トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯への砲撃を継続(2025年2月7日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午前10時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後6時頃、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のトゥルマーン村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後10時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、シリア民主軍はアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯での6日の戦闘で、シリア国民軍の戦闘員9人を殺害、20人を負傷させ、複数の軍用車輛を破壊したと発表した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア国民軍の支配下にあるサフィーラ市で、正体不明の武装グループが民家1棟を襲撃し、薬剤師の女性1人とその姉妹1人、子ども1人を殺害した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「平和の泉」地域でシリア国民軍に所属する東部自由人連合が、密輸をめぐる対立の末、正体不明の武装グループによって処刑された。

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トルコ軍がアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯を爆撃(2025年2月6日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍が午後5時頃、ティシュリーン・ダム一帯を無人航空機で攻撃した。

ANHAによると、この攻撃で、ティシュリーン・ダム施設内に「人間の盾」として留まっていた3人が負傷した。

シリア人権監視団によると、マンビジュ市のシリア国民軍本部近くで爆発が発生した。

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シリア民主軍と米主導の有志連合がハサカ県南部でダーイシュのスリーパーセルを摘発するための大規模治安作戦を開始(2025年2月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍と米主導の有志連合が県南部でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルを摘発するための大規模治安作戦を開始した。

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内務省総合治安局がトルコ占領下の「オリーブの枝」地域の中心としてあるアレッポ県アフリーン市に展開(2025年2月6日)

アレッポ県では、SANAによると、内務省総合治安局がトルコ占領下の「オリーブの枝」地域の中心としてあるアフリーン市農村地帯に展開、住民らの出迎えを受けた。

イナブ・バラディーによると、内務省総合治安局の車列は、アフリーン市に入った。

消息筋によると、これにより、アフリーン市の治安はアフマド・シャルア暫定大統領が指導するシリアの新政権に移譲された。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県でシリア民主軍の部隊を襲撃し、1人を殺害、1人を負傷(2025年2月5日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがアブー・ハシャブ村とムハイミーダ村を結ぶ街道でシリア民主軍の部隊を襲撃し、1人を殺害、1人を負傷させた。

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トルコ軍はアレッポ県マンビジュ市近郊、アイン・アラブ市近郊を爆撃(2025年2月5日)

アレッポ県ではANHAによると、トルコ軍の戦闘機複数機が午前11時頃、マンビジュ市近郊のヒルバト・ザマーラ村を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍戦闘機複数機は午後12時頃、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のズール・マガーラ村を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後2時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後7時頃、タッル・タムル町近郊のダルダ―ラ村、アッブーシュ村、ウンム・カイフ村を砲撃した。

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ANHAによると、シリア民主軍は、トルコ軍、シリア国民軍との戦闘で、兵士4人が死亡したと発表した。

ANHAによると、シリア国民軍は4日にアレッポ県カラ・クーザーク橋一帯、ティシュリーン・ダム一帯でトルコ軍とシリア国民軍の陣地複数ヵ所を攻撃し、戦闘員多数を殺傷したと発表した。

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シリア・クルド国民評議会はシャルア暫定大統領の就任に祝意を示すとともに、自由で公正な選挙実施に相応しい状況の創出、すべてのシリア人の権利を保障する憲法の起草、多元的で分権的な国家建設をめざすよう呼びかける(2025年2月5日)

『ワタン』によると、シリア・クルド国民評議会が声明を出し、アフマド・シャルア暫定大統領の就任に祝意を示すとともに、自由で公正な選挙実施に相応しい状況の創出、すべてのシリア人の権利を保障する憲法の起草、多元的で分権的な国家建設をめざすよう呼びかけた。

