ロシア軍戦闘機がラサーファ砂漠でダーイシュに対して4回の爆撃を実施(2022年1月5日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して4回の爆撃を実施した。

AFP, January 5, 2022、ANHA, January 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2022、Reuters, January 5, 2022、SANA, January 5, 2022、SOHR, January 5, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県各所を砲撃するなか、シリア赤新月社が避難民に食糧・人道支援物資を配給(2022年1月5日)

ハサカ県では、ANHA(1月5日付)、SANA(1月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村、ウンム・カイフ村、タッル・カイフジー村、タッル・シャンナーン村、ウガイビシュ村を激しく砲撃した。

この砲撃により、タッル・タムル町の変電所への電力供給が停止し、利用不能となった。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町南部に対しても砲撃を加えた。

**

シリア人権監視団によると、アブー・ラースィーン町一帯へのトルコ軍とシリア国民軍の砲撃を受けて、ダルバースィーヤ市近郊のシュール村とその周辺の村々に避難した住民に対して、シリア赤新月社が食糧や人道支援物資を配給した。

北・東シリア自治局)の支配地でシリア赤新月社がこうした支援活動を行うのは今回が初めて。

**

このほか、シリア人権監視団によると、3日のファーティサ村に対するトルコ軍とシリア国民軍の砲撃で負傷していた人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍兵士1人が5日に死亡した。

AFP, January 5, 2022、ANHA, January 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2022、Reuters, January 5, 2022、SANA, January 5, 2022、SOHR, January 5, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民336人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は738,686人に(2022年1月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月4日に難民336人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民324人(うち女性97人、子供165人)、ヨルダンから帰国したのは12人(うち女性4人、子供6人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は738,686人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者341,555人(うち女性102,643人、子ども173,902人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,131人(うち女性119,188人、子ども202,542人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は967,966人(うち女性290,489人、子供493,366人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,657人(うち女性41,389人、子供34,074人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,253人(うち女性423,948人、子供677,840人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/photos/a.1492313031011448/3130282917214443/

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 5, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍報道官はヒズブッラーのドローンを撃墜したと発表(2022年1月4日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で速報を発表、レバノンとの国境地帯でヒズブッラー所属の小型無人航空機(ドローン)1機を撃墜したと発表し、その写真を公開した。

発表の内容は以下の通り:

国防軍部隊はレバノンとの国境でヒズブッラー所属のドローン1機を撃墜
我が部隊は今日、レバノン領内から越境したテロ組織ヒズブッラーのドローン1機を撃墜した。同地では、航空監視部隊が事件の一部始終を負っていた。

国防軍はイスラエル国の主権にたいするいかなる侵害も阻止するため行動を続ける。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合のドローンがダイル・ザウル県にある「イランの民兵」の拠点を爆撃(2022年1月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるクーリーヤ市近郊のマザール・アイン・アリー農場一帯に設置されている「イランの民兵」の拠点複数カ所が所属不明の無人航空機(ドローン)の攻撃を受け、複数回の爆発が発生した。

「イランの民兵」のドローンが攻撃を受けるのは今年になって初めて。

ナフル・メディア(1月4日付)によると、爆撃は4日の昼頃にドローン1機によって行われ、アシャーラ市近郊の砂漠地帯に設置されているイラク人民動員隊に所属するアブー・ファドル・アッバース旅団の拠点2カ所と、クーリーヤ市近郊の砂漠地帯に設置されているイラン・イスラーム革命防衛隊の拠点1カ所が標的となった。

アイン・フラート(1月3日付)によると、爆撃を実施したのはドローン4機。

また、アイン・フラートによると、イラン・イスラーム革命防衛隊の拠点は、マザール・アイン・アリー農場近くに位置し、ハーッジ・ハサン・イーラーニーとして知られる人物が率いるグループが教練施設として使用、ロケット弾や迫撃砲の射場、武器弾薬庫なども完備していたという。

**

これに関して、ロイター通信(1月4日付)は、米主導の有志連合の匿名高官の話として、有志連合が「グリーン・ヴィレッジ」(ウマル油田に設置されている基地)近くに設置されていたロケット弾の射場複数カ所に対して爆撃を実施したと伝えた。

同匿名高官は、爆撃は脅威となっていた射場に対して行われたとしつつ、具体的な場所については明らかにしなかった。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、‘Ayn al-Furat, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Naher Media, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がスフナ市近郊の砂漠地帯でダーイシュに対して爆撃を実施(2022年1月4日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が3日深夜から4日未明にかけて、スフナ市近郊の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアイン・イーサー市近郊を砲撃(2022年1月4日)

