首都ダマスカスのウマウィーイーン広場で、社会平和維持高等委員会のハサン・スーファーン委員の10日の記者会見に反発する活動家らが戦争犯罪の加害者の責任追及を求めるデモ(2025年6月12日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ウマウィーイーン広場で、シリアでの戦争犯罪の加害者の責任追及を求めるとともに、社会平和維持高等委員会のハサン・スーファーン委員(シャーム自由人イスラーム運動元司令官、シリア解放戦線元司令官)による6月10日の記者会見を、人権侵害の正当化や加害者のイメージ洗浄の試みであるとして非難した。

これと関連して、行方不明者の家族や人権活動家らも、同様の要求を掲げて首都ダマスカスの司法省前で抗議行動を行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍は6月10日にシリア北西部で精密爆撃を実施し、シリアを拠点とするダーイシュ(イスラーム国)の幹部の1人のラヒム・ボエフ容疑者を殺害したと発表(2025年6月12日)

米中央軍はXを通じて、6月10日にシリア北西部で精密爆撃を実施し、シリアを拠点とするダーイシュ(イスラーム国)の幹部の1人で、米国および協力国の市民らを狙った対外作戦の立案に関与していたラヒム・ボエフ容疑者を殺害したと発表した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合がシリア民主軍の支援を受けて、11日深夜から12日未明にかけて県北部でダーイシュ(イスラーム国)のメンバーがいると思われる拠点1ヵ所への空挺作戦を実施、3人を逮捕した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて、シュハイル村でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバーと見られる男性1人を逮捕した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市で何者かが若い男性1人を銃で撃ち殺害した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県のビシュリー山周辺の砂漠地帯で、米主導の有志連合がシリア自由軍の部隊とともにダーイシュの拠点1ヵ所に対して空挺作戦を実施し、ダーイシュの司令官多数を殺害(2025年6月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県西部のビシュリー山周辺の砂漠地帯で、米主導の有志連合が、アフマド・シャルア移行期政権の国防省に合流したシリア自由軍の部隊とともに、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点1ヵ所に対して空挺作戦を実施し、ダーイシュの司令官多数を殺害した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県タッル・カラフ市で内務省総合治安局隊員5人が武装グループで襲撃で死傷する一方、同市近郊の村が襲撃を受けアラウィー派の住民5人死亡:ダマスカス郊外県アシュラフィーヤト・サフナーヤー市でもドゥルーズ派5人逮捕(2025年6月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、10日深夜から11日未明にかけて、タッル・カラフ市にある内務省総合治安局の検問所が武装グループの襲撃を受けて激しい戦闘となり、隊員1人が死亡、4人が負傷した。


検問所を襲撃したは、国境地帯の治安対策強化をめぐって総合治安局と対立していたアブー・アラマイン・ハズーリー氏が率いるグループ、フサイン・ヌアイミー氏が率いるグループ、ジャースィム・ミスリー氏が率いるグループ。

この事件を受けるかたちで、複数の地元武装グループがタッル・カラフ市近郊のバールーハ村で民家複数件を襲撃し、アラウィー派の住民5人を殺害した。

一方、旧シリア軍防空部隊の退役士官のユースフ・マフムード・サーリーン氏(62歳)が正体不明の武装グループによって拉致され、その後マサーキン・イッディハール地区で遺体で発見された。

また、バーバー・アムル地区でも、防空部隊の退役士官のハイサム・マフムード氏(75歳)が即決処刑され、遺体で発見された。

このほか、シーン町でアフマド・シャルア移行期政権の国防省と内務省の予備部隊がオートバイで職場に向かう途中だったアラウィー派の18歳の青年を検問所で殺害した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局のパトロール部隊がジャブラ市内各所でアラウィー派の青年ら5人を逮捕した。

また、内務省総合治安局がアイン・バイダー町で同局の車輌を撮影しようとしたとして14歳の子どもを逮捕した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハフィール・ファウカー村で、「ハタル」の名で知られる前政権の協力者の男性が何者かによって殺害された。