声明において、シリア・クルド国民評議会は、次のように表明した。

重大な局面において、シリア国民の苦難を終わらせ、安定を確立し、自由で公正な選挙を実施するための適切な環境を整えること、すべてのシリア国民の権利を保障し、言論の自由をはじめとする基本的自由を保護する憲法の起草が求められる。また、旧体制がもたらした専制と破壊の痕跡を取り除き、アフリーン、タッル・アブヤド、ラアス・アインの住民を含むすべての難民および国内避難民の安全かつ尊厳ある帰還を確保する必要がある。
この局面に成功をもたらすには、シリア国民を構成するすべての社会集団が参加できる包括的な政治プロセスの開始が不可欠であり、それにより民主主義の原則と人権の尊重が強化される。また、クルド人民に対する歴史的な不当な扱いを終わらせ、その民族的権利を憲法に明記することの重要性を強調する。これにより、愛国的パートナーシップが確立され、公正と平等が実現される。
政治プロセスに積極的に関与し、多元的かつ分権的なシリアの構築を目指す姿勢に基づき、シリア・クルド国民評議会は、現在の課題に対処する主要な方策として、対話と開かれた姿勢を採用し、暴力による解決を排し、平等な市民権と法の支配の原則に基づく体制の確立を推進するよう呼びかける。

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シリア人民抵抗は声明で、アサド政権の敗北を認めつつも、ワッハーブ主義、シオニスト、米国、NATOとその取り巻きを敵視し、抵抗を続ける意思を表明(2025年2月4日)

シリア人民抵抗は声明を出し、アサド政権の敗北を認めつつも、ワッハーブ主義、シオニスト、米国、NATOとその取り巻きを敵視し、抵抗を続ける意思を表明した。

声明の内容は以下の通り。

尊厳ある我が国民、そして自由を求めるすべての人々へ
シリア人民抵抗指導部は、自己犠牲の道を選び、抑圧された者を支え、祖国と尊厳を守るために殉教の道を歩んできた。我々は信念を貫き、決して後退することなく、勝利か殉教かのいずれかを目指して進み続ける。
我々指導部には、殉教を覚悟し、今こそその誓いを果たす時が来た。揺るぎない意志と確固たる信念のもと、圧政と占領、そしてその協力者たちと対峙する最後の戦いに臨む。これは抵抗運動指導部が発する最後の軍事声明となるかもしれない。我々は、正義の旗を掲げて勝利するか、または殉教を遂げ、義に殉じた英雄たちの列に加わることとなる。
我々の抵抗は、抑圧に対する叫びであり、シリアの自由への揺るぎない信念の証であった。我々は、あらゆる扉を叩き、財政・軍事支援を求めたが、誰一人として応じる者はいなかった。我々は手にした武器を掲げ、持てる財産を売り払い、抵抗の旗を掲げ続けた。国家が崩壊する以前から家族を離れ、その日以来、二度と戻ることはなかった。我々は信じる大義のために、最後の瞬間まで全てを捧げてきた。
長い夜を過ごし、身体は疲弊し、極寒の下で地を寝床とし、飢えに耐えながら戦ってきた。しかし、我々の決意が揺らぐことはなかった。なぜなら、それはシリアのための戦いだったからである。我々は国民を団結させ、分裂を克服しようと試みたが、それに応じた者はごくわずかであり、多くは我々に刃を向け、戦いを挑み、さらには敵の手先となって我々を密告する者までいた。
しかし、我々は確信している。抵抗は決して死なない。我々の戦士が倒れることがあっても、その旗は決して落ちることはなく、自由の象徴は決して折れない。我々はこの道を、最後の鼓動まで信じ抜いた。そして、祖国のために流された血を決して裏切らないことを誓った。
我々の敵は、今も昔も、ワッハーブ主義、シオニズム、アメリカ、NATO、そしてその取り巻きである。彼らこそが混乱を生み出し、我々の国を引き裂き、その資源を奪い、祖国を破壊したあらゆる犯罪者を支援してきた。我々は彼らの罪を忘れず、殉教者の血を裏切った者たちを決して許さない。彼らへの報いの時は必ず訪れる。抵抗は続く。
それゆえに、すべての戦士および忠実なる同志たちに命ずる。指導部が定めた計画と指示に厳格に従い、いかなる状況においてもこれを逸脱してはならない。我々の戦いは続いており、進むべき道は明確である。裏切りや臆病な行為が入り込む余地はない。誓いを守り、揺るがず進め。勝利は、あと一歩の忍耐の先にある。
14年以上に及ぶ激戦の末に、今、忠誠なるシリアの息子たちの戦いは幕を閉じことになる。我々は祖国のために命を捧げ、惜しむことなくすべてを捧げてきた。しかし、抵抗は終わらない。正義は決して敗北しない。隊列は続き、旗は自由を求める者の手に受け継がれる。
我々は無名の戦士として現れ、静かに戦い、そして無名の戦士として去る。名声を求めず、報酬を期待せず、ただアッラーと祖国のためにこの道を歩んだ。我々の後には、新たな戦士たちがこの道を歩み続けるだろう。
最後に、我々は英雄的なシリア・アラブ軍の同志たちに深い敬意を表する。どこにあろうとも、彼らは祖国の盾であり、その誇りであり、シリアが決して屈せず、決して砕かれないことを証明してきた。彼らに敬意を表し、祖国の全土が解放されるその日まで、誓いを守り続けることを信じている。
結びに、傷ついたパレスチナの地に、勇敢な抵抗者たちに、ガザとヨルダン川西岸の不屈の精神に、そして占領に立ち向かうすべての者たちに敬意を表する。パレスチナは我々の大義であり、すべての自由を求める者の大義である。我々は最後の瞬間まで誓いを守る。
我々の旅路は一端は終わった。しかし、我々は安心している。なぜなら、旗を掲げ続ける者たちがいるからだ。聖地エルサレムと、その全土が解放されるその日まで。
2025年2月2日日曜日深夜、スンナ派およびシーア派からなるシリア人民抵抗の戦士たちは、ジャブラ市南部の検問所に拠点を構えるジャウラーニー一味のテロ部隊を、手製の爆弾と機関銃を用いて攻撃し、敵部隊に対して直接的な戦果を上げた。
アッラーは偉大なり… 抵抗に勝利を、たとえ時が過ぎようとも。


