トルコ軍とシリア国民軍はアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯を砲撃:シリア民主軍タッル・タムル軍事評議会はハサカ県でトルコ軍の無人航空機を撃墜(2025年3月22日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後12時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、シリア民主軍は、ティシュリーン・ダム一帯、マンビジュ市一帯で、ノウルーズを狙って攻撃を試みたトルコ軍とシリア国民軍を迎撃したと発表した。

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ハサカ県では、ANHAによると、シリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会が午後8時頃、タッル・タムル町前線でトルコ軍の無人航空機1機を撃墜した。

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スワイダー軍事評議会の司令官が「周知の勢力の煽動を受けた」若者の襲撃を受ける:各地で住民の殺害続く(2025年3月22日)

スワイダー軍事評議会はフェイスブックを通じて声明を出し、ターリク・シューフィー司令官(大佐)のが21日晩にカフル村の自宅で、評議会に給与の支払いを求める若者のグループの襲撃を受けたと発表した。

声明によると、若者らは、「周知の勢力の煽動を受け…、評議会の成果を妨害する目的で」襲撃を敢行したという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハムダーニーヤ地区で若い男性1人がオートバイに乗った正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

シリア人権監視団によると、20日にフライターン市の自宅前で正体不明の武装グループによって銃で撃たれて重傷を負っていた若い男性1人が死亡した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がタルトゥース市近郊の検問所2ヵ所で若い男性2人を不当拘束した。

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シリア人権監視団は、複数の活動家からの情報をもとに、3月6日以降のラタキア県、タルトゥース県、ヒムス県、ハマー県での、アフマド・シャルア暫定政権の内務省総合治安局と国防省部隊によるアラウィー派などのマイノリティ宗派への殺戮で殺害された犠牲者の遺体数百体が依然として遺族に引き渡されていないと発表した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、タッル市の農場で親子2人が何者かによって銃で撃たれて死亡、遺体で発見された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タッルカラフ市でオートバイに乗った2人組の武装グループが住民に向けて銃を発砲し、1人が死亡、2人が負傷した。

シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がヒムス市近郊のマダービア村の古井戸に隠されていた大量の武器弾薬を押収した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市東部郊外で即決処刑された住民1人が遺体で発見された。

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ラタキア県では、SANAによると、内務省総合治安局がジャブラ市近郊のブーディー村とカラーイウ村の名士らから軽火器の引き渡しを受けた。

内務省総合治安局はまた、カルダーハ市で武器庫を発見し、これを押収した。

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ダイル・ザウル県では、SANAによると、内務省総合治安局が、マーヒル・アサド准将に近い人物とされ、旧体制との和解(社会復帰)を担当する局の責任者、イラン・イスラーム革命革命防衛隊との連絡担当者を務めていたアブドゥルカリーム・アフマド・ハマーダ准将を逮捕した。

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イスラエル軍戦闘機がヒムス県タドムル航空基地を複数回にわたって爆撃(2025年3月21日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がタドムル市に隣接するタドムル航空基地を複数回にわたって爆撃した。

これにより、2025年に入ってからのイスラエル軍の攻撃は32回(爆撃30回、砲撃2回)となった。

一連の攻撃で、アフマド・シャルア暫定政権の国防軍部隊の兵士5人、民間人5人、レバノン人2人の合計12人が死亡、武器弾薬貯蔵施設、指揮所、拠点、車輌など41の標的が破壊された。

県別の内訳は以下の通り:
アレッポ県1回
ダマスカス郊外県9回(民間人1人、レバノン人2人、兵士2人死亡)
スワイダー県3回
ヒムス県4回
クナイトラ県4回(民間人1人、兵士2人死亡)
ダルアー県6回(民間人3人、兵士1人死亡)
タルトゥース県1回
ダマスカス県2回

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ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、標的となったのは、タドムル市近郊の砂漠地帯のタイフール(T4)航空基地、ミサイル大隊基地、武器弾薬庫、タドムル航空基地の管制塔で、アフマド・シャルア暫定政権の国防省部隊の兵士2人がタドムル航空基地で負傷した。

