シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は各地での抗議デモが平和的に行われたことに謝意を示すとともに、日没前に、秩序正しく、静かに帰宅するよう呼び掛ける(2025年11月25日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、フェイスブックを通じて声明を出し、各地での抗議デモが平和的に行われたことに謝意を示すとともに、日没前に、秩序正しく、静かに帰宅するよう呼び掛けた。

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スワイダー県シャフバー町ではサバーヤ・サナドが宗派的暴力で被害を受けているアラウィー派住民との連帯を呼び掛けるデモ(2025年11月25日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、シャフバー町では、女性市民グループのサバーヤ・サナドが抗議集会を開き、宗派的暴力で被害を受けているアラウィー派住民との連帯、ダマスカス郊外県アドラー中央刑務所に拘束されているドゥルーズ派の拉致被害者・拘束者の解放を訴えた。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会のガザール議長の呼びかけに呼応して、アラウィー派が各地で抗議デモ、宗派主義を拒否、連邦制を求める(2025年11月25日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、フェイスブックの公式アカウント予備アカウントを通じて、また、中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は、フェイスブックのアカウントを通じて、ラタキア県、タルトゥース県、ヒムス県、ハマー県で、ガザール・ガザール議長の呼びかけに呼応して発生した抗議デモの映像や写真を公開した。

23日のザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃を受けたもの。

デモ参加者らは、「良き行いへと向かえ」(ハイヤ・アラー・ハイル・アル=アマル)、「連邦制、政治犯の解放、そして我々のヒムスの人々との連帯を!」、「政治犯に自由を」、「殺害を止めよ」、「宗派主義反対」、「秩序なき武装反対」、「我々の要求は国際的保護だ」などといったスローガンやシュプレヒコールを連呼して、プラカードを掲げて抗議の意思を示した。

シリア人権監視団によると、デモには数千人が参加した。

抗議デモが発生した市町村は以下の通り:

タルトゥース県タルトゥース市(サアディー広場、サウラ通りなど)

タルトゥース県バーニヤース市(クスール交差点)

タルトゥース県:サフサーファ村

タルトゥース県ミスヤーフ市

タルトゥース県サーフィーター市

タルトゥース県ドゥライキーシュ市

タルトゥース県シャイフ・バドル市

ハマー県アイン・クルーム村

ハマー県サルハブ市

ハマー県ウンム・トゥユール村

ラタキア県ラタキア市(ハンマーム広場、ズィラーア交差点、アズハリー環状交差点など)

ラタキア県バイト・ヤーシュート村

ラタキア県ジャブラ市(タバルジャ交差点など)

ラタキア県カルダーハ市

ラタキア県ダーリヤ町

ラタキア県クタイラビーヤ町

ヒムス県ファーヒル村

ヒムス県ヒムス市(ザフラ地区)

そのほか

これに対して、シリア人権監視団によると、デモ開始直後、数百人規模の武装勢力(アフマド・シャルア移行期政権を支持する武装勢力)が会場に侵入した。

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これに対して、シリア人権監視団によると、県内務治安部隊が、ラタキア市のアズハリー交差点、サウラ交差点、ズィラーア交差点、ハンマーム交差点、アラウィー派が多く暮らす地区に大規模展開し、幹線道路を閉鎖、デモ参加者に催涙ガス、無差別発砲などを使用、暴行を加えるなどして強制排除し、ラタキア市ズィラーア交差点で1人が負傷した。

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、フェイスブックの公式アカウント予備アカウントを通じて、また、中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は、フェイスブックのアカウントを通じて発表したところによると、治安部隊の介入が行われた市町村は以下の通り:
ラタキア県ジャブラ市(アマーラ地区、病院交差点など)

ラタキア県ラタキア市(ズィラーア交差点)

ヒムス県ヒムス市(ザフラ地区)

そのほか

シリア人権監視団によると、ラタキア市の南ラマル地区で、移行期政権に忠誠を誓う武装グループがアラウィー派住民の車輛、店舗を破壊、侮辱・脅迫を行った。

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SANAによると、ヒムス市ザフラ地区での抗議デモの会場を内務省ヌールッディーン・バーバー報道官が訪れ、住民の要求を聞き取り、関係当局へ伝えるため現地で対応した。

