トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年1月29日)

ラッカ県では、ANHA(1月29日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, January 29, 2022、ANHA, January 29, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2022、Reuters, January 29, 2022、SANA, January 29, 2022、SOHR, January 29, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民331人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は746,504人に(2022年1月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月28日に難民331人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民324人(うち女性97人、子供165人)、ヨルダンから帰国したのは7人(うち女性2人、子供4人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は746,504人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者349,093人(うち女性104,909人、子ども177,742人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,411人(うち女性119,275人、子ども202,690人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,972人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は975,784人(うち女性292,842人、子供497,354人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,804人(うち女性41,464人、子供34,092人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,400人(うち女性424,023人、子供677,858人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3147605512148850

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 29, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

グワイラーン刑務所内外でシリア民主軍、アサーイシュによるダーイシュの捜索・掃討続くなか、避難住民が帰宅を開始(2022年1月28日)

ハサカ県では、ANHA(1月28日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)で、内務治安部隊(アサーイシュ)の緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のテロ撲滅部隊(Yekîneyên Antî Teror、YAT)の支援を受けて、施設内での捜索・掃討活動を継続した。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍とアサーイシュは、グワイラーン地区、ズフール地区、ブーマイーシュ地区、ナースィラ地区などでも捜索・掃討活動を行った。

同監視団によると、捜索・掃討活動中にシリア民主軍YATの隊員がダーイシュ・メンバーによって銃で撃たれて死亡した。

これにより、1月20日以降の戦闘での死者は262人となった。

内訳は、ダーイシュ・メンバー181人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛74人、住民7人。

 

**

シリア人権監視団によると、政府の支配下にある市内の治安厳戒地区に避難していたグワイラーン地区の住民が帰宅を開始した。

AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県マアバダ市近郊で機関銃を発砲(2022年1月28日)

ハサカ県では、ANHA(1月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマアバダ(カルキールキー)町近郊のダーラーフィー・カラー村に向けて機関銃を発砲した。

AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はハサカ県治安厳戒地区への米軍装甲車の進入を阻止(2022年1月28日)

ハサカ県では、SANA(1月28日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市のパレスチナ通りの中ほどに位置するナジュマ薬局の脇から市の中心街(治安厳戒地区)に入ろうとした米軍の装甲車2輌の進行を、同地に設置されている検問所に駐留するシリア軍兵士らが阻止し、退却させた。

AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民346人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は746,173人に(2022年1月28日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月27日に難民346人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民341人(うち女性103人、子供174人)、ヨルダンから帰国したのは5人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は746,173人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者348,769人(うち女性104,812人、子ども177,577人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,404人(うち女性119,273人、子ども202,686人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,972人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は975,453人(うち女性292,743人、子供497,185人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,804人(うち女性41,464人、子供34,092人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,400人(うち女性424,023人、子供677,858人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3146894298886638

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 28, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハダス・チャンネル:イスラエルは2022年に入ってシリア領内で3回の特殊作戦を実施していた(2022年1月27日)

ハダス・チャンネル(1月27日付)は、イスラエル治安筋の話として、イスラエルが2022年に入ってシリア領内で3回の特殊作戦を実施していたと伝えた。

同治安筋は、作戦は航空部隊と諜報部隊の高度な連携のもと複数カ所を正確に狙ったもので、占領下のゴラン高原に対する「イランの民兵」の脅威を排除することが目的だったとしつつ、標的が何だったか具体的に明らかにはしなかった。

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、al-Hadath, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊などを砲撃、シリア軍との戦闘でシリア国民軍戦闘員1人死亡(2022年1月27日)

アレッポ県では、ANHA(1月27日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、シャワーリガ村、アルカミーヤ村、アイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村、シャイフ・イーサー村、シャフバー・ダムを砲撃した。

シリア人権監視団によると、バーブ市近郊のハムダーン村一帯で、シリア国民軍がシリア軍との激しく交戦し、シリア国民軍の戦闘員1人が死亡した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、トルコ占領下のバーブ市近郊のシャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村に設置されている基地から、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるクールフユーク村、ハーリディーヤ村を砲撃した。

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省は緊張緩和地帯での停戦違反を確認せず、トルコ側の発表では停戦件数は1件(2022年1月27日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反1件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3146135082295893

