ロシア難民受入移送居住センター:難民327人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は750,813人に(2022年2月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月11日に難民327人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民323人(うち女性97人、子供165人)、ヨルダンから帰国したのは4人(うち女性1人、子供2人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は750,813人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者353,266人(うち女性106,160人、子ども179,869人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,547人(うち女性119,316人、子ども202,762人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,825,142人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は980,093人(うち女性294,134人、子供499,553人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,861人(うち女性41,472人、子供34,121人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,457人(うち女性424,031人、子供677,887人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3157788224463912

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 12, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がラッカ県、ハマー県の砂漠地帯でダーイシュを爆撃(2022年2月11日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠、ハマー県のイスリヤー村一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

AFP, February 11, 2022、ANHA, February 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 11, 2022、Reuters, February 11, 2022、SANA, February 11, 2022、SOHR, February 11, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県では、カフル・ヌーラーン村近郊にある「決戦」作戦司令室の拠点複数カ所をロシア軍所属と思われる自爆式ドローンが攻撃(2022年2月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握る県西部のカフル・ヌーラーン村近郊にある「決戦」作戦司令室の拠点複数カ所を、ロシア軍所属と思われる自爆式の無人航空機(ドローン)が攻撃した。

またシリア軍も同地一帯とタカード村一帯を砲撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるミーズナーズ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村、ファッティーラ村、フライフィル村、マンタフ村、バイニーン村および同村一帯の森林地帯、マアーッラト・ナアサーン村、シャイフ・サルマーン村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるドゥワイル・アクラード村、アンカーウィー村一帯、クライディーン村、ジャドラーヤー村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3156983721211029

AFP, February 11, 2022、ANHA, February 11, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 11, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 11, 2022、Reuters, February 11, 2022、SANA, February 11, 2022、SOHR, February 11, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民334人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は750,486人に(2022年2月11日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月10日に難民334人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民325人(うち女性98人、子供165人)、ヨルダンから帰国したのは9人(うち女性3人、子供5人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は750,486人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者352,943人(うち女性106,603人、子ども179,704人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,543人(うち女性119,315人、子ども202,760人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は979,766人(うち女性294,036人、子供499,386人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,861人(うち女性41,472人、子供34,121人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,457人(うち女性424,031人、子供677,887人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3156992291210172

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 11, 2022をもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数機がラッカ県とハマー県の砂漠地帯を爆撃し、ダーイシュのメンバー9人を殺害(2022年2月10日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラッカ県ラサーファ砂漠とハマー県イスリヤー村一帯の砂漠地帯を爆撃し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー9人を殺害した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部の砂漠地帯でシリア軍と親政権民兵の車列を要撃し、士官1人を含む3人が死亡、1人が負傷した。

AFP, February 10, 2022、ANHA, February 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 10, 2022、Reuters, February 10, 2022、SANA, February 10, 2022、SOHR, February 10, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民321人と国内避難民(IDPs)2人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は750,152人、2019年以降帰還したIDPsは105,861人に(2022年2月10日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月9日に難民321人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民317人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは4人(うち女性1人、子供2人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は750,152人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者352,618人(うち女性105,965人、子ども179,539人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,534人(うち女性119,312人、子ども202,755人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は979,432人(うち女性293,935人、子供499,216人)となった。

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一方、国内避難民2人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは2人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は2人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,861人(うち女性41,472人、子供34,121人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,457人(うち女性424,031人、子供677,887人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3156316211277780

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 10, 2022をもとに作成。

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スーダンのブルハーン主権評議会議長兼国軍司令官がシリア大使と会談し、シリア政府との関係強化への意向を伝える(2022年2月9日)

スーダンのアブドゥルファッターフ・ブルハーン主権評議会議長兼国軍司令官はハビーブ・アリー・アッバース在スーダン・シリア大使と首都ハルツームで会談した。

アナトリア通信(2月9日付)が複数のメディア筋の話として伝えたところによると、ブルハーン議長は会談で、シリア政府との関係を強化したいとの意思を伝えるとともに、両国関係発展のために努力を行っていると述べたという。

AFP, February 9, 2022、Anadolu Ajansı, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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シリア軍がトルコ占領下のアレッポ県を砲撃する一方、トルコ軍はドローンでハサカ県を爆撃し子供らを殺傷(2022年2月9日)

