民主統一党のムスリム共同党首がイラクを訪問しマーリキー首相と会談したことを明らかにしつつ、自党が民主的変革諸勢力国民調整委員会から除名されたとの報道を否定(2012年12月23日)

国内の動き(シリア政府の動き)

アサド大統領は2012年法律第35号を発し、2013年会計年度の予算(1兆3830億シリア・ポンド)を確定した。

al-Hayat, December 23, 2012
al-Hayat, December 23, 2012

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ウムラーン・ズウビー情報大臣は、記者団に対して、『アフバール』(12月17日付)が全文掲載したファールーク・シャルア副大統領の発言を「2300万のシリア人の意見」と高く評価した。

SANA(12月23日付)が報じた。

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アレッポ県では、SANA(12月23日付)によると、アレッポ市ジュルーム地区で発生した武装テロ集団の退去を求める民衆デモに、反体制武装勢力が発砲し、複数の市民が負傷した。

国内の暴力

ハマー県では、複数の活動家が、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表のシリア訪問に合わせて、ハルファーヤー市のパン屋(パン配給所)近くに軍が空爆を行ったと主張した。

シリア人権監視団、地元調整諸委員会は、この空爆によって「60人以上」が死亡したと発表した。

また、別の活動家は「200人」が死亡したと主張した。

一方、SANA(12月23日付)によると、ムハルダ市などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

またSANA(12月23日付)はその後、反体制武装勢力がハルファーヤー市を襲撃し、女性子供を含む住民を殺害した、と報じた。

同報道によると、これを受け、軍がハルファーヤー市の武装テロ集団を掃討する作戦を行ったという。

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ダルアー県では、ヨルダンのペトラ通信(12月23日付)によると、ヨルダン領内に逃げようとした若者が頭を撃たれて死亡した。

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アレッポ県では、SANA(12月23日付)によると、アルバイド村、カウワル村、サフィーラ市、アナダーン市、マンスーラ村、ナッカーリーン村、アレッポ市ブスターン・カスル地区、マサーキン・ハナーヌー地区、バニー・ザイド地区、ライラムーン地区などで、軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(12月23日付)によると、ダーライヤー市内で、反体制武装勢力が武器兵站の搬送に使用していた地下トンネルを軍が発見した。

またダーライヤー市、アクラバー村、バイト・サフム市、ドゥーマー市郊外、ハラスター市などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷した。

このほか、ドゥーマー市郊外では、イスラーム旅団とグータの盾旅団の間で略奪品の分配をめぐる衝突が発生し、多数の反体制武装勢力戦闘員が死亡した。

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イドリブ県では、SANA(12月23日付)によると、マアッル・シューリーン村、マアッル・シャムサ村、タフタナーズ、ヒルバト・マールティーン村などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、SANA(12月23日付)によると、ガントゥー市、ザアフラーナ村、東ブワイダ市などで、反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ハサカ県では、クルディーヤ・ニュース(12月23日付)が、タッル・ブラーク町住民の話として、自由シリア軍が同市に進入し、軍がこれに対抗するかたちでヘリコプターを上空で旋回させている、と報じた。

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(12月23日付)が入手した声明によると、アブドゥー・フサームッディーン元石油鉱物資源省次官が、シリア革命反体制勢力国民連立の駐トルコ大使就任を「不適任」を理由に辞退した、と報じた。

クルド民族主義勢力の動き

民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首はクルディーヤ・ニュース(12月23日付)に対して、イラクを訪問し、ヌーリー・マーリキー首相と会談したことを明らかにした。

al-Kurdiya News, December 23, 2012
al-Kurdiya News, December 23, 2012

同報道によると、この訪問は民主的変革諸勢力国民調整委員会へのジャラール・ラータラバーニー大統領の招待を受けたものだったが、ターラバーニー大統領の病状悪化で大統領との会談は実現しなかったという。

ムスリム共同党首は、民主統一党が民主的変革諸勢力国民調整委員会から除名されたとの一部情報を否定した。

諸外国の動き

イスラエルのアモス・ギルアド国防省軍政局長はイスラエル国防軍のラジオで、「彼(アサド大統領)が去ったと仮定すると、中東…に混乱が生じ、彼の代わりに誰が現れるかなど分からないだろう。我々はバランスをとらねばならない。世界全体がこのことに対処しなければならない」と述べた。

またアサド政権による化学兵器使用の可能性について、ギルアド国防省軍政局長は「現時点で、化学兵器は(アサド政権の)管理下にある」と述べた。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表が、ベイルートから陸路でダマスカスに入った。

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アラブ連盟は常駐代表レベル会合を開き、シリア国内のパレスチナ人およびパレスチナ難民キャンプへの攻撃を非難した。

AFP, December 23, 2012、Akhbar al-Sharq, December 23, 2012、al-Hayat, December 23, 2012, December 24, 2012, December 25, 2012、Kull-na Shuraka’,
December 23, 2012、al-Kurdiya News, December 23, 2012、Naharnet, December
23, 2012、Reuters, December 23, 2012、SANA, December 23, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス県カーブーン区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し5人が死亡する一方、シリア国民評議会が「シリア革命は宗派的でなく、無血」と主張(2012年12月22日)

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、5人が死亡、数十人が負傷した。

SANA(12月22日付)によると、シリア・アラブ・テレビのカメラマン、ハイダル・サムーディー(1967年生まれ)がカフルスーサ区の自宅前で反体制武装勢力に射殺された。

またSANA(12月22日付)によると、タダームン区で軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺害した。

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ハマー県では、ハマー郊外アンサール旅団司令官を名乗るラシード・アブー・フィダーなる活動家が、キリスト教徒が多数住むムハルダ市とスカイラビーヤ市の住民に対して、「アサドの悪党とシャッビーハの放逐と、我々の村への砲撃停止のため、役割を果たすよう警告を発する」と脅迫した。

アブー・フィダーは「もしそうしなければ(反体制武装勢力に協力しなければ)、我々はアサドの悪党とシャッビーハのアジトに突入する勇士を送り込むだろう」と両市への攻撃を予告した。

またシリア人権監視団によると、カブル・フィッダ村、ラムラ村などで軍と反体制武装勢力が激しく交戦した。

一方、SANA(12月22日付)によると、軍がカスル・アブー・サムラ市などで軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市を軍が空爆・砲撃した。

一方、SANA(12月22日付)によると、ハウラ地方ブルジュ・カーイー村、ヒムス市スルターニーヤ地区、ジャウバル区で軍が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーライル村、ムーハサン市を軍が空爆した。

一方、SANA(12月22日付)によると、ダイル・ザウル市内各所で軍が反体制武装勢力と交戦し、ハドラー大隊、ユーフラテス大隊などを名乗る集団の戦闘員多数を殺傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハムーリーヤ市、ズィヤービーヤ町、アルバイン市、ハラスター市などに軍が砲撃を加え、ダーライヤー市では軍と反対武装勢力が交戦した。

一方、SANA(12月22日付)によると、フジャイラ村、ダーライヤー市、ドゥーマー市郊外、アルバイン市、バフダリーヤ村、フサイニーヤ町などで軍が反体制武装勢力の追撃を続け、「アンサールッラー」のメンバーなど多数の戦闘員を殺傷した。

また、軍武装部隊総司令部は声明を出し、シャブアー地方の軍事技術中隊の一つが反体制武装勢力に襲撃され、司令官1人を失いつつも応戦・撃退した、と発表した。

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アレッポ県では、SANA(12月22日付)によると、アターリブ市、タカード村、サフィーラ市、タッル・ズィーターン市、ワディーヒー村、フライターン市、アレッポ市シャッアール地区、ブスターン・バーシャー地区、イシャーラート地区などで軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、SANA(12月22日付)によると、ガッサーニーヤ村、タフタナーズ市、タヒーラ市、マアーッラ・ニウサーン市、ビンニシュ市、アリーハー市などで、軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ラタキア県では、SANA(12月22日付)によると、ルバイア地方サラヤー村で軍が反体制武装勢力のアジトを攻撃破壊、戦闘員を殲滅、装備を破壊した。

国内の動き(シリア政府の動き)

12月5日に逝去したイグナティウス4世ハズィームの後任として東方正教会アンタキア総主教に選出されたヨハネ10世ヤーズジーはダマスカスで就任後初の記者会見を開き、「我らキリスト教徒はこの国に残る…。我々は常に自らの国の民、そして祖国とともにあった。外国人に立ち向かうとき、市民権や祖国の意味を悟る。ときにそうした外国人はキリスト教徒だった」と述べた。

SANA, December 22, 2012
SANA, December 22, 2012

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OTV(12月22日付)は、ジハード・マクディスィー前外務在外居住者省報道官がベイルートに滞在していると報じた。

反体制勢力の動き

ヨルダンのサラフィー主義潮流のアブドゥルカーディル・シハーダ(アビー・ムハンマド・タフターウィー)は、21日にダルアー県での戦闘でマフムード・アブー・タビーフが死亡したと発表した。

アブー・タビーフはザルカー県出身のヨルダン人サラフィー主義者。

UPI(12月22日付)が報じた。

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シリア国民評議会は、シリア国内の紛争が「宗派的」様相を帯びてきたとした国連の国際調査委員会の報告に対して、「シリア革命は宗派的でなく、無血だ…。シリア社会が直面している唯一の分断は、殺人的体制…と、自由と平等を求める人々の社会の間の分裂だ」と述べた。

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元駐シリア・イラク大使のナウワーフ・ファーリスは滞在先のカタールで『ハヤート』(12月23日付)に対して、「アサド政権の同盟者たちは体制が終わったと考えるようになったが、シリアにとってもっとも危険なのは体制崩壊後だ」と述べた。

また「シリア革命反体制勢力国民連立が国際社会においてシリアに資する正しい決定に立脚できなければ、シリア国民にとって大災難だ」としたうえで、「国内と連携し、国民の意思を反映すれば、いかなる勢力も同連合に意見を押し付けることはできない」と強調し、同連立が外国の影響下にないと断じた。

一方、ファーリスは、体制転換後に新政党を作る意思があることを明らかにした。

レバノンの動き

ナハールネット(12月22日付)は、ヒムス県タッルカラフ地方でシリア軍によって殺害されたレバノン人サラフィー主義者の遺体3体をシリア当局がレバノン側に引き渡した、と報じた

諸外国の動き

SANA(12月22日付)は、トルコのハタイ県(シリア領アレキサンドレッタ地方)アンタキア市で、数千人の市民がAKPの対シリア政策やNATOによるパトリオット・ミサイル配備に反対するデモを行った、と報じた。

SANA, December 22, 2012
SANA, December 22, 2012
al-Hayat, December 23, 2012
al-Hayat, December 23, 2012

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、「シリアの内戦は座礁に乗り上げており、アサド大統領を退任させようとする国々の努力は失敗に終わるだろう」と述べた。

AFP, December 22, 2012、Akhbar al-Sharq, December 22, 2012、al-Hayat, December 23, 2012、Kull-na Shuraka’, December 22, 2012、al-Kurdiya News, December 22, 2012、Naharnet, December 22, 2012、OTV, December 22, 2012、Reuters, December 22, 2012、SANA, December 22, 2012、UPI, December 22, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装勢力がアレッポ空港でシリア航空機RB201便を攻撃、シリア民主フォーラムのキールー氏は「個人や体制ではなくシリアの存在を擁護している」としたシャルア副大統領の発言を評価(2012年12月21日)

国内の動き(シリア政府の動き)

シリアのドゥルーズ派のシャイフ・アクル、フサイン・ジャルブーウの国葬がスワイダー県スワイダー市で執り行われた。

SANA(12月21日付)が報じた。

国内の暴力

アレッポ県では、ロイター通信(12月21日付)によると、反体制武装勢力がアレッポ空港でシリア航空機RB201便を攻撃した。

SANA, December 21, 2012
SANA, December 21, 2012

ハルドゥーンを名乗る反体制活動家はロイター通信に対して、威嚇射撃によりRB201便のタイヤを破壊し、離陸不能にしたとしたうえで、「我々は政府に、軍用機も民間機もすべて我々の手の届くところにあるというメッセージを送りたかった」と述べた。

またハルドゥーンは「ダマスカス空港で行われたことは、どんなに高い代償を払おうとも、アレッポでも行われるだろう」としたうえで、「今後、(旅客機は)標的になるだろう」と述べ、民間人にアレッポ空港をしないよう警告した。

『ハヤート』(12月22日付)は、反体制武装勢力が「政府が民間機によってイランの武器や兵士を送り込んでいる」とこうしたテロ行為を自己正当化している、と報じた。

またAFP(12月21日付)によると、アレッポ市ザフラー地区で、反体制武装勢力が空軍情報部に隣接する軍の拠点と武器庫を攻撃したが、軍の反撃を受け、複数の戦闘員が負傷した。

一方、SANA(12月21日付)によると、ハイヤーン町、ズィルバ村の街道沿い、カフルダーイル村、アルバイド村、アレッポ市ブスターン・カスル地区、マルジャ地区、旧市街などで軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーを含む多数の戦闘員を破壊、装備を破壊した。

SANA, December 21, 2012
SANA, December 21, 2012

他方、シリア人権監視団は声明を出し、スペイン人記者がアレッポ市ブスターン・カスル地区でのデモの最中に何者かに発砲され、野戦病院で治療を受けている、と発表した。同地区は反体制武装勢力の支配下にあるという。

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ダマスカス県では、AFP(12月21日付)などによると、ヤルムーク区での戦闘激化を受けて避難していたパレスチナ人数千人が同地区に戻った。

複数の住民によると、地区内には、反体制武装勢力も、PFLP-GCの民兵もいないという。

同地区に至る主要幹線道路は車両通行止めとなっているが、マイクロバスの往来、脇道の車輌通行は許可されている、という。

しかしシリア人権監視団によると、ヤルムーク区内でパレスチナ人民兵と反体制武装勢力が交戦した。

同監視団によると、反体制武装勢力と交戦したのは、アサド政権を支持する人民諸委員会とパレスチナ諸派の民兵。

また同監視団によると、タダームン区などで、軍と反体制武装勢力が交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ムウダミーヤト・シャーム市、ハジャル・アスワド市などで軍が反体制武装勢力と交戦した。

またルハイバ市では、反体制武装勢力が軍を襲撃した、という。

一方、SANA(12月21日付)によると、ダーライヤー市、ドゥーマー市郊外、ズィヤービーヤ町などで、軍が反体制武装勢力の追撃を継続し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス県ジャウバル区、スルターニーヤ地区を軍が空爆、また両地区では軍と反体制武装勢力が交戦した。

一方、SANA(12月21日付)によると、ハウラ地方で、軍が反体制武装勢力の爆弾製造工場を攻撃、破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ地方のラスィーフ村、ジャニーン村などで、軍が反体制武装勢力と交戦した。

一方、SANA(12月21日付)によると、ヒルバト・ハジャーマ村などで軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら多数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、SANA(12月21日付)によると、ガッサーニーヤ村、アーリヤ市、ビンニシュ市、タフタナーズ市、サラーキブ市などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら多数の戦闘員を殺傷した。

一方、SANA(12月21日付)によると、タマーニア町などで軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら多数の戦闘員を殺傷した。

反体制勢力の動き

シリア民主フォーラムのミシェル・キールーはパリで、『アフバール』(12月17日付)が全文掲載したファールーク・シャルア副大統領の発言を「体制、個人ではなくシリアという祖国の国益を踏まえた高官の初の発言」と評価し、「反体制勢力が合意すれば、移行期を監督するかもしれない」と述べた。

クッルナー・シュラカー(12月21日付)が報じた。

シャルア副大統領は「我々は個人や体制を擁護しているのではなく、シリアの存在を擁護している…。解決は地域の主要諸国と国連安保理を含んだかたちでの歴史的関係正常化を通じてなされねばならない…。関係正常化はすべての暴力の停止、挙国一致内閣の発足が保障されねばならない」と述べていた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長は、「ハウラーン地方およびアラブ山地方の民」(ドゥルーズ派)に対して、民間人の誘拐、脅迫を行わないよう呼びかけた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、イラン外務省による紛争解決のための6項目提案を「沈没不可避のシリアの体制という船に命綱を投げる絶望的試み」と批判、拒否した。

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クッルナー・シュラカー(12月21日付)は、シリア情報通信センターの情報として、シリア国民評議会執行委員会は近く、ハサカ県のアラブ系部族、クルド系部族、アッシリア政党の代表者約60人を一同に介して、国民和解会合を開催する予定だと報じた。

執行委員会のアブドゥルアズィーズ・ムスラトによると、この会合ではハサカ市からの軍の撤退、離反した警官や民間人などからなる自警団の設置などがめざされるという。

諸外国の動き

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はEUロシア首脳会談後の記者会見で、「シリアは我々の国境から遠くない。我々はシリアで混乱が拡がることを望んでいない」と述べた。

プーチン大統領はまた「我々にとって重要なのは、シリアの体制であり…、シリア政府の擁護ではない…。長期的合意に至るため、まずシリアの将来について合意せねばならない…。すべての当事者が対話のテーブルに着かねばならない」と強調した。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、RT(12月21日付)に対して、「地域のプレーヤーのなかには、なぜアサド大統領に退任を求めて、亡命先を提供しないのか、と我々に言う者がいる…。答えは単純だ。そうしたことを提案する者がそうした思いをめぐらすなら、それをアサド大統領に直接伝えるべきだ…。なぜ彼らは我々を配達人として利用するのか?」と述べた。

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アナス・フォー・ラスムセンNATO事務局長はジプチ首相との会談後、記者団に対して、「スカッド・タイプのミサイルの発射を我々は監視でき、そうした行為を遺憾に思う…。それは絶望的な体制が崩壊に近づいていることを示すものだ」と述べた。

NATOに近い消息筋によると、ラスムセンNATO事務局長はシリア軍が20日にスカッド・ミサイルを発射したと認識している、という。

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国連総会は、シリア政府および政府を支持する民兵(シャッビーハ)による重大かつ体系的な人権侵害を非難し、シリア政府に暴力停止を求める声明を採択した。

決議は135カ国が賛成したが、ロシア、中国など12カ国が反対、36カ国が棄権した。

同決議は、すべての当事者による暴力停止も補足的に求められている。

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UPI(12月21日付)によると、日本政府は、シリアでの戦闘激化を踏まえ、UNDOFに参加している自衛隊の撤収命令を発した。

ゴラン高原派遣の自衛隊の部隊は来年3月に交代する予定だったが、政府は今日(金曜日)の安全保障会議で近日中に任務を終了させることを決定した。

森本敏防衛大臣は関係機関高官らと会談し、自衛隊をゴラン高原から撤退させることを決定したという。

森本大臣は撤退決定に関して、地域の治安状況が重要な任務の続行を困難にしたと述べる一方、国際社会が日本のゴラン高原における17年間の活動を高く評価しているが、このようなかたちで任務を終了することを期待していなかったと指摘した。

AFP, December 21, 2012、Akhbar al-Sharq, December 21, 2012、al-Hayat, December 22, 2012、Kull-na Shuraka’, December 21, 2012、al-Kurdiya News, December 21, 2012、Naharnet, December 21, 2012、Reuters, December 21, 2012、SANA, December 21, 2012、UPI, December 21, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

パレスチナ人数千人がヤルムーク区に帰還するなか、国連人権理事会が任命した国際調査委員会によるとシリアが「明らかに宗派的」様相を帯びる(2012年12月20日)

国内の動き(シリア政府の動き)

SANA(12月20日付)はサッカー・シリア代表がイラク代表戦に1対0で勝利し、西アジア・チャンピオン・カップを制したと報じた。

SANA, December 20, 2012
SANA, December 20, 2012

ユーチューブ(12月21日付)で、サッカーのシリア代表チームの選手が観客席に向かって委任統治時代のシリアの国旗がプリントされたTシャツを見せる映像が公開された。

http://www.youtube.com/watch?v=6IIppAurmv8

http://www.youtube.com/watch?v=gfFN3sEUaU4

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SANA(12月20日付)によると、シリアの外務在外居住者省は国連安保理議長と事務総長に、ヤルムーク区の状況に関する書簡を送付し、武装テロ集団を支援する国々に対して、テロ集団との密接な関係を駆使して、同集団を難民キャンプからただちに退去させ、パレスチナ難民の生命を護るべきだと主張した。

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『ワタン』(12月20日付)は、カドリー・ジャミール経済問題担当副首相兼国内通商消費者保護大臣は、マフムード・ムバイヤド消費者保護局長とイヤード・アッルーシュ財産保護局長を新たに次官に任命し、イマード・アスィール現次官とともにパン、灯油、ガス不足に対処すると報じた。

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アサド大統領は、ハサン・ジャラーリー少将に代えてアーディル・ダイリー少将を内務省次官に任命した。

国内の暴力

ダマスカス県では、AFP(12月20日付)が、複数の住民の話として、パレスチナ人数千人がヤルムーク区に戻ったと報じた。

これらのパレスチナ人は、午前6時から軍の検問所を通過し、ヤルムーク区に徒歩で戻り、軍は「車の通行を禁じ、またキャンプに入る者に、自己の責任で入るよう警告していた」という。

SANA(12月20日付)によると、ヤルムーク区の住民(パレスチナ人)は大規模なデモ行進を行いながらキャンプに入り、武装テロ集団の退去を訴えた。

住民の一人によると、「キャンプ内に数千人はいた自由シリア軍の戦闘員はだいぶいなくなった。一部が路地でお茶を飲んで、水たばこを吸っているだけだ」という。

しかし反体制武装勢力の戦闘員の一人によると「正規軍が退去するまでは去らない」という。

パレスチナのワファー通信(12月20日付)は、パレスチナ各派が、シリア領内のパレスチナ難民キャンプを「安全地帯」とすることに合意したと報じた。

同通信社によると、ファタハをはじめとする各派は、自由シリア軍と軍のキャンプからの撤退、各派からなる非武装の監視委員会の設置、同委員会による治安維持を率先して実現しようとしているという。

しかしPFLP-GCのアンワル・ラジャー報道官は、「武装テロ集団とは何らの合意にも達しておらず…、(避難民の帰還は)パレスチナ人民の決断によるものだ。数千人が行進して帰還することで決断した…。人々は避難ではなくキャンプでの死を選ぶ」と述べた。

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シリア人権監視団は、12月15日にファールーク・シャルア副大統領の親戚のザイドゥーン・ズウビーとその弟のスハイブがダマスカス県内のカフェで軍事情報局に逮捕された、と発表した。

同監視団によると、2人はシャルア副大統領の母方の親戚で、反体制活動に従事しており、またこの2人と合わせて5人の活動家も逮捕された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北部のイドリブ県に通じる街道に位置するムーリク市の検問所8カ所を反体制武装勢力が襲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザマルカー町、ハラスター市、ダーライヤー市などに対して軍が砲撃を加え、ダーライヤー市では軍と反体制武装勢力が交戦した。

また同監視団によると、反体制武装勢力がランクース市郊外の対レバノン国境地点を制圧したという。

一方、SANA(12月20日付)によると、フサイニーヤ町、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、バフダリーヤ村、サイイダ・ザイナブ町などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(12月20日付)によると、ドゥワイリーニーヤ市、サフィーラ市、ウワイジャ地区、マアーッラ・アルティーク村、ハイヤーン町、アレッポ市ブスターン・カスル地区、サイフ・ダウラ地区、カーディー・アスカル地区、カルム・マイサル地区、ライラムーン地区などで、軍が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、多数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月20日付)によると、ラスタン市郊外で軍が反体制武装勢力の武器搭載車輌を破壊した。

反体制勢力の動き

アンサール・イスラーム連合のアブー・ムアーッズ・アーガー報道官は、ロイター通信(12月20日付)に対して、数日中にダマスカスで軍に対する特殊軍事作戦を開始するだろうとテロ予告を行った。

アンサール・イスラーム連合はダマスカス県、ダマスカス郊外県を中心に反体制武装活動を行う武装集団の連合体。

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ロシア紙『コメロサント』(12月20日付)は、モスクワの外交筋の話として、ロシア人技師2人とイタリア人技師1人を誘拐している反体制武装勢力から5000万シリア・ポンド(約53万ユーロ)の身代金の支払い要求があった、と報じた。

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Zaman al-Wasl, December 20, 2012
Zaman al-Wasl, December 20, 2012

ザマーン・ワスル(12月20日付)は、イドリブ県ザーウィヤ山のカンスカフラ村の洞窟で、大学・高校の学生約300人が5日間にわたって「自由シリア学生国民連合」結成大会を開催したと報じた。

同サイトが公開した写真には、老人や子供が多く写っている。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のハイサム・マンナーア在外局長がイラクを訪問、フダイル・フザーイー副大統領と会見した。

フザーイー副大統領がウェブで発表した声明によると、この会談で、副大統領は、イラクが武器、資金の通路とならない」と述べた。

なおマンナーアは19日にはヌーリー・マーリキー首相と会談していた。

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ユーチューブ(12月20日付)で軍の第155旅団がヒムス県ナースィリーヤ村で13日にスカッド・ミサイルを発射したとする映像がアップされた。

http://www.youtube.com/watch?v=9doZHpmCyB0&feature=player_embedded

諸外国の動き

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、「我々はアサド政権の運命に関心はない…。シリアで今後何が起きるかを懸念している。反体制勢力が政権を担った後、現政権にいる人々を殺すことを我々は望まない」と述べた。

またプーチン大統領は「我々は…シリアの解体と終わりなき内戦から救い出すため、問題解決に至ることを指示している」と付言した。

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国連人権理事会が任命した国際調査委員会は、最新の報告書でシリアの紛争において「すべての宗派」脅威にさらされ、「明らかに宗派的」様相を帯びてきたとの見方を示した。

同報告書は、「人種・宗教集団間の対立は常に存在していた」としつつ、「アラウィー派と…スンナ派といった宗派どうしの分断が明らかになっている」と断じた。

また「それ以外の宗派、例えばアルメニア人、キリスト教徒、ドゥルーズ派、パレスチナ人、クルド人、トルクメン人も紛争に巻き込まれている」と指摘した。

そのうえで「みなが国からの避難を余儀なくされているか、殺されている…。各宗派は存続の危機に立たされていると考えている。それゆえこれまでに増して、今日、対話を通じた関係正常化が必要となっている」としている。

しかし同報告書の分析は、社会の宗派的多様性が必然的に宗派対立をもたらすという過度の単純化が前提となっており、具体的な根拠を欠いており、プロパガンダとして利用される危険が高い。

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国連安保理は、シリアへの武器供与を行っているとしてヤース・エアー社、SAD輸出入社の二社を制裁リストに追加した。

AFP, December 20, 2012、Akhbar al-Sharq, December 20, 2012、Facebook, December 20, 2012, December 21, 2012、al-Hayat, December 21, 2012、Kull-na Shuraka’, December 20, 2012、al-Kurdiya News,
December 20, 2012、Naharnet, December 20, 2012、Reuters, December 20, 2012、SANA,
December 20, 2012、al-Watan, December 20, 2012、Zaman al-Wasl, December 20, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス県で中立的なパレスチナ人勢力が自由シリア軍と軍の交渉を試みる一方、民主的変革諸勢力国民調整委員会のマンナーア在外局長はシリア革命反体制勢力国民連立などによるヌスラ戦線への支持に疑義を呈する(2012年12月19日)

国内の動き

アレッポ県では、SANA(12月19日付)によると、アレッポ市カッラーサ地区で、住民が武装テロリストの退去を求めるデモを行った。

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ロイター通信(12月19日付)は、ムハンマド・イブラーヒーム・シャッアール内務大臣が空路ベイルートを訪問、アメリカン大学病院で、12日のダマスカス県カフルシューバー地区の内務省施設を狙った連続爆破事件で負った傷の治療を受けたと報じた。

国内の暴力

ダマスカス県では、AFP(12月19日付)が、中立的なパレスチナ人勢力が自由シリア軍と軍の交渉を仲介し、ヤルムーク区での戦闘の回避を試みている、と報じた。

同報道によると、交渉は自由シリア軍、親アサド政権のパレスチナ人武装勢力双方のヤルムーク区からの退去を目的としているが、「現時点では成果を得てない」という。

『ワタン』(12月19日付)は、軍がヤルムーク・キャンプへの突入に備え、部隊を増援し、民間人保護のためキャンプに至る街道を封鎖している、と報じた。

AFP(12月19日付)は、「ラースィム」を名乗る活動家の話として、ヤルムーク・キャンプにほとんど住民は残っていない、と報じた。

パレスチナの複数の消息筋は『ハヤート』(12月21日付)に対して、ダマスカス県内でハマースを除くパレスチナ各派(ダマスカス10派)の代表が会合を開き、難民キャンプの中立化、反体制武装勢力とPFLP-GCの民兵双方の退去を求めることで合意したと述べた。

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同じくダマスカス県では、シリア人権監視団によると、バサーティーン地区で軍の空爆・砲撃とともに、激しい戦闘が発生した。

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ダマスカス郊外県では、『ワタン』(12月19日付)によると、軍がダーライヤー市の反体制武装勢力の最後の拠点を攻撃し、甚大な被害を与えた。

またSANA(12月19日付)によると、ダーライヤー市で軍がシャームの民のヌスラ戦線への追撃を継続、多数の戦闘員を殺傷、その拠点に甚大な被害を与えた。

さらに、ドゥーマー市郊外などでも軍が反体制武装勢力の追撃を行い、多数の戦闘員を殺傷した。

一方、シリア人権監視団によると、ハラスター市、ザバダーニー市、アルバイン市、ザマルカー町などで、軍と反体制武装勢力が交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北部のマジュダル検問所周辺で軍と反体制武装勢力が交戦した。

一方、SANA(12月19日付)によると、ヒヤーリーン町などで、軍が反体制武装勢力を追撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

また、反体制武装勢力はハルファーヤー市の高圧送電システムを襲撃、設備を破壊し、同変電所は操業停止を余儀なくされたという。

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アレッポ県では、SANA(12月19日付)によると、フライターン市、アナダーン市、カフルハムラ村、ウワイジャ地区、アズィーザ市、サフィーラ市、ハーン・トゥーマーン村、アレッポ市シャイフ・サイード地区などで軍が反体制武装勢力に対する特殊作戦を実施し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(12月19日付)によると、反体制武装勢力がアウラム・ジューズ市の変電所を襲撃した。

一方、軍はラーミー村などで反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(12月19日付)によると、ムジャイイル市で治安維持部隊が反体制武装勢力の攻撃に対して応戦し、多数の戦闘員を殺傷、逮捕した。

反体制武装勢力の動き

民主的変革諸勢力国民調整委員会のハイサム・マンナーア在外局長は、『ガーディアン』(12月19日付)で、「マラケシュでのシリアの友連絡グループに出席した多くの者(反体制活動家)が、アル=カーイダと関係があると米国が考える組織を支援することはどう解釈すべきなのか」と自問し、シリア革命反体制勢力国民連立、シリア・ムスリム同胞団などがシャームの民のヌスラ戦線のテロ活動を支援することに疑義を呈した。

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シリア革命反体制勢力国民連合と自由シリア軍参謀委員会が共同声明を出し、アフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長、サリーム・イドリース参謀長ら両組織の代表が会合を開き、アサド政権の打倒、治安機関の解体、国民の自衛をめざすことを確認したと発表した。

会合場所など詳細は発表されなかった。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、一部反体制武装勢力がロシア人とイラン人の襲撃を行うと発表したことに関して、非難・拒否の立場を示した。

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シリア国民評議会のジョルジュ・サブラー事務局長は、レバノンのムスタクバル潮流のウェブサイトのインタビューに応じ、そのなかでアサド大統領の退任が政治的対話の条件だと述べるとともに、ヒズブッラーにアサド政権支持を改めるよう呼びかけた。