またSANAによると、ビラール・アスワド内務治安副司令官は、一部の住民が要求を表明するための抗議集会を行った後、市民の安全確保のため必要な措置を講じたと述べた。

SANAによると、ラタキア県の内務治安司令官のアブドゥルアズィーズ・ヒラール・アフマド准将はSANAに対して、次のように述べた。
・県内の複数地域で抗議集会を組織する呼びかけが現れ、特殊任務部隊および警察部隊が当初からこれらの集会を警備した。
・交通警察部隊は全面待機態勢に入り、交通の流れを確保し、混雑や道路の混乱を防いだ。
・当初は抗議の名目で現れた呼びかけは、ほどなく体系的な宗派扇動の場へと変質し、地域社会に分断を生じさせることを目的とした。
・国外から放送される扇動的なメディアが呼びかけを誇張し、憎悪・宗派対立を煽る言説を広め、さらには重大な犯罪に関与した戦争犯罪人の釈放を求める動きにもつながった。
・集会の進行中、旧体制残存勢力に属する犯罪細胞と結びついたグループが確認され、混乱扇動・警察や特殊任務部隊・交通警察への襲撃、県内務治安部隊の公式車輛の破壊行為が発生した。
・ラタキア市内の農業ロータリー周辺で警護中の部隊が、旧体制の治安・軍事機関に関係する将校が住むザラーア地区側から直接銃撃を受け、内務治安部隊員2名と複数の民間人が負傷した。
・デモや意見表明はすべてのシリア人に保障された権利であるが、治安要員への越権行為・襲撃・宗派的混乱の扇動に関与した者は法的枠組みに従って厳格に処罰する。
・県民に対し、海外居住者が虚偽の名目や誤解を招くスローガンのもと発する疑わしい呼びかけに惑わされず、意識と賢明さをもって行動するよう呼びかけた。

バーバー内務省報道官は、イフバーリーヤ・チャンネル(フェイスブック)に対して以下の通り述べた。
・シリア沿岸部のいくつかの地域で行われた抗議集会について、治安部隊は、混乱を扇動する勢力に利用される可能性のある突発的な事件を防ぐために確保した。
・内務省は、すべての人の表現の自由を法の範囲内で、そして社会の平穏を乱さない形で保障する。
・沿岸地域で混乱を扇動・宣伝している勢力は、すべて国外におり、当地の生活現実から切り離されている。
・一部の集会で唱えられた宗派的なスローガンは、その呼びかけの背後にある目的を示しているのであり、沿岸の人々が求めている本来の要求を反映したものではない。
・よって、沿岸地域の住民には、地域を不安定化の渦へ巻き込もうとする者たちの計画に乗せられないよう呼びかける。
・シリア国家は、すべての国民の要求を保障しうる唯一の存在である。こうした要求は、混乱のシナリオや、沿岸の人々がその意図をよく理解している呼びかけによって扱うことはできない。

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SANAによると、県内務治安部隊が住民と公共施設を保護するため、タルトゥース市に大規模に展開した。

SANAによると、県内務治安部隊が住民と公共施設を保護するため、ラタキア市に大規模に展開した。

SANAによると、県内務治安部隊が治安の強化と安定維持のため、ヒムス市南部のハダーラ通りに展開した。

SANAによると、内務治安部隊が、治安の強化と安定確保のため、ヒムス市時計広場に展開している。

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シャルア移行期政権に属する武装グループが5機の無人航空機、重機関銃・中型機関銃を使用してスワイダー県サリーム村、アティール村、国際幹線道路沿線を攻撃、民間人1人が死亡し、複数の負傷者(2025年11月25日)

スワイダー県では、国民防衛部隊がフェイスブックを通じて声明を出し、午後6時40分、アフマド・シャルア移行期政権に属する「テロ犯罪集団」が、リーマト・ハーズィム村とマンスーラ村から、5機の無人航空機、重機関銃・中型機関銃を使用して、サリーム村、アティール村、国際幹線道路沿線を攻撃、これにより民間人1人が死亡し、複数の負傷者が出た。

スワイダー24シリア人権監視団によると、この攻撃で住民1人が死亡、5人が負傷した。

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一方、内務省は、フェイスブックを通じて、県西部にある検問所を狙った「無法グループのテロ攻撃」によって、任務遂行中の要員1人が死亡し、2人が負傷したと発表した。

スワイダー24によると、攻撃はバルド村で24日深夜から25日未明にかけて発生した。

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スワイダー市内でのデモ参加者が県庁舎の建物に設置されているスワイダー県の看板の「県」の部分を撤去(2025年11月24日)