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民346人と国内避難民(IDPs)114人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は745,827人、2019年以降帰還したIDPsは105,804人に(2022年1月27日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月26日に難民346人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民337人(うち女性102人、子供172人)、ヨルダンから帰国したのは9人(うち女性3人、子供5人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は745,827人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者348,428人(うち女性104,709人、子ども177,403人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,399人(うち女性119,271人、子ども202,683人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,972人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は975,107人(うち女性292,638人、子供497,008人)となった。

**

一方、国内避難民114人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは114人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は114人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,804人(うち女性41,464人、子供34,092人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,400人(うち女性424,023人、子供677,858人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3146134148962653

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 27, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局の渉外関係委員会はスウェーデンの使節団と会談し、スウェーデン人メンバーの子供の身柄を引き渡すことで合意(2022年1月26日)

ハサカ県では、ANHA(1月27日付)によると、北・東シリア自治局の渉外関係委員会(外務省に相当)のファナル・カイート共同副議長、同委員会運営局のナーフィヤ・ムハンマド氏、欧州局のシーワーズ・ハリール氏、女性防衛隊(YPJ)のラーナー・フサイン氏がカーミシュリー市にある渉外関係委員会の本舎でスウェーデン外務省領事市民法局高官らからなるの使節団と会談し、ダーイシュ(イスラーム国)のスウェーデン人メンバーの子供の身柄を引き渡すことで合意した。

AFP, January 27, 2022、ANHA, January 27, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2022、Reuters, January 27, 2022、SANA, January 27, 2022、SOHR, January 27, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍がグワイラーン刑務所で立て籠もっていたダーイシュ・メンバー全員を投降させ、同刑務所を完全制圧、米主導の有志連合はヘリコプターでの攻撃でダーイシュ・メンバー6人を殺害(2022年1月26日)

ハサカ県では、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)でのダーイシュ(イスラーム国)メンバーの襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱は、26日に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が刑務所の制圧を宣言し、収束の兆しが見えた。



**

シリア民主軍の広報センターは正午に声明を出し、ダーイシュ・メンバーらが立て籠もっていたグワイラーン刑務所内にある最大区画を制圧したと発表した。

広報センターは午後1時半にも声明を出し、刑務所に立て籠もっていたダーイシュ・メンバーが相次いで投降していると発表した。

そして午後2時50分に再び声明を出し、シリア民主軍はグワイラーン刑務所でダーイシュを敗北させたとして、勝利宣言を行った。

声明の内容は以下の通り:

「人民の金槌」軍事治安作戦は、我らが部隊によるハサカ市の工業(高校)刑務所(グワイラーン刑務所)の制圧と、すべてのダーイシュ・メンバーの投降によって頂点を迎えた。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1776611925862070

シリア人権監視団によると、1,600人以上が1月26日の1日だけで新たに投降し、前日までに投降したダーイシュ・メンバーと1,100任合わせて、その数は2,500人以上に達した。

**

これを受け、ANHAや北・東シリア自治局、民主統一党(PYD)などは、グワイラーン刑務所の完全制圧を、7年前の2015年1月26日のアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市での人民動員隊(YPG)と女性防衛隊(YPJ)のダーイシュによる勝利と、同市制圧と並べて称賛した。

https://www.facebook.com/QSDMEDIA/photos/a.444947369031270/1818132298379430/

また、ANHA(1月26日付)によると、ハサカ市内では、住民らが街頭でシリア民主軍によるグワイラーン刑務所制圧を祝った。

**

一方、ANHA(1月26日付)によると、アサーイシュの緊急対応部隊(Hevalno Asayîşe Rojava、HAT)は、刑務所一帯地域に加えて、グワイラーン地区の南に隣接するズフール地区内でダーイシュ・メンバーを追跡・掃討を実施した。

これに関して、SANA(1月26日付)は、シリア民主軍が、逃亡したダーイシュのメンバーの追跡を口実に、グワイラーン刑務所(西グワイラーン地区)、ズフール地区の住宅地、ハサカ市の南および東に位置する村々で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行したと伝えた。