またマアリーン村のタバコなどを販売している商店を武装グループが襲撃し、中にいた住民1人が死亡した。

一方、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市近くに設置されている内務省総合治安局の検問所で、ドゥルーズ派の若い男性3人がレバノンに向かおうとしていたところを逮捕され、暴行を受けた。

また、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市では、同市のナースィル・ハンナーウィー治安委員会議長が「シャーム解放機構の支持者」として知られる「シャイフ・アブー・スィヤーフ」なる人物が率いる武装グループによって誘拐された。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、アラウィー派が住むトゥライスィーヤ村の井戸で、前政権時代に殺害されたと見られる住民の遺体10体以上が発見された。

また、トゥルクマーン・ムーサー村の商店に向かってオートバイに乗った2人組の武装グループが銃を発砲し、中にいた若い男性1人が死亡した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハッダーディーン地区で、パレスチナ人民兵組織のクドス旅団の元メンバー1人が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

**

スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市のマクース地区で部族どうしの発砲事件が発生し、複数の民家で火災が発生した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県各所で「トルコの傭兵」(シリア国民軍)がクルド人住民を拉致(2025年6月11日)

アレッポ県では、ANHAによると、「トルコの傭兵」(シリア国民軍)がアレッポ市に向かおうとしたトルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のバークー村で出身の若い男性1人を拉致した。

また、ANHAによると、「トルコの傭兵」はハサカ県カーミシュリー市からアレッポ市のシャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区に向かっていた2人を拉致した。

さらに、ANHAによると、アフマド・シャルア移行期政権の内務省総合治安局がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアアザーズ市でアフリーン市に向かおうとしていたクルド人の若い青年を拉致した。

シリア人権監視団によると、拉致したのはハムザ師団とスルターン・スライマーン・シャー師団(アムシャート師団)が合同で設置している検問所の戦闘員らで、北・東シリア地域民主自治局に協力しているとの理由で逮捕された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市で県内の政治的姿勢、市民としての姿勢の統一を目的とした政治対話会議開催(2025年6月11日)

スワイダー県では、ヤウムTVによると、スワイダー市の文化センターで、県内の政治的姿勢、市民としての姿勢を統一し、県の住民の要望を反映した包括的ヴィジョンを構築し、同地のさまざまな問題に対処する解決策の基礎を築くことを目的とした政治対話会議が開催され、活動家、政治勢力、市民の代表らが出席した。

会議において、参加者らは、スワイダー県における多様な政治的、宗教的、社会的構成要素を包含する統一的な立場を明確にする重要性を強調した。

とりわけ、経済面、生活面困難の深刻化や、国全体で深まる政治的分断を踏まえ、統一的な立場の形成が不可欠であることを確認した。

また、全国レベルでの対話の回路を強化する複数の提案、アフマド・シャルア移行期政権のの交渉を担当する県内のすべての社会的、政治的、宗教的要素を代表するチームの結成が提案された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサーイシュはダイル・ザウル県でダーイシュのスリーパーセルの襲撃を受ける一方、シリア民主軍軍事作戦師団(TOL)が米主導の有志連合とともにラッカ県で特殊合同治安作戦を実施し、ダーイシュのメンバー2人を逮捕(2025年6月11日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、ダイル・ザウル県で10日、バトロール部隊がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受けたと発表した。

シリア人権監視団によると、襲撃事件はヒサーン村で発生し、ダーイシュのスリーパーセルはアサーイシュの軍用車輛を攻撃した。

**

ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、軍事作戦師団(TOL)が米主導の有志連合とともに、ラッカ県マンスーラ村で特殊合同治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー2人を逮捕したと発表した。

逮捕されたのは、アブドゥッサッタール・アブドゥルファッターフ・ムハンマド容疑者(アブー・アミーラ)とそのきょうだいのムハンマド・アブドゥルファッターフ・ムハンマド容疑者(アブー・バラー)。

2人は即席爆弾の製造などに関与していたとされる。

また、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がジャルニーヤ町の検問所で指名手配者1人を殺害した。

