イランのアブドゥッラフヤーン外務副大臣はリヤドでのシリアの反体制派の合同会合にアル=カーイダ系組織が参加していると批判(2015年12月10日)

イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣(アラブ・アフリカ担当)は、サウジアラビアの首都リヤドで閉幕したシリアの反体制派の共同会合に関して「アル=カーイダとつながりのある一部のテロ組織が参加している…。これらの組織がシリアの行方を決定することは許されない…。我々はリヤドでの会合に賛同しない…。この会合はウィーン会議に沿ったものではない」と批判した。

イランのファルス通信(6月18日付)が伝えた。

AFP, December 10, 2015、AP, December 10, 2015、ARA News, December 10, 2015、Champress, December 10, 2015、Fars News Agency, December 10, 2015、al-Hayat, December 11, 2015、Iraqi News, December 10, 2015、Kull-na Shuraka’, December 10, 2015、al-Mada Press, December 10, 2015、Naharnet, December 10, 2015、NNA, December 10, 2015、Reuters, December 10, 2015、SANA, December 10, 2015、UPI, December 10, 2015などをもとに作成。

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サウジアラビアのジュバイル外務大臣「アサド大統領には反体制派との交渉に応じるか、力で打倒されるかのいずれかの選択肢しかない」(2015年12月10日)

サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣は、リヤドでのシリア反体制派の合同会合を受けて、「シリア国民はアサドがとどまり続けることを受け入れないだろう」と述べたうえで、サウジアラビアが合同会合主催を通じて「シリアの反体制派各派のコンセンサスを作り出そうとしてきた」と自賛、「この努力が近く、シリアでの平和的な権力移譲を含む政治プロセスとして結実する」だろうと期待を寄せた。

そのうえで、「アサドには、シリアの反体制派各派との交渉に応じるか、力で打倒されるかのいずれかの選択肢しかない」と強調した。

ARA News(12月10日付)が伝えた。

AFP, December 10, 2015、AP, December 10, 2015、ARA News, December 10, 2015、Champress, December 10, 2015、al-Hayat, December 11, 2015、Iraqi News, December 10, 2015、Kull-na Shuraka’, December 10, 2015、al-Mada Press, December 10, 2015、Naharnet, December 10, 2015、NNA, December 10, 2015、Reuters, December 10, 2015、SANA, December 10, 2015、UPI, December 10, 2015などをもとに作成。

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ハサカ県でのシリア民主軍参加・支持組織の総会が、新たな政治連合体「シリア民主評議会」を結成し閉幕(2015年12月10日)

ハサカ県マーリキーヤ市(ダイリーク)で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍参加組織および支持団体などが中心となって開いていた総会「シリア民主反体制勢力大会」が共同声明を発表し、閉幕した。

声明では、総会出席者106人(参加者氏名・所属はhttp://all4syria.info/Archive/276714を参照)のうちの42人からなる政治連合体「シリア民主評議会」を設置し、「すべての社会集団の参加に向けて行動を行うための愛国的・民主的政治計画」の具体化と実現を目指すことが表明された。

クッルナー・シュラカー(12月10日付)によると、「シリア民主評議会」の議席配分は以下の通り:

カフム2
尊厳権利誓約連合2
西クルディスタン移行期民政局参加組織13
シリア民主国民連合3
近代民主党1
アラブ社会民主主義バアス党1
アラブ系部族1
クルド系部族1
シリア国民ブロック1
トルクメン人1
アッシリア教徒1
シリア正教徒1
アラブ系部族1
ヤズィード教徒1
青年代表1
その他の政党政治組織など7
無所属5

「シリア民主反体制勢力大会」は、サウジアラビアの首都リヤドで8日から開催されていたシリア革命反体制勢力国民連立、民主的変革諸勢力国民調整委員会、イスラーム軍などの反体制武装集団などによる共同会合に対抗するかたちで、同会合に招聘されなかったシリア民主軍が、イラン、ロシアの後押しのもと、急遽開催していた。

AFP(12月10日付)、クッルナー・シュラカー(12月10日付)などが伝えた。

AFP, December 10, 2015、AP, December 10, 2015、ARA News, December 10, 2015、Champress, December 10, 2015、al-Hayat, December 11, 2015、Iraqi News, December 10, 2015、Kull-na Shuraka’, December 10, 2015、al-Mada Press, December 10, 2015、Naharnet, December 10, 2015、NNA, December 10, 2015、Reuters, December 10, 2015、SANA, December 10, 2015、UPI, December 10, 2015などをもとに作成。

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サウジアラビアでのシリア反体制派の合同会合が、アサド大統領の即時退陣ではなく「アサド大統領および政権幹部に居場所を与えないかたちでの新政治体制樹立」などを確認する閉幕声明を発表、アル=カーイダ系組織もこれを受諾(2015年12月10日)

サウジアラビアの首都リヤドで8日から行われていたシリアの反体制派の合同会合が共同声明を発表し、閉幕した。

閉幕声明の骨子は以下の通り:

1. 領土保全、シリア国家の文民性への信頼、分権制に基づくシリア領全土における主権の維持、多元主義に基づく民主主義、宗教、宗派、人種に基づく差別の撤廃、人権、透明性、責任能力、法治の諸原則の尊重。
2. 国家機関の維持、軍、治安機関の再編、「体制や宗派主義的民兵によるテロ」を含むあらゆる形態のテロの拒否、自由で公正な選挙を通じた合法的シリア国家の諸機関の設置とそれによる武器独占、あらゆる外国人戦闘員の拒否と退去要求。
3. シリア危機の政治的解決とそのための国際社会の保証の必要。国際社会の支援のもとでのシリア人の責任に基づく政治的移行。政治的解決の目的を、バッシャール・アサドおよび政権幹部に居場所を与えないかたちでの新政治体制樹立とすること。
4. ジュネーブ合意(2012年)に準拠し、また国連が定めた期限に従い、シリア政府代表者との交渉に備えること。シリア政府と交渉を行う代表団メンバーは移行期統治機関への参加を見合わせること。交渉開始前に、国連および国際社会は、シリア政府に対してシリア人処刑の停止、捕虜・逮捕者の釈放、包囲地域の封鎖解除と支援物資の搬入、矯正移住の停止、市街地への「樽爆弾」での攻撃停止を遵守させること。

アラビア語全文は以下の通り:

استجابة لدعوة من حكومة المملكة العربية السعودية، عقدت قوى الثورة والمعارضة السورية اجتماعاً موسعاً في مدينة الرياض… وقد شارك في الاجتماع رجال ونساء يمثّلون الفصائل المسلحة، والأطياف السياسية في المعارضة السورية في الداخل والخارج، وينتمون إلى كافة مكونات المجتمع السوري من العرب والأكراد والتركمان والأشوريين والسريان والشركس والأرمن وغيرهم، وذلك بهدف توحيد الصفوف، والوصول إلى رؤية مشتركة حول الحل السياسي التفاوضي للقضية السورية بناء على «بيان جنيف»، والقرارات الدولية ذات العلاقة، ومن دون إخلال بمبادئ وثوابت الثورة السورية.
ولقد ناقش المشاركون الموضوعات المدرجة في جدول الأعمال في أجواء يسودها الاحترام المتبادل، والشعور العميق بمسؤولياتهم التاريخية تجاه الشعب السوري الصامد. وتبادل المجتمعون الآراء حول القضايا المصيرية التي تواجه سورية، وأطلعوا على الوثائق ذات الصلة، بما في ذلك البيان الصادر عن المجموعة الدولية لدعم سورية في مدينة فيينا بتاريخ 14 تشرين الثاني (نوفمبر) 2015.
أعرب المجتمعون عن تمسكهم بوحدة الأراضي السورية، وإيمانهم بمدنية الدولة السورية، وسيادتها على كافة الأراضي السورية على أساس مبدأ اللامركزية الإدارية. كما عبّر المشاركون عن التزامهم بآلية الديموقراطية من خلال نظام تعددي، يمثّل كافة أطياف الشعب السوري، رجالاً ونساء، من دون تمييز أو إقصاء على أساس ديني، أو طائفي، أو عرقي، يرتكز على مبادئ احترام حقوق الإنسان، والشفافية، والمساءلة، والمحاسبة، وسيادة القانون على الجميع.
وتعهد المجتمعون بالعمل على الحفاظ على مؤسسات الدولة السورية، مع ضرورة إعادة هيكلة وتشكيل مؤسساتها الأمنية والعسكرية. كما شددوا على رفضهم للإرهاب بكافة أشكاله، ومصادره، بما في ذلك إرهاب النظام وميليشياته الطائفية، وعلى أن مؤسسات الدولة السورية الشرعية، والتي يختارها الشعب السوري عبر انتخابات حرة ونزيهة، هي من يحتكر حق حيازة السلاح. وأكد المجتمعون رفضهم لوجود كافة المقاتلين الأجانب، بما في ذلك من تم تجنيسهم بغرض قتل الشعب السوري، والميليشيات والجماعات المسلحة، والقوات المسلحة الأجنبية على الأراضي السورية، ومطالبتهم بطردهم من أرض الوطن.
وشدد المجتمعون على أن حل الأزمة السورية هو سياسي بالدرجة الأولى، مع ضرورة توافر ضمانات دولية، وأن عملية الانتقال السياسي في سورية هي مسؤولية السوريين، وبدعم ومساندة المجتمع الدولي، بما لا يتعارض مع السيادة الوطنية، وفي ظل حكومة شرعية منتخبة. واتفق المشاركون على أن هدف التسوية السياسية هو تأسيس نظام سياسي جديد، من دون أن يكون لبشار الأسد، وزمرته، مكان فيه.
وأبدى المجتمعون استعدادهم للدخول في مفاوضات مع ممثلي النظام السوري، وذلك استناداً إلى «بيان جنيف» الصادر بتاريخ 30 حزيران (يونيو) 2012، والقرارات الدولية ذات العلاقة كمرجعية للتفاوض، وبرعاية وضمان الأمم المتحدة، وبمساندة ودعم المجموعة الدولية لدعم سورية، وخلال فترة زمنية محددة يتم الاتفاق عليها مع الأمم المتحدة. كما اتفق المجتمعون على تشكيل فريق للتفاوض مع ممثلي النظام، على أن يسقط حق كل عضو في هذا الفريق بالمشاركة في هيئة الحكم الانتقالي. وطالب المشاركون الأمم المتحدة والمجتمع الدولي بإجبار النظام السوري على تنفيذ إجراءات تؤكد حسن النيات قبل البدء في العملية التفاوضية. وهذا يشمل إيقاف أحكام الإعدام الصادرة بحق السوريين، وإطلاق سراح الأسرى والمعتقلين، وفك الحصار عن المناطق المحاصرة، والسماح بوصول قوافل المساعدات الإنسانية إلى المحتاجين، وعدة اللاجئين، والوقف الفوري لعمليات التهجير القسري، وإيقاف قصف التجمعات المدنية بالبراميل المتفجرة.
وشدد المجتمعون على تمسكهم بتطبيق بنود المرحلة الانتقالية الواردة في بيان جنيف 1. كما عبّر المشاركون في الاجتماع عن رغبتهم بتنفيذ وقف لإطلاق النار وذلك بناء على الشروط التي يتم الاتفاق عليها حال تأسيس مؤسسات الحكم الانتقالي… وشدد المجتمعون على أن يغادر بشار الأسد وزمرته سدة الحكم مع بداية المرحلة الانتقالية.

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3日目にあたる10日には、UAEから3人(ムハンマド・ハバシュ、アブドゥルアズィーズ・シャッラール、サミールタキー)、フランスから1人(バスマ・カドマーニー)が加わり、出席者数は116人になった。

会合参加者は、閉幕声明発表に先立ち、シリア政府との交渉にあたる反体制派統一代表団の人選を行うための最高交渉委員会を設置することに合意した。

『ハヤート』(12月11日付)によると、この委員会は30人から構成され、その内訳は以下の通りだという。

反体制武装集団メンバー10人(うちトルコ国境で活動する武装集団メンバー6人、ヨルダン国境で活動する武装集団メンバーが4人)
シリア革命反体制勢力国民連立メンバー9人(ハーリド・ハウジャ、ファールーク・タイフール、ジョルジュ・サブラー、リヤード・ハッジャーブ、スハイル・アタースィー、ムンズィル・マーフース、サーリム・ムスラト、アブドゥルハキーム・バッシャール、リヤード・サイフ)
民主的変革諸勢力国民調整委員会メンバー5人(ムニール・ビータール、サフワーン・アッカーシュ、アフマド・アスラーウィー、ムハンマド・ヒジャーズィー、ズィヤード・アブー・ワトファ)
無所属6人

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閉幕声明を合わせて、会合での決定を不服とするシャーム自由人イスラーム運動が脱会の意思を伝える声明が発表・回付された。

同声明によると、シャーム自由人イスラーム運動の脱会は、民主的変革諸勢力国民調整委員会や「シリア政府寄りの人物」の役割が高められたことが理由だという。

だが、シャーム自由人イスラーム運動運動の代表として会合に出席していたラビーブ・ナッハース氏は閉会式に出席し、共同声明に署名し、その後同運動は声明を出し、脱会を撤回すると発表した。

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なお、『ハヤート』(12月11日付)によると、リヤドでの合同会議に参加した反体制武装集団代表は以下の通り:

1. イヤード・ムハンマド・シャムスィー(アサーラ・ワ・タンミヤ戦線)
2. バッシャール・ムッラー(海岸第2師団)
3. ハサン・ハッジ・アリー(ザーウィヤ山の鷹)
4. ムハンマド・マンスール(ガーブの鷹連合)
5. ファドルッラー・ハッジー(シャーム軍団)
6. フサイン・イブラーヒーム(アブー・ウサーマ・ジャウラーニー)(シリア革命家戦線)
7. サーミル・ハッブーシュ(アブー・サラーフ・シャーミー)(シャームの剣旅団)
8. アフマド・アウダ(アブー・ハムザ)(スンナの民青年)
9. バックール・サリーム大佐(アブー・フィラース)(殉教者アフマド・ウバイドゥー大隊)
10. カースィム・カスール大佐(アムード・ハウラーン)
11. アブドゥッラティーフ・ハウラニー(第1機甲連隊)
12. ムハンマド・アッルーシュ、ムハンマド・ビールクダール(イスラーム軍)
13. ラビーブ・ナッハース(シャーム自由人イスラーム運動)
14. ムハンマド・アブドゥルカーディル・ムスタファー(ラフマーン軍団)
15. ハサン・アフマド・イブラーヒヤー

AFP, December 10, 2015、AP, December 10, 2015、ARA News, December 10, 2015、Champress, December 10, 2015、al-Hayat, December 11, 2015、Iraqi News, December 10, 2015、Kull-na Shuraka’, December 10, 2015、al-Mada Press, December 10, 2015、Naharnet, December 10, 2015、NNA, December 10, 2015、Reuters, December 10, 2015、SANA, December 10, 2015、UPI, December 10, 2015などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合がシリア領内で3回の爆撃を実施(2015年12月9日)

米中央軍(CENTCOM)は、12月9日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は3回、ラッカ市近郊(1回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、アイン・アラブ市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, December 10, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県北部の「安全保障地帯」、アレッポ市シャイフ・マクスード地区でYPG主体のシリア民主軍がアル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」と戦闘を続ける(2015年12月9日)

アレッポ県では、ARA News(12月9日付)によると、米トルコが設置合意した「安全地帯」西部(アフリーン市郊外)およびアレッポ市シャイフ・マクスード地区で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、革命家軍からなるシリア民主軍が、アル=カーイダ系のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、そして「穏健な反体制派」の自由シリア軍マーリア作戦司令室と交戦し、ヌスラ戦線側の戦闘員9人を殺傷した。

AFP, December 9, 2015、AP, December 9, 2015、ARA News, December 9, 2015、Champress, December 9, 2015、al-Hayat, December 10, 2015、Iraqi News, December 9, 2015、Kull-na Shuraka’, December 9, 2015、al-Mada Press, December 9, 2015、Naharnet, December 9, 2015、NNA, December 9, 2015、Reuters, December 9, 2015、SANA, December 9, 2015、UPI, December 9, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がヒムス県中部でダーイシュ(イスラーム国)への攻勢を続ける(2015年12月9日)