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シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア暫定政権の国防省部隊の第118旅団に所属する砂漠師団の兵士12人が負傷した。

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この爆撃に関して、イスラエル軍のアドライ報道官はXを通じて、タドムルとT4の基地に残存する戦略軍事施設を攻撃したと発表した。


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シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて、タブカ市でダーイシュのハイル州とバラカ州の司令官(アミール)の1人を務めていたラアファト・ラフムーンを逮捕(2025年3月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて、タブカ市でダーイシュ(イスラーム国)のハイル州とバラカ州の司令官(アミール)の1人を務めていたラアファト・ラフムーン(通称アブー・スハイブ・アドナニー、アブー・フサイン・クラシー)を逮捕した。

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シャルア暫定政権の内務省総合治安局の制服を来た武装グループがトルコの諜報機関の監督下にあるアレッポ県ラーイー村の収容所を襲撃し、一部収監者を脱走させる(2025年3月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア暫定政権の内務省総合治安局の制服を来た武装グループが、トルコの諜報機関の監督下にあるラーイー村の収容所を襲撃し、一部収監者を脱走させた。

収容所は、ダーイシュ(イスラーム国)、フッラース・ディーン機構、前政権関係者、麻薬密売業者などが収監されている施設。

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アレッポ県、ダイル・ザウル県で内務省当局が麻薬密売犯を逮捕(2025年3月21日)

アレッポ県では、SANAによると、内務省麻薬撲滅局がアレッポ県の治安局と協力して、麻薬密売業者1人を逮捕、カプタゴン錠剤300万錠が保管されていた倉庫を発見、これを押収した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がマヤーディーン市で麻薬密売グループのメンバー3人を逮捕した。

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SANAによると、内務省は麻薬撲滅局の隊員募集を開始した。

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内務省総合治安局がダイル・ザウル県でイラン・イスラーム革命防衛隊の傘下の有力民兵組織の司令官を逮捕:タルトゥース県、ヒムス県、ラタキア県で住民殺害相次ぐ(2025年3月21日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がマヤーディーン市で、イラン・イスラーム革命防衛隊の傘下の有力民兵組織の一つサイイダ・ザイナブ中隊の司令官だったムアイイド・アブドゥッサマド・ドゥワイヒー(ハーッジ・ジャワード)を逮捕した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、ヤフムール町で車に乗った正体不明の武装グループが若い男性2人を銃で撃ち殺害した。

シリア人権監視団によると、内務省総合治安局は、県内の自治体の首長らに対して、住民らに対する殺戮や強奪を恐れてレバノンに避難した住民に帰還を促すよう求めた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のワアル地区の病院で、ワーディー・ダハブ地区出身の住民1人の遺体の検視され、即決処刑による銃弾の痕跡が確認された。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、アイン・アルース村で正体不明の武装グループがイドリブ県出身の一家3人を殺害した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局のムハンマド・ハーニー・マルイーなる指揮官が、ジュダイダト・ヤーブース村でシーア派の儀礼を誹謗中傷し、シーア派住民を追放するなどした。

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イドリブ県では、SANAによると、イード・アル=フィトルを控えて、内務省総合治安局が住民の安全を確保するため、サルマダー市の市場に展開した。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県にあるシャルア暫定政権の内務省総合治安局の本部を初めて襲撃、隊員1人を殺害(2025年3月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが、ドゥワイル村にあるアフマド・シャルア暫定政権の内務省総合治安局の本部を襲撃、隊員1人を殺害した。

ダーイシュが内務省総合治安局を直接攻撃したのは、今回が初めて。

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シリア民主軍がアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯とシリアテル丘一帯にあるシリア国民軍の拠点複数ヵ所に潜入し、戦闘員4人を殺傷(2025年3月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がティシュリーン・ダム一帯とシリアテル丘一帯にあるシリア国民軍の拠点複数ヵ所に潜入し、激しい戦闘となった。

これにより、シリア国民軍の戦闘員1人が死亡、3人が負傷した。

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シリア人権監視団:「シリア革命」が始まって以降の14年間で656,493人の死亡を確認したとしたうえで、うち546,150人の氏名を特定したと発表(2025年3月20日)