スワイダー県では、スワイダー24などによると、スワイダー市内で車によるデモ行進が行われ、参加者の一部が県庁舎の建物に設置されているスワイダー県の看板の「県」の部分を撤去した。

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シリア人女性作家のサマル・ヤズバク(ヤズベク)氏は「シリアのアラウィー派は集団的懲罰を受けている」と強調(2025年11月24日)


フランス在住のシリア人女性作家のサマル・ヤズバク(ヤズベク)氏は、『ル・モンド』に記事を寄稿し、「シリアのアラウィー派は集団的懲罰を受けている」と強調した。

ヤズベク氏は記事のなかで、3月にシリア沿岸部でアラウィー派に対して行われた「虐殺」の加害者への裁判は「形式的」で「裁判官や弁護団の一部が同じ違反行為に関与している」と主張、「法律も正義も欠如したイスラーム武装集団によって支配されている」と非難した。

アサド政権崩壊後一時帰国したヤズベク氏は「現地で衝撃的な現実を目の当たりにした」としたうえで、「「民兵」などと呼ばれるイスラーム主義武装集団が治安・軍事面の主導権を握り、アラウィー派を含む住民は国家機関の欠如や保護の弱さに苦しんでいる」と述べ、「ジャブラ市やラタキア市で会ったアラウィー派の住民は、新政府への反乱を噂されているにもかかわらず、ただ平穏に生きたいと願っていた」と代弁した。

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イドリブ市で正体不明の武装した男性が若い男性1人を銃で撃ち、殺害(2025年11月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市で、正体不明の武装した男性が若い男性1人を銃で撃ち、殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市で前政権の国防隊の隊員だった男性が正体不明の武装グループの銃撃を受けて死亡した。

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シャルア移行期政権の内務治安部隊がラタキア県で「ダーイシュのイデオロギーを持つ危険なセルの一つ」を摘発、その正体はトルクメン人(ウイグル人)の武装グループ(2025年11月24日)

アレッポ県では、SANAによると、トルコの実効支配下にあるアフリーン郡(「オリーブの枝」地域)で、県内務治安部隊が総合諜報機関と協力し、ダーイシュ(イスラーム国)のテロ細胞・拠点を標的とした精密な治安作戦を開始した。

内務省(フェイスブック)が25日に発表したところによると、県内務治安司令官のムハンマド・アブドゥルガニー大佐は、内務治安部隊が総合諜報機関とともに、アフリーン郡でダーイシュ(イスラーム国)のテロ細胞に対する精密治安作戦を実施し、同細胞を解体し、複数の構成員を逮捕、大量の兵器と多種多様な弾薬を押収したと発表した。

 

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ラタキア県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安司令官のアブドルアズィーズ・ヒラール・アフマド准将は、バドルースィーヤ村で精密な治安作戦を実施し、ダーイシュのイデオロギーを持つ危険なセルの一つを摘発し、メンバーらを拘束し、武器・弾薬を押収したと発表した。

その際、2名が投降を拒否したために、これを制圧、戦闘時に総合諜報機関の隊員1人が重傷を負った。

シリア人権監視団によると、特殊作戦はバドルースィーヤ村にあるホテルに対して行われた。

ホテルは、数週間前からトルクメン人(ウイグル人)の武装グループによって占拠されており、所有者が当局に対応を求めていた。

トルクメン人(ウイグル人)らは、強制退去を求める内務治安部隊と衝突、銃撃戦となった。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会のガザール議長は25日にアラウィー派が居住するラタキア県、タルトゥース県、ヒムス市、ハマー県農村地帯、ダマスカス県で抗議デモを行うよう呼び掛ける(2025年11月24日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、フェイスブックを通じて、ガザール・ガザール議長のビデオ声明を発信し、23日のザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃への対応を表明した。

ガザール議長は、「シリアは宗派的な粛清の場と化している」としたうえで、「アラウィー派は宗派的帰属に重きを置いてこなかった」、「スンナ派でもクルド人でもドゥルーズ派でも、どの構成要素が国を統治しても構わない」などと主張、アフマド・シャルア移行期政権が「スンナ派を政治的道具」として利用している」と非難した。

