ダマスカス県マズラア地区で車に仕掛けられた爆弾が爆発し53名が死亡、与野党や国内で活動する反体制組織がこれを激しく非難するなか、シリア革命反体制勢力国民連立はアサド政権の責任を糾弾(2013年2月21日)

SANA, February 21, 2013
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国内の暴力

ダマスカス県では、マズラア地区に面するサウラ通りで、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、シリア保健省が出した声明によると、この爆破テロで、子供を含む53人が死亡、235人が負傷した。

SANA, February 21, 2013
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また近くのアブドゥッラ・ブン・ズバイル私立学校、ハヤート病院が爆発の被害を受けた。

ダマスカス県のバシュル・サッバーン県知事は、ロイター通信(2月21日付)に対して、爆破テロに使用された自動車には1.5トンの爆発物が搭載されていた、と語った。

SANA, February 21, 2013
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SANA(2月21日付)によると、治安当局は爆破テロに使われた自動車を押収するとともに、この自動車を運転していた「自爆テロ犯」1人を逮捕した。

一方、シリア人権監視団によると、爆発は「バアス党支部に近いマズラア地区の軍の検問所前」で発生した。

SANA, February 21, 2013
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他方、レバノン・ディベート(2月21日付)は、パレスチナ民主解放戦線(DFLP)広報局高官の話として、ナーイフ・ハワーティム書記長がダマスカス県サウラ通りでの爆破テロに巻き込まれ、軽傷を負ったと報じた。

なお、西側の主要メディアは爆破テロが、バアス党本部との近くで起きたと報じた。

しかしテロ現場のティシュリーン16日広場に面するバアス党の施設はダマスカス支部本部で、シリア地域指導部本部はアブー・ルンマーナ地区・アッバースィーイーン広場間に位置する。

イタルタス(2月21日付)は、ロシア外交官の話として、爆発現場に面しているロシア大使館の施設の窓ガラスが割れたが、職人に負傷者は出なかった、と報じた。

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同じくダマスカス県では、サウラ通りでの爆破テロの直後、バルザ区の治安機関拠点近くで、2台の車に仕掛けられた爆弾が相次いで爆発、その後、現場で戦闘があった、とシリア人権監視団が発表した。

SANA, February 21, 2013
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さらにイフバーリーヤ(2月21日付)は、サウラ通りでの爆破テロの数時間後、ウマウィーイーン広場に近い軍武装部隊参謀本部に迫撃砲2発が打ち込まれたと報じた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月21日付)によると、ダーライヤー市、ナブク市、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、ザマルカー町、アルバイン市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(2月21日付)によると、タッル・シュガイブ村、アズィーザ市、ズィフニーヤ市、タッル・ハースィル村、ハイヤーン町、ハーン・アサル市、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、ジャズマーティー地区、シャッアール地区、カラム・マイサル地区、旧市街などで、軍が反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月21日付)によると、アームード村、ジャミーリーヤ市、ジャーヌーディーヤ町、アイン・ティーナ村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またイドリブ県の地の団体、和解委員会、当局の努力により、2月14日に反体制武装勢力が誘拐していた旅客バス乗客47人が無事釈放された。

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ヒムス県では、SANA(2月21日付)によると、タルビーサ市、カフルラーハー市、ラスタン市、ハイダリーヤ村、シューマリーヤ市、カマーム市、ガントゥー市、タッルダハブ市、ハウラ地方などで、軍が反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またレバノン領からのタッルカラフ市郊外への潜入を試みた反体制武装勢力を軍が撃退した。

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ハマー県では、SANA(2月21日付)によると、ハマー市の水利プロジェクト公社を反体制武装勢力が襲撃、器物を破壊、略奪を行った。

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ダルアー県では、今週に入ってダルアー市への侵攻を開始した南部統一旅団を名のる反体制武装勢力の司令官が、同市が少なくとも5度にわたって軍の空爆を受けたと発表した。

アブドゥッラー・ムサッラマを名のる活動家によると、この空爆は、反体制武装勢力がダルアー市の一部の解放を発表したことを受けた動きだという。

またシリア人権監視団は、ダルアー市のザイゥーン・ダム街道地区と避難民キャンプの間に位置する「野戦病院」が軍の空爆を受け、18人が死亡したと発表した。

国内の動き

シリア外務在外居住者省は、国連安保理議長と事務総長宛てに書簡を送り、ダマスカス県サウラ通りでの爆破テロをはじめとするシリア国内での一連のテロに関して、アル=カーイダと関係のある武装テロ集団の犯行だと指弾、またこれらのテロ集団による域内諸国の武器・兵站、政治、情報面での支援が国際法に反していると批判した。

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人民議会はダマスカス県サウラ通りでの爆破テロに対する非難声明を採択した。

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シリアの与野党、および国内で活動する反体制組織・非公認組織などが、ダマスカス県サウラ通りでの爆破テロへの非難声明を次々と発表した。

非難声明を発表した主な政党、組織は以下の通り。

1. 進歩国民戦線加盟政党(与党)
アラブ社会主義バアス党シリア地域指導部(進歩国民戦線)
シリア民族社会党マハーイリー派
シリア共産党ファイサル派
シリア共産党ニムル派
アラブ社会主義連合党
アラブ社会主義者運動

2. 変革解放人民戦線(与党)
人民意思党
シリア民族社会党シャーム派(インティファーダ派)

3. 野党
民主前衛党
国民青年公正成長党
人民党

4. 反体制組織・非公認組織
シリア救済国民潮流
シリアクルド人国民イニシアチブ
シリア人権監視ネットワーク

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クルディーヤ・ニュース(2月21日付)は、クルド最高委員会アフマド・ハーッジなどの話しとして、ラッカ県の対トルコ国境の町タッル・アブヤドで、クルド民族主義勢力と自由シリア軍の緊張が緩和し、共存が実現しつつあると報じた。

ハーッジによると、国境の検問所は自由シリア軍が管理する一方、クルド人、アラブ人、トルクメン人、キリスト教徒住民からなる地元評議会が自治を行っているという。

反体制勢力の動き

自由シリア軍参謀委員会は声明を出し、ヒムス県クサイル市郊外で「ヒズブッラーの戦闘員」の車列を迫撃砲で攻撃、またレバノン領内(ベカーア県バアルベック郡フーシュ・サイイド・アリー地方)のヒズブッラーの拠点を砲撃した、と発表した。

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また、ファールーク大隊参謀長を名乗るターリブ・ダーイフもレバノンの声ラジオに対して、ヒズブッラーの拠点2カ所を砲撃したと述べた。

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しかしスカイ・ニュース(2月21日付)は、自由シリア軍の複数の消息筋がヒズブッラーの拠点への砲撃を否定したと報じた。

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自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長は声明を出し、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長を「犯罪者」、「シャッビーハの指導者」と非難した。

イドリース参謀長はまた「我々はお前にどうやって近づくかを知っている。お前の時代は実質的に終わっている…。我らが国民に攻撃する者は、誰であっても大きな代償を払うことになろう」と脅迫した。

しかしイドリース参謀長は、イスラエル軍によるダマスカス郊外県ジャムラーヤーへの越境空爆に際しては、こうした報復予告は行っていない。

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カイロに本部を持つシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、「一連の醜い爆破…の第一の責任者は、アサドのテロ体制にある」と非難、実行犯への追及を避けた。

声明では「7万人以上のシリア人が命を失ったことは、アサド体制が域内最大のテロ集団であることを明確に示している」と強調、自らが支援するヌスラ戦線などによるテロ行為については一切批判しなかった。

しかしその後、シリア革命反体制勢力国民連立はフェイスブック(2月21日付)で別の声明を出し、「ダマスカスを狙った爆破テロを強く非難する」と発表し、遺族に哀悼の意を示した。

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シリア革命反体制勢力国民連立はカイロで総合委員会月例会合を開催した。

会合は22日まで行われる予定で、アフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による対話イニシアチブなどが審議された。

フェイスブック(2月21日付)で公開された声明によると、国民連立は会合で、「シリアでの流血の責任があるバッシャール・アサド、軍治安機関幹部の退任を要求」することを確認した。

またメンバーの一人によると、ハティーブ議長の対話イニシアチブに期限を設定することが確認されたという。

諸外国の動き

ロシア外務省のアレクサンドル・ルカシェビィッチ報道官はインターネットを通じて声明を出し、ダマスカス県サウラ通りでの爆破テロを強く非難、「すべての国と当事者に、過激派・急進派への影響力を行使し、彼らに圧力をかけ、こうしたテロ行為を即時に停止するよう求めることを呼びかける」と発表した。

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ロシア外務省のゲンナージー・ガティロフ外務次官は、2月19日に公表された国連国際調査委員会によるシリアでの人権侵害に関する報告書に関して、「明確なバイアス」が見られ、「一方的な制裁を解除すべきだと提言しないまま、シリア問題を国際刑事裁判所に付託するよう呼びかけている」と批判した。

RT(2月21日付)が伝えた。

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イラン外務省は声明を出し、ダマスカス県サウラ通りでの爆破テロについて、「シリアの敵は、テロ活動を通じて、政治改革を阻害し、治安と安定を揺るがそうとしている」と非難した。

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吴泽献駐レバノン中国大使は、滞在先のサイダー町で、ダマスカス県サウラ通りでの爆破テロを批判した。

AFP, February 21, 2013、Akhbar al-Sharq, February 21, 2013、al-Hayat, February 22, 2013、Kull-na Shuraka’, February 21, 2013、al-Kurdiya News,
February 21, 2013、Lebanon Debate, February 21, 2013、Naharnet, February
21, 2013、Reuters, February 21, 2013、SANA, February 21, 2013、Sky News, February
21, 2013などをもとに作成。

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イスラーム旅団の創設者の一人がシリア軍の攻撃を受け負傷、自由シリア軍参謀委員会がヒズブッラーの「シリア国内での活動」を受けレバノン領内への越境攻撃を示唆(2013年2月20日)

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、「ダマスカス中心部で早朝、反体制武装勢力の統一司令部本部が攻撃を受け、イスラーム旅団創設者の一人、シャイフ・ザフラーン・アッルーシュが負傷した。

『ハヤート』(2月21日付)などが、反体制活動家の話として報じた。

SANA, February 20, 2013
SANA, February 20, 2013

アッルーシュの甥のイスラーム・アッルーシュは「シャイフの容態は公表できない」と述べ、詳細については明らかにしていないが、複数の活動家によると、ドゥーマー市近郊で攻撃を受けたという。

また攻撃には、スカッド・ミサイルが投入されたという。

イスラーム旅団の指導者の一人は、「シャイフ・アッルーシュが殺害されたら大きな損失だ。イスラーム旅団は現地で最強であり、シャイフ・アッルーシュはその力の背後に知性を備えている」と述べた。

一方、Elaph.com(2月20日付)によると、ハムーリーヤ市を軍が空爆し、20人が死亡した(シリア人権監視団によると、死者数は9人)。

この空爆に関連して、フェイスブック(2月20日付)では、戦闘機が炎を上げながら飛行する映像が「自由シリア軍が戦闘機を撃墜した映像」としてアップされた(http://www.youtube.com/watch?v=TlPrChRp1o4&feature=player_embedded)。

他方、SANA(2月20日付)によると、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、リーハーン農場郊外、カフルバトナー町、シャイフーニーヤ村、ダーライヤー市、アルバイン市、ザマルカー町、ナブク市、ズィヤービーヤ町などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、バラームカ地区のティシュリーン・スポーツ・シティーに迫撃砲2発が着弾し、ヒムス県のサッカー・チーム「ワスバ」のユースフ・スライマーン選手が死亡、複数が負傷した。

各紙が報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ナイラブ航空基地、クワイリス航空基地の周辺で、軍と反体制武装勢力が交戦した。

一方、SANA(2月20日付)によると、ナイラブ村周辺、タッル・シュガイブ村、タッル・ハースィル村、アズィーザ市、クシャイシュ市、フライターン市、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、カラム・マイサル地区、ハイダリーヤ地区、シャイフ・ルトフィー地区、スッカリー地区、シャイフ・サイード地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アナトリア通信(2月20日付)は、レバノンの信頼できる複数の消息筋の話として、シャームの民のヌスラ戦線が、ヒムス県クサイル市郊外の対レバノン国境のザイター村をパトロール中のヒズブッラー・メンバー8人を襲撃し、3人を殺害したと報じた。

一方、SANA(2月20日付)によると、タッルカラフ市郊外の対レバノン国境地帯で、国境警備隊がレバノン領からの潜入を試みる武装集団を撃退した。

またヒムス市ワアル地区、東ブワイダ市、ラスタン市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月20日付)によると、シュグル市、バシーリーヤ市、ディーター市、マアッラトミスリーン市、ナイラブ村、アブー・ズフール市南部などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月20日付)によると、ラターミナ町、サイジャル村、ムハルダ市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(2月20日付)によると、ダルアー市、ジャースィム市、ブスラー・シャーム市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ハサカ市にあるシリア正教文化協会本部に治安機関が突入し、メンバー2人を逮捕した、とクッルナー・シュラカー(2月20日付)が報じた。

同報道によると、協会は避難民への支援活動を行っていたという。

一方、クルディーヤ・ニュース(2月20日付)は、タッル・ハミース市の複数の消息筋の話として、自由シリア軍が同市を制圧したとの一部情報を否定した。

シリア政府の動き

ワーイル・ハルキー首相は、燃料不足に対処するための委員会を各地に設置する政令を発した。

SANA(2月20日付)が報じた。

反体制勢力の動き

トルコで活動するジャズィーラ・ユーフラテス解放戦線が声明を出し、17日に発表された民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍(ハサカ革命軍事評議会)のラアス・アイン市での停戦合意を「承認しない」と発表した。

同戦線は、この停戦合意が「被害者と屠殺人、シャッビーハと革命家を同一視し、離反した傭兵を革命家とみなしている」と批判した。

ジャズィーラ・ユーフラテス解放戦線はまた別の声明を発表し、2月22日に国内で大会を開き、ナウワーフ・ラーギブ・バシール(シリア革命反体制勢力国民連立メンバ-)の後任としてリヤード・ハフルを代表に選出する、と発表した。

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シリア民主フォーラム代表のミシェル・キールーはAFP(2月20日付)に対して、ラアス・アイン市を侵攻していた「自由シリア軍は、(シャームの民の)ヌスラ戦線以外のすべての武装勢力を代表して(民主統一党との)停戦合意に署名した」と述べた。

キールーによると、ヌスラ戦線はそもそもラアス・アイン市の侵攻に参加していなかったが、停戦協議には参加し、停戦に同意している、という。

またシャーム外国人大隊も、この停戦合意を支持している、と付言した。

なお『ハヤート』(2月21日付)によると、停戦交渉には、自由シリア軍のハサン・アブドゥッラー大佐、シャームの民のヌスラ戦線のファフド・ジャーイド、民主統一党人民防衛隊のジュワーン・イブラーヒーム、シリア・クルド国民評議会のムハンマド・サーリフ・アティーヤ、そしてクルド最高委員会の代表が参加していたという。

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「ハーヴィダール」を名乗るクルド人活動家は、シリア革命反体制勢力国民連立が反体制武装勢力にラアス・アイン市での停戦合意を遵守させることをクルド民族主義政党が望んでいる、と述べた。『ハヤート』(2月21日付)が報じた。

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マスウード・アックーを名乗るクルド人活動家は、「シャーム外国人大隊は、クルド人すべてが体制を支持しており、満足行くようなイスラーム主義者でないとみなしている」と述べ、ラアス・アイン市での停戦合意の遵守を疑問視した。

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自由シリア軍参謀委員会(トルコが拠点)のサリーム・イドリース参謀長は、AFP(2月20日付)に対して、「我々は、ヒズブッラーがレバノンの主権をもてあそび、シリア領内と自由シリア軍に砲撃することを受け入れられない」と非難した。

また「最後通告を発し次第、我々は発射地点への反撃を始めるだろう」と述べ、レバノン領内への越境砲撃を示唆した。

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Zamān al-Wasl, February 20, 2013
Zaman al-Wasl, February 20, 2013

ザマーン・ワスル(2月20日付)は、現地の自由シリア軍の複数消息筋の話として、反体制武装勢力が地対地ロケット「ファドル1」、「ファドル2」、「ファドル3」を開発したと報じ、その写真を公開した。

同報道によると、これらのロケットは、100~300平方メートルの破壊力がある、という。

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トルコで活動する在外活動家のラドワーン・ズィヤーダは、フェイスブック(2月20日付)で、ダマスカス郊外県アドラー市の軍が「部隊ごと」離反したと吹聴した。

レバノンの動き

NNA(2月20日付)は、レバノンの軍事裁判所イマード・ザイン判事が、自由シリア軍への武器供与や負傷者の輸送を行っていたとされるS.M.容疑者(ベカーア県バアルベック郡カーア地方出身)に逮捕状を発行したと報じた。

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NNA(2月21日付)は、シリア領内で発射された地対空ミサイルSAM-17のテイル部分が、ベカーア県ラーシャイヤー郡ダイル・アシャーイル市郊外に着弾した、と報じた。

諸外国の動き

エジプト、レバノン、クウェート、イラク各国外相とアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長がロシアを訪問し、モスクワでセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談し、シリア危機などへの対応を協議した。

会談後の共同記者会見、ラブロフ外務大臣は、ジュネーブ合意に沿った早急な停戦と対話開始の必要を確認したと述べた。

ラブロフ外務大臣は「各国外相が(ジュネーブ合意の)文言を会談で読み直し、各国の立場の違いはなかった」と述べた。

また「武力行使を通じてシリアの紛争を正常化しようとすれば、国の破壊をもたらすだろう」と警鐘を鳴らした。

しかし、『ハヤート』(2月21日付)によると、危機解決に向けた政治対話におけるアサド大統領の役割をめぐって意見の一致は見なかった。

すなわち、アラビー事務総長は副大統領への大統領権限の移譲を呼びかけたのに対し、ロシアは、対話を阻害する前提条件を課すべきでないと反対した、という。

一方、レバノンのアドナーン・マンスール外務大臣は、セルゲイ・ラブロフ外務大臣ら高官との会談で、「シリアへの外国の浸透は、危機を深刻化させ、際限ないものとする」と警鐘をならした。

また「シリアへの武装勢力への武器・資金供与に常に警告を発してきた」としたうえで、こうした介入が「地域の文化や歴史と無縁の武装勢力の台頭、過激化を招く」と強調した。

ナハールネット(2月20日付)などが報じた。

AFP, February 20, 2013、Akhbar al-Sharq, February 20, 2013、al-Hayat, February 21, 2013、Kull-na Shuraka’, February 20, 2013、al-Kurdiya News,
February 20, 2013、Naharnet, February 20, 2013、NNA, February 20, 2013、Reuters,
February 20, 2013、SANA, February 20, 2013、Zaman al-Wasl, February 20, 2013などをもとに作成。

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アレッポ市バドルー山地区にシリア軍の「スカッド」が着弾し50名が死亡、「自由シリア軍司令部」を名乗る組織がレバノン国民に対しヒズブッラーの「砲撃」を48時間以内に停止させるよう呼びかけ(2013年2月19日)

国内の暴力

アレッポ県では、反体制活動家らが、アレッポ市バドルー山地区にシリア軍の「スカッド」が着弾したと発表した。

『ハヤート』(2月20日付)などによると、これにより住宅10棟が倒壊、約50人が死亡した。

al-Hayat, February 20, 2013
al-Hayat, February 20, 2013

同地区は反体制武装勢力が数ヶ月前から占拠しているが、アブー・ムジャーヒドを名乗る活動家(SNNのメンバー)によると、「戦略的に重要ではない」という。

活動家らによると、シリア軍はアレッポ県、ダイル・ザウル県の反体制武装勢力制圧地域に対する「スカッド」での攻撃を強化しているのだという。

一方、SANA(2月19日付)によると、ナイラブ村、ドゥワイリーナ市、タッル・ハースィル村、アッサーン村、ムスリミーヤ村、ヒルバ市、カフルナーハー村、アウラム・クブラー市などで、軍が反体制武装勢力への攻撃を続け、戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、カラム・トゥラーブ地区、ナッカーリーン・バーブ街道回廊地区、カラム・ジャズマーティー地区、マアーディー地区、マサーキン・ハナーヌー地区などで、軍が反体制武装勢力への攻撃を続け、戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(2月19日付)によると、ダマスカス小児病院とムワーサー病院の近くに迫撃砲2発が着弾した。

迫撃砲は、ティシュリーン宮殿の南側の壁に向かって、発射され、病院の近くに着弾、一部に物的損害が生じたが、死傷者は出なかった、という。

ティシュリーン宮殿は、マッザ区とムハージリーン区の間に位置し、外国の要人を出迎える迎賓館として使用されている。

なおダマスカス県には、ティシュリーン宮殿のほか、人民宮殿(ダマスカス県西部の山頂)、ラウダ宮殿(大統領執務室)がある。

このテロに関して、ダマスカスおよび同郊外軍事評議会広報局はフェイスブック(2月19日付)で声明を出し、「ティシュリーン宮殿に迫撃砲を発射し、負傷者が出たことを確認した」と発表した。

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クッルナー・シュラカー(2月19日付)は、ハサカ県で自由シリア軍とシリア軍が捕虜交換を行ったと報じた。

同報道によると、自由シリア軍はタッル・ブラーク町制圧時に捕捉したシリア軍の大尉と曹長を釈放、これに対してシリア軍は自由シリア軍の戦闘員3人を釈放した、という。

戦闘員3人は、ラアス・アイン市の自由シリア軍ジャズィーラ自由人大隊本部に帰還した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月19日付)によると、ダーライヤー市、バービッラー市、アルバイン市、ザマルカー町などで、軍が反体制武装勢力への攻撃を続け、イスラーム旅団メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジュダイダト・ファドル町では、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、複数の市民が死傷した。

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ヒムス県では、SANA(2月19日付)によると、シャムスィーン地方、タッルカラフ地方(対レバノン国境)などで、軍が反体制武装勢力への攻撃を続け、戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月19日付)によると、サラーキブ市・アブー・ズフール市間街道、カフルハーヤー村などで、軍が反体制武装勢力への攻撃を続け、戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(2月19日付)によると、ザイズーン・ダム街道の検問所を襲撃しようとした反体制武装勢力を軍が撃退し、複数の戦闘員を殺傷した。

シリア政府の動き

カドリー・ジャミール経済問題担当副首相兼国内通商消費者保護大臣は、人民議会で「経済封鎖によって人は死なないと誰が言ったのか?封鎖によって餓死、凍死、病死したシリア人の数をまだ算出してはいない…。我々は不当な封鎖を科し、数千というシリア人の命を奪った世界の高官らを制裁する…ことを求めるだろう」と述べた。

Kull-na Shuraka', February 19, 2013
Kull-na Shuraka’, February 19, 2013

反体制勢力の動き

「自由シリア軍司令部」を名乗る組織が声明を出し、レバノン国民、とりわけベカーア県ヘルメル郡住民に対して、シリア国内でのヒズブッラーによる「砲撃」を48時間以内に停止させるよう呼びかけ、「砲撃」停止が実現しない場合、報復を行うと脅迫した。

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自由シリア軍国内合同司令部のファフド・ミスリー報道官は「レバノンの声」ラジオ(2月19日付)で、「自由シリア軍司令部」なる集団が発表した声明と自由シリア軍国内合同司令部は無関係だと述べた。

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『シャルク・アウサト』(2月19日付)は、ムハンマド・ヤフヤー・ビータール空軍准将が離反した空軍パイロットらと「第1空軍師団」を結成し、自由シリア軍の「要請のもとあらゆる任務を遂行する準備がある」と発表したと報じた。

同報道によると、「第1空軍師団」は10機の戦闘機を保有するというが、真偽は定かでない。

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アサド政権を離反したマナーフ・トゥラース准将(共和国護衛隊第105旅団司令官)が、DPA(2月19日付)のインタビューに応じ、ファールーク・シャルア副大統領に関して「彼の手は直接血で汚されていないと信じている…。彼は今後の政権移行において役割を果たすことができる」と述べた。

トゥラース准将はまた「彼(シャルア副大統領)を完全に中立だとは思わないが、それなりにコンセンサスを得ている人物であり、政権は必要とあらば、彼をカードとして利用することもあれば、中道的との理由で遠ざけたこともある」と付言した。

アサド大統領については、政権内で「孤立しており…、彼の周りで何が起きているかを評価する能力をもはや持っていない」と断じた。

一方、反体制勢力に関しては、ほとんどの勢力と連絡を取り合い、良好な関係を築いているとしつつ、「狭量な者たちが…地位や分け前に思いをめぐらせ、自分たちの利益だけを追求している」と非難した。

そのうえで、自身が「危機から脱却し、国民の痛みを軽減するための行程表を付く出すことを支援する役割を担っていると述べた。

また国際社会に対しては、「穏健と中庸のシナリオを支持し…混乱や過激化」を回避するよう求めた。

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Orient News(2月19日付)は、シリア・ムスリム同胞団が機関紙『アフド』を復刊し、「解放区」での配布を開始した、と報じた。

諸外国の動き

国連バレリー・アモス人道問題担当事務次長はジュネーブで、シリア政府がトルコ国境からの人道支援の受け入れを拒否したと発表した。

アモス事務次長は「シリア北部に我々が限定的にしか行けないことは大いに問題だ。シリア政府に何度も(対トルコ)国境からの越境を求めた。もっとも最近では一昨日も要請したが、返事は変わらず、拒否された」と述べた。

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国連人権問題調整事務所(OCHA)は、400万人以上のシリア人が支援を必要としていると発表した。

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WHOは、ダイル・ザウル県内の反体制武装勢力制圧地域で約2,500人が腸チフスに感染していると発表した。

ユーフラテス川の汚染水を飲んだことが原因だという。

ロイター通信(2月19日付)が報じた。

AFP, February 19, 2013、Akhbar al-Sharq, February 19, 2013、DPA, February 19, 2013、al-Hayat, February 20, 2013、Kull-na Shuraka’, February 19, 2013、al-Kurdiya News,
February 19, 2013、Naharnet, February 19, 2013、Orient News, February 19,
2013、Reuters, February 19, 2013、SANA, February 19, 2013、al-Sharq al-Awsat, February 19, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装勢力がアレッポ国際空港街道の検問所を占拠するなか、アリー駐レバノン・シリア大使はヒズブッラーがシリア国内で支援を行っているとの噂を否定(2013年2月18日)

シリア政府の動き

アリー・アブドゥルカリーム・アリー駐レバノン・シリア大使は、アドナーン・マンスール外務大臣と会談した。

会談後、記者団に対して、アリー大使は、ヒムス県クサイル地方での16日のレバノン人と反体制武装勢力の戦闘に関して、「レバノンのレジスタンス(ヒズブッラー)がシリア国内で支援を行っていると一部の人々が広めようとしているが、こうした噂は常に繰り返されてきたことだ」と述べた。

また「シリア、レバノン両国の国籍を持つ人々がおり、シリア領内のレバノン人は、攻撃に曝された場合、武装集団に対抗する」と付言した。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ国際空港街道の検問所1カ所を反体制武装勢力が占拠した。

SANA, February 18, 2013
SANA, February 18, 2013

またクワイリス航空基地、マンナグ航空基地周辺で、軍と反体制武装勢力が交戦した。

アレッポ市内でも旧市街、シャイフ・サイード地区など反体制武装勢力が占拠する地区で、断続的に戦闘があった。

一方、SANA(2月18日付)によると、タッル・シュガイブ村、アズィーザ市、ザハビーヤ村、タッル・ハースィル村、ジスル・アッサーン村、サフィーラ市などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、アレッポ旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、カルム・マイサル地区、カラム・トゥラーブ地区、ダウワール・ハーウーズ、カラム・ジャズマーティー地区などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヒルバト・ガザーラ町近くの国際幹線道路で爆発があり、軍の兵士4人が殺害された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、17日夜から反体制武装勢力が占拠するダイル・ザウル市内の検問所で激しい戦闘が続き、戦闘員10人と軍兵士26人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ナブク市南部の検問所を反体制武装勢力が襲撃し、兵士8人が殺害された。

またダーライヤー市などに対して軍が空爆・砲撃を続けた。

一方、SANA(2月18日付)によると、ダーライヤー市、ズィヤービーヤ町などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、ヒッティーン旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月18日付)によると、アービル村、タッルドゥー市、カフルラーハー市、東ブワイダ市、ラスタン市、タルビーサ市、クサイル市郊外などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

『ガーディアン』(2月18日付)は、ヒムス県タッルカラフ市でムハンマド・ハビーブ・ファンディーの仲介により、反体制武装勢力のアブー・ウダイとタッルカラフ市長が停戦に合意し、軍が砲撃を停止、反体制武装勢力が武装放棄したと報じた。

ムハンマド・ハビーブ・ファンディーは、ラッカ市のスンナ派部族の部族長で、ハティーブとしてモスクでの説教を行ってきた人物。

一方、アブー・ウダイは、サウジアラビアで不動産業に従事していたが、「革命が始まった」のを受け、シリアに帰国し、武装闘争に参加したという。

アブー・ウダイによると、タッルカラフ市での反体制武装闘争に外国人は参加しておらず、自身も「宗教的でない」という。

http://www.guardian.co.uk/world/2013/feb/18/syrian-city-truce-sheikh?INTCMP=SRCH

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イドリブ県では、SANA(2月18日付)によると、ビンニシュ市・マアッラトミスリーン市街道などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(2月18日付)によると、反体制武装勢力がカッサーア地区にあるフランス病院、私立ムアウワナ学校を迫撃砲で攻撃した。死傷者は出なかったが、建物の一部が破壊された。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、「革命開始当初から…イランを支持するヒズブッラーが、シリア人に対する殺戮、犯罪行為に直接関与してきた」としたうえで、「クサイル地方への最近の軍事介入もその一環だ」と断じた。

