに作成。

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米主導の有志連合所属と見られる所属不明の無人航空機複数機がダイル・ザウル県ユーフラテス川西岸のアイヤーシュ村の「イランの民兵」の貯蔵施設複数棟を攻撃(2024年10月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(10月6日付)によると、所属不明の無人航空機複数機が、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のアイヤーシュ村の「イランの民兵」の貯蔵施設複数棟を攻撃、その後、同施設に向けて機銃掃射があった。

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これに関して、スプートニク・アラビア語版(10月6日付)は、米主導の有志連合所属の無人航空機による攻撃だと伝えた。

AFP, October 6, 2024、ANHA, October 6, 2024、‘Inab Baladi, October 6, 2024、Reuters, October 6, 2024、SANA, October 6, 2024、Sputnik Arabic, October 6, 2024、SOHR, October 6, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はゴラン高原の標的3ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年10月6日)

イラク・イスラーム抵抗は午後1時24分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、占領下のゴラン高原の標的3ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。


AFP, October 6, 2024、ANHA, October 6, 2024、‘Inab Baladi, October 6, 2024、Reuters, October 6, 2024、SANA, October 6, 2024、SOHR, October 6, 2024などをもとに作成。

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ハサカ県シャッダーディー市に米軍(有志連合)が違法に設置している基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2024年10月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局支配下のシャッダーディー市に米軍(有志連合)が違法に設置している基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, October 6, 2024、ANHA, October 6, 2024、‘Inab Baladi, October 6, 2024、Reuters, October 6, 2024、SANA, October 6, 2024、SOHR, October 6, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数機がヒムス県の砂漠地帯にあるダーイシュの潜伏地を爆撃(2024年10月6日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が東ハイル城、アブー・ファイヤード油田、トゥワイナーン油田、アムール山一帯の砂漠地帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の潜伏地を爆撃した。

AFP, October 6, 2024、ANHA, October 6, 2024、‘Inab Baladi, October 6, 2024、Reuters, October 6, 2024、SANA, October 6, 2024、SOHR, October 6, 2024などをもとに作成。

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10月3日のイスラエル軍によるフマイミーム航空基地近くのヒズブッラーの貯蔵施設に対する攻撃によって不通となっていたラタキア市とタルトゥース市を結ぶ高速道路が再開(2024年10月6日)

ラタキア県では、『ワタン』(10月6日付)によると、10月3日のイスラエル軍によるフマイミーム航空基地近くのヒズブッラーの貯蔵施設に対する攻撃によって遮断されていた電力網が普及し、ラタキア市とタルトゥース市を結ぶ高速道路が再開された。

AFP, October 6, 2024、ANHA, October 6, 2024、‘Inab Baladi, October 6, 2024、Reuters, October 6, 2024、SANA, October 6, 2024、SOHR, October 6, 2024、al-Watan, October 6, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県、ラタキア県、アレッポ県でのシリア軍との戦闘で、シャーム解放機構のメンバー2人死亡(2024年10月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機4機がシャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ウルヤー村に設置されているトルコ軍の拠点の周辺を攻撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の県北部への砲撃により、シャーム解放機構のメンバー1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の県西部への砲撃により、シャーム解放機構のウスマーン・ブン・アッファーン旅団のメンバー1人が死亡した。

AFP, October 6, 2024、ANHA, October 6, 2024、‘Inab Baladi, October 6, 2024、Reuters, October 6, 2024、SANA, October 6, 2024、SOHR, October 6, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構はウクライナと米国から教練を受けているとのロシアのラヴロフ外務大臣の発言を「まったくの事実無根」と否定(2024年10月5日)

シャーム解放機構はSNSを通じて声明を出し、ウクライナがシリア国内で米国と連携してシャーム解放機構の戦闘員を教練しているとのロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣の発言について、「まったくの事実無根」だとして、その内容を否定した。

イナブ・バラディー(10月6日付)が伝えた。

AFP, October 6, 2024、ANHA, October 6, 2024、‘Inab Baladi, October 6, 2024、Reuters, October 6, 2024、SANA, October 6, 2024、SOHR, October 6, 2024などをもとに作成。

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国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)シリア事務所はレバノンからシリアへの避難民の数が約200,000人に達していると発表(2024年10月5日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)シリア事務所は速報(#8)を発表し、レバノンからシリアへの避難民の数が約200,000人に達していると発表した。

AFP, October 5, 2024、ANHA, October 5, 2024、‘Inab Baladi, October 5, 2024、Reuters, October 5, 2024、SANA, October 5, 2024、SOHR, October 5, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構が支配地の自治(行政)を委託しているシリア救国内閣は9月の給与を50%削減(2024年10月5日)