クルド民族主義勢力の動き

シリア・クルド民主党(アル・パールティ)のアブドゥルハキーム・バッシャール書記長は、15日に結成されたクルド民主政治連合に関して、現時点で武装化する意思はないと述べた。

諸外国の動き

ラドワーン・ヌワイサー国連人道問題調整事務所(OCHA)地域調整官は、シリア人避難民約100人と約400万人の被災者への人道支援に、2013年上半期だけで15億ドルが必要だと述べた。

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UNRWAのリサ・ギリアム氏は、ダマスカス県ヤルムーク区への反体制武装勢力進入により、パレスチナ人約10万人が避難したと述べた。

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ジャーナリスト保護委員会は2012年の1年間に67人のジャーナリストが取材中に殺害され、うち28人がシリアで死亡したと発表した。

AFP, December 19, 2012、Akhbar al-Sharq, December 19, 2012、The Guardian, December 19, 2012、al-Hayat, December 20, 2012, December 19, 2012、Kull-na Shuraka’, December 19, 2012、al-Kurdiya
News, December 19, 2012、Naharnet, December 19, 2012、Reuters, December 19,
2012、SANA, December 19, 2012、al-Watan, December 19, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス県ヤルムーク区で反体制武装勢力が「明らかに進軍」し戦闘が激化、フォード駐シリア米大使がイラクのマーリキー首相と会談しアサド政権退陣への固辞を示す(2012年12月18日)

国内の暴力

ダマスカス県では、『ハヤート』(12月19日付)などによると、ヤルムーク区で反体制武装勢力が「明らかに進軍」、住民の一人は「自由シリア軍のメンバー数百人がキャンプ内にいる」と述べた。

同住民らによると、ヤルムーク区内のモスクなどから軍が拡声器で住民に「12時までに」避難するよう呼びかけ、多くの住民(パレスチナ人)が避難したという。

複数の目撃者によると、軍はダマスカス郊外県へと通じる入り口以外のヤルムーク区の入り口を封鎖し、反体制武装勢力に対する掃討作戦の準備をしている、という。

『ハヤート』(12月19日付)によると、反体制武装勢力は現時点で、ヤルムーク区内のタカッドゥム通り、ウルーバ通り、サラースィーン通りの三つの街区を占拠している、という。

ヤルムーク区内では、PFLP-GCの民兵組織(人民諸委員会、兵員約700人)が抵抗を試みたが、ほどなく反体制武装勢力に降伏し、拠点を明け渡し、シリア軍の拠点へと撤退した、という。

一方、パレスチナ人の一部は「革命家」に合流した、という。

シリア人権監視団によると、ヤルムーク区およびダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市周辺で軍とPFLP-GCの民兵が反体制武装勢力と激しく交戦した。

『ハヤート』(12月19日付)によると、ヤルムーク区に居住するパレスチナ人約15万人のほぼ半分がすでにダマスカス県内の安全な場所ないしはレバノンなどに避難している、という。

一方、SANA(12月18日付)によると、ハジャル・アスワド市で、軍が反体制武装勢力を追撃し、アンサールッラーのメンバーら多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊・押収した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、軍が反体制武装勢力の攻勢を受け、県北部(カフルヌブーダ町、ヒヤーリーン町、ハマーミーヤート村、ハルファーヤー市、シャイフ・ハディード村、バーブ・ターカ村、ハスラーヤー村)の拠点・検問所から撤退した。

反体制武装勢力の攻勢により、軍兵士多数が殺害、捕捉されたという。

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ダマスカス郊外県では、SANA(12月18日付)によると、ザマルカー町、ハラスター市郊外、ドゥーマー市、ダーライヤー市、ズィヤービーヤ町、フサイニーヤ町で、軍が反体制武装勢力を追撃し、イスラーム旅団メンバーら多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊・押収した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(12月18日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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アレッポ県では、SANA(12月18日付)によると、アナダーン市、マンスーラ村、カフルダーイル村、アレッポ市旧市街などで、軍が反体制武装勢力の拠点などを攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、SANA(12月18日付)によると、イドリブ市、ザルダナー村、サラーキブ市などで、軍が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、SANA(12月18日付)によると、クサイル市郊外、ラスタン市などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

国内の動き

シリア・アラブ共和国ムフティーのアフマド・バドルッディーン・ハッスーン師は、アサド国立図書館での講演で、「在外の反体制活動家だと主張する者たちは最終的には対話のテーブルに着くことを強いられるだろう」と述べた。

ハッスーン師はまた「対話のテーブルに着くことを強いられる前にイニシアチブを発揮し、自らの活動を停止すべきだ…。なぜなら体制転換は力ではなく、対話によってのみなされるからだ」と付言した。

SANA(12月19日付)が報じた。

反体制勢力の動き

自由シリア軍中央広報局のファフド・ミスリーは声明を出し、イラン外務省が発表した危機打開の6項目提案に関して、「イラン人が交渉のテーブルをダマスカスからテヘランに持っていこうとしており、このことは彼らがシリアの危機に関与していることを示すものだ」と述べ、拒否すると発表した。

ミスリーはまた同声明で「アサド政権は諸外国、友好国、同盟国の忠告に耳を傾けようとしない」と述べ、イラン以外の諸外国の関与については是認する姿勢を示した。

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作家・記者のヤースィーン・アブドゥッラティーフは反体制組織のシリア・ジャーナリスト連盟発足声明から自身の名前を削除するよう求め、組織からの脱会を宣言した。

脱会の理由は、「曖昧な」財務状況。

パレスチナ人の動き

『ハヤート』(12月19日付)は、ダマスカス県ヤルムーク区での戦闘激化を受け、パレスチナ各派内で異なる三つの対応策が示されている、と報じた。

同報道によると、この三つの対応策とは以下の通り:

1. シリア国内のパレスチナ難民キャンプでの戦闘回避の要求(ファタハ、PFLP、DFLP)
2. 武装した人民委員会の結成を通じた自由シリア軍の進入阻止とキャンプ防衛(PFLP-GC、サーイカ)
3. 非武装の人民委員会の結成と人道支援(イスラーム聖戦)

レバノンの動き

『ナハール』(12月20日付)は、ナジーブ・ミーカーティー内閣閣議で、シリア人、パレスチナ人避難民の流入をめぐる問題が審議され、ジュブラーン・バースィール電力水資源大臣(自由国民潮流)、アリー・カーンスー国務大臣(シリア民族社会党)が対シリア国境の封鎖を主張したと報じた。

諸外国の動き

米NBC特派員のリチャード・エンゲルは、NBC(12月18日付)に対して、シリアでの取材中に「アサド大統領を支持する政府系の民兵で、シャッビーハの名で知られる集団」に誘拐・拉致されたと述べた。

Akhbar al-Sharq, December 18, 2012
Akhbar al-Sharq, December 18, 2012

NBCによると、エンゲルは取材チームとともに、12月13日にトルコ経由でシリアに入国(不法入国)後、何者かによって誘拐、5日間拉致され、消息を絶っていたという。

エンゲルらは、イドリブ県マアッラトミスリーン市に近い場所に監禁され、その後17日に別の場所に移動中、反体制武装勢力のシャーム自由人大隊の検問所で脱走、18日早朝にトルコに無事避難した、という。

イドリブ県マアッラト・ミスリーン市は反体制武装勢力が制圧したと主張している地域である。

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ロバート・フォード駐シリア米大使(米国勤務)は、バクダードを訪問し、米大使館にヌーリー・マーリキー首相らイラク首脳、『ハヤート』記者らを招き懇談した。

『ハヤート』(12月19日付)によると、この懇談で、フォード大使は、米国が思い描く「政治的解決」が、アサド政権存続と両立せず、政権交代が反体制勢力側の本質的条件で、このことに関して交渉の余地はないと述べた。

米国自身が同意した2012年6月のジュネーブ合意に関して、「米国、ロシア、安保理常任理事国、トルコ、アラブ連盟はジュネーブ宣言を合意したが…、反体制勢力は彼(アサド大統領)およびその取り巻きがいかなる政治的枠組みに参加することにも同意しないだろう」と述べ、実現不可能だとの見方を示した。

また7月のカイロでの反体制勢力大会で、シリアの反体制勢力がジュネーブ合意を事実上受諾したことに関しては、「しかしアサドが何よりもまず退任しなければならない」と述べ、アサド政権退陣が、反体制勢力ではなくむしろ米国の要求であることを暴露した。

一方、反体制勢力の過激化傾向に関して、フォード大使は「米国政府にとって最大の恐怖は、長期間暴力が続くことで、それは、(シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長に代表される)穏健な声が徐々にかき消され、過激派がより大きな影響力を行使することだ」と述べ、こうした懸念ゆえにシャームの民のヌスラ戦線をテロ組織に指定したことを明らかにした。

そのうえでフォード大使は「数日前、自由シリア軍の士官は私にヌスラ戦線は反体制武装勢力の戦闘員の3分の1以下を占めるに過ぎず、それ以外の武装大隊は反体制武装闘争において重要な役割を占めており…、ヒムスにはファールーク大隊、アレッポにはタウヒード旅団、ダマスカスにはそれ以外の大隊がおり、戦闘員の大多数は過激派でないと述べた」ことを明らかにした。

なお、マーヒル・アサド大佐が事実上の司令官を務める共和国護衛隊(推計約1万人)は、シリア軍(約30万人)の30分の1程度を占めるに過ぎない。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表がエジプトを訪問し、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長、エジプトのムハンマド・カーミル・アムル外務大臣と会談、シリア情勢について協議した。

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国連世界食糧計画(WFP)報道官はジュネーブで記者会見を開き、シリア国内での「暴力激化」、「人員不足」、「燃料不足」により、食糧人道支援が充分に行うことができなくなっている、と述べた。

シリア・アラブ赤新月社によると、250万人が食糧援助を必要としているが、同報道官は過去数週間の暴力の激化で支援物資を搬送する貨物車両が襲撃されるケースが急増していると述べた。

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イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣は訪問中のモスクワでロイター通信(12月18日付)に対して、「我々はそれ(アサド政権崩壊)を大いに疑っている。シリア軍も国家機関も円滑に機能している」と述べた。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣はアンカラで記者団に対して、「(パトリオット・ミサイル)システムを批判するのではなく、イランはシリア政府に国民の弾圧や国境でのトルコに対する挑発を止めるよう言うべきだ…。シリア政府に明確なメッセージを向ける時が来た」と述べた。

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イタルタス通信(12月18日付)は、ロシア国防省の話として、ロシア軍が新たに戦艦2隻を地中海に派遣したと報じた。

同通信社は、両艦がタルトゥース港に寄港するかは明らかにしなかったが、バルチック艦隊消息筋の話として、両艦がシリアからのロシア人退避させる場合に参加する可能性はある、と報じた。

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イスラーム諸国会議機構(OIC)のエクメレッディン・イフサン・オグル事務局長は、ジェッダでの記者会見で、シリア情勢に関して「終わりの始まり」と評し、アサド政権に対して「国民のための犠牲」を求めた。

AFP, December 18, 2012、Akhbar al-Sharq, December 18, 2012, December 19, 2012、al-Hayat, December 19, 2012, December 20, 2012、Kull-na Shuraka’, December 18, 2012, December 19, 2012、al-Kurdiya News, December 18, 2012、al-Nahar, December 20, 2012、Naharnet, December 18, 2012、Reuters, December 18, 2012、SANA, December 18, 2012, December 19, 2012などをもとに作成。

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ハルキー首相を団長とする閣僚使節団がアレッポ市を訪問、ダマスカス県では親アサド政権パレスチナ人民兵が反体制武装勢力およびパレスチナ人戦闘員と交戦(2012年12月17日)

国内の動き

ワーイル・ハルキー首相を団長とする閣僚使節団がアレッポ市を訪問し、ムハンマド・ワヒード・アッカード県知事、アレッポ県の経済・社会・宗教界の代表と会談、アレッポ県のライフライン復旧、食糧(パン)・燃料(灯油)供給に尽力するとの意思を伝えた。

SANA, December 17, 2012
SANA, December 17, 2012

使節団は、ハルキー首相の他、ウマル・イブラーヒーム・ガラーワンジー福祉問題担当副首相兼地方自治大臣、イマード・ムハンマド・ディーブ・ハミース電力大臣、ムハンマド・ヤフヤー・マアッラー高等教育大臣、ハズワーン・ワッズ教育大臣、ムハンマド・ザーフィル・ミフバク経済対外通商大臣、アドナーン・アブドゥー・サフニー工業大臣、サイード・ムウズィー・フナイディー石油鉱物資源大臣、ジャースィム・ムハンマド・ザカリヤー社会問題労働大臣、サアド・アブドゥッサラーム・ナーイフ保健大臣などから構成されていた。

SANA(12月17日付)が報じた。

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ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は、「パレスチナ人の閉塞状況の責任は国連と国際社会にある。なぜならパレスチナ人民の合法的な権利に関わる国連決議を履行しないからだ」と述べた。

またムアッリム外務在外居住者大臣は、「シリアがパレスチナ人同胞に対して数十年にわたり与えてきたものは、他のいかなる国も及ばない」と付言した。

さらにムアッリム外務在外居住者大臣は、パレスチナ人に対してヤルムーク区で「テロ集団」に潜伏先や支援を提供せず、テロリストを放逐せねばならないと呼びかけた。

この発言はヤルムーク区に対する軍の攻撃への「重大な懸念」を表明した潘基文国連事務総長の発言を受けたもの。

SANA(12月17日付)、シリア・アラブ・テレビ(12月17日付)などが報じた。

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『アフバール』(12月17日付)はファールーク・シャルア副大統領のインタビュー全文を掲載した。

そのなかで、シャルア副大統領は、「大統領閣下との面談する機会を与えられた者はみな、これが長期にわたる紛争になり、陰謀が強大で、その当事者が多様だと大統領から聞くことになろう…。彼は最終的な勝利を実現するまで事態を軍事的に決着させようとする意志を隠すことはない…。そのうえで政治的対話は現実的に行い得るものとなる」と述べた。

12月14日に行われたインタビューで、シャルア副大統領はまた「我々は個人や体制を擁護しているのではなく、シリアの存在を擁護している…。解決は地域の主要諸国と国連安保理を含んだかたちでの歴史的関係正常化を通じてなされねばならない…。関係正常化はすべての暴力の停止、挙国一致内閣の発足が保障されねばならない」と付言した。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区で、アサド政権を支持するパレスチナ人民兵(PFLP-GC)が、シリアの反体制武装勢力およびパレスチナ人戦闘員と交戦した。

ダマスカス郊外県では、反体制武装勢力によると、軍が増援部隊を派遣しダーライヤー市包囲を強化した。

一方、SANA(12月17日付)によると、ズィヤービーヤ町、フジャイラ村、フサイニーヤ町、ザマルカー町、ドゥーマー市、ハラスター市などで軍が反体制武装勢力を攻撃し、「軍事評議会」メンバーを含む多数の戦闘員を殺傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハルファーヤー市郊外の軍の検問所を、反体制武装勢力が攻撃したが、軍の反撃を受け、戦闘員7人が死亡した。

しかし同監視団によると、反体制武装勢力はハマー市郊外の「ほとんどの検問所を襲撃し…、シャイフ・ハディードの検問所の軍を撤退させた」という。

反体制武装勢力による攻撃は、ハルファーヤー市、カルナーズ町、カフルズィーター市、カフルヌブーダ町などの検問所に対して行われているという。

この攻撃に先立って、自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)のカースィム・サアドッディーン大佐が声明を出し、「ハマー市解放作戦」を開始したと発表した。

また自由シリア軍ハマー県軍事評議会は、「アッラーの恋人」旅団、「アビー・フィダー」旅団、「アフル・バイト」旅団が「ハマー解放作戦」を開始したと発表した。

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アレッポ県では、SANA(12月17日付)によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区などで軍が反体制武装勢力を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(12月17日付)によると、ムサンミヤ地方で軍がシャームの民のヌスラ戦線メンバー多数を殲滅した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シンシャール街道で軍の車輌に仕掛けられた爆弾が爆発し、兵士4人が死亡した。

またラスタン市が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(12月17日付)によると、サムアリール村、ブルジュ・カーイー村などで軍が反体制武装勢力を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷した。

反体制勢力の動き

シリア国民評議会のジョルジュ・サブラー事務局長が声明を出し、シリア国内でアサド政権の弾圧で死亡したパレスチナ人の数が900人に上る(未確認情報)と発表した。

レバノンの動き

米財務省は、ミシェル・サマーア元情報大臣を「特別指定国際テロリスト」(Specially Designated Global Terrorist)に指定した。

パレスチナ人の動き

ワファー通信(12月17日付)によると、マフムード・アッバースPA大統領は声明を出し、シリアのパレスチナ人居住区・キャンプへの攻撃を回避するため、アラブ連盟事務総長、国連事務局長と電話で協議した。

また同声明によると、駐シリアのパレスチナ諸派から、事態収拾のために早急に介入するよう要請があった。

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PFLP-GCのフサーム・アラファート報道官はラーマッラーで声明を出し、ダマスカス県ヤルムーク区のモスクに対するシリア軍の空爆に関して、「シリアの政治指導部、とりわけアサド大統領にこの犯罪の詳細についての釈明、犯罪者の処罰、公式の謝罪を求める」と述べた。

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PFLP-GCのアンワル・ラジャー報道官はダマスカスでAFP(12月17日付)に対して、ラーマッラーのアラファート報道官の声明を「戦線とは何の関係もない」と批判、「戦線の見解を表明はダマスカスの中央情報局からのみ発せられる」と述べた。

諸外国の動き

『ハヤート』(12月19日付)によると、国連バレリー・アモス人道問題担当事務次長は国連安保理に対してシリア訪問の報告を行い、そのなかでシリア政府に対して、人道支援のため国連および人道支援機関が反体制勢力と直接連絡を取り合うことに同意するよう求め、シリア政府がこれを承諾したとを明らかにした。

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アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、シリア軍によるダマスカス県ヤルムーク区への空爆に関して「パレスチナ難民キャンプの治安の責任はシリア当局にある」と述べるとともに、「パレスチナ人が受けている暴力は…国際法違反だ」と述べた。

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トルコの『ラディカル』(12月17日付)は、12月3日のロシアのウラジーミル・プーチン大統領のイスタンブール訪問時にレジェップ・タイイップ・エルドアン首相が2013年第1四半期中のアサド大統領の退任とシリア革命反体制勢力国民連立への政権移譲を骨子とする紛争解決策を提示していた、と報じた。

同紙によると、この提案は、米国、ロシア、エジプト、カタール、国連の間で審議されているという。

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『ハヤート』(12月19日付)は、パトリオット・ミサイル配備のためNATOドイツ軍がトルコに到着した、と報じた。

AFP, December 17, 2012、al-Akhbar, December 17, 2012、Akhbar al-Sharq, December 17, 2012、al-Hayat, December 18, 2012, December 19, 2012、Kull-na Shuraka’, December 17, 2012、al-Kurdiya News, December 17, 2012、Naharnet, December 17, 2012、Reuters, December 17, 2012、SANA, December 17, 2012などをもとに作成。

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軍がダマスカス県ヤルムーク区のパレスチナ難民居住区に対して初めての空爆を実施、シャルア副大統領「我々は個人や体制を擁護しているのではなく、シリアの存在を擁護している」(2012年12月16日)

国内の動き

ワーイル・ハルキー首相は、「テロとの戦いへの決着、武装テロ集団残党の殲滅に向けて、我らが武装部隊の犠牲と戦果を通じて断固且つ積極的に対処している」と述べた。

SANA(12月16日付)が報じた。

SANA, December 16, 2012
SANA, December 16, 2012

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ファールーク・シャルア副大統領は、『アフバール』(12月16日付)のインタビューに応じ、そのなかで政権も反体制武装勢力も現下の紛争を軍事的に決着することはできないだろう、と述べた。

12月14日に行われたインタビューで、シャルア副大統領はまた「我々は個人や体制を擁護しているのではなく、シリアの存在を擁護している…。解決は地域の主要諸国と国連安保理を含んだかたちでの歴史的関係正常化を通じてなされねばならない…。関係正常化はすべての暴力の停止、挙国一致内閣の発足が保障されねばならない」と付言した。

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アレッポ県では、SANA(12月16日付)によると、アレッポ市サビール地区などで、市民数百人がシリア軍支持、武装テロ集団の退去を訴えるデモを行った。

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SANA(12月16日付)は、シリア・イラン経済通商閣僚級会合が開かれ、シリア・イラン合同銀行開設、救急車両などの医療機器・物資のシリアへの供与などを合意したと報じた。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区のパレスチナ難民居住区に対して軍が初めて空爆を行った。

空爆は同地区内のバースィル病院周辺、ジャーウーナ地区に対して行われ、多数の死傷者が出たという。

またAFP(12月16日付)は住民の話として、アブドゥルカーディル・フサイニー・モスクが標的となり、多数が死傷したと報じた。

同モスクにはダマスカス県南部からの避難民約600人が避難していた。

またシリア人権監視団によると、ヤルムーク区、ダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市周辺で、PFLP-GCの戦闘員とパレスチナ人を含む反体制武装勢力が、2日前から行われている、という。

『ハヤート』(12月17日付)によると、このほかハジャル・アスワド市、アサーリー地区に対しても空爆が行われた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ハラスター市、ズィヤービーヤ町、アルバイン市などで軍が砲撃を加えた。

一方、SANA(12月16日付)によると、ダーライヤー市、ドゥーマー市、ハラスター市郊外、バイト・サフム市、ザマルカー町などで、軍が反体制武装勢力の追撃を行い、多数の戦闘員を殺傷した。

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アレッポ県では、複数の反体制活動家によると、タウヒード旅団などがアレッポ市北部の歩兵学校の施設を制圧した、と発表した(未確認情報)。

シリア人権監視団によると、軍はアレッポ歩兵学校から完全撤退したが、周辺の検問所に部隊を展開させている、という。

また『ハヤート』(12月17日付)は、トルコの複数の高官の話として、シリア軍が国境地帯のアアザーズ市を空爆し、多数の住民がトルコ領内に避難したと報じた。

一方、SANA(12月16日付)によると、アターリブ市、アレッポ・イドリブ街道各所、フライターン市、アアザーズ市、アレッポ市アンサーリー地区、カーディー・アスカル地区、ライラムーン地区などで軍が反体制武装勢力の追撃・拠点攻撃を行い、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(12月16日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区などで軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ハマー県では、SANA(12月16日付)によると、ハルファーヤー市で軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、SANA(12月16日付)によると、ヒムス市郊外の石油パイプラインを反体制武装勢力が破壊した。

一方、ラスタン市では軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、タッルカラフ市では国境警備隊がレバノン領からの潜入を試みる反体制武装集団を撃退した。

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イドリブ県では、SANA(12月16日付)によると、ジスル・シュグール市郊外、サラーキブ市などで軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

反体制勢力の動き

アクス・サイル(12月16日付)は、自由シリア軍がダイル・ザウル市の政治治安部を完全制圧した(未確認情報)と発表した、と報じた。

レバノンの動き

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はテレビ演説を行い、そのなかで3月14日勢力に対して「一部の人物(ハリーリー前首相)がダマスカス空港を経由して帰国するのを待つべきでない…。あなたたちが間違った計算をしているという事実にあなたたちの注意を向けたい…。2ヶ月でシリア政府が崩壊すると言っているが…、何も起きないまま2年が経った」と述べた。

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ナハールネット(12月16日付)は、ヒムス県タッルカラフ市での11月30日のシリア軍によるレバノン人イスラーム主義者要撃で殺害されたレバノン人の4人の遺体が新たにシリア当局からレバノン側に変換された。

パレスチナ人の動き

マフムード・アッバースPA大統領は声明を出し、ダマスカス県ヤルムーク区に対する空爆の「即時」停止を求めた。

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ハマースのイスマーイール・ハニーヤPA内閣は声明を出し、ダマスカス県ヤルムーク区に対する空爆に関して、キャンプ住民を標的とした空爆を非難、攻撃の停止を求めた。

諸外国の動き

スペイン地政学研究所のバラー・ミハイル研究員は、アサド政権崩壊が間近だとの宣伝を強化した最近の欧米諸国の指導者やメディアの言動・報道に関して、「クーデタか軍事介入、ないしはシリアの反体制勢力への外国からの兵站支援の激増がなければ、シリアの政権は崩壊し得ない」と否定した。

AFP(12月16日付)が報じた。

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イラン外務省は声明を出し、6項目からなるシリア危機解決案を発表しだ。

同解決案の骨子は以下の通り:

1. 国連監視下でのすべての暴力、武装活動の停止。
2. シリア国民への人道支援の配給。
3. 対シリア経済制裁の解除。
4. 新議会および制憲法議会の選挙実施を目的とした暫定政府樹立のための国民対話。
5. 大統領選挙後の政府、反体制武装勢力双方による政治犯の釈放。先導報道の停止。
6. 被害状況調査委員会の設置。復興。

AFP, December 16, 2012、al-Akhbar, December 16, 2012、Akhbar al-Sharq, December 16, 2012、‘Aks al-Sayr, December
16, 2012、al-Hayat, December 17, 2012, December 18, 2012、Kull-na Shuraka’, December 16, 2012、al-Kurdiya News, December 16, 2012、Naharnet, December 16, 2012、Reuters, December 16, 2012、SANA, December 16, 2012、UPI, December 16, 2012などをもとに作成。

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ムアッリム外相が国連人道問題担当事務次長と面会し「欧米諸国の制裁を非難し、その解除を求める」よう伝えるなか、民主的変革諸勢力国民調整諸委員会は民主統一党を除名したとの一部報道を否定(2012年12月15日)

シリア政府の動き

国連のバレリー・アモス人道問題担当事務次長はシリアを訪問し、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣と会談した。

SANA(12月15日付)によると、会談でムアッリム大臣は、シリア国民の惨状は欧米諸国による経済制裁によるものだとしたうえで、「これらの国々の制裁を非難し、その解除を求める」よう伝えた。

SANA, December 15, 2012
SANA, December 15, 2012

一方、アモス副理事長は、ダマスカスの国連事務所がシリア政府との調整のもとに人道支援を継続すると伝えた、という。

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『リワー』(12月15日付)は、政権を離反したとされるジハード・マクディスィー外務在外居住者省報道官のもとに、アサド大統領がアリー・ハイダル国民和解問題担当国務大臣を派遣したと報じた。

同報道によると、マクディスィー次官はベイルートに滞在している、という。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区で軍とパレスチナ人民兵が反体制武装勢力と交戦した。

またカダム区では、2度爆発があり、ヤルムーク区とバルザ区では砲撃があった。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、バイト・サフム市、ムウダミーヤト・シャーム市を軍が空爆・砲撃した。

またダーライヤー市に軍の増援部隊が派遣された。

一方、SANA(12月15日付)によると、ズィヤービーヤ町、フジャイラ村、フサイニーヤ町などで、軍が反体制武装勢力を追撃、ダーライヤー市、ハラスター市などで特殊作戦を実施、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(12月15日付)によると、ムスリミーヤ村、アナダーン市、ズィルバ村、アアザーズ市、アレッポ市スッカリー地区、シャイフ・ルトフィー地区、マルジャ地区、ブスターン・バーシャー地区、ライラムーン地区などで軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

タウヒード旅団は、アレッポ市北部の士官学校攻撃に参加していた司令官の一人アブー・フラート(ユーズフ・ジャーディル大佐)が死亡した、と発表した。

アブー・フラートは離反前は機甲師団の司令官を務め、離反後アレッポ市サラーフッディーン地区、サイフ・ダウラ地区などでの破壊工作(解放作戦)に参加していた。

AFP(12月15日付)が報じた。

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ハマー県では、SANA(12月15日付)によると、サラミーヤ市郊外で軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市が軍の空爆を受けた。

一方、SANA(12月15日付)によると、ラスタン市で、軍が反体制武装勢力に対する特殊作戦を実施し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

反体制武装勢力の動き

AFP(12月15日付)によると、アブドゥー・フサームッディーン元石油資源省次官が記者会見を開き、アンマンでシリア国家機関就労者自由国民連合なる組織の発足が宣言された。

フサームッディーン元石油資源省次官によると、同連合は、体制崩壊時に約150万人に達すると推計される公務員を保護することを目的とし、リヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相を議長とし、本部をドーハに設置する、という。

発足会合では、元公務員約30人とシリア革命反体制勢力国民連立のメンバーが参加した、という。

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民主的変革諸勢力国民調整諸委員会は声明を出し、ハイサム・マンナーア在外局長と民主統一党を除名したとの一部報道を否定した。

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ヨルダンのサラフィー主義武装集団の指導者アビー・ムハンマド・タフターウィーは、ダマスカス県カフルスーサ区の内務省施設を狙った連続爆弾テロの実行犯の葬儀(ヨルダンのブクア・キャンプで実施)で、シャームの民のヌスラ戦線に、「進め。汝らはアッラーとともにある…。ヌスラ戦線はシャームを解放し、そこからテルアビブの中心部に進軍する」と述べ、イスラエルへの攻撃を呼びかけた。

クルド民族主義勢力の動き

クルディーヤ・ニュース(12月15日付)は、シリア・クルド国民評議会を構成する4党がクルド民主政治連合を発足したと報じた。

シリア・クルド民主政治連合は、シリア・クルド民主党(アル・パールティ)アブドゥルハキーム・バッシャール派、シリア・クルド・イェキーティー党、シリア・クルド・アーザーディー党ムスタファー・ジュムア派、同ムスタファー・ウースー派からなる。

発足声明を発表したシリア・クルド・イェキーティー党のイスマーイール・ハンムーによると、連合の結成は、統一政党発足のための移行段階に過ぎない、という。

レバノンの動き

ナジーブ・ミーカーティー首相は、シリア司法当局によるとサアド・ハリーリー前首相とウカーブ・サクル国民議会議員への逮捕状発行に関して、「政治的であり法的に無効」だと述べた。

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NNA(12月15日付)は、北部県アッカール郡ワーディー・ハーリド地方で、シリア領から迫撃・銃撃があり、住民が一時避難したと報じた。

パレスチナ人の動き

シリアの複数の反体制活動家とパレスチナ筋によると、PFLP-GCのアフマド・ジブリール書記長が息子とともにダマスカス県ヤルムーク区からタルトゥース市に避難した。

ロイター通信(12月15日付)が報じた。

諸外国の動き

イラン学生通信(12月15日付)は、イラン軍のハサン・フェイルーズ・アバーディー参謀長がNATOによるトルコへのパトリオット・ミサイル配備に関して、「世界大戦をもたらし得る」と批判した、と報じた。

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NATOのジェームス・スタビリディス欧州軍最高司令官のは、「数日前、シリア領内で政府によりスカッド・ミサイルが反体制武装勢力を標的として発射され、数発がトルコ国境から非常に近い場所に着弾した。これは非常に懸念すべき事態だ」と述べた。

そのうえで「シリアは混沌とした危機的状況になる。しかし我々は、NATO加盟国国境の防衛を毅然と行わねばならない」と述べ、スカッド・ミサイルの着弾をパトリオット・ミサイル配備と結びつけようとした。

AFP, December 15, 2012、Akhbar al-Sharq, December 15, 2012、al-Hayat, December 16, 2012、Kull-na Shuraka’, December 15, 2012、al-Kurdiya News,
December 15, 2012、al-Liwa’, December 15, 2012、Naharnet, December 15, 2012、NNA, December 15, 2012、Reuters,
December 15, 2012、SANA, December 15, 2012、UPI, December 15, 2012などをもとに作成。

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在内野党・反体制派からなるシリア平和的変革勢力連立の使節団がモスクワを訪問し露外相と会談するなか、民主的変革諸勢力国民調整委員会がハイサム・マンナーア在外局長と民主統一党の除名を決定(2012年12月14日)

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市・サラーキブ市間に位置するズィルバ村にある軍運営学科で、軍と反体制武装勢力が激しく交戦した。