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各地のアラウィー派のシャイフ130人からなるアラウィー派イスラーム最高評議会が発足:移行期終了までアラウィー派にかかる諸問題を管理するための戦略策定をめざす(2025年2月4日)

『アフバール』マシュハルなどによると、アラウィー派イスラーム会合がSNSを通じて、アラウィー派イスラーム最高評議会の発足するとするビデオ声明を発表した。

発足メンバーの1人バースィル・アリー・ハティーブ氏が読み上げた声明によると、評議会はアラウィー派のシャイフガザール・ガザール師が議長を務め、タルトゥース県のシャイフ30人、アラウィー派のシャイフ30人、ヒムス県のシャイフ30人、ハマー県のシャイフ30人、ダマスカス県およびダマスカス郊外県のシャイフ10人の計130人によって構成され、近く第1回会合を開催するという。

アラウィー派イスラーム統一評議会の最高執行機関にあたる執行評議会には、政治局、渉外局、広報局、経済局、救援局、法務局、連携局、歴史文書局といった部局を持ち、メンバーはシリアのすべての県の専門家らから任命される。

声明によると、アラウィー派イスラーム最高評議会は、移行期間中にアラウィー派にかかる諸問題を管理するための包括的な戦略を策定し、移行体制移行の段階への移行を目指すことを目的としている。

また、声明では、同評議会がシリアで新たな国家が樹立され、移行期間が終了するまでの間、積極的に機能し続けることが強調されている。

また、初会合において執行評議会の議長が選出される予定であるという。

顧問の1人であるハサン・ハルムーシュ氏は、『アフバール』に対して、以下の通り述べ、アラウィー派イスラーム最高評議会の意義を強調した。

この措置は長らく待ち望まれていた。なぜなら、シリアでは前体制の統治下において、アラウィー派が評議会や集団を設立することが禁止されていたからだ。
この宗派には1946年まで評議会や宗教的指導機関が存在していたが、当時のフランスの指示により解体された。また、アラウィー派の最後の宗教的指導者でありイマームであったのは、2002年に逝去したサーリフ・ナースィル・ハキーム師である。
この措置の重要性は、シリア各県の代表を通じてアラウィー派の人々を結集し、前政権の政策によって深まった分裂や分散の状態を解消することにある。

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アサーイシュ総司令部は声明を出し、ダイル・ザウル県内でのシリア民主軍との合同作戦を実施し、過去15日で29人を逮捕、大量の武器弾薬を押収したと発表(2025年2月4日)