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自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長は、反体制武装勢力の戦闘員に対して、ヒズブッラーの戦闘員を捕捉した場合、「戦争捕虜」ではなく「傭兵」として処遇するよう命令した。

イドリース参謀長は「彼らは国際法が定める条件に従って処遇されることはないだろう」と述べた。

クルド民族主義勢力の動き

民主統一党人民防衛隊のハバード・イブラーヒーム報道官は、アラビーヤ(2月18日付)に対して、シリア・アラブ反体制勢力がクルド人の存在を尊重する限り、ラアス・アイン市での(停戦)合意を遵守する」と述べた。

そのうえで「自由シリア軍との調整のもと、抑圧的な政府の支配下にある地域を解放する計画がある」と付言した。

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ミシェル・キールーは、アラビーヤ(2月18日付)に対して、ラアス・アイン市での民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍の合意に関して「戦略的合意であり、クルド・アラブ関係を再構築し、両当事者の権利を保障する」と述べた。

また「合意は、ラアス・アイン地方に限られたものでなく、ジャズィーラ地方全体を包摂している」と付言した。

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ミシェル・キールーはトルコのアナトリア通信(2月18日付)に対して、ハサカ県ラアス・アイン市での民主統一党人民防衛隊と反体制武装勢力の対立に関して、「彼らのなかで革命が勝利すると念が強まるなか、民主統一党は困難な段階にある」との見方を示した。

またラアス・アイン市で、民主統一党が自由シリア軍との合意のもと、体制打倒のために共闘しつつあると主張した。

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民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は声明を出し、2月1日付『サフィール』に掲載されたインタビューでのイラク・クルディスタン地域マスウード・バールザーニー大統領への非難を撤回、謝罪した。

レバノンの動き

NNA(2月18日付)は、北部県アッカール郡の対シリア国境に面するアリーダ市で、住民が道路を再び封鎖し、燃料輸送用トラックのシリア(タルトゥース県)への入国を阻止したと報じた。

道路封鎖は、シリアの反体制武装勢力と軍の戦闘での迫撃砲の流れ弾が同市に着弾したことに抗議するかたちで始められた。

諸外国の動き

EU外相会議がブリュッセルで開かれ、シリアへの武器禁輸措置解除(反体制勢力への武器・兵站支援)の是非について審議した。

会議では、禁輸措置解除を強く主張する英国とそれに慎重なドイツや北欧の意見がまとまらず、妥協案として、武器禁輸措置を3ヶ月延長する一方、防弾チョッキなど「非殺傷」型の軍事支援を強化することで合意した。

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サウジアラビア政府は、シリア危機に対処するための国際社会のヴィジョンの統一を呼びかけるとともに、政権移行と即時流血停止の必要を強調した。

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国連人権理事会が任命した国際調査委員会はシリアの人権侵害に関する報告書を公表し、アサド政権と反体制武装勢力の双方が人道に対する罪などの戦争犯罪を犯していると指摘したうえで、国連安全保障理事会に対し、国際刑事裁判所(ICC)への付託を求めた。

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ラタキア県の殉教者バースィル・アサド国際空港に、人道支援物資46トンを積んだロシアの貨物航空機2機が到着した。

AFP, February 18, 2013、Akhbar al-Sharq, February 18, 2013、Alarabia.net, February 18, 2013、The Guardian, February 18, 2013、al-Hayat, February 19, 2013、Kull-na Shuraka’, February 18, 2013、al-Kurdiya News,
February 18, 2013、Naharnet, February 18, 2013、NNA, February 18, 2013、Reuters,
February 18, 2013、SANA, February 18, 2013などをもとに作成。

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民主統一党と自由シリア軍がラアス・アイン市内での合同の検問所設置などを骨子とする停戦合意を結ぶ、ブラーヒーミー共同特別代表はアラブ連盟事務総長との会談のなかでハティーブ議長による対話イニシアチブを高く評価(2013年2月17日)

国内の動き(シリア政府の動き)

ワーイル・ハルキー首相は人民議会で演説し、トルコを初めとする避難民受け入れ国が「シリア人避難民・被災者の数が60万人に達した」と述べたことを明らかにした。

「事実と異なる架空のデータベースを提示しているが、これらの国のキャンプにいる避難民・被災者の数は20万人以下だと言おう」と述べた。

そのうえでハルキー首相は「ヨルダン、レバノン、トルコで最近起きているように、近隣諸国への物的支援供与のため、避難民が物心面で取引材料となっていることは非常に遺憾だ」と付言した。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(2月17日付)によると、シャイフーニーヤ村郊外、マルジュ・スルターン村、ドゥーマー市、スバイナ町、カーラ市郊外、ヤブルード市郊外、ダーライヤー市、マダーヤー町、ハジャル・アスワド市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、アッラーの獅子大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月17日付)によると、カフルヤーヤー市、アイン・スーダー村、シュグル市、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ航空基地周辺、アリーハー市、タッル・カッブー村、グルバール村などで、軍が反体制武装勢力の追撃・攻撃を続け、ファールーク大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月17日付)によると、タッル・フワーシュ村などで、軍が反体制武装勢力の追撃・攻撃を続け、ファールーク大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(2月17日付)によると、アレッポ市ナイラブ地区、マイサル地区、トゥラーブ地区、旧市街、サーフール地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月17日付)によると、ハウラ地方、ラスタン市郊外などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

反体制勢力の動き・クルド民族主義勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(2月17日付)は、ハサカ県ラアス・アイン市で、民主統一党と自由シリア軍が、市内での合同の検問所設置などを骨子とする停戦合意を行った、と報じた。

停戦合意の主な内容は以下の通り:

1. ラアス・アイン市の完全武装解除
2. ラアス・アイン市の自治運営を目的とする地元評議会の設置
3. 民主統一党人民防衛隊と反体制武装勢力の合同検問所の設置
4. ハサカ県内の都市解放のための人民防衛隊と自由シリア軍の協調

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ユーフラテス通信(2月17日付)は、シリア・クルド民主党(アル・パールティ)アブドゥルハキーム・バッシャール派の民兵が同通信社のジューディー・ダッハーム特派員をハサカ県ダイリーク市で拉致した、と報じ、非難した。

レバノンの動き

AFP(2月17日付)は、ヒズブッラー高官(匿名)の話として、ヒムス県クサイル地方で反体制武装勢力が16日、シリア在住のシーア派レバノン人3人を殺害、13人を負傷させたと報じた。

同高官は、殺害されたレバノン人住民が「自衛」行為を行っていたことを認めたが、ヒズブッラーのメンバーだったかどうかは言及しなかった。

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自由シリア軍参謀委員会政治広報調整官を名乗るルワイユ・ミクダードはムスタクバル・テレビ(2月17日付)に対して、ヒズブッラーがシリア領内の5つの村に展開し、戦闘を行っている、と非難した。

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自由シリア軍「最高評議会報道官」を名乗るルワイユ・ミクダードは、『ナハール』(2月18日付)に対して、ヒムス県クサイル地方でのレバノン人と反体制武装勢力の戦闘をヒズブッラーの攻撃と断じたうえで、「シリア政府の空軍との連携にもとに行われた…前例のない侵略」だと批判した。

またこの攻撃が、ヒズブッラーの「ムスタファー・バドルッディーンとワフィーク・サファー」の監督のもとに行われたと断じた。

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自由シリア軍「最高評議会報道官」を名乗るルワイユ・ミクダードは一方、LBCI(2月17日付)に対して、ヒムス県の村を攻撃したヒズブッラーの戦闘員40人以上が死亡したと述べるとともに、「ナスルッラーの演説が終わるとともに攻撃が開始された」と付言した。

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NNA(2月17日付)は、レバノン民主党のタラール・アルスラーン党首がダマスカスを訪問し、アサド大統領と会談した、と報じた。

諸外国の動き

『ハヤート』(2月17日付)は、モサドに近いイスラエルの複数の消息筋の話として、1月30日のダマスカス郊外県ジャムラーヤーの軍科学研究センターへの空爆が、イラン・イスラーム革命防衛隊メンバーのハサン・サーティリー議長の暗殺を目的としていたことを明かした、と報じた。

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イスラエル国防省のアモス・ゲラルド政治問題担当官はイスラエル軍のラジオ(2月17日付)で、[現在のところ、シリアが保有する化学兵器はアサド政権の管理下にある」としたうえで、「国際社会の圧力のもと、シリア政府はこれらの武器が反体制勢力の手に渡ることを許さなかったが、シリア政府は崩壊過程にあり、常に注意が必要だ」述べた。

また「アル=カーイダやヒズブッラーといったテロ組織がシリアで勢力を強めている」と警鐘を鳴らした。

一方、16日、ゴラン高原(シリア領内)での軍と反体制武装勢力の戦闘で負傷したシリア人7人がイスラエルの病院に搬送され治療を受けているとの報道に関して、ジェラルド担当官は、「個人として人道支援を求めてきた」と認めたもの、搬送されたシリア人が反体制武装勢力の戦闘員か軍の兵士かを明言しなかった。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長とカイロで会談した。

会談後、ブラーヒーミー共同特別代表は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による対話イニシアチブに関して「シリアの危機の政治的解決を再生した」と高く評価した。

そのうえで「反体制勢力とシリア政府の許容可能な使節団との対話が国連のどこかの本部で始まれば、トンネルから抜け出ることの始まりとなろう」と期待感を寄せた。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は、記者団に対してトルコ政府がアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表の紛争解決に向けたイニシアチブを常に支援してきたと述べる一方、「シリア政府がすべてのイニシアチブに常に消極的に対応してきた」と非難した。

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これに対して、ヨルダンのザアタリー避難民キャンプの運営を担当するインマール・ハンムードは、2011年3月以降、37万9785人のシリア人避難民がヨルダンに入国、うち8万3000人がザアタリー避難民キャンプに収容されている、と述べた。『ハヤート』(2月18日付)などが報じた。

AFP, February 17, 2013、Akhbar al-Sharq, February 17, 2013、al-Hayat, February 17, 2013, February 18, 2013、Kull-na Shuraka’, February 17, 2013、al-Kurdiya
News, February 17, 2013、LBCI, February 17, 2013、al-Mustaqbal TV, February
17, 2013、al-Nahar, February 18, 2013、Naharnet, February 17, 2013、NNA, February 17, 2013、Reuters, February 17, 2013、SANA, February 17, 2013、UPI, February 27, 2013などをもとに作成。

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イドリブ県では前日に発生したシーア派宗徒40人の誘拐をきっかけに反体制武装勢力と政権支持勢力の間で誘拐の応酬が激化し、被害者は計300人以上に(2013年2月16日)

国内の暴力

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・アルナバ市の検問所を反体制武装勢力が一時占拠したが、軍によって撃退され、ジャバーサー市方面へ退却した。

なおこの戦闘と時を一にするかたちで、負傷したシリア人7人がイスラエル領内に入り、イスラエルの病院に搬送された。

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シリア人権監視団は声明を出し、2月14日の反体制武装勢力によるフーア市、カファルヤー町住民40人(シーア派)の誘拐をきっかけに激化した反体制武装勢力と政府を支持する勢力双方による住民拉致によって、過去48時間で300人以上が誘拐された、と発表した。

両勢力は、サラーキブ市、ビンニシュ市、サルミーン市、キームナース市、マアッラト・ヌウマーン市、マアッラトミスリーン市で住民を誘拐している、という。

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ダルアー県では、複数の反体制武装勢力が対ヨルダン国境に面したザイズーン村近くの国境監視所の一つを制圧したとシリア人権監視団が発表した。

しかし、この攻撃に先立って、軍がザイズーン村の反体制武装勢力を砲撃し、複数の戦闘員が死傷し、捕らえられたという。

一方、SANA(2月16日付)によると、サナマイン市、サフウ市の軍の拠点を反体制武装勢力が襲撃したが、撃退され、複数の戦闘員が死傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市周辺の村々が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(2月16日付)によると、ラスタン市東部、タッル・ダハブ市、ハウラ地方、タッル・シュール市、タッル・ウマリー市、ハスヤー町、ダブア市、ガントゥー市、フワイジャ市、ハワーシュ町などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シャッダーディー市郊外の村にある軍の拠点をシャームの民のヌスラ戦線が攻撃したが、同戦線の「アミール」が死亡したとシリア人権監視団が発表した。

この戦闘では、軍の兵士7人も死亡したという。

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アレッポ県では、サフィーラ市での反体制武装勢力との戦闘で、共和国護衛隊のイブラーヒーム・ハッダード准将が戦死した、とアクス・サイル(2月16日付)が報じた。

またアッシリア人権ネットワークは声明を出し、アレッポ市郊外のICARDA近くで、キリスト教のギリシャ正教とアルメニア・カトリックの神父が武装集団に誘拐された、と発表した。

一方、SANA(2月16日付)によると、タッル・ハースィル村、アッサーン村、カマーリー村、サフィーラ市、ザハビーヤ村、アズィーザ市、カフル・アントゥーン市、タッル・シュガイブ村、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、バーブ・ナイラブ地区、ダウワール・ジャズマーティー、カラム・マイサル地区、トゥラーブ地区、旧市街などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月16日付)によると、マルジュ・スルターン村、スバイナ町、ハッラーン・アワーミード市、ウタイバ村、ハジャル・アスワド市などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、イスラーム旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またザバダーニー市郊外では、反体制武装勢力が仕掛けようとしていた爆弾が爆発し、戦闘員2人が死亡、3人が負傷した。

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イドリブ県では、SANA(2月16日付)によると、ジダール・ビカフルーン村、マアッラト・ニウマーン市、マルイヤーン村、ハーン・サブル市などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、アブドゥッラフマーン旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月16日付)によると、ルバイア地方カビール村で、軍がシャームの民のヌスラ戦線に属する二つの武装集団を殲滅した。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会は声明を出し、ヒムス県クサイル市郊外のアブー・フーリー村、ブルハーニーヤ村、サクラジャ村をヒズブッラーの戦闘員が攻撃し、シリア人民間人の間に負傷者が出た、と発表、非難した。

クルド民族主義勢力の動き

クルド最高会議のメンバーはイラク・クルディスタン自治政府のマスウード・バールザーニー大統領とエルビル市で会談し、シリア情勢について協議した。クルディーヤ・ニュース(2月16日付)が報じた。

レバノンの動き

UNHCRは、レバノン国内に少なくともシリア人28万3000人が逃れ、避難生活をしている、と発表した。

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SANA(2月16日付)シリアの喜劇俳優ドゥライド・ラッハームがレバノンの北部県トリポリ市郊外のカラムーン地方で、サラフィー主義集団の襲撃を受けたと報じた。

しかし、クッルナー・シュラカー(2月16日付)は、アサド政権を支持するラッハームの退去を住民が求めたと報じた。

諸外国の動き

AFP(2月16日付)によると、トルコの首都アンカラで、約150人の活動家が、米国のパトリオット・ミサイルの対シリア国境への配備に反対するデモを行った。

同報道によると、アンカラの中国大使館前でも、アサド政権を支持する中国を非難する別のデモが行われた。

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イラン学生通信(2月16日付)は、イラン・イスラーム革命防衛隊クドス軍団のアリー・シーラーズィーが、2月15日のハサン・サーティリー議長の死亡に関して、イスラエルに対抗するイランの意志を高め、早急に報復すると述べたと報じた。

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フランスのジャン・イブ・ルドリアン国防大臣は、訪問先のUAEアブダビで、シリアにおける「移行期プロセスに、アサド大統領の居場所はない」と述べた。

AFP, February 16, 2013、Akhbar al-Sharq, February 16, 2013、‘Aks al-Sayr, February 16, 2012、al-Hayat, February 17, 2013、Kull-na Shuraka’, February 16, 2013、al-Kurdiya News,
February 16, 2013、Naharnet, February 16, 2013、Reuters, February 16, 2013、SANA,
February 16, 2013などをもとに作成。

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アレッポ国際空港およびナイラブ航空基地の制圧をめざす反体制武装勢力と軍が激しく交戦、双方合わせて150人以上が死亡(2013年2月15日)

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ国際空港、ナイラブ航空基地周辺で、両空港の制圧をめざす反体制武装勢力が軍と激しく交戦した。

同監視団によると、軍は第80旅団基地の奪還のため、空爆・砲撃などを強めており、反体制武装勢力も砲撃で応戦、双方合わせて150人以上が死亡、軍の上級士官も戦死したという。

またサフィール市郊外のタッル・アラン市周辺でも、軍と反体制武装勢力が激しく交戦した。

一方、ダマスカス報道ネットワーク(ストリーミング放送)によると、マンビジュ市で、シャームの民のヌスラ戦線が拠点としていた3階建てのビルに対して、軍が「強力な爆発力を有する中性能ミサイル」で攻撃した。

同放送によると、このミサイルは「100%シリア製」で、これによりビルは破壊され、「テロリスト」数十人が死亡したという。

他方、SANA(2月15日付)によると、サフィール市、タッル・ハースィル村、ムスリミーヤ村、フライターン市、ブシュカーティーン市、アレッポ・イドリブ街道沿い、アイン・ジャーラ市、アズィーズィーヤ市、ハイヤーン町、マンナグ村、クワイリス市などで、反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市のカーディー・アスカル地区、カラム・マイサル地区、シャッアール地区、バーブ街道地区、旧市街、シャイフ・サイード地区などで、反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

さらに、アレッポ市マアーディー地区では、シャームの民のヌスラ戦線とタウヒード旅団が、略奪品の分配をめぐって衝突し、双方に多数の死傷者が出た。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフーン市に対する軍の砲撃で11人が死亡した。

またワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ航空基地周辺でも、軍と反体制武装勢力が激しく交戦した。

一方、SANA(2月15日付)によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ハーミディーヤ市周辺などで、軍が反体制武装勢力の攻撃に応戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またシュグル市、カフルルーマー村、カフルハーヤー村、ラーミー村、サルミーン市・ビンニシュ市街道、サルジャ村、ハーン・サブル市、サルミーン市などで、反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区に軍が砲撃を加えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市、ダーライヤー市などに軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(2月15日付)によると、ウタイバ村、イバーダ市、ドゥーマー市、ザマルカー町、タッル・クルディー市などで、反体制武装勢力を攻撃、イスラーム旅団、シャーム自由人大隊のメンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月15日付)によると、東ブワイダ市、タルビーサ市郊外、アーミリーヤ市郊外、ラスタン市郊外、ハウラ地方などで、反体制武装勢力を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月15日付)によると、ダイル・ザウル市の旧空港地区、ハウィーカ地区などで、反体制武装勢力を攻撃、ハドラー大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

国内の動き(シリア政府の動き)

シリアの外務在外居住者省は国連安保理議長および事務総長に宛てて書簡を提出、そのなかで、トルコがシリアへの敵対的姿勢をエスカレートさせ、シリアの一部の反体制組織にアサド政権の危機解決政治プログラムを拒否するよう圧力をかけ、危機の平和的解決を阻止しようとしている、と抗議した。

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国内で活動する国民潮流(旧民主国民イニシアチブ)のムハンマド・サルマーン(元情報大臣)は声明を出し、政権交代が可能な民主的文民体制を樹立するための「国民大会」の開催を呼びかけ、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表にその主催を求めるとともに、すべての政治・社会勢力に参加を呼びかけた。

同声明によると、「国民大会」において、全権を有する挙国一致移行期政府樹立、軍の統合維持、国会選挙などが決定され、国際社会とアラブ世界の保証のもとに、移行期政府樹立から1年以内の決定事項の履行が義務づけられる、という。

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SANA(2月15日付)は、アレッポ県アレッポ市イザーア地区、サイフ・ダウタ地区で、テロ集団による犯罪や外国の敵対行為を非難する抗議デモが発生したと報じた。

反体制勢力の動き

『ハヤート』(2月16日付)は、反体制活動家の話として、反体制武装勢力がアレッポ県ジャッラーフ軍事空港などで捕獲した熱感知ミサイル(イフラースA18<إغلاس. إي ١٨>)を14日のアレッポ県とイドリブ県の戦闘で投入したと報じた。

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「スワイダー県宗教関係者たち」を名のる集団(ドゥルーズ派)が声明を出し、県民に軍から離反するよう呼びかけた。クッルナー・シュラカー(2月15日付)が報じた。

諸外国の動き

アナトリア通信(2月15日付)によると、トルコのハタイ県(シリア領アレキサンドレッタ地方)のヤイァダー村に、イドリブ県から発射された迫撃砲が着弾した。

迫撃砲着弾による被害はなかったが、トルコ軍が迫撃砲で応戦した。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はドイツのARD(2月15日付)のインタビューに応じ、シリアの「反体制勢力はいかなる政治的オルターナティブも提示していない。反体制勢力を統一させている唯一のものは現体制だ…。彼らは体制が好きでなく、飽きているだけだ。しかし反体制勢力は2年もの間、いかなる建設的なプランも導出していない」と述べた。

AFP, February 15, 2013、Akhbar al-Sharq, February 15, 2013、al-Hayat, February 16, 2013、Kull-na Shuraka’, February 15, 2013、al-Kurdiya News,
February 15, 2013、Naharnet, February 15, 2013、Reuters, February 15, 2013、SANA,
February 15, 2013、UPI, February 15, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県タッル・タムル町で人民防衛隊と自由シリア軍が交戦し後者の戦闘員が死亡、シリア革命反体制勢力国民連立の政治委員会が会合を開きハティーブ議長による対話イニシアチブへの支持を確認(2013年2月14日)

国内の暴力

ハサカ県では、タッル・タムル町に自由シリア軍が侵入し、民主統一党人民防衛隊と交戦したとクルディーヤ・ニュース(2月14日付)が報じた。

同報道によると、この戦闘で自由シリア軍の戦闘員1人が死亡した。

またユーフラテス通信(2月14日付)によると、自由シリア軍は「北方」、すなわち対トルコ国境方面からタッル・タムル町の牧場を襲撃、略奪を行ったという。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月14日付)によると、アイン・タルマー村、アルバイン市などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マンナグ航空基地に軍が空爆を行った。

一方、SANA(2月14日付)によると、アズィーザ市、アターリブ市、カフルハムラ村、アウラム・クブラー市、ダーラ・イッザ市、マンナグ村、クワイリス市、バーブ市、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、サーフール地区、カラム・トゥラーブ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、カーティルジー地区、マアスラーニーヤ地区、バーブ・ナスル地区、マイサル地区、シャッアール地区、カーディー・アスカル地区などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、『ワタン』(2月14日付)は、アレッポ国際空港を防衛する「第80旅団本部を再制圧しつつある」と報じ、同旅団本部が反体制武装勢力に制圧されたことを認めた。

同報道によると、「空軍の第80旅団の大部分に多数の武装集団が潜入したが…、これまで数百人を殲滅した」という。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、「革命家たち」がヒムス市ジャウバル区から撤退し、軍が同地区を制圧した。

一方、SANA(2月14日付)によると、フルクルス町郊外、ハウラ地方、クサイル市郊外などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またヒムス市ジャウバル区で、軍が大量の武器、弾薬、装備を押収した。

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ハマー県では、SANA(2月14日付)によると、ムーリク市入り口で、軍が反体制武装勢力を殲滅した。

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イドリブ県では、使徒末裔大隊がカフルサジュナ市上空でシリア軍のスホーイ戦闘機2機を撃墜したとする映像をユーチューブにアップした(ただし映像には戦闘機は1機しか映っていない)。

またシリア人権監視団によると、ハーッス村、カフルナブル市、ヒーシュ村、カフルルーマー村などに軍が空爆・砲撃を加えた。

一方、SANA(2月14日付)によると、ハーリム市で、反体制武装勢力のイドリブ殉教者旅団とハーリム殉教者旅団が略奪品の分配をめぐって衝突、複数の戦闘員が死亡した。

他方、シリア人権監視団によると、反体制武装勢力が、イドリブ県のフーア市とカファルヤー町の住民約40人を誘拐した。

誘拐された住民のほとんどが女性と子供で、シーア派宗徒だという。

またこの拉致に対抗するかたちで、政府を支持する武装集団が、イドリブ市に向かうバス4台に乗っていた男女70人を軍の検問所近くで誘拐した。

この武装集団は、フーア市、カファルヤー町の出身者で、誘拐されたのはサラーキブ市、サルミーン市、ビンニシュ市周辺の村々の住民(スンナ派)だという。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立の政治委員会がカイロ東部(第5タガンマア地区)の本部で会合を開き、以下の点を合意した。

1. 2月20日にカイロで開催予定のシリア革命反体制勢力国民連立の総合委員会において、国内外の反体制勢力による移行期政府樹立を提言する。
2. アフマド・マアーッズ・ハティーブ議長によるシリア政府との条件付き対話イニシアチブを支持する。
3. シリア革命反体制勢力国民連立をシリア国民の正統な代表として承認する国との連絡を強化し、大使館、移行期政府およびその代表の拠点開設を求める。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、カイロでの政治委員会会合で以下8点を確認したと発表した。

1. 公正、自由、尊厳という革命の諸目標の実現、殺戮、破壊の回避、地理的、政治的統合の維持、市民的民主主義の確立。
2. アサド大統領、軍・治安部隊高官の政治プロセスからの排除およびその犯罪に対する処罰。
3. 国民に対する犯罪に関与していないバアス主義者およびそれ以外の政治・社会・市民勢力の政治プロセスへの参加。
4. 上記の各項目を実現するイニシアチブへの期限の設定。
5. 国連安保理諸国、とりわけ米国、ロシアによる政治プロセスへの支援・保証。
6. ロシアにアサド政権支持を断念するよう呼びかける。
7. イランによるアサド政権支援を断念するよう呼びかける。
8. 政治的解決の扉を開くには、権力バランスの変化、すなわちシリア革命反体制勢力国民連立と自由シリア軍参謀委員会の権力伸長が不可欠だということを内外に周知。

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在ヨルダンの反体制活動家カマール・ルブワーニーは声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立に対して、アサド政権を免罪した場合、連立が政権に代わってその責任を負うことになると警告、政権との対話に異議を唱えた。

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リヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相はアラビーヤ(2月14日付)に対して、「今日、シリアはイランによって占領されており、アサド大統領ではなく、イラン・イスラーム革命防衛隊クドス軍団のガーセム・ソレイマーニー少将によって支配されている」と吹聴した。

諸外国の動き

イラン・イスラーム革命防衛隊は声明を出し、同防衛隊の幹部の一人でレバノン復興促進委員会のハサン・サーティリー議長(通称、フサーム・ホーシュ)がダマスカスからベイルートに帰還する途上、ザバダーニー市付近で反体制武装勢力に襲撃され、死亡したと発表した。

これに対して、自由シリア軍合同司令部広報局が声明を出し、シャーティリー議長は、1月末のイスラエル軍によるジャムラーヤーの軍科学研究センターへの越境空爆で、複数の防衛隊隊員らとともに殺害されていた、と断じた。

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ジョン・ケリー米国務長官は、サウジアラビアのサウード・ファイサル外務大臣と会談し、「彼(サウード・ファイサル)は私にシリアでの犠牲者数が9万人に達しているだろうと述べた」と発言した。

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英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は、シリアが、英国をはじめとする欧州諸国で銃や爆発物の使用を学んだ過激派にとっての「第1の目的地」となっていると警鐘を鳴らし、彼らがシリアでのテロ活動から生還した場合、英国にとって脅威となるとの見方を示し、「紛争が長引けば、危険は拡大する」と述べた。

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トルコのハヤティ・ヤズジ通商税関大臣は、トルコ治安部隊が2013年1月以降、シリアに密輸されようとしていた小銃110丁、ライフル51丁、ライフル・スコープ86丁、銃弾50,375丁を5カ所で押収したと述べた。『ヒュッリイェト』(2月14日付)が伝えた。

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ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣は、エジプト、サウジアラビア、トルコ、イランからなる四カ国委員会に関して、レバノンやヨルダンといった近隣諸国を含めたかたちで早急に会合を開き、シリアの危機に対処するよう呼びかけた。

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国連の潘基文事務総長は、「シリアの悲劇は政治的な解決の展望が見えないままに深まっている」と述べた。

AFP, February 14, 2013、Akhbar al-Sharq, February 14, 2013、Alarabia.net, February 14, 2013、al-Hayat, February 15, 2013, February 16, 2013、Kull-na Shuraka’, February 14, 2013,
February 15, 2013、al-Kurdiya News, February 14, 2013、Naharnet, February
14, 2013、Reuters, February 14, 2013、SANA, February 14, 2013、UPI, February
14, 2013、al-Watan, February 14, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヌスラ戦線を含むサラフィー主義武装集団がアレッポ県やハサカ県の複数拠点を制圧、また同戦線メンバーで「セレ・カニ・イスラーム国」のアミールを務めてきたクルド人が人民防衛隊との戦闘で死亡(2013年2月13日)

国内の暴力

アレッポ県では、アレッポ国際空港とナイラブ航空基地を防衛する第80旅団本部を、シャームの民のヌスラ戦線、タウヒード旅団、ムハージリーン大隊などがほぼ完全に制圧したとシリア人権監視団が発表した。

