ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県の内務治安部隊がダイル・ザウル市内で「アブー・フサイン」と呼ばれるダーイシュ(イスラーム国)の幹部を逮捕した。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
シリア人権監視団は、SNS上の複数のページで、アフマド・シャルア暫定大統領の退陣を求めるビラが、首都ダマスカス内の複数の地域、とりわけ自由橋(旧ハーフィズ・アサド大統領橋)で撒かれている様子を写した写真が出回ったが、これらの写真やビラは捏造されたものであることを断定したと発表した。
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SANAによると、内務省のヌールッディーン・バーバー報道官は、一部の不審なSNSページにおいて、ヒムス県クサイル郡で内部治安部隊がキリスト教徒の住民数名を逮捕し、彼らに対して「追放キャンペーン」が行われていると虚偽の情報を流布していると述べ、国民に対して正確さを心がけ、流言に惑わされず、公式かつ信頼できる情報源からニュースを得るよう呼びかけた。
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スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市のカラーマ広場で拉致被害者解放と自決権を訴えるデモが行われた。
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スワイダー24によると、シャフバー町では、学生らが町内のローマ劇場に集まり、抗議集会を行い、教育を受ける権利を保障するよう訴えた。
スワイダー24によると、サルハド市でも、同様のデモが行われた。
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スワイダー24によると、クライヤー町では、数十人の女性たちが抗議集会を開き、7月中旬にアフマド・シャルア移行期政権の国防省・内務省の合同部隊がスワイダー県に侵攻した際に拉致された数十人の女性たちの解放を求めた。
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シリア人権監視団によると、7月16日以来行方不明となっていた5人の遺体が、首都ダマスカスのムワーサー病院とムジュタヒド病院で発見され、また13日にスワイダー市で発生したシャルア移行期政権の国防省・内務省合同部隊の攻撃に際して7人(うち1人は女性)が処刑されていたことが新たに確認された。
これにより、7月13日以降の戦闘、即決、イスラエル軍の爆撃による死者の総数は2,026人に達した。
内訳は以下の通り:
・730人:スワイダー県の住民(大多数はドゥルーズ教徒)。うち162人は民間人(21人の子ども、51人の女性を含む)。
・477人:国防省・内務省要員(ベドウィン部族出身40人とレバノン国籍の武装者1人を含む)
・15人:国防省・内務省の要員、イスラエルの爆撃で死亡。
・3人:イスラエル空軍による国防省ビル爆撃で死亡(女性1人、身元不明者2人)。
・2人:スワイダー県での戦闘中に死亡した報道関係者。
・796人:国防省・内務省の要員に処刑されたドゥルーズ派住民(女性73人、子ども15人、スワイダー国立病院の医療スタッフ20人を含む)・3人:ドゥルーズ派武装勢力に即決処刑されたベドウィン・部族出身者(女性1人、子ども1人を含む)
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北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)は、声明を出し、フール・キャンプでの治安作戦を完了したと発表した。
声明によると、作戦は主な成果は以下の通り:
・キャンプ内で活動していたテロ・ネットワークの解体。
・ダーイシュ(イスラーム国)とつながりのある11人の逮捕。
・公共施設や人道施設を狙った複数の攻撃計画を阻止。
・夜間の特殊作戦により、アサーイシュへの攻撃を企図していた拠点を破壊、キャンプ内外でのテロ細胞の活動を制限。
ANHAによると、フール・キャンプの総居住者数は約26,539人で、その内訳は外国籍6,352人、イラク人4,933人、シリア人15,245人、身元不明者9人。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが、ムハイミーダ村でシリア民主軍の軍用車輛を襲撃、兵士3人が重傷を負った。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シュハイル村で、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー2人が、シリア民主軍の軍用車輛に向けて発砲し、戦闘となり、シリア民主軍の兵士1人が死亡した。