ダイル・ザウル県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)総司令部が声明を出し、県内でのシリア民主軍との合同作戦を実施し、過去15日で29人を逮捕、大量の武器弾薬を押収したと発表した。

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トルコ軍とシリア国民軍はハサカ県、アレッポ県への攻撃を続ける(2025年2月4日)

ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午前9時頃、タッル・タムル町近郊のダルダーラ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHAによると、シリア民主軍広報センターがティシュリーン・ダム一帯でシリア国民軍の集結地2ヵ所を攻撃し、戦闘員2人を殺害、3人を負傷させたと発表した。

ANHAによると、トルコ軍は午前11時頃、ティシュリーン・ダム一帯を戦闘機で爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後1時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍は午後3時頃、ティシュリーン・ダム一帯を戦闘機で爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後9時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

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トルコ軍とシリア国民軍はアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯への攻撃を続ける(2025年2月3日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午前11時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHA
によると、トルコ軍が午前11時頃、アイン・アラブ(コバネ)市に水道水を共有しているシュユーフ・ファウカーニー村の給水施設を戦闘機で爆撃し、給水施設は利用不能となった。

ANHAによると、トルコ軍は午後5時頃、スィッリーン町の穀物サイロに近いサブト村を複数の戦闘機で爆撃した。

ANHAによると、シリア民主軍広報センターが前日のカラ・クーザーク橋一帯でのトルコ軍、シリア国民軍との戦闘で、シリア国民軍の戦闘員8人以上を殺傷、無人航空機2機を撃破したと発表した。

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ANHAによると、北・東シリア殉教者家族委員会が、民主統一党(PYD)メンバーのディーラーウル・アルブー氏とスィタール大会のハイファー・アルブー氏がトルコ軍の無人航空機の攻撃を受けて死亡したと発表した。

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アレッポ県マンビジュ市郊外での爆破テロが発生し、女性と子ども多数が死亡:シリア民主軍は関与を否定し、シリア国民軍の仕業と断じる一方、シリアの新政権は犯人に極刑を科すと表明(2025年2月3日)

アレッポ県では、SANAが民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)の発表として伝えたところによると、農業従事者が乗った車に仕掛けられていた即席爆弾がマンビジュ市郊外の街道上で爆発し、女性14人と男性1人が死亡、女性15人が負傷した。

シリア人権監視団によると、女性14人、男性1人、子ども3人、身元不明者3人の合計21人が死亡した。

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ANHAによると、シリア民主軍は声明を出し、「仕掛け爆弾、内部抗争、テロ、混乱、内乱の文化は…トルコの傭兵諸派の行為の生来の一部をなしている」として、シリア国民軍への関与を非難した。

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シリア・アラブ共和国大統領府は声明を出し、アレッポ県マンビジュ市で3日に発生した「爆破テロ」事件について、「犯人の追跡、責任を追及し、極刑を科し、シリアの安全と国民に害を及ぼそうとする者への教訓とする」と表明した。

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アレッポ県などでのトルコ軍、シリア国民軍とシリア民主軍の戦闘での死者数は392人に(2025年2月2日)

ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午前11時頃、タッル・リフアト市近郊のカズアリー村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍はアイン・イーサー市近郊のアブド・ジュムア村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍が午前11時頃、ティシュリーン・ダム一帯を戦闘機複数機で爆撃、またトルコ軍とシリア国民軍が同地を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍は午後3時頃、ティシュリーン・ダム一帯を無人航空機で攻撃した。

ANHAによると、トルコ軍は午後8時頃、ティシュリーン・ダム一帯を爆撃した。

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シリア人権監視団によると、2025年に入って以降、アレッポ県などでのトルコ軍、シリア国民軍とシリア民主軍の戦闘での死者数は392人に達している。

内訳は、民間人(女性、子どもを含む)52人、シリア国民軍戦闘員300人、シリア民主軍兵士40人。

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北・東シリア地域民主自治局はシリア軍事作戦総司令部によるシリア革命勝利宣言大会について、軍司令官しか参加しておらず、シリアの多様な社会成員が求めるものを表現していないと非難(2025年2月2日)