ラッカ県では、ANHA(1月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線、マアラク村を砲撃した。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

バレル米国務省シリア問題担当副特使(大使)がカーミシュリー市の北・東シリア自治局の渉外関係委員会本部を訪問、イラク・クルディスタン自治政府が一方的に閉鎖したフィーシュ・ハーブール国境通行所(スィーマルカー国境通行所)再開に向けて取り組む意思を示す(2022年1月4日)

米国務省シリア問題担当副特使のマット・バレル大使が、ハサカ県のカーミシュリー市にある北・東シリア自治局の渉外関係委員会本部を訪問し、同局のアブドゥルカリーム・ウマル共同議長、ファナル・カイート共同副議長、アビール・イーリヤー共同副議長らと会談した。
渉外関係局 委員会

ANHA(1月4日付)によると、会談では、政治、経済にかかる問題について意見を交わし、バレル大使は昨年12月16日にイラク・クルディスタン自治政府が一方的に閉鎖したフィーシュ・ハーブール国境通行所(シリア側はハサカ県スィーマルカー国境通行所)再開に向けて取り組む意思を示した。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1761156890740907

一方、イラク・クルディスタン民主党の部隊によって殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体引き渡しを求めて、北・東シリア自治局ジャズィーラ地域の殉教者遺族機構がスィーマルカー国境通行所前の広場にテントを設置して続けている座り込みデモにカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市の住民らが交代で参加、テント前で抗議行動を行った。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヨルダン通商サービス展覧会がダマスカス郊外県マディーナト・マアーリド(エクスポ・シティ)で開幕(2022年1月4日)

ヨルダン通商サービス展覧会がダマスカス郊外県マディーナト・マアーリド(エクスポ・シティ)で開幕した。

展覧会は、シリアの経済対外通商大臣、外務在外居住者省、商業会議所連合と、ヨルダンの商業会議所の主催・共催によるもので、ヨルダンの関連企業60社以上、ビジネスマン・経済関係者135人が参加し、1月6日まで開催される。

開幕式には、シリアのムハンマド・サーミル・ハリール経済対外通商大臣、ヨルダンのナーイル・カバーリーティー商業会議所代表らが出席した。

また、アムル・サーリム国内通商消費者保護大臣が、ヨルダン通商サービス展覧会に参加するためにシリアを訪問したヨルダン商業会議所の使節団と面談し、両国の経済協力関係と通商の強化の方途について意見を交わした。

SANA(1月4日付)が伝えた。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサーイシュがロシア軍パトロール部隊のハサカ県マーリキーヤ市への進入を阻止(2022年1月4日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるマーリキーヤ(ダイリーク)市の入口に設置されている検問所を通過しようとしたロシア軍のパトロール部隊の進行を阻止した。

ロシア軍パトロール部隊が進行を阻止された際、同地では米軍部隊がパトロールを実施していたという。

一方、SANA(1月4日付)によると、米軍のヘリコプター4機が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支援を受けて北・東シリア自治局の支配下にあるダシーシャ村で空挺作戦を実施し、村を封鎖し、民家複数棟で強制捜査を実施した。

このほか、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など30輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、県内各所の米軍基地に向かった。

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村およびその一帯を爆撃(2022年1月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村およびその一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反5件(イドリブ県0件、ラタキア県2件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3129772547265480

AFP, January 4, 2022、ANHA, January 4, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 4, 2022、Reuters, January 4, 2022、SANA, January 4, 2022、SOHR, January 4, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民324人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は738,350人に(2022年1月4日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月3日に難民324人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民313人(うち女性94人、子供160人)、ヨルダンから帰国したのは11人(うち女性3人、子供6人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は738,350人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者341,231人(うち女性102,546人、子ども173,737人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,119人(うち女性119,184人、子ども202,536人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は967,630人(うち女性290,388人、子供493,195人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,653人(うち女性41,388人、子供34,074人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,249人(うち女性423,947人、子供677,840人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3129770183932383

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 4, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県のT3近くでダーイシュがシリア軍の兵員輸送バスを襲撃し、5人を殺害する一方、米主導の有志連合はガーセム・ソレイマーニー司令官の命日に合わせた報復攻撃を警戒してタンフ国交通行所の基地から一時撤退(2022年1月3日)