トルコを拠点とする反体制系のシリア・テレビ(10月5日付)は、シャーム解放機構が支配地の自治(行政)を委託しているシリア救国内閣の広報関係局の話として、同内閣が9月の給与を50%削減し、職員や軍関係者への支払いを終えたと伝えた。

シリア人権監視団によると、この措置に対して、支配地内では不満が高まっているという。

AFP, October 7, 2024、ANHA, October 7, 2024、‘Inab Baladi, October 7, 2024、Reuters, October 7, 2024、SANA, October 7, 2024、SOHR, October 7, 2024、Syria TV, October 5, 2024などをもとに作成。

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レバノンへのイスラエルの爆撃でハマースの幹部2人が死亡(2024年10月5日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、10月5日の戦果について以下の通り発表した。

10月4日午後11時00分、レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、ウダイサ村一帯に侵攻しようとしたイスラエル軍歩兵部隊を迎撃し、これを撃退、兵士を殺傷した。

午前1時50分、同じく報復として、ウダイサ村一帯に侵攻したイスラエル軍部隊を迎撃し、進軍を阻止。

午前2時15分、同じく報復として、クファル・ユヴァル入植地に集結するイスラエル軍を攻撃。

午前2時15分、同じく報復として、クファル・ギラディ(キブツ)に集結するイスラエル軍をロケット弾で攻撃。

午前2時20分、同じく報復として、ヤールーン村のアビール渓谷に集結するイスラエル軍をロケット弾で攻撃。

午前7時00分、同じく報復として、マールーン・ラアス村森林地帯のバート高原に侵攻したメルガバ戦車1輌を地対地ミサイルで攻撃し、直接の損害を与え、乗組員を殺傷。

午前10時30分、同じく報復として、ラマト・ダヴィド空軍基地をファーディー1ミサイル複数発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、サアサア入植地をファラク2ロケット弾複数発で攻撃。

午後2時10分、同じく報復として、カルミエル市をロケット弾で攻撃。

午後2時20分、同じく報復として、サファド市をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ダン入植地森林地帯の砲台とイスラエル軍部隊を大型ロケット弾で攻撃。

午後4時00分、同じく報復として、マアレ・ゴラニ村をロケット弾で攻撃。

午後4時50分、同じく報復として、サキン市近郊のアルタ軍需産業会社をロケット弾で攻撃。

午後7時00分、同じく報復として、カツリン入植地に集結するイスラエル軍をロケット弾で攻撃。

午後8時30分、同じく報復として、ジャッル・ディール陣地に集結するイスラエル軍をロケット弾で攻撃。

午後11時30分、同じく報復として、バイヤード・ブライダー陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後11時30分、同じく報復として、マナラ入植地を移動するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、確実に損害を与える。

(時刻明示せず)同じく報復として、シャムスン基地を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、複数の標的に正確に損害を与える。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前8時22分、ハアマキム村、アラ渓谷地域で警報が発令され、飛翔体約5発がレバノンから飛来し、多連装ミサイルが一部を迎撃、それ以外は空地に着弾した。

午前10時00分、イスラエル空軍は夜間、レバノン南部のサラーフ・ガンドゥール病院に隣接するモスクに設置されている指揮所で活動するヒズブッラーのテロリスト複数人を攻撃。

午後1時2分、アダミット(キブツ)地域で警報が発令され、不審な航空標的1つがレバノンから飛来、イスラエル空軍がこれを撃破。

午後1時53分、ハイファ港、カルメル山、ハアマキム村地域で警報が発令され、飛翔体2発がレバノンから飛来、1発はイスラエル空軍が撃破、1発は空地に着弾。

午後3時36分、イスラエル空軍がレバノンに対する爆撃でハマースの幹部の1人、ムハンマド・フサイン・アリー・マフムード、軍事部門の幹部の1人サイード・アラー・ナーイフ・アリーを殲滅したとするイスラエル軍と安全保障局の声明を発表。

午後4時40分、午後2時9分と10分に上ガリラヤ、中部カリラヤ地方で、約30発の飛翔体がレバノンから飛来、大多数を撃破、一部は同地に落下。午後2時52分と58分に上ガリラヤ地方で警報が発令され、約30発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、一部は空地に落下。午後3時までの時点で、ヒズブッラーはイスラエル領内に約90発の飛翔体を発射。イスラエル空軍はさきほど、ベイルート地域のヒズブッラーの指揮所、テロ・インフラに精密爆撃を実施。

