新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で42人、北・東シリア自治局支配地域で17人(2022年1月23日)

保健省は政府支配地域で新たに42人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者255人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、1月23日現在のシリア国内での感染者数は計50,985人、うち死亡したのは2,968人、回復したのは36,203人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/235558622085455

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに17人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1人が死亡したと発表した。

これにより、1月23日現在のシリア国内での感染者数は計37,342人、うち死亡したのは1,522人、回復したのは2,522人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性12人、女性5人。

また地域の内訳は、ハサカ県のカーミシュリー市11人、マーリキーヤ(ダイリーク)市4人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市2人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1774470122742917

AFP, January 23, 2022、ACU, January 23, 2022、ANHA, January 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 23, 2022、Reuters, January 23, 2022、SANA, January 23, 2022、SOHR, January 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民310人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は744,520人に(2022年1月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月22日に難民310人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民299人(うち女性90人、子供152人)、ヨルダンから帰国したのは11人(うち女性3人、子供6人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は744,520人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者347,167人(うち女性104,328人、子ども176,760人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,353人(うち女性119,256人、子ども202,659人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,972人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は973,800人(うち女性292,242人、子供496,341人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,685人(うち女性41,397人、子供34,088人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,281人(うち女性423,956人、子供677,854人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3143237919252276

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 23, 2022をもとに作成。

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米国務省のプライス報道官はダーイシュによるグワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件を非難、シリア民主軍の対応を称賛(2022年1月22日)

米国務省のネッド・プライス報道官はハサカ県ハサカ市グワイラーン地区にあるグワイラーン刑務所(高等学校)での襲撃・脱獄事件非難する声明を出した。

声明の骨子は以下の通り:

米国は木曜日(10月20日)のダーイシュによるシリア北東部ハサカ県の(北・東シリア自治局)内務治安部隊の拘留センターに対する、ダーイシュ・メンバーを脱獄させようとした攻撃を非難する。

我々はシリア民主軍の迅速な対応と、シリア北東部でのダーイシュとの戦いへの継続的な取り組みを称賛する。我々は、最初の爆破攻撃、そしてその後の戦闘で犠牲となった守衛の家族に心からお悔み申し上げる。

拘留施設への攻撃は、1年以上にわたってダーイシュの最優先事項だった…。今回の攻撃は、ダーイシュ戦闘員の拘留状況を改善、さらには拘留施設の安全対策強化のため、ダーイシュを打ち負かす有志連合のイニシアチブにさらなる資金提供を行う必要を浮き彫りにした。また、戦闘員の出身国が拘留されている自国民を本国に送還し、リハビリ、再統合、起訴することが下級に必要だということを強調するものだ。

AFP, January 23, 2022、ANHA, January 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 23, 2022、Reuters, January 23, 2022、SANA, January 23, 2022、SOHR, January 23, 2022などをもとに作成。

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ラッカ県アイン・イーサー市一帯でトルコ軍・シリア国民軍とシリア民主軍が激しく交戦、住民を含む7人死亡(2022年1月22日)

ラッカ県では、ANHA(1月22日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のジャフバル村、ムシャイリファ村、マアラク村、ヒーシャ村の給水所と発電所、ファーティサ村、スカイルー村、ナヒール休憩所などM4高速道路沿線、アイン・イーサー国内避難民(IDPs)キャンプを砲撃、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がこれに応戦し、激しい戦闘となった。




この戦闘で、ジャフバル村で住民2人が死亡、ムシャイリファ村などで4人が負傷した。

一方、シリア民主軍は、ムシャイリファ村・ジャフバル村間からシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にある地域に潜入を試みたシリア国民軍の戦闘員5人を殺害、うち2人の遺体を捕獲した。

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トルコ軍とシリア国民軍の攻撃に関して、民主統一党(PYD)の総合評議会は声明を出し、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)とシリア民主軍がハサカ市グワイラーン刑務所での混乱を収拾しようとするのを阻止しようとしていると非難した。