一方、SANA(2月13日付)によると、アズィーズ村、タッル・アラン市、マンナグ村、クワイリス市、カマーリー村、マーイル町、フライターン市、ハーン・アサル市、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、シリアの盾大隊メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、マイスィル地区、ブスターン・カスル地区、アズィーズィーヤ地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン山地一帯で、シリア防衛アラブ青年戦線のアリー・イスマンディル書記長と息子2人、甥が乗った車を反体制武装勢力が要撃し、4人全員を殺害した。

シリア防衛アラブ青年戦線は、シリア憲法や国際法などに依拠して、「テロ集団」の犯罪を告発することを目的として2012年2月に発足したNGO。

フェイスブックなどの書き込みによると、ラタキア県カルダーハ市出身の集団が要撃したという(未確認情報)。

またシリア人権監視団によると、ダーライヤー市で軍と反体制武装勢力が激しく交戦した。

一方、SANA(2月13日付)によると、ドゥーマー市および同市郊外、ザマルカー町、シャイフーニーヤ村、リーハーン農場などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、ハムザ大隊メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区が砲撃を受け、子供を含む12人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カフルナブル市が軍の砲撃を受け、マアッラト・ニウマーン市に近いハーミディーヤ検問所周辺では軍と反体制武装勢力が交戦し、戦闘員8人が死亡した。

一方、SANA(2月13日付)によると、イフスィム町、ナフラ村、カフルハーヤー村、ラスム・アービド村、マジャース村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シャッダーディー市をシャームの民のヌスラ戦線が襲撃、軍との戦闘の末に制圧した。

この戦闘では、軍兵士20人以上、外国人戦闘員3人を含むヌスラ戦線戦闘員16人が死亡したという。

その後、シリア人権監視団は、3日間にわたるシャッダーディー市での戦闘で、シリア軍兵士が少なくとも100人、シャームの民のヌスラ戦線メンバー30人が死亡したと発表した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月13日付)によると、ダイル・ザウル市の旧空港地区、ジュバイラ地区などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、ムハンマド末裔大隊、カアカーウ旅団、ズバイル・ブン・アワーム大隊メンバーなどを殲滅した。

国内の動き(シリア政府の動き)

2012年12月に「離反」したと報じられた元外務在外居住者省報道官のジハード・マクディスィーが声明を出し、私的な動機で国を去り、国民対話を通じた平和的変革プロセスを望んでいるとの意思を表明、外国の介入や武装闘争・弾圧に異議を唱えた。

声明でマクディスィーは、「個人的、そして独自の決断により国を去った」としたうえで、現在2人の兄弟のもとに一時的に身を寄せていることを明らかにするとともに、「欧州、米国には足を踏み入れたことはない」と西側諸国に保護されているとの一部情報を否定した。

またアサド政権の施政については「具体的な措置が執られたが、現地での血塗られた痛ましい出来事がシリア人の希望を奪った」と述べた。

さらに「憎しみ、過激主義、外国の軍事介入を排除し、一つの祖国の民が愛国的関係と国民対話を通じて、期待されている平和的変革プロセス」への支持を表明し、「これがシリアの危機の最適で唯一な政治的手口である」と述べた。

一方、現下の紛争に関しては「シリアでの戦いは、シリア人どうしの戦いではない。イスラーム教徒とキリスト教徒の戦いでもない。シリアを破壊し尽くそうとする戦いで、そこには勝利も関係正常化もない」と述べた。

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シリアの外務在外居住者省は声明を出し、近くモスクワを訪問するワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣が、同地で反体制勢力の代表らと会談するだろうとしたロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣の発言を否定した。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ニザール・ヒラーキー駐カタール代表に対してカタール政府がドーハのシリア大使館を明け渡し、ヒラーキーを含む3人に外交特権を付与する決定を下したと発表した。

同声明によると、この決定は2月12日に、シリア革命反体制勢力国民連立に通知された。

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チュニジアのエクスプレスFM(2月13日付)は、アレッポ県で外国人サラフィー主義者132人が軍との戦闘で殺害されたと報じた。

同ラジオ局が、匿名消息筋の話として得た情報によると、殺害された外国人戦闘員のほとんどがスィディブジド出身のチュニジア人で、シャームの民のヌスラ戦線が遺体の写真などを送付してきた、という。

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ザマーン・ワスル(2月13日付)は、複数の消息筋の話として、アレッポ県軍事評議会議長のアブドゥルジャッバール・アカイディー大佐が、アレッポ県のジャッラーフ軍事空港で捕獲した戦闘機が使用可能だと語ったと報じた。

なおユーチューブ(2月12日付)には、ジャッラーフ軍事空港で捕獲した戦闘機の映像がアップされている。

http://www.youtube.com/watch?v=03bpo10Gtww&feature=player_embedded
http://www.youtube.com/watch?v=OcCOv4foKd8&feature=player_embedded

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シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー前事務局長はクルディーヤ・ニュース(2月13日付)に対して、バーブ・ハワー検問所でのバス爆破事件に関して「いかなる勢力が犯行に利用されたとしても、政府が唯一の筆頭容疑者だ」と断じた。

またクルド問題に関して「クルド国家を建設し得る状況があれば、それを要求するだろう。しかし今は、分権的で、地方が大幅な権限を持つ多元的民主国家建設を建設するために活動している」と述べた。

一方、シリア・クルド国民評議会については、「当初、シリア国民評議会への参加を我々は歓迎していたが、シリア・クルド国民評議会からは何の要請もない」と述べた。

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クッルナー・シュラカー(2月13日付)は、シャームの民のヌスラ戦線メンバーで「セレ・カニ・イスラーム国」のアミールを務めてきたクルド人、アブー・ライス・クルディーが民主統一党人民防衛隊との戦闘で死亡した、と報じた。

同報道によると、アブー・ライスは、シャームの民のヌスラ戦線に参加した初めてのクルド人で、同戦線が2012年11月8日にラアス・アイン市(クルド語名セレ・カニ)に潜入して以降、アミールを務めてきたという。

レバノンの動き

SANA(2月13日付)は、ベカーア県バアルベック郡アルサール市が「自由シリア軍の避難場所、兵站基地と化している」と報じた。

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MTV(2月13日付)は、ベカーア県バアルベック郡のシリア国境に近いマシャーリーウ・カーアにシリア軍が侵入し、レバノン人2人を身柄拘束しようとしたが、2人は逃走したと報じた。

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NNA(2月13日付)は、北部県アッカール郡の対シリア国境に面するアリーダ市で、住民が道路を封鎖し、燃料輸送用トラックのシリア(タルトゥース県)への入国を阻止していると報じた。

諸外国の動き

カタール政府がシリア革命反体制勢力国民連立にシリア大使館を明け渡したことに関して、ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は「ヴァージャル国家によるヴァーチャル組織の承認は現状を何ら変えるものではない」と述べた。

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米国のジョン・ケリー国務長官はヨルダンのナースィル・ジャウダ外務大臣と会談し、シリア情勢などについて協議した。

会談後、ケリー国務長官は、「国際社会はアサド大統領とその体制がシリア国民と地域に対して行っていることへの責任を負わせることが重要」だと述べたが、その詳細には触れなかった。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、イドリブ県バーブ・ハワー検問所でのバス爆発に関して、「トルコ領内で起きていたら、(攻撃の)標的は、トルコを巻き込み、挑発することにあったのだろうが、そのような疑いはない」と述べた。

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PKKのロジュ・ヴェラート報道官は、クルド語サイトで、ラアス・アイン市での民主統一党と自由シリア軍の戦闘に関して触れ、そのなかで、トルコがラアス・アイン市を侵攻する反体制武装勢力への支援を続けるのなら、我々は同市に戦闘員を派遣することに何ら躊躇しない、と述べた。

クルディーヤ・ニュース(2月13日付)が報じた。

AFP, February 13, 2013、Akhbar al-Sharq, February 13, 2013、al-Hayat, February 14, 2013、Kull-na Shuraka’, February 13, 2013, February 14, 2013、al-Kurdiya
News, February 13, 2013、MTV, February 13, 2013、Naharnet, February 13, 2013、NNA,
February 13, 2013、Reuters, February 13, 2013、SANA, February 13, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハイダル国務大臣が「訪問できる外国の都市でハティーブ議長と会談する用意がある」ことを明らかに、イスラーム主義者の武装集団がアレッポ・ラッカ街道沿いに位置するジャッラーフ航空基地を制圧(2013年2月12日)

SANA, February 12, 2013
SANA, February 12, 2013

国内の動き(シリア政府の動き)

アサド大統領は、9日に新たに任命した閣僚の任命式を行ったのち、ワーイル・ハルキー改造内閣の閣議を召集した。

閣議において、アサド大統領は、シリアが直面する現状のなかで国民の内閣への希望がこれまで以上に高まっていると指摘、各省庁に対して自らの責任感を国民の希望を実現するための原動力とするよう指示した。

また「シリアを標的とする勢力は国のインフラを破壊するため、体系的な活動を行っている」と反体制武装活動を非難した。

SANA(2月12日付)が報じた。

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アリー・ハイダル国民和解問題担当国務大臣は『ガーディアン』(2月11日付)のインタビューに応え、そのなかで、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長と「訪問できる外国の都市で会談する用意がある」と述べた。

ハイダル国務大臣はまた、国民対話に関して「国会と大統領を選ぶ自由選挙を行う仕組みを拡充する手段」と位置づけたうえで、同問題が対話における主要な議題になるとの認識を示した。

そのうえで「実質的な国民対話はシリア国内で行われねばならない。なぜならそれはシリアの尊厳に関わる問題だからだ」と述べた。

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アリー・ハイダル国民和解問題担当国務大臣は、赤十字国際委員会の使節団(マリアン・ガセル団長ら)とダマスカスで会談し、シリア国内での人道支援活動の状況について協議した。

SANA, February 12, 2013
SANA, February 12, 2013

会談後、ハイダル国務大臣は、記者団に対し、「(危機解決政治プログラム)閣僚委員会が検討を行うような公式文書によるいかなるイニシアチブもまだ受け取っていない」と述べ、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による条件付き対話プログラムを牽制し、アサド政権の危機解決政治プログラムに沿った対話を暗に呼びかけた。

またハイダル国務大臣は「国民対話は、シリア人のみの運営、参加のもと、シリア国内で行われるだろう」としつつ、「対話に前提条件はなく、誰も前提条件やいわゆる譲歩を求められることはない」と強調した。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は『ワタン』(2月12日付)に対して、ジョン・ケリー国務長官就任に関して、「米国の新政権は自らの中東地域における国益、そしてシリア国民の国益に合致しない政策を転換することを希望する」と述べた。

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イマード・ハミース電力大臣は、シリア国内での破壊行為による停電で2180億シリア・ポンドの経済的損失が生じている、と述べた。

SANA(2月12日付)が報じた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(2月12日付)によると、ザマルカー町、アルバイン市、ドゥーマー郊外、ハラスター市、アドラー市などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、イスラーム主義者の武装集団がアレッポ・ラッカ街道沿いに位置するジャッラーフ航空基地(クシャイシュ航空基地)を戦闘の末に制圧したとシリア人権監視団が発表した。

同監視団によると、反体制武装勢力による飛行場制圧はこれが初めてだが、飛行場には若干の装備が残されていただけだった、という。

この戦闘で軍の兵士40人以上が死傷、捕捉され、反体制武装勢力の戦闘員も5人が死亡、2人が負傷した。

イスラーム主義者の武装集団は「アレッポ広報局」の名で声明を出し、ナイラブ航空基地、アレッポ国際空港、そして両空港を防衛する第80旅団、マナーラ検問所に対する「大規模な攻撃を早朝」開始したと発表した。

シリア人権監視団によると、この攻撃で、反体制武装勢力はマナーら検問所を制圧、一方、軍は第80旅団の基地周辺に対して空爆を行った。

アブー・ヒシャームを名乗る活動家はAFP(2月12日付)に対して、「これらの軍事拠点は、装備の入手源であるため重要だ」と述べ、攻撃の目的が制圧ではなく、武器・弾薬の略奪であることを示唆した。

しかしシリア人権監視団は、これらの空港の警備が堅固で、反体制武装勢力が戦果を得ることは困難との見方を示した。

一方、SANA(2月12日付)によると、サフィーラ市、アナダーン市、マンスーラ村、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、シャッアール地区、マサーキン・ハナーヌー地区、サーフール地区、フルワーニーヤ地区、ハーン・バカル地区、ジスル・ナイラブ地区などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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SANA, February 12, 2013
SANA, February 12, 2013

イドリブ県では、SANA(2月12日付)によると、アブー・ズフール市郊外などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またSANA(2月12日付)は、マアッラト・ヌウマーン市にあるアブー・アアラー・マアリー(アッバース朝時代の詩人・哲学者)の銅像の首がはねられた写真を公開し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーの犯行だと報じた。

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ヒムス県では、SANA(2月12日付)によると、反体制武装勢力がヒムス市郊外の石油精製所の北側のゲートを砲撃し、職員1人が死亡、複数が負傷した

反体制勢力の動き

AFP(2月13日付)は、イドリブ県アティマ市で武装闘争を続けるアブー・マフムードを名乗る司令官の証言を掲載した。

アブー・マフムードはそのなかで「我々の美しい革命を盗人と腐敗した者どもが盗んだ…。自由シリア軍の司令官たちは私服を肥やす一方、真の革命家たちは現地で死んで行っている」と在外の活動家を痛烈に批判した。

アブー・マフムードはまた「彼らは前線に着ても、盗みや略奪しかしない。戦闘には参加しない…。彼らはトルコで密売するために持って行けるあらゆるものを盗む…ためにしか来ない」と付言した。

一方、サラフィー主義者については、「イスラーム主義者?こいつらが持ち込んだイスラームは私が知っているイスラームじゃない」と批判した。

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自由シリア軍合同司令部中央広報局を名乗る組織が声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による条件付きの政権との対話イニシアチブに関して、「死産だったが…拒否はしていない」「殺戮を止めるあらゆるイニシアチブを支持する」としつつ、武装勢力の統合、市民の自由シリア軍への参加などを呼びかけた。

諸外国の動き

国連のナバネセム・ピレイ人権高等弁務官は、シリアでのこれまでの死者数が70,000人近くに達していると述べた。

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国連の潘基文事務総長は、安保理に対して、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による条件付きでの対話イニシアチブを支援するよう呼びかけた。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、11日のイドリブ県バーブ・ハワー検問所でのバス爆破事件に関して、「躊躇せず必要な措置を講じる」と述べた。

AFP, February 12, 2013、Akhbar al-Sharq, February 12, 2013、The Guardian, February 11, 2013、al-Hayat, February 13, 2013、Kull-na Shuraka’, February 12, 2013、al-Kurdiya News, February 12, 2013、Naharnet, February 12, 2013、Reuters, February 12, 2013、SANA, February 12, 2013、UPI, February 12, 2013、al-Watan, February 12, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県国境付近でシリア国民評議会メンバーらを乗せた車列を狙った爆弾テロが発生するなか、ハティーブ議長はカイロでアラブ連盟事務総長、ブラーヒーミー共同特別代表とそれぞれ会談(2013年2月11日)

国内の暴力

イドリブ県では、『ハヤート』(2月12日付)などによると、バーブ・ハワー国境検問所で、シリア国民評議会のジョルジュ・サブラー事務局長らを乗せた車列が通過する数分前に、バスに仕掛けられた爆弾が爆発した。

al-Hayat, February 12, 2013
al-Hayat, February 12, 2013

『ハヤート』(2月12日付)によると、この爆発によって、7人が死亡、アフラール・プレス(2月11日付)によると、20人が死亡、数十人が負傷した。

その後、各紙はシリア人、トルコ人の死者が14人に達したと報じた。

アフラール・プレス(2月11日付)は、アブドゥルバースィト・スィーダー前事務局長の話として、爆発時に、サブラー事務局長らシリア国民評議会使節団が乗った車列は、バーブ・ハワー国境通行所に面するトルコ領内(ハタイ県レイハンル市郊外)を走行中で、反体制武装勢力の合同司令部とシリア国内で会合を行う予定だったという。

アサド政権による犯行かとの問いに対して、スィーダー前事務局長は「詳細は分からないが…、調査しなければならない問題だ」と応えたという。

一方、シリア国民評議会のアフマド・ラマダーン執行委員会メンバーは『ハヤート』(2月12日付)に対して、バーブ・ハワーでの爆発が、国民評議会指導部を狙ったものだ」としたうえで、「執行委員会のメンバーは全員無事だ」と述べた。

使節団は、自由シリア軍参謀委員会と会談を予定しており、ラマダーンらが国境通行所で出迎えようとしていた、という。

またラマダーンによると、シリア国民評議会使節団は、2月11日からシリア国内を回り、アレッポ県アアザーズ市、マンビジュ市、ジャラーブルス市などで自由シリア軍、現地の医療チームなどと会談を続けてきたという。

そのうえでラマダーンは「政府が爆破の背後にいる…。2日前にも(シリア国民評議会の)指導部を狙った未遂事件があった…。我々は今シリア国内にいる」としたうえで、「政府はこのイニシアチブ(シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による条件付きでの対話イニシアチブ)を改めて挫折させようとしたことは明白だ…。政府は力と血という言葉以外理解しない」と批判した。

『ハヤート』(2月12日付)によると、使節団は、サブラー事務局長、スィーダー前事務局長、ファールーク・タイフール(シリア・ムスリム同胞団)、アブドゥルアハド・アスティーフー、サーリム・ムトラク、ジャマール・ワルド、アフマド・ラマダーン、バッシャール・ヒラーキー、ムハンマド・シャルマニーからなっていた。

他方、トルコ外務省は、爆発がジルヴェギョズ国境通行所から40メートルしか離れていないシリア領内の駐車場で発生したことを明らかにした。

また、トルコのハタイ県レイハンル市長は、NTV(2月11日付)に対して、爆破テロに使用された車がシリアのナンバー・プレートを付けていたと述べた。

その後(11日)、シリア国民評議会は声明を出し、爆発がサブラー事務局長らの現地訪問の3日目に発生し、事務局長、同行した執行委員会メンバー全員が無事だと発表した。

SANA, February 11, 2013
SANA, February 11, 2013

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同じく、イドリブ県では、SANA(2月11日付)によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、ラーミー村、ナイラブ村、ジャーヌーディーヤ町、アブー・ズフール市、マジャース市、タッル・サラムー市などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、「シャームの民のヌスラ戦線、タブカ自由人大隊、ウワイス・カルニー大隊が、タブカ市のユーフラテス・ダムの管制室に侵入し、その後軍の攻撃を恐れ、ダムの入り口に再結集した」とシリア人権監視団が発表した。

同監視団によると、ダムは稼働中で、「ダム制圧は…シリア政府にとって革命以来最大の経済的敗北だ」という。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市の総合情報部と軍事情報局に対して自爆攻撃が行われ、治安要員14人が死亡した。

また同市では、軍と反体制武装勢力が交戦した、という。

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ダマスカス県では、『ハヤート』(2月12日付)によると、ジャウバル区に反体制武装勢力が再び突入し、検問所の一つを制圧、これを受け、軍が同地区に増援部隊を派遣した。

クッルナー・シュラカー(2月11日付)によると、ティシュリーン・スポーツ・シティで、シャリーフ・シハーダ人民議会議員の車に仕掛けられた爆弾が爆発した。

シハーダ人民議会議員は無事だった。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月11日付)によると、ドゥーマー市郊外、ウタイバ村、ザマルカー町、アルバイン市、ダーライヤー市、ザバダーニー市などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月11日付)によると、ハマーミーヤート村で、軍がシャームの民のヌスラ戦線とハマーの盾旅団の残党を殲滅し、同市の治安を回復した。

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ヒムス県では、SANA(2月11日付)によると、タッルドゥー市、アービル村、アッシュ・ウルール村、タイバ村、ラスタン市郊外、ジューバル市、クサイル市郊外などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(2月11日付)によると、バーブ市、マンスーラ村、カフルハムラ村、タッル・ラッハール村、ザハビーヤ村、クシャイシュ市、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市バーブ・ナイラブ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

国内の動き(シリア政府の動き)

アサド大統領は、ヨルダンのアラブ弁護士連合サミーフ・フライス書記長補を団長とするヨルダンの政治家、弁護士、医師、技師からなる使節団とダマスカスで会談した。

SANA, February 11, 2013
SANA, February 11, 2013

SANA(2月11日付)によると、使節団は、陰謀に立ち向かうシリアを孤立させないため、ヨルダン国民がシリア国民のさまざまな階層と連帯する意志を伝えた。

これに対して、アサド大統領は謝意を示し、「シリアが鼓動するアラブの心臓であり続け、いかなる圧力を受けようとも、またシリア、さらにはアラブ人への陰謀がいかなるものであろうと、この原則と基礎を譲歩することはない」と明言した。

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アサド大統領は、10日に就任したギリシャ正教アンタキア総主教区のヨハネ10世ヤーズジー総司教とダマスカスで会談した。

SANA(2月11日付)によると、アサド大統領は会談で、総司教就任への祝辞を述べるとともに、ギリシャ正教会が、シリアの現下の危機において国民統合強化に果たしている役割を賞賛した。

これに対し、ヨハネ10世ヤーズジー総司教は、シリアが危機を脱却し、国民統合が強化されることを強く信じていると応えた。

SANA, February 11, 2013
SANA, February 11, 2013

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ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長と、ウムラーン・ズウビー情報大臣は、エジプト・ナセル党のアフマド・ハサン書記長が率いるエジプト政治家の使節団とダマスカスでそれぞれ会談した。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、PLO執行委員会使節団とダマスカスで会談した。

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アレッポ県では、SANA(2月11日付)によると、アレッポ市シャイフ・ナッジャール地区で、武装テロ集団退去を求めるデモを市民が行った。

反体制勢力の動き

AFP(2月11日付)は、複数の目撃者の話として、イドリブ県の対トルコ国境地域で、シャームの民のヌスラ戦線と地元住民との衝突が最近少なくとも4件発生し、外国人サラフィー主義戦闘員への市民の不満がこれまで以上に増している、と報じた。

衝突が起きたのはイドリブ県カーフ村、アティマ村、ダーナー市など。

住民らによると、カーフ村での衝突は、交通事故を起こし、宗教を冒涜するような罵倒を吐いた住民をヌスラ戦線戦闘員がアレッポ県ダール・イッザ市の「イスラーム法廷」に連行しようとして発生した、という。

2人の男を車で連行しようとしたヌスラ戦線の車に、武装集団が発砲し、タイヤをパンクさせ、ヌスラ戦線の司令官の一人を身柄拘束した、という。

この司令官は事件の2日後に釈放された。

またアティマ村では、ヌスラ戦線メンバーのヨルダン人シャイフが、モスクでの金曜礼拝時に説教を行おうとしたが、住民が阻止し、両者が衝突したのだという。

ダーナー市でも、ヌスラ戦線メンバーのクウェート人シャイフが、モスクで説教を行おうとし、住民と衝突した事件が発生したという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長はカイロでアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表とそれぞれ会談した。

会談後、アフマド議長は記者団に対して「国民の苦しみを解消するためすべての方法を試みる」と述べ、10日を猶予期間と設定した対話イニシアチブ継続する意思を示した。

アフマド議長は、対話イニシアチブに関して、シリア政府が「今のところ明確な回答をしていない」と批判する一方、政府との対話をめぐって反体制勢力内の対立が激化していることに関して「革命期の民主主義の一種だと考えている」と述べた。

アフマド・ベン・ヒッリー事務次長は会談後に声明を出し、アフマド議長が、自身の対話イニシアチブへの連盟の支援を要請したことを明らかにしたうえで、「シリア政府内ではなく、政府と反体制勢力の対話が行うかという点に関して、シリア政府側からの明確な反応が求められている」と付言した。

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リヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相が、カイロでアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長と会談し、シリア情勢について協議した。

会談に関して、ヒジャーブ前首相は、アラビー事務総長がシリア革命反体制勢力国民連立にアラブ連盟の代表権を与えることを約束した、と述べた。

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ラアス・アイン市で民主統一党と自由シリア軍(ハサカ県革命軍事評議会)の停戦調停を行う「和解平和使節団」団長のミシェル・キールー(シリア民主フォーラム代表)はクルディーヤ・ニュース(2月11日付)に対して、両当事者が意見の相違を克服しようとしている、と述べ、停戦に向けた協議が依然続いていることを明らかにした。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会は声明を出し、アレッポ市アシュラフィーヤ地区での軍と民主統一党人民防衛隊の戦闘に関して、「住民が…ありとあらゆる重火器の砲撃に曝されている」と政権を非難し、「同地区の人民防衛隊は住民とともに自衛を行っている」と民主統一党への支持を表明した。

諸外国の動き

カタールのハマド・ブン・ジャースィム首相兼外務大臣は訪問先のクウェートで、シリアのアサド政権はアラブ世界に悪いイメージを与えている、と述べた。

カタールはシリアへの外国人テロリストの潜入を支援している。

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『ワタン』(2月11日付)は、イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣が「シリア政府が倒れると賭け、そう考える者がもしいるなら、その考えは誤りだ」と述べた、と報じた。

サーレヒー外務大臣はしかし「同時に反体制勢力は現存する事実であり、それを無視することはできない」と付言、「穏健で知的な声が高まりつつある」として、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長による条件付きでの対話イニシアチブを暗に評価した。

AFP, February 11, 2013、Ahrarpress.com, February 11, 2013、Akhbar al-Sharq, February 11, 2013、al-Hayat, February 12, 2013、Kull-na Shuraka’, February 11, 2013, February 12, 2013、al-Kurdiya
News, February 11, 2013、Naharnet, February 11, 2013、Reuters, February 11,
2013、SANA, February 11, 2013、al-Watan, February 11, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア革命反体制勢力国民連立のハティーブ議長はアサド政権への対話呼びかけの猶予期間が当日中に切れたことに関し遺憾の意を表明(2013年2月10日)

国内の動き(シリア政府の動き)

ダマスカス県カッサーア地区にある聖十字架教会で、ギリシャ正教アンタキア総主教区のヨハネ10世ヤーズジーの総司教就任式が行われ、レバノン・マロン派のビシャーラ・ラーイー総大司教、同じくギリシャ・カトリック教会アンタキア総大司教のグレゴリウス3世ラッハーム、シリアのキリスト教諸派の司教・司祭ら、マンスール・アッザーム大統領担当国務大臣、ムハンマド・ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣らが参列した。

SANA, February 10, 2013
SANA, February 10, 2013

総司教ヨハネ10世は、参列者を前に「国内での対話を通じた危機の政治的解決」を呼びかけた。

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ヒムス国民和解人民委員会が「シリアのための寛容」と題した会合をヒムス市内で開催した。

会合には、アフマド・ムニール・ムハンマド県知事、与野党、反体制組織の代表者らが出席した。

SANA(2月10日付)が報じた。

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イランで2012年11月に開催されたシリア国民対話会合に参加した与野党、反体制組織の代表がダマスカス県のダーマー・ルーズ・ホテルでフォローアップ会合を開き、包括的国民対話開催のための政治的、社会的環境作りを急ぐことで合意した。

SANA(2月10日付)が報じた。

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『ワシントン・ポスト』(2月10日付)は、米国および中東諸国の高官(匿名)の話として、ヒズブッラーとイランがシリアにおける権益を維持するため、民兵のネットワークを構築しつつある、と報じた。

http://articles.washingtonpost.com/2013-02-10/world/37026054_1_syrian-government-forces-iran-and-hezbollah-president-bashar

国内の暴力

ラッカ県では、シャームの民のヌスラ戦線、ウワイス・カルニー大隊、タブカ自由人大隊が、タブカ市の機甲連隊を制圧し、重火器や装備を奪った、とシリア人権監視団が発表した。

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ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル市北部に展開する第113旅団が反体制武装勢力の砲撃を受けたとシリア人権監視団と発表した。

またダイル・ザウル市内のマタール・カディーム地区、ハウィーカ地区などで、軍が反体制武装勢力と交戦した。

一方、SANA(2月10日付)によると、ダイル・ザウル市内各所で、軍が反体制武装勢力を攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線、フザイファ・ブン・ヤマーン大隊メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ドゥワイリーナ市で、シャームの民のヌスラ戦線の軍拠点への爆破テロによって、兵士4人が死亡、20人が負傷した。

またサフィーラ市、マンナグ航空基地周辺などで、軍がシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装勢力と交戦した。

これに対し、SANA(2月10日付)は、ドゥワイリーナ市で軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊したと報じた。

またマンスーラ村、タッル・アラン市、ナッカーリーン村などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の外国人戦闘員を殲滅したという。

さらにアレッポ市でも、バーブ・ハディード地区、マサーキン・ハナーヌー地区、カーディー・アスカル地区、バニー・ザイド地区などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の外国人戦闘員を殲滅したと報じた。

一方、民主統一党人民防衛隊は、アレッポ市アシュラフィーヤ地区での軍との戦闘で死亡した人民防衛隊兵士7人の遺体を回収した、と発表した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ルクンッディーン区で爆発があり、市民3人が死亡した。

またアサーリー地区、カダム区に対して砲撃があった。

一方、SANA(2月10日付)によると、アルヌース広場に駐車中の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、市民2人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町、ダーライヤー市、ナブク市、ハジャル・アスワド市などに軍が空爆・砲撃を加えた。

