アサド大統領は民族イスラーム大会の使節団と会談「民族としての帰属は現実に基づいて培わなけれ、諸国民の利益に直結していなければならない」(2021年6月14日)

アサド大統領は、シリアを訪問中の民族イスラーム大会の使節団と首都ダマスカスで会談した。

使節団は、アラブ・イスラーム諸国の政党代表、政治活動家、議員、組合幹部らからなり、大統領府の発表によると、会談では、アラブ民族主義の理念、アラブ・アイデンティティ、アラブ人としての帰属意識について意見が交わされるとともに、最近のガザ情勢、若者の役割、アラビア語の刷新についても議論が及んだ。

アサド大統領は使節団に対して以下の通り述べた。

民族主義の理念の基礎と本質にあるのは、帰属意識であり、理論的・イデオロギー的な枠組みのもとで民族主義の理念を示すだけであってはならず、現実に基づいて培わなけれ、イデオロギー的理念と諸国民の利益が結びつけられなければならない。

アラブ思想界のエリートが直面する課題とは、帰属意識と利益が直結していることを人々に納得させることだ。分断、隔絶、宗派主義といった状況は、アラブ諸国のどこかで発生すれば、別の国に波及してしまう。そうなれば、我々はアラブ諸国を単一の民族主義的なアリーナとして捉えられなくなってしまう。

こうした発言に対して、使節団はシリア国民の不屈の精神が過去数年における危機のなかで民族主義に基づくプロジェクトを再生したと賛辞するとともに、大統領選挙の成功とアサド大統領の再選に祝意を示した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/4300555166654949

AFP, June 14, 2021、ANHA, June 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2021、Reuters, June 14, 2021、SANA, June 14, 2021、SOHR, June 14, 2021などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領がNBCのインタビューに応じ、米国のシリア政策が「予測可能性と安定性」を欠き、「非人道的」と非難(2021年6月14日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は、6月16日に予定されているジョー・バイデン米大統領との首脳会談に先立って、米NBCニュース(6月14日付)の単独インタビューに応じた。

バイデン大統領が予測可能性と安定性を重視していることに関して、プーチン大統領は中東情勢と絡めて以下のように述べた。

彼(バイデン大統領)と私は別の事を言っている。だが、ポイントはおそらく同じだ。ある意味、我々の修辞は多様で異なった内容ではある。だが、私の意見を訊くのであれば、それが何かを答えたい。国際情勢においてもっとも重要な価値とは、予測可能性と安定性だ。

私は、米国に対して、この二つをこの数年間目にしていないと考えている。2011年のリビアを思い出した時、いったいどんな安定性と予測可能性があったのか。そこでは国は分断され、破壊されてしまった。

いったいどんな安定性と予測可能性があったのか。アフガニスタンに継続的に部隊を駐留させるという発言があった。その後突如として、アフガニスタンから部隊が駐留している。改めて言うが、予測可能性と安定性とは何か。

中東の出来事について、この予測可能性と安定性は、いったい何をもたらすのか。シリアではどうなのか。ここでいう安定的、予測可能というのは何なのか。米国の首脳たちに訊いてきた。「アサドに去って欲しいのか。誰が代わりにしたいのか。誰かが誰かにとって代わった時、何が起きるのか」。

答えは奇妙なものだった。答えは「分からない」だった。では、次に何が起きるのかが分からないのに、なぜ今あるものを変えるのか。第2のリビア、もう一つのアフガニスタンにしたいのか。我々はそれを望んでいるのか。そんなことはない。席をともにし、話、すべての当事者が受け入れることのできる妥協点を探そう。そうすることで安定性が実現する。ある一つの視点を、それだけが「正しい」視点だと言って押しつけてもそれは達成されない。それでは安定性は実現しない。

プーチン大統領はまた、国連安保理決議第2165号が定める越境(クロスボーダー)人道支援延長をなぜ阻止しようとしているのかとのキア・シモンズ記者の質問に対して以下のように応えた。

見て欲しい。残念ながら、シリアにはすでにたくさんの悲劇が生じている。 そして、我々の行動のすべては、事態を安定させ、正常化するために向けられる必要がある。ロシアの支援により、シリア、シリアの当局は、国土の90%以上の支配を回復できるようになった。

今確立する必要があるのは、あらゆる種類の政治的文脈と切り離すかたちで、人々に人道的な支援を行うことだけだ。しかし、西側全般、米国と西欧は、アサド大統領を援助するつもりはないと言ってきた。