AFP, January 22, 2022、ANHA, January 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 22, 2022、Reuters, January 22, 2022、SANA, January 22, 2022、SOHR, January 22, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民386人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は743,874人に(2022年1月22日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月21日に難民386人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民347人(うち女性104人、子供177人)、ヨルダンから帰国したのは39人(うち女性12人、子供20人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は743,874人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者346,550人(うち女性104,143人、子ども176,446人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,324人(うち女性119,248人、子ども202,644人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,828,099人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は973,154人(うち女性292,049人、子供496,012人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,685人(うち女性41,397人、子供34,088人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,281人(うち女性423,956人、子供677,854人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3142527952656606

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 22, 2022をもとに作成。

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トルコ軍のドローンが、グワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件の混乱収拾のため応援に駆けつけようとしていたタッル・タムル町評議会の車輌を爆撃、乗っていたタッル・タムル軍事評議会の兵士2人が死亡(2022年1月21日)

ハサカ県では、ANHA(1月21日付)によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)1機が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町評議会の車輌を爆撃し、これを破壊した。

この車は、ダーイシュ(イスラーム国)・メンバーによるグワイラーン刑務所襲撃と収監者脱獄による混乱を制圧する任務にあたる内務治安部隊(アサーイシュ)を応援するためにハサカ市に向かう途中だった。

シリア人権監視団によると、この爆撃でタッル・タムル軍事評議会の兵士2人が死亡した。

AFP, January 21, 2022、ANHA, January 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2022、Reuters, January 21, 2022、SANA, January 21, 2022、SOHR, January 21, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍、アサーイシュ、米主導の有志連合がグワイラーン刑務所襲撃犯と脱獄者を追跡、激しい戦闘の末事態を収拾(2022年1月21日)

ハサカ県では、ANHA(1月21日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局が共同支配するハサカ市内のグワイラーン地区(北・東シリア自治局支配下)にあるグワイラーン刑務所(工業高校)、ユーフラテス大学経済学部一帯、北・東シリア自治局ハサカ地区の首府があるズフール地区で1月20日夜から21日朝にかけて、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のテロ撲滅部隊(YAT)と米主導の有志連合が、20日の刑務所襲撃事件を実行したダーイシュ(イスラーム国)・メンバーと脱獄者を追跡、激しく交戦した。

この戦闘で、シリア民主軍は逃亡を試みたダーイシュ・メンバー5人を殺害、脱獄者89人を拘束、市内各所で掃討作戦を実施した。



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シリア民主軍の広報センターによると、ダーイシュ・メンバーらはズフール地区などで民家に立て籠もり、シリア民主軍に向けて発砲、住民を人間の盾として逃走を試みたという。

その際、ダーイシュ・メンバーを匿うことを拒否し、抵抗した住民に対して無差別に発砲し、2人を殺害、8人を負傷させた。

シリア民主軍広報センターによると、立て籠もったダーイシュ・メンバーらはまた、シリア民主軍に投降しようとした仲間に対しても発砲し、7人を殺害した。

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内務治安部隊(アサーイシュ)の総司令部が発表した声明によると、この戦闘でアサーイシュの隊員1人が死亡、7人が負傷、住民3人がダーイシュ・メンバーによって殺害された。
一方、戦闘を取材していたANHAのバースィル・ラシード記者が胸部と腹部に銃弾2発を浴び、病院に搬送された。

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シリア人権監視団によると、一連の戦闘でダーイシュ・メンバー39人、住民5人、シリア民主軍、アサーイシュ、刑務所守衛ら23人が死亡した。

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ANHAによると、米主導の有志連合もシリア民主軍とアサーイシュを支援し、戦闘機複数機でダーイシュ・メンバーらが立て籠もったユーフラテス大学経済学部内の技術監督者工学技術研究所に対して爆撃を行った。