一方、SANA(2月10日付)によると、アルバイン市、ザマルカー町、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、アドラー市、ダーライヤー市などで、軍が反体制武装勢力を追撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月10日付)によると、ラーミー村、シャグル市、ヤアクービーヤ村、ジャーヌーディーヤ町、ジスル・シュグール市近郊、ナイラブ軍事基地周辺、マアッラト・ニウマーン市、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、カフルルーマー村、ヒーシュ村、ダイル市などで、軍が反体制武装勢力と交戦、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月10日付)によると、ハマーミーヤート村で、軍が反体制武装勢力を攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の外国人戦闘員を殲滅した。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長はフェイスブック(2月10日付)に声明を出し、「シリア政府が条件付き対話イニシアチブに応じなかったことはきわめて否定的なメッセージだ」として、対話呼びかけの猶予期間が切れたとの立場を示した。

そのうえで「連立の政治委員会にこの問題を付託することを要請するだろう」と付言した。

なおこの声明で、ハティーブ議長はシリア北部の「解放区」での対話実施を改めて呼びかけた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフは、『ハヤート』(2月11日付)に対して、アフマド・マアーッズ・ハティーブ議長によるアサド政権との条件付きでの対話の意思表明に関して、「死産だった」と述べた。

この意思表明は、2月10日に猶予期間切れとなっていた。

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クルド最高委員会のアフマド・スライマーン書記官が、シリア・クルド進歩民主党のHPを通じて声明を出し、ハサカ県ラアス・アイン市で民主統一党と自由シリア軍が停戦合意を行ったとの一部声明を否定した。

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『アフラーム』(2月10日付)は、ヨルダンで亡命生活を送るリヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相がエジプトに到着したと報じた。

諸外国の動き

ヨルダンのザアダリー避難民キャンプで、人道支援物資倉庫を襲おうとしたシリア人避難民200人以上を、ヨルダン治安当局が催涙ガスなどを使用して強制排除した。

AFP(2月10日付)が報じた。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長とカイロで会談した。

AFP, February 10, 2013、al-Ahrām, February 10, 2013、Akhbar al-Sharq, February 10, 2013、al-Hayat, February 11, 2013、Kull-na Shuraka’, February 10, 2013、al-Kurdiya News, February 10, 2013、Naharnet, February 10, 2013、Reuters, February 10, 2013、SANA, February 10, 2013、The Washington Post, February 10, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

民主統一党と自由シリア軍の間で合意が生じたと報じられるなか、レバノンのマロン派総大司教が1943年の委任統治時代以来初めてダマスカスを訪問(2013年2月9日)

国内の動き(シリア政府の動き)

アサド大統領は政令2013年第15号を発し、社会問題労働省を社会問題省と労働省に分割した。

SANA, February 9, 2013
SANA, February 9, 2013

またアサド大統領は政令2013年第61号を発し、ワーイル・ハルキー内閣の改造を行った。

同政令で新たに任命された閣僚は以下の通り:

フサイン・ファルザード住宅都市開発大臣(アラブ社会主義者運動)
フサイン・アルヌース公共事業大臣(バアス党)
ハサン・ヒジャーズィー労働大臣
アフマド・カーディリー農業・農業改革大臣
スライマーン・アッバース石油鉱物資源大臣
イスマーイール・イスマーイール財務大臣
キンダ・シャンマート社会問題大臣

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ワーイル・ハルキー首相は、危機解決政治プログラム実施閣僚委員会会合で、ウマル・ウースー人民議会議員(シリア・クルド人国民イニシアチブ)と会談し、クルド人がシリアの国民生活の基本的な構成要素をなしていることを強調した。

また「政府が、対話を基礎とする政治プロセスへの参加を望むすべての政治社会勢力、反体制勢力に対して門戸を開いており、外国の干渉を拒否する」と改めて述べた。

SANA(2月9日付)が報じた。

SANA, February 9, 2013
SANA, February 9, 2013

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町、ドゥーマー市、スバイナ町、ダーライヤー市などに軍が空爆・砲撃を加えた。

一方、SANA(2月9日付)によると、ダーライヤー市、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、ザマルカー町、アルバイン市、アイン・タルマー村、スバイナ町、フジャイラ村、ナブク市、ヤブルード市などで軍が反体制武装勢力の追撃を続け、イスラーム大隊メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市で、反体制武装勢力が爆弾を爆発させ、複数の市民が死傷した(シリア人権監視団によると、市民2人が死亡、13人が負傷)。

さらにムウダミーヤト・シャーム市では、反体制武装勢力の砲撃で民間人16人が負傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装勢力と交戦し、戦闘員3人を殺害した。

またルクンッディーン区では、激しい爆発音が聞こえたという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カフルナーヤー市で、軍が反体制武装勢力と交戦市、戦闘員4人を殺害した。

またヒムス市ジャウバル区、スルターニーヤ地区が砲撃を受けた。

一方、SANA(2月9日付)によると、カフルナーヤー市、アービル村、ラスタン市、カルアト・ヒスン市などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、反体制武装勢力がマンナグ航空基地に突入、これを受け軍が飛行場を空爆したとシリア人権監視団が発表した。

また同監視団によると、アレッポ市のアシュラフィーヤ地区で、シリア軍およびアサド政権支持者が民主統一党人民防衛隊と交戦し、兵士3人、民兵5人が死亡した。

一方、SANA(2月9日付)によると、アレッポ市ハイダリーヤ地区、フルヤーニーヤ地区、バニー・ザイド地区、ライラムーン地区などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またサフィーラ市、マンナグ村、アイン・ダクナ村、マーイル町などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバー(外国人)を含む複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月9日付)によると、ウンム・ジャリーン村、ハミーディーヤ村、アブー・ズフール市などで、軍が反体制武装勢力の拠点を破壊し、複数の戦闘員を殲滅した。

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(2月8日付)は、民主統一党に近い消息筋の話として、ミシェル・キールー(シリア民主フォーラム代表)率いる「和解平和使節団」のラアス・アイン市訪問により、民主統一党と自由シリア軍が捕虜交換、検問所の共同管理などで合意に達したと報じた。

同報道によると、両者間の主な合意内容は以下の通り:

1. 「革命旗」(委任統治領シリアの旗)と民主統一党の旗をともに掲揚する。
2. ラアス・アイン市外に検問所を設置し、民主統一党と自由シリア軍が共同管理する。
3. シャーム外国人部隊と、ラアス・アイン市で設置予定の地元評議会が、対トルコ国境の通行所を管理する。
4. ハサカ県での自由シリア軍の軍事行動は、民主統一党の人民防衛隊への慈善通達と合意を必要とする。
5. 双方による捕虜釈放。
6. 双方の武装勢力のラアス・アイン市からの撤退。
7. クルド最高委員会、地元評議会、そして自由シリア軍が設置予定の警察がラアス・アイン市の自治執行機関を設置する。

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アナトリア通信(2月9日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立のヒシャーム・ムルーワ法務委員会メンバーが、2月20日に予定されている連立の会合で、アサド政権の高官らを含むかたちでの移行期政府発足に向けたイニシアチブを提示すると述べた、と報じた。

しかしムルーワは、その直後に声明を出し、アサド家が高官を含んだかたちでの移行期政府発足の意思は連立にはないと否定した。

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在外の反体制組織、シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ハマー県ブラーク地方での2月8日の爆破テロに関して、「体制の手による可能性を排除し得ない」と非難し、政府による自作自演を疑った。

しかし、国内の反体制活動家らは、シャームの民のヌスラ戦線のテロだと断じている。

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リヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相が率いるシリア公務員国民自由連合が事務局会合を開き、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長によるアサド政権との条件付き対話イニシアチブについて審議し、「政治的対話を含むあらゆる合法的手段を通じて、暴力停止をめざす」ことを確認した。

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シリア国民評議会のジョルジュ・サブラー事務局長らが、トルコから不法入国し、アレッポ県のアアザール市など反体制武装勢力制圧地区(解放区)を視察し、その映像がフェイスブックで公開された。

視察には、灰色の嵐旅団の戦闘員が同行した。

http://www.youtube.com/watch?v=dV_TeGX5nf8&feature=player_embedded

レバノンの動き

レバノンのマロン派のビシャーラ・ラーイー総大司教がダマスカスを訪問した。

レバノンのマロン派総大司教がシリアを訪問するのは1943年の委任統治時代以来となる。

『ハヤート』(2月10日付)によると、マスナア・ヤーブース国境通行所からシリアに入国したラーイー総大司教は、アサド大統領の公用車に乗って、ダマスカス県に入り、バーブ・トゥーマー地区の聖アントニウス教会で聖マロン聖誕祭のミサを行った。

礼拝後、ラーイー総大司教は説教で「アッラーがシリア国内、中東地域、そして世界の高官の心に訴え、シリアでの暴力と戦争の継続を停止させ、相互理解と対話を通じて対立点を解消し、和平が訪れるよう、我々は礼拝する」と述べた。

また「ダマスカスから、我々は、この悲劇に関わるすべての人々に、戦い、暴力、殺戮はもう充分だと言いたい…。彼らは国家、祖国のための改革のためだという。しかし改革は外国から押しつけられてはならず、内側から生じなければならない…。(改革は)対話と協力を通じて実現する」と付言した。

AFP, February 9, 2013、Akhbar al-Sharq, February 9, 2013、al-Hayat, February 10, 2013, February 11, 2013、Kull-na Shuraka’, February 9, 2013,
February 10, 2013、al-Kurdiya News, February 9, 2013、Naharnet, February
9, 2013、Reuters, February 9, 2013、SANA, February 9, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県でヌスラ戦線やイスラーム主義者戦闘員が市民国家建設を求めるデモ参加者らを襲撃、シリア・クルド民主党書記長はシリア北西部におけるクルド政府の発足が「時期尚早である」と述べる(2013年2月8日)

国内の動き(アサド政権の動き)

ウムラーン・ズウビー情報大臣は、シリア・アラブ・テレビ(2月8日付)に出演し、そのなかで、周辺諸国は反体制武装勢力への武器支援を停止し、危機解決政治プログラムを成功させるために支援すべきだ、と述べた。

ズウビー情報大臣はまた、「我々のもとに来て、議論、対話したいすべてのシリア人に門戸は開かれている…。対話について言及した際、我々は誰も排除しない無条件の対話となると話した。議論ではいかなるテーマも排除されず、前提条件もない」と述べ、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長がアサド政権との条件付き対話に応じる姿勢を示したことを牽制した。

国内の暴力

シリア人権監視団は声明を出し、イドリブ県サルキーヤ市で市民国家建設を求めるデモ参加者を、シャームの民のヌスラ戦線やイスラーム主義者戦闘員が襲撃した、と発表した。

ユーチューブ(2月8日付、http://www.youtube.com/watch?v=R_1xdQX33pM)にアップされた映像によると、デモでは当初、イスラーム教、シリア革命の旗の双方が掲げられていたが、イスラーム教の黒い旗を掲げた一団が「我々が永遠の指導者、サイイドナー・ムハンマド」、「それは、それは、それはイスラームのカリフ制」とシュプレヒコールを繰り返すと、別の集団が「一つ、一つ、一つ、シリア国民は一つ」、「統一、自由、市民国家」と対抗し、衝突が発生した。

http://www.youtube.com/watch?v=R_1xdQX33pM

なおハーフィズ・アサド前大統領は「我らが永遠の指導者」と呼ばれ、バアス党の基本原則は「統一、自由、社会主義」である。

またシリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市、カフルルーマー村などに対して、軍が空爆を加えた。

一方、SANA(2月9日付)によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺で軍が反体制武装勢力を攻撃し、戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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『ハヤート』(2月9日付け)は、6日にダマスカス郊外県の軍の防衛ラインを突破し、ダマスカス県ジャウバル区などに侵入した反体制武装勢力に対して軍が空爆・砲撃を加えたと報じた。

同紙によると、軍と反体制武装勢力はダマスカス県を囲む環状線南東部で激しく行われた模様で、反体制武装勢力はダマスカス県を包囲するかたちで防衛ライン内の軍拠点や検問所の制圧を進めようとしている、という。

また活動家の一人によると、反体制武装勢力はダマスカス県内のアッバースィーイーン広場周辺にまで到達したという。(未確認情報)。

一方、アブー・フィダーを名乗る活動家はAP(2月8日付)にスカイプで、反体制武装勢力がダマスカス県とシリア北部を結ぶ高速道路の検問所の一つを制圧した、と述べた。

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県ザマルカー町、ダーライヤー市、ダマスカス県ジャウバル区、カーブーン区を軍が砲撃・空爆を加えた。

これに対し、SANA(2月9日付)は、ダマスカス郊外県のアルバイン市、ザマルカー町、タッル・クルディー町、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、フジャイラ村、スバイナ町、ダーライヤー市、ハジャル・アスワド市などで、軍が反対武装勢力を攻撃し、イスラーム旅団メンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊したと報じた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市郊外のブラーク地方の軍需工場で爆発があり、女性11人を含む工場労働者54人が死亡した。

『ハヤート』(2月9日付)は、シリア人活動家の多くが、過激なイスラーム主義者の犯行だと主張し、民間人を標的としたテロへの関与を否定している、と報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市などが軍の砲撃を受けた。

同市では、シャームの民のヌスラ戦線が市内の軍需施設を包囲、制圧を試みている、という。

一方、SANA(2月9日付)によると、アレッポ市のハイダリーヤ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、バニー・ザイド地区、インザーラート地区、スッカリー地区、シャッアール地区、サーリヒーン地区、ハルワーニーヤ地区、旧市街などで、軍が反対武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアターリブ市、クワイリス市、サフィール市などでも、軍が反対武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月9日付)によると、カフル・アーヤー村、ヒムス市ジャウバル区、スルターニーヤ地区、ラスタン市郊外、ハウラ地方タッルドゥー市などで、軍が反対武装勢力を攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月9日付)によると、スーラース遺跡に侵入しようとした反体制武装勢力を軍が殲滅した。

反体制勢力の動き

民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表はクウェート日刊紙『ラアユ』(2月8日付)に対して、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長がアサド政権との条件付きでの交渉に応じたことを「在外の反体制勢力からの初めての重要な立場の提示」と高く評価した。

しかし「ハティーブは、ロシア、中国に接近し出した米国の姿勢の真の変化を認識した…。ハティーブの姿勢は米国の外交政策の変化と結びついている」と述べ、在外の反体制勢力が欧米諸国に追随していることを暗に批判した。

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SANA(2月8日付)が伝えたところによると、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長はイスラエルの『イェディオト・アハロノト』のインタビューに応じ、「化学兵器問題においてイスラエルが心配することはない。我々は…現体制の武器のすべてを掌握するだろうが、ヒズブッラーなどにそれを渡すことはない」と述べた。

またハティーブ議長は、この問題をめぐって欧米諸国の諜報機関から情報を得ていることを認めた。

クルド民族主義勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(2月8日付)によると、シリア・クルド民主党(アル・パールティ)のアブドゥルハキーム・バッシャール書記長は、シリア北西部のクルド人が居住する地域でのクルド政府の発足に関して「時期尚早」だと否定したうえで、現下の最優先課題がシリアのほかの反体制勢力との協力関係のしくみを構築することになると述べた。

諸外国の動き

フランスのフランソワ・オランド大統領はブリュッセルで、「危機解決正常化のための政治対話が行われる可能性がある限り、EUはシリアの反体制勢力への武器禁輸を解除しない」と述べた。

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ジョン・ケリー米国務長官は、「我々は(シリア)情勢の評価を現在行っている。可能なステップ、とりわけ外交的ステップを考えている…きわめて複雑で危険な事態」としたうえで、「シリアの紛争を終わらせる意思」があると述べた。

また2012年夏にシリアの反体制勢力への軍事支援が提言されていたことに関して、「就任前の決定に関しては知らなかった」としたうえで、紛争解決に向けて「前進する計画がある」と述べた。

AFP(2月8日付)が報じた。

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トルコのムハンマド・シムシェク財務大臣はツイッター(2月8日付)、シリア人避難民(約17万7000人)への対処するため、過去2年間でこれまでトルコ政府が6億1050万トルコ・リラ(3億4400万ドル)を支出したと綴った。

ロイター通信(2月8日付)が報じた。

トルコは、シリアの反体制武装勢力に武器、兵站、拠点を提供し、国内の暴力を助長、こうした武装勢力と軍の戦闘によって、避難民が発生している。

AFP, February 8, 2013、Akhbar al-Sharq, February 8, 2013、AP, February 8, 2013、al-Hayat, February 9, 2013、Kull-na Shuraka’, February 8, 2013、al-Kurdiya News,
February 8, 2013、Naharnet, February 8, 2013、al-Ra’y, February 8, 2012、Reuters, February 8, 2013、SANA, February 8, 2013などをもとに作成。

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ダマスカス県では前日に引き続き軍が攻勢をかける反体制武装勢力と交戦、キール―氏「ラアス・アイン市での民主統一党と自由シリア軍の交戦はきわめて危険」(2013年2月7日)

国内の暴力

ダマスカス県では、『ハヤート』(2月8日付)、AFP(2月7日付)によると、前日に引き続き、ジャウバル区、南部環状地区(ダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市)で、軍が県内に攻勢をかける反体制武装勢力と交戦した。

ロイター通信(2月7日付)は、イスラーム旅団のイスラーム・アッルーシュを名乗る戦闘員の話として、ジャウバル区でもっとも戦闘が激しく行われたと報じた。

アッルーシュによると、反体制武装勢力の攻撃は、ムライハ市やアドラー市の基地・拠点が制圧されていない現下において、ダマスカス県の制圧ではなく、同県の防衛ラインに配置されている狙撃地点などの制圧が目的だという。

別の活動家によると、この攻撃は、スンナ派の離反士官によって指揮され、迫撃砲、対空砲、装甲車などが投入されている、という。

これに対し、『ワタン』(2月7日付)は、5日晩に「ダマスカスへの攻撃が行われるとの情報が流れたのを受け…、軍が先制攻撃を行い、テロリストを殺傷、アジトを破壊した」と報じた。

一方、SANA(2月7日付)によると、カーブーン区の遠距離バス発着所(カラージュ・ボールマーン)に反体制武装勢力が迫撃砲2発を発射し、女性、子供を含む市民6人が殺害された。

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ダマスカス郊外県では、AFP(2月7日付)によると、ザマルカー町で軍と反体制武装勢力が交戦した。

またSANA(2月7日付)によると、アルバイン市、ザマルカー町、アドラー市、タッル・クルディー町、ドゥーマー郊外、ハラスター市、ダーライヤー市、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、スバイナ町、ハジャル・アスワド市などで、軍が反体制武装勢力を攻撃・追撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、軍が16日間におよぶ戦闘の末、反体制武装勢力からカルナーズ町を奪還した。

またSANA(2月7日付)によると、カルナーズ町、ハウワーシュ村などで、軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人大隊のメンバーなど複数の戦闘員を殺傷した。

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アレッポ県では、SANA(2月7日付)によると、マーイル地方、マンナグ村、タッルアラン市、ワディーヒー村、マンスーラ村、サフィーラ市、ハーン・トゥーマーン村などで軍が反体制武装勢力を攻撃・追撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、シャイフ・サイード地区、カーディー・アスカル地区などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、ジュンド・シャーム大隊、北部解放旅団、シャームの民のヌスラ戦線、タウヒード旅団のメンバーなど複数の戦闘員、外国人を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月7日付)によると、ヒムス市ジャウバル区、スルターニーヤ地区、カフル・アーヤー村、アーミリーヤ市、ラスタン市などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月7日付)によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、マアッラト・ヌウマーン市、カフルルーマー村、マアリー市、シャグル市、ジャーヌーディーヤ町などで軍が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月7日付)によると、サルマー町で軍が反体制武装勢力の武装車輌などを破壊した。

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ハサカ県では、SANA(2月7日付)によると、カーミシュリー市郊外の幹線道路で、軍が反体制武装勢力を逮捕、武器・弾薬を押収した。

反体制勢力の動き

ミシェル・キールーは『シャルク・アウサト』(2月7日付)に対して、ラアス・アイン市での民主統一党と自由シリア軍の交戦を「きわめて危険でシリア全土に影響をもたらしかねない」と警鐘を鳴らす一方、自身の「市民平和革命保護国民委員会」による停戦努力がシリア革命反体制勢力国民連立の活動の一環ではないことを明らかにした。

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シリア革命反体制勢力国民連立のリヤード・サイフ副議長が声明を出し、アフマド・マアーッズ・ハティーブ議長がアサド政権との条件付きでの対話に応じる意思を示したことに関して、原則支持の姿勢を表明しつつ、アサド家の排除を通じて対話を積極的に進めるべきだと主張した。

同声明でサイフ副議長は、政治的解決がアサド大統領、およびアサド家が支配を続ける限りは不可能としたうえで、シリア社会のすべての勢力にアサド家排除が必要だとのメッセージを発信することで、条件付き対話を積極的に推進すべきだと述べた。

また、ロシア、イランにアサド政権支持を断念するよう求めた。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のムンズィル・ハッダーム報道官は、AKI(2月7日付)に対して、委員会が入閣をめぐってアサド政権と密約を交わしたとの一部報道を否定し、「民主的体制のもとで主導される移行期政府以外は参加しない」と述べた。

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ザマーン・ワスル(2月7日付)は、ヒムス市の活動家の話として、自由シリア軍が6日にアフマド・ムニール・ムハンマド県知事襲撃を試みたと報じた。

活動家らは、この襲撃の目的が暗殺ではなく、「ヒムスの人口構成を変えようとする体制への協力という犯罪行為」を止めさせることだったとして、暗殺が失敗したことを自己正当化した。

クルド民族主義勢力の動き

クッルナー・シュラカー(2月7日付)は、民主統一党人民防衛隊が、ハサカ県のイラク国境に近いカフフ村(バーニー・シャクヴァティー村)を包囲したと報じた。

村で人民防衛隊の兵士が発砲を受けたのが理由だという。

諸外国の動き

イスラーム諸国会議機構(OIC)首脳会談が閉幕声明を発表し、閉会した。

閉幕声明では、エジプト、イラン、サウジアラビア、トルコによるシリア問題四カ国連絡グループがシリアの危機解決のため具体的な努力を行うことを確認した。

また国連安保理がシリアの危機をめぐって有効策を打ち出せないことに懸念を表明しつつ、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表の活動への支持を改めて表明した。

さらに反体制武装勢力の統合を呼びかけた。

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イランのマフムード・アフマディーネジャード大統領は滞在先のカイロで記者会見を開き、エジプトのムハンマド・ムルスィー大統領、トルコのアブドゥッラ・ギュル大統領との三者会談で、シリアの危機解決に向けて参加国の姿勢が徐々に接近しつつあると述べた。

アフマディーネジャード大統領は「自由と選択の自由はすべての国民の権利で、侵害されてはならない基本的権利だ…。すべての政府は国民にこの権利を保障することを付託されている」としたうえで、「自由は、戦争によってではなく、政府と国民の相互理解によってもたらされる」と強調した。

そのうえで「政府と反体制勢力の立場を愛国的相互理解を通じて近づけたい…。幸運なのは、エジプト、イラン、トルコの見方が少しずつ近寄っていることだ」と述べた。

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エジプトのムハンマド・ムルスィー大統領はトルコのアブドゥッラ・ギュル大統領と改めて会談し、シリア情勢などについて協議した。

会談後の記者会見で、ムルスィー大統領は「我々は四カ国のイニシアチブの枠組みのなかで新たなアイデアを提示し、シリアをめぐる問題のそのほかの当事者にともにこのイニシアチブをどう完成させるかを協議した」と語った。

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レオン・パネッタ米国防長官とマーティン・デンプスィー米統合参謀本部議長は上院軍事委員会で、国防総省がシリアの反体制勢力への武器供与を支援していたことを認めた。

シリアの反体制勢力への武器供与案は、2012年夏にヒラリー・クリントン国務長官、デヴィッド・ペトレイアスCIA長官によって示されたが、バラク・オバマ大統領は、紛争激化を懸念して、この提案を却下した。

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イスラエルのテレビ局チャンネル2は、米国のデジタル・グローブ社が撮影した衛星画像にダマスカス郊外県ジャムラーヤーの軍科学研究センターが破壊されていない状態で写っていたと報じた。

この画像はイスラエル軍の越境空爆後に撮影されたという。

AFP, February 7, 2013、Akhbar al-Sharq, February 7, 2013、AKI, February 7, 2013、al-Hayat, February 8, 2013、Kull-na Shuraka’, February 7, 2013、al-Kurdiya News,
February 7, 2013、Naharnet, February 7, 2013、Reuters, February 7, 2013、SANA,
February 7, 2013、al-Sharq al-Awsat, February 7, 2013、al-Watan, February 7, 2013、Zaman al-Wasl, February 7, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国民評議会は自由シリア軍がダマスカス県とイドリブ県などで重要な勝利を収めたと突如発表、自由シリア軍参加のハサカ県革命軍事評議会は声明を出し人民防衛隊との停戦継続の条件を提示(2013年2月6日)

国内の動き(シリア政府の動き)

SANA(2月6日付)は、アレッポ県アレッポ市で、「国民対話会合:憲章、救済プロジェクト」と題して、県内の宗教界、経済界、有識者、若者らによる会合が開催されたと報じた。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会は突如声明を出し、自由シリア軍がダマスカス県とイドリブ県マアッラ・ヌウマーン市の複数の戦略拠点などを攻撃し、重要な勝利を収めた、と発表し、「重要な勝利」の詳細を明らかにしないまま、シリア革命反体制勢力国民連立を含むすべての反体制勢力に自由シリア軍への支援を煽動した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長はBBC(2月6日付)に対して、アサド政権との条件付きでの対話の呼びかけが「審判の日まで続くわけではない。来週日曜日(2月10日)までの女性の釈放。シリアで(日曜日に)女性が一人でもいることが分かれば、このイニシアチブは政権に拒否されたものとみなされる」と述べた。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のハイサム・マンナーア渉外局長は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長がアサド政権との条件付きでの対話に応じる意思を示したことに関して「連立発足以来もっとも重要な政治的出来事」としたうえで、この意思表明によってアサド政権の危機解決政治プログラムは「致命傷を負った」と述べた。UPI(2月6日付)が報じた。

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RT(2月6日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立がニューヨークに国連代表部とワシントンに駐米代表部を開設する準備を進めていると報じた。

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ハサカ県革命軍事評議会は声明を出し、ラアス・アイン市での民主統一党人民防衛隊との停戦継続の条件として、クルド民族旗の掲揚禁止と、シリア革命反体制勢力国民連立に同市を明け渡すよう求めた。

自由シリア軍に属すると主張する同評議会の声明にいて受諾が要求されている項目は以下の通り:

1. シリア革命反体制勢力国民連立はシリアの政治、行政を運営する唯一の勢力である。
2. 民主統一党の民兵のラアス・アイン市からの撤退と、自由シリア軍の駐留。
3. ラアス・アイン市のすべての勢力からなる自治評議会の発足。
4. 自由シリア軍によるラアス・アイン市および同市周辺の住民への攻撃停止。
5. 自由シリア軍によるハサカ県の旅行者・商品の往来の保障。
6. 民主統一党の検問所撤廃。
7. 自由シリア軍が管理するラアス・アイン市の国境通行所の公認。
8. ハサカ県でのクルド民族旗の掲揚禁止。

クルド民族主義勢力の動き

シリア・クルド国民評議会のユースフ・ファイサル議長はクルド語のサイトを通じて声明を出し、そのなか「我々は、(シリア革命反体制勢力国民連立の)ハティーブ議長はイニシアチブに関心はない。なぜなら彼は我々に相談しなかったし、我々はそのことを承認しないからだ。いずれ必要な時に我々の態度を明示する」と批判した。

そのうえで「シリア・クルド国民評議会は、多元的民主国家建設をもたらし、シリアにおけるクルド人民の完全な権利を保障する政治的解決を支持する」と付言した。

国内の暴力

ダマスカス県では、『ハヤート』(2月8日付)によると、反体制武装勢力が県内各所を制圧するための攻撃を開始したのを受け、共和国護衛隊がジャウバル区、南部環状地区に対して砲撃を加えた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月6日付)によると、アルバイン市、ザマルカー町、ハラスター市、スバイナ町、タッル・クルディー町、ドゥーマー市郊外、フジャイラ村、ザバダーニー市、ヒッラーン・アワーミード村、カフリーン町などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(2月6日付)によると、サフィーラ市、アターリブ市、アナダーン市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、バニー・ザイド地区、カルム・マイサル地区、スッカリー地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月6日付)によると、ジャズラ市の浄水場を襲撃した反体制武装勢力を、軍が撃退した。

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ヒムス県では、SANA(2月6日付)によると、タドムル市で、反体制武装勢力が自爆テロを行い、女性1人を含む市民多数が死亡、数十人が負傷した。

シリア人権監視団によると、この自爆テロは総合情報部の支部に対して行われ、19人が死亡した、という。

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ハマー県では、SANA(2月6日付)によると、ブラーク村にある工場(防衛工場機構)近くで、反体制武装勢力が車に仕掛けた爆弾が爆発し、多数が死傷した。

諸外国の動き

エジプトのムハンマド・ムルスィー大統領は、イスラーム諸国会議機構(OIC)首脳会談の開会の辞で、シリア革命反体制勢力国民連立以外の反体制勢力に連立との協調を呼びかけるととともに、アサド政権には「私益を国益に優先させる者は去り、国民が残ると歴史が語っている」と述べた。