そのうえで、25日にアラウィー派が居住するラタキア県、タルトゥース県、ヒムス市、ハマー県農村地帯、ダマスカス県で抗議デモを行い、連邦制および分権化、民族浄化・殺害・誘拐・拉致・奴隷化の停止、拘束されている者たちの釈放、記録・撮影の徹底を求めるよう呼び掛けた。

また、シリア社会を構成するすべての宗派・エスニック集団、とりわけスワイダー県とシリア北東部の住民に対して、アラウィー派に寄り添い、真実の声を届けるために支援するよう呼びかけた。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会はまた、フェイスブックによると、ガザール議長のビデオ声明の内容に誤りがあったとして、議長直筆の声明文を改めて発表した。

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欧州シリア・アラウィー派協会はヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃を非難、証拠と証言を収集・記録し、可国際的法的枠組み内でこれを追及すると表明(2025年11月23日)

欧州シリア・アラウィー派協会は、フェイスブックを通じて声明を出し、ザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃を非難、欧州各国の法務委員会を通じて、証拠と証言を収集・記録し、可国際的法的枠組み内でこれを追及すると表明した。

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クナイトラ県ガディール・ブスターン村内の建物や学校の壁に、「ダーイシュがやって来る」などと書かれた落書きが複数発見され(2025年11月23日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ガディール・ブスターン村内の建物や学校の壁に、「ダーイシュ(イスラーム国)がやって来る」などと書かれた落書きが複数発見された。

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ダルアー県で、若い女性教師が正体不明の武装グループの銃撃を受け死亡(2025年11月23日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タイバ町の道路で、若い女性教師が正体不明の武装グループの銃撃を受け死亡した。

また、シリア人権監視団によると、フィキーア村の検問所で前政権の軍事情報部の要員が正体不明の武装グループの銃撃を受け死亡した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヌワイラティ芸術制作都市で火災が発生し、全焼した。

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ダイル・ザウル県ガラーニージュ市にあるシリア民主軍の拠点がシャルア移行期政権の軍部隊の砲撃を受け、兵士1人が重傷(2025年11月23日)

シリア民主軍は、テレグラムを通じて、ダイル・ザウル県ガラーニージュ市にあるシリア民主軍の拠点がアフマド・シャルア移行期政権の軍部隊の砲撃を受けて、兵士1人が重傷を負ったと発表した。

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シリア民主軍はハサカ市の複数地区で大規模な治安作戦を展開し、ダーイシュのセルを摘発(2025年11月23日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がハサカ市の複数地区で大規模な治安作戦を展開し、ダーイシュ(イスラーム国)のセルを摘発した。

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シリア国民ブロックはバニー・ハーリド族の武装勢力によるヒムス市アラウィー派居住地区襲撃をめぐって、シャルア移行期政権の失敗を非難(2025年11月23日)

シリア国民ブロックは、公式サイトを通じて声明を出し、ザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃について、「報復や集団的復讐は正当化し得ない」する一方、アフマド・シャルア移行期政権が沿岸部、スワイダー県に続いて失敗を繰り返したと非難、移行期政権から独立した透明な調査の開始、攻撃に関与した全ての者の処罰を求めた。

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中・西部シリア政治評議会(PCCWS)はバニー・ハーリド族の武装勢力によるヒムス市アラウィー派居住地区襲撃をめぐってシャルア移行期政権を非難(2025年11月23日)

中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は、フェイスブックを通じて声明を出し、ザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃について、集団虐殺犯罪を継続的に実行する体系的な手法だと断じたうえで、アフマド・シャルア移行期政権にその全責任があると非難した。

また、国際社会および国連に対して、犯罪の即時停止、加害者の責任追及、そして再発防止のための迅速な直接介入を求めた。

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中・西部シリア政治評議会(PCCWS)はまた、フェイスブックを通じて別の声明を出し、ムスタファー・ルストゥム政治局長とキナーン・ワッカーフ広報局長が、犯罪行為を即時に停止させ、シャルア移行期政権の責任を追及するため、国際・地域レベルで広範な連絡を行っていると発表した。

検討されている対応策としては、ストライキやデモといった選択肢も含まれているという。

中・西部シリア政治評議会(PCCWS)はさらに、フェイスブックを通じて別の声明を出し、国連安保理事に対して、緊急会合を開催し、国連憲章第7章に基づき、シリアで文民国家が創設されるまでの期間、シリア中・西部に対して国連による暫定的な国際保護を適用するよう要請した。