シリア人権監視団は、2011年3月15日に「シリア革命」が始まって以降の14年間で、656,493人の死亡を確認したとしたうえで、うち546,150人の氏名を特定したと発表した。

内訳は以下の通り。

市民の死者数199,068人(男性156,605人、女性16,181人、18歳未満の子ども26,282人)
旧体制の治安当局の収容施設での拷問による死者78,273人
旧体制の砲撃、銃撃による死者52,909人
旧体制の航空攻撃による死者26,440人
ロシア軍の爆撃による死者8,808人
ロシア軍か旧体制によるものか確認できない航空攻撃による死者2,504人
反体制諸派による殺害2,459人
ジハード主義者による殺害927人
死因不明3,023人
即決処刑2,284人
拳銃や刃物での襲撃による死者3,991人
禁止兵器による死者1,028人
生活状況の悪化による死者994人
爆発による死者5,614人
米主導の有志連合による殺害112人
トルコ軍による殺害1,155人
ヨルダン国境警備隊による殺害9人
ダーイシュ(イスラーム国)による殺害4,935人
シリア民主軍およびクルド人部隊による殺害516人
その他298人
アフマド・シャルア暫定政権国防省部隊の収容施設での拷問による死亡21人
暫定政権国防省部隊の銃弾による死者89人

非民間人の死者数34,7082人
旧体制軍93,612人
親旧体制・イラン・ロシア民兵のシリア人68,385人
レバノンのヒズブッラー1,830人
親イラン・ロシア民兵の外国人8,986人
武装諸派、イスラーム主義諸派81,489人
旧体制軍からの離反者3,596人
シリア民主軍11,768人
クルド人部隊3,275人
ダーイシュ4,1459人
ジハード主義組織28,463人
トルコ人269人
親ロシアの外国人傭兵273人
身元不明3,082人
旧体制軍の元軍関係者19人
親旧体制の戦闘員262人
暫定政権国防省部隊314人

なお、上記の主計には、旧体制の拘置施設や刑務所で拷問を受けて死亡したとされる26,000人以上、クルディスタン労働者党(PKK)の戦闘員3,200人以上は含まれていない。

また、レバノンのヒズブッラーの戦闘員についても、正確な記録を得ることはできていない。

このほか、民間人や戦闘員3,200人以上がダーイシュの拘置施設で行方不明になっているこか、反体制派諸派、イスラーム主義諸派、ダーイシュ、シャーム解放機構によって1,800人以上が拘束されたままだという。

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シリア人権監視団:タルトゥース県とラタキア県で17日以降、民間人57人が殺害されていたことを新たに確認、沿岸部での虐殺による死者数は1,614人に(2025年3月20日)

シリア人権監視団は、タルトゥース県とラタキア県17日以降、民間人57人が殺害されていたことを新たに確認したと発表した。

新たに確認された虐殺などでの犠牲者の内訳は以下の通り:

タルトゥース県16人
バーニヤース市2人
アルズーナ村7人
バスラムーン村7人

ラタキア県41人
シャラーシール村3人
シャルファーティーヤ村38人

これにより、3月6日以降に沿岸地域で確認された虐殺の件数は62件となり、殺害された民間人の数は1,614人となった。

県別の内訳は以下の通り:
ラタキア県785人
タルトゥース県473人
ハマー県262人
ヒムス県13人

日にち・県別の内訳は以下の通り:

3月6日:1人
ヒムス県1人

3月7日:160人
タルトゥース県62人
ラタキア県98人

3月8日:366人
ラタキア県227人
タルトゥース県55人
ハマー県79人
ヒムス県5人

3月9日:303人
タルトゥース県103人
ラタキア県194人
ハマー県6人

3月10日:263人
ラタキア県79人
タルトゥース県92人
ハマー県86人
ヒムス県6人

3月11日:132人
タルトゥース県72人
ラタキア県60人

3月12日:158人
タルトゥース県49人
ラタキア県25人
ハマー県84人

3月13日:93人
タルトゥース県33人
ラタキア県52人
ハマー県7人
ヒムス県1人

3月14日:24人
タルトゥース県14人
ラタキア県10人

3月15~16日
ラタキア県50人
タルトゥース県7人

3月17~20日
ラタキア県41人
タルトゥース県16人

犠牲者のなかには、アラウィー派以外の宗派の信者も含まれている。

なお、民間人の他にも国防省部隊の兵士と内務省総合治安局の隊員273人、「旧体制の残党」の戦闘員259人が死亡しており、民間人の死者と合わせた死者総数は2,146人となっている。