シリア人権監視団によると、有志連合(米軍)の戦闘機はこのほかにも、ズフール地区とグワイラーン刑務所近くに対して2回の爆撃を実施した。

https://www.youtube.com/watch?v=Me7BaXXEp8g&t=40s

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一連の戦闘を受けて、ANHAやSANA(1月21日付)によると、シリア民主軍と、イスラーム国の襲撃事件実行犯・脱獄者との戦闘を避けるため、住民298世帯以上がズフール地区から市内の安全な場所に避難した。

また、アサーイシュの総司令部は声明を出し、市内に外出禁止令を発出し、住民に外出を控えるよう呼び掛けた。

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その後、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/mazloumabdi)を通じて、事態収拾に成功したと発表した。

また、北・東シリア自治局防衛委員会(防衛省に相当)のザイダーン・アースィー共同委員長も声明を出し、事態収拾を完了したと発表した。

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シリア人権監視団によると、約3,500人が収監されている。

AFP, January 21, 2022、ANHA, January 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2022、Reuters, January 21, 2022、SANA, January 21, 2022、SOHR, January 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊のマイヤーサ村とスーガーニカ村を米国製のTOW対戦車ミサイルで攻撃し、シリア軍兵士2人負傷(2022年1月21日)

アレッポ県では、ANHA(1月21日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマイヤーサ村とスーガーニカ村を米国製のTOW対戦車ミサイルで攻撃し、シリア軍兵士2人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、カフル・アンマ村、アターリブ市一帯を砲撃、カフル・ヌーラーン村一帯で「決戦」作戦司令室と交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村、ザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、バーラ村、ダイル・サンバル村、バイニーン村を砲撃し、ダイル・ザンバル村、アーフィス村一帯で交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ村、カーヒラ村、アンカーウィー村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムザイリーブ町とタッル・シハーブ町を結ぶ街道地域で正体不明の武装集団が住民1人を銃で撃って殺害した。

またムザイリーブ町でも正体不明の武装集団が住民1人を銃で撃って殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反2件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3141805536062181

AFP, January 21, 2022、ANHA, January 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 21, 2022、Reuters, January 21, 2022、SANA, January 21, 2022、SOHR, January 21, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民386人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は743,874人に(2022年1月21日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月20日に難民386人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民347人(うち女性104人、子供177人)、ヨルダンから帰国したのは39人(うち女性12人、子供20人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は743,874人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者346,550人(うち女性104,143人、子ども176,446人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,324人(うち女性119,248人、子ども202,644人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,828,099人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は973,154人(うち女性292,049人、子供496,012人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,685人(うち女性41,397人、子供34,088人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,281人(うち女性423,956人、子供677,854人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3141800782729323

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 21, 2022をもとに作成。

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『ニューヨーク・タイムズ』:米軍は2010年代後半に爆撃対象外の施設に指定されていたシリア国内のダムを爆撃し、数万人の住民の命を脅かしていた(2022年1月20日)

『ニューヨーク・タイムズ』(1月22日付)は、米軍がダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」を行っていた2010年代後半に爆撃対象外の施設に指定されていたシリア領内のダムを爆撃し、数万人の住民の命を脅かしていたと伝えた。

「A Dam in Syria Was on a ‘Non-Strike’ List. The U.S. Bombed It Anyway」と題された記事で、同紙は、当時ダーイシュの支配下にあったラッカ県タブカ市近郊のあるタブカ・ダムに対して、要塞の破壊などに使用されるBLU-109爆弾3発で爆撃を行ったとしたうえで、米中央軍司令部が、近隣地域で暮らす住民数万人の生活に被害を脅威に晒すとの警告を無視して、ダム本体ではなく、ダムに架かる橋複数基を爆撃することを承認していたと伝えた。