アサド大統領と何の関係があるのか。支援が必要な人々を支援して欲しい。それがもっとも基本的なことです。彼らは、コロナ禍であるにもかかわらず、医薬品や医療機器の供給に対する制限を解除しようともしない。 しかし、それは非人道的だ。

人々に対するこのような残酷な態度は、決して説明し得るものではない。国境通行所についてもだ。戦闘員が今も人々に対して略奪、殺戮、レイプを続けているイドリブ地域もある。しかし、何も起きていないという。米軍の支配下にあるタンフ地域もある。

我々は最近になってこの地域(タンフ地域)から来たというギャングや盗賊を捕らえた。彼らは自分たちにはロシア軍の施設という特定の標的があると言っていた。国境通行所について、世界中で行われているのと同じように、国際人道法の規定に基づいて、支援が行われるべきだというのが我々の立場だ。

支援は中央政府を通じて行われなければならない。政府が差別されることがあってはならない。シリアの中央政府が何かを略奪すると信じる根拠があるのなら、国際赤十字がオブザーバーとなってすべてを監視すればいい。

シリア政府の誰かが人道支援の一部を盗むことに関心があるとは思わない。中央政府を通じて行われる必要がある。それゆえに、我々はアサド大統領を支援している。なぜなら、別の行動様式をとることで、シリア・アラブ共和国の主権が損なわれるからだ。それだけだ。イドリブ地域については、トルコ軍が効果的にトルコとシリアの国境を管理し、車列が双方向的に無制限に越境を行っている。

AFP, June 14, 2021、ANHA, June 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2021、NBC News, June 14, 2021、Reuters, June 14, 2021、SANA, June 14, 2021、SOHR, June 14, 2021などをもとに作成。

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フランスのマクロン大統領はトルコのエルドアン大統領との会談でシリア情勢をめぐって協力するとの意思を伝える(2021年6月14日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がフランスのエマニュエル・マクロン大統領と会談した。

会談はベルギーのブリュッセルで開催されたNATOの首脳会談に合わせたもの。

52分の会談で、マクロン大統領は、シリア、リビア情勢をめぐってトルコに協力し、共同戦略をとる意思を示した。

ロイター通信(6月14日付)が伝えた。

AFP, June 14, 2021、ANHA, June 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2021、Reuters, June 14, 2021、SANA, June 14, 2021、SOHR, June 14, 2021などをもとに作成。

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正体不明の武装集団がダイル・ザウル県ブーカマール市近郊のイラクの人民動員隊の本部を襲撃、所属不明の航空機が武器弾薬庫を爆撃し破壊(2021年6月14日)

ダイル・ザウル県では、アイン・フラート(6月14日付)によると、正体不明の武装集団がシリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊のハリー村にあるイラクの人民動員隊の本部を襲撃し、手兵を殴打した後、施設内に突入し、司令官1人を含む3人を殺害した。

また、アイン・フラート(6月15日付)は、所属不明の航空機複数機が、シリア政府の支配下にあるブーカマール市南に設置されている「イランの民兵」の基地内の武器弾薬庫を爆撃したと伝えた。

この爆撃で、武器弾薬庫は完全に破壊され、民兵多数が死傷したという。
AFP, June 14, 2021、ANHA, June 14, 2021、‘Ayn al-Furat, June 14, 2021, June 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2021、Reuters, June 14, 2021、SANA, June 14, 2021、SOHR, June 14, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県、ヒムス県の砂漠地帯でダーイシュに対して爆撃を実施(2021年6月14日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県ビシュリー山一帯の砂漠地帯、マヤーディーン市近郊の砂漠地帯(ファイダト・ブン・ムワイニア地区)、ヒムス県スフナ市近郊の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って40回以上の爆撃を実施した。

AFP, June 14, 2021、ANHA, June 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2021、Reuters, June 14, 2021、SANA, June 14, 2021、SOHR, June 14, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県東部のジュダイド・バッカーラ村で住民がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の汚職に抗議するデモ(2021年6月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある県東部のジュダイド・バッカーラ村で住民が、地元評議会の汚職に抗議、食糧や燃料の充分な供給を求めて抗議デモを行い、路上でタイヤを燃やすなどして道路を封鎖した。

AFP, June 14, 2021、ANHA, June 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2021、Reuters, June 14, 2021、SANA, June 14, 2021、SOHR, June 14, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で46人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で48人(2021年6月14日)

保健省は政府支配地域で新たに46人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者7人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、6月14日現在の同地での感染者数は計24,860人、うち死亡したのは1,815人、回復したのは21,682人となった。