ヒムス県では、SANA(12月9日付)によると、シリア軍がヒヤール山北部、ハワーディード村、ウンク・ハワー村、カルヤタイン市、タドムル市郊外柑橘農園一帯などでダーイシュ(イスラーム国)を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 9, 2015、AP, December 9, 2015、ARA News, December 9, 2015、Champress, December 9, 2015、al-Hayat, December 10, 2015、Iraqi News, December 9, 2015、Kull-na Shuraka’, December 9, 2015、al-Mada Press, December 9, 2015、Naharnet, December 9, 2015、NNA, December 9, 2015、Reuters, December 9, 2015、SANA, December 9, 2015、UPI, December 9, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県、ラタキア県などでシリア軍と反体制武装集団の戦闘続く(2015年12月9日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマルジュ・スルターン村一帯、ハラスター市郊外のダマスカス・ヒムス街道(国際幹線道路)一帯で、イスラーム軍などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(12月9日付)によると、ロシア軍戦闘機がマルアンド村を4回にわたり空爆し、子供5人を含む8人が死亡した。

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ラタキア県では、SANA(12月9日付)によると、シリア軍ば県北部のバルナディー山、ラビーア山で反体制武装集団を掃討し、同地を制圧した。

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ダルアー県では、SANA(12月9日付)によると、シリア軍がジャムリーン村郊外でシャームの民のヌスラ戦線を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月9日付)によると、シリア軍がタルビーサ市でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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マナール・チャンネル(12月9日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外で、ヒズブッラーがアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線の車列を攻撃し、同戦線幹部の一人アブー・フィラース・ジュッバ氏らを殺害した。


AFP, December 9, 2015、AP, December 9, 2015、ARA News, December 9, 2015、Champress, December 9, 2015、al-Hayat, December 10, 2015、Iraqi News, December 9, 2015、Kull-na Shuraka’, December 9, 2015、al-Mada Press, December 9, 2015、Naharnet, December 9, 2015、NNA, December 9, 2015、Qanat al-Manar, December 9, 2015、Reuters, December 9, 2015、SANA, December 9, 2015、UPI, December 9, 2015などをもとに作成。

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ヒムス市最後の戦闘地域ワアル地区での停戦合意に基づき、反体制武装集団戦闘員がシリア政府が用意したバスで退去を開始(2015年12月9日)

『ハヤート』(12月10日付)などによると、ヒムス市における最後の戦闘地域だったワアル地区で、国連仲介によるシリア政府と反体制武装集団の停戦合意に従い、反体制武装集団戦闘員の退去が始まった。

反体制武装集団戦闘員は、シリア政府が用意した大型旅客バス約15台に分乗し、シリア軍が包囲するワアル地区から退去した。

AFP(12月9日付)によると、15台のバスのうち10台は白色で、女性、子供など戦闘員の家族が、各自カバン1つを携帯することを認められて分乗し、残りの5台は緑色で、戦闘員が軽

・中火器を携帯したまま分乗したという。

また退去者のなかには、負傷者15人も含まれており、彼らは救急車両に乗って退去したという。

15台のバスには、シリア赤新月社と国連の車輌約10輌が護衛として随行、またシリア軍車輌も車列に同行した。

ヒムス県のタラール・バラーズィー県知事は記者団に対して、ワアル地区から退去する戦闘員の数が約300人にのぼり、また戦闘員の家族約100世帯(400人)も退去を予定しており、その第1陣の退去は今週終わりに完了するという。

退去者は、ハマー県カルアト・マディーク町に向かったあと、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の支配地域であるイドリブ県に入るという。

また、反体制武装集団戦闘員第1陣の退去完了を受け、投降希望者が武装解除と関係当局への投降を開始する予定だという。

地元調整委員会が公表したビデオによると、ワアル地区から退去した戦闘員は、シリア政府との交渉を拒否する者たちだという。

なお、バラーズィー県知事によると、ワアル地区の人口は紛争前には30万人いたが、現在は7万5,000人に減少しているという。

シリア人権監視団によると、ワアル地区には、アル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線をはじめとする45の武装集団が籠城を続けてきた。

Kull-na Shuraka', December 9, 2015
Kull-na Shuraka’, December 9, 2015
Kull-na Shuraka', December 9, 2015
Kull-na Shuraka’, December 9, 2015
Kull-na Shuraka', December 9, 2015
Kull-na Shuraka’, December 9, 2015
Kull-na Shuraka', December 9, 2015
Kull-na Shuraka’, December 9, 2015

 

AFP, December 9, 2015、AP, December 9, 2015、ARA News, December 9, 2015、Champress, December 9, 2015、al-Hayat, December 10, 2015、Iraqi News, December 9, 2015、Kull-na Shuraka’, December 9, 2015、al-Mada Press, December 9, 2015、Naharnet, December 9, 2015、NNA, December 9, 2015、Reuters, December 9, 2015、SANA, December 9, 2015、UPI, December 9, 2015などをもとに作成。

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ロシア軍は8日、シリア各所を82回にわたって爆撃、また潜水艦ロストフナドヌーから巡航ミサイルで「テロ組織」拠点を初めて攻撃・破壊(2015年12月9日)

ロシア国防省は過去24時間(8日)に、ラタキア県フマイミーム航空基地に駐留するロシア軍戦闘機32機が82回の出撃を行い、アレッポ県、イドリブ県、ラタキア県、ハマー県、ヒムス県のテロ組織の標的204カ所を攻撃・破壊した、と発表した。

空爆では、バンカー・バスターBETAB-500などが使用されたという。

またロシア海軍が最近になって地中海のシリア沖に配備した潜水艦ロストフナドヌー(Rostov-on-Don)から、カリブル(Calibre)巡航ミサイルを発射し、シリア領内のテロ組織の拠点を攻撃・破壊したと発表し、その映像(https://youtu.be/fwja7sogNs4)を公開した。

mil.ru, December 9, 2015
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mil.ru, December 9, 2015
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AFP, December 9, 2015、AP, December 9, 2015、ARA News, December 9, 2015、Champress, December 9, 2015、al-Hayat, December 10, 2015、Iraqi News, December 9, 2015、Kull-na Shuraka’, December 9, 2015、al-Mada Press, December 9, 2015、Naharnet, December 9, 2015、NNA, December 9, 2015、Reuters, December 9, 2015、SANA, December 9, 2015、UPI, December 9, 2015などをもとに作成。

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リヤドでの反体制派の合同会合で基本方針を確認:アサド大統領の進退、テロ組織の定義は曖昧に(2015年12月9日)

サウジアラビアの首都リヤドで8日に開会したシリアの反体制派の合同会合は、2日の審議を行い、閉幕声明の文言やシリア政府との交渉にあたる統一代表団の構成などについて意見を交わし、『ハヤート』(12月10日付)によると、2日目の会合では、7項目からなる反体制派の基本方針が確認された。

この基本方針とは、①シリアの領土および国民の統合維持、②民主的文民国家の樹立、③国家による武器保有および使用の独占、④「国家テロ」を含むあらゆる形態のテロの拒否、⑤すべての外国人戦闘員の拒否と撤退要求、⑥民主主義、人権、トランスパレンシー、アカウンタビリティ、法治、国家機関の維持、軍・治安機関の再編、の7項目。

なお基本方針の確認に先だって、反体制武装集団の代表(参加者は15人から18人に増加)は8日に、5項目からなる基本方針案を示していたが、確認された基本方針は、アサド政権の退陣や外国人戦闘員の組織名の言及を避けるなど曖昧な内容となっている。

その内容は、①アサド大統領および政権幹部全員の退任と裁判の実施、②軍・諜報機関といった抑圧装置の解体、③愛国的で汚職とは無縁の軍・治安機関の新設、軍・治安機関以外の国家機関の維持、④イラン・イスラーム革命防衛隊、ヒズブッラー、アブー・ファドル・アッバース旅団、ダーイシュ(イスラーム国)に代表される外国の宗派的テロ勢力のシリアからの撤退、⑤シリアの国土、国民の統合と独立、主権、国民意識の維持、政治的・宗派主義的な分割の拒否。

基本方針確認後、参加者は、紛争の政治解決に向けた反体制派の統一ヴィジョン、シリア政府の対話の原則・しくみ・期間などについての審議に移り、以下の点を確認した。

①ジュネーブ合意(2012年6月)、国連安保理決議第2118号における移行期統治機関に関する文言の遵守。

②ジュネーブ2会議(2014年2月)でのシリア政府との交渉内容を踏まえたかたちでの交渉再開。

③シリア領内での戦闘停止。

しかし、②については民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表が「ジュネーブ2会議は何も達成していない」と反論、また③についてはイスラーム軍のムハンマド・ビールクダール氏が「シリア政府を信頼できない」と疑義を呈した。