この戦闘により、反体制勢力の戦闘員9人と軍兵士8人が死亡した、という。

al-Hayat, December 15, 2012
al-Hayat, December 15, 2012

一方、SANA(12月14日付)によると、サフィーラ市、ムスリミーヤ村、ハンダラート・キャンプ、アレッポ市スッカリー地区などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラト・ヌウマーン市および周辺の村々が軍の砲撃を受け、ワーディー・ダイイフ基地周辺で軍と反体制武装勢力が交戦した。

一方、SANA(12月14日付)によると、マアッルバリート村、ハーッス村、マアッラト・ヌウマーン市郊外、ヤアクービーヤ村などで、軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(12月14日付)によると、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、シャブアー町などで、軍が反体制武装勢力の追撃を続け、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(12月14日付)によると、ダイル・ザウル市労働者住宅地区、ブーサラヤー地区、ジュバイラ地区、マリーイーヤ村、ヒサーン村などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーなどを殺傷した。

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ハサカ県では、SANA(12月14日付)によると、ハサカ市西部で軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ヒムス市では、SANA(12月14日付)によると、ラスタン市、タルビーサ市郊外で、軍が反体制武装勢力の拠点に対する特殊作戦を行い、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

また国境警備隊がレバノン領からの潜入を試みる戦闘員を撃退した。

シリア政府の動き

シリア国内で活動する与野党・反体制組織からなるシリア平和的変革勢力連立の使節団がモスクワを訪問し、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

SANA, December 14, 2012
SANA, December 14, 2012

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使節団には、団長のカドリー・ジャミール経済問題担当副首相兼国内通商消費者保護大臣(人民意思党、変革解放人民戦線)のほか、ファーティフ・ジャームース(平和的変革の道潮流)、ターリク・アフマド(シリア民族社会党)、マーズィン・ビラール(世俗民主主義潮流)らが参加した。

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ロシア外務省によると、会談において、両者はジュネーブでの合意(2012年6月)に沿って、即時暴力停止と、政治プロセスを通じた早急な転換を進める必要があるとの認識で一致した。

またRT(12月14日付)によると、ロシア外務省は、ジャミール副首相を「国内の野党を象徴する一人」として迎えた。

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ジャミール副首相は、会談後の記者会見で、外国の介入拒否と暴力停止という姿勢に依拠し、国民対話を通じた平和的解決のみが、シリアの危機解決の唯一の解決策だと述べた。

また在外の反体制勢力が外国による内政干渉を招いていると批判した。

一方、米国がシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の正統な代表」と承認したことに関しては、「民主主義の基礎、シリア国民の自決権への打撃」と非難した。

また米国がシャームの民のヌスラ戦線をテロ組織に指定したことについては、「この問題をめぐる米国との関係の経験を踏まえると、米国を信用できない。なぜならシリアの武装集団は西側から命令と支援を受けているからだ…。またなぜヌスラ戦線だけを(テロ組織の)リストに加えたのか…と感じる。彼ら(西側)は、ヌスラ戦線を口実にシリアの内政に干渉しようとしている」と主張した。

反体制勢力の動き

Elaph.com(12月14日付)などによると、反体制活動家がSNSなどを通じて「シリアでのテロに反対、アサドのテロに反対」と銘打ったデモの実施を呼びかけた。

『ハヤート』(12月15日付)はフェイスブックなどの情報をもとに、イドリブ県カフルナブル市などでシャームの民のヌスラ戦線との連帯を訴えるデモが発生したと報じた。

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ロイター通信(12月14日付)は、イドリブ県ジスル・シュグール市にあるシーア派のモスク、フサイニーヤ・モスクが反体制武装勢力によって焼き討ちにされる映像がインターネット上にアップされた、と報じた。

同報道によると、映像は13日にユーチューブにアップされたが、事実確認は取れていないという。

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Elaph.com(12月14日付)は、マフムード・マルイー弁護士の話として、カイロで12月20日に予定されている民主的変革諸勢力国民調整委員会の中央評議会会合で、執行委員会の改選、組織の再編を行うとともに、ハイサム・マンナーア在外局長と民主統一党を除名する、と報じた。

マンナーアと民主統一党の除名は「革命とシリアの街頭の立場との調和」を目的としている、という。

執行委員会メンバーでもあるマルイーによると、民主的変革諸勢力国民委員会は現在、執行委員会メンバーの多くがカイロに逃れており、主要な活動拠点も同地にあるという。

カイロに逃れたメンバーとしては、マルイーの他、マイス・ウライディー、マンスール・アタースィー、アブドゥッラフマーン・ハリーファ、ザカリヤー・サッカール、リーム・ファルハ、シュクリー・マハーミード(以上執行委員会メンバ-)、ムフイーッディーン・ハブーシュ(中央評議会メンバー)、マアムーン・ハリーファ(欧州支部書記長)などがいる。

またマルイーは、一部のメンバーが民主的変革諸勢力国民調整委員会の組織名を勝手に使用している、と述べた。

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シリア人権監視団によると、2012年3月以降の死者数が、43,088人に達したと発表した。うち30,195人が民間人、1,450人が離反兵、10,751人が軍兵士、だという。

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自由シリア軍参謀委員会を発足した反体制武装勢力は「シリア・アラブ共和国最高軍事司令評議会」の名で声明を出し、12月8日にトルコのハタイ県アンタキア市で開催された会合の詳細を発表した。

同声明の内容は以下の通り:

  • 550人以上の軍事評議会指導者、革命評議会指導者、各旅団・大隊指導者が出席。
  • 「革命勢力委員会」を設置し、261人の委員を選出。
  • 「最高軍事司令評議会」を設置し、5つの戦線(地区)から6人ずつの合計30人(士官19人、民間人革命家11人)を評議員に選出。
  • 5つの戦線から10人(軍人5人、民間人5人)を評議会副議長(副参謀長)に選出。
  • 評議会議長(参謀長)のもとに5つの戦線を統括する部局およびその長、武装委員会、財務委員会を設置。
  • その下に各県の革命評議会を配置。
  • 最後に、シリア・アラブ共和国の最高軍事権威、国防大臣である評議会議長(参謀長)を選出。

最高軍事司令部評議会メンバーは以下の通り:

1. 東部地区
ズィヤード・ハーッジ・ウバイド空軍大佐
アドナーン・ムハンマド・カウカブ中佐
ラーギブ・バシール・トゥウマ
ヤルマズ・サイード
ファラジュ・ハンムード・ラファジュ
ウマル・ダーダー

2. 北部地区
アフマド・イーサー・シャイフ
ムスタファー・アブドゥルカリーム
ジャマール・ハーリド・マアルーフ
アブドゥルジャッバール・アカイディー大佐
マフナー・ジャファーラ
アフマド・ウバイド

3. ヒムス地区
カースィム・サアドッディーン空軍大佐
ラーミー・ダーラーティー
アブドゥルハリーム・ガンヌーム少佐
イヤード・ジュムア
ムンズィル・アフマド・サッラース
アブドゥッラフマーン・スワイス大佐

4. 西部・中部地区
アブドゥルマジード・ドゥバイス准将
マーズィン・クナイフディー少佐
カマール・ハマーミー
フザイファ・ムスタファー・シャグリー
ユースフ・ムハンマド・ハサン
サアドゥッディーン・ハーシミー

5. 南部地区
ザフラーン・アッルーシュ
ハーリド・フサイン・アルヌース
ハーリド・ムハンマド・ハウラーニー大佐
ファーディー・サアド・アースィミー
アブドゥッラー・リファーイー大佐
イブラーヒーム・トゥーシー

参謀長は以下の通り:

サリーム・イドリース

副参謀長は以下の通り:

1. ヒムス地区
ファーティフ・ハッスーン大佐
ウサーマ・サーイフ・ジュナイディー

2. 東部地区
ムハンマド・アッブード中佐
サッダーム・ジャマル

3. 西部・中部地区
ムスタファー・ハーシム大佐
アブドゥルファッターフ・ウルーブ

4. 北部地区
アブドゥルバースィト・タウィール大佐
アブドゥルカーディル・サーリフ

5. 南部地区
ズィヤード・ファフド准将
バッシャール・アワド・ズウビー

部局およびその長は以下の通り:

1. ヒムス戦線
アブドゥッラー・バフブーフ大尉(作戦課長)
ウマル・シャムスィー中尉、ザカリヤー・ターハー(諜報課長)
アクラマ・バックール大尉(兵站装備課長)
アフマド・アブドゥッラフマーン・ハマウィー(事務財務課長)
ハーリド・バッカール(暫定法務課長)
ガーニム・サアドゥッディーン(暫定法務課長)

2. 東部戦線
ラーギブ・ハマド大佐(作戦課長)
ウマル・トゥラード少佐(諜報課長)
ウサーマ・ジャースィム少佐(兵站装備課長)
ムスタファー・イブラーヒーム中佐(事務財務課長)
アフマド・アーイド・ハルフ大佐(暫定法務課長)

3. 北部戦線
フサイン・アカイディー准将(作戦課長)
アリー・ザイン中佐(諜報課長)
ムハンマド・ムスタファー・バックール(兵站装備課長)
ファドル・ハッジー大佐(事務財務課長)
アブドゥッラフマーン・ハサン准将(暫定法務課長)

4. 南部戦線
マジード・サイイド・アフマド中佐(作戦課長)
ジャワード・サイード少佐(諜報課長)
アフマド・ナーイフ・フサイン少佐(兵站装備課長)
マズィード・ダッハーン少佐(事務財務課長)
ムハンマド・ワズィール(暫定法務課長)

5. 西部・中部前線
バースィル・スィルウ少佐(作戦課長)
マナール・シャムスィー(兵站装備課長)
マーヒル・ナッバハーン大佐(事務財務課長)
アブドゥッラッザーク・フライジャ(暫定法務課長)
ムハンマド・アワド大佐(諜報課長)

武装委員会は以下の通り:

1. 北部戦線
アブドゥルジャッバール・アカイディー大佐
ジャマール・マアルーフ

2. 東部戦線
ズィヤード・ハーッジ・ウバイド大佐
ファラジュ・ハンムード・ファラジュ

3. 西部・中部戦線
フザイファ・ムスタファー・シャグリー
ユースフ・ハサン

4. ヒムス戦線
カースィム・サアドッディーン大佐
アブドゥルハリーム・ガンヌーム少佐

5. 南部戦線
アブドゥッラー・リファーイー大佐
ハーリド・アルハウラーニー大佐

財務委員会は以下の通り:

1. 北部戦線
アフマド・ウバイド
アフマド・イーサー・アブー・イーサー

2. 東部戦線
ラーギブ・トゥウマ
アドナーン・カウカブ中佐

3. 西部・中部戦線
カマール・ハマーミー
サアドッディーン・ハーシミー

4. ヒムス戦線
ムンズィル・アフマド・サッラース
ラーミー・ダーラーティー

5. 南部戦線
ハーリド・アルヌース
ファーディー・アースィミー

諸外国の動き

ロシア外務省は声明を出し、ミハイル・ボクダノフ外務副大臣が「政府はますます支配を失いつつある」と述べたとの国内外報道に関して、そうした発言は行われなかったと否定した。

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ロシア外務省報道官は、モスクワで記者会見を開き、「我々は自らの立場を変えることはなかったし、今後も変えることはないだろう」と述べた。

またNATOによるトルコへのパトリオット・ミサイル配備が紛争の政治的解決を促さないと批判した。

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RT(12月14日付)は、ブラジルのデルマ・ロセフ首相がモスクワでウラジーミル・プーチン大統領と会談、ロシアの対シリア政策への全面支持を表明した。

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SANA(12月14日付)によると、中国外交部報道官は、シリア情勢に関して、公正かつ平和的な解決のため、シリア国民の主導のもと政治的移行プロセスを推し進める必要があり、そのために国際社会が建設的な支援を行うべき、と述べた。

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米国防総省報道官は、レオン・パネッタ国防長官がパトリオット・ミサイル発射台2基と兵士400人をトルコ軍支援のために派遣する文書に署名した、と発表した。

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ドイツの国会は、トルコにパトリオット・ミサイル発射台2基と兵士400人を派遣することを承認した。

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デヴィッド・キャメロン英首相は、「アサド大統領に、あらゆる選択肢が用意されている、という曖昧さのないメッセージを向けたい…。シリアでの移行プロセスが可能な限り早急に行われるよう反体制勢力と協力したい」と述べた。

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イスラーム諸国会議機構(OIC)のエクメレッディン・イフサン・オグル事務局長は、シャームの民のヌスラ戦線に関して、「イスラームを主唱する者すべてがイスラームを代表していない」と述べた。

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イラク移民避難民省高官は『ハヤート』(12月15日付)に対して、国連難民高等弁務官事務所とは別に、イラクが単独でシリア人避難民に滞在許可を付与することは不可能だ、と述べた。

AFP, December 14, 2012、Akhbar al-Sharq, December 14, 2012、Elaph.com, December 14, 2012、al-Hayat, December 15, 2012、Kull-na Shuraka’, December 14, 2012, December 15, 2012、al-Kurdiya News, December 14, 2012、Naharnet, December 14, 2012、Reuters, December 14, 2012、SANA, December 14, 2012などをもとに作成。

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ラアス・アイン市で人民防衛隊と自由シリア軍が交戦、シリア外務省高官は軍が反体制勢力にスカッド・ミサイルを使用したとの報道を否定(2012年12月13日)

国内の暴力

ダマスカス県では、SANA(12月13日付)によると、カタナー市で早朝、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、子供7人を含む16人が死亡、20人以上が負傷した。

同報道によると、爆発は、カナター市の住宅街ラアス・ナブア地区のミハイル・スィムアーン学校前で発生した。

またジュダイダト・ファドル町でも、車に仕掛けられた爆弾が爆発し、女性3人、子供2人を含む8人が死亡、30人以上が負傷した。

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同じくダマスカス県では、SANA(12月13日付)によると、ジャウバル区で反体制武装勢力が家族を襲撃し、母親が死亡、子供2人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(12月13日付)によると、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町などで、軍が反体制武装勢力を追撃、複数の戦闘員を殺傷した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(12月13日付)によると、ラアス・アイン市ダウワール・ハサカ地区で、民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍が交戦し、後者の軍事評議会メンバー1人と使徒末裔大隊の戦闘員1人が死亡、5人が負傷したと報じた。

民主統一党はこの戦闘で人民防衛隊に死傷者は出なかったとしているが、複数の目撃者によると隊員2人が負傷した、という。

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アレッポ県では、SANA(12月13日付)によると、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区、ライラムーン地区、フライターン市、マアーッラト・アルティーク村、ヤーキド・アダス村、ダーラ・イッザ市、ハンダラート・キャンプ、ムスリミーヤ村、などで軍が反体制武装勢力を攻撃し、タウヒード旅団メンバーや外国人戦闘員などを含む多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月13日付)によると、反体制武装勢力がヒムス市郊外のジャンダル街道で労働者が乗ったバスを襲撃、多数が負傷した。

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ハマー県では、SANA(12月13日付)によると、サラミーヤ地方で、灯油を積んだ貨物車が反体制武装勢力に襲撃された。

反体制勢力の動き

UPI(12月13日付)は、ヨルダンのサラフィー主義潮流の発表として、シャームの民のヌスラ戦線におけるムジャーヒドゥーン・シューラー評議会およびシャリーア委員会が、アブー・アナス・サハーバをアミールに任命することを決定した、と報じた。

サハーバはヨルダンのザルカー市出身。

なおサハーバの前任のアミール、アブー・ジュライビード・トゥーバースィーもザルカー市出身で、イラクのアル=カーイダ機構のアブー・ムスアブ・ザルカーウィーの姉妹の夫だという。

アミール交代の理由、トゥーバースィーの消息について、ヨルダンのサラフィー主義潮流は明らかにしていない。

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『ワタン』(12月13日付)は、12日にダマスカス県カフルシューバー地区の内務省施設を狙った連続爆破事件がムハンマド・イブラーヒーム・シャッアール内務大臣を狙った暗殺テロだったと報じた。

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ダマスカス県カフルスーサ区での12日の連続爆弾テロに関して、シャームの民のヌスラ戦線はフェイスブック(12月13日付)で声明を出し、戦線メンバー2人による自爆攻撃だったと犯行を認めるともに、休憩施設で休憩中だったムハンマド・イブラーヒーム・シャッアール内務大臣を狙ったと発表した。

この自爆テロおよびその後の交戦で多数の治安要員と「シャッビーハ」を殺害したと戦果を鼓舞したもの、シャッアール内務大臣を殺害したとは宣言しなかった。

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AFP(12月13日付)は、スペイン空軍の元士官のルイス・モナーズなる人物が、同国の経済危機を受けて、シリアに入国し、反体制武装勢力の教練を行っていると報じた。

AFPの取材に対して、モナーズは「私は傭兵ではない」としたうえでシリアに入国したのが「無抵抗の子供が殺される映像に我慢できなかった」と述べた。

モナーズは2度シリアに入国、一度目は自費でイドリブ県、アレッポ県に入り、二度目は在外シリア人の援助を受け、ファールーク大隊と接触したという。

モナーズによると、彼が教練した戦闘員はシリア人だけで、誰も戦死しておらず、教練を通じて、10代前半の子供たちとも交流したという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長は、ロイター通信(12月13日付)とのインタビュー(12日)に応じ、反体制武装勢力(シャームの民のヌスラ戦線など)がダマスカス周辺に進軍するなかで、シリア国民は外国の軍隊の介入を必要としなくなった、と述べた。

またシリアでのイスラーム主義過激派の台頭に関して、国際社会および地域の諸勢力に責任があると非難した。

一方、ハティーブ議長は、アサド大統領が権力移譲と出国の提案をしてくれば検討する、と述べたが、そうした提案はなされていない、という。

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ザマーン・ワスル(12月13日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立が近くトルコのイスタンブールにも事務所を設置すると報じた。

事務所設置はカイロ(本部)に続く動きで、アブドゥー・フサームッディーン元石油鉱物資源省次官が所長に就任する見込みだという。

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シリア人権機構Mafは声明を出し、反体制人権活動家のズハイル・ブーシュがカイロで何者かに暗殺された、と発表した。

国内の動き(アサド政権の動き)

カドリー・ジャミール経済問題担当副首相兼国内通商消費者保護大臣は、イタルタス通信(12月13日付)に対して、シリア国内で活動する反体制勢力・野党は、シリアの友連絡グループの出席者を「シリアの敵」とみなしている、と述べた。

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SANA(12月13日付)は、シリア外務在外居住者省の高官の話として、シリア領内で反体制勢力への攻撃のために軍が10日にスカッド・ミサイルを使用したとの欧米諸国の報道が、国際社会におけるシリアのイメージと地位を貶めようとする噂に過ぎない、と否定した。

同高官によると、スカッド・ミサイルは長距離ミサイルで、武装テロ集団の攻撃には使用されない、と付言した。

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シリア民族社会党のナズィール・ウズマ政治局長が声明を出し、12日のダマスカス県カフルスーサ区の内務省施設に対する爆弾テロで、党政治局メンバーで人民議会議員のアブドゥッラー・カイルーズが死亡した、と発表した。

カイルーズは、アレッポ市選挙区B部門選出の人民議会議員。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、『インディペンデント』(12月13日付)に対して、米国をはじめとする国々(シリアの友連絡グループ会合参加国)がシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の正統な代表」と承認したことに関して、「現地情勢を変えるものではなく、いかなる成果も実現できない武装テロ集団を後押しすることを目的にしている」と非難した。

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アサド大統領は、アブドゥルカリーム・ハリールの任期終了を受け、ハーラ・ガザールをシリア投資委員会総裁に任命した。

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シリアン・デイズ(12月13日付)は、シリア証券委員会消息筋の話として、ムハンマド・ラーディブ・シャッラーフの任期終了を受け、シリア商業銀行頭取のガッサーン・カッラーウがダマスカス証券市場運営委員会議長に就任した、と報じた。

諸外国の動き

シリア軍が10日に反体制武装勢力の攻撃にスカッド・ミサイルを使用したとの欧米メディアの報道に関して、ジェイ・カーニー米ホワイトハウス報道官は、そうした情報をつかんでいないとしたうえで、「もし(報道が)本当だとしたら、無実の人々の命を軽視した…絶望的な行動だ」と述べた。

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ロシアのミハイル・ボクダノフ外務副大臣は「反体制勢力の勝利に備えるかどうかだが、もちろん、そうした可能性は排除されない。現実を見なければならない。こうしたかたちで進む動きがある…。政府はますます支配を失いつつある」と述べた。

RT(12月13日付)によると、ボクダノフ外務副大臣はまた「彼ら(反体制武装勢力)は勝利が近い、アレッポ制圧間近だ、ダマスカス制圧間近だ、と言っている…。諸外国による反体制勢力の承認、戦闘員の教練、武器支援は、彼らにとって天啓のようなものだ」と付言した。

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ロシアのヴァレリー・ゲラシモフ参謀長は、「シリアの紛争解決が第3者の介入や武力行使を経ない、当事者どうしのみによってのみ可能だと強く確信している」と述べた。

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アナス・フォー・ラスムセンNATO事務局長は、アサド政権の「崩壊は近い。時間の問題だ」と述べた。

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オーストリア外務省は、モロッコ(マラケシュ)でのシリアの友連絡グループ会合の議長総括で、議長国のモロッコがシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の正統な代表と承認した」と発表したことに関して、「すべての参加国が採用した決定ではない。議長国による声明だ」と述べ、オーストリア政府が来週月曜日(12月17日)のEUの会合での方針に準じるとの姿勢を示した。

AFP, December 13, 2012、Akhbar al-Sharq, December 13, 2012、al-Hayat, December 13, 2012, December 14, 2012、The Independent, December 13, 2012、Kull-na Shuraka’, December 13, 2012、al-Kurdiya News, December 13, 2012、Naharnet, December 13, 2012、Reuters, December 13, 2012、SANA, December 13, 2012、Syrian Days, December 13, 2012、UPI, December 13, 2012、al-Watan, December 13, 2012、Zaman al-Wasl, December 13, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリアの友連絡グループ会合がシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の唯一の正統な代表」として承認するなか、自由シリア軍アレッポ軍事評議会議長は米国によるヌスラ戦線のテロ組織指定に遺憾の意を示す(2012年12月12日)

シリアの友連絡グループ会合

モロッコのマラケシュでシリアの友連絡グループ会合(第4回閣僚級会合)が開催され、130カ国が参加、議長総括でシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の唯一の正統な代表」と承認した。

al-Hayat, December 13, 2012
al-Hayat, December 13, 2012

閉幕時に発表された声明で、「参加者はシリア国民連立をシリア国民の正統な代表として承認する」と明言された。

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会合では、サウジアラビアのサウード・ファイサル外務大臣が、シリア革命反体制勢力国民連立が統一指導部を結成することが「希望の光」になるとしたうえで、1億ドルを反体制勢力に支援すると発表した。

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カタールのハマド・ブン・ジャースィム首相兼外務大臣は、アサド政権に関して「すでに終わっている」としたうえで、国際社会に対して停戦を科し、政権移譲を保障するよう求めた。

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英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は、「現在のキーポイントは(シリア革命反体制勢力国民連立が)さらなる支援を得ることだ」としつつ、「我々の支援は武器以外の人道支援に集中するだろう」と述べた。

そのうえでアサド政権に退陣を呼びかけた。

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フランスのローラン・ファビウス外務大臣は、会合前に記者団に対して、「現時点で、我々は行動しないことを決めた」と述べ、反体制勢力への武器支援を行わない意思を示した。

また、米国によるシャームの民のヌスラ戦線のテロ組織指定に関しては、「ジハード主義者がこのメカニズム(シリアへの将来の武器禁輸緩和措置)に加わる余地はない。これに関して、ヌスラ戦線がテロ組織に指定された今、さらなる議論を行う必要がある」と述べた。

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米国のウィリアム・バーンズ国務副長官は、4000万ドルの支援をシリア国民に対して行うと発表した。

ヒラリー・クリントン米国務長官は体調不良により会合を欠席した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長は、アラウィー派に対してアサド政権に対する市民的不服従を呼びかけた。

また、イランとヒズブッラーに対して、アサド政権への支持を止めるよう求めた。

一方、オバマ米大統領によるバラク・オバマ米大統領がシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の正統な代表だと考えることに決めた」と発言したことに謝意を示した。

しかし、ハティーブ議長は、シリアの友連絡グループ会合で、米国によるシャームの民のヌスラ戦線のテロ組織指定を再考するよう求め、シリア国内の「テロ」を支持する姿勢を示した。

ハティーブ議長は「一部の政党と、思想、政治的・イデオロギー的ビジョンの違いがあるが、反体制武装勢力の武装はシリアの体制を打倒することが目的であることは疑う余地がない」と述べた。

そのうえで「体制と戦う組織の一つをテロ組織とみなす決定は再検討の必要があり…、革命家の銃はすべて犯罪を犯す体制を打倒することを目的としている」と強調した。

反体制勢力の動き

自由シリア軍アレッポ軍事評議会議長のアブドゥルジャッバール・アカイディー大佐はAFP(12月12日付)に対して、米国によるシャームの民のヌスラ戦線のテロ組織指定に遺憾の意を示した。

アカイディー大佐は「この決定は残念だ。ヌスラ戦線は、非難されるべき何らの違法行為も、我々とともに戦う外国および外国勢力には行っていない」と述べ、自由シリア軍が「外国勢力」に依存している事実を明らかにした。

また「(米国は)シリア政府高官をテロ組織のリストに加えるべきだ」と付言した。

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シリア・ムスリム同胞団は声明を出し、米国によるシャームの民のヌスラ戦線のテロ組織指定を非難した。

声明で、シリア・ムスリム同胞団は、「一部の国がシリア国内で活動する革命勢力をテロ組織のカテゴリーに含めた暴挙を、性急で、誤った、非難されるべき措置だとみなす…。自由と人間の尊厳をめざす計画を支援することに矛盾している」と述べた。

また「テロ非難は国際社会の公式なコンセンサスがなされるべき」と述べ、米国の単独行動を非難した。

しかし、国連の承認を得ていないシリア革命反体制勢力国民連立が欧米諸国によって「シリア国民の正統な代表」として承認されることには何らの疑義も呈さなかった。

国内の暴力

ダマスカス県では、カフルスーサ区の内務省施設前で爆弾が連続して爆発し、民間人と内務省職員5人が死亡、23人が負傷した。

SANA, December 12, 2012
SANA, December 12, 2012
SANA, December 12, 2012
SANA, December 12, 2012
SANA, December 12, 2012
SANA, December 12, 2012

内務省が発表した声明によると、爆発は午後5時半頃に3回起き、最初の2回は時限爆弾、3回目は約200キロの爆発物が仕掛けられた車の爆発によるものだったという。

SANA(12月12日付)が報じた。

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同じくダマスカス県では、SANA(12月12日付)によると、マッザ86地区で、反体制武装勢力がセルヴィスに仕掛けた爆弾が爆発し、子供1人と女性2人の合わせて3人が死亡、8人が負傷した。

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同じくダマスカス県では、SANA(12月12日付)によると、カナワート区の裁判所裏で2大の車に仕掛けられた爆弾が連続して爆発し、1人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(12月12日付)によると、ジャルマーナー市内で、即席爆弾2発が連続して爆発し、市民1人が死亡、4人が負傷した。SANA(12月12日付)が報じた。

またダーライヤー市、アクラバー村などで、軍が反体制武装勢力の追撃を行い、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊、爆発物などを押収した。

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アレッポ県では、SANA(12月12日付)によると、軍がハンダラート・キャンプ、フライターン市、カブターン・ジャバル村、カフルダーイル村、サフィール市、タッル・ラッハール村、ダーラ・イッザ市、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区、マサーキン・ハナーヌー地区、旧市街、ライラムーン地区などで反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷し、装備を破壊した。

またアレッポ市、ニール通りおよびカルアジー病院・スーク・マハッリー交差点を反体制武装勢力が迫撃砲で攻撃し、子供数名を含む市民9人が死亡、多数が負傷した。この攻撃を受け、治安部隊が展開し、武装勢力と交戦、追撃したという。

SANA(12月12日付)は、軍が市民の往来を妨害していた反体制武装勢力を殲滅したことで、アレッポ国際空港への高速道路が「通常通りの運用」を回復した、と報じた。

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ハマー県では、シリア人権監視団が、11日晩にアクラブ町でアラウィー派住民が襲撃されたと発表した。

同監視団によると、「もっとも可能性が高いシナリオは、反体制武装勢力がアクラブ町に居住するアラウィー派の複数の家族に退去を求め、スンナ派の宗教関係者と退役軍人からなる代表がアラウィー派住民に退去するよう説得しに行った」のだという。

退去の理由は定かでない。

しかし交渉が行われているさなか、反体制武装勢力とアラウィー派住民が住む住居にいた武装集団が交戦、複数回の爆発が起き、9人が死亡、百人以上が負傷した、という。

犠牲者の内訳は、アラウィー派6人、反体制武装勢力戦闘員2人、スンナ派宗教関係者1人。

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ヒムス県では、SANA(12月12日付)によると、ラスタン市、タルビーサ市、タッルドゥー市、ヒムス市ジャウラト・シヤーフ地区などで、軍が反体制武装勢力の拠点などを攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(12月12日付)によると、サルジャ村、ハーン・スブル村、サラーキブ市などで軍が反体制武装勢力に対する特殊作戦を実施し、多数の戦闘員を殺害した。

またジスル・シュグール市郊外で軍が反体制武装勢力の拠点などを攻撃、ハーミディーヤ市、マアッラト・ヌウマーン市、アリーハー市で反体制武装勢力の追撃を行った。

レバノンの動き

サアド・ハリーリー前首相は声明を出し、「アサドは人道的・政治的倫理を欠いた獣だ」と罵倒、「暗殺やテロの計画に参加したかどでレバノンの法廷に出廷することなるだろう」と述べた。

しかしハリーリー前首相は2008年、父であるラフィーク・ハリーリー元首相暗殺にシリアが関与したとの主張を取り下げていた。

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シリアのムハンマド・マルワーン・ルージー・ダマスカス第一検事長は、サアド・ハリーリー前首相、ウカーブ・サクル国民議会議員への逮捕状発行に関して、両名の身柄がシリア当局に引き渡されなければ、「国際法違反」だと述べた。SANA(12月12日付)が報じた。

諸外国の動き

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、バラク・オバマ米大統領がシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の正統な代表だと考えることに決めた」と発言したことに関して、「非常に驚いた…。米国がこの連立を武装化することでの勝利に賭けることを決めた、と我々は結論するに至っている」と非難した。

ラブロフ外務大臣はまた、オバマ米大統領の発言がジュネーブ会議での合意に反していると付言した。

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ギリシャ外務省は声明を出し、アテネのシリア大使館に対して、シリア人外交官2人の退去を要請したと発表した。

同要請は11日に行われたという。

AFP, December 12, 2012、Akhbar al-Sharq, December 12, 2012, December 13, 2012、al-Hayat, December 13, 2012、Kull-na Shuraka’, December 12, 2012、al-Kurdiya News,
December 12, 2012、Naharnet, December 12, 2012、Reuters, December 12, 2012、SANA,
December 12, 2012などをもとに作成。

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米国がヌスラ戦線を「テロ組織」に認定しつつシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の正統な代表」として承認、民主統一党も同連立との交渉に加わる意思を示す(2012年12月11日)

米国の動き

ヴィクトリア・ヌーランド米国務省報道官は記者会見を開き、外国テロ組織(FTO)およびイラクのアル=カーイダに関する大統領令第13224号(2004年10月15日)を修正し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーを「イラクのアル=カーイダの新たな別称(new alias)」に加え、「テロ組織」に追加認定する、と発表した。