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サウジアラビアのサルマーン副首相兼国防大臣はカイロで開催されたイスラーム諸国会議機構(OIC)首脳会談で、アブドゥッラー国王に代わって演説し、「アラブ・イスラエル紛争とシリア危機悪化はイスラーム世界が直面する最大の危機」と位置づけ、これらの問題にサウジアラビアが「歴史的、宗教的」な立場に基づいて対処していると述べた。

シリア情勢に関しては、シリアの人道状況の悪化がアサド政権による殺戮、拷問によるものだと一方的に非難し、「シリア国民の犯罪や暴力を抑止するための必要な決議を採択し、すべての可能な手段で体制転換を完了させるべきだ」と国連などに求めた。

しかし、サルマーン副首相兼国防大臣は、サウジアラビアが陰に陽に支援するシャームの民のヌスラ戦線などのテロの是非については触れなかったにもかかわらず、「テロは人間社会の安全と平和に対する危険な現象」だと指摘、「テロとの戦いにあらゆる手段をもって取り組んでいる」と矛盾した発言をした。

なおアブドゥッラー国王は首脳会談開催直前に「個人的な事情」(『ハヤート』2月7日付)で帰国した。

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エジプトのムハンマド・ムルスィー大統領、イランのマフムード・アフマディーネジャード大統領、トルコのアブドゥッラ・ギュル大統領がカイロで会談し、シリア情勢について協議した。

エジプトのヤースィル・アリー大統領報道官によると、会談では、シリアにおける殺戮やインフラ破壊を停止させる仕組みについて意見が交換された。

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イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣はイスラーム諸国会議機構(OIC)首脳会談出席のため訪問したカイロで記者団に対して、「みなが…シリアでの危機解決の最初のステップを踏み出そうとしている…。我々、反体制勢力、ムアーッズ・アフマド・ハティーブ同志、そして関係諸国がだ」と述べた。

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北京訪問中のファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、中国の楊潔チ外交部長と会談した。

会談で楊外交部長は、シリアでの早急な危機解決と安定回復を希望すると述べる一方、中国が、客観的かつ公正な立場で政治的解決に向けた努力を続けるとの意思を示した。

SANA(2月6日付)が報じた。

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アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は東京を訪問し、岸田文雄外務大臣らと会談した。

AFP(2月7日付)によると、グレーテル高等弁務官は、シリア情勢に関して「我々が現在対処すべき最悪の災害」と述べ、人道支援を呼びかけたという。

日本政府は民主党政権以来、欧米諸国とともに、アサド政権に退陣を求める一方、在外活動家からなるシリア革命反体制勢力国民連立を支援する立場をとることで、シャームの民のヌスラ戦線などサラフィー主義者のテロを事実上後押してきた。

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クルディーヤ・ニュース(2月6日付)は、イラク・クルディスタン地域政府のマスウード・バールザーニー大統領の指示のもと、イラクからシリアのクルド人地域に小麦1,000トンが人道支援として提供された、と報じた。

AFP, February 6, 2013、Akhbar al-Sharq, February6 , 2013、BBC, February 6, 2013、al-Hayat, February 7, 2013, February 8, 2013、Kull-na Shuraka’, February 6, 2013、al-Kurdiya
News, February 6, 2013、Naharnet, February 6, 2013、Reuters, February 6,
2013、RT, February 6, 2013、SANA, February 6, 2013、UPI, February 6, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラアス・アイン市でクルド最高委員会とキール―氏含む「市民平和革命保護国民委員会」が会合を開き、民主統一党と自由シリア軍の間の戦闘を停止させる手段について協議(2013年2月5日)

国内の動き(シリア政府の動き)

『ワタン』(2月5日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長が条件付きでアサド政権との対話に応じる意思を示したことに関して、「ハティーブの発言には欠けているものがあり、国民に最低限受け入れられる対話、協議をもたらすには不充分だ」と報じた。

また「この声明はヌスラ戦線を擁護した過ち…を正そうとする政治的計略と評価し得る…。政治的には重要な発言だが、2年近く、機を逸したものである」と付言した。

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クッルナー・シュラカー(2月5日付)は、複数の消息筋の話として、ラーミー・マフルーフがベラルーシでのシリアテルの支店開設の認可を得た、と報じた。

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クッルナー・シュラカー(2月5日付)は、アサド政権と民主的変革諸勢力国民調整委員会の間で、次期内閣において後者が6閣僚に配分されるとの秘密合意がなされている、と報じた(未確認情報)。

6閣僚とは、教育大臣ないしは高等教育大臣、環境大臣、経済大臣、農業大臣、国務大臣の5閣僚と、もう1閣僚はハイサム・マンナーアに与えられるポストだが任所は未定だという。

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Syria News(2月6日付)は、シリア・ポンドの米ドルに対する買為替レートが1ドル=80.20ポンドに、売為替レートが80.50ポンドに改訂された、と報じた。

これまではそれぞれ79.27、79.99ポンドだった。

なお闇レートは、平均で92.75、93.50ポンド程度で推移しているという。

反体制勢力の動き(在外)

シリア国民評議会執行部は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長が条件付きでアサド政権との交渉の意思を示したことを「革命の目的と義務に反している」と断じたうえで、「連立の制度のもとで諮られておらず、また協議もされていない個人的決定で…連立の結成合意に矛盾している」と拒否した。

またイランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣との会談については、「イランが現体制を支持する限り、シリア国民評議会が拒否している措置」と非難した。

そのうえで、こうした独断行動が反対勢力の亀裂を助長すると警鐘を鳴らした。

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シリア革命総合委員会メンバーでヒムス県の活動家だというハーディー・アブドゥッラーは、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長が条件付きでアサド政権との対話に応じる意思を示したことに関して、「残念ながら、体制による破壊と殺戮の…時間を与えた…アラブ諸国や国連のこれまでのイニシアチブ以下」と非難した。

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シリア革命反体制勢力国民連立メンバーでシリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー前事務局長は、イラク・クルディスタン地域政府のマスウード・バールザーニー大統領に対して謝意を示した。

スィーダー事務局長は、バールザーニー大統領が、かつてシリア革命への支持を表明したこと、クルド人どうしの対立を解消すべくクルド最高委員会の設立を支援したこと、シリアへの人道支援を支援していることに謝意を示した。

反体制勢力の動き(国内)

ドゥーマー市で反体制活動をしているというアブー・ナディームなる活動家はフェイスブック(2月5日付)で、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長が条件付きでアサド政権との対話に応じる意思を示したことに関して、「親愛なるダウトオールよ、我々がアサドの占領を終わらせるために交渉するのが気に入らないなら、兵站を送るか、黙ってろ」と綴り、支持を表明した。

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クッルナー・シュラカー(2月5日付)は、シリア報道と表現の自由センターのマーズィン・ダルウィーシュ代表、フサイン・ガリール、ハーニー・ズィーターニーが釈放されたと報じた。

また収監中のアブドゥッラフマーン・ハマーダ、マンスール・ウマリーの2人も近く釈放される、という。

5人は2012年2月にダマスカスで空軍情報部に人のメンバーとともに逮捕されていた。うち8人は5月に釈放されていた。

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ユーチューブ(2月5日付)で、反体制武装勢力(ファトフ旅団メンバー)が軍に協力したとの理由で市民4人を処刑するビデオがアップされた。

シリア人権監視団によると、このビデオは2012年1月にアレッポで撮影されたものだという。

クルド民族主義勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(2月5日付)は、ハサカ県ラアス・アイン市でクルド最高委員会と「市民平和革命保護国民委員会」が会合を開き、民主統一党保護部隊と自由シリア軍の間の戦闘停止の方途をめぐって協議した。

「市民平和革命保護国民委員会」はシリア民主フォーラムのミシェル・キールー代表、アブドゥルバーリー・ウスマーン、タミーム・ザーヒド、ヤースィル・イヤードからなり、両者の停戦を実現するために5日にトルコからシリアに入国した。

一方、クルド最高委員会側からは、イルハーム・アフマド、アブドゥッサラーム・アフマド、イスマーイール・ハムユ、アフマド・スライマーン、アールダール・ハリールが協議に参加した。

民主統一党によると、この会合で、クルド最高委員会は、自由シリア軍との対話開始を提案するとともに、委員会によるラアス・アイン市の自治、すべての武装勢力の撤退、被災者への物資提供の自由の保障などを提案した。

なお民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍の戦闘は1月30日以降小康状態にある、という。

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シリア・クルド国民評議会は、ハサカ県ダイリーク市(マーリキーヤ市)郊外のスィーマールカーとティグリス川対岸のイラク(イラク・クルディスタン地域政府実効支配地域)のフィーシュハーブールの間の国境通行所を開設し、通商関係強化を図ると発表した。

数日中に、ティグリス川に軍事用橋梁を架けるという。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サビール地区のマルハブ兵舎周辺で軍と反体制武装勢力が激しく交戦し、多数の死者が出た。

また軍は、ハナースィル市を制圧し、サフィール市およびアレッポ市南西部に向かって進軍した。この進軍は、反体制武装勢力によるワーハ市とサフィーラ市の科学研究センターの包囲を解除することが目的だという。

なおハナースィル市制圧では、子供6人を含む市民9人が死亡したという。

一方、SANA(2月5日付)によると、タッル・ハースィル村・タッルアラン市間の交差点、ハナースィル市、サフィーラ市、カフルナーハー村、マーイル町、ジャブール市などで、軍が反体制武装勢力に対する特殊作戦を実施し、複数の戦闘員を殺傷、装備・拠点を破壊した。

またアレッポ市では、シャッアール地区、バニー・ザイド地区、マサーキン・ハナーヌー地区、シャイフ・サイード地区などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、装備・拠点を破壊した。

他方、アレッポ市ではアフマド・ハムザ人民議会議員の兄弟のハーリド・ハムザが反体制武装勢力に拉致され、殺害された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カルナーズ町が軍の空爆・砲撃を受けた。

一方、SANA(2月5日付)によると、ムガイル村で軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殲滅、拠点・装備を破壊、同村を制圧した。

またハルファーヤー市での戦闘で、軍はファールーク大隊の複数の戦闘員を殲滅した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市、ダーライヤー市などが軍の空爆・砲撃を受けた。

一方、SANA(2月5日付)によると、ダーライヤー市、ザバダーニー市、タッル・クルディー町、ドゥーマー市郊外、ハラスター市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、武器・拠点を破壊した。

またハーン・シャイフ(パレスチナ難民キャンプ)地方の住宅地で、反体制武装勢力が車に仕掛けようとしていた爆弾が誤爆し、戦闘員2人が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(2月5日付)によると、ガントゥー市、ヒムス市ジャウバル区、スィブガ地区、タルビーサ市、タッルドゥー市などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、SANA(2月5日付)によると、アブー・ズフール航空基地の襲撃を試みた反体制武装勢力を軍が要撃し、戦闘員を殲滅、装備を破壊した。

またジスル・シュグール市郊外のヤアクービーヤ村、シャグル村、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺などで、軍が反体制武装勢力と交戦、複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月5日付)によると、ダイル・ザウル市内各所、サーリヒーヤ市、ヒサーン村、アザーウィー村で、軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら複数の戦闘員を殲滅した。

諸外国の動き

『ハヤート』(2月6日付)は、フランスのジェラール・オロ国連代表大使がアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表が「シリアの危機解決の鍵を米国とロシアが握っていると考える過ちを犯した」と述べた、と報じた。

オロ国連代表大使はまた「米国とロシアが明日合意したとしても、シリアを救済することなどできない…。なぜなら現地で戦っている者がシリアの運命を決めるからだ」と付言した。

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ヴィクトリア・ヌーランド米国務省報道官は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長が条件付きでアサド政権との対話に応じる意思を示したことに関して、「シリア政府が和平に少しでも関心があるなら、今席につき、連立と話をしなければならない。そうすれば我々はハティーブの呼びかけを強く支援するだろう」と述べた。

しかし「ハティーブは…アサド政権に安住の地がなければならないと考えているとは思わない」と付言した。

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イランのマフムード・アフマディーネジャード大統領は、マヤーディーン(2月5日付)に対して、「戦争は解決策ではない…。戦争をもって支配する政府にとって、その執政はきわめて難しい。同じ方法で権力に付く集団にとっても、執政はきわめて困難だ…。シリアで宗派戦争が行うべきでない」と述べ、「国民どうしの愛国的相互理解を実現」を呼びかけた。

一方、イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆については「弱さゆえの行動」と非難した。

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アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・マアーッズ・ハティーブ議長が条件付きでアサド政権との対話に応じる意思を示したことに関して、「このような対話の開催を促すのに必要なあらゆる支援を行う」と歓迎の意を示した。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は中国を訪問し、北京の外交部で翟雋外交副部長と会談した。

SANA(2月5日付)によると、会談で、ミクダード副大臣は危機解決政治プログラムについて説明、支持を求めた。

これに対して、翟外交副部長は、中国が2012年6月のジュネーブ合意、国際法、国連憲章に基づき、シリアの危機への外国の干渉を認めないとの姿勢を改めて示した。

AFP, February 5, 2013、Akhbar al-Sharq, February 5, 2013、Facebook, February 5, 2013、al-Hayat, February 6, 2013、Kull-na Shuraka’, February 5, 2013、al-Kurdiya News,
February 5, 2013、al-Mayadin, February 5, 2013、Naharnet, February 5, 2013、Reuters,
February 5, 2013、SANA, February 5, 2013、Syria News, February 6, 2013、Youtube,
February 5, 2013、al-Watan, February 5, 2013などをもとに作成。

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ハティーブ議長が政権退陣を前提に「シャルア副大統領」と対話を行う用意があると述べ、アサド大統領には危機解決に向けた対話に対する「明確な姿勢」を呼びかけ(2013年2月4日)

国内の動き(シリア政府の動き)

『イクティサーディー』(2月4日付)は、財務省が128人の資産を「テロ活動に関与した」容疑で凍結した、と報じた。

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カルディア教会アレッポ副司教区のアントワーン・オードー司祭はAFP(2月5日付)に対して、アレッポ市内のキリスト教徒の惨状を訴える一方、「西欧は(シリアの)キリスト教徒に何ら関心を払っていない。誰も我々に耳を傾けていないかのようだ。彼らにとって我々が生きようが死のうが関係ないのだ。西欧にとっての最優先は経済力と消費社会だけなのだ」と批判した。

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ファフド・ジャースィム・フライジュ国防大臣はシリア・アラブ・テレビ(2月4日付)のインタビューに応じ、そのなかでイスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆について「成果を出さない反体制武装集団を我々が追撃していることへの報復として空爆した」との見方を示した。

フライジュ国防大臣によると、イスラエル軍戦闘機が破壊したダマスカス郊外県ジャムラーヤーの軍科学研究センターは、反体制武装勢力がたびたび制圧を試み襲撃していた、という。

国内の暴力

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市北部に展開する第17師団司令部の北東部で軍と反体制武装勢力が激しく交戦した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、マイダーン地区で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、車を運転していた男性1人が負傷した。

またカーブーン区で軍が砲撃を行い、子供1人を含む3人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カフルバトナー町、ハラスター市、ザマルカー町、ドゥーマー市、ハジャル・アスワド市などが空爆・砲撃を受けた。

一方、SANA(2月4日付)によると、タッル・クルディー町、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、フサイニーヤ町、ダーライヤー市、アドラー市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(2月4日付)によると、カフルナーヤー市、フライビル村、ハナースィル市、クシャイシュ市、ICARDA周辺などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

またアレッポ市のカーディー・アスカル地区、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区、シャイフ・サイード地区などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月4日付)によると、アブーズフール航空基地を熱ミサイルで攻撃しようとしていた反体制武装勢力を軍が攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備・拠点を破壊した。

またナイラブ村、シャビーバ軍事基地周辺などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備・拠点を破壊した。

一方、自由シリア軍自由大隊の副司令官を名乗るナキブ・ハサンなる活動家は、AFP(2月4日付)に対して、反体制武装勢力がジスル・シュグール市を包囲し、同市攻略を進めているが「3~4のアラウィー派の村が同市への我々の突入を阻んでいる」と述べた。

ジスル・シュグール市郊外の農村住民によると、これらの村から攻撃があった場合、軍が村を破壊すると警告しているため、反体制武装勢力は同市への進軍ができないという。

AFP(2月4日付)によると、ジスル・シュグール市、イドリブ市はイドリブ県において反体制武装勢力の手に落ちていない二大都市で、ジスル・シュグール市周辺にシャームの民のヌスラ戦線はいないが、シリア人サラフィー主義者からなるシャーム自由人大隊が展開しているという。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月4日付)によると、ダイル・ザウル市内各所で軍が反体制武装勢力と交戦し、ファルカーン旅団、カーディスィーヤ大隊メンバーを含む複数の戦闘員を殺傷した。

またジャズラ市でも軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(2月4日付)によると、ダルアー市、ハルバ・カイス村、タスィール町、ワーディー・ヤルムーク市、サフム・ジャウラーン村、シャイフ・マスキーン市、イズラア市、ヒルバト・ガザーラ町、タイバ町などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーを含む多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、SANA(2月4日付)によると、タッルカラフ地方に潜入しようとした反体制武装勢力を国境警備隊が撃退し、多数の戦闘員を殺傷した。

またラスタン市郊外、カフル・アーヤー村、ヒムス市ジャウバル区、スルターニーヤ地区で軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ロシア外務省は、声明を出し、シリアの「過激派」が2月3日にロシア人2人とイタリア人1人を釈放したと報じた。

この3人は2012年12月12日にヒムス県ハスヤー市一帯の街道で拉致され、釈放にあたってシリア当局が反体制武装勢力の戦闘員複数名を釈放した。

これに関して、SANA(2月4日付)は、シリア当局が外国人質3人の「解放作戦」を実行したと報じた。

同報道によると、釈放されたロシア人の1人はアレッポ県の鉄鋼所で働く技師、もう1人は通訳だという。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長は、アラビーヤ(2月4日付)のインタビューに応え、そのなかでファールーク・シャルア副大統領と政権退陣を前提に対話を行う用意があると述べた。

インタビューのなかで、ハティーブ議長は「重要なのは、体制が退陣のための対話という原則を受け入れることだ…。個人的には、体制がこれを受け入れれば、我々が扉を閉ざすことはあってはならないと考えている」と述べた。

ハティーブ議長は外国の圧力を受けて、政権との条件付きでの対話に応じる意思を示したのではないと断じたうえで、政権内の具体的交渉相手を誰にするかについて「例えば、副大統領だ。彼は危機開始当初から、事態が正しい方向に向かっていないと考えていた」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長はジャズィーラ(2月4日付)を通じて、アサド大統領に危機解決のための対話に対する「明確な姿勢」を示すよう呼びかけた。

ハティーブ議長は「体制は明確な姿勢をとらねばならない。我々は国益のために手を差し伸べている。我々が平和的に退陣するよう支援しようとしている。現下の体制におけるイニシアチブとは是非を述べることだ」と続けた。

また「事態を解決したいと思うなら、体制は参加してもよい…。真剣で誠実であれば放り出されることはなく、反体制勢力によって歓迎されるだろう」と述べた。

さらに「体制がこの危機から国民を脱出させたいなら、我々はみな、人命喪失や破壊を最小限に食い止めるかたちで国益と政権退陣のために助け合うだろう」と付言した。

そのうえで「私は体制に、国民へ傲慢で上から目線の考え方を止めよと、言いたい。バッシャール博士よ、この国は深刻な危機に曝されていると私はお前に言いたい。少しでもいいから蛮行を止めよ。眠る前にお前の子供の目を見れば、少しは人間性が戻るはずだ。解決策が分かるだろう」と述べた。

一方、ミュンヘンでのロシア外相、米副大統領との会談の内容に関して、「すべての反体制勢力の間で合意されていることがある。我々はさらなる流血と破壊を望んでいない。それゆえ危機解決のため政治的イニシアチブをとっている…。このイニシアチブによって体制は去らねばならない…。これが会談の基軸をなしていた」と述べた。

また「アメリカ人、ロシア人、イラン人、欧州人のなかに解決策をイメージできるものなどいない。シリア国民のみが解決策を決する。それゆえ我々は、シリアの体制指導部に、さらなる破壊が生じるまえに出口を探させよ、と言いたい」と強調した。

さらに「国民にさらなる流血を避けたいという明確なメッセージを伝えたいなら、私が要求した通り、まずは逮捕者を釈放することから始めよ…。私は冗談を言っているのではない。政治的ジョークではない…。一度でもいいから真剣に対処するよう体制に求めているのだ」と付言した。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のムンズィル・ハッダーム広報局長はフェイスブック(2月4日付)で声明を出し、そのなかでシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長がアサド政権との条件付きでの対話を行う意思を示したことに関して「歓迎の意」を示した。

声明でハッダーム局長は「ハティーブ議長の発言は、国民調整委員会をはじめとする民主的勢力、人民大衆から歓迎されている」と述べた。

そのうえで「国民調整委員会、連立、シリア民主フォーラム、シリア国民救済大会参加組織、ジュネーブでのシリア反体制勢力大会参加組織をはじめとする様々な反体制勢力が連絡を強化し、交渉の基礎と原則に関して合意形成するための会合を開く」ことを呼びかけた。

レバノンの動き

進歩社会主義党のワリード・ジュンブラート党首は、党機関紙『アンバー』(2月4日付)で、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長が条件付きでアサド政権との対話に応じる意思を示したことを「大胆な決断」と支持した。

諸外国の動き

クルディーヤ・ニュース(2月4日付)は、ハサカ県ラアス・アイン市で戦闘を続ける民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍・サラフィー主義者の調停を行うため、トルコから入国しようとしているミシェル・キールー(シリア民主フォーラム代表)ら「市民平和革命保護国民委員会」をトルコ当局が妨害している、と報じた。

同報道によると、「市民平和革命保護国民委員会」は対シリア国境の国境通行所で3時間待たされた末、翌日の訪問を伝えられたという。

国境通行所のシリア両側では、クルド最高委員会の使節団が4時間にわたって「市民平和革命保護国民委員会」の入国を待っていたという。

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『ハヤート』(2月5日付)は、2月6日にカイロで予定されているイスラーム諸国会議機構(OIC)首脳会談の準備会合で、閉幕声明のシリア情勢に関する文言の内容をめぐって、イランを含む各国が、サウジアラビア、トルコと対立していると報じた。

同報道によると、イランを含む各国は、アサド政権による弾圧を一方的に批判するのでなく、すべての当事者に暴力停止を呼びかけることを主張したのに対し、トルコとサウジアラビアはアサド政権を非難することに固執したという。

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イランのサイード・ジャリーリー国家安全保障最高会議書記長は滞在先のダマスカスで記者団に対して、「シオニスト政体は、33日戦争、22日戦争、8日戦争(レバノン紛争、2008年と2012年のガザ侵攻)のときと同じようにシリアに対して最近行った空爆を後悔するだろう」と述べた。

またジャリーリー書記は「シリアの国民と政府はこの問題を深刻に捉えており、イスラーム世界はシリアを支援する…。アサド大統領はシオニスト政体との戦闘においてイスラーム世界の最前線に位置している」と付言した。

一方、シリア国内の混乱については、「当初から、我々はすべての当事者に対話のテーブルにつき、国民対話を実現させるよう求めてきた…。アサド大統領のイニシアチブはこの対話の基礎となるだろう」と述べた。

また「善意を示した者(シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長)は、これまでに自分たちが依拠してきた誤った方法から目を背けねばならない。解決策は国民の権威のもとに結実せねばならず、国民が自らの運命を決めねばならない」と付言した。

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イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣は訪問先のベルリンで、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長との会談について触れ、「対話を継続することで合意した」と述べた。

また「シリア軍は強大で、充分な能力を持っている。外国からの戦闘員など必要ない…。我々は(アサド政権に)経済支援を行っている。ガソリンや小麦を送っている。またイラク経由で電力を供給しようとしたが、この試みはいまだ成功していない」と述べた。

AFP, February 4, 2013、Akhbar al-Sharq, February 4, 2013、Alarabia.net, February 4, 2013、Aljazeera.net, February 4, 2013、DP-News, February 5, 2013、Facebook, February 4, 2013、al-Hayat, February 5, 2013、al-Iqtisadi, February 4, 2013、Kull-na Shuraka’, February 4, 2013、al-Kurdiya News, February 4, 2013、Naharnet, February 4, 2013、Reuters, February 4, 2013、SANA, February 4, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア、イラン、ロシアはともにハティーブ議長によるアサド政権との対話の意思について歓迎の意を示す、一方トルコやカタールなどは不快感をあらわに(2013年2月3日)

国内の動き(シリア政府の動き)

アサド大統領はシリアを訪問中のイランのサイード・ジャリーリー国家安全保障最高会議書記と会談し、イスラエル軍によるシリアへの越境空爆などについて協議した。

SANA, February 3, 2013
SANA, February 3, 2013

SANA(2月3日付)によると、アサド大統領は会談で、越境空爆によって、イスラエルが敵対的な外国勢力とともにシリアに対して行っていることの真の役割が、シリアの不安定化と弱体化にあることが暴露された、と述べた。

一方、ジャリーリー国家安全保障最高会議書記は、越境空爆に対して、シリア政府が英知をもって対処すると信頼していると応えるとともに、イランがシオニストという敵に対してレジスタンスを続けるシリア国民を全面支援し、外国の陰謀や計略に立ち向かうために引き続きシリアと調整を行うと述べた。

またシリア国内の混乱に関しては、アサド大統領が提示した危機解決政治プログラムを高く評価し、国民対話実施に向けてイランが全面支援を行う用意があることを改めて伝えた。

なおジャリーリー国家安全保障最高会議書記はアサド大統領との会談に先立ち、記者団に対して「イランはシリアに対して、イスラエルの攻撃に対する応えを期待している」と述べた。

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ワリード・ムアッリム外務在外居住大臣は、イランのサイード・ジャリーリー国家安全保障最高会議書記と会談し、「イスラエルのシリアに対する残忍な攻撃は、シリアのインフラ、開発施設を破壊するために武装テロ集団と直接関係を持っていることを示すもので、イスラエルと武装テロ組織の役割は調和している」と述べた。

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アリー・ハイダル国民和解問題担当国務大臣は、シリア革命反体制勢力国民連立のムアーッズ・アフマド・ハティーブ議長が条件付きで政府との対話の意思を示したことに関して、「対話の扉は、それを望むすべての者に例外なく開かれている…。対話には暴力を拒否するという基礎があるが、これは条件ではなく、対話を成功させる要素だ」と述べた。

またハティーブ議長が条件として提示した、在外シリア人のパスポート延長については、ハルキー内閣の危機解決政治プログラム実施閣僚委員会が法的追求の停止、在外活動家受け入れのための文書発行の保証を進めていると述べた。

さらに、逮捕者16万人の釈放については、シリア革命反体制勢力国民連立に逮捕者リストの提示を求めたいとの意向を示した。

ダマス・ポスト(2月3日付)が報じた。

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AFP(2月3日付)は、非欧米諸国のNGOがイラクからトルコ経由でシリア北西部の4つの避難民キャンプに、人道支援の一環として燃料ストーブ2,000台を提供したと報じた。

国内の暴力

アレッポ県では、アレッポ市アンサーリー地区で軍の空爆により女性1人、子供5人を含む11人が死亡したとシリア人権監視団が発表した。

活動家によるとアンサーリー地区は反体制勢力の制圧下にはない、という。

また同監視団などは、アレッポ市で、イブラーヒーム・アッズーズ元人民議会議員が、妻と娘2人とともに「反体制武装勢力の手で殺された」と発表した。

一方、SANA(2月3日付)によると、アレッポ市シャイフ・サイード地区で、大量の武器を持ち込もうとした反体制武装勢力を軍が攻撃し、戦闘員を殲滅、武器弾薬を押収した。

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ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル市でイスラーム主義の反体制武装勢力が「結球し、大きく前進した」とシリア人権監視団が発表した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月3日付)によると、タッル・クルディー町、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、ザバダーニー市で、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、ハムザ大隊、アカバ・ブン・ナーフィウ大隊、イスラーム旅団、殉教大隊メンバーを含む多数の戦闘員を殺傷、装備・拠点を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月3日付)によると、アリーハー市、アブー・ズフール市、タッル・サラムー村、ウンム・ジャリーン村、ハミーディーヤ村、ブサンクール村、ラーミー村などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、拠点を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月3日付)によると、タッルカラフ市郊外のザーラ市、カルアト・ヒスン市などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、拠点を破壊した。

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ラッカ県では、シャームの民のヌスラ戦線とタブカ自由人大隊が、軍との戦闘の末、ラッカ市とタブカ市の間に位置するバアス・ダムと周辺の農村を制圧したとシリア人権監視団が発表した。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のムアーッズ・アフマド・ハティーブ議長は、フェイスブック(2月3日付)でミュンヘンでの各国外相らとの会談での自身の発言の要旨を発表した。

それによると発言の主な内容は以下の通り:

1. 国際社会はシリア国内でのアサド政権による虐殺に充分対処していない。
2. 化学兵器をめぐる言説は、イラクの大量破壊兵器問題のウソに似た奇異な問題ではあるが、アサド政権はすでにあらゆる兵器を用いて国民を虐殺している。
3. 革命家たちの銃は、シリア国民が自由を得るまで下ろされることはない。
4. 「我々の軍」は現地で大きな成功と成果を収めているが、善意として政府との対話の意思を表明し、平和的な政権退陣もめざす。

