シリア情報省が女性保護キャンペーン「沈黙しないで」の始動を発表(2022年1月6日)

シリア情報省は1月6日、ブトルス・ハッラーク同省大臣によるイニシアチブのもと女性に対する暴力と戦うキャンペーン「沈黙しないで」を始動させた。

親体制系ウェブサイト「スナック・シリアン」、シリア準国営紙ワタンなどが報じた。

同キャンペーンの始動はダマスカス大学内の講堂で発表された。

情報省はその後Facebook上の公式ページにキャンペーンの詳細を掲載し、家庭内暴力に関する事例報告や保護要求のためのコールセンター直通番号などを提供した。

Snack Syrian.com, January 6, 2022、al-Watan (Damascus), January 6, 2022などをもとに作成。

(C)木戸皓平 All rights reserved.

米主導の有志連合は3日連続でダイル・ザウル県内の「イランの民兵」の拠点を攻撃(2022年1月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機(ドローン)が早朝、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のティブニー町近郊の砂漠地帯(ムサッラブ砂漠)上空に飛来し、「イランの民兵」の拠点1カ所を攻撃した。

バラディー・ニュース(1月6日付)によると、狙われたのはイラク人民動員隊に所属するヌジャバー運動傘下のアッラー・アクバル大隊の拠点。

一方、ユーフラテス・ポスト(1月6日付)は、米主導の有志連合がCONOCOガス田に違法に設置されている基地からユーフラテス川西岸の「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して砲撃を行ったと伝えた。

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、Baladi News, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、The Euphrates Post, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍がダイル・ザウル県、ヒムス県、ラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して35回の爆撃を実施(2022年1月6日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍がラッカ県ラサーファ砂漠、ダイル・ザウル県、ヒムス県、ラッカ県の県境の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して35回の爆撃を実施した。

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍はハサカ県タッル・タムル町一帯への砲撃を続け、変電所送電線の復旧作業チームの作業を妨害(2022年1月6日)

ハサカ県では、ANHA(1月6日付)、SANA(1月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村一帯を砲撃した。

砲撃は、ハサカ県の電力公社の復旧作業チームがロシア軍の護衛を受けて、タッル・タムル町の変電施設の送電線の修復を行おうとしていたのを狙うかたちで行われ、修復作業は中断を余儀なくされた。

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ラッカ県では、ANHA(1月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

駐シリア・イラン大使館がイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のソレイマーニー司令官の追悼指揮を開催、シャアバーン大統領府特別顧問が出席(2022年1月6日)

駐シリア・イラン大使館がイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官の暗殺(2020年1月3日)の命日に合わせて追悼式を開催し、ブサイナ・シャアバーン大統領府特別顧問が出席し、追悼の言葉を述べた。


SANA(1月6日付)が伝えた。

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シュマイティーヤ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年1月6日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月6日付)によると、1月4日にシュマイティーヤ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

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情報省とシリア家族人口問題委員会は家庭内暴力や女性に対する暴力の根絶に向けた啓発キャンペーン「黙らないで」を開始(2022年1月6日)

情報省とシリア家族人口問題委員会は、家庭内暴力や女性に対する暴力の根絶に向けた啓発キャンペーン「黙らないで」を開始し、ダマスカス大学(ダマスカス県)のリダー・サイード講堂で、対話集会を開催した。

集会では、シリア家族人口問題委員会のサマル・スィバーイー委員長、内務省や法務省の専門家らが講演を行った。


SANA(1月6日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/scfa.gov.sy/posts/252730390315557

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコは緊張緩和委地帯で4件の停戦違反を確認する一方、ロシアは違反を確認せず(2022年1月6日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3131112493798152

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、西ムライハ村で住民3人が正体不明の武装集団の襲撃を受け、1人が死亡、2人が重傷を負った。

シリア人権監視団によると、その後、重傷を負っていた2人のうち1人が死亡した。

AFP, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022、January 7, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で25人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で5人(2022年1月6日)