爆撃に使用されたBLU-109爆弾3発のうち1発は、5回建てのビルに着弾し、大規模火災が発生し、ダムの水位上昇を招き、地元当局が住民に対して拡声器を通じて退避を呼び掛ける事態に発展したという。

AFP, January 21, 2022、ANHA, January 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2022、The New York Times, January 20, 2022、Reuters, January 21, 2022、SANA, January 21, 2022、SOHR, January 21, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍ドローンがハサカ県タッル・タムル町の発電所を爆撃し、シリア民主軍の兵士1人死亡(2022年1月20日)

ハサカ県では、ANHA(1月20日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ジュムア村で爆発が発生し、複数の住民が負傷した。

シリア人権監視団によると、爆発は、トルコ軍の無人航空機(ドローン)によるもので、発電所が狙われ、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人が死亡、多数が負傷した。

AFP, January 20, 2022、ANHA, January 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2022、Reuters, January 20, 2022、SANA, January 20, 2022、SOHR, January 20, 2022などをもとに作成。

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トルコのアフリーン郡侵攻(オリーブの枝)作戦開始から4年:トルコ軍がアレッポ県、ハサカ県各所を砲撃する一方、シリア軍とシリア民主軍も占領地を砲撃(2022年1月20日)

アレッポ県では、ANHA(1月20日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市一帯、同市近郊のダイル・ジャマール村をトルコ軍とシリア国民軍が砲撃した。

ダイル・ジャマール村では、トルコ軍によるアレッポ県アフリーン郡への侵攻作戦(「オリーブの枝」作戦)が開始された2018年1月20日から4年が経ったのに合わせて、トルコの占領に抗議するデモが行われ、住民らが参加していた。

ANHAによると、砲撃はデモ参加者を狙うかたちで行われたという。

トルコ軍とシリア国民軍はまたまた、タッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村、ズィヤーラ村、カフル・アントゥーン村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦、マルアナーズ村、アルカミーヤ村、アイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村、アキーバ村、イルシャーディーヤ村、タナブ村、カフル・ナーヤー村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍の砲撃により、アキーバ村で子供1人が負傷、民家複数棟が被害を受けた。

一方、トルコの占領下にあるアフリーン市も砲撃を受けた。

シリア人権監視団によると、6発の砲弾が着弾し、子供2人を含む住民6人が死亡、30人あまりが負傷した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/posts/3178105792513807

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/videos/to-this-day-crimes-against-innocent-civilians-continue-as-long-as-these-criminal/681292849949964/

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1297154047417883

砲撃は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にある地域から行われたもの。

また、トルコの占領下にあるジンディールス町郊外のガザーウィーヤ村近郊にあるシリア国民軍所属のシャーム軍団の本部がシリア軍拠点からの砲撃を受けた。

さらに、シリア民主軍もトルコ占領下のアフリーン市近郊のマリーミーン村で車をミサイルで攻撃し、乗っていた女性1人が死亡、複数が負傷した。

AFP, January 20, 2022、ANHA, January 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2022、Reuters, January 20, 2022、SANA, January 20, 2022、SOHR, January 20, 2022などをもとに作成。

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ロシアのラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使がシリアを訪問し、アサド大統領と会談(2022年1月20日)

ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使が、シリアを訪問し、首都ダマスカスでアサド大統領と会談した。

SANA(1月20日付)によると、会談では、最新の中東地域・国際情勢について意見が交わされ、アサド大統領は、西側諸国のロシアに対するさまざまな圧力について、ロシアが国際社会において重要な役割を果たし、国際法の保護に務めることに対して、非道徳的な政策をもって対抗し、一部諸外国に混乱をもたらし、これらの国とその国民を支配しようしているとの見方を示した。

会談ではまた、両国協力関係や、この関係がシリア国内での「テロとの戦い」への勝利、治安・安定の回復にもたらした影響について意見が交わされた。

ラヴレンチエフ特使は、シリアとの関係発展を重視し、復興に向けてシリア国民への支援を続けたいとするヴラジーミル・プーチン大統領のメッセージを伝えるとともに、シリアがアラブ地域において重要な役割を回復しつつあることに安堵の意を示した。