アレッポ県では、ANHA(2月9日付)によると、シリア軍が政府支配地とトルコ占領地を隔てるアブー・ザンディーン村通行所(トルコ占領下)を狙って砲撃を行った。


この砲撃で、シリア国民軍の戦闘員4人が負傷した(シリア人権監視団によると、1人が死亡)。

これに対して、トルコ軍とシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北西のサイヤーダ村、アラブ・ハサン村、トルコ占領下のバーブ市の東に位置するシャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村、カーウカリー村、ブーガーズ村を砲撃した。

これの砲撃で、アラブ・ハサン村で女性2人が負傷した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーキーヤ村、シャフバー・ダム、ナーイフ山を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(2月9日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町北のタッル・ズィヤーブ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、無人航空機(ドローン)でアームーダー市とダルバースィーヤ市を結ぶ街道沿線のバヒーラ村で車1台を爆撃した。

この爆撃で車に乗っていた、11歳の子供1人が死亡、3人が負傷した(シリア人権監視団によると、子供2人が死亡、子供3人が負傷)。

また、この爆撃で送電線が破壊され、アームーダー市一帯の40カ村への電力供給が停止した。

トルコ軍はさらに、ダルバースィーヤ市からアームーダー市に向かっていた車1台に対してハルザ村近くで機銃掃射した。

AFP, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍は首都ダマスカス一帯に空対地ミサイル、地対地ミサイルで攻撃し兵士1人が死亡、住宅などに被害、ロシア軍は電子戦システムを作動させイスラエル軍を妨害(2022年2月9日)

SANA(2月9日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍が2月9日午前0時56分頃にレバノンの首都ベイルート南東の上空を領空侵犯、首都ダマスカス一帯の複数カ所に空対地ミサイル多数を発射、また同時10分には占領下のゴラン高原から同じく首都ダマスカス一帯の複数カ所に向けて地対地ミサイル多数を発射と伝えた。

これに対して、シリア軍防空部隊が迎撃、ミサイルの一部を撃破したが、攻撃によってシリア軍兵士1人が死亡、5人が負傷、ダマスカス郊外県クドスィーヤー市の住宅や車などが被害を受けた。


https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/698027184913695

 

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外務在外居住者省は声明を出し、イスラエル軍のミサイル攻撃に関して、ゴラン高原における停戦監視と兵力引き離しを定めた1974年の国連安保理決議第350号など一連の国連決議、国際法への違反だと非難した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3194837417470030

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一方、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/AvichayAdraee/)を通じて以下の通り、表明した。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1491264297938583552

昨夜、シリアから地対空ミサイル1発が発射されたことを受け、イスラエル国防軍はシリア領内の以下の標的への攻撃を実施した。レーダー、戦闘機複数機に対してミサイル複数発を発射した対空ミサイル発射台複数基。
国防軍はイスラエル国家の領空と安全保障を防衛し続ける。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1491265870378958849

シリア砲台複数基から発射されたシリアの対空ミサイル1発は空中で爆発し、迎撃するまでもなかった。これにより、ウムアルファム市、サマリア地区で夜間警報が鳴り響いた。

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シリア人権監視団によると、攻撃は、「イランの民兵」の拠点や武器弾薬庫などがあるとされるダマスカス郊外県の旧ダマスカス・ベイルート街道沿線の複数カ所、バラダー渓谷のジュダイダト・シャイバーニー村など。

死亡したのは、シリア軍防空部隊の中尉で、同地のミサイル発射台の一つに配属されていた。

クドスィーヤー市への被害は、シリア軍防空部隊が撃破したミサイルの破片によるものだという。

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ドゥラル・シャーミーヤ(2月9日付)が複数の地元メディアの話として伝えたところによると、標的となったのは、共和国護衛隊大104旅団、空軍情報部第13旅団の拠点複数カ所、ディーマース町近郊のグライダー用飛行場など。

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イスラエル公共放送協会(KAN、2月9日付)は、イスラエル軍戦闘機によるミサイル攻撃時、ラタキア県のフマイミーム航空基地に駐留するロシア軍が、電子戦システムを作動させたと伝えた。

ロシア軍による電子戦システムは、イスラエル軍戦闘機の着陸を妨害するためで、これによって、GPSに誤動作が生じたという。

KANによると、イスラエル軍はロシア軍に対してイスラエル国内の空港に対するレーダー妨害を停止するよう要請したが、ロシア軍は、シリア国内の自国部隊を防衛するために行っているとして、これを拒否したという。