保健省は政府支配地域で新たに25人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者120人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、1月6日現在のシリア国内での感染者数は計50,442人、うち死亡したのは2,918人、回復したのは33,240人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/225314833109834

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月6日に新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、54人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡3人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡2人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計93,004人、うち死亡したのは2,336人、回復したのは68,044人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1747709358767281

AFP, January 6, 2022、ACU, January 6, 2022、ANHA, January 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 6, 2022、Reuters, January 6, 2022、SANA, January 6, 2022、SOHR, January 6, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民319人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は739,005人に(2022年1月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月5日に難民319人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民315人(うち女性95人、子供160人)、ヨルダンから帰国したのは4人(うち女性1人、子供2人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は739,005人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者341,870人(うち女性102,738人、子ども174,062人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,135人(うち女性119,189人、子ども202,544人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は968,285人(うち女性290,585人、子供493,528人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,657人(うち女性41,389人、子供34,074人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,253人(うち女性423,948人、子供677,840人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3131104750465593

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 6, 2022をもとに作成。

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米主導の有志連合はダイル・ザウル県ウマル油田の基地(グリーン・ヴィレッジ)が「イランの民兵」の砲撃を受け、反撃したと発表(2022年1月5日)

米主導の有志連合(生来の決戦作戦合同部隊(CJTF-OIR))は声明を出し、1月5日早朝、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のウマル油田に設置されている基地(グリーン・ヴィレッジ)が8発の間接射撃によって狙われたと発表した。

この攻撃による犠牲者はなかったが、若干の被害が出たという。

攻撃を受けて、有志連合は砲弾が発射されたマヤーディーン市郊外の地点を特定し、6発の砲弾を発射したとしたうえで、イランの支援を受ける悪意のある者が市民の安全を考慮せず民間インフラ内から有志連合と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対して攻撃を行ったと断じた。


https://media.defense.gov/2022/Jan/05/2002917488/1920/1080/0/220105-F-XX000-1001.JPG

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シリア人権監視団によると、「イランの民兵」が撃った砲弾のうち、1発がヘリポートに、残り2発が基地内の空地にそれぞれ着弾し、物的被害が出た。

これを受けて、有志連合はユーフラテス川西岸のマヤーディーン市近郊の砂漠地帯に2発の迫撃砲を撃ち込んだという。

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一方、アイン・フラート(1月5日付)によると、基地に向けて発射された砲弾は7発。

うち3発は防空システムによって撃破したが、2発が基地から約2キロ離れた地点に着弾した。

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ジョン・カービー米国防総省報道官は1月5日(米東部時間1月4日)の記者会見で、4日にウマル油田の基地(グリーン・ヴィレッジ)が行った攻撃について、爆撃ではなかったとしたうえで、同地の部隊が危険に晒されたため、自衛権を行使したと主張した。

カービー報道官の主な発言は以下の通り:

さらなる情報は米中央軍(CENTCOM)が提供することだろう。私の理解では、攻撃は爆撃ではなかった…。だが、明らかに部隊はこの地域を危機に晒されている…。我々は常に自衛権を有している。
(敵の)所属を特定する立場にはない。だが、我々はイラクとシリアにいる我が軍部隊が、イランの支援を受ける民兵によって脅威に晒されているのを見続けている。
シリアで今日我々がおこなったロケット弾による攻撃、あるいは発射の責任について、あなたが話すことはできないと思う。だが、イラクでの無人航空機(ドローン)2機の攻撃についてはどうなのか?

AFP, January 5, 2022、ANHA, January 5, 2022、‘Ayn al-Furat, January 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2022、Reuters, January 5, 2022、SANA, January 5, 2022、SOHR, January 5, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍の戦車複数輌がクナイトラ県フッリーヤ村一帯を砲撃(2022年1月5日)