また、シリア民主軍が、ダーイシュのメンバーが立て籠もっているとして、グワイラーン地区の墓地(グワイラーン墓地)に面する住宅10棟を重機で破壊したと報じた。

他方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属のヘリコプター1機が26日晩に、グワイラーン墓地とイスファンジュ通りの間に位置する地区でダーイシュの外国人メンバーのグループに対して機銃掃射を行い、6人を殺害した。

また有志連合所属の戦闘機複数機が、グワイラーン刑務所一帯に対して複数回のミサイル攻撃を行った。

この攻撃による死者はなかったという。

**

シリア人権監視団によると、1月20日以降の戦闘による死者数は187人。

内訳はダーイシュ・メンバー130人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛が50人、住民7人。

**

ANHA(1月26日付)によると、北・東シリア自治局ジャズィーラ地域ハサカ地区の各部局は、グワイラーン地区、ズフール地区からの避難住民の救援を続けるとともに、クルド赤新月社が医療支援活動にあたった。

クルド赤新月社の支援チームのリーダーを務めるアリー・ムハンマド・イーサー氏がANHAに明らかにしたところによると、北・東シリア自治局の支配地内に設置された複数の収容センターで、798世帯約4,000人の医療ケアを行ったという。

クルド赤新月社は、ドイツ、スウェーデン、英国で慈善団体として登録している複数のNGOが1993年に統合して結成した国際NGO組織。

北・東シリア自治局の支配地域を中心に活動を行っているがシリアのNGOではなく、シリアの法律のもとに公認された慈善団体でもない。また、国際赤十字赤新月社連盟は、1カ国1組織を原則としているため、この組織を承認していない。

一方、SANA(1月26日付)によると、ハサカ県社会問題労働局がハサカ市治安厳戒地区内のサーリヒーヤ地区にあるムスタファー・モスクに7カ所目となる一時収容センターを設置した。

1月25日には、アラーディー・ハッブー地区に6カ所目の一時収容センターが設置されていた。


**

このほか、ANHA(1月26日付)は、北・東シリア自治局の住民がシリア民主軍やアサーイシュに協力し、グワイラーン刑務所一帯での戦闘に参加していると伝え、武器を携帯している女性や老人の写真、映像を公開した。



AFP, January 26, 2022、ANHA, January 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2022、Reuters, January 26, 2022、SANA, January 26, 2022、SOHR, January 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・クルディスタン地域政府支配地と北・東シリア自治局支配地を結ぶティグリス川河畔のスィーマルカー国境通行所が1カ月ぶりに再開、米軍のタンクローリー130輌がシリア領内で盗奪した石油を積んでイラクに出国(2022年1月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、イラク・クルディスタン地域政府の支配地と北・東シリア自治局の支配地を結ぶティグリス川河畔のスィーマルカー国境通行所(フィーシュ・ハーブール国境通行所)を通じた通商が約1カ月ぶりに再開し、イラク側から砂糖を積んだトレーラーがシリア領内に入った。

**

一方、SANA(1月26日付)によると、シリア領内で盗奪した石油を積んだ米軍のタンクローリー130輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラクに出国した。

AFP, January 26, 2022、ANHA, January 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2022、Reuters, January 26, 2022、SANA, January 26, 2022、SOHR, January 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ザーミル電力大臣はレバノンのファイヤード・エネルギー資源大臣、ヨルダンのハラービシャ・エネルギー鉱物資源大臣とシリア経由でヨルダンからレバノンに電力供給することを定めた文書に調印(2022年1月26日)

レバノンを訪問中のガッサーン・ザーミル電力大臣は、首都ベイルートで、レバノンのワリード・ファイヤード・エネルギー資源大臣、ヨルダンのサーリフ・ハラービシャ・エネルギー鉱物資源大臣と、シリア経由でヨルダンからレバノンに電力供給することを定めた文書に調印した。

ファイヤード・エネルギー資源大臣によると、合意によってレバノンには1時間あたり250メガワットの電力が供給される予定。

AFP, January 26, 2022、ANHA, January 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2022、Reuters, January 26, 2022、SANA, January 26, 2022、SOHR, January 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県、ハサカ県各所を砲撃(2022年1月26日)

アレッポ県では、ANHA(1月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北西のサイヤーダ村、ヤーランリー村、トルコ占領下のバーブ市の東に位置するアリーマ村を砲撃した。