AFP, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、KAN, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民328人と国内避難民(IDPs)14人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は749,831人、2019年以降帰還したIDPsは105,859人に(2022年2月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月8日に難民328人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民311人(うち女性93人、子供158人)、ヨルダンから帰国したのは17人(うち女性5人、子供9人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は749,831人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者351,301人(うち女性105,870人、子ども179,377人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,530人(うち女性119,311人、子ども202,753人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は979,111人(うち女性293,839人、子供499,052人)となった。

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一方、国内避難民14人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは14人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は14人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,859人(うち女性41,472人、子供34,121人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,455人(うち女性424,031人、子供677,887人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3155548691354532

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 9, 2022をもとに作成。

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ハサカ市グワイラーン地区などで米軍M2ブラッドレー歩兵戦闘車がパトロールを実施(2022年2月8日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍のM2ブラッドレー歩兵戦闘車8輌と装甲車2輌からなる部隊が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局が支配)などでパトロールを実施した。

パトロール部隊はルマイラーン町の基地からハサカ市のパノラマ交差点に移動した後、2班に分かれ、第1班はダイル・ザウル県に至る街道一帯を、第2班はグワイラーン刑務所一帯、ヌシューワ地区を巡回し、タッル・バイダル村の基地に向かった。

AFP, February 8, 2022、ANHA, February 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2022、Reuters, February 8, 2022、SANA, February 8, 2022、SOHR, February 8, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数機がラサーファ砂漠でダーイシュの拠点に対して40回にわたり爆撃を実施(2022年2月8日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して40回にわたり爆撃を実施した。

一方、最近になってラッカ県内の砂漠地帯各所に展開していたシリア軍第5軍団が、ロシア軍が拠点として駐留するタブカ航空基地に撤退した。

AFP, February 8, 2022、ANHA, February 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2022、Reuters, February 8, 2022、SANA, February 8, 2022、SOHR, February 8, 2022などをもとに作成。

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シリア人権監視団:米占領下のタンフ国境通行所一帯地域内にルクバーン・キャンプでダーイシュによるシリア軍拠点襲撃により物価が高騰(2022年2月8日)

シリア人権監視団は、米国の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプの複数筋から得た情報として、キャンプ内で生活に必要な基本物資の価格が最近になって高騰していると発表した。

価格高騰は、ダーイシュ(イスラーム国)が、55キロ地帯と政府支配地を隔てるジュライギーム通行所(シリア政府が管理)一帯地域に設置されているシリア軍の拠点や陣地がダーイシュ(イスラーム国)によって頻繁に攻撃を受けているため。

キャンプ内には1万1000人の国内避難民(IDPs)が帰宅できないまま避難生活を送っており、最近ではシリア政府の支配地への帰還が相次いでいる。

AFP, February 8, 2022、ANHA, February 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2022、Reuters, February 8, 2022、SANA, February 8, 2022、SOHR, February 8, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2022年2月8日)

アレッポ県では、ANHA(2月8日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のハズワーン村、ニーラービーヤ村、シャイフ・カイフ、スムーキーヤ村、シャフバー・ダム、ハルバル村、ナーイフ山、マルアナーズ村、アルカミーヤ村、シャワーリガ村を砲撃した。

AFP, February 8, 2022、ANHA, February 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 8, 2022、Reuters, February 8, 2022、SANA, February 8, 2022、SOHR, February 8, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民300人と国内避難民(IDPs)7人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は749,503人、2019年以降帰還したIDPsは105,845人に(2022年2月8日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月7日に難民300人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民295人(うち女性88人、子供150人)、ヨルダンから帰国したのは5人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は749,503人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者351,990人(うち女性105,777人、子ども179,219人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,513人(うち女性119,306人、子ども202,744人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は978,783人(うち女性293,741人、子供498,885人)となった。

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一方、国内避難民7人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは7人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は7人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,845人(うち女性41,469人、子供34,111人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,441人(うち女性424,028人、子供677,877人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3154773098098758

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 8, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がハサカ県ダルバースィーヤ市近郊をドローンで爆撃、シリア民主軍は攻撃を避けて退避(2022年2月7日)

ハサカ県では、SANA(2月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町一帯とダルバースィーヤ市一帯を砲撃した。