SANA(1月3日付)は、シリア軍筋の話として、ヒムス県タドムル市近郊の第3石油輸送ステーション(T3)の東50キロに位置する地域で1月2日午後7時頃、シリア軍の兵員輸送バス1輌がダーイシュ(イスラーム国)の23ミリ機関砲による攻撃を受け、兵士5人が死亡、20人が負傷したと伝えた。

兵員輸送バスは、ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市とタドムル市を移動中に狙われた。

実行犯は米国が占領するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で保護と支援を受けているテロ・グループ。

**

一方、シリア人権監視団によると、タンフ国境通行所に基地に駐留する有志連合部隊は、2020年1月3日に暗殺されたイラン・イスラーム革命防衛隊のゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー司令官の命日に合わせた報復攻撃を警戒して、基地から一時撤退した。

AFP, January 3, 2022、ANHA, January 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2022、Reuters, January 3, 2022、SANA, January 3, 2022、SOHR, January 3, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県カーミシュリー市近郊のサーリヒーヤ村のシリア軍検問所が米軍の車列の進行を阻止(2022年1月3日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市近郊のサーリヒーヤ村に設置されているシリア軍検問所が村を通過しようとした米軍の装甲車5輌からなる車列の進行を阻止し、これを退却させた。

アイン・フラート(1月3日付)によると、米軍の車列の進行を阻止した検問所にはシリア軍第154旅団の部隊が駐留していた。

AFP, January 3, 2022、ANHA, January 3, 2022、‘Ayn al-Furat, January 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2022、Reuters, January 3, 2022、SANA, January 3, 2022、SOHR, January 3, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県タッル・タムル町一帯などを砲撃(2022年1月3日)

ハサカ県では、ANHA(1月3日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタウィーラ村、タッル・タウィール村、ウンム・カイフ村、タッル・ジュムア村、ダルダーラ村、タッル・シャンナーン村を砲撃した。

**

ラッカ県では、ANHA(1月3日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村、ジャフバル村、ナヒール休憩所、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, January 3, 2022、ANHA, January 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2022、Reuters, January 3, 2022、SANA, January 3, 2022、SOHR, January 3, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍の車輌128輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラクに出国(2022年1月3日)

ハサカ県では、SANA(1月3日付)によると、米軍の冷蔵トレーラー、タンクローリー60輌、戦車・装備を積んだ貨物車輌60輌、装甲車8輌の計128輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラクに出国した。

AFP, January 3, 2022、ANHA, January 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2022、Reuters, January 3, 2022、SANA, January 3, 2022、SOHR, January 3, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県各所に13回の爆撃を実施(2022年1月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方各所に対して5回、サルミーン市に対して2回、アルマナーズ市近郊の養鶏所に対して3回の爆撃を行った。

この爆撃により、アルマナーズ市近郊の養鶏所で子供複数を含む5人が負傷した。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1286623475137607

https://www.facebook.com/watch/?v=4692922300793141

https://www.facebook.com/watch/?v=5029209957165944

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市一帯を砲撃した。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるサルミーン市に設置されているトルコ軍の拠点で、暖房機器のショートによる火災が発生し、兵士3人が負傷し、トルコ領内の病院に搬送された。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村に対して3回の爆撃を実施した。

これに対し、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるトルコマン山地方、サルマー町一帯を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タスィール町とアドワーン村を結ぶ街道で、反体制武装集団の元メンバーが何者かによって銃で撃たれて死亡した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反2件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反10件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3128866114022790

AFP, January 3, 2022、ANHA, January 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 3, 2022、Reuters, January 3, 2022、SANA, January 3, 2022、SOHR, January 3, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民293人と国内避難民(IDPs)6人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は738,026人、2019年以降帰還したIDPsは105,653人に(2022年1月3日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月2日に難民293人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民287人(うち女性87人、子供147人)、ヨルダンから帰国したのは6人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は738,026人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者340,918人(うち女性102,452人、子ども173,577人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,108人(うち女性119,181人、子ども202,530人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は967,306人(うち女性290,291人、子供493,029人)となった。

**

一方、国内避難民6人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは6人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は6人だった。

シリア人権監視団によると、シリア政府支配地に帰還したのは2世帯。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,653人(うち女性41,388人、子供34,074人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,249人(うち女性423,947人、子供677,840人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3128870114022390

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 3, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍のヘリコプター部隊がトルコ軍とシリア国民軍の砲撃が続くハサカ県タッル・タムル町近郊で軍事演習を開始(2022年1月2日)

ハサカ県では、スプートニク通信(1月3日付)によると、ロシア軍のヘリコプター部隊がトルコ占領下のいわゆる「平和の泉」地域に面する、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のタッル・タムル町に近い境界地帯で軍事演習を開始した。