これを受けて、アサド大統領は、プーチン大統領以下ロシアの首脳の両国関係強化に向けた取り組みを高く評価した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/299626278870359

AFP, January 20, 2022、ANHA, January 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2022、Reuters, January 20, 2022、SANA, January 20, 2022、SOHR, January 20, 2022などをもとに作成。

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ダーイシュ・メンバーが収監されているグワイラーン刑務所前で爆発が発生、収監者が脱獄を試みる(2022年1月20日)

ハサカ県では、ANHA(1月20日付)、SANA(1月20日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市の北・東シリア自治局の支配地域内にあるグワイラーン刑務所(グワイラーン地区の工業高校)の入口で、爆弾が仕掛けられた車2台が相次いで爆発、これと前後して軽火器による銃撃戦が発生し、同高校に収監されているダーイシュ(イスラーム国)メンバーが脱獄を試みた。

ANHAによると、刑務所の警備にあたる北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、収監者を脱獄させようとして、ズフール地区、フーシュ・バアル地区から潜入したダーイシュ・メンバーらを撃退し、彼らの刑務所への侵入を阻止した。

またシリア民主軍のテロ撲滅部隊(YAT)が、刑務所内で発生した収監者らによる暴動を制圧するために介入した。

SANA、シリア人権監視団によると、グワイラーン地区上空、では、米軍戦闘機複数機が低空で旋回し、照明弾を発射するなどして、脱走した収監者を追跡した。

https://www.facebook.com/QSDMEDIA/posts/1813897852136208

ANHA(1月20日付)によると、米主導の有志連合の戦闘機1機が刑務所を襲撃したグループの拠点に対して機銃掃射を行ったという。

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ANHA(1月20日付)によると、ハサカ市ではまた、るSADCOP社(シリア石油資源備蓄配給社)があるグワイラーン地区のバースィル交差点近くに停車していた燃料輸送表のトレーラー3台が相次いで爆発した。

爆発はダーイシュのメンバーによるものだという。

AFP, January 20, 2022、ANHA, January 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2022、Reuters, January 20, 2022、SANA, January 20, 2022、SOHR, January 20, 2022などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県内に設置されているトルコ軍拠点一帯を砲撃、拠点の警備にあたっていた3人が負傷(2022年1月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村に設置されているトルコ軍の拠点一帯を砲撃、拠点の警備にあたっていた3人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、クークフィーン村のトルコ軍拠点一帯に対しても砲撃を加えたほか、ファッティーラ村、バーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村一帯を砲撃したほか、灌漑計画地区で双方による戦闘が発生した。

AFP, January 20, 2022、ANHA, January 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2022、Reuters, January 20, 2022、SANA, January 20, 2022、SOHR, January 20, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がハマー県、ハマー県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯でダーイシュに対して爆撃を実施(2022年1月19日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハマー県東部、ハマー県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

爆撃回数は過去48時間で56回に達しているという。

AFP, January 19, 2022、ANHA, January 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2022、Reuters, January 19, 2022、SANA, January 19, 2022、SOHR, January 19, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県のバイナ村、アキーバ村を砲撃(2022年1月19日)

アレッポ県では、ANHA(1月19日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村、アキーバ村を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市で、シリア国民軍に所属するハムザ師団の戦闘員と憲兵隊が撃ち合いとなり、ハムザ師団の戦闘員1人が負傷した。

撃ち合いは、トルコへの人身売買をめぐる意見の対立がきっかけだったという。

AFP, January 19, 2022、ANHA, January 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2022、Reuters, January 19, 2022、SANA, January 19, 2022、SOHR, January 19, 2022などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領はイランのライースィー大統領との首脳会談で両国がシリアが国際テロの脅威を克服するのを支援してきたと評価(2022年1月19日)