さらに2日目の会合では、国連の役割、閉幕声明の文言、シリア政府との交渉にあたる統一代表団の構成についての審議も行われた。

統一代表団の構成については、シリア革命反体制勢力国民連立がメンバー数を15人とし、これを、治安や停戦問題を担当するグループ、政治プロセスと移行プロセスを担当するグループ、代表団への政治支援・諮問を担当するグループの三つに分けるべきだと主張した。

これに対して、民主的変革諸勢力国民調整委員会はメンバー数を20人とし、「合同会合に参加していない武装集団の代表を含めるべき」と主張し、民主統一党が主導する西クルディスタン移行期民政局の参加組織も統一代表団に加えるべきだと暗に主張した。

al-Hayat, December 10, 2015
al-Hayat, December 10, 2015

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2日目の会合に先立って、会合にオブザーバー参加している「シリアの友連絡グループ」(ロンドン11)と呼ばれてきた米国、英国、トルコ、UAEの各国代表がシリア情勢への対応について協議した。

『ハヤート』(12月10日付)によると、各国代表協議では、米国とトルコの対立が改めて浮き彫りとなった。

すなわち、米国は、アサド大統領の進退を停戦プロセスや和解プロセスの前提条件とせず、シリア政府と反体制派との間で予定されている交渉の場で決する方針に傾斜する一方、トルコは、移行期を開始する前にあらかじめアサド大統領の役割を限定するよう改めて主張したという。

なお、米国の姿勢は、ロシア、イラン、ドイツの方針に準じており、トルコの姿勢は、英国、フランスなどの支持を受けているという。

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『ハヤート』(12月10日付)は、12月半ばに開催が予定されているウィーン4会議で協議が予定されている反体制派の「テロ組織」と「合法的な反反体制派」への峻別に関して、西側高官筋の話として、ロシア政府がヨルダンに対し、「自由シリア軍」を名乗る武装集団を含む22組織を「テロ組織」として認定する案を提示した、と伝えた。

同消息筋によると、これに対して、トルコは、PKK(クルディスタン労働者党)とつながりのある民主統一党が主導する西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊を「テロ組織」に指定することを主張、アラブ諸国は、イラン・イスラーム革命防衛隊、ヒズブッラーなど、イラン人、イラク人、レバノン人の民兵18組織を「テロ組織」に認定するよう求めているという。

AFP, December 9, 2015、AP, December 9, 2015、ARA News, December 9, 2015、Champress, December 9, 2015、al-Hayat, December 10, 2015、Iraqi News, December 9, 2015、Kull-na Shuraka’, December 9, 2015、al-Mada Press, December 9, 2015、Naharnet, December 9, 2015、NNA, December 9, 2015、Reuters, December 9, 2015、SANA, December 9, 2015、UPI, December 9, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍主導の有志連合がシリア領内で4回の爆撃を実施(2015年12月8日)

米中央軍(CENTCOM)は、12月8日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して26回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は4回、ダイル・ザウル市近郊(1回)、マーリア市近郊(1回)、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, December 9, 2015などをもとに作成。

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YPG報道官が有志連合によるハサカ県ハーン村での有志連合の「誤爆」を擁護(2015年12月8日)

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のタラール・サッルー報道官(大佐)は、米軍主導の有志連合によるハサカ県ハーン村空爆で30人あまりの住民が死亡した事件(7日)に関して、「ダーイシュ(イスラーム国)を攻撃しているだけ」と擁護したうえで、有志連合が現在同地での空爆を中断していることを明らかにした。

サッルー報道官は「有志連合は現在活動をほぼ停止している。なぜなら、シリア民主軍の現下の活動はダーイシュから解放した拠点を防衛強化に限定されているからだ…。シリア民主具による軍事作戦は現在は行われていない…。つまり、有志連合はハサカ市郊外を空爆しておらず、シリア民主軍との連携のもとにダーイシュの拠点を空爆しているだけ」だと述べた。

ARA News(12月9日付)が伝えた。

AFP, December 9, 2015、AP, December 9, 2015、ARA News, December 9, 2015、Champress, December 9, 2015、al-Hayat, December 10, 2015、Iraqi News, December 9, 2015、Kull-na Shuraka’, December 9, 2015、al-Mada Press, December 9, 2015、Naharnet, December 9, 2015、NNA, December 9, 2015、Reuters, December 9, 2015、SANA, December 9, 2015、UPI, December 9, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県で活動するファトフ軍がアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動に、またスルターン・ムハンマド・ファーティフ旅団などがスルターン・ムラード師団にそれぞれ合流し、YPGに対する「穏健な反体制派」とアル=カーイダ系組織の糾合進む(2015年12月8日)

アレッポ県北部で活動するファトフ旅団が、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動への合流を宣言した。

また、アレッポ県北部で活動する複数の武装集団が「穏健な反体制派」と目されるスルターン・ムラード旅団と統合し、新たな武装集団「スルターン・ムラード師団」を結成すると発表した。

「スルターン・ムラード師団」に合流したのは、スルターン・ムハンマド・ファーティフ旅団、殉教者ザキー・トゥルクマーニー旅団、アシュバール・アキーダ旅団。

なお、シャーム自由人イスラーム運動と「スルターン・ムラード師団」の母体となったスルターン・ムラード旅団は、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室に参加しており、同作戦司令室は自由シリア軍マーリア作戦司令室やアル=カーイダ系のシャームの民のヌスラ戦線とともに、米トルコが設置合意した「安全地帯」西部のアフリーン市郊外一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が革命家軍などの「穏健な反体制派」とともに結成したアラブ民主軍と交戦している。

AFP, December 9, 2015、AP, December 9, 2015、ARA News, December 9, 2015、Champress, December 9, 2015、al-Hayat, December 10, 2015、Iraqi News, December 9, 2015、Kull-na Shuraka’, December 9, 2015、al-Mada Press, December 9, 2015、Naharnet, December 9, 2015、NNA, December 9, 2015、Reuters, December 9, 2015、SANA, December 9, 2015、UPI, December 9, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)が拉致していたアッシリア教徒のうち25人を釈放(2015年12月8日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(12月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタッル・シャーミーラーン村一帯で拉致していた住民(アッシリア教徒)25人(子供2人を含む全員が男性)を新たに釈放した。

25人の釈放はアッシリア教会の仲介による「捕虜交換」を受けたものだという。

AFP, December 9, 2015、AP, December 9, 2015、ARA News, December 9, 2015、Champress, December 9, 2015、al-Hayat, December 10, 2015、Iraqi News, December 9, 2015、Kull-na Shuraka’, December 9, 2015、al-Mada Press, December 9, 2015、Naharnet, December 9, 2015、NNA, December 9, 2015、Reuters, December 9, 2015、SANA, December 9, 2015、UPI, December 9, 2015などをもとに作成。

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「穏健な反体制派」と目されるシャーム戦線は、ダーイシュ(イスラーム国)メンバー捕虜への死刑免除を喧伝するビデオを公表(2015年12月8日)

アレッポ県で活動するシャーム戦線(「穏健な反体制派」と目されるジハード主義武装集団、世俗的な武装集団からなる連合組織)はビデオ声明を出し、捕捉したダーイシュ(イスラーム国)戦闘員の映像を公開した。

「犯罪者でなくイスラーム教徒」と題されたビデオ声明は、広報サイト「キファーフ広報制作機構」を通じて発表された。

映像では、オレンジ色の囚人服を着させられたダーイシュのメンバーとされる複数の男性が、シャーム戦線に捕捉されるまでの自身の「罪状」について告白、その後、シャーム戦線法務局長を名乗るムハンマド・ハティーブ氏が捕捉されたメンバーらに対して「我々は犯罪者ではなく、イスラーム教徒だ。我々は殺し、脅迫、そしてテロの素人だ」と述べ、処刑を免除すると語り、その後、メンバーにはめられていた枷が外されている。image002 image003 image0011

AFP, December 8, 2015、AP, December 8, 2015、ARA News, December 8, 2015、Champress, December 8, 2015、al-Hayat, December 9, 2015、Iraqi News, December 8, 2015、Kull-na Shuraka’, December 8, 2015、al-Mada Press, December 8, 2015、Naharnet, December 8, 2015、NNA, December 8, 2015、Reuters, December 8, 2015、SANA, December 8, 2015、UPI, December 8, 2015などをもとに作成。