ヌーランド報道官によると、ヌスラ戦線は2011年11月以降、40件以上の自爆攻撃を含む約600件のテロ攻撃をシリア各地で行っている。

これらの攻撃において、ヌスラ戦線は自らを「合法的なシリアの反体制勢力」と位置づけようとしているが、実際にはイラクのアル=カーイダがシリア国民の闘争を「ハイジャック」しようと試みている、と指摘した。

また暴力的で宗派主義的なヌスラ戦線のヴィジョンは、大多数の反体制勢力を含むシリア国民の意思に反しており、アサド後のシリアにおいて、過激主義とテロのイデオロギーは居場所はないと断じ、すべての責任あるシリア人に、アル=カーイダをはじめとする過激派に対して声高に拒否の姿勢を示すよう呼びかけた。

なおアサド政権については、「国民に対する力の行使を選択したことで、アル=カーイダの暴力的な過激派を引き込む環境を作り出した」と非難、アサド後のシリアに向けた政治的転換が始まれば、シリア国民と中東にとって事態は好転するだろう、と述べた。

http://www.state.gov/r/pa/prs/ps/2012/12/201759.htm

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『ハヤート』(2012月12月12日付)は、米高官の話として、シャームの民のヌスラ戦線の「テロ組織」認定は、「シリアの反体制武装勢力における過激でない勢力」の武装支援を促すだろう、と報じ、この動きがシリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民に正統な代表と承認」する準備とみなした。

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レオン・パネッタ米国務長官は、「この方面において敵対的な措置がとられていることを新たに示すものはない」と述べ、アサド政権が化学兵器使用を準備している動きが現在のところ見られないと述べた。

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バラク・オバマ米大統領はABC(12月11日付)に対して、シリア革命反体制勢力国民連立をシリア国民の正統な代表として承認することを決定したと発言した。

バーバラ・ウォルターズとの対談でオバマ大統領は、「シリアの反体制派の連立は充分包括的で、シリア国民を十分反映・代表しており、彼らがアサド政権に反対するシリア国民の正統な代表だと考えることを決心した」と述べた。

またオバマ大統領は「承認が責任を伴うことは明らかだ…。彼らが自らを効果的に組織し、すべての組織の代表となり、女性やマイノリティの権利を尊重する政治的転換にコミットすると確かめたい」と付言した。

http://abcnews.go.com/Politics/OTUS/exclusive-president-obama-recognizes-syrian-opposition-group/story?id=17936599

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ABC(12月11日付)は、オバマ政権高官が「大統領は将来の武器供与を決して排除していない」としつつ、「武器供与は政治的解決を促すかたちでなされねばならない」と述べ、米国がシリアの反体制勢力への武器供与に依然として慎重である、と報じた。

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市北部のムスリミーヤ村にある砲兵学校周辺で、軍と反体制武装勢力の交戦が続いた。

同砲兵学校には約3000人の軍兵士が駐留しており、2週間前から反体制武装勢力が包囲しているが、制圧は「きわめて困難で、数千人の戦闘員を要する」という。

またアレッポ市内では、ブスターン・バーシャー地区で軍が攻撃を強めており、バーブ街道地区では市民7人が何者かに殺害された、という。

さらにシリア人権監視団は、声明を出し、アレッポ市郊外のシャイフ・スライマーン軍事基地を制圧したシャームの民のヌスラ戦線、ムハージリーン大隊、ムジャーヒディーン・シューラー評議会が、シャイフ・スライマーン地区の科学センター・貯蔵庫の制圧を完了した、と発表した。

制圧に際して、激しい戦闘が起き、軍の兵士35人が殺害され、64人が負傷、40~50人の兵士が逃走という。

一方、SANA(12月11日付)によると、軍がアレッポ国際空港に至る高速道路の各所で掃討作戦を行い、空港への往来を阻止していた反体制武装勢力戦闘員数十人を殲滅した。

またアレッポ市ブスターン・バーシャー地区、シャッアール地区、タッル・ザラーズィール地区、ブアイディーン地区、ライラムーン地区、ムスリミーヤ村、ファーフィーン村、バーブニス村、バーブ・ダイル・ハーフィル街道、タッル・リフアト・ファーフィーン交差点などで、軍が反体制武装勢力と交戦、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷、装備・拠点を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムウダミーヤト・シャーム市周辺、ハラスター市などで軍と反体制武装勢力が激しく交戦し、反体制武装勢力の戦闘員30人が殺害された。

一方、SANA(12月11日付)によると、アクラバー村、ズィヤービーヤ町、シャブアー町、ダーライヤー市で、軍がシャームの民のヌスラ戦線の追撃を続け、リビア人戦闘員など多数の戦闘員を殺傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カダム市で爆弾が爆発し、複数の市民が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ハトラ村での砲撃で子供を含む市民7人が死亡した。

一方、SANA(12月11日付)によると、ダイル・ザウル市各所、ハトラ村などで、軍が「ムスタファー大隊」、「カーディスィーヤ大隊」を名乗る武装集団と交戦、多数の戦闘員を殺傷した。

SANA(12月11日付)によると、ダイル・ザウル市各所、ハトラ村などで、軍が「ムスタファー大隊」、「カーディスィーヤ大隊」を名乗る武装集団と交戦、多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、SANA(12月11日付)によると、ヒムス市ワルシャ地区、タルビーサ市などで、軍が反体制武装勢力と交戦、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

SANA, December 11, 2012
SANA, December 11, 2012

シリア国内(アサド政権)の動き

アレッポ県では、SANA(12月11日付)によると、アレッポ市マアーディー地区で市民数百人が「武装テロ集団」の退去を求めるデモを行った。

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アサド大統領は、ダマスカス県およびダマスカス郊外県のモスク、高等学校、宗教学校で宗教教育を行う女性教師と面談した。

面談には、ムハンマド・アブドゥルサッタール・サイイド宗教関係大臣が同席した。

会談において、アサド大統領は、健全なイスラーム的教育指導の必要を強調する一方で、アラブ性(ウルーバ)とイスラーム教がシリア社会の主柱として不可分の関係にあると語った。

SANA(12月11日付)が報じた。

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『ワタン』(12月11日付)は、シリア公式筋の話として、政権を離反し、国外に逃走したとされるジハード・マクディスィー外務在外居住者省報道官に関して、同省が「3ヶ月の長期休暇の取得に同意し、公的な枠組みのもと国を離れている」と報じ、離反が「噂」に過ぎないと付言した。

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クッルナー・シュラカー(12月11日付)は、シリア外務在外居住者省筋の話として、シリア政府に敵対的な複数の国の大使館の閉鎖を同省が求めていると報じた。

反体制勢力の動き

トルコのハタイ県アンタキア市で発足した自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長(准将)は、シャームの民のヌスラ戦線が「過激主義とは無縁で、アサドの悪党から祖国を護ろうとしている」と支持し、米国務省が同組織を国際テロ組織に指定したことを非難した。

また「西側がヌスラ戦線の若者と語らえば、考えていたのは逆だったと分かるだろう。あご髭をたくわえている者すべてがテロリストではない」と付言した。

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クッルナー・シュラカー(12月11日付)はフェイスブックからの情報として、ダマスカス宣言事務局のジャブル・シューフィー(シリア国民評議会事務局メンバー)が、シリア革命反体制勢力国民連立が発足をめざしている暫定政府に関して、「暫定政府を発足すれば血塗られた体制が終わり、凍結された資産が返還される…と思っている人々」に「我々は彼ら(欧米諸国など)の約束を信用しない」と述べ、拒否の姿勢を示したと報じた。

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クッルナー・シュラカー(12月11日付)はフェイスブックからの情報として、民主的変革諸勢力国民調整委員会のムンズィル・ハッダームが、ロシアと米国が2014年のシリアの大統領選挙までに、著名な反体制勢力指導者を首班とする挙国一致内閣を発足するかたちで事態の収拾をめざすことで合意したとの情報を得たと綴った、と報じた。

クルド民族主義勢力の動き

クルド最高委員会のムスタファー・ウースー(シリア・クルド・アーザーディー党書記長)はクルディーヤ・ニュース(12月11日付)に、シリア・クルド国民評議会の執行委員会が、モロッコ(マラケシュ)で12日に開催されるシリアの友連絡グループ会合に派遣する使節団の設置と、クルド人の権利の憲法での名文保障の承認のためシリア革命反体制勢力国民連立との交渉を行うことを決定した、と述べた。

また民主統一党に関しては、シリア・クルド国民評議会とシリア革命反体制勢力国民連立の交渉を承知し、同党自身も参加を検討していると述べた。

そのうえで、シリア・クルド国民評議会がシリア革命反体制勢力国民連立に正式に参加する場合、評議会ではなく、クルド最高会議として参加することになるだろう、と付言した。

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西クルディスタン人民議会のイーサー・ハンムー(クルド最高委員会メンバー)はクルディーヤ・ニュース(12月11日付)に対して、シリア革命反体制勢力国民連立との交渉を行う「使節団は、シリア・クルド国民評議会と西クルディスタン人民議会を代表し、クルド人の名のもとに交渉を行うだろう」と述べた。

また「連立に対して、シリア・クルド国民評議会ではなく、クルド最高会議の名でクルド人全体を代表することを条件として求めるだろう。連立がこれに同意しない場合、我々は連立には参加しない。これが評議会と人民議会の立場であり、ホリール(アルビール)で合意したことだ」と付言した。

レバノンの動き

MTV(12月11日付)は、シリアの司法当局がサアド・ハリーリー前首相、ウカーブ・サクル国民議会議員、シリア人活動家のルワイユ・ミクダード(自由シリア軍参謀委員会政治広報調整官)に対して、テロ支援容疑で逮捕状を発行した、と報じた。

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ウカーブ・サクル国民議会議員は、シリア当局による逮捕状の発行に関して、「光栄」だと述べた。

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北部県トリポリ市ジャバル・ムフスィン地区を地盤とするアラブ民主党のリフアト・イード党首は記者会見を開き、同地区とバーブ・タッバーナ地区の最近の衝突に自由シリア軍が関与している、と非難した。

また「ムスタクバル潮流がトリポリ住民をせき立て、ジャバル・ムフスィン地区を攻撃させている」としたうえで、「ムスタクバル潮流は市内の戦闘員をコントロールできていない。彼らは自由シリア軍にコントロールされている」と指摘した。

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ムスタクバル潮流は定例会合後に声明を出し、「アサド政権は、(タッル・カラフでシリア軍が殺害したレバノン人イスラーム主義戦闘員の)遺体を引き渡し、この問題をめぐってトリポリの人々を戦わせるように仕向けた」と非難した。

諸外国の動き

UNCHRは声明を出し、国外に避難したシリア人の数が509,559人に達している、と発表した。

このうち難民登録を行った(ないしは申請中の)シリア人は425,160人。

避難先別の避難民数の内訳は、レバノン154,387人、ヨルダン142,664人、トルコ136,319人、イラク65,449人、北アフリカ各国11,740人。

またこれ以外に難民として登録されていないシリア人がヨルダンで10万人程度、トルコ、エジプトでそれぞれ70,000人程度、レバノンに数万人いると推計されるという。

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フランスのジャン・イブ・ルドリアン国防大臣は、アサド政権による化学兵器使用の可能性に関して、「フランスや米国はそれが貯蔵されている場所、そして現在のところ使用されていないということを知っている」と述べた。

またシリアへの軍事介入の是非に関して、「現在、この問題は提起されていない。化学兵器の使用はまだ確認されていない…。アサドが化学兵器を使用したら、それはレッド・ラインを越えることになり、我々は同盟国との合意される措置を講じるだろう」と付言した。

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ロシアの経済紙『コメルサント』(12月11日付)は、匿名筋の話として、ロシアがアサド大統領の退陣を迫ろうとする米国の圧力を拒否している、と報じた。

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AFP(12月11日付)は、エクアドルのラファエル・コレア大統領が、「エクアドルに亡命を求めるいかなる者の申請に対しても、我々はそれを検討する」と述べ、アサド大統領が亡命を求めれば検討することを暗示したと報じた。

ABC, December 11, 2012、AFP, December 11, 2012、Akhbar al-Sharq, December 11, 2012、al-Hayat, December 12, 2012、Kull-na Shuraka’, December 11, 2012、al-Kurdiya News,
December 11, 2012、MTV, December 11, 2012、Naharnet, December 12, 2012、Reuters,
December 11, 2012、SANA, December 11, 2012、al-Watan, December 12, 2012、Zaman al-Wasl, December 11, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団代表がヌスラ戦線によるシャイフ・スライマーン軍事基地の制圧を「質的な進展」と評価、シリア・クルド国民評議会がクルド人の権利を憲法に名文規定することを条件にシリア革命反体制勢力国民連立に参加することを決定(2012年12月10日)

反体制勢力の動き

トルコの『ユルト』(12月10日付)は、CHP議員の話として、さまざまな国籍を持つアル=カーイダのメンバー約200人がトルコのハタイ県アンタキヤ市からトルコ人2人の手引きでシリア領内に潜入した、と報じた。

同報道によると、外国人戦闘員は、トルコ航空の旅客機に載って、アンタキヤ空港に着陸し、入国手続きを経ないまま、15台のマイクロバスに分乗して、対シリア国境地帯に搬送された、という。

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シリア人権監視団ラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、アレッポ県シャイフ・スライマーン軍事基地の制圧に関して、「シャームの民のヌスラ戦線および同組織と関係がある集団が達成した」としたうえで、戦果を「質的な進展」と評価した。

またアブドゥッラフマーン代表はシャームの民のヌスラ戦線が「アレッポ北部で最強の武装集団だが、すべての場所でそうであるわけでない」と述べた。

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シャイフ・スライマーン軍事基地(第111中隊)の制圧に関連して、ユーチューブでは、「ムハージリーン大隊」、「ダーラ・イッザ自由人旅団」などを名乗るサラフィー主義者の武装集団が、基地を解放したことを発表した。

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アクス・サイル(12月10日付)は、アレッポ県のマンナグ航空基地に駐留していた軍兵士約50人が離反し、「北の嵐旅団」など反体制武装勢力側についた、と報じた。

離反者のなかにはアミーン・アミーン空軍大佐も含まれていたという。

国内の暴力

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ルクンッディーン区、サーリヒーヤ区で軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦した。

戦闘は、軍・治安部隊が同地域の複数の建物を包囲したのを受け発生したという。

一方、SANA(12月10日付)によると、ルクンッディーン区で、反体制武装勢力が車に爆弾を仕掛け爆破した。爆弾を仕掛けられた車は、国民和解委員会メンバーのラーミズ・サアディーが運転していた。

またシャイフ・ムフイーッディーン地区で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の拠点を攻撃、戦闘員を殲滅した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ムウダミーヤト・シャーム市、ハラスター市、アルバイン市に対して軍が空爆を行った。

またドゥーマー市、アルバイン市、スバイナ町、ハラスター市、ムウダミーヤト・シャーム市、サクバー市、ズィヤービーヤ町、ダイル・アサーフィール市、ニシャービーヤ市、ハッザ町、ダーライヤー市、バービッラー市、ランクース市でも戦闘があったという。

一方、SANA(12月10日付)によると、ズィヤービーヤ町、ヤルダー市、ドゥーマー市などで、軍がシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、外国人戦闘員など多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、『ハヤート』(12月11日付)によると、サラミーヤ市・ラッカ市街道沿いのイスリヤー村でシャームの民のヌスラ戦線と「サラーキブおよび郊外革命家戦線大隊」が軍の検問所を襲撃し、兵士9人を殺害し、20人を捕捉した。

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ヒムス県では、SANA(12月10日付)によると、クサイル市、ラスタン市、ヒムス市バーブ・フード地区、ジャウラト・シヤーフ地区、スルターニーヤ地区、ジャウバル区などで軍が反体制武装勢力と交戦、複数の戦闘員を殺傷した。

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アレッポ県では、SANA(12月10日付)によると、サフィール市、アナダーン市、タッル・シュガイブ村、ファーフィーン村、バービンス市、ムスリミーヤ村、アレッポ市ザバディーヤ地区、カーディー・アスカル地区、シャッアール地区などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

またアレッポ市ブスターン・バーシャー地区では、反体制勢力手製のロケット弾が誤爆し、5人が死亡した。

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イドリブ県では、SANA(12月10日付)によると、ジャーヌーディーヤ町、ハーッス村、ヒーシュ村、などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(12月10日付)によると、サルマー町に対して軍・治安部隊が特殊作戦を行い、複数の反体制武装勢力戦闘員を殲滅した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(12月10日付)によると、ダイル・ザウル市ムワッザフィーン地区、ジュバイラ地区、ハミーディーヤ地区、ハウィーカ地区で軍が反体制武装勢力と交戦、シャームの民のヌスラ戦線メンバー(サウジ人など)を殲滅した。

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ダルアー県では、SANA(12月10日付)によると、ダーイル町で反体制武装勢力が仕掛けようとしていた爆弾が爆発し、約25人の戦闘員が死亡した。

クルド民族主義勢力の動き

シリア・クルド国民評議会の執行委員会は9、10日の2日にわたってハサカ県カーミシュリー市で会合を開き、クルド人の権利を憲法に名文規定することを条件にシリア革命反体制勢力国民連立に参加することを決定した。

そしてそのための交渉を行うべく、モロッコ(マラケシュ)で12日に開催されるシリアの友連絡グループ会合に合わせて使節団を設置・派遣することに合意した。

またこのほか以下の4点を承認した。

1. シリア・クルド民主党(アル・パールティ)アルージー派を名乗る2派の加盟資格凍結。
2. シリア・クルド・イェキーティー党、シリア・クルド・アーザーディー党、シリア・クルド民主党アル・パールティなどによるクルド民主政治連合結成を歓迎。
3. シリア・クルド・アーザーディー党、クルド青年調整連合の加盟資格の即時凍結。
4. シリア・クルド国民評議会議長選挙の延期。西クルディスタン人民議会との協力関係とクルド最高委員会の活性化に関する審議の延期。

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シリア・クルド国民評議会の執行委員会のタラール・ムハンマドは、クッルナー・シュラカー(12月10日付)に対して、モロッコ(マラケシュ)で12日に開催されるシリアの友連絡グループ会合に評議会使節団を派遣するとともに、クルド人の権利を憲法に明文規定することへの承認を条件に評議会がシリア革命反体制勢力連立に参加する、と述べた。

シリア・クルド国民評議会の使節団は、イスマーイール・ハムユ(シリア・クルド・イェキーティー党書記長)、アブドゥルハキーム・バッシャール(シリア・クルド民主党(アル・パールティ)書記長)、ムスタファー・ウースー(シリア・クルド・アーザーディー党書記長)、アブドゥルハミード・ダルウィーシュ(シリア・クルド進歩民主党書記長)、ファイサル・ユースフ(シリア・クルド改革運動書記長)、タラール・ムハンマド(シリア・クルド民主合意書記長)などからなる、という。

またシリア革命反体制勢力国民連立が発足をめざす移行期間に関して、ムハンマドは「連立がシリア・クルド国民評議会の要求を受け止めたら」参加するだろう、と述べた。

一方、民主統一党のシリア革命反体制勢力国民連立への参加について、ムハンマドは、「クルド最高委員会が連立に参加することに西クルディスタン人民議会の代表からの異議はなかった」と述べた。

そのほか国内の動き

12月5日にベイルートで死去したギリシャ正教アンタキア総主教区のイグナティオス4世ハズィムの葬儀がダマスカス県で執り行われた。

SANA, December 10, 2012
SANA, December 10, 2012

レバノンの動き

北部県トリポリ市バーブ・タッバーナ地区、ジャバル・ムフスィン地区で数日にわたって続いた住民どうしの武力衝突は、軍の展開により沈静化した。

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レバノンの中東航空は声明を出し、シリア領空で同社の旅客機2機が地対空ミサイルの標的となったとの一部情報を否定した。

諸外国の動き

EU外相会議がブリュッセルで開かれ、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長が出席した。

ハティーブ議長は外相会議で、EUに対して紛争被害者への人道支援を3000万ユーロに引き上げるよう求めた。

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ドイツ外務省は、ベルリンのシリア大使館職員4人を国外追放処分としたと発表した。

これに関して、ギド・ヴェスターヴェレ外務大臣は「アサド政権との関係を最低限まで軽減したいという我々の意思を明確に示す」と述べた。

また「シリア革命反体制勢力国民連立の強化に賭け…、行動力のある移行期間の早急な設置が可能になる」ことを望むと付言した。

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『ハヤート』(12月11日付)は、外交筋の話として、トルコに配備されるNATOのパトリオット・ミサイルは、自衛目的であることをロシアに示すため、対シリア国境から10キロ以上離れた地域に配備される、と報じた。

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ロシア外務省は声明を出し、ジュネーブでの米露高官とアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表の会談(9日)に関して、「シリア政府の改革に関して必要な決定は、シリア人自身が行わねばならず、外国の介入、解決策の押しつけがあってはならない」との姿勢を示したことを明らかにした。

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ヒラリー・クリントン米国務長官は、12日にモロッコ(マラケシュ)で開催予定のシリアの友連絡グループ会合への参加を「健康上の理由で」1日遅らせる、と報道官を通じて発表した。

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デンマーク外務省は、シリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の正統な代表として承認する」と発表した。

外務省の声明によると、「短期間で具体的な成果を実現した」のがその理由。

しかしシリア革命反体制勢力連立による暫定政府の発足は当初の予定より大幅に遅れているほか、国内の反体制勢力の多くが参加を見送っている。

AFP, December 10, 2012、Akhbar al-Sharq, December 10, 2012、‘Aks al-Sayr, December 10, 2012、al-Hayat, December 11, 2012、Kull-na Shuraka’, December 10, 2012, December 11, 2012、al-Kurdiya
News, December 10, 2012、Naharnet, December 10, 2012, December 11, 2012、Reuters,
December 10, 2012、SANA, December 10, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県でサラフィー主義者の外国人武装集団がシャイフ・スライマーン軍事基地内に侵入し司令部を制圧する一方、ハサカ県ではシリア・クルド国民評議会がシリア革命反体制勢力国民連立への参加の是非を協議(2012年12月9日)

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団の声明によると、サラフィー主義者の外国人武装集団が、数週間にわたって反体制武装勢力によって包囲されていたシャイフ・スライマーン軍事基地内に進入、司令部などを制圧した。

SANA, December 9, 2012
SANA, December 9, 2012

同監視団は、イスラーム主義の複数の武装集団が「アレッポ市西部のシャイフ・スライマーン地方の第111大隊の3連隊および司令部を制圧した」と発表した。

戦闘により、反体制武装勢力の戦闘員2人と軍兵士1人が死亡、反体制武装勢力は兵士5人を捕捉した。

捕捉された兵士によると、同基地と近くの科学研究センターに駐留していた約140人の兵士がこの戦闘のさなかに逃走した、という。

AFP(12月9日付)は、制圧されたシャイフ・スライマーン軍事基地内の施設の一つに、サラフィー主義者の外国人武装集団の「黒い旗」が掲げられており、同集団はウズベク人が指導、アラブ人やチェチェン人から攻勢されていると報じた。

自由シリア軍の司令官の一人はAFP(12月9日付)に対して、「土曜日(8日)晩から、我々が基地に展開することのないまま、イスラーム主義者たちが(シャイフ・スライマーン軍事基地を)攻撃した」と述べ、同基地の制圧が自由シリア軍の戦果でないことを明らかにした。

一方、SANA(12月9日付)によると、ダーラ・イッザ市、カブターン・ジャバル村、ハンダラート・キャンプ、ムスリミーヤ村、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区、ライラムーン地区などで、軍が反体制武装勢力への特殊作戦を実施、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ムウダミーヤト・シャーム市、バイト・サフム市、アイン・タルマー村で軍と反体制武装勢力が交戦し、同地区が砲撃を受けた。

一方、SANA(12月9日付)によると、フジャイル市、ズィヤービーヤ町、ダーライヤー市などで、軍がシャームの民のヌスラ戦線メンバーの追撃を続け、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カダム区で軍と反体制武装勢力が交戦し、同地区が砲撃を受けた。

一方、SANA(12月9日付)によると、ファハーマ地区で反体制武装勢力が車に爆弾を仕掛け爆破させ、1人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ワーディー・ダイイフ軍事基地近くで軍と反体制武装勢力の戦闘が続いた。

一方、SANA(12月9日付)によると、アリーハー市郊外、サラーキブ市、ヤアクービーヤ村などで軍がシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、軍がヒムス市旧市街を空爆した。

一方、SANA(12月9日付)によると、ヒムス市ワルシャ地区で軍が「ファールーク大隊」の拠点を攻撃し、6人のテロリストを殺害した。

またハイダリーヤ村などのクサイル市郊外でも軍が反体制武装勢力を攻撃し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら多数の戦闘員を殺傷した。

このほか、反体制武装勢力はヒムス市南部のアルメニア地区を砲撃し、市民4人が死亡した。

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ハサカ県ハサカ市・ラアス・アイン市間のアーリヤ交差点の自由シリア軍検問所で、ラアス・アイン市で窃盗・暴行を行った使徒末裔大隊の戦闘員らを自由シリア軍が逮捕した。クッルナー・シュラカー(12月9日付)が報じた。

アサド政権の動き

ヌマイル・ガーニム在アルジェリア・シリア大使は、政権を離反したとするアラブ諸国のメディアやツイッターなどの報道に関して、AFP(12月10日付)を通じて、「完全な誤報」と否定した。

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サワサナ(12月9日付)は、ジャズィーラのキャスターを去年辞職したルーナー・シブル女史がジハード・マクディスィーの後任として、外務在外居住者省の報道官に就任した、と報じた。

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(12月9日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立がカイロで暫定政府の閣僚に関する人選のための協議を行ったが、12日のモロッコ(マラケシュ)でのシリアの友連絡グループ会合後に閣僚人事発表を延期することで合意した、と報じた。

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クッルナー・シュラカー(12月9日付)は、アラブ社会主義民主党の執行委員会が声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立への参加を表明した。

同党の党首(書記長)で民主的変革諸勢力国民調整員会代表のハサン・アブドゥルアズィームがこの参加を了承済みかどうかは不明。

クルド民族主義勢力の動き

クッルナー・シュラカー(12月9日付)によると、離反士官のムハンマド・ハリール・アリー准将が、自由シリア軍の傘下にシリア・クルド合同軍事評議会(8人から構成)を設置したと発表した。

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クルディーヤ・ニュース(12月10日付)は、シリア・クルド国民評議会がハサカ県カーミシュリー市で執行委員会会合を開き、シリア革命反体制勢力国民連立への参加の是非を協議した。

会合は10日まで行われる見込みで、クルド人の権利を憲法で名文保障するとの要求が保障されることを条件として、シリア革命反体制勢力国民連立への参加を決定するものと思われる。

この点に関して、シリア革命反体制勢力国民連立は、カイロで近く開催予定の会合で審議する予定だという。

またこれと合わせて、シリア・クルド国民評議会は、12日のモロッコ(マラケシュ)で開催されるシリアの友連絡グループへの派遣団の派遣を決定する模様。

なおクッルナー・シュラカー(12月10日付)によると、シリア・クルド進歩民主党、シリア・クルド民主統一党(イェキーティー)が連立への参加に依然消極的だという。

レバノンの動き

住民どうしの衝突が続く北部県トリポリ市ジャバル・ムフスィン地区、バーブ・タッバーナ地区で、再び激しい戦闘が起こり、AFP(12月9日付)によると、市民6人が死亡、40人が負傷した。

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ヒムス市タッルカラフ市郊外でシリア軍の要撃で殺害されたレバノン人イスラーム主義戦闘員のうち3人の遺体がシリア当局からレバノン当局に引き渡され、レバノン国内に搬送された。

諸外国の動き

『サンデイ・タイムズ』(12月9日付)は、米国はシリアの反体制武装勢力に武器を供与するための極秘作戦を開始した、と報じた。

同報道によると、米国はリビアのムアンマル・カッザーフィー前政権が保有していた迫撃砲、ロケット弾、地対空ミサイルSAM7などを購入し、中東地域における同盟国を通じて供与の準備を進めている、という。

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カタールのハマド・ブン・ジャースィム首相兼外務大臣は自身が議長を務めるアラブ連盟シリア問題閣僚委員会で、「この問題に対して国連安保理が現下の対応を続けることは受け入れられない」と述べた。

また「政権交代せねばならず…、彼(アサド大統領)とその政府は事態が明白で、結果が明白であることを知らねばならない」と干渉した。

シリア国内の反体制武装勢力を支援するハマド首相は「シリア人への早急な人道支援」が必要だと付言した。

一方、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長は、反体制勢力に関して「適切な時期に体制にとって代わるオルターナティブとなることは可能だ」としたうえで、「事態がダマスカスにまで至っているこの正念場において反体制勢力を糾合させる」よう、反体制勢力と関係のある国々に求めかけた。

そのうえでアサド大統領に「政権移譲プロセスを促すため」辞任するよう改めて求めた

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表はジュネーブでウィリアム・バーンズ米国務副長官、ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣と会談した。

会談後の記者会見で、ブラーヒーミー共同特別代表は、シリア危機の政治的解決が「依然として可能」との認識で一致したと述べた。

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クルディーヤ・ニュース(12月9日付)は、米国(ロバート・フォード米大使)、フランス、イタリア、オランダがシリア・クルド国民評議会に対して、シリア革命反体制勢力国民連立への参加を求めるため、アブドゥルハキーム・バッシャール議長(在イラク)と連絡を頻繁にとっている、と報じた。

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イスラエルのモシェ・ヤアロン副首相は、ラジオ・イスラエルでアサド政権による化学兵器使用の可能性に関して、「自衛の用意はできているが…、現時点でこれらの兵器が我々に向けられる兆候はない」と述べた。

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ミハイル・オレン駐米イスラエル大使は、フォックス・ニュース(12月9日付)で、アサド政権による化学兵器使用の可能性に関して、「それらの武器が悪の手、例えばヒズブッラーの手に渡れば、それは我々にとって形成を一変させるもの(game-changer)となるだろう」と述べた。

またオレン大使は「我々は悪の手に渡る化学兵器に関して明確なレッドラインがある。70000発のロケット弾を持つヒズブッラーの手に化学兵器が渡ったらどうなるか想像できるか?」と付言した。

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駐シリア・ルーマニア大使がシリア国内の「治安情勢の悪化」を受け、ベイルートに退避、またルーマニア国民にシリア国外への退去を勧告した。

AFP, December 9, 2012、Akhbar al-Sharq, December 9, 2012、al-Hayat, December 10, 2012、Kull-na Shuraka’, December 9, 2012, December 10, 2012、al-Kurdiya
News, December 9, 2012, December 10, 2012、Naharnet, December 9, 2012, December
10, 2012、Reuters, December 9, 2012、SANA, December 9, 2012、al-Sawasana.com,
December 9, 2012、The Sunday Times, December 9, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

外国人戦闘員によるシリア紛争への直接関与が報じられるなか、トルコのアンタキヤ市で反体制武装勢力の統合司令部「自由シリア軍参謀委員会」の発足が発表される(2012年12月8日)

国内の暴力

AFP(12月8日付)は、外国人戦闘員がシリアの反体制武装勢力の側について紛争に直接関与するようになっていると報じた。

SANA, December 8, 2012
SANA, December 8, 2012

同報道によると、外国人戦闘員のほとんどはサラフィー主義集団に属し、戦闘を行っているが、その数、展開地域、実際の影響力については不明な点も多い。

しかしその多くは、トルコのハタイ県アンタキヤ市を経由してシリア領内に不法入国しているという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヤブルード市などで軍と反体制武装勢力が交戦した。

一方、SANA(12月8日付)によると、軍がフサイニーヤ町、フジャイラ村、アクラバー村郊外、マディーラー市、ミスラーバー市、アルバイン市、ダーライヤー市、ドゥーマー市、ザマルカー町などでシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム旅団の追撃を続け、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殲滅、装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(12月8日付)によると、フライターン市、カブターン・ジャバル村、ジャブール村、ムスリミーヤ村、ダーラ・イッザ市、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区、ライラムーン地区などで軍がシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