演習は数日間を予定しているという。

同地では、トルコ軍とシリア国民軍による砲撃が激化している。

AFP, January 3, 2022、ANHA, January 3, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 3, 2022、Reuters, January 3, 2022、SANA, January 3, 2022、SOHR, January 3, 2022、Sputnik News, January 3, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県、ラッカ県各所を砲撃(2022年1月2日)

アレッポ県では、ANHA(1月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が1日深夜から2日未明にかけてシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村、シャイフ・イーサー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市で、オートバイに乗った正体不明の武装集団が民生用の車に向かって爆弾を投げつけ、爆発が発生した。

**

ラッカ県では、ANHA(1月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のディブス村、アブー・ナイトゥーラ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, January 2, 2022、ANHA, January 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2022、Reuters, January 2, 2022、SANA, January 2, 2022、SOHR, January 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がヒムス県とハマー県の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して20回以上の爆撃を実施(2022年1月2日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がヒムス県とハマー県の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して20回以上の爆撃を実施した。

AFP, January 2, 2022、ANHA, January 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2022、Reuters, January 2, 2022、SANA, January 2, 2022、SOHR, January 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県各所を10回あまりにわたって爆撃(2022年1月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるシャイフ・ユースフ村一帯、イドリブ中央刑務所(イドリブ市近郊)一帯、サイジャル村の給水所、アルバイーン山東部、ムサイビーン村の森林地帯、M4高速道路沿線などを10回あまりにわたって爆撃した。

シリア軍もザーウィヤ山地方一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3128193807423354

 

AFP, January 2, 2022、ANHA, January 2, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 2, 2022、Reuters, January 2, 2022、SANA, January 2, 2022、SOHR, January 2, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民253人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は737,733人に(2022年1月2日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、1月1日に難民253人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民248人(うち女性75人、子供126人)、ヨルダンから帰国したのは5人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は737,733人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者340,631人(うち女性102,365人、子ども173,430人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,102人(うち女性119,179人、子ども202,527人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は967,013人(うち女性290,202人、子供492,879人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,647人(うち女性41,387人、子供34,070人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,243人(うち女性423,946人、子供677,836人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3128190437423691

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 2, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍がスワイダー県の砂漠地帯でシリア軍との合同軍事演習(2022年1月1日)

アラビー・ジャディード(1月1日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(1月1日付)などは、ロシア軍が12月30日からスワイダー県のシャンワーン村に近い砂漠地帯でシリア軍(第15師団)との合同軍事演習を開始したと伝えた。

合同軍事演習は1週間の予定で、米主導の有志連合が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で軍事演習を行っていることへの対抗措置と見られる。

AFP, January 1, 2022、ANHA, January 1, 2022、al-‘Arabi al-Jadid, January 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2022、Reuters, January 1, 2022、SANA, January 1, 2022、SOHR, January 1, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して25回以上の爆撃を実施(2022年1月1日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して25回以上の爆撃を実施した。

AFP, January 1, 2022、ANHA, January 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2022、Reuters, January 1, 2022、SANA, January 1, 2022、SOHR, January 1, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県アブー・ラースィーン町などを砲撃(2022年1月1日)

ハサカ県では、ANHA(1月1日付)、SANA(1月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町、アサディーヤ村、ハディール村などを砲撃した。

アブー・ラースィーン町に対する砲撃では、人民庁舎(町庁舎)として流用されているビルが被弾した。

ANHA(1月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるダルダーラ村を砲撃した。

**

アレッポ県では、ANHA(1月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

AFP, January 1, 2022、ANHA, January 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2022、Reuters, January 1, 2022、SANA, January 1, 2022、SOHR, January 1, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ジスル・シュグール市近郊などを爆撃し、女性1人と子供2人が死亡、10人あまりが負傷(2022年1月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるジスル・シュグール市近郊のナフル・アブヤド村に設置されているテント群に対して爆撃を実施し、テントで居住していたアレッポ県からの国内避難民(IDPs)の女性1人と子供2人が死亡、10人あまりが負傷した。

ロシア軍戦闘機はまた、イドリブ市一帯、ザーウィヤ山地方各所を12回以上にわたって爆撃した。

爆撃は、「決戦」作戦司令室がイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市一帯、ハマー県ジューリーン村一帯のシリア政府支配地を砲撃したことへの対抗措置。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/videos/4441118309332889/