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ヒムス市イッディハール地区で一家4人が自宅で武装グループの襲撃を受けて殺害され、アラウィー派住民複数世帯が避難(2025年3月20日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市のイッディハール地区で、一家4人が自宅で武装グループの襲撃を受けて殺害された。

シリア人権監視団によると、イッディハール地区で暮らすアラウィー派住民ら複数世帯がより安全な場所への避難した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ムジャーワダ村のシャンマル・モスクで礼拝を済ませた住民らがオートバイに乗った覆面姿の武装グループで発砲を受け、2人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、国防省部隊の車輌3台が、サラミーヤ市近郊のシャイフ・アリー・カースーン村のを強襲し、裁判官1人とその子ども3人を逮捕、連行した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マーリア市でバアス党ダルアー支部の職員1人が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

また、ムラースィルーン(Syrian Reporters)が治安筋の話として伝えたところによると、ブスル・ハリール市近郊の無人地帯で、アブー・ザアタルを名乗る人物から地対地、地対空ミサイルを受け取ろうとしていたR.N.とM.M.の2人を当局が逮捕した。

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アレッポ県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、アレッポ市ハーリディーヤ地区の区長が何者かによって事務所で殺害された。

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イスラエル軍がヒムス県南東部の旧シリア軍の拠点を爆撃(2025年3月19日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊がイッシャ村西からラフィーダ村方面から、ハイラーン村、アスバフ村を経由して、マヒール丘一帯に侵攻、ハイラーン村の検問所を掌握した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊はナースィリーヤ村一帯に設置されている二個連隊(アブー・ズィヤーブ連隊、コブラ連隊)基地から車輌50輌からなる部隊を撤退させた。

撤退に先だって、イスラエル軍部隊は両基地を破壊していた。

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ヒムス県では、SANAによると、イスラエル軍が県南東部のシンシャール村一帯とシャムスィーン村一帯を爆撃した。

ロイター通信によると、攻撃は、旧シリア軍の拠点複数ヵ所を標的として行われた。

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SANAによると、ムスリム世界連盟、オマーン政府、ヨルダン政府、クウェート国連大使、エジプト政府がイスれる軍の爆撃を非難した。



21日にはクウェートも、攻撃を非難する声明を出した。

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ヒムス県レバノン国境に近いフーシュ・サイイド・アリー村で男性1人がレバノンのヒズブッラーを支持するグループに銃で撃たれて死亡(2025年3月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、レバノン国境に近いフーシュ・サイイド・アリー村で、ハサカ県タッル・タムル町近郊のアッブーシュ村の男性1人がレバノンのヒズブッラーを支持するグループに銃で撃たれて死亡した。

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SANAによると、国防軍部隊(新シリア軍)の第52師団第1旅団のアブドゥルムンイム・ダーヒル大佐が、シリア、レバノン両国の国防省の連絡と調整により、民間人を帰還させるため、両軍をフーシュ・サイイド・アリー村から撤退させることで合意したと発表した。

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レバノン軍は声明を出し、国境地域の治安を確保し、安定を維持するためのパトロールを実施していると発表した。

また、別の声明で、ベカーア県ヘルメル郡、バアルベック郡の違法な国境通行所を閉鎖したと発表した。

また、ナハール・ネットによると、レバノンのジョゼフ・アウン大統領は、レバノン軍のルドルフ・ハイカル司令官と電話会談を行い、ベカーア県の国境地帯での戦闘を停止させ、停戦を強化するよう指示した。

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アレッポ県、ヒムス県、ハマー県、ダマスカス県、ダイル・ザウル県で住民を狙った犯罪相次ぐ(2025年3月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アウン・ダーダート村で若い男性1人が遺体で発見さrた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市マシュラファ地区で、何者かによって刃物で刺されて死亡した女性1人が遺体で発見された。