シリア人権監視団によると、ジャルズィー村で、ダーイシュのスリーパーセルが、石油輸送用タンクローリーの所有者が「ザカート」(喜捨)の支払いを拒否したとして、タンクローリーを爆破、これにより2人した。
シリア人権監視団が6日に発表したところによると、ラビーダ村で北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)とダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが交戦した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団は、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるダイル・ザウル県で、ダーイシュ(イスラーム国)による攻撃が頻度で増加しており、シリア民主軍と米主導の有志連合による掃討作戦が継続しているにもかかわらず、その脅威は拡大していると発表した。
同監視団の記録によれば、2025年に入ってダイル・ザウル県で発生したダーイシュによる攻撃は、待ち伏せ、爆発、シリア民主軍の検問所や車輛への銃撃などを含めて142件を記録しており、これにより、シリア民主軍の兵士34人が死亡、ダーイシュ側も3人が死亡している。
また、一連の攻撃で、民間人や北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)、シリア民主軍の協力者13人も死亡し、39人が負傷した。
また、シリア人権監視団によると、ハサカ県でも15件の攻撃が発生し、14人が死者(ダーイシュ・メンバー4人、アサーイシュ隊員8人、シリア民主軍兵士2人、民間人2人が死亡、ラッカ県では、12件の攻撃が発生し、11人が死者(シリア民主軍兵士7人、ダーイシュ・メンバー4人)、14人が負傷している。
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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は早朝、ハサカ東部のフール・キャンプで治安作戦を開始した。
作戦は、キャンプ内で活動を維持・活発化させているダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルを摘発することが目的。
ANHAによると、アサーイシュは、この治安作戦中にフール・キャンプ内の第5区画(ダーイシュの外国人メンバーの妻や子供約数千人が収容されている区画)において地雷を発見した。

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シリア人権監視団によると、第5区画での治安作戦中、女性や子供がアサーイシュの隊員や同行取材する記者たちを襲撃、投石などを行った。
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アサーイシュは、声明を出し、アサーイシュの女性部隊と女性防衛隊(YPJ)が、シリア民主軍と米主導の有志連合の支援を受けて、「人道と安全」作戦の新たな段階として治安作戦を開始したと発表した。
声明によると、作戦は、フール・キャンプ住民を保護し、人道支援団体が安全に活動を続けられることを確保することを目的としている。
具体的には、テロ・ネットワークの解体とそのメンバーの追跡、人道団体とその職員の保護、そして子供たちが「カリフの幼獣」(児童戦闘員)として利用されることを阻止し、啓発や心理・社会的支援プログラムを強化することをめざすという。
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イナブ・バラディーが9月6日に伝えたところによると、「勝利の男たち・ジャワード連隊」と名乗る武装組織が、沿岸部でアフマド・シャルア移行期政権に対する作戦開始を発表した。
この組織は、8月2日に開設されたフェイスブックのアカウントを通じて短い映像を公開するようになっていた。
プロフィール写真にアップされたロゴは、最上段に「勝利の男たち」、最下段に「ジャワード・連隊」という文字が描かれ、中心にはクルド民族主義者が用いる太陽(21本の光線が放射状に伸びる図柄)を模した14本の光線が放射状に伸びる図柄、その下には同じくクルド民族主義者が用いる赤い不死鳥の図柄が配されている。ロゴの配色もクルディスタンの旗と同じ緑、白、黄、赤が用いられた。
その後、9月2日、ブロンズ色を基調としたロゴにカバー写真とプロフィール写真が差し替えられた。