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米トルコが設置合意したアレッポ県北部の「安全保障地帯」西部でYPG、革命家軍(自由シリア軍)などシリア民主軍が、マーリア作戦司令室(自由シリア軍)、アル=カーイダ系のヌスラ戦線と再び交戦、ロシア軍と思われる戦闘機がシリア民主軍を爆撃支援(2015年12月8日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(12月8日付)によると、米トルコが設置合意した「安全地帯」の西部に位置するシャワーリガ村に、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が進攻し、「革命家」(自由シリア軍マーリア作戦司令室)と交戦した。

シャワーリガ村一帯では、シリア民主軍(革命家軍)と、マーリア作戦司令室、シャームの民のヌスラ戦線などとの戦闘が激化しており、11月30日にマーリア作戦司令室側が同地を奪還、その後両者は停戦に合意していた。

これに関して、ARA News(12月8日付)は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、自由シリア軍革命家軍がタナブ村、カシュタアール村、そしてマンナグ航空基地に隣接するマーリキーヤ村一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点に対して攻撃を加える一方、ヌスラ戦線側も、人民防衛隊、革命家軍の進攻を受けたシャワーリガ村を砲撃し応戦、最終的にはヌスラ戦線側がシャワーリガ村を再び掌握した、と伝えた。

またこの戦闘を合わせて、ロシア軍と思われる戦闘機が、マンナグ航空基地一帯、ダイル・ジャマール村、カシュタアール村、ガジアンテップ市(トルコ)にいたる街道一帯を空爆し、シャーム自由人イスラーム運動とシャーム戦線の戦闘員が複数が死亡した。

AFP, December 8, 2015、AP, December 8, 2015、ARA News, December 8, 2015、Champress, December 8, 2015、al-Hayat, December 9, 2015、Iraqi News, December 8, 2015、Kull-na Shuraka’, December 8, 2015、al-Mada Press, December 8, 2015、Naharnet, December 8, 2015、NNA, December 8, 2015、Reuters, December 8, 2015、SANA, December 8, 2015、UPI, December 8, 2015などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県、ヒムス県、アレッポ県でダーイシュ(イスラーム国)への攻撃を続ける(2015年12月8日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属不明)がアブー・サシャーフィーシュ村、アブー・カフフ村、ダキーラ村、ジャニー・アルバーウィー村を空爆した。

一方、SANA(12月8日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市郊外のアブー・ハナーヤー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の車輌を攻撃、破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属不明)がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるカルヤタイン市を空爆した。

一方、SANA(12月8日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市、ハズム村、タドムル市郊外柑橘農園一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(12月8日付)によると、シリア軍がクワイリス航空基地一帯、ラスム・アブド村、ハザーザ村、タッル・アイユーブ村、ナッジャーラ村、ビージャーン村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 8, 2015、AP, December 8, 2015、ARA News, December 8, 2015、Champress, December 8, 2015、al-Hayat, December 9, 2015、Iraqi News, December 8, 2015、Kull-na Shuraka’, December 8, 2015、al-Mada Press, December 8, 2015、Naharnet, December 8, 2015、NNA, December 8, 2015、Reuters, December 8, 2015、SANA, December 8, 2015、UPI, December 8, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市南部郊外などで攻勢を強める(2015年12月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市南部郊外一帯でのシリア軍の攻勢により、過去24時間で反体制武装集団戦闘員18人が死亡した。

一方、SANA(12月8日付)によると、シリア軍がタッル・ハディーヤ村などアレッポ市南部郊外一帯、カフルナーハー村、マンスーラ村、アイン・バイダー村、アレッポ市ライラムーン地区、バニー・ザイド地区、ナアナーイー地区、カラム・ダアダア地区、ウムラーン地区、ザフラー協会地区、ラーシディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、アシュラフィーヤ地区、サラーフッディーン地区で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属不明)がカーヒラ村を空爆した。

一方、SANA(12月8日付)によると、シリア軍がラターミナ町、ラハーヤー村、カフルズィーター市でイッザ旅団連合、ジュンド・アクサー旅団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(12月8日付)によると、シリア軍がハラスター市農場地帯、ドゥーマー市農場地帯で、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍などからなるジハード主義武装集団と交戦し、ハラスター市郊外のダマスカス・ヒムス街道(国際幹線道路)東部一帯、ドゥーマー市・ヌール・シャーム学校間の街道一帯を制圧した。

シリア軍はまた、マルジュ・スルターン村一帯でヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、マルジュ・スルターン航空基地東部および南西部の農場地帯および建物群を制圧した。

このほか、シリア軍はザマルカー町、ダーライヤー市でヌスラ戦線、イスラーム殉教者旅団などと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

さらにカラムーン山地では、シリア軍が空爆を行い、反体制武装集団の拠点を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(12月8日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市、ナージヤ村、ジスル・シュグール市、タマーニア町などでシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆・攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(12月8日付)によると、シリア軍がガズラーン農場北東部、アトマーン村、ダルアー市各所でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 8, 2015、AP, December 8, 2015、ARA News, December 8, 2015、Champress, December 8, 2015、al-Hayat, December 9, 2015、Iraqi News, December 8, 2015、Kull-na Shuraka’, December 8, 2015、al-Mada Press, December 8, 2015、Naharnet, December 8, 2015、NNA, December 8, 2015、Reuters, December 8, 2015、SANA, December 8, 2015、UPI, December 8, 2015などをもとに作成。

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リヤドでの反体制派合同会合に対抗して、西クルディスタン移行期民政局やシリア民主軍に参加する政治・軍事組織が総会を開会(2015年12月8日)

クッルナー・シュラカー(12月8日付)によると、ハサカ県マーリキーヤ市(ダイリーク)で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の参加・支援組織による第1回総会「シリア民主反体制勢力大会」が開会した。

クッルナー・シュラカー(12月9日付)によると、総会には101人が招聘され、うち96人が出席した。

総会はサウジアラビアの首都リヤドでの反体制派の合同会合に合わせて開催されたもので、初日にあたる8日には、「シリア解決に向け共に」と題された討論会が実施されたという。

なお、クルド・ストリート(12月6日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ロシア、イランの後援を受けハサカ県ルマイラーン町で初の総会を開催する予定だと伝えていた。

Kull-na Shuraka', December 8, 2015
Kull-na Shuraka’, December 8, 2015
ARA News, December 9, 2015
ARA News, December 9, 2015
ARA News, December 9, 2015
ARA News, December 9, 2015
ARA News, December 9, 2015
ARA News, December 9, 2015

 

AFP, December 8, 2015、AP, December 8, 2015、ARA News, December 8, 2015、Champress, December 8, 2015、al-Hayat, December 9, 2015、Iraqi News, December 8, 2015、Kull-na Shuraka’, December 8, 2015、December 9, 2015、Kurd Street, December 8, 2015、al-Mada Press, December 8, 2015、Naharnet, December 8, 2015、NNA, December 8, 2015、Reuters, December 8, 2015、SANA, December 8, 2015、UPI, December 8, 2015などをもとに作成。

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サウジアラビアの首都リヤドでシリア国民連合、民主的変革諸勢力国民調整委員会、アル=カーイダ系組織などによる反体制派合同会合が開会:アサド政権の進退、移行期統治機関の権限、軍、治安機関の再編などをめぐって対立(2015年12月8日)

サウジアラビアの首都リヤド市内のホテルで、サウジアラビア外務省主催によるシリアの反体制派の合同会合が開会となった。

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会合の主な参加者は以下の通り:

1. シリア革命反体制勢力国民連立(40人)、
ハーリド・ハウジャ代表ら政治委員会メンバー、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー元代表ほか
元メンバー:アフマド・ムアーッズ・ハティーブ、アディーブ・シーシャクリー、ナジーブ・ガドバーン

2. 民主的変革諸勢力国民調整委員会(12人)
ハサン・アブドゥルアズィーム代表ほか

3. 無所属・個人資格での参加(武装集団)
自由シリア軍を名乗る武装集団の代表:トルコ国境地帯で活動する組織のメンバー7人、ヨルダン国境地帯で活動する組織のメンバー5人
アル=カーイダ系組織:シャーム自由人イスラーム運動
非アル=カーイダ系のジハード主義武装集団:イスラーム軍(ザフラーン・アッルーシュ司令官)

4. 無所属・個人資格での参加(反体制組織など)
イスラーム最高評議会(ウサーマ・リファーイー)
カイロ宣言グループ(第2回カイロ大会で「シリア国民憲章」採択を主導したジャマール・スライマーン、ハーリド・マハーミード)
シリア国家建設潮流(ルワイユ・ユサイン、ムナー・ガーニム)