また、シリア人権監視団によると、ヒムス市ダイル・バアルバ地区のアリー・ブン・アビー・ターリブ・モスク近くで集団墓地が新たに発見された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カフラーア山近くで、何者かによって撃たれて死亡した住民1人が遺体で発見された。

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一方、SANAによると、ミスヤーフ警察が盗難車5台を押収し、持ち主に返還した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、キスワ市で、内務省総合治安局の部隊と前政権支持者が撃ち合いとなり、住民1人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャアファ村で住民1人が正体不明の武装グループによって撃たれて死亡した。

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シリア民主軍がアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯でシリア国民軍と激しく交戦、戦闘員4人を殺害(2025年3月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がティシュリーン・ダム一帯を三方面から攻撃、シリア国民軍と激しく交戦、この戦闘でシリア国民軍の戦闘員4人が死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、アブー・ファース村に至る街道で、男性1人が正体不明の武装グループの発砲を受けて死亡した。

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米主導の有志連合とシリア民主軍がラッカ県で合同治安作戦を実施し、ダーイシュに所属していると見られる指名手配者複数人を逮捕(2025年3月19日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合とシリア民主軍がサルハビーヤ村で合同治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)に所属していると見られる指名手配者複数人を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍の軍用車輛1輌が、ジャルズィー村でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが仕掛けた即席爆弾による攻撃を受け、兵士2人が負傷した。

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国連のシリアに関する独立国際調査委員会ピネイロ委員長は沿岸地域での暴力と攻撃に懸念を表明(2025年3月19日)

国連のシリアに関する独立国際調査委員会(Independent International Commission of Inquiry:COI)のパウロ・ピネイロ委員長は国連人権会議(第58回)に出席し、アサド政権崩壊後初となる声明を発表した。

声明では、12月以降に前政権の刑務所の視察、失踪者の家族との面談、経済・人道状況の視察を行ったとしたうえで、ラタキア県やタルトゥース県で暴力と攻撃が続いていることに懸念を表明した。

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イスラエル軍地上部隊がダルアー県マアリーヤ村に新たに侵攻、ヒムス県東ジャディーダ村のミサイル大隊基地を爆撃(2025年3月18日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が、マアリーヤ村に新たに侵攻した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機がヒムス市近郊の東ジャディーダ村にある旧シリア軍ミサイル大隊基地を爆撃した。

これにより、2025年に入ってからのイスラエル軍の攻撃は31回(爆撃29回、砲撃2回)となった。

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ナハール・ネットによると、イスラエル軍は夜間、
ベカーア県西ベカーア郡、ナバティーヤ県ダイル・ミーマース村一帯を3回にわたって爆撃した。

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ヒムス県西部のレバノン国境での戦闘続く:レバノン保健省によると一連の戦闘でこれまでに少なくとも7人が死亡、52人が負傷し(2025年3月18日)

ヒムス県では、SANAによると、ベカーア県のカスル村に集結しているレバノンのヒズブッラーの民兵が、ズィーター村、ミスリーヤ村を迫撃砲や重機関銃で攻撃した。

ナハール・ネットによると、レバノン保健省は、一連の戦闘で少なくとも7人が死亡、52人が負傷したと発表した。

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沿岸部での暫定政権の国防軍部隊、内務省総合治安局と「旧体制の残党」戦闘や、アラウィー派住民などに対する虐殺や略奪を避けるため、12,798人のシリア人がレバノン北部の23町村に避難(2025年3月18日)

『アフバール』などは、レバノンのアッカール県災害危機管理室からの情報として伝えたところによると、シリア沿岸部での暫定政権の国防軍部隊、内務省総合治安局と「旧体制の残党」戦闘や、アラウィー派住民などに対する虐殺や略奪を避けるため、12,798人のシリア人がレバノン北部の23町村に避難したと伝えた。

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ダイル・ザウル県ズィーバーン町で、住民らがシリア民主軍の陣地を襲撃(2025年3月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ズィーバーン町で、シリア民主軍の兵士らが住民1人に発砲し、負傷させたのを受けて、同町のラトゥーワ地区にあるシリア民主軍の陣地が住民らの襲撃を受けた。