ANHA(2月7日付)によると、砲撃を受けたのは、アブー・ラースィーン町とダルバースィーヤ市の中間に位置するカスラー村、アブー・ラースィーン町北西のダーダー・アブダール村、ブービー村、同町北のアサディーヤ村、タッル・ズィヤーブ村、ダルバースィーヤ市近郊のカルバシュク村、ビール・クナイス村、アーリヤ村、ジャトル(ジャトリー)村。

シリア人権監視団によると、アーリヤ村、ビール・クナイス村、カルバシュク村、ジャトル村への攻撃はトルコ軍の無人航空機(ドローン)が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を狙ったもので、シリア民主軍は攻撃を避けて退避したという。

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ラッカ県では、ANHA(2月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市一帯、同市に近いマアラク村、M4高速道路沿線、アイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプを砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(2月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村、スムーキーヤ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のマーリア市一帯では、シリア軍とシリア国民軍の砲撃戦が発生した。

AFP, February 7, 2022、ANHA, February 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 7, 2022、Reuters, February 7, 2022、SANA, February 7, 2022、SOHR, February 7, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民319人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は749,203人に(2022年2月7日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月6日に難民319人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民308人(うち女性93人、子供157人)、ヨルダンから帰国したのは11人(うち女性3人、子供6人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は749,203人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者351,695人(うち女性105,689人、子ども179,069人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,508人(うち女性119,304人、子ども202,741人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は978,483人(うち女性293,651人、子供498,732人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,838人(うち女性41,468人、子供34,109人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,434人(うち女性424,027人、子供677,875人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3154162811493120

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 7, 2022をもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県マンビジュ市近郊をドローンで爆撃(2022年2月6日)

アレッポ県では、ANHA(2月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマンナグ村、アイン・ダクナ村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市近郊のアラブ・ハサン村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、アラブ・ハサン村への攻撃はトルコ軍の無人航空機(ドローン)による爆撃だという。

AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022などをもとに作成。

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UNICEFはグワイラーン刑務所を視察、ダーイシュ・メンバーの子供らを迅速且つ迅速且つ体系的に釈放し、帰還させるよう呼び掛ける(2022年2月6日)

UNICEF(国際連合児童基金)シリア事務所のヴィクトル・ニランド代表は声明を出し、2月5日にハサカ県ハサカ市のグワイラーン刑務所を視察したとしたうえで、同刑務所に収容されているダーイシュ(イスラーム国)メンバーの子供たちを釈放し、外国人メンバーの子供とシリア人メンバーの子供をそれぞれの出身国、出身地に迅速且つ体系的に帰還させるために取り組むよう加盟国に呼び掛けた。

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人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、同軍がハサカ県ハサカ市のグワイラーン地区にあるグワイラーン刑務所へのUNICEF使節団の視察の安全を確保したと発表した。

視察は2月5日に行われ、UNICEF(国際連合児童基金)シリア事務所のヴィクトル・ニランド代表が使節団の代表を務め、ナターシャ・ストイコヴスカ(Natasha Stojkovska)同カーミシュリー事務所らが同行した。

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シリア民主軍は、ハサカ県ハサカ市のグワイラーン刑務所での襲撃・脱獄事件で犠牲となった隊員3人と、2月1日のトルコ軍の無人航空機(ドローン)によるタカル・バカル村近郊の発電所への爆撃で死亡した4人の氏名などを新たに発表した。

AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022などをもとに作成。

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アラブ作家連合はムン・ジョンナム駐シリア大使ら北朝鮮関係者と会合を開き、アラビア語書籍とハングル語書籍の翻訳や両国文化交流の活性化の方途を検討(2022年2月6日)

ダマスカス県にあるアラブ作家連合の本部で、シリアと北朝鮮(朝鮮民主主義共和国)の文化交流を促進し、アラビア語書籍とハングル語書籍の翻訳や両国文化活動の活性化の方途を検討するための会合が開催された。

SANA(2月6日付)によると、会合には、ムハンマド・ハウラーニー連合代表、ムン・ジョンナム駐シリア・北朝鮮大使ら大使館関係者らが出席、テロリズムや外国の侵略に対抗するための有識者の思想的な役割などについても意見が交わされた。

AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のカフルシャラーヤー村を4回にわたって爆撃(2022年2月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフルシャラーヤー村を4回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、反体制派の支配下にあるイドリブ県に電力を供給しているトルコのグリーン・エネルギー社は家庭用の電気料金を1キロワットあたり1.98トルコ・リラから、2トルコ・リラに、事業用の電気料金を2.40トルコ・リラから2.61トルコ・リラに引き上げることを決定した。

