ラッカ県では、シリア人権監視団が4日に発表したところによると、ラッカ市のヒシャーム・ビン・アブドゥルマリク通りにある青年会館の建物内の内務治安局の拠点がイスラーム国のセルと見られる武装グループの襲撃を受け、戦闘で、内務治安局の隊員1人が負傷した。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団、ムラースィルーンによると、アイン・タルマー町で、指名手配者の家族が警察官の暴行や恐喝を受けたとして、警察署を襲撃した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、スィッリーン町近郊のヒルバト・ハドラ村東の農地で、正体不明の武装グループの銃撃を受けて、若者1人が死亡し、1人が負傷した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県の内務治安局がアブー・ハマーム市など2ヵ所で簡易原油精製炉を押収、焼却した。
また、シリア人権監視団によると、ズィーバーン町でも内務治安局が精製施設を焼却した。
一方、シリア人権監視団によると、内務治安局がムハイミーダ村でシリア民主軍の元司令官の1人ハーリド・アブー・アンタル氏を住民に対する人権侵害の疑いで拘束した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市で武装グループが「旧体制残党との戦い」を口実に、地元住民に金銭的な上納金を課し始めた。
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ダルアー県では、SANAによると、軍用車両7台からなるイスラエル軍部隊が本日水曜日の朝、西部郊外のワーディー・ラカードに侵入、ラカード橋に検問所を設置した。
また、6台の車両からなる別の部隊がアブー・ギーサール丘の入口に展開、イスラエル軍兵士が、丘の入口から、ジャムラ村、スィースーン村を経由してワーディー・ラカードにいたる道路沿いに展開した。
さらに、SANAによると、イスラエル軍はジャムラ村・スィースーン村間の地域を砲撃した。
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クナイトラ県では、SANAによると、イスラエル軍部隊が県南部のクードナ村内の2軒の住宅を急襲し、村の若者1人と子ども1人を拘束・連行した。
一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、2日前にクードナ村で羊を放牧していた際に拘束された14歳の未成年者を釈放した。
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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権所属の武装した無人航空機2機がマジュダル村・マズラア町一帯の戦線を攻撃、国民防衛部隊と移行期政権の部隊およびこれを支持する勢力が交戦した。
シリア人権監視団によると、移行期政権側の無人航空機はまた、スワイダー市内の刑務所一帯を攻撃した。
また、国民防衛部隊と移行期政権側の交戦中に発射されたロケット弾の残骸が、ダルアー県北部のダイル・アダス村の学校校庭に落下した。
なお、SANAによると、非常事態災害省の民間防衛機構(ホワイト・ヘルメット)は、落下したロケット弾について、イスラエル・米国とイランの戦闘によるものだと発表している。
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SANAによると、非常事態災害省の民間防衛機構(ホワイト・ヘルメット)は、イスラエル・米国によるイランへの先制攻撃とイスラエルによるイスラエル・アラブ諸国への報復攻撃が激化するなか、ダルアー県とクナイトラ県で発生した3件のミサイル・無人航空機の残骸の落下に対処した。
落下が確認されたのは、クナイトラ県サラーム市(旧バアス市)のシリア・アラブ赤新月社の建物付近、ダルアー県北西部のダイル・アダス村の学校、同県ナワー市。
シリア人権監視団によると、イスラエル軍はダイル・アダス村でイランの無人航空機1機が撃墜したほか、ダルアー県上空で10機以上の無人航空機を迎撃した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団、ムラースィルーンによると、アイン・シャルキーヤ町近郊のファティーフ村の住宅にミサイルの残骸が落下した。
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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、イラン製とみられるミサイルの残骸がラッカ市東のザウル・ウライカシー地区に落下した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ウタイバ村の工業変電所の変圧器の一つにミサイルの残骸が落下し、同変電所は稼働停止となった。
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ダイル・ザウル県では、内務省(テレグラム)によると、内務治安局は、総合情報機関の協力のもと、バーグーズ村でアフマド・シャルア移行期政権の車列を標的としていたイスラーム国のテロ計画を未然に阻止、犯行計画に関与していたハーリド・アフマド・アッザーウィー容疑者を逮捕し、爆発用に準備されていた爆発物を押収した。
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アレッポ県では、SANAによると、国防省広報通信局は、県東部のラーイー村近郊で、何者かがシリア軍兵士2人を襲撃し、殺害した。
シリア人権監視団によると、2人はイスラーム国のセルの襲撃を受けたと見られる。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ダーナー市近郊のカラーマ・キャンプで、何者かによって殺害されたと見られる若者の遺体が発見された。
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米国・イスラエルによるイランへの先制攻撃とイランによるイスラエルやアラブ湾岸諸国各地への報復攻撃が続くなか、クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、県北部上空でイスラエル軍戦闘機の編隊が東方に向けて飛行しているのが確認された。