クナイトラ県では、SANA(1月5日付)によると、イスラエル軍の戦車複数輌がフッリーヤ村一帯を砲撃した。

砲撃時に上空にはヘリコプター複数機が旋回していたという。

シリア人権監視団によると、この砲撃でフッリーヤ村の森林地帯で火災が発生した。

砲撃は、同地にある軍事拠点を狙ったもの。

AFP, January 5, 2022、ANHA, January 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2022、Reuters, January 5, 2022、SANA, January 5, 2022、SOHR, January 5, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ムハイミーダ村で「人民諸派」がシリア民主軍の車輌を爆破(2022年1月5日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月5日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のムハイミーダ村で、「人民諸派」が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌の通過に合わせて大通りに仕掛けていた爆弾を爆発させた。

これにより、シリア民主軍の兵士複数が負傷、車が大破した。

シリア人権監視団によると、狙われたのは、シリア民主軍傘下のダイル・ザウル民政評議会の司令官の車輌。

AFP, January 5, 2022、ANHA, January 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2022、Reuters, January 5, 2022、SANA, January 5, 2022、SOHR, January 5, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アズバ村でイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のソレイマーニー司令官の命日を祝い、イランの撤退を求める抗議デモ(2022年1月5日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアズバ村でイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官とイラク人民動員隊のアブー・マフディー・ムハンディス副司令官の暗殺の命日(2020年1月3日)に合わせて、殺害を祝い、「イランの民兵」の駐留を拒否するデモが行われた。

デモ参加者は、「シリア革命旗」(委任統治領シリアの国旗)を掲げ、ソレイマーニー司令官の写真などを破り、抗議の意思を示した。

AFP, January 5, 2022、ANHA, January 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2022、Reuters, January 5, 2022、SANA, January 5, 2022、SOHR, January 5, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラサーファ砂漠でダーイシュに対して4回の爆撃を実施(2022年1月5日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して4回の爆撃を実施した。

AFP, January 5, 2022、ANHA, January 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2022、Reuters, January 5, 2022、SANA, January 5, 2022、SOHR, January 5, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県各所を砲撃するなか、シリア赤新月社が避難民に食糧・人道支援物資を配給(2022年1月5日)

ハサカ県では、ANHA(1月5日付)、SANA(1月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村、ウンム・カイフ村、タッル・カイフジー村、タッル・シャンナーン村、ウガイビシュ村を激しく砲撃した。

この砲撃により、タッル・タムル町の変電所への電力供給が停止し、利用不能となった。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町南部に対しても砲撃を加えた。

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シリア人権監視団によると、アブー・ラースィーン町一帯へのトルコ軍とシリア国民軍の砲撃を受けて、ダルバースィーヤ市近郊のシュール村とその周辺の村々に避難した住民に対して、シリア赤新月社が食糧や人道支援物資を配給した。

北・東シリア自治局)の支配地でシリア赤新月社がこうした支援活動を行うのは今回が初めて。

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このほか、シリア人権監視団によると、3日のファーティサ村に対するトルコ軍とシリア国民軍の砲撃で負傷していた人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍兵士1人が5日に死亡した。

AFP, January 5, 2022、ANHA, January 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2022、Reuters, January 5, 2022、SANA, January 5, 2022、SOHR, January 5, 2022などをもとに作成。

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シュマイティーヤ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられ、数百人が手続き完了(2022年1月5日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月5日付)によると、1月4日にシュマイティーヤ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられ、数百人が手続きを済ませた。

AFP, January 5, 2022、ANHA, January 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2022、Reuters, January 5, 2022、SANA, January 5, 2022、SOHR, January 5, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、ハマー県で交戦(2022年1月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室に所属するナスル軍が、シリア政府の支配下にあるガーブ平原のマナーラ村(タンジャラ村)を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サフム・ジャウラーン村で麻薬取引への関与を疑われていたシリア軍第4師団の兵士1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

また、タイバ町とマターイヤ村を結ぶ街道で、銃で撃たれて死亡したと思われる若い男性の遺体が発見された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反6件(イドリブ県1件、ラタキア県4件、アレッポ県0件、ハマー県1件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反10件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/photos/a.1492313031011448/

AFP, January 5, 2022、ANHA, January 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 5, 2022、Reuters, January 5, 2022、SANA, January 5, 2022、SOHR, January 5, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で27人、北・東シリア自治局支配地域で19人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で6人(2022年1月5日)