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シリア人権監視団:アサド政権が崩壊した2024年12月8日以降6316人が死亡、うち民間人は4711人で、1805人が宗派や旧体制との関係を理由に即決処刑される(2025年3月18日)

シリア人権監視団は、アサド政権が崩壊した2024年12月8日から3月18日で100日が経ったのに合わせて、この間の死者数の統計を発表した。

それによると、死者は6316人で、うち4711人が民間人だった。
民間人4711人のうちの4172人が男性、女性は345人、子どもは194人だった。

月別の内訳は以下の通り:
2024年12月8日~2024年12月31日:2354人、うち民間人1894人(男性1839人、女性21人、子ども34人)、非民間人460人
2025年1月:1122人、うち民間人679人(男性480人、女性146人、子ども53人)、非民間人443人
2025年2月:603人、うち民間人435人(男性347人、女性46人、子ども42人)、非民間人168人
2025年3月1日~3月16日:2237人、うち民間人1703人(男性1506人、女性132人、子ども65人)、非民間人534人

死亡したうちの1805人が、宗派や旧体制との関係を理由に即決処刑された。

即決処刑の県別の内訳は以下の通り:
2024年12月8日~2024年12月31日:141件
2025年1月:74件
2025年2月:60件
2025年3月1日~3月16日:1530件

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、「旧体制の残党」と見られる武装グループがタッルカラフ市近郊で住民1人を銃で撃ち殺害した。

シリア人権監視団によると、東ジャディーダ村では、正体不明の武装グループがエンジニア1人を銃で撃ち殺害した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団ムラースィルーンによると、ドゥーマー市のミスラーバー橋近くでタンクローリー1輌が爆発した。

爆発の原因は不明。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、10日前に何者かによって誘拐され、行方不明となっていたジャイイド村の村長が処刑され、遺体で発見された。

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ラタキア県では、SANAによると、内務省総合治安局はシリア駐留ロシア軍の司令部が設置されているフマイミーム航空基地一帯のロシア軍と国防省部隊との緩衝地帯で掃討作戦を実施し、空港の塀の近くに保管されていた大量の武器弾薬を発見、これを押収した。

また、ラタキア市では、内務省総合治安局が誘拐犯グループを摘発した。

一方、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った覆面姿のグループがジャブラ市入口付近で公共施設や私有物などに放火した。

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アレッポ県では、SANAによると、アレッポ市マイダーン地区の警察が、強盗グループを摘発、このグループがレバノン人から強奪していた金銭を持ち主に返還した。

一方、シリア人権監視団によると、ヒムス市アアザミーヤ地区で、サッカー・チームのイッティハード・クラブのサポーターの代表を務めていたアフマド・ナアサーニー氏が事務所で武装グループの襲撃を受けて殺害された。

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イスラエル軍戦闘機がダルアー県の旧シリア軍基地を爆撃し、民間人2人が死亡、19人が負傷(2025年3月17日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が、ズバイダ村に一時侵攻した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機が、ダルアー市近郊の旧シリア軍第132旅団基地を爆撃した。

これにより、イスラエル軍の攻撃は、爆撃が27回、砲撃が2回となった。

シリア人権監視団によると、この爆撃で、住民3人と暫定政権国防省部隊の兵士1人が死亡、複数が負傷した(シリア人権監視団によると、その後(19日)に死者は4人となった)。

イスラエル軍はまた、イズラア市近郊の第175連隊基地を爆撃した。

これに関して、SANAは、イスラエル軍戦闘機複数機がダルアー市周辺を狙って複数回の爆撃を行い、この爆撃で、民間人2人が死亡、19人が負傷したと伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/pfbid02cXZPToJGHKoKYKPxVNtaiiwrhrkyZPUQpbsXo9AERKJSCsVgsThK9TKsSe7LP1nAl

 