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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、県南西部のムナイズィラ村近くの農地にイラン製の弾道ミサイルが落下、爆発が発生した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヒルバト・ガザーラ町にイラン製と見られる無人航空機が墜落した。
また、シリア人権監視団によると、県東部のナイーマ村・ウンム・マヤーズィン町間の地域にイラン製と見られる無人航空機がイスラエル機によって上空で撃墜され、墜落した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、キスワ市近郊のムカイリーバ町の第75旅団地域にイラン製と見られるミサイルの残骸が落下した。
また、シリア人権監視団、ムラースィルーンなどによると、ジャルマーナ市付近のアイン・タルマー渓谷にミサイルの残骸が落下した。
これに関して、SANAは、イスラエルとイランの攻撃の応酬の結果、アイン・タルマー村にロケット弾の残骸が落下し、2人が負傷、物的損害が発生したと伝えた。
保健省救急緊急局のナジーブ・ナアサーン医師は、SANAに対して、ロケットの残骸の落下により、同村で4人(父親と3人の娘)が負傷し、カフル・バトナ町の国立病院に搬送されたことを明らかにした。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シュワイハーン村の農地に、イスラエル軍が迎撃したと見られるミサイルの弾頭が落下、爆発が発生した。
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SANAが2日に伝えたところによると、非常事態災害省の民間防衛機構(ホワイト・ヘルメット)は1日夜、イスラエル・米国によるイランへの先制攻撃とイスラエルによるイスラエル・アラブ諸国への報復攻撃が激化するなか、
ダルアー県とクナイトラ県で発生した5件のミサイル・無人航空機の残骸のラッカに対処した。
民間防衛機構によると、クナイトラ県サラーム市(旧バアス市)で無人航空機の残骸の落下が3件、ダルアー県ダルアー市ガラズ地区のガルズ穀物サイロ付近で無人航空機残骸の落下が1件、インヒル市でのミサイルの落下1件が記録された。
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国民防衛部隊は、イスラエルと米国によるイランへの先制攻撃と、これに対するイランの報復攻撃を受けて、フェイスブックを通じて声明を発表し、イラン側がイスラエルの都市に向けて発射したミサイルが精度を欠き、また攻撃が無差別的であったため、一部がバシャン山(ドゥルーズ山)地域内に落下、スワイダー市では、工業地区内の店舗にミサイル1発が着弾し、5人が死亡し、複数が負傷したことを明らかにした。
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これに対して、SANAによると、スワイダー県広報局は声明を出し、ミサイル爆発に関して、国民防衛部隊が接収した前政権期の遺留兵器のミサイルが、同部隊の作業場での解体中に爆発したと伝えた。
この爆発により、作業場の所有者とその息子を含む5人が死亡し、3人が負傷したという。

イナブ・バラディーによると、数日前にはクライヤー町のスルターン・バーシャー・アトラシュ廟付近で、武器と弾薬を積載したタクシーが爆発する事故が発生、19歳と15歳の若者2人が死亡していたという。
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シリア人権監視団も、スワイダー市工業地区の住宅建物にミサイルが落下し、子ども2人を含む民間人5人が死亡、複数が負傷したと発表した。
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スワイダー24によると、死亡したのは、以下5人:
ターレク・イスマーイール・アアワル
ワリード・イスマーイール・アアワル
ワリード・ターリク・アアワル
サイフ・シャイフ
マフムード・マズハル
一方、スワイダー24によると、スワイダー県東部の東ラディーマ村近くイラン製ミサイルの残骸が落下した。
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内務省(テレグラム)によると、アレッポ県の内務治安局、ジャラーブルス市でイスラーム国メンバーのジャースィム・イブラーヒーム・アフマド容疑者を逮捕した。
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ダイル・ザウル県では、SANAによると、県西部のジャズラト・ブーハミード村の検問所が武装した2人組の襲撃を受け、治安当局(内務治安局)が反撃、1人を負傷させた。
シリア人権監視団によると、2人組はイスラーム国のセルのメンバーと見られる。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市近郊のカンカール村で内務治安局がジャワード連隊に対して実施した治安作戦中に殺害された若者の遺体が家族に引き渡された。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ブスラ・シャーム市で、複数の手榴弾が市内各地区に投げ込まれ、爆発が連続して発生した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市とバーブ市を結ぶ高速道路沿線のティヤーラ村で、断食明け(イフタール)直前、内務治安局の隊員がオートバイに乗った身元不明の2人組の銃撃を受けて、死亡した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イスラーム国の細胞の活動が活発化していることを受け、地元当局は、ブーカマール市およびその農村部において、日没から翌朝までオートバイの運転を禁止する通達を出した。
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ヒムス県では、内務省(テレグラム)によると、内務治安局が車両の窃盗・転売などを専門とする犯罪集団に対する治安作戦を実施し、メンバー4人を逮捕した。