開設日である8月2日の最初の投稿では、8月1日の旧シリア軍の創設記念日を称えるメッセージが前政権時代の国旗とともに掲載された。
また、同日には、「ジャウラーニーの尻尾であるダーイシュ(イスラーム国)やヌスラよ、もはや我々との間に残された言葉は二つだけだ。沿岸部から出て行け。警告はした、聞き入れなければ天が語るだろう」とする警告文を掲載した。
9月2日には、声明第1号と題した映像が公開された。
映像では、8月19日にシャルア移行期政権の治安部隊の車輛を爆破した瞬間が映し出され、撮影者は「これは殉教者たちの魂への報復だ」と説明、また「善き行いに向かえ」、「この作戦は、ジャウラーニーの実効支配テロ当局が行っている侵害行為に対する報復である」、「現場に民間人がいたため、何度も延期した」と書き添えられていた。
9月4日、同組織は声明第2号と題された映像が公開され、「バッシャール・マイフーブとその仲間たちへの報復」を行ったと主張した。
ただし、映像では爆音のみが流れ、標的や場所は明らかにされなかった。
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スワイダー県では、スワイダー24によると、サアラ村で、7月のアフマド・シャルア移行期政権の国防省・内務省の合同部隊、ベドウィン・部族系武装勢力の進攻で殺害された60人以上の住民の合同葬儀が行われ、県内各所から数千人が集った。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、スワイダー県出身のベドウィン部族の国内避難民(IDPs)らが、サイイダ・ザイナブ町でデモを行い、自らが受けた強制移住に関して、全ての人権・人道組織による包括的な調査を求めた。
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ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部はフェイスブックを通じて、最高宗教指導者のヒクマト・ヒジュリー師のビデオ声明を発表した。
声明の内容は以下の通り。
慈悲深く慈愛あまねきアッラーの御名において。
本日、我々は尊厳と正義と自由の名において、皆さんの前に立っている。
長きにわたり苦難に疲弊しながらも、なお希望を失わなかった民の声を携えて。
殉教者を捧げ、傷を癒し、裏切りに直面しても屈しない忍耐と折れぬ意志を持ち続けてきた民の声を。
我々はまず、尊い殉教者たちを追悼する。彼らは清らかな血で、勇気と献身の輝かしい章を記した。彼らの魂は、我々の心に生き続け、勝利が実現するその時まで、揺るぎない抵抗の道を照らすだろう。
負傷者の皆さんには速やかな回復を祈り、抑圧と裏切りの苦しみに耐えてきた同胞の皆さんには、忍耐と揺るがぬ強さを願っている。
そして今日、我々は一つの声で強く訴えたい。
拉致された人々の問題を決して手放さず、いかなる条件もつけずに即時解放するよう要求する。
この問題は政治的な問題である以前に人道的な問題であり、我々すべての心に刻まれた痛ましい傷なのだ。
我々は明確に宣言する。奪われた村や土地は必ず本来の住民の手に戻らなければならず、権利は時効や取引によって失われるものではない。関係諸国、国際機関、人権団体に対し、住民が帰還した後、冬が訪れる前に、荒廃した村々の復興に即時に取り組むよう呼びかける。
数々の傷を抱えながらも、世界各地のドゥルーズ派の人々は一つの身体であることを示し、組織的に協力し、傷を癒し、挑戦に立ち向かう折れない共同の精神を発揮した。彼らは、あらゆる困難と障害、資源の不足にもかかわらず、働き、生産する能力を証明し、自らの大義と尊厳、そして自己決定権を決して譲らない民であることを示した。
我々の人材と専門家たちは、地域の行政を担い、安全と安定を保証し、我慢強い民のために正義と発展を実現する用意が整っていると強調する。
我が民は自由な意思によって、国際法と先進国の基準の下で尊厳ある生活を保障する独立した存在を求めることを表明した。作業部会は、我々の人々に対して行われた数々の違反を文書化しており、占領された村々からテロリズムが撤退するのを待ち、更なる証拠を記録する準備がある。これに対し、暫定政府は放火、殺戮、破壊、国際的に禁止された物質の使用といった犯罪の痕跡を消し去ろうと試みている。
我々は、拉致された人々の解放と加害者の処罰を確実にするため、真の国際的圧力を課す努力を絶え間なく続け、犯罪者が裁きを逃れないようにする。
また、米国とドナルド・トランプ大統領、イスラエルとベンヤミン・ネタニヤフ首相、欧州連合の同盟国、そしてクルド人の兄弟たち、さらにはこのテロリスト体制の抑圧に苦しんできたシリア沿岸部のアラウィー派の兄弟たちに、感謝と謝意を表する。そして、スワイダーの同胞に対する組織的な包囲を解くために、国際的な通路を開くための支援と行動の継続を呼びかける。