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウントを通じて以下の通り発表した。

イスラエル軍は現在、シリア南部の複数の軍事標的を攻撃しており、そのなかには司令部や、旧シリア政権に属し、再利用が試みられている武器や軍用車輌を含む軍事施設が含まれている。
シリア南部における軍事資産の存在は、イスラエル国家にとって脅威となる。イスラエル軍はシリア南部に軍事的脅威が存在することを許さず、これに対して行動を取る。

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トルコ軍がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市近郊のバルフ・ブーターン村を砲撃し、一家9人を殺害、2人を負傷させる(2025年3月17日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍が午前0時40分、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のバルフ・ブーターン村を砲撃し、一家9人が死亡、2人が負傷した。

死亡したのは、子ども7人とその父母。

シリア人権監視団によると、死者は10人(うち子供8人)

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後3時30分頃にスィッリーン町近郊のカスク村を、午後5時頃にアイン・アラブ市南のサナア村、ハッルース村、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後1時頃、タッル・タムル町近郊の変電所などを砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後2時頃、タッル・タムル町一帯を砲撃した。

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ヒムス県西部の国境地帯でレバノンの部族民兵(親ヒズブッラー)と国防省部隊の戦闘続く:国防隊部隊はレバノン領内で2人を拉致殺害、戦闘による国防隊兵士などの死者数は11人に(2025年3月17日)

シリア人権監視団によると、レバノン軍は暫定政権当局に、16日のヒムス県のシリア・レバノン国境地帯要撃で殺害された国防省部隊の兵士3人を含む4人の遺体を引き渡した。

シリア人権監視団によると、レバノンの部族民兵(親ヒズブッラー)と国防省部隊の戦闘で、国防省部隊の兵士4人が新たに死亡、また複数が負傷した。

これにより、16日以降の死者は、処刑された3人を含めて8人、負傷者は少なくとも13人となった。

シリア人権監視団によると、国防省部隊はサイイド・アリー村を制圧したものの、戦闘で兵士3人が死亡、死者総数は11人となった。

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アラビーヤ・チャンネルによると、現地を取材していた記者らが攻撃を受け、アラビーヤ・チャンネルおよびハドス・チャンネルのカメラマンルストゥム・サラーフ氏が負傷したと伝えた。

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ナハール・ネットによると、ベカーア県のファドリーヤ村で若い男性2人(M.N.M.氏とA.N.M.氏)が暫定政権の治安部隊によって自宅で拉致され、殺害された。

2人は喉を切られて死亡した。

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ヒムス県のレバノン国境地帯で16日に始まったレバノンの部族民兵(親ヒズブッラーの民兵)とシャルア暫定政権の国防省部隊による戦闘に関して、SANAは以下の通り伝えた。

県の広報総局は、ズィーター・ダム近くの国境地帯で、ヒズブッラーの民兵がカメラマンとジャーナリストを地対地ミサイル1発で攻撃し、負傷させた。

これに関して、情報省は、ヒズブッラーの民兵が報道関係者を直接狙ったことを国際法、国際慣習への違反として非難、報道関係者の保護を訴えるとともに、レバノンに加害者の処罰を呼びかけた。

ヒズブッラーの民兵は、アイン・タンヌール村の揚水施設を砲撃した。

国防省は、クサイル市西の国境地帯で掃討作戦を開始、ヒズブッラーのアジトと化したフーシュ・サイイド村を標的としたうえで、ヒズブッラー民兵の集結地や動きを標的とすると発表した。

その後、国防省部隊は、フーシュ・サイイド村からヒズブッラーの民兵を放逐し、これを完全制圧した。

また、国防省部隊は、フーシュ・サイイド村のヒズブッラーのアジト複数ヵ所で武器弾薬、麻薬を発見した。

国防省部隊は、フーシュ・サイイド村に再び進攻しようとしたヒズブッラーの民兵を迎撃した。

国防省広報局は、レバノンの国防省との間で、国境地帯での停戦と連携・協力の強化にかかる合意を交わしたと発表した。

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シリア人権監視団:15日以降、民間人57人が殺害されていたことを新たに確認したと発表、死者総数は民間人だけで1,557人に(2025年3月17日)