**

ハサカ県では、ANHA(1月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村を砲撃し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会が応戦、シリア国民軍戦闘員多数を死傷させた。

AFP, January 26, 2022、ANHA, January 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2022、Reuters, January 26, 2022、SANA, January 26, 2022、SOHR, January 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省は緊張緩和地帯で1件の停戦違反が発生したと発表、トルコ側の発表では停戦件数は7件(2022年1月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3145435619032506

AFP, January 26, 2022、ANHA, January 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 26, 2022、Reuters, January 26, 2022、SANA, January 26, 2022、SOHR, January 26, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民339人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は745,481人に(2022年1月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月25日に難民339人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民329人(うち女性99人、子供167人)、ヨルダンから帰国したのは10人(うち女性3人、子供5人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は745,481人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者348,091人(うち女性104,607人、子ども177,231人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,390人(うち女性119,268人、子ども202,678人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,972人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は974,761人(うち女性292,533人、子供496,831人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,690人(うち女性41,398人、子供34,092人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,286人(うち女性423,957人、子供677,858人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3145433672366034

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 26, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

グワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件に伴う混乱に対処するためロシア軍は最新鋭のSu-34戦闘機をカーミシュリー国際空港に配備(2022年1月25日)

RusVesna(1月25日付)は、ロシア軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のカーミシュリー国際空港(シリア政府管理下)に最新鋭のSu-34戦闘機複数機を配備したと伝えた。

配備はハサカ市のグワイラーン刑務所での襲撃・脱獄事件(1月20日発生)で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、内務治安部隊(アサーイシュ)、米主導の有志連合の戦闘が発生したのを受けた動き。

RusVesnaはSu-34戦闘機を含む増援部隊の配備について、米軍および有志連合が刑務所を襲撃・占拠したダーイシュを、米軍が各地に基地を設置し、違法に駐留を続ける北・東シリア自治局支配地から排除できないことが理由だと伝えた。

シリア人権監視団(1月28日発表)によると、カーミシュリー国際空港に配備されたSu-34は2機。

加えて、ロシア軍のヘリコプター6機が配備されている。

シリア軍の航空機は配備されていないという。




https://youtu.be/Y7QJPx0f9tI

AFP, January 28, 2022、ANHA, January 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2022、Reuters, January 28, 2022、RusVesna, January 25, 2022、SANA, January 28, 2022、SOHR, January 28, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がハマー県、ヒムス県、ラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して40回の爆撃を実施、シリア軍も「樽爆弾」10発以上を投下(2022年1月25日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハマー県イスリヤー村一帯の砂漠地帯、ヒムス県スフナ市一帯の砂漠地帯、ラッカ県ラサーファ砂漠でロシア軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)に対して40回の爆撃を実施した。

爆撃にはシリア軍ヘリコプターも参加し、「樽爆弾」10発以上を投下した。

AFP, January 25, 2022、ANHA, January 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2022、Reuters, January 25, 2022、SANA, January 25, 2022、SOHR, January 25, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

グワイラーン刑務所周辺でシリア民主軍とダーイシュの戦闘が続き、米軍戦闘機が同地を爆撃(2022年1月25日)

ハサカ県では、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)でのダーイシュ(イスラーム国)メンバーの襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱は25日も続いた。

**

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、24日晩にグワイラーン刑務所で軍事治安作戦を実施し、ダーイシュのメンバーによって捕らえられていた刑務所職員9人の解放に成功するとともに、ズフール地区と東グワイラーン地区でダーイシュのメンバー17人を新たに殺害したと発表した。

また、別の声明では、25日に23人を新たに解放したと発表した。

シリア民主軍広報センターはさらに別の声明で、25日朝にグワイラーン刑務所に立て籠もっていたダーイシュ・メンバー250人が投降、これまでに投降したダーイシュ・メンバーの数が500人余りとなったと発表した。