SANA(6月14日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で6月14日に新たに48人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、165人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡2人、ハーリム郡9人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡5人、バーブ郡13人、アフリーン郡12人、アアザーズ郡7人。

これにより、同地での感染者数は計24,788人、うち回復したのは21,609人、死亡したのは692人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1599020126969539/

AFP, June 14, 2021、ACU, June 14, 2021、ANHA, June 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2021、Reuters, June 14, 2021、SANA, June 14, 2021、SOHR, June 14, 2021などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるラタキア県サルマー町各所などを砲撃(2021年6月14日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるサルマー町各所を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市などM5高速道路沿線一帯各所を砲撃した。

シリア軍も、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のマルイヤーン村、シャンナーン村、バーラ村、ファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村、カンスフラ村、ナージヤ村を砲撃し、マルイヤーン村では一家3人(女性1人、子供2人)が負傷した。

一方、シャーム解放機構の治安部隊がフーア市の民家複数棟に突入し、新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構のメンバー4人を逮捕した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村基地を砲撃した。

シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるクライディーン村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍による6月12日のタッル・リフアト市一帯に対する砲撃で重傷を負っていたシリア軍兵士1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県20件、ラタキア県7件、アレッポ県0件、ハマー県7件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を26件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 14, 2021、ANHA, June 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 14, 2021、Reuters, June 14, 2021、SANA, June 14, 2021、SOHR, June 14, 2021, June 15, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民293人と国内避難民(IDPs)3人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は674,791人、2019年以降帰還したIDPsは88,841人に(2021年6月14日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月14日付)を公開し、6月13日に難民293人(うち女性88人、子供150人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民293人(うち女性88人、子供150人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は674,791人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者279,543人(うち女性84,021人、子ども142,293人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,755,749人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は904,071人(うち女性271,297人、子供460,784人)となった。

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一方、国内避難民3人が新たに帰宅した。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は88,841人(うち女性32,940人、子供32,015人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,357,437人(うち女性415,499人、子供675,781人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 14, 2021をもとに作成。

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シャーム解放機構支配下のイドリブ市とトルコ占領下のマーリア市(アレッポ県)でアフリーン市の病院などへの砲撃を非難する抗議デモ(2021年6月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、トルコ占領下のアレッポ県アフリーン市の病院などに対する砲撃に抗議するデモが行われ、シリア軍、「イランの民兵」、ロシアによる「犯罪」に非難の声が上げられた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるマーリア市で同様の抗議デモが発生した。

AFP, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

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カーミシュリー市近郊のドゥーラーヤ村で軍事治安局支援者が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡(2021年6月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市近郊のドゥーラーヤ村で、軍事治安局の支援者が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市に対してドローンで爆撃(2021年6月13日)

アレッポ県では、ANHA(6月13日付)によると、トルコ軍が早朝、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市に対して無人航空機(ドローン)で爆撃を行った。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともにタッル・リフアト市を砲撃した。

砲撃は同日午後も行われた。

AFP, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

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アサド大統領はイランとパレスチナの新大使の信任状捧呈式に出席(2021年6月13日)

アサド大統領はシリアに着任したイランのマフディー・ソブハーニー大使とパレスチナのサミール・リファーイー大使の信任状捧呈式に出席、両大使と個別に会談した。


SANA(6月13日付)が伝えた。

AFP, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

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アレッポ城で3日連続で大統領選挙の成功とアサド大統領の再選が祝われる(2021年6月13日)

アレッポ県では、SANA(6月13日付)によると、アレッポ市のアレッポ城内で、観光省がアレッポ県の協力を得て「慈愛と忠誠」と銘打った祝典を開催し、三日連続で大統領選挙の成功とアサド大統領の再選を祝った。

AFP, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で25人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で64人(2021年6月13日)

保健省は政府支配地域で新たに25人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者7人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、6月13日現在の同地での感染者数は計24,814人、うち死亡したのは1,810人、回復したのは21,675人となった。

SANA(6月13日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で6月13日に新たに64人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、90人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡2人、ハーリム郡15人、アリーハー郡2人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡2人、バーブ郡22人、アフリーン郡11人、アアザーズ郡10人。

これにより、同地での感染者数は計24,740人、うち回復したのは21,444人、死亡したのは692人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1598373810367504/