またアレッポ市カーディー・アスカル地区では、テロ集団退去を求める市民のデモに反体制武装勢力が発砲し、市民1人が死亡した。

一方、ザマーン・ワスル(12月8日付)は空軍情報部北部地区課長のアディーブ・サラーマ少将が、アレッポ市で暗殺されたと報じた

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ハマー県では、SANA(12月8日付)によると、ザラーキーヤート市などで軍がシャームの民のヌスラ戦線と交戦、多数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ラスタン市が軍の砲撃を受けた。

一方、SANA(12月8日付)によると、タルビーサ市郊外のサアン村などで軍がシャームの民のヌスラ戦線と交戦、多数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、SANA(12月8日付)によると、ダイル・サンバル村、マガーラ村、サルジャ村などで、軍がシャームの民のヌスラ戦線と交戦、トルコ人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(12月8日付)によると、ヒルバト・ガザーラ町で反体制武装勢力どうしが略奪品の分配をめぐって衝突し、多数の死傷者が出た。

一方、自由シリア軍東部地区前線司令官の一人ムハンマド・ラーフィイーは『ハヤート』(12月9日付)に対して、ヤルムーク大隊をはじめとする部隊連合はシリア・ヨルダン国境地帯の大部分を制圧した、と語った(未確認情報)。

ラーフィイーによると、反体制武装勢力は、第3連隊本部など軍の検問所多数に突入、爆破し、国境地帯に展開しており、近日中に同地帯全土の制圧を宣言できるのだという。

他方、ヨルダン軍総司令部は声明を出し、シリア領から発射された迫撃砲がヨルダン領に着弾し、兵士1人が負傷したと発表した。

サミーフ・ムアーイタ内閣報道官は『ハヤート』(12月9日付)に対して、砲撃を受け、ヨルダン軍はただちに反撃を行ったと述べた。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(12月8日付)によると、ラアス・アイン市南西部のマナージール村とアルバイーン村に自由シリア軍が進入しようとしたが、村人が撃退した。

同報道によると、ラアス・アイン市周辺の農村では2日前から自由シリア軍と村人との間で戦闘が続いており、両村での戦闘では、自由シリア軍側に多数の負傷者が出て、3人がトルコ領内に搬送されたという。

国内の動き

シリアの外務在外居住者省は国連安保理議長と事務総長宛てに書簡を提出し、「いかなる状況でも」、「(化学兵器が)存在したとしても」、シリア政府が化学兵器を使用することはないと伝えた。

また、「テロ集団」がシリア国民に対して化学兵器を使用する可能性があると警鐘を鳴らした。

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クッルナー・シュラカー(12月8日付)は、国民安全保障会議議長のアリー・マムルーク少将が法務大臣に、レバノンのサアド・ハリーリー前首相とウカーブ・サクル国民議会議員を「シリア国内でのテロ支援」で起訴するよう要請した、と報じた。

反体制勢力の動き

Kull-na Shuraka', December 8, 2012
Kull-na Shuraka’, December 8, 2012

クッルナー・シュラカー(12月8日付)は、トルコのハタイ県アンタキヤ市で開かれていた反体制武装勢力代表者ら(550人が出席)の会合が統合司令部「自由シリア軍参謀委員会」を発足、メンバー30人を選出して閉幕した。

参謀委員会の主なメンバーは以下の通り。

サリーム・イドリース准将(参謀長、ヒムス県ムバーラキーヤ市出身)
ムスタファー・アブドゥルカリーム准将(副参謀長)
アブドゥルカーディル・サーリフ大佐(委員長補佐)
ミスカール・バティーシュ准将
アフマド・ハーリド・バドリー准将
ジャマール・マアルーフ(イドリブ県ザーウィヤ山地方)
アフマド・イーサー(イドリブ県ザーウィヤ山地方)
アブドゥルバースィト・タウィール(イドリブ県ザーウィヤ山地方)
アブドゥルジャッバール・アカイディー(アレッポ県、副議長)
アブドゥルカーディル・サーリフ(アレッポ県)
アドナーン・ラーシド
アフマド・クーシュ
ジャマール・ヌーリー
ファイサル・ヤークート
ウサーマ・ディヤーブ

Kull-na Shuraka', December 8, 2012
Kull-na Shuraka’, December 8, 2012

メンバー30人のうち20人が軍人、10人が文民だという。

トルコのハタイ県アンタキヤ市で設立・選出された「自由シリア軍参謀委員会」に関して、ロイター通信(12月8日付)は、メンバー(30人)の約3分の2がシリア・ムスリム同胞団のメンバーとその同盟者だと報じた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のムスタファー・サッバーグ書記長はAFP(12月8日付)に対して、アンタキアで選出が合意された「自由シリア軍参謀委員会」には、シャームの民のヌスラ戦線メンバーは含まれないことを強調した。

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サミール・シーシャクリーは、自身を革命反体制勢力国民連立が10日に発表予定の暫定政府首班の候補者だと報じた『シャルク・アウワト』(12月7日付)の記事に関して、事実を否定した。

クッルナー・シュラカー(12月8日付)が報じた。

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クッルナー・シュラカー(12月8日付)は、シリア政府に近い消息筋の話として、ロシアが数日前に化学兵器の使用を消し去るための化学物質をシリア軍に供与した、と報じた(未確認情報)。

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ザマーン・ワスル(12月8日付)はアレッポ警察学校のサッルーフ・アフマド校長が政権を離反したと報じた。

諸外国の動き

英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は、アサド政権に対して生物化学兵器をしないよう警告するとともに、英国がこれまでシリアへの軍事介入を否定したことはないと脅迫した。

しかし、化学兵器使用の可能性の根拠は示さなかった。

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国連人権高等弁務官事務所によると、イラクに避難したシリア人避難民の数が63,000人を越えた。

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国連のヘルヴェ・ラドス平和維持活動担当事務次長は、ゴラン高原でのシリア軍と反体制武装勢力の散発的戦闘の発生に対処するかたちで、UNDOFを増強すると発表した。

AFP, December 8, 2012、Akhbar al-Sharq, December 8, 2012、al-Hayat, December 9, 2012、Kull-na Shuraka’, December 8, 2012、al-Kurdīya News,
December 8, 2012、Naharnet, December 8, 2012、Reuters, December 8, 2012、SANA,
December 8, 2012、Zaman al-Wasl, December 8, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装勢力の代表らが30人の離反士官からなる「最高国防評議会」(仮名)の発足を発表、サリーム・イドリース准将が議長に(2012年12月7日)

国内の動き

『ハヤート』(12月8日付)によると、ヒムス県ハウラ地方などで、反体制活動家が街頭デモを行い、「シャームの土地への平和維持軍(派遣)に反対」といったプラカードを掲げて、国際社会の介入への拒否の姿勢を示した。

同報道によると、このデモは「シリアを、アサド政権を支持する地域と反体制武装勢力を支持する地域に分割」することへの拒否を示すものだという。

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SANA(12月7日付)によると、アレッポ県アレッポ市サーリヒーン地区、マルジャ地区、マイサル地区、ジャズマーティー地区、インザーラート地区などで「武装テロ集団」の退去を求めるデモが発生した。

これに対して、反体制武装勢力が発砲し、インザーラート地区では4人が死亡した。

またバーブ市、マンビジュ市、マーリア市でも同様のデモが発生した。

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アレッポ県では、シリア・アラブ・テレビ(12月7日付)によると、アレッポ市内で徐々に電力が復旧していると報じた(未確認情報)。

反体制勢力の動き

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はロイター通信(12月7日付)に対して、ダマスカス郊外県での戦闘激化に関して、「戦闘が最終段階になったと期待することは非論理的だ」と述べた。

アブドゥッラフマーン代表はまた「大きな前進はメディア以外では生じていない。誰にとっても状況は確実に良いものではない。シリア経済は悪化しているが、革命家にとっても事態は良いものではない…。反体制勢力が制圧しているアレッポ市内の地区ではかろうじて食糧が手に入っているだけで、軍の砲撃に脅かされている…。しかし政府も多くの地区から撤退し、弱体化している」と述べた。

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ダマスカス軍事評議会のナビール・アーミルなる活動家は、ダマスカス国際空港が「戦争地帯」になったと宣言し、空港に近づく民間人と航空会社に「特別な責任」を負うよう警告し、無差別攻撃も辞さないとの意思を示した。

ダマスカス国際空港の攻略を指揮しているというアーミルは「武装集団は、同地域を軍事的標的とするまでの2週間、民間人と航空会社が避難するのを待っていた」と述べた。

アーミルは「空港に突入はしないが、空港への往来を阻止する」と付言した。

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『ハヤート』(12月8日付)によると、トルコのハタイ県アンタキヤ市で反体制武装勢力の代表263人が集まり、30人の離反士官からなる統合司令部を選出することで合意した。

同報道によると、統合司令部は「最高国防評議会」という名称になる予定で、シリア国内で活動する各勢力のバランスを配慮して選出され、国内を五つの前線に分割し、各戦線での戦闘の連携・統括にあたる、という。

議長にはサリーム・イドリース准将が選出され、各戦線の司令官5人が副議長に就任する予定。

また各戦線の民間人5人も副議長に就任し、現地の市民の生活を監督する、という。

「最高国防評議会」に選出された主な士官は以下の通り。

サリーム・イドリース准将(議長)
ジャマール・マアルーフ(イドリブ県ザーウィヤ山地方)
アフマド・イーサー(イドリブ県ザーウィヤ山地方)
アブドゥルバースィト・タウィール(イドリブ県ザーウィヤ山地方)
アブドゥルジャッバール・アカイディー(アレッポ県、副議長)
アブドゥルカーディル・サーリフ(アレッポ県)

リヤード・アスアド大佐、ムスタファー・シャイフ准将ら在外の上級士官は、「トルコにいる」との理由で排除される、という。

しかしこの両名は、最近になってシリア国内に入り、活動を行うと宣言していた。

こうした点を踏まえると、トルコで組織作りが進められている「最高国防評議会」もまた在外組織の域を脱しない可能性がある。

なお、会合には、米英仏、アラブ湾岸諸国、ヨルダンの治安関係者も出席しており、10日に暫定政府の人事を発表する予定であるシリア革命反体制勢力国民連立への武器供与を正当化するための「武器受入先」を形式的に作ろうとする動きとも理解できる。

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自由シリア軍司令官のリヤード・アスアド大佐は、トルコ国内で息子が誘拐されたとの一部情報に関して、『クウェート』(12月7日付)に「問題が発生したが…、おかげさまで彼は安全な場所にいる」と述べた。

またシリア革命反体制勢力国民連立との関係に関して、「私と連立との間に何の接触もない。今まで、彼らは私に連絡を取ってきていない…。しかし我々は彼らがやることを支持したいと思っている」と述べた。

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シリア革命調整連合は、反体制武装勢力がこれまで103機のシリア軍戦闘機・ヘリコプターを撃墜した、と発表した(未確認情報)。

同連合によると、イドリブ県で43機、アレッポ県で19機、ダイル・ザウル県で17機、ダマスカス県・ダマスカス郊外県で16機、ダルアー県で3機、ラタキア県、ハマー県、ラッカ県でそれぞれ1機を撃墜した、という。

また103機のうち、59機がヘリコプター、44機が戦闘機。27機を空港で破壊、76機を撃墜した、という。

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シリア国民評議会は、アサド政権による化学兵器使用の可能性に関して、国際社会に「早急な行動」、「言葉でなく行動」を求めるとの声明を出した。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ムウダミーヤト・シャーム市を軍が包囲し、砲撃を加えた。

SANA, December 7, 2012
SANA, December 7, 2012

またドゥーマー市、ハラスター市、東グータ地方一帯で軍が反体制武装勢力と交戦した。

一方、SANA(12月7日付)によると、軍がフサイニーヤ町、ズィヤービーヤ町、ダーライヤー市、マディーラー市、ミスラーバー市、アルバイン市などでシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、外国人戦闘員を含む複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(12月7日付)によると、カダム区、アサーリー地区で、軍が反体制武装勢力の戦闘員複数を殲滅した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マンナグ航空基地周辺、アレッポ市ライラムーン地区で軍と反体制武装勢力の戦闘が続いた。

一方、SANA(12月7日付)によると、ダーラ・イッザ市、カフルナーハー村、ハンダラート・キャンプ、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区、旧市街などで、軍がシャームの民のヌスラ戦線など反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、マナージール村でシャッラービーン部族の民兵が反体制武装勢力と交戦し、反体制武装勢力の戦闘員12人を殲滅した。

戦闘は、反体制武装勢力が穀物庫を擁する同村を襲撃したことを受けて発生した。

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ヒムス県では、SANA(12月7日付)によると、ヒムス市トゥルクマーン地区、バーブ・フード地区などで、軍が「預言者支援者大隊」、「ハーリド・ブン・ワリード末裔大隊」を名乗る反体制武装勢力と交戦、複数の戦闘員を殺傷した。

またクサイル市では、軍が反体制武装勢力を要撃するなどして、複数の戦闘員を殺傷した。

一方、ヒムス市のインシャーアート地区のモスク近くでシャームの民のヌスラ戦線が仕掛けた爆弾が爆発し、15人が負傷した。

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ハマー県では、SANA(12月7日付)によると、ハマー市各所、サラミーヤ市郊外で軍がシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、複数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、SANA(12月7日付)によると、ザーウィヤ山のサルジャ村、アイン・ハムラー村、ハーッス村、カフルルーマー村、ラービー村などで、軍が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、多数の戦闘員を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(12月7日付)によると、ブスラー・シャーム市で軍がシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、複数の戦闘員を殺傷した。

諸外国の動き

国連の潘基文事務総長は、アサド政権による化学兵器使用の可能性に関して、「確認はとれないが、実際に使用されれば、非道な犯罪になるだろう」と述べた。

AFP, December 7, 2012、Akhbar al-Sharq, December 7, 2012、AKI, December 7, 2012、al-Hayat, December 8, 2012、Kull-na Shuraka’, December 7, 2012、al-Kurdiya News,
December 7, 2012、Naharnet, December 7, 2012、al-Ra’y, December 7, 2012、Reuters, December 7, 2012、SANA, December 7, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国務長官、露外相、ブラーヒーミー共同特別代表がダブリンで一堂に会してシリア情勢について協議するも、「興味深い決定」はなされず(2012年12月6日)

国内の動き

クッルナー・シュラカー(12月6日付)によると、ハサカ県ダルバースィーヤ市とラアス・アイン市の社会・政治団体の代表者がラアス・アイン市内に駐留する自由シリア軍司令部と会談、同市からの退去を求めた。

Champress, December 6, 2012
Champress, December 6, 2012

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ファイサル・ミクダード外務在外居住副大臣は、マナール・チャンネル(12月6日付)に出演し、アサド政権による化学兵器使用の可能性に関する欧米諸国の首脳らの発言に関して、「演劇じみた態度だ…。我々は、化学兵器があったとしても、シリア国民には使用されないし、国内で無責任なことはできないと言ってきた…。軍事介入を正当化するためにシリアが化学兵器を使用すると主張しているだけだ。こうした陰謀はワシントンと安っぽいその道具たちが行っているだけだ」と述べた。

またNATOによるトルコへのパトリオット・ミサイル配備については、「破産的措置」と非難した。

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クッルナー・シュラカー(12月6日付)は、ブサイナ・シャアバーン大統領府政治情報補佐官の娘婿で軍事情報局のタマーム・サーリフ大佐の兄弟のムサンナー・サーリフが、ダマーローズ・ホテル(旧ダマスカス・メリディアン)社長を自ら辞し、米フロリダに去った、と報じた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、AFP(12月6日付)が、アブー・キナーンを名乗るダーライヤー市住民の話として、軍が「ゆっくりと(ダーライヤー市への)進軍」し、市内東部に駐留する一方、反体制武装勢力も「複数地点に駐留し…同市の約70%を占拠している」と報じた。

シリア人権監視団によると、東グータ地方とドゥーマー市での軍との戦闘で、反体制武装勢力の戦闘員6人が死亡した。

また戦闘はアルバイン市、サクバー市の周辺でも発生した。

同監視団によると、ザマルカー町、アクラバー村、バイト・サフム市、フジャイラ村、ブワイダ市、ドゥーマー市、ハラスター市、アルバイン市、ジスリーン町、ジュダイダ・アルトゥース市で軍が砲撃・空爆を行った。

一方、SANA(12月6日付)によると、ダーライヤー市、ズィヤービーヤ町、サクバー市、ザマルカー町、では、軍がシャームの民のヌスラ戦線を追撃し、多数のテロリストを殲滅した。

高官筋によると、「ダーライヤー市でのテロリスト浄化発表は近い」という。

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ダマスカス県では、シリア・アラブ・テレビ(12月6日付)などによると、カジャージュ・ダルアー近くのシリア赤新月社本部前で爆弾が仕掛けられた車が爆発、同本部の一部が損傷した。

またSANA(12月6日付)によると、マッザ区(マッザ86地区)で反体制武装勢力が車に爆弾を仕掛けて爆発させ、市民1人を殺害した。

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アレッポ県では、SANA(12月6日付)によると、ムスリミーヤ村、ハンダラート・キャンプ、アナダーン市、ダーラ・イッザ市、タッル・シュガイブ村、アブティーン村、アレッポ市ナイラブ地区各所などで、軍がシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、多数の戦闘員を殲滅した。

またシリア・アラブ・テレビ(12月6日付)は、シャームの民のヌスラ戦線がサフィール市から1キロの距離にあるガソリン・スタンドを制圧したとの情報を否定した。

一方、シリア人権監視団は、「3日前からマンナグ航空基地近く」で軍と反体制武装勢力が激しく交戦したと発表した。

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ヒムス県では、SANA(12月6日付)によると、ヒムス市バーブ・トゥルクマーン地区、アイスーン村などで軍が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殲滅した。

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クッルナー・シュラカー(12月6日付)は、ハサカ県ラアス・アイン市で5日夜から民主統一党人民防衛隊(YPG)と自由シリア軍が交戦している、と報じた。

レバノンの動き

シリアの反体制勢力に武器供与していることを暴露されたウカーブ・サクル国民議会議員(ムスタクバル潮流)は、トルコのイスタンブールで記者会見を開き、そのなかで「我々はシリアの子供たちにミルクを配っている」と弁明した。

またシリアの反体制勢力と武器取引を行っているやりとりを録音した肉声テープを暴露したOTVや『アフバール』について、「馬鹿」、「シャッビーハ」だと批判した。

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北部県トリポリ市バーブ・タッバーナ地区、ジャバル・ムフスィン地区での住民どうしの衝突が続き、4日以降の死者数は11人に達した。

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『ナハール』(12月6日付)は、ヒムス県タッル・カラフ市での11月30日のシリア軍によるレバノン人イスラーム主義者要撃で生き残ったレバノン人戦闘員が、レバノン当局に引き渡されず、シリアの法廷で裁判を受けることになるだろう、と報じた。

諸外国の動き

ドイツ政府はNATO外相会議の決定を受け、トルコの対シリア国境へのパトリオット・ミサイル配備に合意した。

パトリオット・ミサイル配備とともに、ドイツ軍兵士約400人も対シリア国境地帯に展開する、という。

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アイルランドの首都ダブリンで、ヒラリー・クリントン米国務長官、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣、アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表が会談し、シリア情勢について協議した。

この三者会談に先だって、クリントン国務長官とラブロフ外務大臣が二者会談を行い、ブラーヒーミー共同特別代表の役割について協議した。

三者会談後、ブラーヒーミー共同特別代表は、「興味深い決定は下さなかった…。我々は事態が悪いという点で合意した。また我々はともに行動し、この問題をどのように掌握することができるかを検討しなければならない点でも合意した」と述べた。

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国連の潘基文事務総長は、バグダードでヌーリー・マーリキー首相と共同記者会見を行い、そのなかで「化学兵器を使用すれば、使用した者は四方において追及されるだろう…。私はシリア政府に懸念を表明した…。(化学兵器の使用は)国民に深刻な影響をもたらすだろう」と述べた。

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レオン・パネッタ米国務長官は、アサド政権が化学兵器の使用を検討していることを示す情報を得た、と述べた。

しかしこの情報がどのようなものかは具体的に述べなかった。

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NBC(12月6日付)は、「複数の米国高官」の話として、シリア軍がサリン・ガスを発生する化学物質を充填した爆弾を増産し、アサド大統領による投下命令を待っている状態だと報じた。

しかしその真偽は定かでない。

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英国外務省高官は、来週にシリアに対する武器禁輸措置の見直しを行い、シリアの反体制勢力への「物的支援」の強化をめざす、と述べた。ロイター通信(12月6日付)が報じた。

アサド政権への武装闘争がシャームの民のヌスラ戦線によって支援されている現状において、「反体制勢力」への武器供与はテロ支援を行うに等しい。

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統一ロシアのウラジーミル・ヴァシリエフ党首(下院議会議長)は、英国議会使節団と会談し、「我々は、シリアの現政府が自らの仕事を実行すべきだという意見において合意したし、合意している。しかし現在、この任務はシリア政府の能力を越えてしまっている」と述べた。

AFP, December 6, 2012、Akhbar al-Sharq, December 6, 2012、Champress, December 6, 2012、al-Hayat, December 7, 2012、Kull-na Shuraka’, December 6, 2012、al-Kurdiya News, December 6, 2012、al-Nahar, December 6, 2012、Naharnet, December 6, 2012、Reuters, December 6, 2012、SANA, December 6, 2012などをもとに作成。

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アサド政権が「決戦」としてのダマスカス防衛に「80,000人」の兵士を動員するなか、米国務長官がシリア政府による化学兵器の使用が「レッド・ライン」だと改めて強調(2012年12月5日)

国内の暴力

『ハヤート』(12月6日付)は、複数の反体制消息筋の話として、アサド政権がダマスカスの防衛を「決戦」とみなし、80,000人の兵士を動員している、と報じた。

シリア軍筋によると、ダマスカス県の幅約8キロにわたる「防衛ライン」の確保をめざしている。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、バイト・サフム市、ムライハ市、ザバダイン市などに対して軍が空爆を行った。

またこれらの都市およびアクラバー航空基地周辺で、軍と反体制武装勢力が激しく交戦した。

さらにダーライヤー市、ザバダーニー市に対しても軍の空爆、砲撃は及んだという。

一方、『サウラ』(12月6日付)によると、ダーライヤー市、シャブアー町、バイト・サフム市、アクラバー村、フジャイラ村などで軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーや外国人戦闘員多数を殺傷した。

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アレッポ県では、AFP(12月5日付)が住民の話として、サフィール市が反体制武装勢力によって制圧された、と報じた。

住民によると、反体制武装勢力の戦闘員のほとんどは、シャームの民のヌスラ戦線メンバーで、その陣地には戦線の名が書かれ、彼らの車にはジハードの旗が掲げられているという。

一方、『サウラ』(12月6日付)によると、ダーラ・イッザ市、バーニース村、タッル・シャイール村、ファーフィーン村、サフィーラ市、アレッポ市シャッアール地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区、旧市街、ブスターン・バーシャー地区などで軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバー多数を殺傷した。

またアレッポ市内の電力発電所を反体制武装勢力が襲撃し、複数地区の電力供給が停止した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラ・ヌウマーン市南部のバーブーリーン村の検問所を反体制武装勢力が襲撃し、軍兵士7人が殺害された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市のハミーディーヤ地区が軍の空爆を受けた。

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ヒムス県では、『サウラ』(12月6日付)によると、ヒムス市、クサイル市郊外などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の拠点を攻撃、多数の戦闘員を殺傷した。

しかし、ヒムス市ムハージリーン区とナズハ地区で、反体制武装勢力が住宅地を迫撃し、市民1人が死亡した。

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ハサカ県では、『サウラ』(12月6日付)によると、ハサカ市マサーキン・マハッタ地区で反体制武装勢力が市民を襲撃、1人を殺害した。

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ラタキア県では、『サウラ』(12月6日付)によると、カスタル・マアーフ街道で、軍・治安部隊が反体制武装勢力の車輌4輌を破壊した。

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イスラエル国防軍報道官は、シリア領から発射された迫撃砲がイスラエルが占領するゴラン高原に着弾した、と発表した。死傷者はなく、同報道官は「誤射」による着弾だと付言した。

国内の動き(アサド政権の動き)

クッルナー・シュラカー(12月5日付)は、アサド政権支持者の間で、軍によるダマスカス郊外県での反体制武装勢力の掃討が遅れている背景として、自由シリア軍が首都周辺に総延長数キロにわたるトンネルを建設し、兵站支援を行っているからとの噂が広まっている、と報じた。

al-Thawra, December 6, 2012
al-Thawra, December 6, 2012

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『ハアレツ』(12月5日付)はヴェネズエラの複数の消息筋の話として、アサド大統領とその家族がラテンアメリカに政治亡命を申し出る書簡を送った、と報じた(未確認情報)。

同報道によると、この書簡は、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣を通じてヴェネズエラ、キューバ、エクアドルの当局に渡されたという。

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ザマーン・ワスル(12月5日付)は、ラッカ県のアリー・ハッダード副知事と同県執行委員会メンバー8人が、県行政、とりわけ穀物や燃料の配給への治安機関の介入に抗議して、辞表を提出した、と報じた。

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SANA(12月5日付)によると、ダマスカス郊外県のワーフィディーンでは、4日の反体制武装勢力の砲撃の犠牲となった市民の葬儀が行われた。

反体制武装勢力の動き

クッルナー・シュラカー(12月5日付)は、複数の反体制消息筋の話として、空軍情報部通信課長のナスル・アフマド・ファイヤード・マシュアーン准将が離反した、と報じた。

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クッルナー・シュラカー(12月5日付)は、自由シリア軍の複数の士官が、12月2日だけで、MiG21、MiG23、戦闘ヘリコプター合わせて7機を撃墜したと証言している、と報じた(未確認情報)。

レバノンの動き

アリー・アブドゥルカリーム・アリー在レバノン・シリア大使は、アドナーン・マンスール外務大臣と会談し、シリア軍の要撃で11月30日に殺害されたサラフィー主義のレバノン人戦闘員の遺体を返還することを告げた。NNA(12月5日付)が報じた。

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ミシェル・スライマーン大統領は、ウカーブ・サクル国民議会議員によるシリアの反体制勢力への武器供与を受け、「シリアの対立し合う当事者を武装させることは我々の義務ではない」と述べ、シリア情勢への不関与政策を貫徹するよう呼びかけた。

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北部県トリポリ市のバーブ・タッバーナ地区とジャバル・ムフスィン地区で住民らの衝突が続き、AFP(12月5日付)によると、4日からの死者は5人となった。

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3月14日勢力事務局は声明を出し、アサド政権が北部県トリポリ市での混乱を煽っている、と非難した。

諸外国の動き

ヒラリー・クリントン米国務長官は、NATO外相会議後、アサド政権による化学兵器使用の可能性について「我々の懸念の元は、アサド政権が絶望感を増し、化学兵器使用に訴えること、ないしは管理できなくなることで、シリアで現在活動している何らかの集団に利すること」と述べ、化学兵器の使用が米国にとっての「レッド・ライン」だと改めて強調した。

また、紛争を終わらせるため、マラケシュのシリアの友連絡グループ会合で、できることを検討すると述べる一方、「彼ら(アサド政権)の崩壊は必然的」、「(紛争を終わらせるには)アサド政権は政治的以降への参加を決断する必要がある」と付言した。

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『ハヤート』(12月6日付)はニューヨークの西側外交筋の話として、米国政府がシャームの民のヌスラ戦線をアル=カーイダと関係がある「国際テロ組織」として指定する準備を進めている、と報じた。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は、「アサドは約700基の(地対地)ミサイルを保有している…。我々は現在これらのミサイルがどこに展開し、どのように、そして誰の手によって保管されているのかを知っている」と述べ、アサド政権の脅威を誇張した。

またトルコ・シリア国境地帯へのNATOのパトリオット・ミサイル配備に関して、「抑えがきかない集団による行為」に対処するためと述べ、アサド政権による化学兵器使用に関する欧米諸国のプロパガンダによって配備を正当化した。

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アナトリア通信(12月5日付)は、トルコ外務省が声明を出し、NATOによるトルコ・シリア国境地帯へのパトリオット・ミサイル配備の承認への「大いなる幸福の念」を表明した、と報じた。

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『ハヤート』(12月6日付)によると、ハンガリー外務省は、インターネットでダマスカスの大使館の活動を閉鎖し、職員をシリアから出国させるとともに、ハンガリー国民に退避勧告を出したと発表した。

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ロシア外務省が声明を出し、ダマスカス郊外県ワーフィディーンの学校に対する反対生成勢力の砲撃の犠牲者に哀悼の意を示すとともに、攻撃を「テロ攻撃」として強く非難した。

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インテルファクス通信(12月5日付)は、ロシア軍参謀筋の話として、ロシアの戦艦2隻が、タルトゥースの軍事基地への燃料を補給するため、タルトゥース港に到着した、と報じた。

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イラクのアリー・スィースターニー事務所のムハンマド・フサイン・ウマイディーは『ハヤート』(12月6日付)に対して、マルジャイーヤの使節団がカーイム市(アンバール県)のシリア人避難民キャンプを視察し、人道支援を行ったと述べた。

またウマイディーは「マルジャイーヤは…、危機の炎を煽らないため、いずれの当事者にも与することはない。マルジャイーヤの姿勢がバランスのとれたものだったのはそのためだ」と述べた。

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AFP(12月6日付)は、ヨルダン赤新月社がカタール赤新月社と、ヨルダン国内の病院でのシリア人避難民負傷者の治療を行うことで合意した。

AFP, December 5, 2012、Akhbar al-Sharq, December 5, 2012、Haaretz, December 5, 2012、al-Hayat, December 6, 2012、Kull-na Shuraka’, December 5, 2012、al-Kurdiya News,
December 5, 2012、Naharnet, December 5, 2012、NNA, December 5, 2012、Reuters,
December 5, 2012、SANA, December 5, 2012、al-Thawra, December 6, 2012、Zaman al-Wasl, December 5, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア革命反体制勢力国民連立のハティーブ議長がサウジアラビアの支持を取りつける、NATOが「トルコ国民とその領土を防衛し、国境一帯での危機激化の軽減に寄与すべく」同地帯にパトリオット・ミサイルの配備を決定(2012年12月4日)

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア・アラブ・テレビ(12月4日付)などによると、ワーフィディーンにある学校に、反体制武装勢力の迫撃砲が着弾し、生徒9人、女性教師1人を含む29人が死亡、多数が負傷した。

ワーフィディーンはイスラエルに占領されたゴラン高原出身のシリア人避難民のために作られたキャンプで、25000人の避難民が暮らしている。

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同じく、ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、反体制武装勢力がダマスカス国際空港街道の軍検問所を襲撃、両者が激しく交戦した。

またズィヤービーヤ町、バイト・サフム市、アクラバー村、ムウダミーヤト・シャーム市、ダーライヤー市周辺に、軍が砲撃を加えた。

一方、『サウラ』(12月5日付)によると、ズィヤービーヤ町で、軍がシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

またダーライヤー市、アクラバー村、バイト・サフム市、フジャイラ村、ドゥーマー市などで軍がシャームの民のヌスラ戦線やイスラーム旅団を追撃し、多数の戦闘員を殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線がダイル・ザウル市とラッカ市を結ぶ街道に位置するタバンニー村を軍との戦闘の末に制圧した。

この戦闘で、兵士11人、戦闘員4人が死亡した。

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アレッポ県では、『サウラ』(12月5日付)によると、ダーラ・イッザ市、マクラビース村、ハンダラート・キャンプ、カフルナーハー村、カフルハムラ村、アレッポ市ライラムーン地区などで軍が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、多数の戦闘員を殺傷した。