自決権は、すべての国際規約によって保障された神聖な権利であり、どのような犠牲があろうとも我々はそれを放棄しない。我が民にとって安全で尊厳ある、公正な未来が実現するまで、我々は闘いを続ける。
皆さんに平安とアッラーの慈悲と祝福がありますように。
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ラッカ県では、イフバーリーヤ・チャンネルによると、シリア軍がムグラ村一帯地域に潜入しようとしたシリア民主軍の部隊を迎撃、兵士らを殺傷した。
مراسل الإخبارية: الجيش العربي السوري يتصدى لمحاولة تسلل لعناصر قسد عبر نهر الفرات في منطقة المغلة بريف الرقة الشرقي ويسقط عدداً من أفرادها بين قتيل وجريح#الإخبارية_السورية pic.twitter.com/SmMAXSc8iH
— الإخبارية السورية (@AlekhbariahSY) September 2, 2025
シリア人権監視団によると、シリア軍とシリア民主軍の戦闘は、県東部マアダーン町近郊の砂漠地帯のブーハマド村、(大・小)マグラ村で発生した。
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シリア人権監視団によると、アレッポ市のメディア関係者は声明を発表し、アフマド・シャルア移行期政権の情報省が国内ジャーナリストを疎外、排除していると非難し、こうした政策は「真実の声」を伝えて命を落とした殉職者の犠牲を無視するものだと強調した。
メディア関係者はまた、自由な報道を堅持する姿勢を改めて表明し、どのような抑圧や排除の試みにも屈せず、その声を上げ続けると断言した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ラッカ県出身のジャーナリスト・メディア関係者のイーラーフ・ヤースィーン氏が、滞在先ホテルのロビーで、内務治安部隊によって逮捕されそうになる事件が発生した。
この逮捕未遂は、彼女がSNS上でアフマド・シャルア移行期政権に近い人物を批判した後に起こった。
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ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、フール・キャンプに収容されているダーイシュ(イスラーム国)戦闘員の家族30人以上を脱走させようとする計画を阻止し、車輛を押収した。
シリア人権監視団によると、アサーイシュは、2台の車輛に乗って脱走を試みた約60人(女性と子供を含む)の拘束に成功したという。
ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局内務省治安部隊(アサーイシュ)は3日に、56人の脱走未遂を阻止したと発表した。
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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍は、米主導の有志連合の地上・航空支援を受けて、ラッカ市とカスラート地方でダーイシュ(イスラーム国)」のスリーパーセルを捜索、10人を逮捕し、彼らが所持していた武器や弾薬を押収した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合とシリア民主軍は、シュハイル村でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルを捜索する急襲作戦を行い、4人を逮捕した。
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シリア人権監視団は、8月にシリア各地で874人が殺害され、そのうち806人が民間人だったと発表した。
民間人死者(806人)の内訳は以下の通り。
・683人:男性・若い男性
・80人:女性
・43人:子供
また、死因の詳細は以下の通り:
・41人(うち子供11人・女性4人):無差別銃撃・衝突
・37人:国防省要員による銃撃
・1人:武装グループによる攻撃
・2人:原因不明(子供2人)
・32人(うち子供16人・女性4人):爆発性戦争残存物(ERW)による爆発
・547人(うち子供2人・女性59人):処刑
・54人(うち子供6人・女性9人):殺人事件
・10人:移行期政権の刑務所での拷問死
・3人(うち女性1人):ダーイシュ(イスラーム国)による攻撃
・1人:イスラエル軍による攻撃
・2人:トルコ国境警備隊(ジャンダルマ)による攻撃
・4人(うち子供2人):地雷・IED