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シリア革命反体制勢力国民連立の政治委員会メンバーの一人は、ムアーッズ・アフマド・ハティーブ議長とイランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣と会談に関して、「政治的な嵐を巻き起こした。イラン外相との会談はまったく不必要だ。なぜなら無駄だからだ。イランはアサドを全面支援している。このままだと彼はシリア外相とも会談してしまうだろう」と厳しく非難した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のワリード・ブンニー報道官は、「ボールはロシア・サイドにある…。ロシアは国民への殺戮を行う者ではなくシリア国民の公正な要求を支持しなければならない…」と述べ、ロシアがアサド政権に圧力をかけることへの期待を寄せた。

クルド民族主義勢力の動き

シリア・クルド民主党(アル・パールティ)のアブドゥルハキーム・バッシャール書記長は、『サフィール』で民主統一党サーリフ・ムスリム共同党首がイラク・クルディスタン地域のマスウード・バールザーニー大統領を批判したことを受け、フェイスブック(2月3日付)で「ムスリムはシリア政府と関係がある。それは純粋に治安に関わるもので、中級士官から情報発信というかたちをとっている」と述べた。

また「民主統一党がクルド人地域を支配しているというのは正しくない。シリアの治安機関が依然として決定を行い、支配を続けている」と暴露した。

そのうえで「ムスリムと彼の党は、シリアのクルド人の民族的権利を獲得したいとは考えておらず、現体制の地方自治…に関する自治を得たいと考えているだけだ」と非難した。

レバノンの動き

NNA(2月3日付)は、イスラエル軍戦闘機がナバティーヤ県上空のレバノン領空を侵犯したと報じた。

諸外国の動き

イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長との会談に関して、「とても光栄だ」と述べ、「引き続き連絡を取り合うことを決めた」ことを明らかにした。

また「反体制勢力と政府が対話のテーブルを囲んで座る余地を与えねばならない…。ハティーブ氏に私はこう言った。集って、国際社会の監視下での大統領選挙の実施を調整しなさい…。流血を止めたいのなら、非難の応酬を続けていてはならない」と述べ、ハティーブ議長が条件付きでアサド政権と対話を行う意思を表明したことに歓迎の意を示した。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長が条件付きでアサド政権と対話を行う意思を表明したことに関して、「非常に重要なステップだ。なぜなら連立は政権とのいかなる対話も全否定していたからだ」と高く評価した。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は滞在先のミュンヘンで、「シリア政府と反体制勢力の間で対話が行われねばならないと言う者がいる。しかしそれは間違った道だ。それは解決策でない」と述べた。

また「もし明日、アサド政権下で選挙が行われたら、反体制勢力の指導者たちは立候補できるのか?」と自問し、アサド大統領が「シリアでの虐殺の責任をまずとるべきだ」と付言した。

トルコ政府は、シャームの民のヌスラ戦線など外国人サラフィー主義者のシリアへの潜入・テロ活動、自由シリア軍によるクルド人地域への侵攻を支援している。

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『ハヤート』(2月4日付)は、カタールのハマド・ブン・ジャースィム首相兼外務大臣が滞在先のミュンヘンで、シリア革命反体制勢力国民連立のムアーッズ・アフマド・ハティーブ議長とロシア・イラン外相とミュンヘンでの会談に関して、国際社会がシリアの紛争に介入することを躊躇していると不快感を示し、国連安保理に対してシリアでの虐殺に対して責任ある行動を求めたと報じた。

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イスラエルのエフド・バラク国防大臣は滞在先のミュンヘンで、イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆に関して、「数日前の事件に関してあなた方が新聞で読んだことに、私は何も言うことはできない…。しかし率直に言うと…、レバノンに高度な武器システムが持ち込まれることが許されてよいとは考えていないと述べてきた」と述べ、越境空爆を事実上認めた。

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『ニューヨーク・タイムズ』(2月3日付)は、匿名高官の話として、2012年夏にヒラリー・クリントン国務長官(当時)とデヴィッド・ペトレイアスCIA長官が、シリアの紛争に米国が巻き込まれることを懸念し、シリアの反体制武装勢力への武器供与、軍事教練計画を却下していたと報じた。

同計画は、武装勢力の評価と、一部近隣諸国の支援のもとでの武器供与を求めており、米大統領選挙後に再検討されるかに思われたが、ペトレイアスCIA長官の辞任によってお蔵入りとなったという。

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『サンデー・タイムズ』(2月3日付)は、イスラエルが、シリアからの原理主義過激派の攻撃を抑止するために、シリア領内の対イスラエル国境沿いに幅10キロの緩衝地帯を設置することを検討していると報じた。

この計画はイスラエル軍によって作成され、ベンヤミン・ネタニヤフ首相に提出されたという。

AFP, February 3, 2013、Akhbar al-Sharq, February 3, 2013、DamasPost, February 3, 2013、Facebook, February 3, 2013、al-Hayat, February 4, 2013, February 5, 2013、Kull-na Shuraka’, February 3, 2013、al-Kurdiya
News, February 3, 2013、Naharnet, February 3, 2013、The New York Times, February 3, 2013、NNA, February 3, 2013、Reuters, February 3, 2013、SANA, February 3, 2013、The Sunday Times, February 3, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装勢力がアレッポ市シャイフ・サイード地区を制圧するなか、シリア革命反体制勢力国民連立のハティーブ議長がミュンヘンを訪問し露外相、米副大統領、イラン外相らと相次いで会談(2013年2月2日)

国内の動き(シリア政府の動き)

ハルキー内閣の危機解決政治プログラム実施閣僚委員会は各県知事と会談し、各県での国民対話開始の準備方法をめぐって協議した。SANA(2月2日付)が報じた。

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進歩国民戦線は声明を出し、イスラエル軍戦闘機によるダマスカス郊外県ジャムラーヤーの軍科学研究センターへの越境空爆を厳しく非難した。

国内の暴力

アレッポ県では、反体制武装勢力がアレッポ市シャイフ・サイード地区を制圧した、とシリア人権監視団が発表した。

同監視団によると、反体制武装勢力は12日にわたる戦闘で同地区を制圧、この戦闘で戦闘員26人、軍兵士数十人が死亡し、同地区長が制圧後に反体制武装勢力によって射殺されたという。

またこの制圧と前後して、シャイフ・サイード地区のほとんどの住民は避難を余儀なくされ、同地区に展開していた軍部隊も撤退、その後軍が同地区を複数回にわたって空爆した。

なおシリア人権監視団によると、シャイフ・サイード地区は、ナイラブ航空基地やアレッポ国際空港を攻撃するうえでの要衝だという。

このほかシリア人権監視団によると、サフィーラ市、ダイル・ハーフィル市、タッル・リフアト市、タルアルン市周辺を軍が空爆した。

一方、SANA(2月2日付)によると、カラースィー村、ダイル・ハーフィル市、ワディーヒー村、サフィーラ市、マンナグ村などで軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

またアレッポ市では、スッカリー地区、カルム・マイサル地区、シャイフ・サイード地区、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区、旧市街、アシュラフィーヤ地区、ライラムーン地区などで、軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ムウダミーヤト・シャーム市、アルバイン市、ハラスター市などが軍の空爆・砲撃を受けた。

一方、SANA(2月2日付)によると、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、アルバイン市、バイト・サフム市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また反体制武装勢力がサフナーヤー市の変電所を襲撃し、同市が停電となった。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シャーグール区イブン・アスカルで車に仕掛けられた爆弾が爆発し、1人が負傷した。

一方、SANA(2月2日付)によると、カダム区で警察が反体制武装勢力と交戦、多数の戦闘員を殺傷した。この戦闘で警官1人が死亡、2人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、タフタナーズ市、タフタナーズ航空基地などに軍が空爆を行った。またヒーシュ村近くの国際幹線道路で軍と反体制武装勢力が交戦した。

一方、SANA(2月2日付)によると、サラーキブ市で反体制武装勢力が仕掛けた爆弾が誤爆し、戦闘員15人が死亡、また爆発に巻き込まれて子供1人が死亡、市民22人が負傷した。

またワーディー・ダイフ周辺などで軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アーミリーヤ市での軍と反体制武装勢力の戦闘で、「政府を支持する民間人10人」が死亡した。

一方、SANA(2月2日付)によると、タルビーサ市、カフルラーハー市などで、軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月2日付)によると、ダイル・ザウル市各所で軍が反体制武装勢力を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長はドイツを訪問し、ミュンヘンでの安全保障会議に出席するため同地に滞在中のロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

西側諸国が支援する在外の反体制組織の指導者がロシアの外務大臣と会談するのは今回が初めて。

会談内容については明らかにされなかったが、ロイター通信(2月2日付)は、セルゲイ外務大臣がハティーブ議長をモスクワに招待したと報じた。

ハティーブ議長は会談後に「ロシアには明確なビジョンがあるが、我々は危機軽減のための対話を歓迎しており、詳細についてより多くの議論をしなければならない」と述べた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長は、ミュンヘンでの安全保障会議に出席するため同地に滞在中のジョー・バイデン米副大統領と会談した。

シリアの反体制組織の指導者が米副大統領と会談するのは今回が初めて。

ハティーブ議長はバイデン米副大統領との会談に関して、ロイター通信(2月2日付)に対して、「流血と人名損失を最小限に抑えつつ、いかに体制を排除するかを議論する」ことが会談の主な目的だったと述べた。

その一方で「私はカイロであれ、チュニジアであれ、イスタンブールであれ、シリア政府の代表と直接席をともにする用意があると宣言する」と述べ、条件付きでの対話に応じる意思を改めて示した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長はイランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣と滞在中のミュンヘンで会談した。

45分間にわたる会談を終えたハティーブ議長は記者団にロイター通信(2月2日付)に「我々はシリア国民の苦しみを終わらせるための解決策を案出しなければならない点で合意した」と語った。

クルド民族主義勢力の動き

al-Kurdīya News, February 1, 2013
al-Kurdiya News, February 1, 2013

クルド最高委員会のアフマド・スライマーン報道官は声明を出し、同委員会に暫定政府発足の意思があるとしたフェイスブックなどでの書き込みを否定した。

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クルディーヤ・ニュース(2月2日付)は、クルド最高委員会がハサカ県ダイリーク市(アラビア語名マーリキーヤ市)郊外のスィーマルカー国境通行所を経由してシリア領内に持ち込まれる灯油およびガソリン1リットルに対して0.03米ドルの関税を、また入国税として1,000シリア・ポンドを課すことを決定した、と報じた。

諸外国の動き

ドイツ南部のミュンヘンでの安全保障会議に出席するため同地に滞在中のジョー・バイデン米副大統領とロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣が会談した。

会談には、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表も参加し、シリア情勢をめぐって協議が行われた。

会談後、バイデン副大統領は、ロシアとの間に依然として「大きな意見の隔たりがある」と述べた。

また「我々は、シリアの反体制勢力がさらに統合、団結するため、関係国と協力している…。我々はアサドが権力にとどまることを企む暴君だと考えている。だが彼にはもはや国民を指導することなどできない」と付言し、反体制勢力をさらに支援するよう国際社会に求めた。

これに対し、ラブロフ外務大臣は、関係当事国がブラーヒーミー共同特別代表の指導のもとに結集し、「進展が実現した」とみなし得るような暫定的な解決策を案出すべきだと米国に伝えたことを明らかにした。

また「アサド大統領退任を交渉の前提条件とする固執した姿勢こそが、シリアの悲劇継続の最大の原因だ」と述べた。

さらに「我々のパートナー(西側諸国)は、これらの武器(化学兵器)を反体制武装集団が入手する可能性に最大の脅威を抱いている点で一致している」と付言した。

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イランのサイード・ジャリーリー国家安全保障最高会議書記がシリアを訪問し、ワーイル・ハルキー首相と会談し、二国間関係、シリアでの紛争、イスラエルによる越境攻撃などについて協議した。

SANA(2月2日付)によると、ジャリーリー書記は、アサド政権による危機解決政治プログラムの実施と危機の政治的解決への支持を改めて表明した。

また1月30日のイスラエルによるダマスカス郊外県への越境空爆については、「地域の治安と安全を脅かす行為」と非難する一方で「シリアに対する陰謀の失敗」を確信しているとの意思を示した。

会談に先だって、ジャリーリー書記は記者団に対して、イスラエルの越境空爆が「レジスタンスを打ち砕こうとする絶望的な試みを通じて、シリア国民に復讐しようとしている」と非難していた。

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レオン・パネッタ米国務長官は、AFP(2月2日付)に対して、「シリアでの混乱は、これらの武器(化学兵器)が国境を越えてヒズブッラーの手にわたる可能性を一大関心事とする環境を作り出した」と述べた。

またイスラエル軍によるシリアへの越境空爆に関しては、「SA-17のような洗練された兵器や生物科学兵器がテロリストの手に渡らないようにするために、あらゆることをしなければならないと(イスラエルに)表明してきた…。米国はこれらの兵器がテロリストの手に渡らないようにするためのあらゆる措置を支持する」と述べた。

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AFP(2月2日付)は、米高官からの情報として、イスラエル軍が1月30日に越境空爆したのが、レバノンに武器を輸送していると思われる車列ではなく、ダマスカス郊外県に配備されていたロシア製のSA-17地対空ミサイル・システムと化学兵器を貯蔵していると思われる施設だったと報じた。

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ハマースのハーリド・ミシュアル政治局長は、ヨルダン国営テレビ(2月2日付)とのインタビューに応じ、そのなかでシリア情勢を「陰謀ではなく(アラブの)春」だとしたうえで、「国民に対する軍事的オプションをとるシリア政府を支持することはできない」と述べた。

AFP, February 2, 2013、Akhbar al-Sharq, February 2, 2013、al-Hayat, February 3, 2013, February 4, 2013、Kull-na Shuraka’, February 2, 2013、al-Kurdiya News, February 2, 2013、Naharnet, February 2, 2013、Reuters, February 2, 2013、SANA, February 2, 2013、UPI, February 2, 2013などをもとに作成。

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民主統一党のムスリム党首が人民防衛隊と自由シリア軍・サラフィー主義者の戦闘に関して、「西クルディスタンを占領しようとする戦略的枠組み」を非難(2013年2月1日)

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(2月1日付)によると、ハラスター市郊外、ドゥーマー市、シャイフーニーヤ村、アルバイン市、ヒッラーン・アワーミード村、ダーライヤー市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷した。

一方、クッルナー・シュラカー(2月1日付)は、ハーン・シャイフーンのパレスチナ人難民キャンプを軍が数日前から包囲・砲撃している、と報じた。

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アレッポ県では、SANA(2月1日付)によると、アズィーザ市、ハーディル村、カラースィー村、マンスーラ村、マーイル町、ハーン・トゥーマーン村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷した。

またアレッポ市バニー・ザイド地区、カルム・マイサル地区、ライラムーン地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、SANA(2月1日付)によると、ナイラブ村、アリーハー市などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、SANA(2月1日付)によると、ハウラ地方、ラスタン市、アイン・フサイン村、アーミリーヤ村などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ハサカ県では、クルディーヤ・ニュース(2月1日付)によると、カーミシュリー市で激しい戦闘があり、市内全域が一時停電となった。

反体制勢力の動き

シリア民主フォーラムが声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長が条件付きでアサド政権と対話に応じる意思を示したことに関して「祖国、自由、公正、平等、市民権といった概念への近視眼によるもので、体制ではなく反体制勢力を追い込む」と非難し、議長に改めて発言の真意を説明するよう求めた。

クルド民族主義勢力の動き

民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は『サフィール』(2月1日付)のインタビューに応じ、そのなかでイラン・クルディスタン地域のマスウード・バールザーニー大統領のトルコとの同盟関係がクルディスタンの弱体化を目的としていると批判した。

トルコからラアス・アイン市への自由シリア軍・サラフィー主義者と民主統一党人民防衛隊との戦闘に関して、ムスリム共同党首は、西クルディスタン(シリア)を占領しようとする戦略的枠組みのなかでの軍事行動だと指弾した。

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ユーフラテス通信(2月1日付)がクルド最高委員会のイルハーム・アフマドの話として伝えたところによると、同委員会福祉治安税関委員会がハサカ県ダイリーク市で会合を開き、イラク・クルディスタン地域・シリア・クルド地域間のスィーマールカーに通商用の国境通行所を常設し、近く設置することを決定したと報じた。

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クルド最高委員会のアフマド・スライマーンは、クルディーヤ・ニュース(2月1日付)に対して、シリア革命反体制勢力国民連立と自由シリア軍に対して、ラアス・アイン市への攻撃に対して断固たる姿勢で拒否すべきだと述べた。

レバノンの動き

ナハールネット(2月1日付)が軍の発表として伝えたところによると、ベカーア県バアルベック郡の対シリア国境に位置するアルサール市郊外で、パトロール中のレバノン軍部隊が要撃され、兵士2人が死亡、多数が負傷した。

また軍部隊を要撃した武装集団の戦闘員も複数が負傷したという。

ジャディード・チャンネル(2月1日付)などは、この要撃の背景に、アルサール市でのハーリド・フマイイド誘拐・発砲事件があると報じた。

OTV(2月1日付)によると、フマイイドは、2011年のレバノンでのエストニア人拉致事件の容疑者の一人で、最近自由シリア軍に加入した、という。

またLBCI(2月1日付)は、レバノンの治安当局が、フマイイドを「テロ集団」メンバーとして監視していたと報じた。

一方、SANA(2月1日付)は、ムスタクバル潮流および自由シリア軍との交戦でレバノン軍兵士多数が死亡したと報じた。

諸外国の動き

退任を翌日に控えたヒラリー・クリントン米国務長官は、自らの任期を振り返り、そのなかで米国が「イランとヒズブッラーのシリアでの活動によって邪魔されてきた」、「ロシアはアサド支持に関して受け身の傍観者などではなく、かなり積極的だった」と述べる一方、「出来ることはやった」と自賛した。

AFP, February 1, 2013、Akhbar al-Sharq, February 1, 2013、al-Hayat, February 2, 2013、al-Jadid, February 1, 2013、Kull-na Shuraka’, February
1, 2013、al-Kurdiya News, February 1, 2013、Naharnet, February 1, 2013、OTV,
February 1, 2013、Reuters, February 1, 2013、al-Safir, February 1, 2013、SANA, February 1, 2013などをもとに作成。

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軍がアレッポ市アシュラフィーヤ地区に対して実施した空爆によりシリア・クルド民主統一党の幹部1名が死亡する一方、与野党含む党連合がイスラエル軍戦闘機によるシリア領空侵犯・空爆を非難する声明を発表(2013年1月31日)

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(1月31日付)によると、ダーライヤー市、ドゥーマー市、ハラスター市、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、ナブク市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、クルディーヤ・ニュース(1月31日付)によると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区を軍が空爆し、14人が死亡、42人が負傷した。

複数の目撃者によると、空爆はアシュラフィーヤ公園近くの第1交差点に対して集中的に行われ、空爆と前後して自由シリア軍の戦闘員が軍の戦車を攻撃・破壊した、という。

一方、SANA(1月31日付)によると、アレッポ市カルム・マイサル地区、カースティールー地区、バニー・ザイド地区、ライラムーン地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、アンダーン自由人旅団の指導者を含む多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア・クルド民主統一党(イェキーティー)は声明(2月1日付)を出し、1月31日のアレッポ市アシュラフィーヤ地区での空爆・戦闘によって、党幹部の一人カマール・ムスタファー・ハナーンが死亡したと発表した。

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イドリブ県では、SANA(1月31日付)によると、アルバイーン山、ダフビーヤ地方、ブワイダ地方などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月31日付)によると、ラスタン市東部の反体制武装勢力拠点、またヒムス市スルターニーヤ地区、クサイル市郊外などを軍が攻撃・破壊、多数の戦闘員を殺傷した。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立の政治委員会はカイロで会合を開いた。

『ハヤート』(2月1日付)などによると、会合では、アフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長がアサド政権との条件付きで対話に応じる意思を示したことに議論が集中した。

同報道によると、この会合で、ハティーブ議長は自身の発言が「個人的な意見に過ぎず、(和解)イニシアチブではない」と述べ、連立もこの見解を組織の方針として作用せず、現体制が崩壊するまで対話を行わないとの基本姿勢を確認しなかったという。

また会合に参加したシリア革命評議会のジブル・シューフィーによると、ハティーブ議長は、アサド政権との対話に関して「条件付きであっても対話を提案することが、体制にプレゼントを与えることに等しい」との見解を示したという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のムンズィル・マーフース駐フランス代表(大使)は、EURO1(1月31日付)で、「我々はバッシャールの代表と対話の用意がある。可能であれば、政治的解決に至るため、体制内の誰かに権限を移譲してもよい」と述べた。

しかし、アサド大統領自身を含む現政権の首脳については、「戦争犯罪者」であるために対話への参加を認められない、と条件を示した。

また1月31日にアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長が条件つきでアサド政権との対話に応じるとの姿勢を示したことについては、「事態打開への特別な責任を感じているのだろう」と理解を示した。

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トルコのイスタンブールで活動する反体制活動家66人が共同声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長が条件付きでアサド政権と対話に応じる意思を示したことを「正しい方針」と評価し、支持を表明した。

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シリア国民変革潮流は声明を出し、クウェートでの国連主催のシリア支援国会議参加国への人道資金援助に謝意を示した。

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ロイター通信(1月31日付)は、ダイル・ザウル県マヤーディーン市(人口54,000人)を占拠する武装勢力のなかで、シャームの民のヌスラ戦線が影響力を増している、と報じた。

同報道によると、ヌスラ戦線は、女性のズボン着用禁止、酒類販売禁止、子供への宗教教育、シリアでのカリフ制樹立の主唱、民主化を求める人々への脅迫などを行っている、という。

なお同報道によると、シリア国内で反体制武装活動を行う戦闘員の数は約8,000人いるのだという。

諸外国の動き

サウジアラビア日刊紙『ワタン』(1月31日付)は、シリア反体制勢力の信頼できる複数の消息筋の話として、アサド政権がヒズブッラーに化学兵器を供与した、と報じた。

イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆へのシリア国内の対応

シリアの外務在外居住者省は、イスラエルによるシリアへの越境空爆に関して、イクバル・サンガUNDOF司令官を呼び出し、イスラエルとの停戦合意(1974年)への違反への抗議の意を正式に伝え、再発防止のために必要な措置を講じるよう求めた。SANA(1月31日付)が報じた。

また国連安保理議長、事務総長宛てに書簡を提出し、そのなかでイスラエルによるシリアへの越境空爆を「中東地域の安定と安定、国際の平和に深刻な危険となるイスラエルの攻撃を防ぐという責任を果たすことに安保理は失敗した」と非難したうえで、「自衛権、領土と主権を防衛する義務をシリアは有する」と表明した。

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ワーイル・ハルキー首相は緊急閣議を開き、イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆への対応を協議した。SANA(1月31日付)が報じた。

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シリア人民議会は声明を出し、イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆を強く非難した。SANA(1月31日付)が報じた。

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SANA(1月31日付)によると、シリア国内では、与党のバアス党シリア地域指導部、アラブ社会主義連合党、アラブ社会主義者運動、変革解放人民戦線、人民意思党、シリア民族社会党インティファーダ派、野党のシリア祖国党、シリア民主党が、イスラエル軍戦闘機によるシリア領空侵犯・空爆を非難する声明を発表した。

イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆への在外反体制勢力の対応

シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆を「今回が初めてでない」としつつ、シリア軍が各地で空爆を続けるなかで「アサドの戦闘機とシオニストの戦闘機を区別…できるのか」と述べ、アサド政権も同様に非難されるべきだとの姿勢を示した。

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シリア国民評議会は声明を出し、イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆を「自由な自己にとって主権侵害を見ることはもっとも困難」だとイスラエルを非難したうえで、イスラエルの攻撃を防げないアサド政権を「祖国防衛に関心がなく、自衛の責任を果たそうともしていない」と糾弾した。

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元軍憲兵隊長で2012年12月に政権を離反したアブドゥルアズィーズ・ジャースィム・シャッラールは、AP(1月31日付)に対して、イスラエル軍戦闘機が空爆したダマスカス郊外県ジャムラーヤー地方の軍科学研究センターに関して、「武器開発で知られているが、化学兵器や非伝統的兵器はない…。しかしイラン人やロシア人が常駐している」と述べた。

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クッルナー・シュラカー(1月31日付)は、住民の証言をもとに、ダマスカス郊外県ジャムラーヤー地方への空爆は、イスラエル軍戦闘機によるものでなく、シリア軍戦闘機による誤爆だと断じた。

同報道によると、シリア軍戦闘機は、軍科学センターを自由シリア軍の拠点と誤認し空爆、その直後、迫撃砲9発が突如としてセンターおよびその周辺に着弾、周辺の軍部隊は何もなかったかのように攻撃を見ていたという。

イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆へのレバノン国内の対応

ヒズブッラーは声明を出し、イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆を「シリアで過去2年起きているが何であるのか、そしてこの国を破壊し、軍を弱体化させることの犯罪的目的を完全に暴露」する行為と非難した。

また国際社会とアラブ諸国に対して、イスラエルの「醜悪な攻撃」を非難するよう呼びかけつつ、「我々は(国際社会やアラブ諸国が)非難と断固たる対応に失敗してきたことに慣れっこだ」と暗に批判した。

イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆への諸外国の対応

ロシア外務省は声明を出し、イスラエルによるシリア領内への越境空爆に関して「重大な懸念」を表明したうえで、情報が正しいということが分かれば非難する、との姿勢を示した。

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アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、イスラエルによるシリアへの越境空爆に関して、「アラブ諸国へのイスラエルの攻撃を抑止することに国際社会は責任を負うべき」と主張し、「イスラエルはこの犯罪行為を断行するため、シリアの政治・治安状況の混乱を利用した」と非難した。

また「この攻撃がもたらす結果のすべてにイスラエルは責任を負うべきであり…、シリアには国土、主権を防衛する権利がある」と付言した。

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イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣は、イスラエルによるシリアへの越境空爆に関して、「西洋とシオニストの政策と合致し、安定と治安を回復しようとするシリア国民・政府の成功を妨げるべく行われた…。テロ組織のシオニストの目的は合致している」と非難した。

またホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣は「シリア郊外へのシオニスト政体の攻撃は、テルアビブに深刻な影響をもたらすだろう」と述べた。

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ベン・ロードス米国家安全保障担当補佐官は、イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆に関連して、「シリアはヒズブッラーに武器を供与することで地域をこれ以上不安定化させるべきでない」と述べた。

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国連の潘基文事務総長は声明を出し、イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆に関して、「深い懸念」の意を示し、すべての当事者に自制を求めた。

AFP, January 31, 2013、Akhbar al-Sharq, January 31, 2013、AP, January 31, 2013、al-Hayat, February 1, 2013、Kull-na Shuraka’, January 31, 2013, February 1, 2013、al-Kurdiya
News, January 31, 2013、Naharnet, January 31, 2013、Reuters, January 31,
2013、SANA, January 31, 2013、al-Watan (Riyadh), January 31, 2013などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がゴラン高原シャイフ山北部の高原地域を侵犯し複数施設を空爆する一方、シリア革命反体制勢力国民連立のハティーブ議長が条件付きでアサド政権と対話に応じる意思を示す(2013年1月30日)

イスラエルによる越境空爆

AFP(10月30日付)は、イスラエルの複数の治安筋の話として、シリアからレバノンに入国した車列を(レバノン領内で)イスラエル軍戦闘機が攻撃した、と報じた。

またイスラエルの匿名治安筋によると、イスラエル軍戦闘機は、レバノンに武器を輸送していると思われる車列をシリア領内でグリニッジ標準時23時30分(現地時間30日2時30分)に攻撃したという。

この報道に関して、イスラエル軍報道官はコメントを控えている。

なおこの攻撃に先立ち、イスラエル軍は28日にアイアンドーム防空システム2基を北部(占領下のゴラン高原方面)に配備していたほか、イスラエル政府・軍高官らが、シリアからヒズブッラーへの大量破壊兵器供与の可能性への危機感を表明していた。

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シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、イスラエル軍戦闘機がゴラン高原シャイフ山(ヘルモン山)北部の高原地域を低空で侵犯し、ダマスカス郊外県ジャムラーヤー地方にある軍の科学研究センターを空爆、同センター施設と隣接する民生の機器開発センター施設、駐車場を破壊、センター職員2人が死亡、5人が負傷したと発表した。

同声明は、この攻撃をシリアの主権と領空へのあからさまな侵犯と非難したうえで、イスラエル軍戦闘機がシリア・レバノン国境地帯での車列を攻撃したとの一部報道が誤りだと指摘した。

また同声明は、イスラエルの攻撃をレジスタンス支持やアラブの大義を堅持するシリアへの挑戦だとしつつ、報復権を行使する可能性については明言しなかった。

SANA(1月30日付)が報じた。

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AFP(1月30日付)は、ジャムラーヤー地方住民の話として、6発のロケット弾(ないしはミサイル)が施設に命中し、施設は半壊、2人が死亡したと伝えた。

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レバノンのNNA(1月30日付)は、レバノン領内でイスラエル軍戦闘機による空爆が起きた事実はない、と報じた。

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米匿名高官はAP(1月30日付)に対して、ヒズブッラーに供与される武器を積んだ車列を攻撃するための越境空爆が数日前からイスラエル軍によって準備されていたとしたうえで、武器のなかにはロシア製のSA-17地対空ミサイルなどが含まれていたと述べた。