またアレッポ市南部のアレッポ中央刑務所を襲撃しようとした反体制武装勢力の戦闘員12人を殺害した。

さらにアレッポ市内のブスターン・バーシャー地区でも反体制武装勢力数十人を殲滅した。

このほか、アレッポ市でマフムード・ビービー民事裁判官とサーミル・キヤーリー技師が反体制武装勢力によって暗殺された。

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ハマー県では、『サウラ』(12月5日付)によると、ムハルダ市・スカイラビーヤ市間の街道で軍・治安部隊が反体制武装勢力1人を殺害した。

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ヒムス県では、『サウラ』(12月5日付)によると、クサイル市郊外のアーティフィーヤ村で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺害した。

また、反体制武装勢力がハワーシュ町、ナースィル村を砲撃し、市民3人を殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線をはじめとする反体制武装勢力がワーディー・ダイイフ基地周辺で軍と激しく交戦した。

一方、『サウラ』(12月5日付)によると、アイン・シーブ村、サルジャ村、サラーキブ市、ビンニシュ市、マアッラト・ヌウマーン市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、数十人の戦闘員を殺害した。

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ダマスカス県では、『サウラ』(12月5日付)によると、『ティシュリーン』紙記者のナージー・アスアドがタダームン区の自宅前で反体制武装勢力に射殺された。

国内の動き

AKI(12月4日付)などは、ハサカ県ラアス・アイン市などでの民主統一党人民防衛隊と自由シリア軍の交戦を受け、同県のキリスト教徒たちが戦闘停止とジャズィーラ地方(ユーフラテス川以東)の「中立化」を望んでいる、と報じた。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長はサウジアラビアを訪問し、サウード・ファイサル外務大臣と会談した。

Kull-na Shuraka', December 4, 2012
Kull-na Shuraka’, December 4, 2012

サウジ国営通信によると、会談で、ファイサル外務大臣は、連立の結成を「重要で前向きなステップ」と高く評価した。

ハティーブ議長のサウジ訪問には、リヤード・サイフ副議長、スハイル・アタースィー副議長、アフマド・アースィー・ジャルバ、ナジーブ・ガドバーンらが同行した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は、国際社会の一部でイエメン・シナリオに基づく事態の収拾が図られているとの一部情報に関して、こうした問題解決を支持しないとの声明を発表した。

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『ガーディアン』(12月4日付)は、信頼できる複数の外交筋の話として、ジハード・マクディスィー外務在外居住者省報道官が米国に向かっていると報じた。

しかし『ハヤート』(12月5日付)は、米国務省高官がこの報道を否定した、と報じた。

レバノンの動き

Naharnet, December 4, 2012
Naharnet, December 4, 2012

ハーティム・マーディー検事総長は、中央刑事捜査課にウカーブ・サクル国民議会議員(ムスタクバル潮流)の肉声テープの内容についての調査を要請した。NNA(12月4日付)が報じた。

この肉声テープは先週、OTVと『アフバール』が公開していたもので、サクル議員がシリアの反体制勢力の活動家らとシリアへの武器供与を決定する会話が録音されていた。

録音されていた会話のなかで、シリアの反体制勢力の指導者だというアブー・ヌウマーンは、RPG300基、ロシア製の銃弾25万発、銃300丁をアレッポ県のアアザーズ市、タッル・リフアト市に配送するよう求め、アブー・バラー、アブー・ヌールを名乗る反体制活動家に引き渡すことでサクル議員と合意した。

サクル議員は12月3日にテープに録音されていた肉声が自身の声であることを認めている。

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自由国民潮流代表で国民議会議員のミシェル・アウン元国軍司令官は、ウカーブ・サクル国民議会議員によるシリアの反体制勢力への武器供与に関して、「サクルは裁かれねばならない…。サクルと3月14日勢力はシリアの反乱分子への武器供与を誇らしげに行っている」と批判した。

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ムスタクバル・ブロック(ムスタクバル潮流の国会内会派)は会合を開き、所属議員であるサクル国民議会議員によるシリアの反体制勢力への武器供与に関して、「サクル議員に対する法的措置を主張し、彼の議員特権の剥奪を要求している者たちは、ヒズブッラーとその高官、とりわけハサン・ナスルッラー書記長をまず追求すべきだ。彼はこれまで何度も公の場で、シリアにおいてヒズブッラーが軍事的役割を担っていると述べ、シリア政府や悪党に戦闘員、武器、装備を送っている」と反論した。

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サウジアラビアで事実上の亡命生活を送るサアド・ハリーリー前首相(ムスタクバル潮流)はリヤドで、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長らと会談した。

Naharnet, December 4, 2012
Naharnet, December 4, 2012

会談でハリーリー前首相は、「いかなる挑戦を受けようとも、シリア革命への支持を取り下げない」と述べた。

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北部県トリポリ市のバーブ・タッバーナ地区とジャバル・ムフスィン地区で住民らが衝突し、AFP(12月4日付)やNNA(12月4日付)によると、2人が死亡し、12人が負傷した。

衝突はヒムス県タッルカラフ市郊外に潜入したサラフィー主義のレバノン人戦闘員がシリア軍の要撃で殺害されたことが遠因。

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レバノン各メディアは、ヒムス県タッルカラフ市郊外に潜入し、シリア軍の要撃で11月30日に殺害されたサラフィー主義のレバノン人戦闘員のうち5人の身元が明らかになった、と報じた。

5人の身元に関する情報はナジーブ・ミーカーティー首相とアドナーン・マンスール外務大臣が関係各方面から電話で入手したという。

またシリア外務省は、「人道的理由」から殺害したレバノン人戦闘員の遺体を引き渡す意思があると伝えた、という。

諸外国の動き

NATO外相会議は、「トルコ国民とその領土を防衛し、国境一帯での危機激化の軽減に寄与すべく、トルコの防空能力を強化することに合意」、パトリオット・ミサイルの配備を決定した。

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アナス・フォー・ラスムセンNATO事務局長は、ブリュッセルでのNATO外相会議に先だって記者団に対して、「化学兵器のいかなる使用も国際社会にとって決して容認できない」と述べた。

ラスムセンNATO事務局長は「シリアの化学兵器庫は懸念の種だ。我々はシリアがミサイルを保有していることを知っている…。我々はシリアが化学兵器を保有していることを知っており、そのことを考慮に入れる必要がある…。このことがまた、我々の同盟国であるトルコの防衛、保護の実質的保障を火急の課題としている」と述べた。

こう発言し、ラスムセンNATO事務局長は、欧米諸国が突如として(再)主張するようになったアサド政権による化学兵器使用の可能性を、パトリオット・ミサイル配備のトルコへの配備と結びつけた。

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フランス外務省副報道官は、アサド政権による化学兵器使用の可能性に関して、「いかなる使用も容認されないだろう…。シリア高官は国際社会に監視されており、化学兵器を使用すれば、報復なしでは済まされないだろうということを知るべきである」と述べた。

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ドイツのギド・ヴェスターヴェレ外務大臣は、アサド政権による化学兵器使用の可能性に関して、「容認されないだろう」と述べた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ブリュッセルでのNATO外相会合後、アサド政権による化学兵器使用の可能性に関して、「誇張」、「噂」と批判した。

また「武器の配備は使用の危険を増幅させる」と述べ、NATOによるトルコへのパトリオット・ミサイル配備を暗に批判した。

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中国外交部報道官は、「我々は化学兵器の使用禁止に関する国際的な取り決めをすべての当事者が遵守することを希望する」と発表し、アサド政権だけでなく、反体制武装勢力に対しても大量破壊兵器の使用を行わないよう求めた。

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ヨルダンのナースィル・ジャウダ外務大臣は、アサド政権による化学兵器使用の可能性について、「シリア国民、あるいは近隣諸国に対してシリア政府が使用する場合であれ、邪悪な者たちの手によるものであれ、いかなるシナリオにおいてもこれらの兵器が使用されることを国際社会は容認しないことをシリア政府は熟知している」と述べ、化学兵器の使用が国際社会の介入を招くだろうとの見方を示した。

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『ニューヨーク・タイムズ』(12月4日付)は、トルコ高官の話として、ロシアがアサド大統領に退任を満足させるための新たな外交トラックに合意した、と報じた(未確認情報)。

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サウジアラビアのファイサル・サウード外務大臣は、シリアでの「体制転換プロセスは、シリアの領土と国民の統一を維持するためにこれまで以上に必要且つ必然的となっている」と述べるとともに、体制転換後のマイノリティの処遇への恐怖を煽ることは非現実的で、体制打倒を妨げるとの見方を示した。

一方、シリアの反体制勢力に関しては、シリア革命反体制勢力国民連合の発足を「最近でのもっとも重要な出来事」と高く評価しつつ、「反体制勢力と連合はアサド後のシリアを運営できる」と述べ、連合がすべての反体制勢力を包摂していないことを暗に認めた。

AFP, December 4, 2012、Akhbar al-Sharq, December 4, 2012、AKI, December 4, 2012、The Guardian, December 4, 2012、al-Hayat, December 5, 2012、Kull-na Shuraka’, December 4, 2012、al-Kurdiya News,
December 4, 2012、Naharnet, December 4, 2012、The New York Times, December 4, 2012、NNA, December 4, 2012、Reuters, December 4, 2012、SANA,
December 4, 2012、al-Thawra, December 4, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

マクディスィー報道官が家族とともにロンドンに向かい政権を離反したと報じられる、米高官らは化学兵器使用の可能性をめぐってシリア政府をけん制(2012年12月3日)

国内の暴力

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(12月3日付)によると、ラアス・アイン市に対して、軍が午前10時に2度にわたって空爆を行った。

「ヘヴェダール」を名乗るクルド人活動家によると、空爆はダウワール・アアラーフ地区、マハッタ地区、市内の郵便局に対してMiG戦闘機によって行われた。

クルディーヤ・ニュース(12月3日付)はこの空爆で反体制武装勢力戦闘員と民間人合わせて4人が死亡、多数が負傷したと報じた。

シリア人権監視団によると、空爆は市南西部のマハッタ地区に対して行われ、反体制武装勢力の戦闘員8人を含む12人が死亡し、約30人が負傷した。

同地区はシャームの民のヌスラ戦線とシャーム外国人大隊が占拠している地区。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、空港街道に近いバイト・サフム市、バサーティーン市に対して軍が空爆を行った。

またザバダーニー市では、反体制武装勢力がザバダーニー地方局舎を襲撃、地元警察が交戦した、という。

このほか、ハジャル・アスワド市で複数の爆発音が聞こえた。

一方、『サウラ』(12月4日付)によると、ダーライヤー市、ジスリーン町、ミスラーバー市、リーハーン農場などで、軍が反体制武装勢力の掃討を継続、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら多数の戦闘員を殺傷し、装備を破壊・押収した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、タダームン区で複数の爆発音が聞こえた。

また未明から朝にかけて、タダームン区、ヤルムーク区で砲撃があった、という。

一方、『サウラ』(12月4日付)によると、タダームン区で爆弾を積んだ車が爆発し、乗っていた「テロリスト」1人が死亡、全員が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市メリディアン地区の軍検問所で未明に車に仕掛けられた爆弾が爆発し、複数が負傷した。

一方、『サウラ』(12月4日付)によると、アレッポ・ラッカ街道、フライターン市、カフルナーハー村、ダーラ・イッザ市、ハンダラート・キャンプ、ムスリミーヤ地方などで軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら多数の戦闘員を殺傷した。

また、反体制武装勢力はアレッポ市工学部前で車爆弾を爆発させ、市民4人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市教育学部地区近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、女子学生が負傷した。

また市内の3月8日通りで反体制武装勢力と治安部隊が交戦した。

ハマー市郊外のアクラブ町では、軍のヘリコプターが反体制武装勢力に対して空爆を行った。

一方、『サウラ』(12月4日付)によると、アクラバー村で軍・治安部隊が反体制武装勢力を撃退し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーらを殺害した。

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ヒムス県では、地元調整諸委員会によると、ヒムス市各所、ハウラ地方、ラスタン市などで砲撃があった。

一方、『サウラ』(12月4日付)によると、ヒムス市内でシャームの民のヌスラ戦線メンバーが治安部隊の襲撃を試みたが、軍・治安部隊が応戦、多数の戦闘員を殺傷した。

またラスタン市郊外、ハウラ地方などでは軍が反体制武装勢力のアジトを破壊した。

さらにタルビーサ市近くのダマスカス・アレッポ街道上で旅客バスが反体制武装勢力の砲撃を受け、乗っていた2人が負傷した。

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イドリブ県では、『サウラ』(12月4日付)によると、ムハムバル村、ビンニシュ市、タフタナーズ市、トゥウーム村、ダイル・サンバル村、サルジャ村、イドリブ・ハーリム街道、アリーハー市などで、軍が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら多数の戦闘員を殺傷した。

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ザマーン・ワスル(12月3日付)は、自由シリア軍最高軍事評議会議長のムスタファー・シャイフ准将の甥のハーリド・シャイフ少尉がイドリブ県で何者かに殺害されたと報じた。

ハーリド・シャイフ少尉は今年の夏に軍を離反したが、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所がサラフィー主義者の手に落ちる前に、投降し、軍に復帰していた。

シリア政府の動き

シリア外務在外居住者省はクリントン米国務長官の発言(後述)に対して、声明を出し、「いかなる状況下においても、こうした兵器(化学兵器)が国民に対して使用されることはない」と発表した。

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アクス・サイル(12月3日付)は、アサド大統領がジャーミア・ジャーミア少将を空軍情報部アレッポ支部長に任命した、と報じた。

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(12月3日付)は、シリア外務在外居住者省のジハード・マクディスィー報道官が家族とともにシリア国外の「安全な場所」に脱出、政権を離反したと報じた。

同報道によると、マクディスィー報道官一家は11月30日にシリアを出国したという。

またマナール(12月3日付)は、マクディスィー報道官が外務在外居住者省の許可を得ず、ベイルート国際空港からロンドンに出国、これを受け、同報道官が規律違反で解任された、と報じた。

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アナトリア通信(12月3日付)は、自由シリア軍のアブー・アンマールを名乗る司令官が、「同胞は今のところ、ダマスカス国際空港の戦闘に関する事態を掌握している。現地では具体的な進展があり、戦闘は近く自由シリア軍優位のもとに決着するだろう」と述べたと報じた。

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クッルナー・シュラカー(12月3日付)は、革命軍事評議会のハサン・アブドゥッラー大佐が、ハサカ県ラアス・アイン市のクルド人住民に向け、「我々はあなたたちとシリアを解放するためにやって来た…。我々はシリアのいかなる成員にも敵対しない…。自由シリア軍にはクルド人もいる」との声明を発表したと報じた。

同声明によると、2日にシリア・クルド国民評議会と自由シリア軍ラアス・アイン市合同指令部が、民主統一党と自由シリア軍の停戦、捕虜交換などについての協議を行い、民主統一党による武装放棄と同市の引き渡しに48時間の猶予を与えた、という。

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アクス・サイル(12月3日付)は、内務省組織運営局のズィヤード・ハマド・バディーウィー局長が離反し、ヨルダンに逃走したと報じた(未確認情報)。

レバノンの動き

ナジーブ・ミーカーティー首相は首相府でのシリア人避難民問題への対応をめぐるUNHCRなどとの会合で、「レバノンだけでは彼ら(シリア人避難民)の負担を支援しきれない」と述べ、支援を求めた。

諸外国の動き

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がトルコを訪問し、レジェップ・タイイップ・エルドアン首相と会談、シリア情勢について協議した。

会談後の記者会見で、プーチン大統領は、「シリア情勢の正常化の手段をめぐって、ロシアとトルコは今のところ共通のビジョンに達していない」と述べた。

またパトリオット・ミサイル配備に関して「国境地帯への伝統的兵器の配備は事態を沈静化させず、逆に緊張化させる」と指摘した。

一方、エルドアン首相は、「シリア危機を巡ってある程度両国は接近している」としつつ、「多大なる努力を通じて、明確な共通点に達するべく協力するだろう」と述べた。

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『ハヤート』(12月4日付)などは、トルコ治安筋の話として、トルコ政府がシリアのハサカ県ラアス・アイン市の自由シリア軍の拠点に対するシリア軍の空爆を受け、ヂャルバクル基地からF16戦闘機を派遣する一方、地上部隊を対シリア国境地帯に展開させた、と報じた。

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ヒラリー・クリントン米国務長官は訪問中のプラハでアサド政権による化学兵器使用の可能性について言及、「米国にとってレッドラインである…。アサド政権が国民に対して化学兵器を使用したことが明らかになったときの具体的措置について言及はしない。しかし、我々は必ずこうしたことが起きたら行動すると言うだけで十分だろう」と述べた。

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バラク・オバマ米大統領は、アサド政権による化学兵器使用の可能性について、「世界は見張っている…。もしお前がこれらの兵器を使うという悲劇的な間違えを犯したら、結果が生じ、お前は責任を負うだろう」と述べた。

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英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は、「我々はこれまでにも増して、シリアの化学兵器のことが心配だ。なぜなら米国が心配しているからだ」と述べた。

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Wired.comのDanger Room(12月3日付)は、米国高官(匿名)の話として、アサド政権がサリンガス製造に必要な化学物質の調合を始め、「物理的に、彼らは航空機に搭載し、投下する段階に達した」と報じた。しかし同記事は同高官の発言の根拠については報じなかった。

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アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長はAFP(12月3日付)に対して、「(アサド政権の崩壊)はいつでも起こり得る…。現地ではシリアの反体制勢力が政治的、軍事的に前進していることは明らかだ。毎日進軍している…。戦闘は今やダマスカスで行われている」と述べた。

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イラクの運輸省のカリーム・ヌーリー報道官は、「イラクは領空を通過してシリアに向かうイランの航空機の検査を遵守している。疑わしい航空機の検査から目を背けているというもは正しくない…」と述べ、米紙の報道に反論した。

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エジプト航空高官は、運行が一時中止されていたカイロ・ダマスカス便を再び運休した、と発表した。

同高官によると、ダマスカスからの情報を受け、エジプト当局は第721便にカイロへの帰還を要請した、という。

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国連のマーティン・ニスルキー報道官は、ダマスカス郊外県での戦闘激化を受け、同国内での活動を無期限で停止し、約100人からなる職員(人道支援などにあたるスタッフ)のうち非常勤職員25人の出国を決定した、と発表した。

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キャサリン・アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長付報道官のマイケル・マン氏は、ダマスカス郊外県での戦闘激化を受け、ダマスカス県内のEU代表部の職員を必要最低限に削減する、と発表した。

AFP, December 3, 2012、Akhbar al-Sharq, December 3, 2012, December 4, 2012、‘Aks al-Sayr, December 3, 2012、Danger Room, December 3, 2012f、al-Hayat, December 4, 2012、The Independent, December 4, 2012、Kull-na Shuraka’, December 3, 2012、al-Kurdiya News, December 3, 2012、al-Manar, December 3, 2012、Naharnet, December 3, 2012、Reuters, December 3, 2012、SANA, December 3, 2012、al-Thawra, December 3, 2012、Zaman al-Wasl, December 3, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

複数県で軍・治安部隊とヌスラ戦線の戦闘が活発化、民主的変革諸勢力国民調整委員会のアブドゥルアズィーム代表が露外相と面会しアサド政権に暴力停止を促すよう求める(2012年12月2日)

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダイル・アサーフィール市、バイト・サフム市など東グータ地方一帯で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦、ドゥーマー市、ランクース市、サイイダ・ザイナブ町、ザバダーニー市、アルバイン市、ハラスター市、マダーヤー町、バービッラー市、ヤルダー市が砲撃を受けた。

またダーライヤー市は早朝に2度にわたって空爆を受けたという。

一方、『サウラ』(12月3日付)によると、ザマルカー町、シャイフーニーヤ村、ダーライヤー市、アクラバー村、バイト・サフム市、フジャイラ村、ダイル・アサーフィール市などで、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら「指名手配中のアル=カーイダのテロリスト」数十人を軍の部隊が殲滅、外国製の兵器などを押収した。

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ヒムス県では、SANA(12月2日付)によると、ヒムス市ハムラー地区で爆発があり、市民15人が死亡、24人が負傷した。

シリア・アラブ・テレビ(12月2日付)は、爆発が車爆弾によるテロだと報じた。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、ハムラー地区はシリア軍が数ヶ月前に反体制武装勢力から奪還した地区、だという。

一方、『サウラ』(12月3日付)によると、軍がヒムス市内および郊外でシャームの民のヌスラ戦線のアジトを攻撃し、「テロリスト」数十人を殺傷した。

またクサイル市郊外の対レバノン国境では、シリア領内への潜入を試みる反体制武装勢力戦闘員を国境警備隊が撃退した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アクラブ町の軍検問所を反体制武装勢力が制圧した。制圧に際して、反体制武装勢力の戦闘員8人が死亡した、という。

一方、『サウラ』(12月3日付)によると、アクラバー村で軍が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、戦闘員数十人を殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市南東部のサフィーラ地方で未明から朝にかけて、シャームの民のヌスラ戦線が国防省施設への突入を試みたが、軍の空爆を受けて、戦闘員8人が死亡した。

またシリア人権監視団は、アレッポ市南部の入り口に位置するナイラブ橋、シャイフ・サイード橋で、軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦し、軍・治安部隊が両橋の検問所から撤退した、と発表した。

一方、『サウラ』(12月3日付)によると、シャイール村、バービンス村、ファーフィーン村、アムリート村、カッバースィーン村、ターリヤ村、アズィーザ村、登塔者聖シメオン教会(スィムアーン修道院)跡付近、ダーラ・イッザ市などで軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊・押収した。

またアレッポ市ブスターン・バーシャー地区、ライラムーン地区などで、軍が反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

アレッポ市マルジャ地区では、アレッポ市全地区からのテロリストの退去を求めるデモが行われたが、反体制武装勢力が発砲し、複数の参加者が負傷した。

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イドリブ県では、『サウラ』(12月3日付)によると、イドリブ・ハーリム街道の水資源公社施設近くで、軍が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、戦闘員数十人を殺害した。

またアリーハー・イドリブ街道、ムハムバル村などで、軍がシャームの民のヌスラ戦線と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ラッカ県では、『サウラ』(12月3日付)によると、ラッカ市東部のサブハ地方、カラーマ地方で、軍が道路封鎖を行っていた反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ラタキア県では、『サウラ』(12月3日付)によると、バイト・ファーリス村・サラヤー村間に集結していた反体制武装勢力を軍が攻撃、殲滅した。

またサルマー町、カフフ・アドラー村、ワーディー・アズラク村、ワーディー・ダウリーン、ナビー・ユーヌス村などで軍が反体制武装勢力の追撃を行い、甚大な被害を与えた。

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アナトリア通信(12月2日付)は、ハタイ県(シリア領アレキサンドレッタ地方)レイハンル村にシリア領から発射された迫撃砲が複数着弾した、と報じた。

トルコ軍が応戦したかどうかは不明。

同報道によると、迫撃砲着弾と前後して、イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所付近で、軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦した。

シリア政府の動き

シリアのファイサル・ミクダード外務副大臣は、モスクワでの国際外交慈善年次展覧会の開会式に出席するためロシアを訪問し、ロシア外務省高官らとシリア情勢について協議した

シリア・アラブ・テレビ(12月2日付)によると、会談で、ミクダード外務副大臣は、シリア危機への対応をめぐってシリア・ロシア関係は強化されたと述べた。

一方、ロシアのゲンナージー・ガティロフ外務次官は、「シリア情勢の悪化…とりわけ紛争が明らかに宗派対立の様相を呈していることに大いなる懸念を表明する」と述べた。

反体制勢力の動き

民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表は、セルゲイ・ラブロフ外務大臣らとの会談のためロシアを訪問した。

Kull-na Shuraka', December 2, 2012
Kull-na Shuraka’, December 2, 2012

RT(12月2日付)によると、アブドゥルアズィーム代表はロシア側との会談で、アサド政権による暴力が、ジハード主義者の暴力と湾岸アラブ諸国などによるシリア国民懐柔を助長すると述べ、アサド政権による暴力停止を促すようロシア側に求めた。

また、アサド政権下の憲法改正に代表される一連の改革を拒否する姿勢を示す一方、外国による軍事介入にも改めて反対、安保理諸国内、さらにはトルコ、イラン、カタール、サウジアラビアとそれ以外のアラブ諸国の間でのコンセンサスを通じて、ジュネーブ合意に基づく危機解決が初めて可能になるとの見方を示した。

一方、タルトゥース市にあるロシア海軍の基地に関しては、体制転換後も存続させる意向を示した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員会委員長は『ハヤート』(12月3日付)に対して、カイロでの会合で「きわめて重要な多くの問題を処理した」と述べ、審議事項の承認・決定を先送りしたとの一部見方を否定した。

マーリフ法務委員会委員長は「政治局メンバーの選定だけを延期したに過ぎない…。メンバーは(連合の)議長によって指名され、マラケシュでの会合で合意を得るだろう…。暫定政府首班と閣僚の自然も(マラケシュでの)会合まで延期された。合意か選挙で選出するという点をめぐって意見の相違はない」と述べた。

一方、マーリフ法務委員会委員長は、カイロでの会合で、シリア国民評議会を廃止し、反体制勢力が「双頭体制」とならないようにすべきだとの提案を行ったが、この提案は却下されたことを明らかにした。

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クッルナー・シュラカー(12月2日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立に対抗するシリア国民民主同盟の組織図および主要な構成メンバーを公開した。

Kull-na Shurakā’, December 2, 2012
Kull-na Shuraka’, December 2, 2012

クルド民族主義勢力の動き

クッルナー・シュラカー(12月2日付)は、イラク・クルディスタン地域のマスウード・バールザーニー大統領の庇護のもと、シリア・クルド民主党(アル・パールティ)アブドゥルハキーム・バッシャール派、シリア・クルド・アーザーディー党ムスタファー・ウースー派(クルド青年運動党)、同ムスタファー・ジュムア派、シリア・クルド・イェキーティー党(イスマーイール・ハミー)が、新たな政治同盟「シリア・クルド政治同盟」の結成に向けた準備を進めていると報じた。

レバノンの動き

レバノン軍司令部によると、ベカーア県カーア地方(マシャーリーウ・カーア)の軍の拠点が早朝にシリアの反体制武装勢力の発砲を受け、応戦した。死傷者は出なかった。

反体制武装勢力の戦闘員はカー地方からシリア領内に潜入しようとしていた、という。

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アドナーン・マンスール外務大臣は訪問先のトルコのイスタンブールでシリア情勢に関して、「いかなる外国の軍事勢力、介入があってはならない…。対話こそが唯一の危機解決策」と述べた。

AFP, December 2, 2012、Akhbar al-Sharq, December 2, 2012、al-Hayat, December 3, 2012、Kull-na Shuraka’, December 2, 2012、al-Kurdiya News,
December 2, 2012、Naharnet, December 2, 2012、Reuters, December 2, 2012、SANA,
December 2, 2012、al-Thawra, December 3, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県の各市で軍・治安部隊が反体制武装勢力の大規模浄化を試みる、シリア革命反体制勢力国民連立が12人からなる政治委員会の設置を決定(2012年12月1日)

国内の動き

AFP(12月1日付)は、ダマスカス県、ダマスカス郊外県の一部で不通となっていた国際電話回線、携帯電話回線、インターネット回線が再開した、と報じた。

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SANA(12月1日付)は、「改修工事を終え、ダマスカスの電話回線、インターネット回線のすべてが復旧した」と報じた。

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シリア人権監視団は、「シリアのほとんどの県で携帯電話回線とインターネット回線が再開された」と発表した。

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SANA(12月1日付)は、「米国企業がシリアへの制裁実施を口実として、SANAの配信を停止した…。シリアのメディアへの新たな敵対行為である」と報じた。

国内の暴力

『ワタン』(12月1日付)は、ダマスカス国際空港の閉鎖に関して、「シリア・アラブ軍は木曜(29日)早朝、ダマスカスへの接近、ないしはその攻撃を行うべく自らをそそのかしたすべての者の前に、地獄の門を大きく開いた」と報じ、軍による反体制武装勢力の大規模浄化が行われていることを認めた。

同報道によると、11月29日午前に反体制武装勢力が空港街道の封鎖と空港制圧を試み、空港職員が乗るバスを襲撃、2人を負傷させた、という。

また、「テロリスト」数百人がダマスカス県攻撃のため接近中との情報を入手し、フジャイラ村、バイト・サフム市、グスーラ町、ハラスター市、ドゥーマー市、シャイフーニーヤ村への攻撃を行った、という。

さらに『サウラ』(12月2日付)によると、ダーライヤー市、シャイフーニーヤ村、ドゥーマー市、ハラスター市、アクラバー村、バイト・サフム市、アルバイン市、ザマルカー町、アイン・タルマー村、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、フサイニーヤ町などで、軍がシャームの民のヌスラ戦線の追撃を継続し、多数の戦闘員を殲滅、装備を破壊・押収した。

一方、シリア人権監視団によると、ダマスカス国際空港に近いバービッラー市、ヤルダー市、アクラバー村、バイト・サフム市、ダーライヤー市などで、軍が反体制武装勢力の拠点破壊のための空爆を続けた。またこの空爆に合わせて、軍・治安部隊が反体制武装勢力と激しく交戦した。

空爆はダマスカス県カフルスーサー区の農園でも行われた、という。

シリアの治安筋によると、ダマスカス国際空港街道の西側すべてと東側の一部の治安は回復し、旅行者の通行は可能となっている、という。

しかし、数千人のテロリストが占拠する街道の東側部分の制圧はまだ完了していない、という。

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ダマスカス郊外県では、『サウラ』(12月2日付)によると、軍がハジャル・アスワド市で反体制武装勢力の拠点を攻撃し、多数の戦闘員を殲滅した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のマシャー学校周辺一帯で反体制武装勢力が数日にわたる包囲を経て突入、軍・治安部隊と交戦した。

またアレッポ市ブスターン・カスル地区、スッカリー地区では、軍・治安部隊が砲撃を加えた。

一方、『サウラ』(12月2日付)によると、クーリース市、ダーラ・イッザ市、ハナースィル市、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区、ライラムーン地区などで、軍がシャームの民のヌスラ戦線の拠点などを攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊・押収した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、軍・治安部隊がマアッラト・ヌウマーン市を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団が、ウマル油田から撤退していた軍が戦車、装甲車を増援し、同油田に再展開した、と発表した。

反体制武装勢力は、同油田から「数キロ」の距離に展開しているが、「地雷を恐れて」進軍できなかったのだという。

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シリア人権監視団は、アレッポ県の治安当局がイドリブ県サラーキブの反体制勢力の野戦病院で治療に当たっていた英国人のアッバース・ハーンが逮捕された、と発表した。

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ラタキア県では、『サウラ』(12月2日付)によると、カスタル・マアーフ町、タラール市付近で、軍が反体制武装勢力を殲滅した。

在外シリア人の動き

『ワタン』(12月1日付)は、政権支持派と反体制派の在外シリア人の双方が、インターネット通信や国際電話回線の遮断を受け、フェイスブック上などで、「こちらダマスカス」と書き込み、現地情勢が伝えられないダマスカスとの連帯を訴えた。

反体制勢力の動き

シリア・ジャーナリスト連盟は、11月のジャーナリスト死者数が13人に達したと発表した。

同連盟によると、死亡したジャーナリストたちのなかには、軍だけでなく反体制武装勢力によって殺害された者も含まれている。

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『ハヤート』(12月2日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立がカイロでの4日にわたる会合を閉幕し、12人からなる政治委員会の設置を決定したと報じた。