また別の声明で、ダーイシュ・メンバーが占拠していたグワイラーン刑務所内の収容棟8棟を制圧したと発表した。

シリア人権監視団によると、有志連合所属の装甲車複数輌が、グワイラーン刑務所内での作戦に参加するために同地に派遣されていたという。

一方、ANHA(1月25日付)によると、グワイラーン地区の外塀一帯での戦闘は小康状態が続いた。

だが、SANA(1月25日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が抵抗を続けるイスラーム国のメンバーらをグワイラーン刑務所で包囲したと発表しているにもかかわらず、シリア民主軍、内務治安部隊(アサーイシュ)とダーイシュとの戦闘は刑務所一帯で行われ、有志連合を主導する米軍戦闘機も同地に対する爆撃を実施した。

米軍の爆撃に、ユーフラテス大学経済学部技術監督者工学技術研究所が21日に破壊されたが、25日までの爆撃で経済学部関連施設、土木学部講堂、ユーフラテス大学ハサカ分校本舎、ガレージなども破壊された。

また、シリア民主軍は、グワイラーン刑務所(東グワイラーン地区、西グワイラーン地区)、ズフール地区の住宅地で強制捜査を行い、住民多数を拘束、連行した。

**

シリア人権監視団によると、1月20日以降の戦闘での死者は172人。

うちダーイシュ・メンバーは119人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛は46人、住民は7人。

**

ANHA(1月25日付)は、負傷したダーイシュ・メンバーを収容しているシリア民主軍とアサーイシュの拠点の取材に成功したと伝え、治療を受けるメンバー13人の写真と映像を公開した。

AFP, January 25, 2022、ANHA, January 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2022、Reuters, January 25, 2022、SANA, January 25, 2022、SOHR, January 25, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府の支配下にあるアレッポ県ハーリディーヤ村、ヤーランリー村、サイヤード村を砲撃(2022年1月25日)

アレッポ県では、ANHA(1月25日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府の支配下にあるハーリディーヤ村(バーブ市東)、ヤーランリー村、サイヤード村を砲撃した。

**

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、1月22日と23日に、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、ハーリディーヤ村、マアラク村、ムシャイリファ村、ジャフバル村、ヒーシャ村、サーリヒーヤ村、カーディリーヤ村、ファーティサ村、アリーシャ村に対するトルコ軍とシリア国民軍の砲撃で、住民3人が死亡、11人が負傷する一方、シリア民主軍の応戦でシリア国民軍10人を殺害、2人を負傷させたと発表した。

AFP, January 25, 2022、ANHA, January 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2022、Reuters, January 25, 2022、SANA, January 25, 2022、SOHR, January 25, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民320人と国内避難民(IDPs)5人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は745,142人、2019年以降帰還したIDPsは105,690人に(2022年1月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月24日に難民320人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民308人(うち女性93人、子供157人)、ヨルダンから帰国したのは12人(うち女性4人、子供6人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は745,142人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者347,762人(うち女性104,508人、子ども177,064人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,380人(うち女性119,265人、子ども202,673人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,972人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は974,422人(うち女性292,334人、子供496,496人)となった。

**

一方、国内避難民5人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは5人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は5人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,690人(うち女性41,398人、子供34,092人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,286人(うち女性423,957人、子供677,858人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3143970829178985

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 25, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市郊外の国境に近い農場で住民1人を射殺(2022年1月24日)

アレッポ県では、ANHA(1月25日付)によると、トルコ軍の国境警備隊がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市郊外の国境に近い農場で住民に発砲、1人を射殺した。

AFP, January 25, 2022、ANHA, January 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 25, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 25, 2022、Reuters, January 25, 2022、SANA, January 25, 2022、SOHR, January 25, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

グワイラーン刑務所でのダーイシュとシリア民主軍・アサーイシュの戦闘続く:「カリフ国の幼獣」ら数百人が投降・解放(2022年1月24日)

ハサカ県では、ANHA(1月24日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)でのダーイシュ(イスラーム国)メンバーの襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱は24日も続き、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と内務治安部隊(アサーイシュ)がダーイシュのスリーパーセルや脱獄犯と刑務所の外塀付近で激しく交戦する一方、刑務所を包囲し、拡声器を通じて投降を呼び掛けた。

また、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合は23日深夜から24日未明にかけてダーイシュのメンバーや脱獄者が立て籠もっているグワイラーン地区ないの複数カ所を爆撃した。