なおジェイ・カーニー米ホワイトハウス報道官は、イスラエル軍の空爆に関して、「これらの報告に関してコメントすることはない」と述べた。

国内の動き(シリア政府の動き)

シリア外務在外居住者省は、国連安保理議長と事務総長に宛てて書簡を送付、そのなかでアレッポ市ブスターン・カスル地区クワイク川岸で60体以上の遺体が発見された事件に関して、シャームの民のヌスラ戦線の犯行と断じ、国際社会に断固たる姿勢で対応するよう求めた。

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クッルナー・シュラカー(1月30日付)は反体制運動に協力的な大統領府消息筋の話として、アサド大統領がファールーク・シャルア副大統領を解任する意向を持っていたが、イランより、バアス党シリア地域大会を開催し、党内の人事改編の一環として副大統領の退任を進めるよう進言を受け、解任を思いとどまったと報じた(未確認情報)。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(1月30日付)によると、ドゥーマー市、ダーライヤー市、スバイナ町などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(1月30日付)によると、サフィーラ市、マンナグ村、ナッカーリーン村、ハーン・トゥーマーン村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、ズィー・ヌーライン旅団のメンバーなど多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、バーブ街道、アーミリーヤ地区、タッル・ザラーズィール地区、カルム・マイサル地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(1月30日付)によると、バスル・ハリーラ市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(1月30日付)によると、シャッダーディー市で軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、撃退した。

またクルディーヤ・ニュース(1月30日付)は、ラアス・アイン市で反対武装勢力に誘拐された市民が遺体で発見されたと報じた。

遺体は両手を後ろでに縛られ、拷問の跡が残っていたという。

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ヒムス県では、SANA(1月30日付)によると、ラスタン市、アイン・フサイン村、タルビーサ市郊外などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またレバノン領内からタッルカラフ地方に潜入しようとした反体制武装勢力を国境警備隊が撃退した。

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ハマー県では、SANA(1月30日付)によると、カルナーズ町、ハウワーシュ村、ハマーミーヤート村、カフルヌブーダ町などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(1月30日付)によると、イドリブ・サルミーン街道沿い、ラーミー村、カフルズィーター市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、アブー・バクル大隊メンバーを含む多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(1月30日付)は、ジスル・シュグール市郊外の対トルコ国境に位置するジャーヌーディーヤ町に展開していた軍が突如として撤退した、と報じた(未確認報道)。

反体制勢力の動き

シリア国民革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長は声明を出し、ワーイル・ハルキー首相による反体制勢力に対話参加を呼びかけるための各県分科委員会の設置(1月29日)を批判し、①160,000人に達する逮捕者の釈放、②在外シリア人が保有する期限切れのパスポートの更新と2年以上の有効期間延長、をシリア政府に求め、この2点を対話の条件とすると発表した。

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シリア国民評議会は声明を出し、シリア政府との対話に二つの条件を提示したシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長の声明を「連立の立場を表現しておらず、現体制との対話の一切を拒否するとした内規に矛盾する」と厳しく批判した。

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カフルナブル市(イドリブ県)地元評議会は、シリア革命反体制勢力国民連立に宛て公開書簡を発表し、そのなかで同市への人道支援配給が遅れていると批判した。

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クルディーヤ・ニュース(1月30日付)は、クルド語サイトからの報道として、ハーリド・ミシュアル大隊のウサーマ・ヒラール司令官が、ラアス・アイン市の「解放」のため同市に進入したが、民主統一党人民防衛隊によって阻止されたと語ったと報じた。

ヒラール司令官によると、ミシュアル大隊は425人の戦闘員からなり、ハサカ革命軍事評議会(ハサン・アブドゥッラー大佐)の傘下で戦闘を行っている。

またラアス・アイン市侵攻には、シャーム外国人大隊、ジャズィーラ自由人大隊、グワイラーン自由人大隊、使徒末裔大隊などが参加したという。

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アブドゥルハリーム・ハッダーム前副大統領が声明を出し、アラブ諸国首脳に対して、シリア国民を救済するための軍事的連立組織の結成、シリア人への武器供与を呼びかけた。

また一部のアラブ諸国が、シリア革命反体制勢力国民連立、自由シリア軍参謀委員会の結成を通じて、実行力のある政治・軍事組織を排除したことが、反体制勢力の対立を助長している、と批判した。

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市民権潮流(欧州)は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長が条件付きでアサド政権と対話に応じる意思を示したことに関して、「内戦や社会的構成への破壊的影響を回避するあらゆる政治的解決のプロジェクトに共鳴する」と支持を表明した。

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シリア国家建設潮流は声明を出し、イスラエル軍戦闘機によるシリアへの越境空爆を、シリア国内のいかなる政治勢力にも受け入れられない敵対行為を非難、アサド政権に対して、軍を民衆に向けるのではなく、「主権の番人」とするよう求めた。

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地元調整諸委員会は声明を出し、ラアス・アイン市への自由シリア軍・サラフィー主義者の侵攻(と民主統一党人民防衛隊との戦闘)を「革命の敵以外の何者にも奉仕しないアジェンダ…が入り込んていることの明白な兆候」と非難した。

クルド民族主義勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(1月30日付)は、クルド最高委員会が特別委員会を設置し、シリア革命反体制勢力国民連立との連絡態勢を整えようとしていると報じた。

特別委員会の設置は、ラアス・アイン市への侵入を続ける自由シリア軍・サラフィー主義者と民主統一党人民防衛隊の戦闘を受けたものだという。

諸外国の動き

国連主催のもと、クウェートでシリア支援国会議が開催され、59カ国の代表、国連潘基文事務総長ら13の国際機関の代表が出席した。

会議では、クウェート、サウジアラビア、UAEがそれぞれ3億ドル、米国が1億5500万ドルの供与を発表し、参加国による援助額の総計は10億ドル以上となった。

しかし国連は、国外避難民100万人と国内被災者400万人の救援に15億ドルが必要だとしており、各国の支援はこれに達しなかったことになる。

なおシリア政府、シリア革命反体制勢力国民連立の代表はいずれも招待されなかった。

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国連バレリー・アモス人道問題担当事務次長は、支援国会議出席のため訪れたクウェートで、「我々は現地で多くのパートナーとともに活動しており、政府に直接資金が行っているなどということはない」と述べ、シリア国内の人道支援の配給で政府支持者が優遇されているとの見方(国境なき医師団)を否定した。

AFP, January 30, 2013、Akhbar al-Sharq, January 30, 2013、AP, January 30, 2013、al-Hayat, January 30, 2012, January 31, 2013、Kull-na Shuraka’, January 30, 2013,
January 31, 2013、al-Kurdiya News, January 30, 2013、Naharnet, January 30,
2013、NNA, January 30, 2013、Reuters, January 30, 2013、SANA, January 30,
2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ市の反体制武装勢力占拠区域で60体以上の遺体が放置されているのが発見される一方、ラアス・アイン市での戦闘のため自由シリア軍・サラフィー主義者がトルコから増援部隊を投入していることが明らかに(2013年1月29日)

国内の動き(シリア政府の動き)

ワーイル・ハルキー首相は、危機解決政治プログラムの方針に沿って、反体制勢力を含む政治団体、職業諸組合、人民諸組織、NGO、宗教団体、経済団体などに、国民対話大会の形式と内容を検討するための対話への参加を呼びかけるための分科委員会を各県に設置する決定を発した。

同分科委員会は、各県知事を委員長とし、バアス党支部指導部書記長、県議会議長、県警察署長、人民議会和解委員会、国民和解問題担当大臣事務局の代表からなる。

またハルキー首相は、周辺諸国に避難しているシリア人の帰国を監督するための委員会を設置した。

同委員会は、最高支援会議の代表を委員長とし、国民安全保障会議、外務在外居住者省、法務省、内務省、国民和解問題担当大臣事務局、赤新月社・海運法問題担当大臣事務局、シリア赤新月社の代表からなる。

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バウワーバ(1月29日付)は、アスマー・アフラス大統領夫人が妊娠5ヶ月目を迎えた、と報じた。

Youtube, August 23, 2012
Youtube, August 23, 2012

アサド大統領はアスマー夫人との間に、長男ハーフィズ(2001年生まれ)、長女ザイン・シャーム(2003年生まれ)、次男カリーム(2004年生まれ)の3人の子供を設けている。

国内の暴力

アレッポ県では、反体制武装勢力が占拠するアレッポ市ブスターン・カスル地区のクワイク川岸で、60体以上の男性の遺体が放置されているのが発見された。

遺体のほとんどは20歳代から30歳代の男性の遺体で、後ろ手に縛られ処刑された跡が見られた。

これに関して、クッルナー・シュラカー(1月29日付)は、発見された遺体のうち17人が空軍情報部に身柄拘束されていた市民で、遺体発見場所のブスターン・カスル地区は政府軍が支配していたと報じた。

一方、SANA(1月29日付)は、報道筋の話として、遺体の多くがシャームの民のヌスラ戦線によって誘拐・処刑されたものだと多くの住民が認めていると報じた。

同報道によると、誘拐・処刑された住民の多くは、ヌスラ戦線への協力を拒否し、同戦線に住宅地からの退去を要求していたのだという。

http://www.youtube.com/watch?v=W5HQeS-Tpl0&feature=youtu.be

http://www.youtube.com/watch?v=W5HQeS-Tpl0&feature=youtu.be

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同じくアレッポ県では、クッルナー・シュラカー(1月29日付)は、アレッポ市内で反体制武装勢力(自由シリア軍)がタルトゥース県出身の空軍士官4人を暗殺した、と報じた。

一方、SANA(1月29日付)によると、サフィーラ市、ハルバシュ村、ナッカーリーン村、ハーン・トゥーマーン村などで、軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

またアレッポ市では、ハイダリーヤ地区などで、軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(1月29日付)によると、ラアス・アイン市での民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍・サラフィー主義者の戦闘が続き、アラブ系住民がクルド民族主義政党である民主統一党の側について戦う一方、自由シリア軍・サラフィー主義者はトルコから増援部隊を投入していると報じた。

またクルディーヤ・ニュース(1月29日付)は、ラアス・アイン市での戦闘に関する現地取材レポートを掲載した。

同レポートによると、ラアス・アイン市で民主統一党人民防衛隊と交戦している自由シリア軍は、ハサカ軍事評議会、使徒末裔大隊、ミシュアル・タンムー大隊、アーザーディー大隊で、いずれもトルコから戦車・装甲車4輌を伴い潜入した。

また戦闘には、アレッポ県からの外国人戦闘員、そしてラッカ県革命軍事評議会も参加している、という。

民主統一党は、ラアス・アイン市での戦闘で、自由シリア軍の兵士120人以上が死亡、約70人が負傷したと発表する一方、地元の調整組織などによると、自由シリア軍側の死者は40人程度だという。

一方、同調整組織によると、民主統一党人民防衛隊の兵士は12人が死亡、25人が負傷したという。

民間人の死者は、クルド・シリア文書センターによると13人にのぼる。

同レポートによると、民主統一党人民防衛隊は「治安スクウェア」と呼ばれるラアス・アイン市の要所を奪還し、戦闘は現在国立病院周辺で激しく行われている、という。

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ダマスカス郊外県では、SANA(1月29日付)によると、ダーライヤー市、ドゥーマー市郊外、ズィヤービーヤ町、バービッラー市などで、軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(1月29日付)によると、クスール地区で、アブドゥッラッザーク・クタニー人民議会議員の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、同議員が負傷した。

また旧市街のシャーリウ通りで、反体制武装勢力が仕掛けた爆弾が爆発し、商店主1人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(1月29日付)によると、カルナーズ町、ヒムス市東部、ブルハーニーや市、サクラジー市、アーミリーヤ市、クサイル市などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、SANA(1月29日付)によると、イドリブ中央刑務所周辺、ジスル・シュグール市、アブー・ドゥフール市などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

またカフルタハーリーム町では、反体制武装勢力どうしが略奪品の分配をめぐって衝突し、複数の戦闘員が死傷した。

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ダイル・ザウル県では、マサール・プレス(1月29日付)が、ダイル・ザウル市内の政治治安部を自由シリア軍が制圧・解放したと報じた(未確認情報)。

反体制勢力の動き

ジュネーブで民主的変革諸勢力国民調整委員会のハイサム・マンナーア在外局長の主導のもと1月28日から続けられていたシリアの反体制活動家による「民主的シリアと市民国家のためのシリア国際会議」が閉幕声明を発表して閉会した。

閉幕声明の骨子は以下の通り:

1. 2012年6月のジュネーブ合意を暴力停止の基礎とする。
2. 同じくジュネーブ合意に基づき、政府と反体制勢力の交渉を通じた政治プロセスを確立し、移行期政府を樹立し、全権を委任し、国際社会の監視のもとで国会、大統領選挙を行う。
3. 現地情勢の進捗を踏まえた「ジュネーブ合意2」の成立を呼びかけ、国連憲章第7章のもとに安保理が政治プロセスを監督する。
4. 避難民への人道支援と補償。
5. シリアの国民統合の維持、人権、基本的自由を尊重した政体、近代社会、市民的平等の確立。
6. 上記合意の実行するため、民主的市民的勢力結集を目的とする委員会と、国際社会との協調・調整を目的とする委員会の設置。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、アレッポ市ブスターン・カスル地区で60体以上の遺体が発見されたことに関して、アサド政権による新たな「虐殺」と断じ、国際社会に対して事件の調査と国際刑事裁判所での審理・処罰を呼びかけた。

諸外国の動き

新華社通信(1月29日付)は、中国外交部の洪磊報道官がシリア情勢に関して、「シリア政府と反体制勢力の双方にプラグマティズムに則り…、すべての関係当事者が政治的対話と移行プロセスを早急に開始できるような解決策をめざすべき」だと述べたと報じた。

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国連難民高等弁務官事務所報道官は、周辺諸国に避難したシリア人の数が70万人を超えたと述べた。

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クウェートで1月30日に開催予定の国連シリア支援国会議に先立って、EUはシリア人避難民に対する1億ユーロの追加支援を行うことを発表した。

EUはすでに1億ユーロを供与している。

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ロバート・フォード駐シリア米大使は『ハヤート』(1月30日付)のインタビューに答え、そのなかで「米国がシリア革命反体制勢力国民連立を破綻させようとしているとの言説は奇妙な話で…シリア政府から発せられているのだろう」と述べ、同連立を支持・支援を続けていることを強調した。

しかし移行期政府発足に関して、それが発足されればシリア革命反体制勢力国民連立に対するのと同じように支持するとしつつ「彼らの統合がきわめて重要であり…、この暫定政府発足宣言がこの統合を脅かして欲しくないと思っている」と暗に消極的な姿勢を示した。

また「政府の発足は反体制派の連立を結成することとは違う。政府は、官僚機構や…人々にサービスを提供する体制を必要とする。現在こうした状況が充分だと言えるのか?」と述べ、シリアの反体制勢力の力量不足を暗示した。

一方、シリアの現状に関しては、アサド政権が「徐々に現地での支配力を失っている…が、彼(アサド大統領)は自由シリア軍が自身の宮殿の門前に来るまで勝っていると考え続けるだろう」と述べた。

さらに、シャームの民のヌスラ戦線などサラフィー主義勢力の台頭に関しては「自由で民主的なシリアでどうしてアル=カーイダのような組織が受け入れられようか。シリア人は寛容で、宗派的に多様だ…。しかしヌスラ戦線は最初からイスラーム国家を建設すると述べ、選挙を拒否している」と排除する意向を改めて示した。

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『ハヤート』(2月2日付)は国連安保理の複数の西側外交筋の話として、1月29日の国連安保理の非公式会合でアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表が提案した紛争和解に向けた6項目提案を明らかにした。

同報道によると、この非公式会合においてブラーヒーミー共同特別代表は、「国連安保理によるイニシアチブとすべく」この6項目を提案したという。その骨子は以下の通り:

1. シリアの独立、主権、国土保全は維持されねばならない。
2. 移行プロセスの目的は、シリア国民が尊厳権と人権を合法的に行使することを認める者でなければならない。
3. 2012年6月のジュネーブ合意に基づき、行政権の全権を有する移行期政府を樹立する。また移行期政府発足のための会合を開始する前にシリアのすべての当事者がこのことを明確にする。
4. ジュネーブ合意が規定する「全権を有する移行期機関」に関して、アサド大統領が移行プロセスにおいて何らの役割も果たさないという意味で理解する。
5. 実質的交渉は、反体制勢力を完全に代表する確固たる代表団と現政権の文民・軍人からなる代表団の間で行われる。
6. 交渉は国外で開始され、合意された期間内に行うものとする。それにより選挙、憲法の再検討・修正・承認を迅速に行うことを担保する。

ブラーヒーミー共同特別代表はまた、アサド政権や反体制勢力との意見交換を通じて、現行の大統領制から議院内閣制に移行することが困難ではないと判断したと述べる一方、シリア国民が人種、宗教、言語を超えて法の前の完全なる平等を享受することを安保理が明確なかたちで支持表明することが肝要だと強調した。

さらに、シリア国内での殺戮に関しては、国際調査機関による調査、責任者の処罰を支持する意向を示した。

AFP, January 29, 2013、Akhbar al-Sharq, January 29, 2013、Albawaba.com, January 30 2012、al-Hayat, January 30, 2013, January 31, 2013, February 2, 2013、Kull-na Shuraka’,
January 29, 2013, January 30, 2013、al-Kurdiya News, January 29, 2013、Masarpress.com,
January 29, 2013、Naharnet, January 29, 2013、Reuters, January 29, 2013、SANA,
January 29, 2013、UPI, January 29, 2013、Youtube, January 29, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

仏外務省がシリア革命反体制勢力国民連立を支援するための国際会議を開催、これに対しシリア国内の反体制活動家らがジュネーブで「民主的シリアと市民国家のためのシリア国際会議」を開催(2013年1月28日)

シリア政府の動き

クッルナー・シュラカー(1月28日付)は、カドリー・ジャミール経済問題担当副首相兼国内通商消費者保護大臣がドバイに到着したと報じた。

同報道によると、この訪問は数年前にジャミール副首相がUAEで起業したコンピューター、人工衛星関連の企業の運営状況を点検するためだという。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カダム区で軍と反体制武装勢力が交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市の防空局周辺で軍と反体制武装勢力が交戦した。またダーライヤー市などが砲撃を受けた。

一方、SANA(1月28日付)によると、ダーライヤー市、ドゥーマー市郊外、ハラスター市、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、カフルバトナー町、ハッザ町などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またナブク市の軍人用団地の襲撃を試みた反体制武装勢力を軍が撃退した。

さらにヤブルード市では、反体制武装勢力どうしが、住民からの略奪品の分配をめぐって交戦し、多数の戦闘員が死傷した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市での民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍の戦闘で、後者の戦闘員10人が殺害された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区などが砲撃を受けた。

一方、SANA(1月28日付)によると、東ブワイダ市、シューマリーヤ市などクサイル市郊外、ハウラ地方、ヒムス市ジャウバル区などで軍が反体制武装勢力を追撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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アレッポ県では、SANA(1月28日付)によると、マッルアナーズ市、マンナグ村、サフィール市、アナダーン市、バーブニス村、フライターン市などで軍が反体制武装勢力を追撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

またアレッポ市では、シャイフ・サイード地区、ブスターン・カスル地区、カルム・マイサル地区、ライラムーン地区などで軍が反体制武装勢力を追撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(1月28日付)によると、ダルアー市、ブスル・ハリール市、ブスラー・シャーム市、サイダー町、ヌアイマ村、ラジャート高原などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、SANA(1月28日付)によると、ビンニシュ市、マアッラトミスリーン市、ハルブンウーシュ市、カフルシャッラーヤー村などで軍が反体制武装勢力を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月28日付)によると、ダイル・ザウル市内の軍の拠点を襲撃しようとした反体制武装勢力を軍が撃退した。

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ハマー県では、SANA(1月28日付)によると、カルナーズ町などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、ファールーク大隊の司令官、シャーム自由人大隊メンバーなど多数の戦闘員を殺傷した。

反体制勢力の動き

パリでの国際会議に対抗するかたちで、ジュネーブでシリアの反体制活動家らが「民主的シリアと市民国家のためのシリア国際会議」を開催し、民主的変革諸勢力国民調整委員会のハイサム・マンナーア在外局長らが出席した。

大会にはシリア人反体制活動家、アラブ諸国、欧米諸国など36カ国の活動家、研究者ら約200人が出席した。

大会委員長のマンナーアによると、大多数のシリア人が民主的市民国家の建設を求めており、政権による弾圧、暴力を通じた体制転換のいずれをも拒否していることを国際社会に告知することが大会の目的。

またパリでの国際会議との違いに関して、マンナーアは「違いは我々が民主的シリア人の集まりで、より多くのシリア人に対して呼びかけを行い…、シリア国内および避難民における民主的・市民的な勢力を作ろうとしていることにある。一方、パリで起きていることは、フランス外務大臣が自らの欲するものをシリア人に押し付けるための呼びかけに過ぎない」と非難した。

しかし『ハヤート』(1月29日付)によると、スイス当局は、フランスの圧力を受けて、活動家67人に対してビザ発給を拒否、入国を認めなかった。

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クルディーヤ・ニュース(1月28日付)は、ラアス・アイン市での民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍の戦闘停止を呼びかけるトルコのイスタンブールで活動家の声明への署名を、シリア革命評議会のハイサム・マーリフ代表が拒否した、と報じた。

拒否の理由は声明においてラアス・アイン市がクルド語の「セレ・カニ」と記されていたため。

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在外の人権組織12団体が共同声明を出し、軍と反体制武装勢力、民主統一党と反体制武装勢力の戦闘が続いているアレッポ県、ハサカ県のキリスト教徒に対する襲撃事件が多発していると警鐘を鳴らした。

共同声明を出したのは、アッシリア人権ネットワーク、シリア人権ネットワーク、シリア人権機構(SWASIAH)、アラブ人権機構、(シリア・)シリア人権機構(Maf)、ダマスカス人権研究センター、シリア・クルド人権委員会、DADなど。

クルド民族主義勢力の動き

クッルナー・シュラカー(1月28日付)は、民主統一党が、ハサカ県カーミシュリー市西部にあるスライマーン・ヒラール氏の商店を焼き討ったと報じた。

同報道によると、ヒラール氏はラアス・アイン市に侵入した自由シリア軍ミシュアル大隊司令官のウサーマ・ヒラールの父親。

レバノンの動き

進歩社会主義党のワリード・ジュンブラート党首は党機関紙(アンバー)において、シリア情勢について言及し、そのなかでシリアのドゥルーズ派に対して、アサド政権が最近発足した国防隊に参加しないよう呼びかけた。

諸外国の動き

フランス外務省は、パリでシリア革命反体制勢力国民連立を支援するための国際会議を開催し、欧米諸国、アラブ諸国約50カ国と国際機関の代表、シリア革命反体制勢力国民連立のメンバーの約3分の1が出席した。

開会の辞でローラン・ファビウス外務大臣は、会合の目的を「体制の野蛮な抑圧に立ち向かう」シリア国民への支援と、シリアの「平和、多元主義、自由の未来を体現する反体制勢力への具体的支援」と明言した。

また、シリア革命反体制勢力国民連立が日に日に国民の支援を受けるようになっており、「国民の基本的ニーズ、そして和解をめざすシリアに関わる約束を履行する能力がある」と断じて、「シリア国民の正統な代表」である連立への国際社会の支援を求めた。

そのうえで、「国家と社会の崩壊が生じれば、真空を埋めようとする過激派が台頭する」と警鐘を鳴らした。

パリでの会議に出席したシリア革命反体制勢力国民連立のリヤード・サイフ副議長はファビウス外務大臣との共同記者会見で、「アサド政権が崩壊した場合、それに代わる政権を発足するための活動支援を必要としている…。シリア国民を支援する能力を我々が得るための支援が必要だ」と述べ、自らの無力を吐露した。

また移行期政府がシリア人の救済と解放区の運営を行ううえで不可欠だと述べたうえで、「義務を果たすための資金が必要」だと強調する一方、「アサドを当事者としないという条件のもとでの公正な対話」を歓迎すると述べ、対話を通じた紛争解決を事実上拒否した。

シリア革命反体制勢力国民連立のメンバーでもあるシリア国民評議会のジョルジュ・サブラー事務局長は会議で、「数十億ドルが必要だ…。最低でも5億ドルが必要だ…。武器が必要だ」と資金・武器支援を国際社会に呼びかけ、紛争の平和的解決を拒否した。

『ハヤート』(1月29日付)は、フランス外交筋の話として、会議の目的が、シリア国民を支援する能力を持った反体制勢力の枠組みを強化・活性化することにあると報じた。

同消息筋は、「シリア革命反体制勢力国民連立の枠組みは不完全で、内部対立がある」と認めたうえで、「しかし事態を進展させ、政治的アクションを行うために最大限の努力を行う」べきだと述べ、会議の主旨を明らかにした。

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バラク・オバマ米大統領は『ニュー・リパブリック』(1月27日付)のインタビューに応じ、そのなかで、「シリアのような状況について、我々は、こうした状況下で別のことをできるかと問わねばならない…。軍事介入に効果はあっただろうか?…簡単な答えなどない」と述べた。

また『60ミニッツ』(1月27日付)とのインタビューにおいて、オバマ大統領は「シリアは、米国の安全保障を高めるだけでなく、シリア国民やイスラエル国民に適切に対処するかたちで我々が関与しなければならない古典的な例だ」と述べ、米国の対シリア政策を自己正当化した。

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イスラエルのアヴィ・ディヒター国内治安大臣は、イスラエル放送局(1月28日付)のインタビューに応じ、そのなかでレバノンのヒズブッラーがシリアの化学兵器貯蔵施設の近くに基地を建設していると断じ、ヒズブッラーがシリア情勢に乗じて大量破壊兵器の入手を試みていると批判した。

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『ハヤート』(1月29日付)は、イスラエル治安筋の話として、イスラエル軍がアイアンドーム防空システム2基を北部(占領下のゴラン高原方面)に配備した、と報じた。

同消息筋によると、配備は一時的な移動によるものだという。

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英国のブリタム・ディフェンスはHPで、リビアからシリアのヒムス県に化学兵器を密輸して使用し、シリア軍に嫌疑をかけ、シリアとイランへの欧米諸国の軍事介入の準備することをカタールが提案していたと暴露した。RT(1月28日付)が伝えた。

AFP, January 28, 2013、Akhbar al-Sharq, January 28, 2013、al-Anba’, January 28, 2013、al-Hayat, January 28, 2013, January 29, 2013, January 30, 2012、Kull-na Shuraka’,
January 28, 2013、al-Kurdiya News, January 28, 2013、Naharnet, January 28,
2013、Reuters, January 28, 2013、SANA, January 28, 2013、UPI, January 28,
2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア最高司法評議会が国民対話に参加する反体制派に対する法的追及の停止を決定する一方、露首相が「アサド政権存続の機会は減少しつつある」としつつ同政権による「致命的な失策」を指摘(2013年1月27日)

国内の動き(シリア政府の動き)

SANA(1月27日付)は、シリアの最高司法評議会が、国民対話に参加する反体制政治組織・活動家に対する法的追及の停止を決定したと報じた。

同報道によると、法的追及停止の対象となる組織は、内閣ないしは内閣の危機解決政治プログラム実施閣僚委員会が決定する、という。

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SANA(1月27日付)は、シリア外務在外居住者省高官の話として、シリア政府がメッカでの爆破テロを計画していたとする元駐ジェッダ領事館付徴兵担当官(イマード・マイーン・ヒラーク)の発言(1月25日)を否定したと報じた。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カダム区で軍と反体制武装勢力が激しく交戦し、戦闘は鉄道駅にまで及ぶ一方、ダマスカス・ダルアー間の国際幹線道路が一時閉鎖となった。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、軍が完全制圧をめざすダーライター市などで砲撃、戦闘があった。

またジャルマーナー市では、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民9人が負傷した。

一方、『ワタン』(1月27日付)は、ダーライヤー市周辺からムウダミーヤト・シャーム市に至る一帯を軍が完全制圧し、シャームの民のヌスラ戦線の複数の指導者が降伏、軍に投降した、と報じた。

またSANA(1月27日付)によると、軍がダーライヤー市ハリージュ地区の浄化を完了し、治安と安定を回復し、ヤブルード市などでも反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷、装備・拠点を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市内の南東部が砲撃を受けた。

複数の活動家によると、ヒムス市内の反体制武装勢力は、軍が数週間前に市の西部を制圧し、兵站能力が低下したことで、弱体化している、という。

一方、SANA(1月27日付)によると、ヒムス市ジャウバル区で軍が反体制武装勢力を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

反体制勢力の動き

ロンドンを拠点としている反体制組織のシリア人権監視団は、AFP(1月27日付)に対して、2011年3月以降の死者数が50,009人に達したと発表した。

うち民間人の死者数は34,942人で、このなかには反体制武装闘争への参加者約8,000人、身元不明者1,619人が含まれ、また子供の死者数は679人、女性の死者数は2,120人だという。

このほか離反兵の死者数は1,619人、軍士官・兵士の死者数は12,283人だという。

なお同監視団によると、「数千人の行方不明者とシャッビーハ、そして数百人の外国人戦闘員」はこの数値には含まれていない。

しかし、上記の統計を総合すると、軍および親体制派民兵の死者数は約13,000人、反体制武装勢力の死者数は約10,000人、両者の戦闘に巻き込まれた死亡した非武装の犠牲者数は約28,000人となる。