政治委員会は、アフマド・ムアーッズ・ハティーブを議長とし、スハイル・アタースィー、ジョルジュ・サブラー、リヤード・サイフ、そしてクルド人を副議長とする。

シリア国民評議会のムウタッズ・シャクラブは『ハヤート』(12月2日付)に対して、正副議長以外の7人の委員は、12月11日にモロッコのマラケシュで開催されるシリアの友連絡グループ会合開催までに、合意、ないしは(合意が形成されない場合は)選挙で選ばれる、と述べた。

またカイロの会合では、12人から15人の閣僚から構成される暫定政府を樹立することで合意した、という。

閣僚は、国防大臣、外務大臣、そして内政を担当する閣僚からなり、避難民問題への対処、教育、衛生、自由シリア軍支援、地元の自治評議会支援を任務とする、という。

さらに首班にはリヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相が最有力候補だが、シリア革命反体制勢力国民連立は国民の信頼を得ることを彼の就任の条件としている、という。

このほか、会合では、広報委員会、救援委員会、メンバー委員会、法務委員会を設置し、リーマー・フライハーン、スハイル・アタースィーらが委員長の候補としてあがっている、という。

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シリア革命反体制勢力国民連立のカイロでの会合に出席したワリード・ブンニーは、『ハヤート』(12月2日付)に対して、首班は、政府の犯罪に荷担していないこと、殺戮・汚職に関与していないこと、革命運動に寄与していることという三点が条件となるとし、ヒジャーブ前首相の就任に暗に疑義を呈した。

またアナトリア通信(12月1日付)に対して、ブンニーは「首班がシリア革命反体制勢力国民連立外の人物になるだろう」と述べた。

一方、シリアへの国連平和維持軍の展開に関しては、アサド大統領と政権交換の退陣が前提となる、との見方を示した。

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クルディーヤ・ニュース(12月1日付)は、カイロでのシリア革命反体制勢力国民連立が「シリア・ムスリム同胞団のヘゲモニーを強化して閉幕した」と批判的に報じた。

同報道によると、会合に参加したクルド人は、シリア・クルド進歩民主党のアブドゥルハミード・ダルウィーシュ書記長のみで、私人として参加し、クルド問題をめぐるビジョンを提示するよう求めたが、アフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長は自由選挙による国会の選出までクルド人の要求への対応を決することを延期するとの立場を示した、という。

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カイロで11月25日に結成されたシリア国民民主同盟はシリア国民に宛てて声明を出し、体制打倒に向けた「革命」継続の意思を示した。

Kull-na Shuraka', December 1, 2012
Kull-na Shuraka’, December 1, 2012

また、シリア国民を構成するすべての集団の参加をめざして活動するが、自らをシリア国民の代表とは位置づけないとの意思を表明し、シリア革命反体制勢力国民連立の存在を暗に批判した。

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AFP(12月1日付)は、アレッポ県で11月27、28日に地対空ミサイルで軍のヘリコプター、MiG23を撃墜したというダーラ・イッザ自由人大隊の戦闘員(アブー・ウマル)の証言を掲載した。

同証言によると、撃墜に使用された地対空ミサイルはソ連製のSA-6で、アレッポ県郊外の第46中隊から奪取したものだという。

反体制武装勢力による軍戦闘機・ヘリコプター撃墜後、アレッポ県ではシリア軍戦闘機による空爆は確認されてないという。

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『ワシントン・ポスト』(12月1日付)は、西側・中東諸国の諜報筋の話として、反体制武装勢力がカタールが供与した地対空ミサイル40発を入手した、と報じた。

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スワイダー在外居住者連盟は声明を出し、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市での連続爆破テロ(28日)を強く非難した。

クルド民族主義勢力の動き

クルド人の学者らが中心となって「クルド刷新評議会発足案」なる文書を作成、発表した。

同文書では、汚職、独裁から解放されたリベラルな「シリア共和国」の建設がめざされ、民族・エスニック集団、宗教宗派などへの帰属の自由が保障され、クルド人による国民投票を通じたクルド問題の解決、自決権の保障などが決せられることなどが謳われている。

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クルディーヤ・ニュース(12月1日付)は、シリア・クルド国民評議会の代表とアラブ人のタイイ部族の体制支持派の代表が会談し、民主統一党とタイイ部族の緊張緩和に向けて協議した、と報じた。

諸外国の動き

アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表は安保理会合後に記者団に対して、「シリア国民が人工的な変革でなく、真の変革を必要としていることは明らかだ…。新生シリアは現在のシリアと似通ったものとはならないだろう…。シリア人自身が自分たちの望む体制の性格を決定するだろう」と述べた。

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イラクのカルバラー市のアッバース廟広報担当者のジサーム・スアイディーは、シーア派(12イマーム派)のマルジャイーアの命に基づき、対シリア国境のカーイム市のシリア人避難民への人道物資を積んだ貨物車輌6輌を派遣した、と発表した。

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AP(12月1日付)は、イラクのヌーリー・マーリキー首相が、イラク領空を通過するイランの航空機のすべてを検査することは不可能だと述べた、と報じた。

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トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は、外務省がパスポートを所持するシリア人に対して1年の滞在許可を与えることを決定したと発表した。

アナトリア通信(12月1日付)が伝えた。

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『ニューヨーク・タイムズ』(12月1日付)は、米政府高官(匿名)の話として、イラク領空を経由して、ロケット弾や迫撃砲などといった武器がイランからシリアに供与されていることに、米政府が失望感を感じていると報じた。

AFP, December 1, 2012、Akhbar al-Sharq, December 1, 2012、AP, December 1, 2012、al-Hayat, December 2, 2012、Kull-na Shuraka’, December 1, 2012, December 2, 2012、al-Kurdiya
News, December 1, 2012、Naharnet, December 1, 2012、Reuters, December 1,
2012、SANA, December 1, 2012、The Washington Post, December 1, 2012、al-Watan, December 1, 2012などをもとに作成。

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東京でアラブ連盟、GCC、EU諸国などが参加するシリアの友連絡グループ会合が開かれるなか、シリア各地では「自由シリア軍浄化」「革命浄化」を訴えるデモが実施される(2012年11月30日)

国内の動き

AFP(11月30日付)は、シリア各地で「自由シリア軍浄化」「革命浄化」を訴えるデモが実施されたと報じた。

アレッポ市シャッアール地区でのデモとされる映像(フェイスブック)では、「我々はイスラーム軍が必要だ。自由シリア軍は盗人だ」、「自由シリア軍よ、前線出ていて」、「人民は自由シリア軍の改革を望む」といったシュプレヒコールが叫ばれ、市街地を占拠する反体制武装勢力の退去が訴えられた。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、29日夜以来インターネット、国際電話、携帯電話回線の遮断が続くなか、ダマスカス国際空港街道付近を軍が空爆、またアクラバー村、バービッラー市、ダーライヤー市、アルバイン市、バイト・サフム市周辺などで軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦した。

地元調整諸委員会によると、戦闘はダマスカス国際空港西側で激しく行われており、反体制武装勢力は空港防衛の任務に就く軍の兵舎を砲撃、また「空港街道の第2陸橋から第4陸橋の区間を制圧した、という。

『ハヤート』(12月1日付)は、ダマスカスの外交筋の話として、軍による攻勢は、反体制武装勢力の寸断と、ダマスカス郊外県南東部の制圧を目的としている、という。

同外交筋は、「軍の砲撃が自由シリア軍戦闘員の寸断に成功したかどうかは分からないが。これまでの経験からすると、彼らはいずれにしてもすぐに復活する…。ダマスカス攻撃は最終段階に入っているのだと思う」と付言したという。

ダマスカス国際空港のギーダー・アブドゥッラティーフ社長は、AFP(11月30日付)に対して、「ダマスカス国際空港は通常通り動いている。空港か移動は100%安全だ」と述べた。

アブドゥッラティーフ社長は「昨日は…街道の状況悪化を受けて、運行中止を求める電報を送ったが、街道の事態が収拾したので、(現在は)まったく逆に運行再開を求める電報を送った」と付言した。

そのうえで、「アルジェリア航空、アラビーヤ航空、イラク航空、イラン航空、エジプト航空が予定通り離着陸を行い、モスクワ、アルジェ、ドバイ、クウェートからの便が午前中に空港に着陸した」ことを明らかにした。

しかし第23ゲートは「技術的理由」で閉鎖されている、という。

一方、国連のファルハーン・ハック副報道官は、ダマスカス国際空港に向かっていた13台の車輌からなるUNDOFの車列が何者かの銃撃を受け、オーストリア軍兵士2人が負傷した、と発表した。AFP(11月30日付)が報じた。

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ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(11月30日付)が、イランのアーラム・チャンネルの放送用車輌が爆破された、と報じた。

アーラム・チャンネル事務所の監視カメラには、何者かが車輌に爆弾を仕掛けて、逃げ去る映像が映っていた。

死傷者はなかった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団が、マヤーディーン市北部のウマル油田から軍が撤退することで、ダイル・ザウル市以東の軍事拠点のすべてを放棄したと発表した。

同監視団によると、11月4日、反体制武装勢力がワルド油田を制圧、11月18日には、ジャフラ油田を制圧、11月27日にはコノコフィリップ社の工場・油田で軍兵士45人の離反を受けて制圧していた、という。

なお同監視団によると、軍はダイル・ザウル県西部のティーム、マズラア、ヒラータ、マハーシュ、バシャリーの油田を依然掌握している、という。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(11月30日付)によると、カーミシュリー市で民主統一党人民防衛隊(YPG)とタイイ部族(アラブ人)の体制支持派の民兵が約1時間にわたって交戦した。

同報道によると、交戦は、市内の検問所が軍・治安部隊からYPGに移管されたことが原因だという。

一方、クルディーヤ・ニュース(12月1日付)によると、衝突は市内の女性連合本部の占拠を試みた体制支持派と、彼らの退去を求めた民主統一党の間で発生したという。

タイイ部族の戦闘員はムハンマド・ファーリス元人民議会議員が組織した。

ファーリス元議員はカーミシュリー市で人民保護諸委員会を設置、指導している。

反体制勢力の動き

クッルナー・シュラカー(11月30日付)は、ハサカ県ラアス・アイン市での民主統一党と自由シリア軍の捕虜交換の交渉が失敗に終わった、と報じた。

同報道によると、失敗の原因は、交渉場所であるラアス・アイン市中心部上空を軍のヘリコプターが4時間以上にわたって旋回していたため。

また交渉では、民主統一党が自由シリア軍によるラアス・アイン市・ダルバースィーヤ街道襲撃、西クルディスタン人民議会のラアス・アイン議長のアービド・ハリール暗殺を非難した。

一方、自由シリア軍は27日に民主統一党人民防衛隊(YPG)の戦闘員3人を釈放したにもかかわらず、民主統一党が自由シリア軍の戦闘員の釈放を行おうとしないと批判した。

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クッルナー・シュラカー(11月30日付)は、ヒラール・アサドが率いるシャッビーハ約200人が政権を離反したと報じた(未確認情報)。

レバノンの動き

『ハヤート』(12月1日付)などは、治安筋の話として、レバノン北部県トリポリ市出身のレバノン人戦闘員17人がヒムス市郊外で、シリア軍の要撃を受けて、殺害された、との情報が流れた。

別の治安筋によると、要撃で死亡したのは18~20人で、いつレバノンを出国したのは不明だという。

同消息筋によると、殺害された戦闘員のうち3人はファタハ・イスラームの戦闘員で、それ以外はサラフィー主義者で、「スンナ派救済」のためにシリアに潜入したのだという。

さらに別の消息筋によると、彼らは総勢25人でヒズブッラーに対抗するかたちで二手に分かれ、29、30日にシリアに潜入したが、潜入を監視されていた可能性が高く、要撃を受け、17人が死亡、8人が逃走した、という。

諸外国の動き

東京でシリアの友連絡グループ会合が開かれ、アラブ連盟、GCC、EU諸国など67カ国の参加、「国際社会、とりわけ国連安保理に…シリア政府への圧力を強化するため、早急且つ断固たる行動を責任をもってとるよう」呼びかける声明を出し、シリアへのさらなる制裁を呼びかけた。

会合冒頭で玄馬光一郎外務大臣は「国際社会が圧力を加えることが重要」、「国際社会による反政府勢力への支援が不可欠」などと述べ、アサド政権を含むすべての当事者の対話を通じた解決を定めたシリア問題をめぐる一連の決議や6月のジュネーブ会議での関係各国の合意を無視する意向を暗に示した。

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アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表は国連総会でシリア情勢について報告、そのなかで「現下の悲劇を終わらせ、国民の意思に応える新たなシリア」を建設するための政治プロセスが開始されなければ、シリアが「失敗国家」に転落すると警鐘を鳴らした。

ブラーヒーミー共同特別代表は、当事者どうしの暴力を停止させるため、「充分に教練された強力な監視機関を展開させ…、それは強大な平和維持軍を通じてよりよい方向へと組織され得る」との見方を示し、そのために安保理決議を採択する必要があると強調した。

また移行プロセスを成功させるうえで、反体制勢力の統合が重要だとし、シリア革命反体制勢力国民連立を「正しい方向への重要なステップ」と評価した。

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ロシアのアレクサンドル・グルシュコNATO代表は、ブリュッセルでのロシアNATO会合で、トルコの対シリア国境地域へのパトリオット・ミサイル配備に関して、「シリア情勢にNATOを関与させようとするあからさまな措置」と批判した。

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国連難民高等弁務官は、シリア赤新月社に登録されているヒムス市および郊外の国内避難民の数が25万人に達していると発表し、紛争当事者に、彼らが戦闘の「標的」とならずに避難するための「回廊」を設置するよう呼びかけた。

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ロイター通信(11月30日付)は、ハッカー集団アノニマスが、シリアでのインターネット通信の遮断に異議を唱え、シリア国外のサーバーを使用しているシリア政府関連のインターネットサイトにサイバー攻撃をかけるとの意思を表明したと報じた。

AFP, November 30, 2012、Akhbar al-Sharq, November 30, 2012、al-Hayat, December 1, 2012、Kull-na Shuraka’, November 30, 2012、al-Kurdiya News,
November 30, 2012, December 1, 2012、Naharnet, November 30, 2012、Reuters,
November 30, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

東グータ地方での戦闘が激化していることを受けダマスカス空港へ至る街道が閉鎖される、アレッポ県では反体制武装勢力がSAM-7地対空ミサイル数十基を奪取(2012年11月29日)

国内の動き

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団などによると、軍・治安部隊が東グータ地方での軍・治安部隊と反体制武装勢力の戦闘激化を受けるかたちで、ダマスカス国際空港へ至る街道を閉鎖した。

AFP(11月29日付)がダマスカス住民から得た情報によると、空港当局は住民に対して街道が閉鎖したことを認め、いつ再開するかは定かでない、という。

カイロ国際空港は29日のダマスカス便を欠航し、今後のダマスカス・カイロ便の運行に関する緊急の幹部会合を開く、という。

エミレーツ航空も29日のダマスカス便を欠航した。

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『ハヤート』(11月30日付)によると、タルトゥース県のニザール・イスマーイール知事は、県内の農業用の空港を「近く」民間用の空港に転用する予定だと述べた。

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AFP(11月29日付)によると、午前10時半頃から、ダマスカス県、ダマスカス郊外県を中心にインターネット、国際電話回線、携帯電話回線が不通となった。

地元調整諸委員会によると、通信網の遮断は「政府軍による虐殺」を準備するための措置、だという。

また同委員会によると、通信網が不通となっているのは、ハマー県、ヒムス県、ダルアー県、タルトゥース県、スワイダー県のほぼ全地区、ダイル・ザウル県とラッカ県の一部。

これに合わせて、SANA(11月29日付)も正午から配信を停止、インターネットでの視聴ができなくなった。

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アラビーヤ(11月29日付)は、シリアのウムラーン・ズウビー情報大臣がシリアにおける通信網の遮断はシリア政府の決定ではなく、テロリストの仕業だと述べたと報じた(この発言が事実かどうかは不明)。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方で軍・治安部隊による砲撃が続いた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団による、アレッポ市の複数地区の空爆で子供5人を含む15人が死亡した。

またアレッポ市アーミリーヤ地区、サラーフッディーン地区、サールーフ地区、スライマーン・ハラビー地区などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

サフィーラ市では、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、反体制武装勢力の戦闘員2人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、軍・治安部隊と反体制武装勢力がワーディ・ダイフ基地周辺で激しく交戦した。

またイドリブ市では、市内入り口の「漬け物工場検問所」として知られる軍・治安部隊の検問所で軍・治安部隊と反体制武装勢力が激しく交戦した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、反体制武装勢力の戦闘員1人が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ラスタン市で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、反体制武装勢力の戦闘員1人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市のバアス党支部長邸前で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、守衛3人が死亡、4人が負傷した。

反体制勢力の動き

アレッポ県の第46大隊基地を離反したムハンナド少尉を名乗る人物は、AFP(11月29日付)に対して、SAM-7地対空ミサイル数十基を反体制武装勢力が入手したことを明らかにした。

ムハンナド少尉は12人の兵士とともに第46中隊基地を11月18日に離反し、イスラーム大隊の戦闘員として、反体制武装闘争を行っているという人物。

ムハンマド少尉によると、SAM-17地対空ミサイルは基地の地下に隠されていたが、軍の空爆で現れ、反体制武装勢力に奪取されたという。

またロケット弾を管理していた基地内の責任者は、反体制武装勢力の攻撃が間近だと考えず、またアレッポからの援軍を期待して、ロケット弾を破壊せずに放棄したのだという。

なおムハンナド少尉によると、第46中隊基地攻略により、戦車や装甲車15輌も奪取し、対トルコ国境の後方基地にロケット弾とともに移送した、という。

また基地攻略を指揮したアフマド・ファッジュ准将によると、戦闘で軍兵士300人を殺害、70人を拘束した、という。

ファッジュ准将によると、SAM-7地対空ミサイル数十発は、イドリブ県バーブ・ハワー国境検問所を本拠地とするイスラーム主義武装組織のシャイフ・タウフィークが率いる集団などによって奪取された。

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AKI(11月29日付)によると、反体制組織約60団体が、シリアにおける危機の「戦争的解決」への異議を唱えるため、12月1、2日に各地でゼネストを行うよう呼びかけた。

ゼネストを呼びかけたのは、シャーム・ウラマー連名、自由シリア軍国民治安局派、シリア革命青年、シリア自由人連合、地元調整諸委員会、ダマスカス革命指導評議会、変革のための大学関係者、国民進歩青年党など。

クルド民族主義勢力の動き

シリア・クルド国民評議会のファイサル・ユースフ事務局長はクルディーヤ・ニュース(11月29日付)に対して、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長から書簡を受け取り、近くクルド人の要求を回答することを明らかにした。

ユースフ事務局長によると、ハティーブ議長は書簡のなかで「憲法に関わるシリアのクルド人の要求は、自由選挙後まで保留し、選挙後に決する。連立は現時点で憲法に関する問題を決定するにあたってシリア世論やその意思を度外視できない」との意思を表明した、という。

書簡を受け、2~3日中にシリア・クルド国民評議会は会合を開き、対応を決する予定。

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クルディーヤ・ニュース(11月29日付)は、民主統一党に対抗するクルド人が「バールザーニー末裔大隊」を名乗る武装集団を新たに発足したと報じた。

諸外国の動き

アフダル・ブラーヒーミー共同特別代表は、国連安保理で「ジュネーブ宣言に従い建設的な決定を行い、同宣言が定める完全な行政権を有する暫定政府の樹立、そしてそのうえでの選挙の実施を行う」よう訴えた。

暫定政府におけるアサド大統領の処遇に関して、ブラーヒーミー共同特別代表は、「アサドは唯一の問題でもなければ、唯一の解決策でもない。なぜならシリア国民がすべてにも増して重要だからだ」と述べた。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチは、「14歳の子供が少なくとも反体制武装勢力の三つの大隊で武器・装備を輸送、監視を行った」、「16歳の子供3人が正規軍との戦闘地点へと運び、うち1人が軍事教練を受け、軍との戦闘に参加した」との証言を報告、非難した。

AFP, November 29, 2012、Akhbar al-Sharq, November 29, 2012、AKI, November 29, 2012、Alarabia.net, November 29, 2012、al-Hayat, November 30, 2012、Kull-na Shuraka’, November 29, 2012、al-Kurdiya News, November 29, 2012、Naharnet, November 29, 2012、Reuters, November 29, 2012などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県ジャルマーナー市の二か所で車2台が連続して爆発し34人が死亡、シリア革命反体制勢力国民連立が暫定政府設置に関する会合を開催(2012年11月28日)

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、SANA(11月28日付)によると、ジャルマーナー市の二カ所で爆弾が仕掛けられた車2台が連続して爆発し、34人が死亡、80人以上が負傷した。

シリア人権監視団によると、死者は54人、負傷者は120人以上にのぼった。

連続爆弾テロが発生したのは市内のラウダ地区とカルヤート地区。

AFP(11月29日付)は、住民の話として、1台目の車は幹線道路で爆発し、住民が爆発現場に集まるなかで、2台目の車が反対車線で爆発した、と報じた。

しかし、クッルナー・シュラカー(11月28日付)は、ジャルマーナー市の複数の消息筋の話として、連続爆弾テロの直前に、現場近くに治安機関の軍用車が停車しており、乗っていた一団が実行犯で、政権支持者(ドゥルーズ派住民)による自作自演の可能性が高いと報じた(未確認情報)。

SANA, November 28, 2012
SANA, November 28, 2012
SANA, November 28, 2012
SANA, November 28, 2012
SANA, November 28, 2012
SANA, November 28, 2012
SANA, November 28, 2012
SANA, November 28, 2012

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同じくダマスカス郊外県では、SANA(11月28日付)によると、フジャイラ村でも、反体制武装勢力が仕掛けようとしていた爆弾が誤爆し、戦闘員8人が死亡、13人が負傷した。

ダーライヤー市、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、ブワイダ市、ザマルカー町、アルバイン市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーや外国人戦闘員など複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

一方、シリア軍筋によると、ダマスカス県の幅約8キロにわたって「防衛ライン」が確保され、反体制武装勢力の拠点を殲滅、少なくとも66人の戦闘員を殺害した。

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アレッポ県では、AFP(11月29日付)の記者が、ダーラ・イッザ地方で、反体制武装勢力が軍の戦闘機を撃墜したと報じた。

『ハヤート』(11月29日付)によると、撃墜されたのはMiG戦闘機かスホーイ戦闘機で、シャイフ・スライマーン防空大隊基地近くのタルマーニーン村から約1キロ離れた地点のオリーブ畑に墜落した。

AFPによると、撃墜したのは「ダーラ・イッザ自由人」を名乗る集団で、シリア人権監視団によると、撃墜には地対空ミサイルが使用されたという。

またAFP(11月28日付)は、複数の目撃者の証言として、パイロット2人はパラシュートで脱出、うち1人は反体制武装勢力に捕捉され、もう1人は行方不明だ、と報じた。

その後、ユーチューブ(11月28日付)で、パイロットだとされる血まみれの男性の遺体が搬送される映像がアップされた。だが『ハヤート』(11月29日付)によると、戦闘機にパイロットが何人搭乗していたのか、また映像の男性がパイロットなのかの事実確認はとれない、という。

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サーフール地区、マイダーン地区で、軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦した。

一方、SANA(11月28日付)によると、ムスリミーヤ村、ダーラ・イッザ市、カフルハムラ村、ミンタール村、アッザーン市、アンジャーラ村、アレッポ市ブスターン・カスル地区、マサーキン・ハナーヌー地区、旧市街、ブスターン・バーシャー地区、ライラムーン地区などで軍・治安部隊が反体制武装勢力に対する特殊作戦を行い、外国人戦闘員を含む多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、スルターニーヤ地方、ヒムス市ダイル・バアルバ地区などで軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、複数が死傷した。

一方、SANA(11月28日付)によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、バーブ・フード地区などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力のアジトを攻撃するなどして、多数の戦闘員を殺傷した。

またハウラ地方などでは、軍・治安部隊がシャームの民のヌスラ戦線メンバーや外国人戦闘員の追撃を継続し、多数の戦闘員を殲滅、装備を破壊した。

このほか、タッルカラフ市郊外では、レバノン領内からの潜入を試みる反体制武装勢力を軍・治安部隊が撃退した。

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イドリブ県では、『ハヤート』(11月29日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市南部で軍・治安部隊と反体制武装勢力が激しく交戦し、また同市などに対して空爆が行われた。

一方、SANA(11月28日付)によると、ファイルーン村、カフルルーヒーン村、ビンニシュ市、ビクファルーン村、クーリーン村などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力のアジトを破壊、多数の戦闘員を殺傷した。

またハーリム市、ジスル・シュグール市および郊外では、軍・治安部隊がイドリブ殉教者旅団を名乗る武装勢力や外国人戦闘員を追撃、戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(11月28日付)によると、ブスラー・シャーム市で爆弾が仕掛けられた車が自爆し、市民2人が死亡、7人が負傷した。

国内の動き

ジャルマーナー市での連続爆破テロの負傷者が搬送されたダマスカス県ムワーサー病院を訪れたムハンマド・ヤフヤー・マアッラー高等教育大臣は「テロ行為」と批判した。

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SANA(11月28日付)によると、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市では、連続爆破テロの発生を受け、市民数千人が犠牲者を悼む行進を行った。

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クッルナー・シュラカー(11月28日付)は、シリア・ポンドが闇レートで1ドル95ポンドまで急落した、と報じた。

公定レートでは1ドル71.28ポンドだという。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立はカイロで暫定政府設置に関する会合(29日までの予定)を開催した。

ジャズィーラ(11月28日付)によると、会合では、東京での「シリアの友連絡グループ」会合に合わせて、暫定政府首班の人選を行うことに力点が置かれた。

ロイター通信(11月28日付)によると、リヤード・ファリード・ヒジャーブ前首相(ヨルダン在住)、アスアド・ムスタファー元農業大臣(クウェート在住)らが首班の候補者として名前があがっている、という。

しかし、『ハヤート』(11月29日付)によると、カイロでのシリア革命反体制勢力国民連立の会合では、定数63議席中27議席を占めるシリア国民評議会が議席の増加を冒頭に要求、出席者どうしの対立が表面化した。

シリア国民評議会のメンバー(匿名)によると、「この問題が解決するまで、事態の進展はない」という。

また会合出席者の一人は、「(連立は)、季節に合わせて混ぜたり、何かを加えたりするサラダじゃない。シリアの未来は危機に瀕している。ムスリム同胞団は、議席の半分を実質的に押さえているのに、さらに多くのタカ派を連立に送り込もうとしている」とシリア国民評議会の姿勢を批判した。

シリア革命反体制勢力国民連立メンバー以外の反体制活動家も多数、会合が開かれたホテルに現れたが、その多くはシリア・ムスリム同胞団のメンバーないしはそれに近い活動家だったという。

一方、別の出席者によると、「問題はムスリム同胞団をめぐる問題よりも大きい。我々は部族的な分配の思考を克服できるように思う。もっとも重要な問題、すなわち(暫定)政権の発足と国際社会の対応が若干延期されるだけだ」と述べ、事態収拾が可能だとの見方を示した。

また、別の参加者は「ほとんどの発言は、リヤード・サイフとムスタファー・サッバーグによって行われている。アフマド・ムアーッズ・ハティーブ議長はほんの少し発言しただけだ」と述べた。

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クッルナー・シュラカー(11月29日付)によると、カイロでのシリア革命反体制勢力国民連立会合の招聘者・出席者は以下の通り

  • ジョルジュ・サブラー(シリア国民評議会)
  • アブドゥルバースィト・スィーダー(シリア国民評議会)
  • アブドゥルアハド・アスティーフー(シリア国民評議会)
  • ハーリド・サーリフ(シリア国民評議会)
  • ファールーク・タイフール(シリア国民評議会)
  • アフマド・ラマダーン(シリア国民評議会)
  • ヒシャーム・ムルーワ(シリア国民評議会)
  • ハーリド・ナースィル(シリア国民評議会)
  • サーリム・ムスラト(シリア国民評議会)
  • ルワイユ・サーフィー(シリア国民評議会)
  • サミール・ナッシャール(シリア国民評議会)
  • ハイサム・ラフマ(シリア国民評議会)
  • フサイン・サイイド(シリア国民評議会)
  • ジャマール・ワルド(シリア国民評議会)
  • ムハンマド・ヤフヤー・マクタビー(シリア国民評議会)
  • ワースィル・シャマーリー(シリア国民評議会)
  • ムナー・ムスタファー(シリア国民評議会)
  • マルワーン・ハッジュー(シリア国民評議会)
  • ナズィール・ハキーム(シリア国民評議会)
  • バドル・ジャームース(シリア国民評議会)
  • アフマド・サイイド・ユースフ(シリア国民評議会)
  • ハッサーン・ハーシミー(シリア国民評議会)
  • ムンズィル・マーフース(無所属、シリア国民評議会)
  • ブルハーン・ガルユーン(無所属、シリア国民評議会)
  • リヤード・サイフ(無所属、シリア国民評議会)
  • アフマド・アースィー・ジャルバー(シリア部族革命評議会、シリア国民評議会)
  • ムスタファー・サッバーク(シリア・ビジネスマン・フォーラム、シリア国民評議会)
  • フサイン・アブドゥッラー(トルクメン組織、シリア国民評議会)
  • ハーリド・ハウジャ(トルクメン組織、シリア国民評議会)
  • ナジーブ・ガドバーン(シリア国民評議会):欠席
  • ヤフヤー・ウカーブ(シリア国民民主ブロック、シリア国民評議会)
  • リーマー・フライハーン(スワイダー地元評議会)
  • ワリード・ブンニー(無所属)
  • カマール・ルブワーニー(無所属)
  • ハイサム・マーリフ(革命評議会)
  • サーディク・ジャラール・アズム(シリア作家連盟):欠席
  • タウフィーク・ドゥンヤー(無所属):欠席
  • アブドゥルカリーム・バッカール(無所属)
  • バッサーム・ユースフ(自由民主シリアのための「ともに」潮流)
  • タイスィール・ナッジャール(アラブ社会主義連合民主党)
  • ユースフ・アブダルキー(共産主義行動党):欠席
  • マルワーン・カーディリー(シリア・ウラマー連盟)
  • ズィヤーダ・ハサン(トルクメン組織)
  • スハイル・アタースィー(シリア革命総合委員会)
  • ジャービル・ズアイン(地元調整諸委員会)
  • ハーリス・ナッバハーン(市民権潮流)
  • ジャラールッディーン・ハーンジー(アレッポ地元評議会)
  • アドナーン・ラフムーン(イドリブ地元評議会)
  • ムハンマド・ムスタファー・ムハンマド(ハサカ地元評議会)
  • ムスタファー・ナウワーフ・アリー(ラッカ地元評議会)
  • ムーサー・ムハンマド・ハリール(クナイトラ・ゴラン地元評議会)
  • ズィヤード・ガッサーン・ライイス(ラタキア地元評議会)
  • サラーフッディーン・ハマウィー(ハマー地元評議会)
  • アブドゥルイラーフ・ファフド(ヒムス地元評議会)
  • ムハンマド・フサイン・カッダーフ(ダルアー地元評議会)
  • アフマド・ムアーッズ・ハディーブ(ダマスカス地元評議会)
  • リヤード・ハサン(ダイル・ザウル地元評議会)
  • ジャワード・アブー・ハトブ(ダマスカス郊外地元評議会)
  • ムハンマド・アブドゥッサラーム・サイイド(タルトゥース地元評議会)
  • ハビーブ・イーサー(民主的変革諸勢力国民調整委員会):欠席
  • フサイン・アウダート(民主的変革諸勢力国民調整委員会):欠席
  • ハーリド・アブー・サラーフ(無所属):欠席
  • アーリフ・ダリーラ(民主的変革諸勢力国民調整委員会):欠席
  • アロー・サドルッディーン・バヤーヌーニー(シリア・ムスリム同胞団)
  • ヤフヤー・クルディー(無所属):欠席
  • ミシェル・キールー(シリア民主フォーラム):欠席
  • アブドゥー・フサームッディーン(政権離反者)
  • アブドゥルハキーム・バッシャール(シリア・クルド国民評議会):欠席
  • ムスタファー・ウースー(シリア・クルド国民評議会):欠席
  • アブドゥー・カッドゥー(シリア・クルド国民評議会):欠席