また参加しなかった(招聘されなかった)主な組織、活動家は以下の通り
ハイサム・マンナーア(「カフム」代表)
変革解放人民戦線(カドリー・ジャミール)
民主的呼びかけフォーラム(サミール・イータ)
西クルディスタン移行期民政局所属組織(民主統一党など)

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『ハヤート』(12月9日付、イブラーヒーム・ハミーディー記者)によると、会合での主な争点と出席者の基本姿勢は以下の通り:

1. アサド大統領の進退
シリア革命反体制勢力国民連立:これまで紛争解決の「前提条件」としてきたが、「政治プロセスにおいて彼の居場所はない」と若干態度を軟化させ、移行期間中の退陣を迫る。
民主的変革諸勢力国民調整委員会、カイロ宣言グループ:「現政権のシステムおよびその長(大統領)はシリアの未来に居場所はない」との姿勢をとり、移行期間におけるアサド政権の存続を是認。

なお、これに関して、シリア革命反体制勢力国民連立、イスラーム最高評議会、トルコ国境近くで活動する反体制武装集団(40組織)の代表らは、7日にトルコのイスタンブールで「政治プロセスにおいてアサドは去るべき」との点を確認したという。

2. 移行期統治機関の権限
シリア革命反体制勢力国民連立:大統領権限を含む行政権を完全に委任され、軍、治安機関を監視する権限を有するべきだと主張。
民主的変革諸勢力国民調整委員会、カイロ宣言グループ:「全権を有する移行期統治機関」を求めると述べ、その詳細については言及せず。

3. 軍、治安機関の再編
シリア革命反体制勢力国民連立:移行期統治機関のもとに軍、治安機関を解体し、そのうえで、両組織の組織を抜本改編し、「革命諸勢力」をこれらに統合することを主張。
民主的変革諸勢力国民調整委員会、カイロ宣言グループ、シリア国家建設潮流:軍、治安機関の組織を維持しつつ、その改革をめざす(ウィーン合意に準じている)。

4. 憲法(世俗性の是非)
シリア革命反体制勢力国民連立、民主的変革諸勢力国民調整委員会、カイロ宣言グループは、世俗国家の維持をめざす。
イスラーム最高評議会、アル=カーイダ系・非アル=カーイダ系の武装集団は、憲法において宗教的権威を認めることをめざす。

5. 外国の介入
シリア革命反体制勢力国民連立:ロシア、イランの介入を「敵対行為」、「占領」とみなす
民主的変革諸勢力国民調整委員会:外国の干渉を拒否するが、ロシアの軍事介入には寛容

6. 戦闘停止、テロ
シリア革命反体制勢力国民連立:移行プロセスの開始を停戦の事実上の前提条件とする
民主的変革諸勢力国民調整委員会、シリア国家建設潮流:戦闘停止を優先事項に位置づける。
なお、いずれもダーイシュ(イスラーム国)の支配地域を停戦プロセスから除外し、「テロとの戦い」を主唱。

7. シリア政府との交渉を担う反体制派の代表団
シリア革命反体制勢力国民連立:代表団における主導的役割を要求。
民主的変革諸勢力国民調整委員会などそれ以外の組織・個人:シリアの反体制派の権威とし位置づけ、欧米諸国によって「シリア国民の唯一の正統な代表」と位置づけられているシリア革命反体制勢力国民連立によって代えることをめざす。

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民主統一党が主導する西クルディスタン移行期民政局は声明を出し、リヤドでの会合が「シリア国民を真に代表していない」、「そこでの成果はシリア国民の意思、希望を代表することはないだろう」と批判した。

また、民主統一党以外でも、クルド民族主義政党など8組織が7日に共同声明を出し、サウジアラビアの首都リヤドでの反体制派の合同会合に招聘されていないことに抗議する文書をサウジアラビア外務省に送付したと発表した。

共同声明を出したのは、シリア・クルド民主党(パールティ-)、シリア・クルド進歩民主党、シリア・クルド民主左派党、クルド・シリア民主合意党、シリア・クルド民主統一党(イェキーティー)、シリア改革運動、クルディスターン・アーザーディー党、シリア・クルド作家連盟。

一方、リヤード・アスアド大佐も7日、「自由シリア軍創設者」の名で声明を出し、米国、ロシア、イランといった大国の圧力が増していると非難し、「シリア革命」の継続を改めて主唱した。

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アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、ロシア・イランの占領のシリアからの浄化に反するいかなる決定も拒否すると表明した。

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これに対して、シリア国民協会(8日)、シリア・ヤズィード協会(6日)といった組織は声明で会合への支持を表明した。

AFP, December 8, 2015、AP, December 8, 2015、ARA News, December 8, 2015、Champress, December 8, 2015、al-Hayat, December 9, 2015、Iraqi News, December 8, 2015、Kull-na Shuraka’, December 8, 2015、December 9, 2015、al-Mada Press, December 8, 2015、Naharnet, December 8, 2015、NNA, December 8, 2015、Reuters, December 8, 2015、SANA, December 8, 2015、UPI, December 8, 2015などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で11回の爆撃を実施(2015年12月7日)

米中央軍(CENTCOM)は、12月7日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して31回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は11回、フール町近郊(5回)、ラッカ市近郊(1回)、マーリア市近郊(5回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, December 8, 2015などをもとに作成。

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トルコはロシア軍戦闘機撃墜事件を「好機」と捉え、シリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)への爆撃を中止(2015年12月7日)

トルコ政府高官は、ロイター通信(12月7日付)に対して、11月24日のロシア軍戦闘機撃墜事件発生以降、トルコはシリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)に対する空爆を実施していないと語った。

米高官は先週、ロイター通信に対して、米国が、トルコとロシアの緊張緩和を促すため、有志連合によるシリア空爆でさらなる役割を果たすようトルコ側に要請することを中断したと述べていた。

トルコ軍は、2015年7月のスルチュ(シャンウルファ県)での爆破テロ発生を受けて、イラクやシリアでの空爆を開始したが、その標的のほとんどはダーイシュではなくクルディスタン労働者党(PKK)の拠点などだった。

またシリア北部では、11月上旬に、トルクメン人武装集団を航空支援するとして、有志連合とともに異例の空爆を行うようになったが、同時にラッカ県タッル・アブヤド市などの西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊拠点などへの断続的な砲撃を続けていた。

パリでの同時テロ事件発生以降によって、トルコは、米英仏独といった欧米諸国とロシアのダーイシュ掃討に向けた空爆連携に取り残されるかたちとなり、ロシア軍戦闘機撃墜事件はこの動きに拍車をかけていた。

だが、そもそもダーイシュへの空爆に消極的だったトルコ政府にとって、ロシア軍戦闘機撃墜事件は空爆を「自制」する好機を与えることになった。

AFP, December 7, 2015、AP, December 7, 2015、ARA News, December 7, 2015、Champress, December 7, 2015、al-Hayat, December 8, 2015、Iraqi News, December 7, 2015、Kull-na Shuraka’, December 7, 2015、al-Mada Press, December 7, 2015、Naharnet, December 7, 2015、NNA, December 7, 2015、Reuters, December 7, 2015、SANA, December 7, 2015、UPI, December 7, 2015などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合がハサカ県、ラッカ県でのダーイシュ(イスラーム国)拠点への爆撃で民間人40人以上を殺傷(2015年12月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合がフール町近郊のハーン村でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆、戦闘員20人が死亡、25人が負傷した。

しかし、これに関して、クッルナー・シュラカー(12月7日付)、ARA News(12月7日付)などは、ハーン村での空爆で民間人30人以上が死傷したと伝えた(『ハヤート』(12月9日付)によると民間人の死者数は26人)。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるカルヤタイン市で激しい爆発があった。

またタドムル市一帯では、シリア軍とダーイシュが交戦した。

一方、SANA(12月7日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市、タドムル市西部一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合と思われる戦闘機がラッカ市のファヒーハ地区、カラーマ地区を空爆し、子供8人、女性5人の合わせて13人が死亡した。

また、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアイン・イーサー市郊外のタッル・ルール村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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アレッポ県では、SANA(12月7日付)によると、シリア軍がシュワイリフ村、ジャルーフ村、ラスム・マシュラファ村、ティージャーン村でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、米トルコが設置合意した北部の「安全地帯」内に位置するハルバル村・カフル・ナースィフ村間でダーイシュ(イスラーム国)が敷設した地雷が爆発し、子供4人、女性1人を含む7人が死亡した。