・71人(うち子供4人・女性3人):正体不明の銃撃
・1人:シリア民主軍による攻撃
非民間人死者(68人)の内訳は以下の通り。
・ダーイシュ要員:4人
・国防省・内務省要員:34人
・シリア民主軍および関連部隊:15人
・武装グループ・イスラーム諸派:2人
・地元民兵:9人
・ジハード主義戦闘員:4人
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民主統一党(PYD)のサーリフ・ムスリム共同党首は、オーストラリアの独立系メディアのグリーン・レフトのインタビューに応じ、アフマド・シャルア移行期政権は国を統一できていないと批判した。
ムスリム共同党首の主な発言は以下の通り。
ダマスカスの新政権が言っていることは、3月10日に署名された合意を履行する意思がないことの言い訳にすぎない。彼らはトルコの圧力の下で、この合意から逃れようとしている。
ハサカ市での会議はシリアの全ての構成員を結集させた。真に新しいシリアを建設するつもりの政権であれば、こうした会議を主催すべきだった。だが移行期政権は対話を拒否し、この会議を理由にパリでの会談を中止した。
スワイダー県で起きていることは、この政権がシリア社会のすべての構成員を含む民主国家を受け入られないことを示している。彼らはジハード主義的イスラーム以外のイデオロギーや宗教を認めない。
ロジャヴァで築いたものはシリア全体のモデルとなり得る。
彼らは3月10日合意を崩壊させようとしているが、我々は地域を守らねばならない。
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シリア民主軍(広報センター)は、フェイスブックを通じて、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市北部の農村地帯にある軍事拠点に対して自爆攻撃を試みたが、シリア民主軍がこれを阻止することに成功したと発表した。
自爆攻撃を試みたダーイシュのメンバーは2人で、うち1人は負傷し、着用していた爆発ベルトを起動して自爆、もう1人はシリア民主軍部隊との交戦中に殺害された。
戦闘により、シリア民主軍の兵士3人が負傷した。
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シリア民主軍(広報センター)は、声明を出し、同軍所属の作戦司令室師団(TOL)が米主導の有志連合の支援を受けて、ラッカ市で治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの1人、アフマド・マフムード(通称アブ・マンスール)を拘束することに成功したと発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シャッダーディー市に設置されている米主導の有志連合の基地に、軍用輸送機が兵站物資を空輸した。
また、シリア人権監視団によると、有志連合の代表団は、技術チームや兵士らとともに8台の装甲車輛で、カスラク村の基地からダルバースィーヤ市を経由してトルコ占領下の「平和の泉」地域内になるアルーク村に向かい、同村の揚水場を視察した。
また、この視察と併せて、北・東シリア地域民主自治局の支配地を隔てる分離に面するアブー・ラースィーン(ザルカーン)町、ダルバースィーヤ市近郊の農村地帯に立ち寄り、シリア民主軍とトルコ軍、シリア国民軍の戦闘の爪痕を確認した。
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ANHAによると、ドイツのゲルゼンキルヘン市で、欧州クルディスタン・ロジャヴァ青年全国大会が開催され、ヨーロッパやカナダ各国から130人の若者、政治組織や民間団体の代表、学者らが出席した。
会議冒頭では、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官のビデオ・メッセージが披露された。
ムラースィルーンによると、メッセージのなかで、アブディー総司令官は以下の通り述べた。
・我々はあらゆる緊急事態に備えており、同時に戦争を回避するよう努めている。
・14年にわたる戦争を経たシリアは、2011年以前の状態には戻らない。我々は新しい、民主的で分権的なシリアを求める。
・我々はこの新しい段階において、政治と対話を通じて成果を維持するよう努める。
・3月10日合意はすべての人民に適した新たな枠組みであり、この合意に基づいて漸進的な政治的解決に向けて前進していく。
大会では、ロジャヴァの発展に向けた実践的プロジェクトの策定や、クルド人内部の結束を守る方策、将来の挑戦における青年の役割について協議するワークショップが行われた。
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