**

ハサカ県では、ANHAによると、欧州議会議員やフランスのNGO「国境なき弁護士団(Avocats Sans Frontières)」の代表者らかなる代表団が、カーミシュリー市で、トルコ占領下の「平和の和泉」地域や「オリーブの枝」地域からの国内避難民(IDPs)に対応するスィリー・カーニヤ(ラアス・アイン)避難民委員会およびアフリーン社会連盟の代表らと会合を行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ドゥルーズ派の最高宗教指導者のヒジュリー師は憲法改正と分権制樹立を改めて主張(2025年6月10日)

ドゥルーズ派の最高宗教指導者のヒクマト・ヒジュリー師はイラクのクルディスタン地域のルダウのインタビューに応じ、「独裁」と評されるような憲法を改正しなければならないとしたうえで、分権制を樹立する必要を改めて強調した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県西部でシリア民主軍とアフマド・シャルア移行期政権の部隊が激しく交戦、シリア民主軍兵士が死傷、インフラが損害を受ける(2025年6月10日

ダイル・ザウル県では、イナブ・バラディーによると、県西部のジャズラート村で、シリア民主軍とアフマド・シャルア移行期政権の部隊が交戦、機関銃やロケット弾で激しい撃ち合いとなった。

これにより、シリア民主軍の兵士1人が死亡、5人が負傷、ジャズラト・ブーハミード村の給水施設などのインフラが損害を受けた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県各所で「トルコの傭兵」(シリア国民軍)が住民に暴行(2025年6月10日)

アレッポ県では、ANHAによると、「トルコの傭兵」(シリア国民軍)がトルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のビーバーカー村で老夫婦に暴行を加えた。

また、ANHAによると、「トルコの傭兵」はアフリーン市で、ウマイラート部族の家族に暴行を加えた。

**

ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、兵士2人が戦死したと新たに発表した。

また、ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、同軍軍事作戦師団(TOL)が5月22日、タル・クージャル郡でダーイシュ(イスラーム工)のスリーパーセルのメンバー1人で広報・宣伝部門で活動していたワッダーフ・マルワーン・タイーサーン容疑者(アウダフ)を逮捕したと発表した。

**

ANHAによると、ヨーロッパ連合議会の代表団と、フランスのNGO「国境なき弁護士団」のメンバーらが、北東シリア自治行政の渉外関係局の本部(ハサカ県カーミシュリー市)を訪問した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

世界スィルヤーニー評議会はヒムス県ブスターン・ディーワーン地区にあるシリア正教会のウンム・ズィナール大聖堂が8日に何者かの銃撃を受けたとして、これを強く非難(2025年6月9日)

世界スィルヤーニー評議会フェイスブックを通じて声明を出し、ヒムス県ブスターン・ディーワーン地区にあるシリア正教会のウンム・ズィナール大聖堂が8日に何者かの銃撃を受けたとして、これを強く非難した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県、ラタキア県でキリスト教徒、アラウィー派が殺害される:ハマー県では治安部隊が子どもを虐待した人物を逮捕(2025年6月9日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マスミヤ町で30歳代のキリスト教徒の男性1人が正体不明の武装グループの襲撃を受けて死亡した。

また、ブラーク村近くを通るダマスカス・スワイダー街道沿線でブワイダーン部族とマスミヤ部族が交戦し、街道が封鎖された。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マヤーディーン市近郊でアフマド・シャルア移行期政権の国防隊の兵士1人が遺体で発見された。

遺体には拷問の跡が残っていた。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市近郊のブルジャーン村に至る交差点で、アラウィー派の住民1人がオートバイに乗った正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

**

SANAによると、ハマー県では、治安部隊が子どもを虐待した人物を逮捕した。

これに関して、ハマー県の検事総長は、検察は子どもへの虐待者に対して法的措置を講じたことを明らかにした。

また、ヒンド・カバワート社会問題労働大臣は、子どもの保護は全員に課された人道的・道義的責任であると強調した。

**

SANAによると、レバノン人密輸者を逮捕し、800kgの大麻と20万錠の麻薬を押収した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