イランのエブラーヒーム・ライースィー大統領がロシアを訪問し、首都モスクワでヴラジーミル・プーチン大統領と会談した。

SANA(1月19日付)によると、会談で、プーチン大統領が、ロシアとイランが緊密に国際協力を行い、シリアでの共通の取り組みによって、シリアが国際テロの脅威を克服するのを支援したと述べ、アフガニスタン情勢やイラク核合意へのイランの対応に注目したいと述べた。

また、ロシア・イランの二国間関係については、過去1年間で貿易が38%増加し、さまざまな分野で大規模プロジェクトが実施されていると評価したうえで、イランとユーラシア経済連合の関係強化と自由貿易地域の確立したいとの意向を示した。

これに対して、ライースィー大統領は、ロシアとイランの国際協力の重要性を強調したうえで、西側の脅迫や制裁によってもイランの発展は止まることはなく、イランは制裁解除に向けた取り組みを行っていると述べた。

また、ロシアとの関係発展・拡大を阻止するものはなく、両国関係は短期的、戦術的ではなく、持続的、戦略的なものだと述べた。

AFP, January 19, 2022、ANHA, January 19, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 19, 2022、Reuters, January 19, 2022、SANA, January 19, 2022、SOHR, January 19, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民350人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は743,133人に(2022年1月19日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月18日に難民350人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民344人(うち女性103人、子供175人)、ヨルダンから帰国したのは6人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は743,133人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者345,862人(うち女性103,936人、子ども176,095人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,271人(うち女性119,232人、子ども202,617人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,828,099人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は972,413人(うち女性291,826人、子供495,634人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,685人(うち女性41,397人、子供34,088人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,281人(うち女性423,956人、子供677,854人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3140580112851390

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 19, 2022をもとに作成。

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イスラエル軍の空爆を阻止するため、ロシア軍憲兵隊がラタキア港内でシリア軍部隊と合同パトロールを実施(2022年1月18日)

ラタキア県では、RusVesna(1月18日付)などによると、ロシア軍憲兵隊がラタキア港内でシリア軍部隊と合同パトロールを実施した。

パトロール実施は今回が初めて。

同港は、12月7日と28日にイスラエル軍のミサイル攻撃を受けていたが、パトロールはこれを阻止する狙いがあると見られる。





AFP, January 18, 2022、ANHA, January 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2022、Reuters, January 18, 2022、RusVesna, January 18, 2022、SANA, January 18, 2022、SOHR, January 18, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・タムル町近郊の小カブル村入口に設置されているシリア軍検問所が米軍の装甲車5輌の進行を阻止(2022年1月18日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊の小カブル村の入口に設置されているシリア軍検問所が、村を通過しようとした米軍の装甲車5輌からなる車列の進行を阻止し、これを退却させた。

AFP, January 18, 2022、ANHA, January 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2022、Reuters, January 18, 2022、SANA, January 18, 2022、SOHR, January 18, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がヒムス県とラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して爆撃を実施(2022年1月18日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機5機がヒムス県東部の砂漠地帯、ラッカ県マアダーン町一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

AFP, January 18, 2022、ANHA, January 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2022、Reuters, January 18, 2022、SANA, January 18, 2022、SOHR, January 18, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治自治局の支配下にあるハサカ県ルバイアート村を砲撃(2022年1月18日)

ハサカ県では、SANA(1月18日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治自治局の支配下にあるルバイアート村を砲撃した。