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国民行動グループのムハンマド・ヤースィーン・ナッジャールは『ハヤート』(11月29日付)に、女性メンバー不在だったシリア国民評議会現事務局に、ラファー・ムハンディス(国民行動グループ)、ムナー・ジュンディー(国民具ロック)、タグリード・ハジャリー(シリア自由人連合、ズィヤード・アブー・ハムダーンと交替)が選出されたことを明らかにした。

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アレッポ県北部で反体制武装闘争を続けるアフマド・ファッジュ准将は、AFP(11月28日付)に対して、アターリブ市郊外の第46中隊基地を制圧し、地対空ミサイルを奪取したと述べた。

レバノンの動き

ワーイル・アブー・ファーウール社会問題大臣(進歩社会主義党)は、レバノン国内のシリア人避難民が急増した場合、避難民キャンプを設置する可能性を排除しない、と述べた。

しかし現在閣内では避難民キャンプについての議論はなされていない、という。

諸外国の動き

国連総会第3委員会は、反体制武装勢力・サラフィー主義者によるテロと、政府軍によるその掃討作戦の激化を受け、シリア政府による「深刻且つ体系的な人権侵害」を非難するとともに、「すべての当事者にあらゆる暴力の停止」を呼びかける決議を採択した。

決議案は、アサド政権と敵対する欧米諸国、湾岸アラブ諸国20カ国が提出し、122カ国が賛成した。

キューバ、北朝鮮など12カ国が反対、35カ国が棄権した。

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シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表は総会第3委員会で、欧米諸国などが提出したシリア非難決議に対して、武装テロ集団とこれらの集団を支援する国家を非難していないと述べ、決議がシリア国内での暴力の激化を助長することにつながると非難した。

そのうえで、シリア国民が、国連人権規約に反する人権問題を抱えるサウジアラビアやカタールといった国々の干渉を排除し、自らの手で公正と平等に基づく社会を建設することをめざしている、と訴えた。

SANA(11月28日付)が報じた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ロシア紙(Аргументы и Факты)に対して、「いかなる状況であっても、ロシアを武力紛争に引き込むことを話題にする余地はない。タルトゥース港でのロシア海軍基地への技術的・物的支援は通常通り行われている…。軍事・技術分野で数年にわたる(シリアへの)支援は、何よりもまず、中東の安定を支援するためで、シリア国内のいかなる勢力をも支援することを目的としてない」と述べた。

AFP, November 28, 2012、Akhbar al-Sharq, November 28, 2012、Aljazeera.net, November 28, 2012、al-Hayat, November 29, 2012、Kull-na Shuraka’, November 28, 2012, November 29, 2012、al-Kurdiya
News, November 28, 2012、Naharnet, November 28, 2012、Reuters, November 28,
2012、SANA, November 28, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県で反体制武装勢力が「シリアの紛争開始以降初めて」政府軍の航空機を撃墜、日本政府は「シリアの友連絡グループ」会合に先だってシリアへの追加制裁を行うと発表(2012年11月27日)

国内の動き

日刊紙『ワタン』(11月27日付)は、国連シリア代表部が10月に国連安保理に提出した「各国テロリスト」のリストを「信頼できる筋」から入手したと報じ、その氏名を公表した。

同紙が公表した「外国人テロリスト」は142人で、シリア国内で暴力行為を犯し、殺害された、という。

142人の国籍は18カ国におよび、その内訳はサウジ人47人、リビア人24人、チュニジア人10人、エジプト人9人、カタール人6人、レバノン人5人、アフガニスタン人11人、トルコ人3人、チェチェン人3人、アゼルバイジャン人1人、チャド人1人。

http://www.alwatan.sy/dindex.php?idn=130346

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アルトゥーズ地方の軍の検問所で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、軍警察2人が死亡し、また爆発後に軍・治安部隊と反体制武装勢力の間で激しい交戦が行われた。

また、ダハーディール市で処刑された遺体6体が発見された。

このほか、ハジャル・アスワド市で軍・治安部隊と反体制武装勢力が交戦した。

一方、SANA(11月27日付)によると、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、フサイニーヤ町、ザマルカー町、ダーライヤー市、ブワイダ市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、外国人戦闘員ら多数の戦闘員を殺傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、タダームン区で軍の車輌を狙った爆発があり、女性1人が死亡、またヤルムーク区でも砲撃によって子供1人が死亡した。

さらに工業地区でも即席爆弾が爆発したが、死傷者はなかった。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ミンタール村の防空大隊基地に反体制武装勢力が突入し、複数の兵士を殺害、捕捉し、23ミリ対空砲6基を含む武器・装備品を奪取した。

この戦闘で、同監視団によると、反体制武装勢力の戦闘員6人が、反体制活動家によると9人が死亡した、という。

その後、シリア人権監視団は、反体制武装勢力がシャイフ・スライマーン防空大隊基地周辺の空爆に参加していた軍ヘリコプターを地対空ミサイルで撃墜したと発表した(未確認情報)。

同監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン書記長によると、反体制武装勢力が地対空ミサイルで航空機を撃墜するのは「シリアの紛争開始以降初めて」で、「同様のロケット数十発を革命家が入手した」という。しかし入手元については不明だという。

ユーチューブ(11月27日付)では、ヘリコプターが現状・墜落する映像がアップされた。映像はヌールッディーン・ザンキー大隊の広報局によって撮影・配信されている。

同大隊はイスラーム主義者から構成され、シャイフ・スライマーン防空大隊基地の攻略を主導している、という。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市ライラムーン地区などで軍・治安部隊と反体制武装勢力が激しく交戦した。

またアフリーン市では、同監視団によると、西クルディスタン人民議会アフリーン地方のアトゥーフ・アブドゥー議長が「何者か」に襲撃された。

これに対して、SANA(11月27日付)は、アレッポ市サーリヒーン地区、ライラムーン地区、ズィルバ村、ファーフィーン村、ダーラ・イッザ市、カフルナーヤー市、ムスリミーヤ村、バルナタ村、ダイル・ハーフィル市、フライターン市、アンジャーラ村などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した、と報じた。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月27日付)によると、ダイル・ザウル市内各所で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷した。

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ラッカ県では、SANA(11月27日付)によると、サウラ市で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殺傷した。

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ハサカ県では、SANA(11月27日付)によると、ハサカ市郊外で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、外国人戦闘員ら複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市郊外の軍による砲撃・空爆で5人が死亡、30人が負傷した。

一方、SANA(11月27日付)によると、ムハムバル村、対トルコ国境のアティマ市、ドゥライキーシュ市、ザルズール市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、外国人戦闘員ら複数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(11月27日付)によると、アスィーラ村、フワイスィース地方などで軍・治安部隊が反体制武装勢力を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ファーイズィーヤ村で爆発があり、子供3人が死亡、5人が負傷した。またヒムス市ムハージリーン区での砲撃で、1人が死亡した。

一方、SANA(11月27日付)によると、シューマリーヤ村、ファーイズィーヤ村などで軍・治安部隊が反体制武装勢力を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(11月27日付)によるとサフワ村で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、複数の戦闘員を殲滅した。

反体制勢力の動き

シリア革命反体制勢力国民連立は、シリア人権委員会のワリード・サフールを駐英国大使に任命したと発表した。

シリア人権委員会はロンドンを拠点とする人権団体・反体制組織。

諸外国の動き

日本政府は、東京での「シリアの友連絡グループ」会合(30日)に先だって、ワーイル・ナーディル・ハルキー首相やアディーブ・マイヤーラ・シリア中央銀行総裁ら36人、シリア石油社など19機関への追加制裁を行うことを発表した。

日本政府は、欧米諸国に追随するかたちで2011年9月にアサド大統領など政権首脳の資産凍結、シリア籍の航空機の領空通過禁止を骨子とする制裁をシリアに対して課してきた。

今回の追加制裁により、日本政府による制裁対象は、シリア政府高官ら59人、35機関となった。

日本政府による制裁は(米国による制裁同様)形式的なもので、シリア経済、さらに国民の生活を圧迫することないが、紛争の一当事者のみを対象としている点で、サラフィー主義武装集団と共闘する反体制武装勢力の暴力を正当化しかねない。

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フランスのローラン・ファビウス外務大臣は声明を出し、シリア革命反体制勢力国民連立に対して120万ユーロの緊急人道支援を行うとことをフランスが決定したと発表した。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチは、地元住民の証言やビデオ映像をもとに、ダマスカス郊外県ダイル・アサーフィール市で25日に軍が子供たちが遊んでいる広場にクラスター爆弾を投下し、少なくとも子供11人が死亡、多数が負傷したと発表、非難した。

AFP, November 27, 2012、Akhbar al-Sharq, November 27, 2012、al-Hayat, November 28, 2012、Kull-na Shuraka’, November 27, 2012、al-Kurdiya News, November 27, 2012、Naharnet, November 27, 2012、Reuters, November 27, 2012、SANA, November 27, 2012、al-Watan, November 27, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

自由シリア軍大佐がラアス・アイン市における人民防衛隊との停戦に関する報道を否定、また人民防衛隊総司令部が「クルド統合軍に加わる準備はない」との意思を示す(2012年11月26日)

国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団が、反体制武装集団が軍との数日間に及ぶ戦闘の末、ティシュリーン・ダムおよび同ダム周辺の施設を制圧した、と発表した。

同監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、「ダム制圧は非常に重要なステップだ。なぜなら、軍にとってラッカとアレッポを結ぶすべての街道が遮断されたことを意味するからだ」と述べ、人権団体でありながら、反体制武装勢力の戦果を鼓舞した。

また「ラッカからサウラを経由し、ユーフラテス川を越える旧街道は軍と反体制勢力によって割拠されており、軍は移動には利用できない。ティシュリーンを経由する別の街道は軍が掌握する最後の街道だが、現在は利用できない」と付言し、アレッポ市を孤立化する作戦が進展しているとの見方を示した。

ユーチューブではティシュリーン・ダムを制圧したと主張する武装集団の複数の映像がアップされているが、ダムが制圧されたとの事実確認はなされていない。

一方、SANA(11月26日付)によると、アレッポ県シャッアール地区、旧市街、ナイラブ地区、ライラムーン地区などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーや外国人戦闘員など多数の戦闘員を殲滅、装備を破壊した。

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イドリブ県では、AFP(11月26日付)によると、軍が対トルコ国境から2キロの地点に位置するアティマ村およびその周辺を空爆した。

同報道によると、空爆は、自由シリア軍国内合同司令部が本部として使用している学校やシャームの鷹旅団の本務を狙ったもの。

シリア人権監視団によると、空爆はアティマ村とトルコ領内のシリア人避難民キャンプから数百メートルの距離に位置するカーフ村に対して行われ、同地域には多数の反体制武装勢力がおり、住民のほとんどは避難・退去して不在だったという。

また軍はハーリム市の反体制武装勢力の拠点に対しても空爆を加え、戦闘員1人が死亡、複数が負傷したという。

一方、SANA(11月26日付)によると、ハーリム市、ワーディ・ダイフ地点(マアッラト・ヌウマーン市近郊)、サラーキブ市、マストゥーマ村、キトヤーン村などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーや外国人戦闘員らを殺傷、装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カフルスーサ区の農園などに対して、軍・治安部隊が砲撃を加え、反体制武装勢力と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市などに対して、軍・治安部隊が砲撃を加え、反体制武装勢力と交戦した。

これに関して、シリア国民評議会は声明を出し、「ダーライヤー市で過去数日間に130人以上が死亡した」と主張した。

しかし、『ワタン』(11月26日付)は、ダーライヤー市が「過去数週間で、首都攻撃のためダマスカス郊外県の複数の地域から送り込まれたテロリストの塞と化していた」と報じた。

複数の消息筋によると、軍はダーライヤー市を四方から包囲しており、「近日中に決着をつける」のだという。

またムウダミーヤト・シャーム市、ザバダーニー市、ジュダイダト・アルトゥーズ町、リーハーン地方などでも軍・治安部隊の砲撃があり、9人が死亡した、という。

一方、反体制活動家が、ユーチューブ(11月26日付)に子供や若者の遺体5体の映像を公開し、ダマスカス郊外県ダイル・アサーフィール市で、軍が25日(日曜日)クラスター爆弾を投下し、死亡したと主張した。

これに関して、地元調整諸委員会も、クラスター爆弾の投下で10人の子供が「虐殺」され、多数が負傷したと主張した。

しかし、シリア人権監視団は、8人の子供が死亡したこととしつつ、クラスター爆弾が使用されたかどうかは確認できない、と発表した。

他方、SANA(11月26日付)によると、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、マシュタル市、ヤルダー市、アルバイン市、ダーライヤー市、フサイニーヤ町などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーや外国人戦闘員など多数の戦闘員を殲滅、装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(11月26日付)によると、ジュバーター・ハシャブ村、トゥルナジャ村で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦市、使徒末裔大隊の司令官(ジャバーニー)ら複数の戦闘員を殲滅した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月26日付)によると、ダイル・ザウル市各所で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と応戦し、複数の戦闘員を殲滅した。

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ダルアー県では、SANA(11月26日付)によると、反体制武装勢力がダルアー市の警察署を襲撃したが、治安部隊が反撃し、戦闘員に甚大な被害を与えた。

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ヒムス県では、SANA(11月26日付)によると、ヒムス市ハーリディーヤ地区、ジャウラト・シヤーフ地区、スルターニーヤ地区、ラスタン市、クサイル市などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力の拠点などを攻撃し、外国人戦闘員ら多数を殺傷した。

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ハマー県では、SANA(11月26日付)によると、マアーン市で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦市、複数の外国人戦闘員を殲滅した。

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ハサカ県では、シリア・クルド国民評議会が声明を出し、ハサカ市でクルド人学生らがナイフや銃で武装した「自由シリア軍」を名乗る集団(グワイラーン地区のアラブ人)に暴行を受けたと発表した。

同声明によると、この集団はハサカ大学に向かうセルヴィスなどを停車させ、運転手にクルド人が乗っているか尋ね、乗っていた学生らに暴行を加えた、という。

反体制勢力の動き

民主的諸勢力国民調整委員会は広報局長の名で声明を出し、ロシアを訪問中のラジャー・ナースィルがRTに対して訪問の目的を「対話を通じて平和的且つ静粛な権力移譲を行い、多元的民主制を確立したい」と述べたにもかかわらず、RTが「調整委員会は体制と対話せず、移行期間と政権移譲に関して交渉するのみ」と発言したと報じた、と批判した。

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クッルナー・シュラカー(11月26日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立がカイロで会合を開き、ガッサーン・ヒートゥー、アスアド・アッシー、スハイル・アタースィーをそれぞれ人道支援委員会委員長、地元評議会調整支援委員会委員長、国際支援組織機構代表に任命した、と報じた。

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自由シリア軍司令官のリヤード・アスアド大佐は、「シリアの若者の90%が革命に参加している…。革命の勝利後に革命家たちは自らが拘束するイラン人逮捕者の記録を公開し、シリア国民の流血に関与した者は例外なく裁かれる…。(ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長やロシアも)処罰を免れないだろう」と述べた。クッルナー・シュラカー(11月26日付)が述べた。

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クッルナー・シュラカー(12月26日付)によると、自由シリア軍のハサン・アブドゥッラー大佐が、ハサカ県ラアス・アイン市をめぐる民主統一党人民防衛隊(YPG)との停戦に関する報道や発表の内容を否定、民主統一党の撤退などを骨子とする停戦合意を交わしたと反論、戦闘再開の意思を示した。

アブドゥッラー大佐によると、自由シリア軍と民主統一党は以下の合意を交わしたという。

1. 民主統一党の民兵はラアス・アイン市から撤退し、同市に再び立ち入らない。
2. 民主統一党の民兵は、自由シリア軍を攻撃しない。
3. 民主統一党は、アサド政権との協力を行わない旨誓約する。
4. 捕虜交換。
5. 民主統一党の重火器を自由シリア軍に引き渡す。
6. 自由シリア軍はラアス・アイン市の市民の権利を保護する。
7. 上記の項目を48時間以内に履行し、次のプロセスに入る。
8. 上記の項目へのいかなる違反も休戦破棄とみなす。

またアブドゥッラー大佐は、自由シリア軍がラアス・アイン地方からラッカ県のタッル・アブヤド地方に撤退したとの一部情報も否定した。

クルド民族主義勢力の動き

民主統一党人民防衛隊(YPG)総司令部は声明を出し、11月23日にイラク・クルディスタン地域で発表されたクルド統合軍に加わる準備はない、との意思を示した。

同声明においてYPGは「我々が統合し得る勢力はなく、またカーミシュリー、ダイリーク、アームーダーなどで最近結成された部隊のような…実態のない部隊が結成されることも認めない」と主張した。

また「統合軍を結成するという議論は、詭弁以外の何ものでもない」と批判した。

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 クッルナー・シュラカー(11月26日付)は、ハサカ県ラアス・アイン市の停戦を受け、トルコに避難していたシリア人数十人がラアス・アイン国境通行所を経由して、シリアに帰国した。

Kull-na Shuraka', November 26, 2012
Kull-na Shuraka’, November 26, 2012

諸外国の動き

ロシアのドミトリー・メドヴェージェフ首相は、フランス訪問(26日晩)に先立って、AFPおよび『ル・フィガロ』のインタビューに応じ、そのなかで、シリア革命反体制勢力国民連立を「シリア国民の唯一の正統な代表」と承認したフランスの姿勢を「1970年に国連で採択された国際法の原則に従うと、いかなる国も、第3国の既存の体制に力づくで介入することはできない」と指摘、「特定の政治勢力をその主権の唯一の代表と承認することで第三国の体制転換をめざすことは、私にはまったくもって文明的なこととは思えない」と厳しく批判した。

また「アサドとその体制の運命を決するのは、これらの反体制勢力を含むシリア国民だ。しかし、これらの勢力は法的な手段で権力の座につくことが望ましく、他国から武器を受けとって政権をめざすべきでない」と付言、反体制勢力への武器供与を批判した。

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国連バレリー・アモス人道問題担当事務次長がヨルダンを訪問し、アブドゥッラー国王ら首脳の歓談、シリア人避難民にかかる問題に関して協議した。

ペトラ(11月26日付)によると、アモス事務次長は、「国連はシリア人避難民問題に二つのトラックで対応している。第1に、シリア国内のトラックで、国際NGO8団体とともに、衛生・医療サービスを必要とするより多くのシリア人への支援をめざしている。第2に、ヨルダンなどシリア人避難民を受け入れ、大きな負担を負っている近隣諸国との協力である」と述べた。

AFP, November 26, 2012、Akhbar al-Sharq, November 26, 2012、al-Hayat, November 27, 2012、Kull-na Shuraka’, November 26, 2012、al-Kurdiya News,
November 26, 2012, November 27, 2012、Naharnet, November 26, 2012、Reuters,
November 26, 2012、SANA, November 26, 2012、al-Watan, November 26, 2012などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カイロで開催されていたシリア国民民主同盟大会が閉幕する一方、ハサカ県では人民防衛隊とシャーム外国人大隊が停戦に至り両者による通行所・幹線道路の分担管理が合意される(2012年11月25日)

国内の動き

ダマスカス郊外県リーハーン地方での反体制武装勢力によるPFLP-GC基地の襲撃・破壊に関して、SANA(11月25日付)は、「ダマスカス郊外県のPFLP-GCの基地に対する武装テロ集団の攻撃は、PFLP-GCがテルアビブでの作戦を受けるかたちで、モサドの道具がシオニストという敵の代わりに行ったものである」と非難した。

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、反体制武装勢力が24日夜に東グータ地方のマルジュ・スルターン航空基地を襲撃し、ヘリコプター2機と戦車1輌を破壊、12人の兵士を捕捉した。

ユーチューブ(11月25日付)にアップされた映像において、反体制武装集団の司令官は、「飛行場解放」作戦が成功し、ヘリコプター2機、レーダー基地を破壊し、15人を捕捉したと発表した。

しかしシリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、AFP(11月25日付)に対して、「革命家たちは、航空基地を完全制圧はしていない。軍が依然として飛行場を包囲している」と述べた。

またAFP(11月25日付)はその後、反体制活動家の話として、反体制武装勢力が軍の報復を恐れてマルジュ・スルターン航空基地から撤退したと報じ、「飛行場解放」作戦の成功が狂言の可能性があることを暗示した。

一方、サイイダ・ザイナブ地方、東グータ地方、ハラスター市、サクバー市、ザマルカー町、フジャイラ村に対して軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、軍兵士4人、反体制武装勢力戦闘員6人、民間人1人が死亡した。

他方、SANA(11月25日付)によると、ダーライヤー市、フジャイラ村、ズィヤービーヤ町、フサイニーヤ町、ザマルカー町で軍・治安部隊が反体制武装勢力の追撃を継続し、シャームの民のヌスラ戦線メンバー、外国人戦闘員など多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団が、軍・治安部隊がカフルスーサ区の軍備を増強し、同地区の農園突入を試みようとしている、と発表した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装勢力が対ヨルダン国境に進軍し、国境地帯を防衛する軍第、4大隊と交戦し、一時拠点を制圧したが、「軍の空爆に曝され、革命家たちは拠点から撤退し、軍に奪還された」。

また『ハヤート』(11月26日付)によると、旅客バスを狙った爆弾テロがあり、市民5人が死亡、数十人が負傷した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(11月26日付)などによると、アレッポ市ザフラー地区の空軍情報部施設周辺で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

また反体制武装勢力がハーン・アサル村の治安機関施設を制圧したと発表した(未確認情報)。

一方、クッルナー・シュラカー(11月25日付)は、シャーム自由人大隊、イーマーン旅団、アリー・ブン・アビー・ターリブ大隊、イスナード・ミサイル連隊、サイード・ブン・ザイド大隊なる武装勢力がアレッポ市南部のICARDA地区の「浄化」を完了し、ダマスカス・アレッポ街道した、と報じた(未確認情報)。

他方、SANA(11月25日付)によると、軍・治安部隊がバイトルーン村、カフルナーハー村、ティシュリーン・ダム、ファーフィーン村、ダフラト・アブドゥラッブフ地区、アレッポ市ブスターン・カスル地区、ナイラブ地区などで、反体制武装勢力と交戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

このほか、アレッポ市マルジャ地区では、「テロリスト退去」を求めるデモを行う市民に反体制武装勢力が発砲し、女性1人が死亡、複数が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(11月25日付)によると、ヒムス市旧市街、ラスタン市、クサイル市および近郊などで、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線メンバーら多数の戦闘員を殺傷した。

反体制勢力の動き

カイロで開催されていた反体制勢力の大会(シリア国民民主同盟大会)が閉幕した。

大会に参加したシリア自由人党事務局のムンズィル・アークビークは、「政治声明に関して合意がなされ、それは数時間後に行われる記者会見で発表されるだろう。この声明は、民主的思考を共有する政党、潮流、革命組織、政治組織すべての同盟が定められている」と述べた。

また「ドーハの連立と(シリア国民民主同盟との間)原則において違いはない。しかし(同盟は)シリア国民の唯一の代表としての国際承認をめざすようなこの連立とは何らの類似点もない…。同盟は…(シリア国民の)代表だと自らを主張せず、特定の考え方に信念を寄せる政党、潮流のイデオロギー的な同盟で、その活動は連立のように一時だけのものではなく、また政権打倒といった短期的な目的をめざすものでもない。それは長期的な目的、すなわち民主的国家、平等、公正、市民権の確立に貢献しようとしている」と述べた。

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その後、シリア国民民主同盟の発足を宣言した以下の閉幕声明が発表された。

Kull-na Shuraka', November 26, 2012
Kull-na Shuraka’, November 26, 2012
Kull-na Shuraka', November 26, 2012
Kull-na Shuraka’, November 26, 2012
Kull-na Shuraka', November 26, 2012
Kull-na Shuraka’, November 26, 2012

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離反士官がユーチューブ(11月25日付)を通じて、「自由将校連合」なる新たな組織の結成を宣言した。映

像が撮影された場所は不明だが、その発言内容から在外の士官である可能性が高い。

映像によると、自由将校連合はマフムード・アイユーブ准将を司令官とし、国内各地の前線で戦闘を指揮する士官らから構成され、「将来のシリア軍の真の核となる」という。

また映像に添付された声明のなかで、自由シリア軍国内合同司令部中央広報担当官のファフド・ミスリーは、自由士官連合にはすべての離反士官が参加し、自由シリア軍の支援を任務としていることを明らかにした。

また「新たな国民連立との協力、協議、支援のための調整」の必要を強調、シリア革命反体制勢力国民連立に代表者を派遣する意思を示した。

http://www.youtube.com/watch?v=HvpRZkENHzA

クルド民族主義勢力の動き

クッルナー・シュラカー(11月25日付)は、ハサカ県ラアス・アイン市で、民主統一党人民保護部部隊(YPG)と自由シリア軍シャーム外国人大隊が停戦合意に達したと報じた。

停戦合意の内容は以下の通り:

1. 市内での双方の武装解除。
2. アラブ人、クルド人、キリスト教徒、コーカサス人からなる文民評議会による自治。
3. 自由シリア軍によるラアス・アイン国境通行所などの管理、YPGによる主要幹線道路の管理。検問所におけるクルドの国旗掲揚。

諸外国の動き

トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣は、NATOへのパトリオット・ミサイル配備要請に関して、「我々の国の治安に直接脅威が及ばない限り使用されない」と述べた。

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『サン』(11月25日付)は、英国のイスラーム主義者のウマル・バクリーが、レバノン北部のキャンプで英国のイスラーム主義者を軍事教練していることを明らかにしたと報じた。

AFP, November 25, 2012、Akhbar al-Sharq, November 25, 2012、al-Hayat, November 26, 2012, November 27, 2012、Kull-na Shuraka’, November 25, 2012,
November 26, 2012、al-Kurdiya News, November 25, 2012、Naharnet, November
25, 2012、Reuters, November 25, 2012、SANA, November 25, 2012、The Sun, November 25, 2012、Youtube, November 25, 2012などをもとに作成。

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ヌールッディーン・ザンキー大隊がアレッポ県内のシャイフ・スライマーン防空大隊基地のを「約2ヶ月にわたって包囲」、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市郊外では軍・治安部隊がヌスラ戦線のアジトを襲撃(2012年11月24日)

国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市、アルバイン市、ダーライヤー市が軍の砲撃を受け、バイト・サフム市、ザバダーニー市、ダイル・アサーフィール市の近郊、ハジャル・アスワド市で、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦した。

一方、SANA(11月25日付)によると、ダーライヤー市で軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、「アル=カーイダのテロ狙撃手多数を殺害」した。

またザマルカー町、アルバイン市、バイト・サフム市、フジャイラ村、ザバダーニー市などで反体制武装勢力の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線メンバーや外国人戦闘員を踏む反体制武装勢力の戦闘員を殺傷した。

他方、PFLP-GCは声明を出し、リーハーン地方のPFLP-GC基地が反体制武装勢力の攻撃を受けたと発表した。

シリア人権監視団によると、この攻撃で双方に多数の死傷者が出て、反体制武装勢力が基地を制圧した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カフルスーサ区の農園、カダム区、タダームン区で軍・治安部隊が反体制武装勢力と激しく交戦した。

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アレッポ県では、AFP(11月24日付)によると、マンビジュ市から約10キロの距離に位置するティシュリーン・ダムを防衛する軍を反体制武装勢力が襲撃した。

ユーフラテス川沿いに位置する同ダムは、アレッポ県とラッカ県を結ぶ要衝。

一方、ヌールッディーン・ザンキー大隊の司令官を名乗るシャイフ・タウフィークは、カブターン・ジャバル地方のシャイフ・スライマーン防空大隊基地の攻略に関して、「我々は基地を約2ヶ月にわたって包囲している…。基地を守る兵士300~400人にとって、事態は打開できない」と述べ、「数日中」に基地を制圧できるだろうと述べた。

また「シャイフ・スライマーンが陥落すれば、アレッポ市の西部郊外は解放され、45日以内に今度はアレッポ市が解放されるだろう」と述べた。

シリア人権監視団によると、シャイフ・スライマーン防空大隊基地の攻略をめざす反体制武装勢力は、軍が敷設した地雷を撤去しつつ進軍、これに対して軍が空爆を行い、反体制武装勢力の戦闘員17人が死亡した、という。

また基地からは、反体制武装勢力が拠点とするアターリブ市などへの周辺の村への砲撃が行われている、という。

これに対し、SANA(11月25日付)によると、ファーフィーン村、アレッポ市マンスーラ地区、ムスリミーヤ地区、マイサル地区、ナイラブ地区、マシュハド地区、ジュバイラ地区、ライラムーン地区などで軍・治安部隊が反体制武装勢力を追撃、シャームの民のヌスラ戦線メンバーや外国人戦闘員を踏む反体制武装勢力の戦闘員を殺傷した。

またアレッポ市マルジャ地区では、住民が「テロリスト退去」を求めるデモを行い、強制排除を試みた反体制武装勢力の発砲で、女性、子供らが負傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市、ラスタン市が軍・治安部隊の激しい砲撃を受けた。

またヒムス市ダイル・バアルバ地区周辺に軍・治安部隊が増援され、同地区への突入が準備されている、という。

一方、SANA(11月25日付)によると、クサイル市および郊外、軍・治安部隊が反体制武装勢力掃討のための特殊作戦を実施し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

またヒムス市ハーリディーヤ地区では、軍・治安部隊が反体制武装勢力と交戦し、戦闘員数十人を殺害した。

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イドリブ県では、SANA(11月25日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市郊外の街道で、軍・治安部隊がシャームの民のヌスラ戦線のアジトを攻撃し、多数の戦闘員を殺害、装備を破壊した。

一方、反体制武装勢力はアリーハー市の野菜市場で市民に向けて無差別発砲し、女性1人が負傷、多数が負傷した。

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ラタキア県では、SANA(11月25日付)によると、対トルコ国境のカサブ町の検問所を反体制武装勢力が襲撃、軍・治安部隊が応戦し、多数の戦闘員を殺傷した。

クルド民族主義勢力の動き

クッルナー・シュラカー(11月24日付)は、シリア・クルド国民評議会と同評議会に属する調整が、市民に対して、金曜日の反体制デモを行わないよう要請した、と報じた。

この要請は、ラアス・アイン市でのクルド人と自由シリア軍の武力衝突など事態が緊迫化するなかで、アラブ人とクルド人の民族間の対立が唱導されることを懸念したもの。

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シリア・クルド・イェキーティー党のムスタファー・ウースー書記長は、クルディーヤ・ニュース(11月24日付)に対して、シリア革命反体制勢力国民連合が、クルド人の民族としての権利を憲法に明記することを承認すれば、シリア・クルド国民評議会と西クルディスタン人民議会は連合に加わることを拒否しないだろう、と述べた。

諸外国の動き

イランのアリー・アーリージャーニー諮問評議会(国会)議長は、シリア、レバノンに続き、トルコを訪問し、イスタンブールでレジェップ・タイイップ・エルドアン首相と会談した。

AFP, November 24, 2012、Akhbar al-Sharq, November 24, 2012、al-Hayat, November 25, 2012、Kull-na Shuraka’, November 24, 2012、al-Kurdiya News, November 24, 2012、Naharnet, November 24, 2012、Reuters, November 24, 2012、SANA, November 24, 2012などをもとに作成。

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