AFP, June 13, 2021、ACU, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がラタキア県で砲撃戦(2021年6月13日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカバーナ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリアの支配下にあるトルコマン山地方のシャムルーラーン村、下シュマイル村、ザイトゥーナ村、カルズ村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマガール・ウルヤー村、ナイラブ村、ザーウィヤ山地方各所を砲撃した。

同監視団によると、6月6日の戦闘激化以降、355世帯、1,500人が反体制派支配地内のより安全な場所に避難しているという。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を33件(イドリブ県20件、ラタキア県7件、アレッポ県2件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を26件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 13, 2021、ANHA, June 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 13, 2021、Reuters, June 13, 2021、SANA, June 13, 2021、SOHR, June 13, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民301人と国内避難民(IDPs)284人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は674,498人、2019年以降帰還したIDPsは88,838人に(2021年6月13日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月13日付)を公開し、6月12日に難民301人(うち女性90人、子供153人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民301人(うち女性90人、子供153人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は674,498人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者279,250人(うち女性83,933人、子ども142,143人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,755,749人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は903,778人(うち女性271,209人、子供460,634人)となった。

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一方、国内避難民284人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは284人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は88,838人(うち女性32,939人、子供32,013人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,357,434人(うち女性415,498人、子供675,779人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 13, 2021をもとに作成。

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北・東シリア自治局は今年中に支配地での地方選挙を実施するための準備を開始したと発表(2021年6月12日)

北・東シリア自治局はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/smensyria/)を通じて、2021年中に地方選挙を実施するための準備を開始したと発表した。

発表によると、同自治局執行評議会議長府が、ジャズィーラ地域とユーフラテス地域の選挙管理委員会の元メンバーと会合を開いた。

会合は、前回選挙での経験を活かして、新たな選挙の実施を準備することが目的。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1620617464794851

 

AFP, June 19, 2021、ANHA, June 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 19, 2021、Reuters, June 19, 2021、SANA, June 19, 2021、SOHR, June 19, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構のウズベク人メンバーがイドリブ博物館の収蔵品を破壊(2021年6月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市のミフラーブ交差点にあるイドリブ博物館に、同組織のウズベク人メンバーが侵入し、展示されていた古代の彫像、壁画、モザイク画複数展を破壊した。

犯行理由は不明だが、同地の自治を委託されているシリア救国内閣の管理下に置かれ地得る博物館運営局からの正式の発表は行われてない。

なお、イドリブ博物館の収蔵品の多くは、シャーム解放機構(当時の組織名はシャームの民のヌスラ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム軍団などからなるファトフ軍がイドリブ県全域を制圧した2015年3月以降、略奪によって散逸している。

博物館周辺は略奪を回避するために厳戒態勢が敷かれているが、一部住民は反体制派が所蔵品を持ち去ったと疑っている。

AFP, June 12, 2021、ANHA, June 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2021、Reuters, June 12, 2021、SANA, June 12, 2021、SOHR, June 12, 2021などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市が砲撃を受け、病院などが被弾、18人が死亡、トルコが報復砲撃を強化(2021年6月12日)

アレッポ県では、ANHA(6月12日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける「傭兵」(シリア国民軍)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアキーバ村、バイナ村、フライビカ村を砲撃した。

https://youtu.be/IOrH1xPU6z0

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一方、トルコの占領下にあるアフリーン市に何者かが迫撃砲弾多数を打ち込んだ。

https://www.youtube.com/watch?v=M4ubb1glxjw

https://www.youtube.com/watch?v=pZ13SigeRtY


ANHAによると、砲撃はシリア政府の支配下にあるヌッブル市、ザフラー町一帯から日没直前に行われ、西オートストラード、トルコ軍特殊部隊が駐留するファイサル・カッドゥール学校、スィヤーサ通り、アフリーン病院、アフリーン市とマーラーティー村を結ぶ街道に砲弾多数が着弾し、7人が死亡、14人が負傷した。

シリア人権監視団は、シリア軍がアレッポ市北東のズィヤーラ村とイッビーン村の拠点複数カ所から砲撃を行ったとしたうえで、女性5人、子供2人、男性医師1人を含む民間人14人、シリア国民軍の司令官1人を含む戦闘員4人の計18人が死亡、少なくとも23人が負傷したと発表、病院などを狙った攻撃を「虐殺」と形容した。