このほか、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握る県北部のカッリー町で女性ら多数が、同機構をはじめとする反体制派によって拘束されている夫の釈放を求めて抗議デモを行った。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反2件(イドリブ県0件、ラタキア県2件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3153486624894072

AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民319人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は748,884人に(2022年2月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月5日に難民327人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民319人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは8人(うち女性2人、子供4人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は748,884人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者351,387人(うち女性105,596人、子ども178,912人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,497人(うち女性119,301人、子ども202,735人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は978,164人(うち女性293,555人、子供498,569人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,838人(うち女性41,468人、子供34,109人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,434人(うち女性424,027人、子供677,875人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3153486218227446

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 6, 2022をもとに作成。

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トルコのソイル内務大臣がアレッポ県北西部に違法入国し、IDPsキャンプ、入植地を視察(2022年2月5日)

ドゥラル・シャーミーヤ(2月5日付)などが複数の地元筋の話として伝えたところによると、トルコのシュレイマン・ソイル内務大臣が、アレッポ県北西部に違法に入国、20人以上からなる記者団を引き連れてバータブー村、スィヤーラ村の国内避難民(IDPs)キャンプや入植地を視察した。

AFP, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍はアレッポ県マンビジュ市近郊をドローンで爆撃(2022年2月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコ占領下のマーリア市近郊でシリア国民軍に所属する革命家運動の軍用車を地対地ミサイルで攻撃した。

この攻撃で、革命家運動の司令官1人とメンバー3人が負傷した。

ANHA(2月5日付)によると、これに対して、トルコ軍とシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村、ヒルバト・シャッアーラ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北西のウンム・アダサ村一帯を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

一方、バイルーニーヤ村近郊で、シリア国民軍が使用している小型の武装ドローンが墜落した。

AFP, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がハマー県、ラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して32回の爆撃を実施(2022年2月5日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハマー県イスリヤー村一帯の砂漠地帯、ラッカ県のラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して32回の爆撃を実施した。

AFP, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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ロシア国防省は「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表、トルコ側は5件の停戦違反を確認(2022年2月5日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3152741358301932

AFP, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民330人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は748,557人に(2022年2月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月4日に難民330人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民314人(うち女性94人、子供160人)、ヨルダンから帰国したのは16人(うち女性5人、子供8人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は748,557人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者351,068人(うち女性105,501人、子ども178,750人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,489人(うち女性119,299人、子ども202,731人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は977,837人(うち女性293,458人、子供498,403人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,838人(うち女性41,468人、子供34,109人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,434人(うち女性424,027人、子供677,875人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3152738788302189

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 5, 2022をもとに作成。

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米国防総省は米軍が違法に駐留するハサカ県タッル・バイダル村で兵士1人が死亡したと発表(2022年2月4日)

米国防総省は声明を出し、シリアのハサカ県タッル・バイダル村で2月1日、「生来の決戦」(ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を支援する米陸軍のアレックス・J・ラム特攻兵(20歳)が「非戦闘関連の事件」で死亡したと発表した。

事件については現在調査中。

AFP, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機2機がラッカ県ラサーファ砂漠にあるダーイシュの拠点複数カ所を爆撃(2022年2月4日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるラサーファ砂漠で、ダーイシュ(イスラーム国)がカーティルジー・インターナショナル・グループ社の石油トレーラー1輌を襲撃し、これを破壊した。

これに対して、ロシア軍戦闘機2機がラサーファ砂漠にあるダーイシュの拠点複数カ所を爆撃した。

AFP, February 4, 2022、ANHA, February 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 4, 2022、Reuters, February 4, 2022、SANA, February 4, 2022、SOHR, February 4, 2022などをもとに作成。

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アレッポ県でのシリア軍とトルコ軍・シリア国民軍の砲撃戦でシリア国民軍戦闘員1人死亡、シリア軍兵士3人負傷(2022年2月4日)

アレッポ県では、ANHA(2月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、イルシャーディーヤ村、シャワーリガ村、シャイフ・イーサー村を砲撃し、マルアナーズ村ではシリア軍兵士3人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコ占領下のマーリア市一帯を砲撃し、シリア国民軍に所属するムウタスィム旅団の戦闘員1人が死亡、複数が負傷した。

AFP, February 4, 2022、ANHA, February 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 4, 2022、Reuters, February 4, 2022、SANA, February 4, 2022、SOHR, February 4, 2022などをもとに作成。

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