また、ARA News(12月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市郊外のブーララーズ村、ウワイナ村などを砲撃した。

AFP, December 7, 2015、AP, December 7, 2015、ARA News, December 7, 2015、Champress, December 7, 2015、al-Hayat, December 8, 2015、December 9, 2015、Iraqi News, December 7, 2015、Kull-na Shuraka’, December 7, 2015、al-Mada Press, December 7, 2015、Naharnet, December 7, 2015、NNA, December 7, 2015、Reuters, December 7, 2015、SANA, December 7, 2015、UPI, December 7, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がラタキア県北部、アレッポ市南部郊外の複数の村を制圧(2015年12月7日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アラブ系・アジア系戦闘員が、アックー村、ブーズ・ヒルバ村一帯でシャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるジハード主義武装集団と交戦、シリア軍がアックー村を制圧した。

またロシア軍と思われる戦闘機が、トルクメン山一帯を空爆、シリア軍もトルクメン山およびクルド山一帯を激しく砲撃、これによりジハード主義武装集団戦闘員5人が死亡した。

一方、SANA(12月7日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにアックー村、ブーズ・ヒルバ村で反体制武装集団を掃討、同地を制圧した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がジスル・シュグール市を空爆した。

またカフルタハーリーム村でジハード主義武装集団の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、複数人が死傷したほか、ムハンビル村で何者かが男性を射殺した。

一方、SANA(12月7日付)によると、シリア軍がタマーニア町農場地帯で反体制武装集団を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属不明)がラターミナを空爆する一方、シリア軍がカフルヌブーダを砲撃し、ジハード主義武装集団戦闘員3人が死亡した。

一方、SANA(12月7日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市、ラターミナ町、フワイズ丘、ワーディー・フワイズ、ムーリク市でシャームの民のヌスラ戦線、アジュナード・シャーム・イスラーム連合などからなるジハード主義武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、フーシュ・ハッジュー村郊外、ハウラ地方をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(12月7日付)によると、シリア軍がラスタン市近郊でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アラブ系・アジア系戦闘員が、アレッポ市南部郊外のズィーターン村、ハルサ村、ハーン・トゥーマーン村一帯で、シャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるジハード主義武装集団と交戦、シリア軍がハルサ村、ズィーターン村を制圧した。

これに関して、SANA(12月7日付)は、シリア軍がアレッポ市南部郊外のハルサ村、カルアジーヤ村、ハムラー村、ズィーターン村で反体制武装集団を掃討、同地を制圧したと伝えた。

SANAによると、シリア軍はまた、ラスム・サフリージュ村、ジャルーフ村、カフルフハッダード村、マクハラ村、ズィルバ村、ハーリディーヤ村、アレッポ市バニー・ザイド地区、ハーリディーヤ地区で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)が、アレッポ市ライラムーン地区・ハーリディーヤ地区回廊地帯にあるシリア軍拠点の地下に向けて掘ったトンネルに爆弾を仕掛け爆破、その後同地でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

SNN(12月7日付)によると、地下トンネルの掘削に携わったのはフルサーン・ハック旅団、第16師団で、約50トンの爆弾を爆発させ、シリア軍とイラン・イスラーム革命防衛隊クドス軍団の兵士併せて数十人を殺害したという。

しかし親政府系のサイトは、爆発が起きたもの、反体制武装集団の作戦は失敗し、シリア軍が同地を掌握していると伝えた。

アレッポ市ではこのほかにも、ザフラー協会地区を反体制武装集団が砲撃、バニー・ザイド地区ではシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

さらにロシア軍がアレッポ市スッカリー地区、サーリヒーン地区を空爆し、数十人が死亡したという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市を「樽爆弾」などで空爆し、ジハード主義武装集団の司令官1人を含む複数の戦闘員が死亡した。

シリア軍はまた、マルジュ・スルターン村一帯で、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SNN(12月7日付)によると、ロシア軍戦闘機がカラムーン山地一帯国外の無人地帯を15回にわたり空爆し、野戦病院などが破壊された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がブスル・ハリール市を「樽爆弾」などで空爆する一方、戦闘機がシャイフ・マスキーン市を空爆した。

また複数の消息筋によると、ダルアー県郊外でジハード主義武装集団戦闘員100人以上がシリア軍に投降した。

一方、SANA(12月7日付)によると、シリア軍がダルアー市国立病院北部一帯、マンシヤ地区、シャイフ・マスキーン市でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 7, 2015、AP, December 7, 2015、ARA News, December 7, 2015、Champress, December 7, 2015、al-Hayat, December 8, 2015、Iraqi News, December 7, 2015、Kull-na Shuraka’, December 7, 2015、al-Mada Press, December 7, 2015、Naharnet, December 7, 2015、NNA, December 7, 2015、Reuters, December 7, 2015、SANA, December 7, 2015、SNN, December 7, 2015、UPI, December 7, 2015などをもとに作成。

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イスラーム軍のザフラーン・アッルーシュ司令官がサウジアラビアの首都リヤドでの反体制派の合同会合への参加を表明(2015年12月7日)

ダマスカス郊外県東グータ地方を中心に活動を続けるイスラーム軍は声明を出し、12月8日に開催予定のリヤドでの反体制派の合同会合にザフラーン・アッルーシュ司令官が出席すると発表した。

AFP, December 7, 2015、AP, December 7, 2015、ARA News, December 7, 2015、Champress, December 7, 2015、al-Hayat, December 8, 2015、Iraqi News, December 7, 2015、Kull-na Shuraka’, December 7, 2015、al-Mada Press, December 7, 2015、Naharnet, December 7, 2015、NNA, December 7, 2015、Reuters, December 7, 2015、SANA, December 7, 2015、UPI, December 7, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県で活動する「穏健な反体制派」の第1連隊は「外国の命令」によって任命された新司令官を拒否(2015年12月6日)

アレッポ県で活動する反体制武装集団の第1連隊(いわゆる「穏健な反体制派」)の主要な司令官は共同声明を出し、カーリド・ハンジュー司令官の任命に関して「外国の命令によってなされた」と非難、これを認めないと発表した。

Kull-na Shuraka', December 7, 2015
Kull-na Shuraka’, December 7, 2015

AFP, December 7, 2015、AP, December 7, 2015、ARA News, December 7, 2015、Champress, December 7, 2015、al-Hayat, December 8, 2015、Iraqi News, December 7, 2015、Kull-na Shuraka’, December 7, 2015、al-Mada Press, December 7, 2015、Naharnet, December 7, 2015、NNA, December 7, 2015、Reuters, December 7, 2015、SANA, December 7, 2015、UPI, December 7, 2015などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合がシリア領内で9回の爆撃を実施(2015年12月6日)

米中央軍(CENTCOM)は、12月6日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は9回、フール町近郊(4回)、ダイル・ザウル市近郊(4回)、マーリア市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われた。

CENTCOM, December 7, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領が『サンデー・タイムズ』の単独インタビューに応じる「有志連合にはテロと戦う意思はなく、テロを根絶するためのヴィジョンもない」(2015年12月6日)

アサド大統領は英紙『サンデー・タイムズ』の単独インタビューに応じた。

インタビュー映像は大統領府がYoutube(https://youtu.be/Wb7Kmoe4MUg)を通じて公開、また英文全文およびアラビア語全訳はSANA(http://sana.sy/en/?p=63558http://www.sana.sy/?p=308127)が配信した。

インタビューにおけるアサド大統領の主な発言は以下の通り:

SANA, December 6, 2015
SANA, December 6, 2015

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「我々は紛争当初から、英国とフランスがシリアのテロ組織を支援する急先鋒であるとういことを知っている。我々はこれらの国にそうした意思(テロと戦う意思)がないことを知っている…。(軍事介入は)包括的でなければならない。空、そして地上から行われねばならず、地上部隊、すなわち国軍と連携せねばならず、干渉や(軍事作戦への)参加は合法的でなければならない。シリアの正統な政府と協力して初めて合法的になる。だから、これらの国には(テロと戦う)意思はなく、どのようにテロを打ち負かすのかというヴィジョンを持ち合わせていないと見ている」。