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

シリア政府も停戦違反を確認しなかった。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反9件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3127501474159254

AFP, January 1, 2022、ANHA, January 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 1, 2022、Reuters, January 1, 2022、SANA, January 1, 2022、SOHR, January 1, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民308人と国内避難民(IDPs)8人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は737,480人、2019年以降帰還したIDPsは105,647人に(2022年1月1日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、12月31日に難民308人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民295人(うち女性88人、子供150人)、ヨルダンから帰国したのは13人(うち女性4人、子供7人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は737,480人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者340,383人(うち女性102,290人、子ども173,304人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,097人(うち女性119,177人、子ども202,524人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,091人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は966,760人(うち女性290,125人、子供492,750人)となった。

**

一方、国内避難民8人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは8人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は8人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,647人(うち女性41,387人、子供34,070人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,243人(うち女性423,946人、子供677,836人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3127500660826002

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 1, 2022をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:2021年の1年間で3,882人の死亡を確認(2021年12月31日)

シリア人権監視団はシリア国内での戦闘などにより2021年の1年間で3,882人の死亡を確認したと発表した。

3,882人のうち18歳未満の子供383人、18歳以上の女性は193人。

また、1,558人が民間人、2,324人が戦闘員。

**

民間人1,558人の死因の内訳は以下の通り:

  • 地雷、爆弾の爆発による死亡:300人(うち子供138人、女性28人)
  • 何者かの発砲による死亡:288人(うち子供15人、女性18人)
  • 部族・家族どうしのいざこざ、血讐、無差別発砲などによる死亡:249人(うち子供20人、女性44人)
  • シリア軍の発砲、砲撃による死亡:234人(うち子供74人、女性46人)
  • ダーイシュ(イスラーム国)が殺害:76人(うち子供7人、女性18人)
  • 死因不明:72人(うち子供9人、女性13人)
  • 劣悪な衛生状態による死亡:79人(全員子供)
  • 政府の刑務所での拷問により死亡:57人(子供、女性はいずれも0人)
  • 即席爆弾の爆発により死亡:47人(うち子供4人、女性8人)
  • トルコ軍憲兵隊が殺害:36人(うち子供8人、女性0人)
  • シリア軍が殺害:30人(うち子供4人、女性0人)
  • トルコ軍の砲撃により死亡:31人(うち子供12人、女性4人)
  • イスラーム主義武装諸派が殺害:24人(うち子供2人、女性2人)
  • ロシア軍の爆撃により死亡:14人(うち子供7人、女性3人)
  • ジハード主義組織が殺害:9人(うち子供1人、女性2人)
  • 米主導の有志連合が殺害:6人(全員成人男性)
  • イスラエルの攻撃による民間人死者:6人(うち子供3人、女性1人)

**

戦闘員2,324人の内訳は以下の通り:

  • シリア軍:607人
  • ダーイシュ:503人
  • イスラーム主義諸派、武装諸派などのシリア人戦闘員:377人
  • 人民諸委員会、国防隊などのシリア人民兵:305人
  • ジハード主義者:158人
  • 人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍および傘下の諸派:159人
  • 親政権、親イランの外国人民兵(ほとんどがシーア派):109人
  • 親政権、親イランのシリア人民兵(ほとんどがシーア派):35人
  • トルコ軍:30人
  • ヒズブッラー:11人
  • シリア民主軍の外国人戦闘員:9人
  • シリア軍離反兵:2人
  • ロシア軍:2人
  • その他:17人

AFP, December 31, 2021、ANHA, December 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2021、Reuters, December 31, 2021、SANA, December 31, 2021、SOHR, December 31, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国務省の匿名報道官はバハレーンによる駐シリア外交使節団長任命を非難(2021年12月31日)

フッラ(12月31日付)は、バハレーンが駐シリア外交使節団長を任命したことに関して、米国務省の匿名報道官が「我々はバッシャール・アサド更生に向けた取り組みを支援しない」、「シリアの体制との外交関係正常化への措置を支持しないし…、政治的解決に向けて不可逆的な進展が見られるまで、制裁を解除したり、シリアの復興を支援することはない」、「アサド体制との対応を考えている地域諸国には、この体制が過去10年にわたりシリア国民に対して犯した残虐行為、国内の多くの地域に人道支援が行われることを阻止し続けていることに目を向けてもらいたい」と述べたと伝えた。

AFP, December 31, 2021、ANHA, December 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2021、Alhurra, December 31, 2021、Reuters, December 31, 2021、SANA, December 31, 2021、SOHR, December 31, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.