午後7時16分、第36師団の兵士1人が前日にレバノン南部で負傷。

午後9時17分、ブルーラインから300メートルの距離に位置する全長250メートルのヒズブッラーの地下複合司令室を解体。

午後11時6分、ヒズブッラーはこの1日で約130発の飛翔体をイスラエル領に向けて発射。

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イスラエル軍は北部県トリポリ市近郊のバッダーウィー・キャンプを爆撃し、ハマースの殉教者イッズッディーン・カッサーム大隊の司令官の1人サイード・アターッラー・アリー氏を妻と2人の娘とともに殺害した。

爆撃はアリー氏の自宅を狙って行われた。

ナハールネット(10月5日付)などが伝えた。

AFP, October 5, 2024、ANHA, October 5, 2024、‘Inab Baladi, October 5, 2024、Naharnet, October 5, 2024、Qanat al-Manar October 5, 2024、Reuters, October 5, 2024、SANA, October 5, 2024、SOHR, October 5, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はヒムス県を無人航空機で2回にわたり攻撃、ダマスカス郊外県を戦車で砲撃(2024年10月5日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の無人航空機1機が、ヒムス市郊外(ヒムス市とハマー県ハマー市を結ぶ街道沿線)のアミーニーヤ地区の通信大隊基地近くを攻撃、シリア軍兵士1人が死亡、シリア人1人と、司令官1人を含む外国人2人が負傷した。

また、この攻撃の数時間後、イスラエル軍の無人航空機1機が再び、クサイル市近郊のフーシュ・サイイド村一帯を攻撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が、シリア軍部隊が展開する県南西部のドゥルブル丘とタンヌーラ丘を戦車で砲撃した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って100回(うち81回が航空攻撃、19回が地上攻撃)となり、これにより186あまりの標的が破壊され、軍関係者252人が死亡、179人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:45人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:55人

また、民間人も30人(女性8人と子供2人を含む)が死亡、45人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:43回
ヒムス県:20回
ダルアー県:17回
クナイトラ県:9回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:2回
スワイダー県:1回
ラタキア県:1回

AFP, October 5, 2024、ANHA, October 5, 2024、‘Inab Baladi, October 5, 2024、Reuters, October 5, 2024、SANA, October 5, 2024、SOHR, October 5, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ブーカマール市で所属不明の無人航空機1機が「イランの民兵」の車輛1輌を攻撃(2024年10月5日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるブーカマール市で、所属不明の無人航空機1機が「イランの民兵」の車輛1輌を攻撃し、爆発が発生した。

AFP, October 5, 2024、ANHA, October 5, 2024、‘Inab Baladi, October 5, 2024、Reuters, October 5, 2024、SANA, October 5, 2024、SOHR, October 5, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのハイファー市郊外など5ヵ所を無人航空機と巡行ミサイルで攻撃(2024年10月5日)

イラク・イスラーム抵抗は午後2時05分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、「我々の占領地」北の重要標的3ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。


また、午後4時42分にも声明を出し、ハイファ市郊外と「我々の占領地」南の標的2ヵ所をアルカブ巡行ミサイル複数発で攻撃したと発表した。


AFP, October 5, 2024、ANHA, October 5, 2024、‘Inab Baladi, October 5, 2024、Reuters, October 5, 2024、SANA, October 5, 2024、SOHR, October 5, 2024などをもとに作成。

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ジャアファリー在ロシア・シリア大使はシリアがBRICSへの加盟申請を行ったと明かす:TASS通信は誤訳だったと訂正(2024年10月5日)

バッシャール・ジャアファリー在ロシア・シリア大使は、スタヴロポリ市で4日から5日の日程で開催されている「北コーカサス:新たな地政学的機会」と題された会議の場で、TASS(10月5日付)の取材に応じ、シリアがBRICSへの加盟申請を行ったことを明らかにした。

だが、TASS通信(10月5日付)はその後、ジャアファリー大使の発言を誤訳したとして内容を訂正した。

TASS, October 5, 2024をもとに作成。

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軍・武装部隊総司令部は1年以上の予備役を完了した士官と5年以上の予備役を完了した下士官、兵卒の予備役を終了(2024年10月5日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy)を通じて軍・武装部隊総司令部が管理命令を発出し、2024年10月31日までに1年以上の予備役勤務を完了した予備役士官の召集と、5年以上の予備役勤務を完了した予備役下士官および兵士の召集および予備役を2024年11月1日付で終了すると発表した。