武装グループがダルアー県シャジャラ町にある内務省総合治安局の分所を襲撃(2025年6月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省の治安部隊が3月21日にマヤーディーン市で逮捕していたアブドゥッサマド・ドゥワイヒー容疑者を釈放した。

ドゥワイヒー容疑者は「ハーッジ・ジャワード」の名で知られ、「イランに民兵」の一つサイイダ・ザイナブ連隊の創設者。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、7日深夜から8日未明にかけて、車に乗った武装グループがシャジャラ町にある内務省総合治安局の分所を襲撃し、戦闘になった。

**

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、3月のアラウィー派らに対する殺害が多発した際に内務省総合治安局によって拉致されていたハムザ・スウード氏(アブー・ハーリス・カストゥーン)が殺害された。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ディヤービーヤ村でオートバイに乗った武装グループがシーア派の若者1人を即決処刑、1人を負傷させた。

また、国防省に所属の武装グループがバールーハ村の若い男性を銃で撃ち殺害した。

さらに、ヒムス市のナーズィヒーン地区では、オートバイに乗った正体不明の武装グループがアラウィー派のムルヒム家に向けて発砲、男性1人とその息子1人が死亡、女児が重傷を負った。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「シャッビーハ」と見られる男性がマアッラト・ナアサーン市で手りゅう弾を爆発させ、住民多数が負傷した。

**

ラタキア県の治安司令部は、国民和解委員会と連携し、解放作戦(「攻撃者抑止の戦い」)に際して拘束さしていたものの、有罪と判断されなかった被拘束者数十人を釈放した。

**

ハマー県の関係当局は、県知事らからなる代表団の視察中に、ハマー城内にあるカフェが子どもにシーシャ(水タバコ)を提供していた事実を発見、営業停止・封鎖処分とし、法的措置を講じた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア移行期政権と北・東シリア地域民主自治局は初等教育・中等教育の修了試験の日程について合意(2025年6月8日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の教育養育委員会は声明を出し、6月5日と6日にかけてアフマド・シャルア移行期政権側と複数回の会合を開催し、試験運営を円滑に進めるための以下の措置について合意したと発表した。

  1. 中学校修了試験の実施日を、2025年6月14日から2025年6月21日に延期する。
  2. 北・東シリア地域における試験運営の監督を行うため、臨時合同委員会を設置し、試験の公正性と専門性を確保する。
  3. 様々な地域の学生を受け入れるために、臨時共同登録センターを開設し、教育基準に基づいた登録手続きを円滑に行えるようにする。
  4. 登録期間は2025年6月11日から6月17日までとする。
  5. 北・東シリア地域外で登録を行った学生については、登録地の変更を支援し、試験受験の権利が妨げられないようにする。
  6. 試験は、6都市(カーミシュリー市、ハサカ市、ラッカ市、ダイル・ザウル市、タブカ市、コバネ(アイン・アラブ)市、スィッリーン村で実施される。

**

これに関して、ムハンマド・アブドゥルラフマーン・トゥルクー教育養育大臣氏は以下の通り発表した。

アフマド・シャルア暫定大統領の指示のもと、生徒たちの利益を最優先に、試験運営が最良のかたちで行われるよう必要な措置を完了するために、初等教育・中等教育の修了試験は1週間延期される。
シリア全国においてすべての学生が初等・中等教育の卒業試験を受ける権利を保障するという教育養育省の責任から、ハサカ県、ラッカ県、ダイル・ザウル県で試験登録センターが開設される。
これらの県の都市における試験センターでの登録期間、および新たな初等・中等教育証明書試験スケジュールについては、後日教育養育省より正式に発表される。

(C)青山弘之 All rights reserved.