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人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターは声明を出し、トルコの支援を受けるシリア国民軍に近い複数のメディアによって、トルコ占領下のラッカ県ジャラーブルス市がシリア民主軍の砲撃を受けたとの情報が拡散されていることについて、フェイクニュースだとしてこれを否定した。

https://www.facebook.com/QSDMEDIA/posts/1812407115618615

AFP, January 18, 2022、ANHA, January 18, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2022、Reuters, January 18, 2022、SANA, January 18, 2022、SOHR, January 18, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民302人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は742,783人に(2022年1月18日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月17日に難民302人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民296人(うち女性88人、子供151人)、ヨルダンから帰国したのは6人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は742,783人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者345,518人(うち女性103,833人、子ども175,920人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,265人(うち女性119,230人、子ども202,614人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,828,099人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は972,763人(うち女性291,121人、子供495,456人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,685人(うち女性41,397人、子供34,088人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,281人(うち女性423,956人、子供677,854人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3139763332933068

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 18, 2022をもとに作成。

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アレッポ県タッル・リフアト市でトルコの占領に抗議するデモ、アイン・アラブ市近郊で住民がロシア・トルコ軍合同パトロール部隊の進行を阻止、トルコ軍はアレッポ県、ラッカ県への砲撃を続ける(2022年1月17日)

アレッポ県では、SANA(1月17日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市で住民らがトルコと「テロ傭兵」(シリア国民軍)によるシリア北部の占領に抗議するデモを行った。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市西のアーシマ村で、住民がロシア軍とトルコ軍の合同パトロール部隊の進行を阻止し、これを退却させた。

合同パトロール部隊は、ロシア軍の装甲車4輌、トルコ軍の装甲車4輌によって編成され、ロシア軍ヘリコプター2機が随行していた。

このほか、ANHA(1月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(1月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村の給水所、M4高速道路沿線、ハイシャー村を砲撃した。

AFP, January 17, 2022、ANHA, January 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 17, 2022、Reuters, January 17, 2022、SANA, January 17, 2022、SOHR, January 17, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県、ダイル・ザウル県、ハマー県東部の砂漠地帯でダーイシュに対して52回の爆撃を実施(2022年1月17日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラッカ県、ダイル・ザウル県、ハマー県東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して52回の爆撃を実施した。

AFP, January 17, 2022、ANHA, January 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 17, 2022、Reuters, January 17, 2022、SANA, January 17, 2022、SOHR, January 17, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村の入口に設置されているシリア軍検問所が米軍の装甲車5輌からなる車列の進行を阻止(2022年1月17日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村の入口に設置されているシリア軍検問所が、村を通過しようとした米軍の装甲車5輌からなる車列の進行を阻止し、これを退却させた。

AFP, January 17, 2022、ANHA, January 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 17, 2022、Reuters, January 17, 2022、SANA, January 17, 2022、SOHR, January 17, 2022などをもとに作成。

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盗奪した石油などを積んだ米軍のタンクローリー、貨物車輌など111輌と装甲車6輌がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラクに出国(2022年1月17日)

ハサカ県では、SANA(1月17日付)によると、シリア領内で盗奪した石油を積んだ米軍のタンクローリー、軍事装備を積んだ貨物車輌など111輌と装甲車6輌の計117輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラクに出国した。

AFP, January 17, 2022、ANHA, January 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 17, 2022、Reuters, January 17, 2022、SANA, January 17, 2022、SOHR, January 17, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方を8回にわたって爆撃(2022年1月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村およびその一帯、ファッティーラ村、カンスフラ村を8回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3139066776336057

AFP, January 17, 2022、ANHA, January 17, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 17, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 17, 2022、Reuters, January 17, 2022、SANA, January 17, 2022、SOHR, January 17, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民298人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は742,481人に(2022年1月17日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月16日に難民298人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民279人(うち女性84人、子供142人)、ヨルダンから帰国したのは19人(うち女性6人、子供10人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は742,481人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者345,222人(うち女性103,745人、子ども175,769人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,259人(うち女性119,228人、子ども202,611人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,828,099人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は971,761人(うち女性291,631人、子供495,302人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,685人(うち女性41,397人、子供34,088人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,281人(うち女性423,956人、子供677,854人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3139065613002840

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 17, 2022をもとに作成。

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