AFP, October 5, 2024、ANHA, October 5, 2024、‘Inab Baladi, October 5, 2024、Reuters, October 5, 2024、SANA, October 5, 2024、SOHR, October 5, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県バーラ村を砲撃、同地に設置されているトルコ軍の拠点近くに砲弾多数が着弾(2024年10月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村を砲撃、同地に設置されているトルコ軍の拠点近くに砲弾多数が着弾した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、シャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カフル・アンマ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍のFPV型無人航空機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるトゥッファーヒーヤ村一帯を攻撃した。

AFP, October 5, 2024、ANHA, October 5, 2024、‘Inab Baladi, October 5, 2024、Reuters, October 5, 2024、SANA, October 5, 2024、SOHR, October 5, 2024などをもとに作成。

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イランのアラーグチー外務大臣がシリアを電撃訪問し、アサド大統領、サッバーグ外務在外居住者大臣、ジャラーリー首相と会談:シリアに流入するレバノン避難民への対応などを協議(2024年10月5日)

イランのアッバース・アラーグチー外務大臣がシリアを電撃訪問し、アサド大統領と会談、両国の戦略関係、イスラエルによるアラブ諸国の占領、レバノン、パレスチナ、シリアの民間人に対する殺戮と破壊など、中東地域における脅威や課題に対処するための協力の重要性を強調した。

会談のなかで、アサド大統領は、あらゆる占領、侵略、集団殺戮に対する抵抗は正当な権利に基づいており、国民の支持と信頼を受けた強力なものだとしたうえで、これまでのイランによる報復について、「強力で、「抵抗の枢軸」が敵を抑止し、その計画を失敗に追い込む能力を有することを示すことで、シオニスト政体に教訓を与えた」と評価した。

アサド大統領はまた、シオニスト政体を前にしてあり得る唯一の問題解決策は、殺戮の停止、無辜の人々の流血の停止、正当な権利の回復にあると付言し、アラークジー外務大臣とその方途について協議し、シリアに流入するレバノン避難民を支援することの重要性を確認した。



アラークジー外務大臣はまた、バッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣とも個別に会談し、シリアに流入するレバノン避難民の支援の方途について協議した。


アラークジー外務大臣はさらに、ムハンマド・ガーズィー・ジャラーリー首相と会談し、レバノン人とパレスチナ人に対するイスラエルの犯罪、シリアに流入するレバノン避難民への支援の方途について協議した。



SANA(10月5日付)が伝えた。

AFP, October 5, 2024、ANHA, October 5, 2024、‘Inab Baladi, October 5, 2024、Reuters, October 5, 2024、SANA, October 5, 2024、SOHR, October 5, 2024などをもとに作成。

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レバノン各所へのイスラエル軍の爆撃で救急隊員11人が死亡(2024年10月4日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、10月4日の戦果について以下の通り発表した。

午前7時00分、レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、クレイヨット市に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく砲撃として、マルキヤ入植地一帯でメルカバ戦車1輌を地対地ミサイルで攻撃、兵士を殺傷。

午前8時20分、同じく、サファド市をロケット弾で攻撃。

午前9時00分、同じく報復として、サアサア入植地に集結するイスラエル軍部隊と車輛をブルカーン重ロケット弾1発で攻撃し。

午前9時15分、同じく報復として、キリヤット・シュモナ入植地南に設置されている砲台複数ヵ所をロケット弾で攻撃。

10時20分、同じく報復として、イラニヤ入植地をロケット弾で攻撃。

午前11時00分、同じく報復として、マールーン・ラアス村の平原に侵攻したイスラエル軍部隊と車輛を砲撃し、兵士らを確実に殺傷。

午前11時24分、同じく報復として、占領下カフルシューバー村の丘陵地帯にあるルワイサート・イルム陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後12時20分、同じく報復として、キリヤット・シュモナ入植地に集結するイスラエル軍部隊を砲撃。

午後1時00分、同じく報復として、カルミエル市を大型ロケット弾で攻撃。

午後2時25分、同じく報復として、カルミエル市をロケット弾で攻撃。

午後2時25分、同じく報復として、ドビブ入植地東に集結するイスラエル軍部隊を砲撃。

午後2時25分、同じく報復として、ヤールーン村西のバヤーディル・アダス村方面に侵攻したイスラエル軍部隊を迫撃砲とロケット弾で攻撃。

午後4時20分、同じく報復として、マールーン・ラアス村方面に潜入しようとしたイスラエル軍部隊に対して即席爆弾3発を爆発させ、その後交戦、兵士を殺傷。

午後4時30分、同じく報復として、ヤールーン村方面に潜入しようとしたイスれる軍部隊と交戦。

午後5時50分、同じく報復として、ナファフ基地をロケット弾で攻撃。

午後6時5分、同じく報復として、バグダーディー陣地に集結するイスラエル軍部隊を大型ロケット弾で攻撃。

午後6時10分、同じく報復として、マルジャアユーン村の平原に侵攻したイスラエル軍を大型ロケット弾で攻撃。

午後6時15分、同じく報復として、アヴィヴィム入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊を大型ロケット弾で攻撃。