また、シャルア暫定大統領とアナス・ハッターブ内務大臣のテロ指定を解除した国連安保理決議第2799号の再検討を求めた。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会はバニー・ハーリド族の武装勢力によるヒムス市アラウィー派居住地区襲撃を阻止できないシャルア移行期政権を非難(2025年11月23日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会の調整広報局は、フェイスブックを通じて声明を発表した。

声明のなかで、ザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃について、これらの武装勢力がアフマド・シャルア移行期政権の要員の支援を受けていると断じ、現在までに、民間人2人の死亡と10人の負傷を確認したことを明らかにした。

また、アラウィー派に対する攻撃の即時停止と民間人の保護、国際的に独立した調査委員会の現地への派遣と犯罪の記録、国際人道法および国際人権法に基づき、直接の実行者および扇動者の追及・処罰を求めた。

また、移行期政権の当局が宗派的性質を帯びたこうした攻撃を阻止できていないと非難、民間人の安全に対して全面的責任を負うよう求めた。

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ダイル・ザウル県とアレッポ県でシャルア移行期政権の軍部隊がシリア民主軍を無人航空機などで攻撃し、戦闘が発生(2025年11月22日)

ダイル・ザウル県では、ANHA がシリア民主軍広報センターの発表として伝えたところによると、アブー・ハマーム市で同軍の拠点3ヵ所が、アフマド・シャルア移行期政権の軍部隊から重火器、ロケット砲、無人航空機、自爆型無人航空機の攻撃を受け、交戦規定に基づき、反撃を行った。

一方、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の県内務治安部隊は、シリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍評議会前司令官であるアフマド・ハビール(アブー・ハウラ)氏の兄弟を含む2人を逮捕した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権に所属する武装勢力がダイル・ハーフィル市近郊にあるシリア民主軍の検問所(カウス検問所)を自爆型無人航空機で攻撃し、これを受けて両者間で戦闘が発生した。

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シャルア移行期政権の支配下にあるダイル・ザウル県ブーカマール市とアレッポ市でダーイシュのセルによると見られる新たな脅迫の落書き(2025年11月22日)


ANHAシリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の支配下にあるダイル・ザウル県のブーカマール市とアレッポ県アレッポ市のマシャーリカ地区で、ダーイシュ(イスラーム国)のセルによると見られる新たな脅迫の落書きが発見された。

ブーカマール市では、「イスラーム国はやって来る、十字架の崇拝者どもよ」と、アレッポ市では「イスラーム国は存続する」と書かれていた。

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ダイル・ザウル県の内務治安部隊が治安作戦を実施し、ダーイシュのスリーパーセルのメンバー2人を逮捕(2025年11月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の県内務治安部隊が県西部で治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー2人を逮捕した。

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スワイダー市のカラーマ広場から県庁舎周辺にいたる街区で、数十名が抗議デモを行ない、同県出身の誘拐・失踪者の消息究明と自決権を訴える(2025年11月22日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市のカラーマ広場から県庁舎周辺にいたる街区で、数十名が参加する抗議デモが行われ、同県出身の誘拐・失踪者の消息究明と自決権が訴えられた。

また、スワイダー24によると、スワイダー市中心部の独立ホール(旧4月7日ホール)でスワイダー県の殉教者追悼式がライブ配信された。

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SANAによると、県内務治安部隊が、約1ヵ月半前に誘拐されていた同県出身の2人を救出した。

しかし、スワイダー24によると、内務治安部隊は解放作戦の詳細は明らかにしなかった。

一方、シリア人権監視団によると、7月の事件以降行方不明となっていた若者1人と老夫婦が射殺されていたことが判明した。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会:「ガザール・ガザール師には代理人は一切存在しない」(2025年11月22日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、調整渉外局のフェイスブックを通じて声明を出した。

声明の内容は以下の通り。

調整渉外局は、シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会において、ガザール・ガザール師の代理人は一切存在しないことを確認する。存在するのは、調整渉外局と諮問委員会であり、その任務は助言を行うことで、いかなる代表権も委任権も有していない。
ガザール師は、いかなる団体や人物にも、自身の名代として発言したり、自身を代表したりすることを委任しておらず、とりわけ「事実上の支配当局」(アフマド・シャルア移行期政権)との交渉に関する問題については、そうした委任は一切ないことを明確にする。さらに、そのような交渉に入る意図も方向性も存在しないことを強調した。
基本的要求事項については、いかなる譲歩も存在せず、評議会の立場は明確かつ揺るがない。その内容は以下の通りである:

・連邦制および政治的分権体制の実現に向けて取り組むこと。
・沿岸地域、ヒムス、ハマー県郊外からすべてのテロ組織を排除すること。
・「事実上の支配当局」の拘束下にある、軍人・民間人を含む全てのアラウィー派の拘束者の解放。
・女性誘拐を含む、あらゆる違反行為を全面的かつ即時に停止すること。

また、ガザール師に帰属するとされるいかなる声明や立場についても、本人が直接発したもの、あるいは正式な公的チャンネルを通じて発信されたものでない限り、信用しないよう、すべての人々に注意を促す。

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シリア人権監視団によると、シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会の副議長を務めるサーリフ・マンスール氏は、自らに近い消息筋を通じて、シリア国内でアラウィー派イスラーム評議会を新たに設立する意図は一切ないことを明らかにした。

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シリア民主軍のアブディー総司令官はハサカ市で、シャルア暫定大統領と会談したシャンマル部族長のジャルバー氏と会談(2025年11月21日)

ハサカ県では、ANHAによると、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官がハサカ市で、アラブ部族シャンマル部族の族長であるマーニウ・ハミーディー・ダッハーム・ジャルバー氏と会談、北・東シリア地域における政治・行政サービス・治安にかかる諸問題について意見を交わした。

会談では、19日に首都ダマスカスで行われたジャルバー氏とアフマド・シャルア暫定大統領らとの会談、同氏と諸勢力との会合の詳細について話し合った。

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ダイル・ザウル県とイドリブ県でシリア民主軍を非難するデモ:アレッポ県でシャルア移行期政権の軍による住民殺害に抗議するデモ(2025年11月21日)

ダイル・ザウル県では、SANAによると、ダイル・ザウル市中心部のマドラジー・交差点で「シリアの部族氏族の金曜日」と銘打った抗議デモが行われ、シリア民主軍の分離主義的計略と侵害を非難、シリアの領土の統一を訴えた。

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イドリブ県では、SANAによると、イドリブ市で、ジャズィーラ地方におけるシリア民主軍の行為を非難するデモが行われた。

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アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の支配下にあるマンビジュ市で、17日のダイル・ハーフィル市近郊でのシリア軍第80師団による若者(アブドゥッラー・ムーサー氏)殺害を非難する大規模な抗議デモが行われた。

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2013年に首都ダマスカスでヌスラ戦線に爆殺されたとされるムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師の息子のアブドゥッラフマーン氏がビデオ声明を発表(2025年11月21日)

2013年に首都ダマスカスのアズバキーヤ・モスクでシャームの民のヌスラ戦線によって爆殺されたとされるムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師の息子のアブドゥッラフマーン・ブーティー氏は、フェイスブックを通じてビデオ声明を発表した。

声明のなかでブーティー氏は以下の通り述べた。

これは、尊敬すべきアフマド・シャルア大統領閣下、ムハンマド・アブー・ハイル・シュクリー宗教関係大臣閣下、そしてウサーマ・リファーイー共和国ムフティー、さらにイスラーム世界の学者・宗教者・法学者・思想家の方々に向けて、私が述べる言葉です。
これは、アッラーが御満足なさらないことを語るタクフィール主義者たちに対する、我々の立場です。
アッラーよ、もし父に善を望む者がいるならば、その者をあらゆる善へと導いてください。
アッラーよ、あなたは、私の父があなたの御満足のために努力し、シリアの血の問題を担い、どんな権力の一部であったこともないことをご存知のはずです。
アッラーよ、あなたは、私の父が政治的地位に向かって奔走したことも、経済的利益を求めたこともなく、ただあなたのためだけに純粋であったことをご存知のはずです。
アッラーよ、どうかこの私の言葉を、彼(父)の善行帳にお記しください。
兄弟の皆様、この動画を共有して広めていただけると幸いです(お願いであって強制ではありません)。
あらかじめ厚くお礼申し上げます。

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ダーイシュがダイル・ザウル県のアブリーハ村とズィーバーン町にあるアサーイシュの拠点2ヵ所を襲撃(2025年11月21日)