平和的変革の道潮流(ファーティフ・ジャームース代表)が沿岸部で続くマイノリティ宗派に対する一連の虐殺や犯罪行為に対してアフマド・シャルア移行期政権に全責任があると非難(2025年6月8日)

ANHAによると、平和的変革の道潮流(ファーティフ・ジャームース代表)は声明を出し、沿岸部で続くマイノリティ宗派に対する一連の虐殺や犯罪行為に対して、アフマド・シャルア移行期政権に全責任があるとし、移行期正義と安全回復を実現するよう求めた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア民主軍とアサーイシュを襲撃(2025年6月8日)

ダイル・ザウル県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の広報センターが、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが7日にスブハ村の分所、灌漑用水路ステーションの警備拠点を襲撃、アサーイシュが応戦したと発表した。

また、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがスブハ村のシリア民主軍の分所、灌漑用水路ステーションの警備拠点を襲撃、またナムリーヤ村でシリア民主軍の車1台を攻撃した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ県マシュラブ地区の自宅で5月20日に逮捕されていた活動家のアフマド・ハムザ・サトム氏が釈放された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア国内各所でイード・アル=アドハー(犠牲祭)の集団礼拝が行われる(2025年6月6日)

SANAは、シリア国内各所でイード・アル=アドハー(犠牲祭)の集団礼拝が行われたと伝えた。















**

ANHAは、北・東シリア地域民主自治局の支配地各所でイード・アル=アドハー(犠牲祭)の集団礼拝が行われたと伝えた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍のアブディー総司令官:「統一クルド代表団の結成はクルド民族の権利を憲法上に明記することを確認した3月10日の協定を履行する枠組みに沿ったもの」(2025年6月5日)

シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は X で、「ロジャヴァ・クルディスタンにおけるクルドの統一と立場の一致に関する会議(コンファレンス)」の決定に基づいて結成された統一クルド代表団について、クルド民族の権利を憲法上に明記することを確認した3月10日の協定を履行する枠組みに沿ったものだと綴った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍(CENTCOM)はイラクとシリア国内で協力部隊による作戦を支援、ダーイシュのメンバー2人を殺害、幹部1人を含む2人を拘束、武器などを押収したと発表(2025年6月5日)

米中央軍(CENTCOM)はXを通じて、ダーイシュ(イスラーム国)壊滅作戦の一環として、5月21日から27日にかけてイラクとシリア国内で協力部隊による作戦を支援したと発表した。

CENTCOMが支援したのは、イラク国内での5回の作戦とシリア国内で1回の作戦で、これによりダーイシュ(イスラーム国)のメンバー2人を殺害、幹部1人を含む2人を拘束、武器などを押収した。

具体的な戦果は以下の通り。

シリアでの作戦(5月21~22日):ダイル・ザウル県でシリア民主軍がダーイシュのメンバー1人を拘束。 イラクでの作戦(5月21~27日):サラーフッディーン県、キルクーク県、アンバール県(ファッルージャ郡で、イラク治安部隊が複数の拠点を掃討・破壊、小火器、弾薬、資材を押収、メンバー2人を殺害、幹部1人を拘束。

**

ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)が、県内で特殊作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセル6人を逮捕した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍の特殊部隊が米主導の有志連合の支援を受けて、ハリーリー村で男性1人を逮捕した。

逮捕の理由は不明。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「ロジャヴァ・クルディスタンにおけるクルドの統一と立場の一致に関する会議(コンファレンス)」の決定に基づいて結成されたクルド代表団が共同議長およびメンバーの氏名を発表(2025年6月4日)

ANHAによると、ハサカ県カーミシュリー市で4月26日に開催された「ロジャヴァ・クルディスタンにおけるクルドの統一と立場の一致に関する会議(コンファレンス)」の決定に基づいて結成されたクルド代表団が声明を出し、以下の通り、共同議長およびメンバーの氏名を明らかにした。

共同議長
バルウィーン・ユースフ:民主統一党(PYD)共同代表

ムハンマド・イスマーイール:シリア・クルド国民評議会(ENKS)議長

メンバー
アルダール・ハリール:PYD党代表委員会メンバー

リーハーン・ルークー:スィタール大会報道官

アフマド・スライマーン:シリア・クルド進歩民主党副書記長

スライマーン・ウースー:シリア・クルド国民評議会代表委員会メンバー

サラーフ・ダルウィーシュ:シリア・クルド進歩民主党書記長

ナスルッディーン・イブラーヒーム:シリア・クルド民主党(パールティ)書記長

ファイサル・ユースフ:シリア・クルド国民評議会報道官

また、声明によれば、同代表団は6月4日に設立会合を開き、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令部、ルーフラート・アフリーン女性防衛隊(YPJ)司令官、コンファレンス事務局(ディーワーン)メンバーのイラーム・アフマド氏が出席した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