保健省は政府支配地域で新たに27人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者119人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、1月5日現在のシリア国内での感染者数は計50,417人、うち死亡したのは2,915人、回復したのは33,120人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/224705326504118

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに19人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、1月5日現在のシリア国内での感染者数は計37,222人、うち死亡したのは1,510人、回復したのは2,515人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性6人、女性13人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市3人、カーミシュリー市4人、マーリキーヤ(ダイリーク)市6人、ルマイラーン町1人、アームーダー市1人、アレッポ県のシャフバー地区(タッル・リフアト市)1人、アイン・アラブ(コバネ)市1人、ラッカ県のラッカ市2人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1761853587337904

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月5日に新たに6人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、84人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡1人、ハーリム郡0人、アリーハー郡1人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡4人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計92,999人、うち死亡したのは2,336人、回復したのは67,990人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1746819848856232

AFP, January 5, 2022、ACU, January 5, 2022、ANHA, January 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2022、Reuters, January 5, 2022、SANA, January 5, 2022、SOHR, January 5, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民336人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は738,686人に(2022年1月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月4日に難民336人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民324人(うち女性97人、子供165人)、ヨルダンから帰国したのは12人(うち女性4人、子供6人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は738,686人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者341,555人(うち女性102,643人、子ども173,902人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,131人(うち女性119,188人、子ども202,542人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は967,966人(うち女性290,489人、子供493,366人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,657人(うち女性41,389人、子供34,074人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,253人(うち女性423,948人、子供677,840人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/photos/a.1492313031011448/3130282917214443/

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 5, 2022をもとに作成。

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イスラエル軍報道官はヒズブッラーのドローンを撃墜したと発表(2022年1月4日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で速報を発表、レバノンとの国境地帯でヒズブッラー所属の小型無人航空機(ドローン)1機を撃墜したと発表し、その写真を公開した。

発表の内容は以下の通り:

国防軍部隊はレバノンとの国境でヒズブッラー所属のドローン1機を撃墜
我が部隊は今日、レバノン領内から越境したテロ組織ヒズブッラーのドローン1機を撃墜した。同地では、航空監視部隊が事件の一部始終を負っていた。

国防軍はイスラエル国の主権にたいするいかなる侵害も阻止するため行動を続ける。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

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イラク・アンバール県のアイン・アサド航空基地を狙おうとしたドローン2機を撃墜(2022年1月4日)

イラクの治安メディア・セルは、1月4日早朝に米軍が駐留するアンバール県のアイン・アサド航空基地を狙おうとした無人航空機(ドローン)2機を撃墜したと発表した。

https://www.facebook.com/SecMedCell/posts/1039659093483164

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、Security Media Cell, January 14, 2021、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合のドローンがダイル・ザウル県にある「イランの民兵」の拠点を爆撃(2022年1月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるクーリーヤ市近郊のマザール・アイン・アリー農場一帯に設置されている「イランの民兵」の拠点複数カ所が所属不明の無人航空機(ドローン)の攻撃を受け、複数回の爆発が発生した。

「イランの民兵」のドローンが攻撃を受けるのは今年になって初めて。

ナフル・メディア(1月4日付)によると、爆撃は4日の昼頃にドローン1機によって行われ、アシャーラ市近郊の砂漠地帯に設置されているイラク人民動員隊に所属するアブー・ファドル・アッバース旅団の拠点2カ所と、クーリーヤ市近郊の砂漠地帯に設置されているイラン・イスラーム革命防衛隊の拠点1カ所が標的となった。

アイン・フラート(1月3日付)によると、爆撃を実施したのはドローン4機。

また、アイン・フラートによると、イラン・イスラーム革命防衛隊の拠点は、マザール・アイン・アリー農場近くに位置し、ハーッジ・ハサン・イーラーニーとして知られる人物が率いるグループが教練施設として使用、ロケット弾や迫撃砲の射場、武器弾薬庫なども完備していたという。