シリア人権監視団は、タルトゥース県とラタキア県で15日以降、民間人57人が殺害されていたことを新たに確認したと発表した。

殺害されていた民間人のほとんどはアラウィー派。

新たに確認された虐殺などでの犠牲者の内訳は以下の通り:

ラタキア県50人
ヤルティー村2人
スヌーバル村26人
アイン・アルース村18人
カブー・アワーミヤ村4人

タルトゥース県7人
タルトゥース市1人
カルトゥー村3人
マンザラ村2人
バーニヤース市1人

これにより、3月6日以降に沿岸地域で確認された虐殺の件数は54件となり、殺害された民間人の数は1,557人となった。

県別の内訳は以下の通り:
ラタキア県785人
タルトゥース県473人
ハマー県262人
ヒムス県13人

日にち・県別の内訳は以下の通り:

3月6日:1人
ヒムス県1人

3月7日:160人
タルトゥース県62人
ラタキア県98人

3月8日:366人
ラタキア県227人
タルトゥース県55人
ハマー県79人
ヒムス県5人

3月9日:303人
タルトゥース県103人
ラタキア県194人
ハマー県6人

3月10日:263人
ラタキア県79人
タルトゥース県92人
ハマー県86人
ヒムス県6人

3月11日:132人
タルトゥース県72人
ラタキア県60人

3月12日:158人
タルトゥース県49人
ラタキア県25人
ハマー県84人

3月13日:93人
タルトゥース県33人
ラタキア県52人
ハマー県7人
ヒムス県1人

3月14日:24人
タルトゥース県14人
ラタキア県10人

3月15、16日
ラタキア県50人
タルトゥース県7人

犠牲者のなかには、アラウィー派以外の宗派の信者も含まれている。

なお、民間人の他にも国防省部隊の兵士と内務省総合治安局の隊員273人、「旧体制の残党」の戦闘員259人が死亡しており、民間人の死者と合わせた死者総数は2,089人となっている。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループがアズィーズィーヤ村を強襲し、若い男性3人を殺害した。

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シリア人権監視団によると、ラタキア県とタルトゥース県では、シリアテルとMTNの電話回線が突如として不通となった。

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タルトゥース県では、SANAによると、内務省総合治安局がシャイフ・バドル市、クマイスィーヤ村、ブルンマーナト・マシャーイフ町一帯の名士との合意に従い、大量の武器弾薬の引き渡しを受けた。

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レバノンのヒズブッラーがヒムス県の国境地帯でアフマド暫定政権の国防省部隊の兵士3人を拉致、殺害:これを受け、国防省部隊は国境地帯とレバノン領内を砲撃(2025年16月16日)

SANAによると、国防省広報局は、レバノンのヒズブッラーの民兵が、ヒムス県西部のズィーター・ダム近くの国境地帯で、シリア軍(国防省部隊)の兵士3人を要撃・誘拐し、その後レバノン領内に連行して処刑したと発表、国防省がすべての必要な措置を講じると表明した。

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これに関して、シリア人権監視団によると、この戦闘で、国防省部隊の兵士3人が死亡した。

殺害されたのは、旧シャーム解放機構アリー・ビン・アブー・ターリブ旅団の兵士。

シリア人権監視団によると、事態を受けて、国防省部隊は、国境地帯の複数ヵ所を砲撃、ヒムス県ハーウィーク村方面で、レバノンのベカーア県ヘルメル郡の無人地帯で、武装した部族民兵と交戦した。

また、ムラースィルーン(Syrian Reporters)は、ヒムス県のマトリバー国境通行所(レバノン側はハムラー国境通行所)、レバノンのベカーア県カスル村方面の国境地帯で戦闘が発生したと伝えた。

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一方、NNANNAによると、ベカーア県のカスル村にある土塁近くで3体の遺体が発見され、ヘルメル国立病院に移送された。

また、NNAによると、シリア領内のクサイル市方面からカスル村に向けて砲撃が行われ、砲弾3発が着弾した。

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アサーイシュはラッカ県でのダーイシュのスリーパーセルの攻撃で負傷していた隊員1人が死亡したと発表(2025年16月16日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、ラッカ県北部でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの攻撃によって負傷していた隊員1人が死亡したと発表した。

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