一方、シリア民主軍は声明を出し、ダーイシュのメンバー約300人が投降したと発表した。

https://www.facebook.com/QSDMEDIA/posts/1816562585203068

シリア人権監視団によると、「カリフ国の幼獣」として知られる子供たちが、大型旅客バス複数台に分乗して刑務所外へと移送された。

移送の理由は不明だが、刑務所に立て籠もるダーイシュの負傷したメンバーの治療を条件に、人質となっている子供が釈放されたと見られる。

子供たちを含めて、シリア民主軍に投降し、刑務所内から移送された収監者らの数は400人に上っているという。

なお、ANHA(1月24日付)によると、グワイラーン刑務所には5,000人のダーイシュ・メンバーが投獄されている。

また、アサーイシュは声明を出し、ダーイシュのスリーパーセルのメンバー3人を拘束、持っていた武器弾薬を押収したと発表した。

北・東シリア自治局の内務委員会による前日の決定に従い、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ市各所では、外出禁止令が発動された。

**

シリア人権監視団によると、1月20日以降の戦闘による死者は154人。

うちダーイシュ・メンバーは102人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛が45人、住民が7人。

AFP, January 24, 2022、ANHA, January 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 24, 2022、Reuters, January 24, 2022、SANA, January 24, 2022、SOHR, January 24, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民302人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は744,822人に(2022年1月24日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月23日に難民302人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民287人(うち女性87人、子供147人)、ヨルダンから帰国したのは15人(うち女性5人、子供8人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は744,822人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者347,454人(うち女性104,415人、子ども176,907人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,368人(うち女性119,261人、子ども202,667人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,972人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は974,102人(うち女性292,334人、子供496,496人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,685人(うち女性41,397人、子供34,088人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,281人(うち女性423,956人、子供677,854人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3143970829178985

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 24, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ニランドUNICEFシリア事務所代表:「グワイラーン刑務所に収容されている子供850人の安全が深刻な危機に晒されている」(2022年1月23日)

UNICEFシリア事務所のヴィクトル・ニランド代表は報道声明を出し、シリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)でのダーイシュ(イスラーム国)メンバーの襲撃・脱獄事件に伴う戦闘と混乱に関して、刑務所内に収容されている子供850人の安全が深刻な危険に晒されていると表明した。

850人のなかには12歳に満たない子供もいるという。

ニランド代表はまた、北・東シリア自治局の管理下にあるハサカ県のフール・キャンプやロジュ・キャンプにも60カ国以上の子供約1万人が収容されており、冬の寒さや支援不足のなかで困難な生活を余儀なくされていると付言した。

クドス・アラビー(1月24日付)が伝えた。

AFP, January 24, 2022、ANHA, January 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 24, 2022、al-Quds al-‘Arabi, January 24, 2022、Reuters, January 24, 2022、SANA, January 24, 2022、SOHR, January 24, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県アイン・イーサー市西のウライマート村を砲撃し、子供2人負傷(2022年1月23日)

ラッカ県では、ANHA(1月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市西のウライマート村を砲撃し、子供2人が負傷した。

AFP, January 23, 2022、ANHA, January 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 23, 2022、Reuters, January 23, 2022、SANA, January 23, 2022、SOHR, January 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がラッカ県とヒムス県の砂漠地帯でダーイシュに対して20回の爆撃を実施(2022年1月23日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠とヒムス県のスフナ市一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して20回の爆撃を実施した。

AFP, January 23, 2022、ANHA, January 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 23, 2022、Reuters, January 23, 2022、SANA, January 23, 2022、SOHR, January 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合の貨物車輌、冷凍トレーラー、戦車を載せた大型トレーラーなど66輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2022年1月23日)

ハサカ県では、SANA(1月23日付)によると、米主導の有志連合の貨物車輌、冷凍トレーラー、戦車を載せた大型トレーラーなど66輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入した。

AFP, January 23, 2022、ANHA, January 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 23, 2022、Reuters, January 23, 2022、SANA, January 23, 2022、SOHR, January 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省は過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反が3件発生したと発表、トルコ側が発表した停戦違反件数は7件(2022年1月23日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反3件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県1件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3143241002585301

AFP, January 23, 2022、ANHA, January 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 23, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 23, 2022、Reuters, January 23, 2022、SANA, January 23, 2022、SOHR, January 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.