北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、公式サイトを通じて、麻薬対策部門が20日未明、タブカ郡での治安作戦を実施し、麻薬密売グループのメンバー8人を逮捕、麻薬を押収したと発表した。

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ダイル・ザウル県では、アサーイシュ(公式サイト)によると、アブリーハ村とズィーバーン町にある拠点2ヵ所が襲撃を受けたと発表した。

シリア人権監視団によると、襲撃したのはダーイシュ(イスラーム国)のセルのメンバー。

一方、シリア人権監視団によると、アサーイシュはズィーバーン町で治安作戦を実施し、麻薬密売人1人を逮捕した。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県ズィーバーン町にあるシリア民主軍の拠点を襲撃(2025年11月20日)


ANHAは、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、ダマスカス県でリクルートされ、トルコ占領下の「平和の泉」地域に含まれるハサカ県ラアス・アイン市から支援を受けていたダーイシュ(イスラーム国)のセルのメンバー2人を逮捕したと報じ、その証言を紹介した。

逮捕されたのは、バッシャール・ハマド・ハリーファ容疑者(ハサカ県ハサカ市出身)とハーティム・イード・ジャースィム容疑者(ハサカ県タッル・ウルファーン村出身)。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム)のスリーパーセルがズィーバーン町にあるシリア民主軍の拠点を襲撃した。

また、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の支配下にあるブーカマール市で、シリア民主軍の元兵士が遺体で発見された。

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ラッカ県ガーニム・アリー村一帯でシリア民主軍とシリア軍が交戦し、シリア軍側に死傷者(2025年11月20日)


アレッポ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の支配地に面するダイル・ハーフィル市近郊のジュッブ・アブヤド村で、シリア軍第80旅団の兵士が民間人に向けて発砲、負傷者が発生した。

シリア人権監視団によると、第80旅団が発砲したのは、密輸業者と燃料運搬作業員で、5人が負傷した。

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ラッカ県では、SANAによると、シリア民主軍がマアダーン町一帯にあるシリア軍の拠点を攻撃、これにより兵士2人が死亡、複数の兵士が負傷した。

これに対して、シリア軍はシリア民主軍の攻撃地点に対して反撃し、シリア民主軍によって掌握された拠点を奪還した。

一方、シリア人権監視団によると、ガーニム・アリー村一帯で、シリア民主軍が未明に、シリア軍によって制圧されていた拠点3ヵ所を奪還、シリア軍と交戦した。

シリア人権監視団によると、この戦闘で、シリア軍兵士6人が死亡、複数が負傷した。

シリア人権監視団によると、戦闘は一端は収束したが、その後、シリア軍とその傘下の武装勢力は、ガーニム・アリー村一帯のシリア民主軍の軍事拠点を砲撃した。

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ANHAによると、シリア軍が北・東シリア地域民主自治局の支配地とを結ぶラッカ県のブーハムド村とガーニム・アリー村を結ぶ街道、タブカ市とハマー県サラミーヤ市を結ぶ街道、アレッポ県ダイル・ハーフィル市とアレッポ市を結ぶ街道を封鎖した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍はラッカ市とマアダーン町を結ぶ道路で長距離旅客バスを制止し、乗っていた若者数十人を拘束した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊が北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区に通じるアワーリド検問所、ジャズィーラ検問所、スィルヤーン検問所を撤去した。

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シリア民主軍はラッカ県ガーニム・アリー村にある治安拠点に対するシャルア移行期政権の部隊からの攻撃を受けて、同部隊の無人航空機を撃墜、ダーイシュの無人航空機だったと主張(2025年11月19日)

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、以下の通り発表し、映像を公開した。

我が部隊は、ダマスカス政府の派閥が展開する地点から飛来したダーイシュ(イスラーム国)所属の無人航空機2機を撃墜した。

また、シリア民主軍は20日にフェイスブックを通じて、ダーイシュ(イスラーム国)が、ガーニム・アリー村近郊の砂漠地帯にあるシリア民主軍の拠点に対して無人航空機で攻撃したと発表した。

 

これに関して、シリア人権監視団は、シリア民主軍が、ラッカ県のガーニム・アリー村にある治安拠点に対するアフマド・シャルア移行期政権の部隊からの攻撃を受けて、同部隊の無人航空機を撃墜したと発表した。

また、シリア人権監視団によると、シリア民主軍とシャルア移行期政権の部隊は、ガーニム・アリー村一帯で交戦した。

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