午後6時15分、同じく報復として、カツリン町をロケット弾で攻撃。

午後6時20分、同じく報復として、クファル・ギラディ(キブツ)に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃。

午後6時20分、同じく報復として、ハツォール町をロケット弾で攻撃。

午後7時15分、同じく報復として、イルオン入植地をロケット弾で攻撃。

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民間防衛隊は声明を出し、イスラエル軍がマルジャアユーン市、シャクラー・センター、ヒルバト・スィルム・センター救急隊を狙って爆撃を行い、隊員11人が死亡したと発表した。


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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前7時36分、午前7時1分と4分にハイファ港、西ガリラヤ地方で警報が発令され、約20発の飛翔体がレバノンから飛来、ほとんどをイスラエル空軍が捕捉、一部は空地に落下。午前7時23分に上ガリラヤ地方で警報が発令され、複数の飛翔体がレバノンから飛来、一部を迎撃、一部は空き地に落下。

午前11時16分、午前10時52分にアラ渓谷、ハイファー港、カーメル山地域で警報が発令され、2発の飛翔体がレバノンから飛来、2発とも撃破。

午後12時31分、ヒズブッラーの通信部門のトップ、ムハンマド・ラシード・サカーフィーを殲滅したとする声明を発表。

午後3時5分、午後3時までの時点で、ヒズブッラーはレバノンからイスラエル領内に約100発の飛翔体を発射。

午後4時51分、現在までに、テロリスト約250人を殲滅、テロリスト、テロ・インフラ、軍事施設、武器貯蔵施設、ロケット弾発射装置など2000以上の軍事標的を攻撃。

午後7時46分、イスラエル空軍が先ほど、レバノンから飛来した不審な航空標的2つを撃破。午後6時3分にキリヤット・シュモナ入植地地域で警報が発令され、約15発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、一部は空地に落下。午後6時6分にミツペ・ペエル地方で警報が発令され、約20発の飛翔体がレバノンから飛来し、空地に落下。午後6時12分にアヴィヴィム入植地地方で警報が発令され、約25発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、一部は空地に落下。午後6時28分にサアサア入植地地域で警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、一部は空地に落下。イスラエル空軍は終日、ベイルート一帯の武器貯槽施設、指揮所、テロ・インフラ、諜報活動などを攻撃。

午後11時19分、ヒズブッラーは4日にイスラエル領内に約222発の飛翔体を発射。

AFP, October 4, 2024、ANHA, October 4, 2024、‘Inab Baladi, October 4, 2024、Qanat al-Manar October 4, 2024、Reuters, October 4, 2024、SANA, October 4, 2024、SOHR, October 4, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を4件、55キロ地帯への侵犯を13件確認したと発表(2024年10月4日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を4件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機6機、ラファール戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機2機、MQ-9リーパー無人攻撃機1機による領空侵犯を13件確認したと発表した。
RIAノーヴォスチ通信(10月4日付)、タス通信(10月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 4, 2024、TASS, October 4, 2024をもとに作成。

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ラヴロフ外務大臣はウクライナがシリアのシャーム解放機構を教練して、シリア駐留ロシア軍を攻撃しようとしていると主張(2024年10月4日)

ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣は、ロシア外務省のHPで公開された記事のなかで、ウクライナがシリアのアル=カーイダとして知られるシャーム解放機構を教練して、シリア駐留ロシア軍を攻撃しようとしていると断じた。

ラヴロフ外務大臣は以下の通り主張した。

ウラジミール・ゼレンスキー体制は、米国と連携して、シリア駐留ロシア軍に対する戦闘作戦を行うため、新型無人航空機(UAV)の生産技術を使った訓練をシリアでシャーム解放機構のテロリストに行っている。
これによりキエフ体制は、ロシア領内でも民間人や民間インフラを標的とする同様のテロを事実上奨励している。

RIAノーヴォスチ通信(10月4日付)、タス通信(10月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 4, 2024、TASS, October 4, 2024をもとに作成。

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