フーズ機構がダイル・ザウル県内の自宅に戻った国内避難民(IDPs)に支援物資の配給を開始:イドリブ県北部のキャンプ、ハサカ県のアリーシャ・キャンプからIDPsが故郷に帰還(2025年6月4日)

SANAによると、NPOのフーズ機構がダイル・ザウル県内の自宅に戻った国内避難民(IDPs)に支援物資の配給を開始した。

**

SANAによると、イドリブ県北部の国内避難民(IDPs)キャンプに身を寄せていた60世帯が県南部のハーン・シャイフーン市に帰還した。

**

ANHAによると、ハサカ県のアリーシャ・キャンプで避難生活を送ってきた国内避難民(IDPs)62世帯311人が、北・東シリア地域民主自治局が進める自発的帰還プログラムの一環として、故郷であるダイル・ザウル県に帰還した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

フォックス・ニュース:米国が過去数週間でダイル・ザウル県にある基地3ヵ所から撤退、シリア民主軍にこれを引き渡す(2025年6月3日)

フォックス・ニュースは、米匿名高官2人が6月2日、米国が過去数週間でダイル・ザウル県にあるCONOCOガス田の基地(グリーン・ビレッジ基地)、ウマル油田の基地(ユーフラテス任務支援基地)を含む3つの基地から撤退し、シリア民主軍にこれを移譲、また約500人の米軍兵士を撤退させたと明かしたと伝えた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミドル・イースト・アイ:トルコとシリア民主軍が先週直接会談を行い、米国の仲介のもと、米軍のシリアからの撤退などについて協議(2025年6月3日)

ミドル・イースト・アイは、事情に詳しい複数の情報筋の話として、トルコとシリア民主軍が先週、米国の仲介のもと、シリアの将来をめぐって直接会談を行っていたと伝えた。

情報筋によれば、会合には双方の中堅レベルの当局者が出席し、両者は米軍のシリアからの撤退、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員とその家族を収容する収容所やキャンプの処遇、シリア民主軍をアフマド・シャルア移行期政権の軍に統合する方法にについて話し合ったという。

これに関して、米国務省の関係者はミドル・イースト・アイの取材に対して、「非公開の外交的なやりとりにはコメントしない」としつつ、「我々は3月10日のシリア民主軍とシャルア移行期政権の合意の履行状況と、その詳細の進展を注視している」、「シリア民主軍とシャルア移行期政権の軍の平和的な統合に向けた進展は、前向きな兆候である」と評価した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

サイイダ・ザイナブ町にあるアリー・スィースターニー師事務所がアブー・ウマル・リービーを名乗る過激派が率いる武装グループの襲撃を受ける(2025年6月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、スッカリーヤ村でシャーム自由人イスラーム運動のメンバー2人がマジド軍の武装グループの発砲を受けて死亡した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ザイバク村で治安部隊が治安作戦を実施し、住民少なくとも7人を逮捕した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で6月1日に襲撃を受け、負傷していた元反体制武装組織((解放の暁旅団)の司令官の1人のマーヒル・ラッバード氏が死亡した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のフルースィーヤ交差点で40歳代の男性が何者かによって銃で撃たれて死亡、遺体で発見された。

また、シャイフ・アンバル地区でも車に乗った武装グループが男性1人を銃で撃ち、撃たれた男性は死亡した。

**

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市北東の農村地帯で、カスル村の部族の武装グループがフクフ村とハーリディーヤ村に向かって発砲、地元の武装グループと撃ち合いとなった。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サイイダ・ザイナブ町にあるアリー・スィースターニー師事務所がアブー・ウマル・リービーを名乗る過激派が率いる武装グループの襲撃を受け、物的損害を受けた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

メソポタミア救援開発協会が、前日に続いてラタキア県のラタキア市および周辺の村々で配給(2025年6月3日)