一方、ヒムス県では、シリア人権監視団が27日に発表したところによると、ヒムス市中心部の時計台広場近くで、正体不明の武装グループの発砲によりアラウィー派の若者が死亡した。
また、SANAが27日に伝えたところによると、ヒムス市カルム・ルーズ地区の商店内で、正体不明のグループの発砲により2人が死亡した。
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ラタキア県(フェイスブック)が26日未明に発表したところによると、県の内務治安指導部は、刑事捜査部の管理および監督のもと、ジャブラ市近郊でのジャワード連隊の司令官らに対する治安作戦で死亡したラービヤー・イスカンダル・シーハーさんの死因を特定するための調査委員会を設置、法医学医の立ち会いのもと遺体の検視を行い、死因の特定に着手した。
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アレッポ県では、イナブ・バラディーによると、包括兵合意の規定に沿うかたちで、シリア民主軍の部隊が、アイン・アラブ(コバネ)市からハサカ県へ向けて出発し、交代要員からなる部隊がハサカ県からアイン・アラブ市に入った。
両隊はアフマド・シャルア移行期政権の支配地域を通過、その間、内務治安局部隊のの護衛を受けた。
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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるタッル・ハミース町で、武装した戦闘員ら数十人が「アッラーは偉大なり」などと連呼しながら、行進を行い、北・東シリア地域民主自治局内務治安局(アサーイシュ)の同地への展開に反対した。
一方、シリア人権監視団によると、トルコの実効支配化にあるラアス・アイン市で、ヒムス県、イドリブ県、ダイル・ザウル県からの国内避難民(IDPs)数十人が抗議デモを行い、同地からの移住(帰還)、アサーイシュの展開に反対を表明した。
一方、ムラースィルーンによると、カーミシュリー市では、市民数十人が、地方行政庁舎前で抗議デモを行い、移行期政権当局に拘束された子どもたちの行方について説明を求めた。
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スワイダー県では、シリア人権監視団、スワイダー24によると、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安局がムトゥーナ村に設置している検問所で、ダマスカスの病院で手術を受けるため移動中であった65歳の男性が息子とともに拘束された。
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国民防衛部隊(フェイスブック)によると、県西部において、清掃局所属のサービス車両1台が、ダマスカス郊外県カナーキル村に駐留するシャルア移行期政権の部隊が発射した迫撃砲弾の着弾により損害を受けた。
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ダイル・ザウル県では、内務省(テレグラム)によると、県の内務治安局が、マヤーディーン市で精密治安作戦を実施、イスラーム国のセルのメンバーの1人であり、国防省第86師団の隊員1人を襲撃・殺害したマフムード・イード・アリー容疑者を逮捕した。
シリア人権監視団によると、隊員(砂漠部隊要員)は、ブーカマール市でオートバイに乗ったイスラーム国のセルの2人の襲撃を受けて死亡した。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バーブ・トゥーマ地区のギリシャ正教総主教座広場(マリーミーヤ大聖堂)で、住民や活動家らが抗議集会を行い、キリスト教徒の女性イーマーン・マターニユス・ジュルース氏が殺害された事件に対して、総主教からの公式な非難声明の発表を求めた。
シリア・テレビなどによると、ジュルース氏は24日にヒムス県のヒムス市アクラマ地区で正体不明の武装グループによって消音器付き拳銃に撃たれて、殺害された。
参加者らは「我々はテロのかまどの薪になることを拒む」、「キリスト教徒が沈黙の中で殺され、世界は目を背ける」と記した横断幕を掲げ、総主教に対して事件を明確に非難する立場を示すよう求めた。
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内務省(テレグラム)によると、ラタキア県内務治安司令官アブドゥルアズィーズ・アフマド准将は、ジャブラ市近郊のバイト・アルーニー村とビスナヤー村で同時治安作戦を実施し、ジャワード連隊の最重要拠点を攻撃、1時間にわたる銃撃戦の末、同連隊の首謀者であるバッシャール・アブドゥッラー・アブー・ラキーヤ容疑者を無力化し、さらに組織の指導者2人を排除、6人のメンバーを逮捕、武器および爆発物の倉庫を爆破した。
作戦では、特殊任務部隊(内務治安局所属)の隊員1人が死亡、1人が軽傷を負った。
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一方、シリ沿岸24テレグラムによると、内務治安局部隊がジャブラ市近郊のカンカールー村の民家を砲撃し、女性を含む民間人複数が死亡した。
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シリア人権監視団によると、内務治安局による同時治安作戦は、ジャブレ市郊外のクタイラビーヤ村、タッル・フワイリー村、バイト・アーナー村、カンカールー村を標的としたもので、多数の車両が村々に進入、複数の住宅への家宅捜索が行われ、これに伴い激しい衝突が発生、内務治安局側が重火器が使用された。
重火器による砲撃で、旧シリア軍の士官の住宅が完全に破壊された。
シリア人権監視団によると、一連の戦闘で、旧シリア軍の士官(大尉)1人、内務治安局隊員1人、民間人3人(うち高齢女性1人)が死亡、5人が拘束され、複数が行方不明となった。
このうち、旧シリア軍の士官は、レバノンからバイト・アルーニー村に最近になって帰還したところを通報され、突入した内務治安局との戦闘で死亡、民間人3人は、カンカールー村郊外の農場にある住宅への重機関銃での攻撃で死亡した。
また、ムラースィルーンも、ジャブラ市近郊の複数の村に対する砲撃で、女性を含む複数の民間人が死亡し、多数の住宅に甚大な被害が発生したと伝えた。
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