シリア人権監視団が6月13日に発表したところによると、その後死者は21人となった。

内訳は、民間人17人(女性5人、子供4人、医師1人、医療スタッフ1人)、戦闘員3人(スライマーン・シャー師団司令官1人)、警官(いわゆる自由警察)1人。

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これに対して、トルコ軍とシリア国民軍は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による攻撃と断じ、アキーバ村、バイナ村、フライビカ村に加えて、ズィヤーラ村、スムーカ村、ハルバル村、ワフシーヤ村、アルカミーヤ村、シャワーリガ村、マルアナーズ村、ダイル・ジャマール村、アウダ国内避難民(IDPs)キャンプ(ズィヤーラ村近郊)一帯に対しても砲撃を行った。

この砲撃により、アキーバ村で12歳の子供が負傷した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍が打ったロケット弾、迫撃砲弾は180発以上に及んだ。

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しかし、シリア民主軍の広報センターのファルハード・シャーミー・センター長は報道声明を出し、一部メディアがシリア民主軍による攻撃だと伝えたことに関して、迫撃砲が発射された地域にシリア民主軍の部隊は駐留していなかったとして関与を否定、すべての報道機関に信頼できる報道を行うよう呼びかけた。

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また、ラタキア県のフマイミーム航空基地に設置されているロシア当事者和解調整センターも報道声明を出し、「シリア政府軍はアレッポ県北部のアフリーン市の住宅街を砲撃していない。アフリーン市内ではなく、同市周辺から急進的な勢力によって砲撃が行われた」と発表した。

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このほか、アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるジャラーブルス市で、し「総合治安警察」部隊の士官(少尉)1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, June 12, 2021、ANHA, June 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2021、Reuters, June 12, 2021、SANA, June 12, 2021、SOHR, June 12, 2021、June 13, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県では「人民諸派」がシリア民主軍の車輌を爆破、アレッポ県マンビジュ市では親政府の部族が住民に武器を配給しているとの情報(2021年6月12日)

ハサカ県では、SANA(6月12日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にある県東部のウンム・フジャイラ村で、「人民諸派」が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌を狙って即席爆弾を爆発させ、兵士1人を殺害、1人を負傷させた。

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シリア人権監視団は、信頼できる複数の消息筋の話として、シリア政府支持者らが、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のマンビジュ市や同市一帯の住民に対して武器を配給していると発表した。

同監視団によると、バニー・サアディー部族、ブースルターン部族、ブーブナー部族が、1,000人以上の住民を集め、爆弾、カラシニコフ銃などを提供、教練を行っているという。

マンビジュ市は、5月31日と6月1日の抗議デモ発生で緊張状態が続いている。

AFP, June 12, 2021、ANHA, June 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2021、Reuters, June 12, 2021、SANA, June 12, 2021、SOHR, June 12, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県ハッラーブ・ジール村に違法に航空基地を設置し、駐留する米軍部隊の装甲車、貨物車輌の車列がイラクに向かう(2021年6月12日)

ハサカ県では、SANA(6月12日付)がヤアルビーヤ町近郊の(西)スワイディーヤ村の複数の住民の話として伝えたところによると、ハッラーブ・ジール村に違法に航空基地を設置し、駐留する米軍部隊の装甲車、貨物車輌の車列が、同じく違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, June 12, 2021、ANHA, June 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2021、Reuters, June 12, 2021、SANA, June 12, 2021、SOHR, June 12, 2021などをもとに作成。

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アレッポ城で大統領選挙の成功とアサド大統領の再選を祝う祝典が続く(2021年6月12日)

アレッポ県では、SANA(6月12日付)によると、アレッポ市のアレッポ城内で、観光省がアレッポ県の協力を得て「慈愛と忠誠」と銘打った祝典を開催し、前日に続いて大統領選挙の成功とアサド大統領の再選を祝った。

AFP, June 12, 2021、ANHA, June 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2021、Reuters, June 12, 2021、SANA, June 12, 2021、SOHR, June 12, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で22人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で67人(2021年6月12日)

保健省は政府支配地域で新たに22人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、6月12日現在の同地での感染者数は計24,789人、うち死亡したのは1,808人、回復したのは21,668人となった。

SANA(6月12日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で6月12日に新たに67人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、124人が完治し、1人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡6人、ハーリム郡24人、アリーハー郡5人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡9人、バーブ郡0人、アフリーン郡11人、アアザーズ郡12人。

これにより、同地での感染者数は計24,676人、うち回復したのは21,354人、死亡したのは692人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1597675747103977/

AFP, June 12, 2021、ACU, June 12, 2021、ANHA, June 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2021、Reuters, June 12, 2021、SANA, June 12, 2021、SOHR, June 12, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県に対するシリア軍・ロシア軍の攻撃で2人死亡(2021年6月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフルラーター村を砲撃、砲弾が民間の車輌を直撃し、乗っていた男性1人が死亡、3人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、マアッルザーフ町にあるトルコ軍拠点の外壁に対して攻撃を加える一方、バイニーン村近郊の森林地帯で「決戦」作戦司令室と交戦した。

シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるムアスラーン村にある親ロシア民兵(シリア軍第5軍団)の拠点を砲撃し、複数の負傷者が出た。

また「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるカフルナブル市、マアッラト・ヌウマーン市およびその一帯を砲撃した。

これに対して、ロシア軍戦闘機は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方東部のマンタフ村、サルジャ村、ルイワハ村、バイニーン村に対して爆撃を行い、マンタフ村で女性1人が死亡、1人が負傷、サルジャ村で7人が負傷した。

なお、SANA(6月12日付)は、トルコ軍とその支援を受ける「傭兵」(「決戦」作戦司令室)が、シリア政府支配地と反体制派支配地の境界に位置するタッル・マンスール村とその周辺を砲撃し、農地に被害が出たと伝えた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が、シリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村、ナーウール・ジューリーン村、アイン・ハマーム村、アイン・スライムー村、バラカ村、バフサ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるキンサッバー町一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるインヒル市で住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県17件、ラタキア県8件、アレッポ県4件、ハマー県9件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は17件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を11件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, June 12, 2021、ANHA, June 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 12, 2021、Reuters, June 12, 2021、SANA, June 12, 2021、SOHR, June 12, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民276人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は674,197人に(2021年6月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月12日付)を公開し、6月11日に難民276人(うち女性83人、子供141人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民276人(うち女性83人、子供141人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は674,197人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者278,949人(うち女性83,843人、子ども141,990人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,755,749人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は903,477人(うち女性271,119人、子供460,481人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は88,554人(うち女性32,794人、子供31,973人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,357,150人(うち女性415,353人、子供675,739人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 12, 2021をもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県の砂漠地帯でダーイシュを狙って大規模な爆撃を実施(2021年6月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がビシュリー山一帯の砂漠地帯、マヤーディーン市近郊の砂漠地帯(ファイダト・ブン・ムワイニア地区)で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って大規模な爆撃を実施した。

一方、地上では、シリア軍と親政権民兵がダーイシュの残党を掃討するため、4日連続となる大規模な治安維持活動を行った。

これに対して、ダーイシュは、シリア軍第25師団の兵員輸送者を襲撃し、兵士2人を殺害、13人を負傷させた。

AFP, June 11, 2021、ANHA, June 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 11, 2021、Reuters, June 11, 2021、SANA, June 11, 2021、SOHR, June 11, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプでダイル・ザウル県出身のIDPsの男性1人が殺害される(2021年6月11日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第4区で、ダイル・ザウル県出身の国内避難民(IDPs)の男性1人が、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる武装した男性にサイレンサー付きの銃で撃たれて死亡した。

フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

一方、8つのブロックのうち、第1、2、3、7ブロックにはイラク人難民が、第5、6、8ブロックにはシリア人IDPsが、第4ブロックにはイラク人難民とシリア人IDPsの両方が収容されている。

また、この8ブロックとは別に、シリア、イラク以外の国の出身者が収容されている。

AFP, June 11, 2021、ANHA, June 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 11, 2021、Reuters, June 11, 2021、SANA, June 11, 2021、SOHR, June 11, 2021などをもとに作成。

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トルコが違法に通行所を設置している国境沿いのカフルルースィーン村に近いIDPsキャンプ内で抗議デモが発生、ザーウィヤ山地方での戦闘を収束させるよう求める(2021年6月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコが違法に通行所を設置している国境沿いのカフルルースィーン村に近い国内避難民(IDPs)キャンプ内で抗議デモが発生し、参加したIDPsや住民らは、6月5日から激化しているザーウィヤ山地方での戦闘を収束させるよう、トルコとその支援を受けるシリア民主軍に訴えた。

AFP, June 11, 2021、ANHA, June 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 11, 2021、Reuters, June 11, 2021、SANA, June 11, 2021、SOHR, June 11, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県とアレッポ県各所を砲撃(2021年6月11日)

ラッカ県では、ANHA(6月11日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊一帯、マアラク村、アイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプを砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(6月11日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、アルカミーヤ村を砲撃した。

AFP, June 11, 2021、ANHA, June 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 11, 2021、Reuters, June 11, 2021、SANA, June 11, 2021、SOHR, June 11, 2021などをもとに作成。

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