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トルコから侵入し、ラアス・アイン市の制圧をめざすサラフィー主義者のシャーム外国人大隊は声明を出し、民主統一党人民防衛隊と「シャッビーハ」が流血停止を拒否していると批判する一方で、自らがアラブ人とクルド人の対立を助長する意思はないと明言、クルド人に対して、国土解放に参加するよう呼びかけた。

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シリア国民評議会のアブドゥルバースィト・スィーダー前事務局長は、『ハヤート』(1月28日付)に対して、シリアの友連絡グループ諸国の対応に関して、「危機解決ではなく、危機運営という考え方で対応している…。こうした方法は危機を長引かせ、多くの死者、破壊、そして過激化をもたらす」と批判した。

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野党の国民成長党のザーヒル・サアドッディーン党首はウィーンで声明を出し、1月25日から連絡がとれなかったハリール・ムスタファー・サイイド書記長がダマスカス県の自宅で逮捕されていたと発表した。

サイイド書記長(1976年生まれ)は国内での活動を統括し、野党と国内の反体制組織からなるシリア国民救済大会のフォローアップ委員会副委員長を務めている。

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シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、サラミーヤ市での1月21日の自爆テロを実行したと発表した。

シリア革命反体制勢力国民連立やシリア・ムスリム同胞団など反体制組織は、アサド政権の自作自演だと主張していた。

諸外国の動き

ロシアのドミトリー・メドヴェージェフ首相は、CNN(1月27日付)のインタビューに応じ、そのなかでアサド政権存続の機会は減少しつつあるとしつつ、「それを決めるのはシリア国民だ」と強調した。

メドヴェージェフ首相は、アサド大統領の政策について「もっと早く行動し、穏健な反体制勢力に対話を呼びかけるべきだった…。これは致命的な失策だった」と述べた。

また「私は、シリアの高官がその(交渉の)用意がいなかったのだと思う。しかし、いかなる状況下でも政治エリートを退任させるための武力紛争が許されてはならない」と続けた。

さらに「彼(アサド大統領)が権力の座にとどまる機会はますます失われていると考えているが…、それを決めるはシリア国民であって、ロシアでも米国でもないと繰り返したい」と付言した。

そのうえで「欧米諸国、中東諸国がすべきは…、アサド大統領の退任、処刑、起訴を要求するだけでなく、当事者に交渉の席につくよう説得することだ」と強調した。

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イスラエルのスィルヴァン・シャローム副首相は、イスラエル軍ラジオ局(1月27日付)のインタビューに応じ、そのなかで、ヒズブッラーをはじめとする親アサドの武装組織が化学兵器を入手したら「これらの組織の能力が劇的に変わるだろう」としたうえで、それが「予防的作戦さえ含んだ異なったアプローチを必要とするレッドラインを越えた」動きとなると警鐘を鳴らした。

AFP, January 27, 2013、Akhbar al-Sharq, January 27, 2013、al-Hayat, January 28, 2013, January 29, 2013、Kull-na Shuraka’, January 27, 2013、al-Kurdiya
News, January 27, 2013、Naharnet, January 27, 2013、Reuters, January 27,
2013、SANA, January 27, 2013、al-Watan, January 27, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ジャミール経済問題担当副首相がロシアからシリアに様々な武器が供与されていることを明らかにするなか、シャーム自由人大隊などがイドリブ中央刑務所に突入し「100人以上の囚人を解放」(2013年1月26日)

国内の動き(シリア政府の動き)

カドリー・ジャミール経済問題担当副首相兼国内通商消費者保護大臣は、ロシアの声ラジオ(1月26日付)に対して、これまでに締結された契約に従い、ロシアからシリアに様々な武器が供与されている、と述べた。

またRT(1月26日付)が伝えたところによると、ジャミール副首相は、シリア政府による化学兵器使用疑惑に関して、「カタールが資金援助する勢力、とりわけ過激派は、化学兵器を生産する実験を行い、そのための工場を持っていることは広く知られている…。このような挑発を行う者たちは、政治的解決を…阻止しようとしている」と述べた。

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『ハヤート』(1月27日付)は、複数のシリア人専門家による試算として、紛争により国内総生産がこれまでに35%減少、また今後も混乱が続けばさらに18%減少するだろう、と報じた。

また2012年に35%に達した失業率も、2015年まで紛争が続けば60%に達し、復興には450億ドルの資金が必要になるだろう、と予測した。

国内の暴力

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(1月26日付)によると、民主統一党人民防衛隊がトルコから潜入した自由シリア軍とラアス・アイン市各所で戦闘を続け、市東部では、自由シリア軍の砲撃や狙撃によって、多数の市民が死亡、民家が破壊された。

対する人民防衛隊は、ラアス・アイン市西部のマハッタ地区、イブラ地区の自由シリア軍の拠点に対して砲撃を加えたという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、25日に反体制武装勢力が突入したイドリブ中央刑務所内およびその周辺で軍と反体制武装勢力が交戦した。

突入したのはシャーム自由人大隊などで、「100人以上の囚人を解放」する一方、戦闘で囚人10人が死亡したという。

一方、SANA(1月26日付)は、軍が住民の協力のもと、イドリブ・サルキーン街道沿いの中央刑務所襲撃を試みた武装勢力の残党の追撃が行われた、と報じた。

また、SANAによると、ビンニシュ市、マアッラトミスリーン市、サルミーン市、アブー・ズフール市、ジスル・シュグール市郊外などで軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殲滅した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町、ムウダミーヤト・シャーム市が空爆・砲撃を受け、ダーライヤー市では軍と反体制武装勢力が交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(1月26日付)は、ダマスカス郊外県のジュダイダト・アルトゥーズ町、ムウダミーヤト・シャーム市、クドスィーヤー市のガソリン・スタンドを人民諸委員会が選挙し、政府支持者のみに燃料を配給・販売している、と報じた。

一方、SANA(1月26日付)によると、ダーライヤー市、フサイニーヤ町、バフダリーヤ村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区が空爆を、バルザ区が砲撃を受けた。

またザーヒラ地区で、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、男性1人が負傷した。

さらにティシュリーン地区で、軍と反体制武装勢力が交戦し、反体制武装勢力の戦闘員1人が殺害された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ジャウバル区、スルターニーヤ地区が砲撃を受けた。

またヒムス市カラービース地区の軍の拠点が反体制武装勢力に襲撃され、軍兵士15人が死亡した。

一方、SANA(1月26日付)によると、カフル・アーヤー村、東ブワイダ市、クサイル市郊外などで軍が反体制武装勢力の拠点を破壊、多数の戦闘員を殺傷した。

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アレッポ県では、SANA(1月26日付)によると、アターリブ市、マンナグ村、カフルアントゥーン市、タッル・アッジャール村、クワイリス市、サフィーラ市、アアザーズ市、マンビジュ市、カフルハムラ村、マーリア市、バーブ市、ズィルバ村、ICARDA地区、ドゥワイリーナ地方などで軍が反体制武装勢力の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーを含む多数の戦闘員を殺傷、拠点を破壊した。

またアレッポ市では、シャイフ・サイード地区、マアスラーニーヤ地区、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷した。

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ハマー県では、SANA(1月26日付)によると、ブライディージュ村などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殲滅した。

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ダルアー県では、SANA(1月26日付)によると、ラジャート市などで軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷した。

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ラッカ県では、SANA(1月26日付)によると、サウラ市郊外で、軍が反体制武装勢力と交戦し、ジャズィーラの盾大隊のメンバーを含む多数の戦闘員を殲滅した。

諸外国の動き

イランのメフル通信(1月26日付)は、アリー・アクバル・ヴェラヤティー最高指導者国際問題担当顧問が、「レジスタンス政策の強化に関して、シリアは地域においてきわめて重要な役割を果たしている。それゆえ、シリアへの攻撃はイランとその同盟国への攻撃とみなされるだろう」と述べたと報じた。

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ロバート・フォード駐シリア米大使は、トルコのシリア人避難民との面談後、記者団に対して、米国が「軍事的解決ではなく、政治的解決のみがシリアの危機を終わらせると確信している」としつつ、アサド政権が「移行期政府において役割を果たすことはあり得ない」と述べ、政治的解決を事実上否定した。

また「イランは、シリア国民が求める政治的転換にシリアを促すのに役立つような役割を演じていない…。彼らは武器を送り、専門家を派遣している。事実、彼らは革命防衛隊を派遣している」と付言した。

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NATO本部は、トルコ国境地帯に、パトリオット・ミサイル発射台1基の配備が完了したと発表した。

AFP, January 26, 2013、Akhbar al-Sharq, January 26, 2013、al-Hayat, January 27, 2013、Kull-na Shuraka’, January 26, 2013、al-Kurdiya News,
January 26, 2013、Naharnet, January 26, 2013、Reuters, January 26, 2013、SANA,
January 26, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヌスラ戦線がダマスカス郊外県サアサア町で爆弾テロを実行し兵士8名が死亡、ラアス・アイン市では人民防衛隊が複数の拠点を自由シリア軍・サラフィー主義者らから奪還(2013年1月25日)

国内の動き

SANA(1月25日付)などによると、宗教関係大臣の呼びかけを受け、シリア各地で多数の市民が、サラート・ハージャが行い、国内での治安と安全の回復を祈願した。

SANA, January 25, 2013
SANA, January 25, 2013

ダマスカス県では、旧市街中心に位置するウマイヤ・モスクで、ビラード・シャーム・ウラマー連合代表のムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティーが礼拝の導師を務めた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団などによると、サアサア町の軍事情報局施設の近くで、シャームの民のヌスラ戦線が爆弾を仕掛けた車を爆発させ、これにより少なくとも兵士8人が死亡、複数名が負傷した。

この爆弾テロを受けるかたちで、軍は同市を含む県東部に空爆を行った。

また、ドゥーマー市の軍検問所近くで、5人の男性の遺体が発見された。

一方、SANA(1月25日付)によると、ダーライヤー市、ドゥーマー市、フサイニーヤ町、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、アクラバー村、ムライハ市などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市で、民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍・サラフィー主義者が交戦した。

『ハヤート』(1月26日付)などによると、この交戦の結果、人民防衛隊は市内のヒラーバート地区、国立病院などを奪還、自由シリア軍・サラフィー主義者は市内の複数の拠点を放棄し、トルコに撤退した。

一方、クッルナー・シュラカー(1月27日付)は、民主統一党の治安部隊が、ハサカ県ラアス・アイン市、アームーダー市、カーミシュリー市での青年らによる反体制デモを強制排除したと報じた。

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AFP(1月26日付)は、スワイダー県ドゥルーズ山山頂を1月16日に反体制武装勢力の戦闘員約100人が占拠したことを受け、同県住民と軍が奪還に攻防を続けている、と報じた。

同報道によると、反体制武装勢力は、ダルアー県出身者などからなり、スワイダー市攻略のため、避暑地として使用されている山頂のコテージ7棟を占拠し、住民の要請を受けて当局が派遣した兵士4人を殺害したことを受け、戦闘が激化した。

両者の戦闘は、ハルドゥーン・ザインッディーン(ドゥルーズ派の離反士官)と彼が率いていた反体制武装集団の戦闘員7人が殺害されたことで決着したという。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区、タダームン区で軍が反体制武装勢力と交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、ジャウラ・シヤーフ地区、スルターニーヤ地区、ジャウバル区などで軍が反体制武装勢力と交戦した。

またヒムス市各所、タドムル市周辺、クサイル市、東ブワイダ市などが砲撃を受けた。

一方、SANA(1月25日付)によると、ハイダリーヤ村、タッルドゥー市、ラスタン市郊外、ヒムス市ジャウバル区、スルターニーヤ地区などで軍が反体制武装勢力の拠点などを攻撃し、複数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市中央刑務所周辺で、軍がシャーム自由人大隊、シャームの鷹旅団と交戦した。

複数の反体制活動家によると、シャーム自由人大隊、シャームの鷹旅団は刑務所内への突入に成功したという。

一方、SANA(1月25日付)によると、ワーディー・ダイフ軍事基地周辺、マアッラト・ヌウマーン市、ジスル・シュグール市郊外、イドリブ市・サルキーン市街道などで、軍が反体制武装勢力を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(1月25日付)によると、タッル・シュガイブ村、サクラーヤー村、タッル・ジブリーン市、クワイリス市などで軍が反体制武装勢力を追撃し、複数の戦闘員を殺傷した。

またアレッポ市では、バーブ・ハディード、バーブ・ナイラブ、カースティールー地区、シャイフ・サイード地区などで軍が反体制武装勢力を追撃し、複数の戦闘員を殺傷した。

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一方、SANA(1月25日付)によると、反体制武装勢力がダルアー市内の検問所を襲撃、占拠を試みたが、軍が撃退、多数の戦闘員を殺傷した。

またタファス市、タスィール町、ブスラー・シャーム市、ブスル・ハリール市、ハイト村、アービディーン市、ダーイル町などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

反体制武装勢力の動き

『ハヤート』(1月26日付)などによると、サウジアラビアのジェッダに駐在し、シリア軍徴兵局高官を務めていたという反体制活動家のイマード・マイーン・ヒラークは、シリア政府がハッジ期間中にメッカでの爆破テロを計画していた、と暴露した。発言の真偽は定かでない。

Akhbar al-Sharq, January 25, 2013
Akhbar al-Sharq, January 25, 2013

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アフバール・シャルク(1月25日付)は、24日のアサド大統領が参加した集団礼拝の映像に、2012年12月に殺害されたザイン・アービディーン・ビッリーの映像が映り込んでおり、過去の映像が用いられていたと報じた。

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自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)メンバー(ヒムス地区)のカースィム・サアドッディーン空軍大佐は、『ハヤート』(1月26日付)に対して、ヒムス県に対する軍の攻撃激化に関して、「ヒムスでの民族浄化を行おうとしている」と述べた。

レバノンの動き

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は預言者聖誕祭を祝してテレビ演説を行い、そのなかでシリア情勢に触れ、「軍事情勢や地域・国際情勢の進展のすべてが、多くの党派の夢が実現しないことを示している」と述べ、欧米諸国、湾岸アラブ諸国、トルコ、レバノンの野党、シリアの反体制武装勢力、外国人サラフィー主義戦闘員によるアサド政権打倒の試みが失敗に終わることを示唆した。

諸外国の動き

ヨルダン国王アブドゥッラー2世は、第43回世界経済フォーラム(ダボス会議)で、ヨルダン国内のシリア人避難民流入に対処するためのさらなる支援を国際社会に求めた。

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AFP(1月25日付)は、英国警察当局がテロ活動支援のためにシリアに渡航しようとした男性(31歳)を逮捕・起訴したと報じた。

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『ハヤート』(1月25日付)は、ジハード・マクデイスィー外務在外居住者省報道官が米国にいるとのロバート・フォード駐シリア米大使の発言を米国務省高官が否定した、と報じた。

AFP, January 25, 2013、Akhbar al-Sharq, January 25, 2013、al-Hayat, January 25, 2013, January 26, 2013、Kull-na Shuraka’, January 25, 2013,
January 27, 2013、al-Kurdiya News, January 25, 2013、Naharnet, January 25,
2013、Reuters, January 25, 2013、SANA, January 25, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

軍がヒムス市および同市郊外での「野蛮な攻撃」を激化させるなか、シリア内務省は危機解決政治プログラムに基づいて最近出国した全ての市民に対し「国境の通関で帰国に必要なすべての措置を講じる」と発表(2013年1月24日)

国内の動き(シリア政府の動き)

シリア内務省は声明を出し、1月6日のアサド大統領の演説で示された危機解決政治プログラムに基づき、最近の事件を理由に国を去ったすべての市民に対して、その出国の適法性にかかわらず、国境の通関で帰国に必要なすべての措置を講じる、と発表した。

SANA, January 24, 2013
SANA, January 24, 2013

またシリア内務省はこれとは別に声明を発表し、危機解決政治プログラムに基づき、「国民対話への参加を望むすべての在外の反体制政治勢力に…ダマスカス国際空港、ジュダイダト・ヤーブース、ナスィーブ、カサブ、タンフの国境通行所経由でのシリアへの帰国を認める」と発表した。

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アサド大統領はダマスカス県ムハージリーン区にあるアクラム・モスクで預言者聖誕祭を祝して、午後の集団礼拝に参加した。

集団礼拝は宗教関係省が企画し、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、アフマド・バドルッディーン・ハッスーン共和国ムフティー、ワーイル・ハルキー首相をはじめとする政府・党幹部、イスラーム教宗教関係者、市民が参加した。

SANA(1月24日付)が報じた。

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ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣は、「モスクで行われる金曜日(1月25日)の礼拝後に、各地での治安と安全の回復への意思を示す礼拝(サラート・ハージャ)を行う」よう呼びかけた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(1月24日付)が慈善団体の話として伝えたところによると、ドゥーマー市中心部で、テロリストの退去を求める市民の大規模な集会が行われた。

SANA, January 24, 2013
SANA, January 24, 2013
SANA, January 24, 2013
SANA, January 24, 2013
SANA, January 24, 2013
SANA, January 24, 2013
SANA, January 24, 2013
SANA, January 24, 2013
SANA, January 24, 2013
SANA, January 24, 2013

国内の暴力

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ジャウバル区、旧市街、ハーリディーヤ地区などで、軍と反体制武装勢力が交戦した。

一方、SANA(1月24日付)によると、ハウラ地方、ラスタン市などで、軍が反体制武装勢力を追撃、複数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、自由シリア軍が、ヌアイマ村、ダルアー市アブー・バクル・スィッディーク検問所、ブスラー・シャーム市イブン・カスィール検問所を制圧した。またブスラー・シャーム市が空爆を受けた。

一方、ザマーン・ワスル(1月24日付)は、占領下ゴラン高原に近いダルアー県のアービディーン村近くに展開する軍大隊と自由シリア軍ヤルムーク大隊の戦闘を、イスラエル軍戦闘機が上空から旋回・監視していた、と報じた。

同報道によると、この戦闘でヤルムーク大隊は軍大隊を制圧したという。

これに対してSANA(1月24日付)は、ブスル・ハリール市、ブスラー・シャーム市などで、軍が反体制武装勢力を追撃、複数の戦闘員を殺傷したと報じた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アクラバー村などを軍が空爆・砲撃した。

一方、SANA(1月24日付)によると、ザマルカー町・アルバイン市間の街道で、軍が反体制武装勢力を浄化し、治安を回復した。またダーライヤー市、ハラスター市郊外、ドゥーマー市、アービディーン村、ハイフーン市で、軍が反体制武装勢力を追撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アアザーズ市、フライターン市、バヤーヌーン町、カフルハムラ村、アナダーン市、カール・ジブリーン村、アレッポ市のカーティルジー地区、ナイラブ地区などが軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(1月24日付)によると、カフルダーイル村、アッサーン村、アナダーン市、マンナグ村、タッル・アアジャール市、アイン・ダクナ村、カフル・アントゥーン市、マンスーラ村などで、軍が反体制武装勢力の拠点を破壊した。

またアレッポ市では、シャッアール地区、バニー・ザイド地区、シャイフ・サイード地区、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区、アーミリーヤ地区、タッル・ザラーズィール地区などで、軍が反体制武装勢力の拠点・アジトを攻撃、破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市のハウィーカ地区が軍の砲撃を受け、市内各所で軍と反体制武装勢力が交戦した。

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ハサカ県では、SANA(1月24日付)によると、ハサカ市北部で軍が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷した。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会は、声明を出し、軍がヒムス市および同市郊外での「野蛮な攻撃」を激化させていると非難し、「シリア全土の自由シリア軍に、ヒムス同胞への軍事支援」を呼びかけた。

諸外国の動き

フランスのローラン・ファビウス外務大臣は記者団に対して、「最近の情報は、事態が膠着状態にあることを示している…。アサド打倒とシリア革命反体制勢力国民連立による権力掌握という我々が望んでいる解決策…に向かうような良い兆候はない」と述べた。

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ロシアのゲンナージー・ガティロフ外務次官は、「シリアにおける紛争を政治プロセスへと変化させるうえでイランは積極的役割を果たすことができるし、そうする義務がある」と述べ、紛争解決へのイランの積極関与の必要を強調した。イタルタス通信(1月24日付)が報じた。

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サウジアラビアのアブドゥッラー・ブン・ヤフヤー・ムアッリミー国連常駐代表は、安保理の定例会合で、シリア情勢に関して、国連憲章第7章に基づく介入を改めて求めた。

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ロバート・フォード駐シリア米大使は、CNN(1月24日付)に、ジハード・マクディスィー外務在外居住者省報道官が、米国に滞在している、と述べた。真偽は定かでない。

AFP, January 24, 2013、Akhbar al-Sharq, January 24, 2013、al-Hayat, January 25, 2013、Kull-na Shuraka’, January 24, 2013、al-Kurdiya News,
January 24, 2013、Naharnet, January 24, 2013、Reuters, January 24, 2013、SANA,
January 24, 2013、Zaman al-Wasl, January 24, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

自由シリア軍副司令官が自軍を大会に招聘しなかったシリア革命反体制勢力国民連立を非難、各方面が自由シリア軍・サラフィー主義者と人民防衛隊の戦闘が継続していることへの懸念を表明(2013年1月23日)

国内の動き(シリア政府の動き)

ハマー県サラミーヤ市では、21日の自爆テロの犠牲者の葬儀が行われ、多数の住民が参列、挙国一致、治安維持、テロ活動根絶の必要を訴えた。SANA(1月23日付)が報じた。

SANA, January 23, 2013
SANA, January 23, 2013

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SANA(1月23日付)によると、ハルキー内閣の危機解決政治プログラム実施閣僚委員会が会合を開き、シリア・ポンド下落など経済財政状況への対応を協議した。

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カドリー・ジャミール経済問題担当副首相兼国内通商消費者保護大臣は、灯油、ガソリンなどの公定価格引き上げに関して、「政府内での立場と政府外の立場は異なる」と述べ、自身および変革解放人民戦線がこの決定に同意していないことを明らかにした。

シリア・ステップ(1月23日付)が報じた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市で軍と反体制武装勢力が交戦した。

またクッルナー・シュラカー(1月23日付)は、ムライハ市で自由シリア軍への武器・兵站支援を行ったとの容疑(テロ支援容疑)で17歳から45歳の市民40人が逮捕された、と報じた。

一方、SANA(1月23日付)によると、サイイダ・ザイナブ町、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、フサイニーヤ町、ハラスター市、ドゥーマー市郊外、ザバダーニー市などで、軍が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

SANA, January 23, 2013
SANA, January 23, 2013

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区の区役所近くで軍登坂体制武装勢力が交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アブー・タルタル村が砲撃を受け、女性1人、子供3人を含む一家5人が死亡した。

一方、SANA(1月23日付)によると、ドゥワイヒー市、ザハビーヤ村、マンスール市、ラスム・アッブード村などで、軍が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市では、旧市街、ハーラト・シハーディーン地区、シャイフ・サイード地区、フルワーニーヤ地区、ライラムーン地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷した。

クッルナー・シュラカー(1月24日付)は、自由シリア軍はイラクのクルディスタン自治区に出稼ぎに向かう途中に逮捕されていたクルド人37人を釈放したと報じた。

37人はアレッポ県ラアス・アイン市に無事到着した。

釈放にあたっては、クルド自由人大隊などラアス・アイン市の自由シリア軍、シリア・クルド国民評議会、西クルディスタン人民議会、タッル・アブヤド市の自由シリア軍などが仲介にあたったという。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ジャウバル区、スルターニーヤ地区で軍と反体制武装勢力が交戦した。またハウラ地方、東ブワイダ市などが砲撃を受けた。

一方、SANA(1月23日付)によると、ハウラ地方、クサイル市郊外、ヒムス市スルターニーヤ地区、ジャウバル区、ハーラ・ヌール地区北部などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ブスラー・シャーム市で、反体制武装勢力が人民防衛隊の検問所を襲撃、その後軍と交戦した。

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ハマー県では、シャーム・ネット(1月23日付)が、カフルズィーター市、ラターミナ町に対して軍が地対地ミサイルを発射したと報じた(未確認情報)。

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ハサカ県では、『ハヤート』(1月24日付)によると、ラアス・アイン市に侵攻した自由シリア軍・サラフィー主義者と民主統一党人民防衛隊の交戦が続いた。

反体制勢力の動き

自由シリア軍副司令官を名乗るマーリク・クルディー大佐はクルディーヤ・ニュース(1月23日付)に対して、シリア革命反体制勢力国民連立は自由シリア軍を「マージナライズ」し、イスタンブールの大会に招聘しなかったと不快感を露わにした。

またシリア革命反体制勢力国民連立が設置したラアス・アイン危機管理委員会に関しては、「ラアス・アイン市の危機解決のための委員会が設置されたなどと、誰も我々に知らせてきていない」と述べた。

そのうえで「我々は各方面と連絡をとり、ラアス・アイン市での戦闘停止を試みている」と付言した。

一方、自由シリア軍・サラフィー主義者の侵攻に関しては「自由シリア軍だけが戦闘しているのではない。ヌスラ戦線のような複数の集団がいる」と述べ、戦闘が自由シリア軍以外の武装勢力によるものだと暗示した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、ラアス・アイン市での自由シリア軍と民主統一党人民防衛隊の戦闘に関して、遺憾の意を表明し、「体制はシリア人どうしの内乱を煽り、シリア革命を貶めようとしている」と指摘、戦闘の停止を呼びかけた。

シリア革命反体制勢力国民連立は、シリア国民評議会とともに、同様の呼びかけを再三行っているが、自由シリア軍とサラフィー主義者がラアス・アイン市への侵攻を停止する気配はない。

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シリア民主フォーラムが声明を出し、ラアス・アイン市での自由シリア軍・サラフィー主義者と民主統一党人民防衛隊の戦闘に関して、即時停戦、治安維持・共存を監督するための合同委員会設置などを骨子とする停戦案を発表した。

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シリア国民評議会のジョルジュ・サブラー事務総長はビデオ演説(1月23日付)で、シリア国民および自由シリア軍に対して、軍と反体制武装勢力の戦闘が激化しているヒムス市の救済を呼びかけた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のムアーッズ・アフマド・ハティーブ議長は声明を出し、暫定政府発足には30億ドルが必要だが、友好国からこの額を提供する保障を得てないと発表した。

スカイ・ニュース(1月24日付)が報じた。

しかし、クッルナー・シュラカー(1月24日付)によると、シリア革命反体制勢力国民連立のアリー・アミーン・スワイドはフェイスブックで、ムアーッズ議長の声明が「公式の声明ではない」と綴った。

諸外国の動き

シリア在住ロシア人77人が、シリアからレバノンに出国、ベイルート国際空港からロシアへの帰国の途についた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、記者会見で「何もかもがアサド政権を打倒しようとする反体制活動家たちの躁病と衝突している…。交渉を受け入れないこうした立場が続く限り、進展は起こり得ず、戦闘は続き、人々は死んでいくだろう」と政府との対話を拒否する反体制勢力を強く批判した。

そのうえで、シリア革命反体制勢力国民連立に関して「アサド政権とその制度を打倒することを目的としているが、これはジュネーブ合意に完全に反する」と指弾した。

またラブロフ外務大臣は「西側諸国と中東諸国の一部は、シリア革命反体制勢力国民連立を歓迎した…。より建設的な姿勢をとるよう説得する前に反体制勢力を統合することが肝要だと(彼らは)言っていた…。しかし、紛争当事者を交渉のテーブルにつける試みはいまだなされていない」と対話を通じた紛争解決をめざそうとしない欧米諸国、湾岸アラブ諸国、トルコを暗に批判した。

シリア在留ロシア人の政府専用機によるベイルート経由での帰国に関しては、「我々は自国民に避難を開始したわけではない」と述べ、帰国希望者を支援しただけだと述べた。

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国連バレリー・アモス人道問題担当事務次長は、世界経済フォーラム(ダボス)で、シリア情勢に関して「悲惨で、明らかに悪化している…。65万人以上が国を去った」と述べた。

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NATOのパトリオット・ミサイル配備作戦調整司令官のゲイリー・ディーキン准将(英国)は、今週中にトルコ国境地帯へのパトリオット・ミサイルの配備が完了すると述べた。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチは声明を出し、シリアの反体制武装勢力がイドリブ県にあるシーア派の礼拝所とラタキア県にあるキリスト教の二つの教会を破壊、略奪を行ったと発表した。

同声明によると、この破壊行為は2012年11月から12月にかけて行われ、イドリブ県ズルズール市、ガッサーニーヤ村、ジュダイダ市では、非スンナ派の施設が反体制武装勢力による制圧後に破壊され、住民が拉致されたという。

これに関して、ズルズール市の複数の住民は、反体制武装勢力制圧以前の同市では、軍がシーア派の施設を軍事目的に使用していたと証言しているという。

http://www.hrw.org/news/2013/01/23/syria-attacks-religious-sites-raise-tensions

AFP, January 23, 2013、Akhbar al-Sharq, January 23, 2013、al-Hayat, January 24, 2013、Kull-na Shuraka’, January 23, 2013, January 24, 2013、al-Kurdiya
News, January 23, 2013、Naharnet, January 23, 2013、Reuters, January 23,
2013、SANA, January 23, 2013、Shabaka Sham, January 23, 2012、Sky News Arabic,
January 24, 2013、Syria Steps, January 23, 2013などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.