ANHAによると、メソポタミア救援開発協会が、前日に続いて沿岸部への支援の第3弾としてラッカ県タブカ市から輸送した食料パック6000セットをラタキア県のラタキア市および周辺の村々で配給した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合の部隊がウマル油田とCONOCOガス田に設置している基地から装甲車、兵站物資などを撤退させる(2025年6月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の部隊がウマル油田とCONOCOガス田に設置している基地から装甲車、兵站物資などを撤退した。

撤退作業は1日から行われていたという。

これを受けて、シリア民主軍の特殊部隊(コマンドーズ)が米軍が退去した拠点に展開した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

メソポタミア救援開発協会が沿岸部への支援の第3弾としてラッカ県タブカ市から輸送した食料パック6000セットをラタキア市および周辺の村々で配給(2025年6月2日)

ラタキア県では、ANHAによると、メソポタミア救援開発協会が沿岸部への支援の第3弾としてラッカ県タブカ市から輸送した食料パック6000セットをラタキア市および周辺の村々で配給した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県シュハイル村にあるシリア民主軍の陣地1ヵ所をRPG弾で攻撃(2025年6月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシュハイル村にあるシリア民主軍の陣地1ヵ所をRPG弾で攻撃した。

**

ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、同軍所属の軍事作戦師団(TOL)が5月31日、ハサカ県フール・キャンプ内で精密治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー1人を逮捕した。

**

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の広報センターは声明を出し、5月20日にラッカ県で麻薬密輸グループを摘発し、所持していた麻薬150グラムを押収したと発表した。

ANHAによると、アサーイシュの総司令部は、ラッカ県とハサカ県を結ぶ街道(アブヤド街道)での2025年6月1日のダーイシュ(イスラーム国)の攻撃により、隊員3人が死亡したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ県サフィーラ町で激しい戦闘が発生し無秩序化、ダマスカス郊外県アシュラフィーヤト・サフナーヤー市でドゥルーズ派のシンボルを掲げた武装グループが無差別発砲(2025年6月2日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局のパトロール部隊が、バーリド村で指名手配者の自宅を強襲、捜索中にムルシド派の信仰に関係する写真を破棄、家財を破壊した。

これを受けて、ムルシド派の住民はスカイラビーヤ市を訪れ、宗派への冒涜に抗議する集会を行った。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市で内務省総合治安局の部隊が、前政権の協力者とされる商店主と口論の末に撃ち合いとなり、総合治安局の隊員1人を含む3人が死亡、多数が負傷した。

その後混乱は激化し、住宅複数棟が放火されるなど、無秩序状態に陥った。


また、シャルア移行期政権の内務省総合治安局とシリア国民軍所属の合同部隊がダイル・ハーフィル市に設置している共同検問所で、シリア民主軍の写真が保存されていたモバイルを携帯していたとして男性1人が逮捕された。

この男性は旅客バスでアレッポ市に向かっていた。

アレッポ県では、ANHAが不地元筋の話として伝えたところによると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のブルブル町近郊のハラールカー村の住民が「トルコの傭兵」(シリア国民軍)の暴行を受けた。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の内務省総合治安局がシュマイティーヤ町で、前政権の国防隊の司令官の1人ファイサル・サッターム・ファイヤード容疑者を、スバイハーン市でカーティルジー・インターナショナルの民兵の司令官の1人でロシアのワグナー社に協力し、民兵をリビアなどに派遣していたとされるウマル・バドル・ハーリド容疑者を逮捕した。

**

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市で、ダイル・ザウル県とダルアー県の出身者からなる武装グループが住民や内務省総合治安局の検問所に対して無差別に発砲、総合治安局の分所に突入を試みた。

武装グループはドゥルーズ派であることを示す宗教的シンボルを掲げた車を使用していたが、同市のドゥルーズ派住民は自分たちと武装グループは無関係だと強く主張している。

**

ヒムス県では、SANAによると、ダルダー村、アーリヤート村、カシュフ村の住民が、治安当局に武器と弾薬を引き渡した。



(C)青山弘之 All rights reserved.