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これに関して、ロイター通信(1月4日付)は、米主導の有志連合の匿名高官の話として、有志連合が「グリーン・ヴィレッジ」(ウマル油田に設置されている基地)近くに設置されていたロケット弾の射場複数カ所に対して爆撃を実施したと伝えた。

同匿名高官は、爆撃は脅威となっていた射場に対して行われたとしつつ、具体的な場所については明らかにしなかった。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、‘Ayn al-Furat, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Naher Media, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がスフナ市近郊の砂漠地帯でダーイシュに対して爆撃を実施(2022年1月4日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が3日深夜から4日未明にかけて、スフナ市近郊の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年1月4日)

ラッカ県では、ANHA(1月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線、マアラク村を砲撃した。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

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バレル米国務省シリア問題担当副特使(大使)がカーミシュリー市の北・東シリア自治局の渉外関係委員会本部を訪問、イラク・クルディスタン自治政府が一方的に閉鎖したフィーシュ・ハーブール国境通行所(スィーマルカー国境通行所)再開に向けて取り組む意思を示す(2022年1月4日)

米国務省シリア問題担当副特使のマット・バレル大使が、ハサカ県のカーミシュリー市にある北・東シリア自治局の渉外関係委員会本部を訪問し、同局のアブドゥルカリーム・ウマル共同議長、ファナル・カイート共同副議長、アビール・イーリヤー共同副議長らと会談した。
渉外関係局 委員会

ANHA(1月4日付)によると、会談では、政治、経済にかかる問題について意見を交わし、バレル大使は昨年12月16日にイラク・クルディスタン自治政府が一方的に閉鎖したフィーシュ・ハーブール国境通行所(シリア側はハサカ県スィーマルカー国境通行所)再開に向けて取り組む意思を示した。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1761156890740907

一方、イラク・クルディスタン民主党の部隊によって殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体引き渡しを求めて、北・東シリア自治局ジャズィーラ地域の殉教者遺族機構がスィーマルカー国境通行所前の広場にテントを設置して続けている座り込みデモにカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市の住民らが交代で参加、テント前で抗議行動を行った。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

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ヨルダン通商サービス展覧会がダマスカス郊外県マディーナト・マアーリド(エクスポ・シティ)で開幕(2022年1月4日)

ヨルダン通商サービス展覧会がダマスカス郊外県マディーナト・マアーリド(エクスポ・シティ)で開幕した。

展覧会は、シリアの経済対外通商大臣、外務在外居住者省、商業会議所連合と、ヨルダンの商業会議所の主催・共催によるもので、ヨルダンの関連企業60社以上、ビジネスマン・経済関係者135人が参加し、1月6日まで開催される。

開幕式には、シリアのムハンマド・サーミル・ハリール経済対外通商大臣、ヨルダンのナーイル・カバーリーティー商業会議所代表らが出席した。

また、アムル・サーリム国内通商消費者保護大臣が、ヨルダン通商サービス展覧会に参加するためにシリアを訪問したヨルダン商業会議所の使節団と面談し、両国の経済協力関係と通商の強化の方途について意見を交わした。

SANA(1月4日付)が伝えた。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

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アサーイシュがロシア軍パトロール部隊のハサカ県マーリキーヤ市への進入を阻止(2022年1月4日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるマーリキーヤ(ダイリーク)市の入口に設置されている検問所を通過しようとしたロシア軍のパトロール部隊の進行を阻止した。

ロシア軍パトロール部隊が進行を阻止された際、同地では米軍部隊がパトロールを実施していたという。

一方、SANA(1月4日付)によると、米軍のヘリコプター4機が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支援を受けて北・東シリア自治局の支配下にあるダシーシャ村で空挺作戦を実施し、村を封鎖し、民家複数棟で強制捜査を実施した。

このほか、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など30輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、県内各所の米軍基地に向かった。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県シュマイティーヤ町に和解センターが新たに設置され、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが始まる(2022年1月4日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月4日付)によると、シュマイティーヤ町に和解センターが新たに設置され、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが開始された。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村およびその一帯を爆撃(2022年1月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村およびその一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反5件(イドリブ県0件、ラタキア県2件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3129772547265480

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

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