「(有志連合の軍事介入を)評価したいのであれば、現実を評価しよう…。有志連合は1年以上も前に作戦を開始したが、その成果とは何か? ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、そしてどうようの組織が自由に勢力を伸ばしていた。しかしロシアがテロとの戦いに直接参加して以降どうなったか? ダーイシュもヌスラ戦線も縮小している。つまり、まず、有志連合は何の成果も上げられないと言いたい。そのうえで、それは有害、違法であり、テロを支援していると言いたい…。なぜならテロはガンのような存在だからだ。ガンは切りとるだけでは駄目で、摘出しなければならない」。

「ダーイシュが国家を名乗り公に活動を始めたのは2006年、イラクにおいてだ…。英国もフランスも当時からダーイシュ(の原型)が存在することを知っていたし、それがシリアでの紛争の当初に混乱に乗じてシリアに入ってきたことを知っていた…。英国の高官、とくにトニー・ブレア前首相はそう告白している」。

「二つの組織(ダーイシュとヌスラ戦線)、その違いを評価するのであれば、双方とも同じイデオロギー(ワッハーブ主義から派生したイデオロギー)を擁している点で違いはない…。またその値、支持者、メンバーについて言うのなら、その違いを見つけることはできない。なぜならそのメンバーは次から次へと所属する組織を変えているからだ。時に争い合うのはそのためだ…。だが、彼は実際には、すべてのレベルで協力し合っている。どちらがより危険だということは言えない。なぜなら、彼らのメンタリティは一つだからだ」。

「(デヴィッド・キャメロン首相が英下院で7万人の「穏健な反体制派」と連携できると証言したことに関して)「彼が行っている7万人の穏健派はどこにいるのか? 彼らはいつも「シリアの穏健派」について云々しているが、これは事実ではなく、「疑似事実」を大衆に示すだけの茶番だ…。ロシアも2ヶ月前から…穏健派はどこにいるのかと(米国などに)尋ねている。しかし誰も答えようとはしない。実際のところ、紛争当初から、シリアには「穏健な武装集団」などいなかった。彼らはみな過激派だ…。パリでの最近の攻撃、シャルリー・エブドーでの攻撃、10年前に起きた英国やスペインで起きたテロ、ニューヨークでの9・11事件を行ったテロリストを「穏健な反体制派」だと言うようなものだ。そんなことは世界のどこでも認められない」。

「クルド人はシリア軍と同じ場所でテロリストと戦っている…。(米国から支援を受けているが)主にシリア軍から支援を受けている。そのことを示す文書もある。彼らはシリア人であり、テロと戦う意思があるので、我々は武器を供与している。我々はシリアの多くの組織に対しても同じことをしている。なぜなら、シリア全土にシリア軍を派遣できないからだ。クルド人だけではない。それ以外のシリア人も同じだ」。

(ウィーン・プロセスで欧米諸国が求めている大統領選挙の前倒しに関して)「選挙の前倒しは紛争が終わることとは無関係だ。紛争終結はテロとの戦いを通じて、そして西側諸国、地域諸国がテロリストの支援を停止することで起こるものだ。早期大統領選挙の実施が行われるとすれば、それはシリアの政治勢力、市民社会が行う未来に向けた包括的な対話の一部分としてだ。つまりそれは大統領の意思に関わるものではなく、シリア国民の意思に関わる問題だ。つまり政治プロセスに関わる問題だ。このプロセスで合意がなされれば、私はほかのシリア市民と同様に出馬する権利を得る。その際の私の決断は…シリア国民から支持を得られるかどうかによる」。

「地上部隊と連携せずに、空爆だけでは、ダーイシュを打ち負かすことはできない…。有志連合は見せ掛けのもので…、現地でのテロとの戦いで何の成果も上げていない…。しかし、我々は現実主義的だ…。もし欧米諸国が真剣にテロと戦う用意があるのであれば、我々はいかなる国、政府、そしていかなる政治的努力であってもそれを関係する。この点に関して、我々はプラグマティックだ。我々は究極的にはシリアの情勢を改善し、さらなる流血を止めたいと考えている。これが我々の任務だ。それは愛だの憎しみだの、認めるだの認めないだのという問題ではない。現実に関わる問題だ…。テロ組織が地域諸国や西側から得ている支援を排除できれば、我々の任務完了には数ヶ月と要さないだろう」。

「すべての戦争で常に多くの無実の人々が犠牲になる。これを回避するには戦争を終わらせるしかない…。しかし西側で繰り返されているレトリックにおいては、テロリストが無実の人を殺しているという事実が無視されている。また殺害された多くの人々がシリア政府を支持していたという事実が無視されている」。

「ロシアの役割は極めて重要だ…。しかし、ロシアの支援がなければ、シリア政府、国家が崩壊していただろうというのは仮説に過ぎない」。

「(ラタキア県フマイミーム航空基地に設置された)航空基地の軍事要員や航空機とともに派遣された人員以外にロシアの地上部隊は存在しない…。(ロシア軍地上部隊の展開は)まだ議論されていないが、現時点でその必要はないと考えている」。

「いかなる戦闘機であれ、我が国の領空を侵犯することを阻止することが…我々の権利で…、それは完全に合法的である。我々は自国の領空を守るためのあらゆる手段を用いるだろう…。しかし現在のところ、そうした手段を用いるには至っていない…。現時点での我々の最優先事項は地上でテロリストと戦うことだ」。

「もし彼ら(サウジアラビア)が、自らの政策、とりわけ対シリア政策を変更する用意があるのであれば、彼らと会うことに何の問題もない」。

「我々は、シリア国内で(反体制派との)会合が行われ、それに彼らが出席したいというのであれば、彼らが逮捕拘束されないことを保証すると述べてきた。何度も言ってきた」。

「サウジアラビアで予定されている(反体制派の全体)会合に関して、サウジアラビアはこれまでテロを直接、明確、そして公然と支援してきた。こうした会合は国内の状況を変化させることはないであろう。会合が行われる前も後も、サウジアラビアはテロリストを支援し、今後も支援続けるだろう」。

「我々は当初から、我々の政策の支柱の一つにすべての紛争当事者との対話を開始するということを掲げてきた。シリア国内にいようと国外にいようとだ。我々はすでに多くのテロ組織と交渉してきた…。一部の戦闘員はシリア軍に復帰し、戦っている…。しかしこれは、我々がダーイシュ、ヌスラ戦線などといった組織と交渉することを意味しない」。

「(樽爆弾使用に関する非難について)いわゆる「樽爆弾」と高性能ミサイルの違いではなく、どのように兵器を使用するかの問題だ。どのようにこうした武器を使用するのか、どのような情報を得て、どのような意図を持っているのかにかかわる問題だ。我々に無実の人々を殺す意思があるのか? 国家が国民を守っているなかで、どうしてそのようなことが可能となるのか? そんなことをすれば、我々は国民をテロリストの側に押しやってしまう…。それは我々の国益に反している…それは現実的でも論理的でもない。そんなプロパガンダはどこでも売れはしない」。


AFP, December 6, 2015、AP, December 6, 2015、ARA News, December 6, 2015、Champress, December 6, 2015、al-Hayat, December 7, 2015、Iraqi News, December 6, 2015、Kull-na Shuraka’, December 6, 2015、al-Mada Press, December 6, 2015、Naharnet, December 6, 2015、NNA, December 6, 2015、Reuters, December 6, 2015、SANA, December 6, 2015、UPI, December 6, 2015などをもとに作成。

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米トルコが設定したアレッポ県北部の「安全保障地帯」でダーイシュ(イスラーム国)の攻勢続く(2015年12月6日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(12月6日付)によると、米トルコが設置合意した北部の「安全地帯」でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けるシャーム戦線のムハンマド・ハマーディーン中佐(アブー・リヤード)司令官がスーラーン・アアザーズ町近郊のカズル村での戦闘で負傷した。

また、ARA News(12月6日付)によると、米トルコが設置合意した「安全地帯」内のヒルバ村にあるシャーム戦線の拠点複数カ所をダーイシュ(イスラーム国)が攻撃した。

AFP, December 6, 2015、AP, December 6, 2015、ARA News, December 6, 2015、Champress, December 6, 2015、al-Hayat, December 7, 2015、Iraqi News, December 6, 2015、Kull-na Shuraka’, December 6, 2015、al-Mada Press, December 6, 2015、Naharnet, December 6, 2015、NNA, December 6, 2015、Reuters, December 6, 2015、SANA, December 6, 2015、UPI, December 6, 2015などをもとに作成。

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