北・東シリア地域民主自治局は声明を出し、シリア軍事作戦総司令部による29日のシリア革命勝利宣言大会について、軍司令官しか参加しておらず、シリアの多様な社会成員が求めるものを表現していないと非難した。

声明の内容は以下の通り。

すべての階層と社会集団を含むシリア国民全体の勝利とみなされるべきバアス体制崩壊後のシリアにおける急速な事態の展開において、そしてまたシリア国民が合意に基づく憲法の起草準備と議会・大統領選挙の実施に向けた包括的なシリア国民会議の開催を待ち望んでいるなか、ダマスカス当局は、シリア武装組織諸派の指導者を招いた大規模な会合を開催し、いくつかの決定を下した。この点について、我々北・東シリア地域民主自治局は、シリアのすべての社会集団・宗派・階層、さらには女性や若者を含むかたちでの全国規模の大会について決定がなされるべきだったと考えている。
我々は、今回の大会の開催自体を批判するとともに、その参加者のなかにテロのブラックリストに掲載された人物が含まれ、シリア国民の血に手を染めた者がいることを強く非難する。なかでも、アブー・ハーティム・シャクラーことアフマド・イフサーン・フィヤード・ハーイスは、シリア未来党のハフリーン・ハラフ書記長を殺害した人物だ。また、アブ・アムシャことムハンマド・ジャーシムは、特にアフリーン地方でシリア国民に対する数々の犯罪を犯してきたことで知られている。こうした大会は違法であり、シリアを構成する社会集団が求めるものを表現していない。
また、我々は、シリア国民大会の枠組みを外れた動きや、政治・革命・人民諸勢力を排除したかたちでの大会は「不完全」でと考える。現在のシリアの不安定な状況を終わらせ、国民を安全な未来へ導くための最善の方法は、すべての勢力や社会集団を排除せずに開催される国民対話会議の実施です。いかなる勢力や社会集団の排除も、シリア国民の革命の目的を達成できなくする要因となり、結果として旧体制と何ら変わらない現状を生み出すことになるだろう。それゆえ、我々は、ダマスカス当局に対し、誤りを正し、シリアのすべての集団と政治勢力を結集させる包括的な国民大会を開催することを求める。そうした大会こそが、国の新たな憲法の起草に向けた準備の場となる。
こうした情勢のなかで、ダマスカス当局は、いかなる勢力や個人に対しても憎悪扇動を許容してはならない。シリア国民の特徴である友愛と共生を損なおうとする試みを阻止し、特定の民族や宗派を標的とする扇動的言動を排除することが不可欠だ。こうした言動は、数日前にダマスカスのウマウィーイーン広場や他の都市で見られたように、一部の活動の中に明確に表れている。こうした行為は、シリア国民の間に分裂と対立を生じさせるだけであり、我々が目指す統一された民主的シリアの建設、法の支配、移行期正義の実現という目標に反するものだ。
改めて、我々北・東シリア地域民主自治局は、愛国的な共通項に基づき、シリアの統合と主権を維持し、シリア国民全体が民主的かつ分権的な基礎のもと、未来のシリアの諸相を共に描くことを呼びかけます。
殉教者たちに哀悼の意を、負傷者たちの1日も早い回復を。

自由で民主的、多元的、分権的なシリア万歳。
北・東シリア地域民主自治局
2025年2月2日

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県ダフラ村でシリア民主軍傘下の自衛部隊の車輌の通過に合わせて即席爆弾を爆発(2025年2月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがダフラ村でシリア民主軍傘下の自衛部隊の車輌の通過に合わせて即席爆弾を爆発させた。

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スワイダー市カラーマ広場で法の支配の必要を訴える抗議デモ:タルトゥース市で電力公社による非常勤職員解雇に抗議するデモ(2025年2月2日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市カラーマ広場で、法の支配の必要を訴える抗議デモを行った。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、電力公社タルトゥース支部が臨時職員762人を解雇、一般職員137人に3ヵ月の有給有価を与えたことを受け、決定に抗議する職員らがタルトゥース市の電力公社前で抗議デモを行った。

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イッザ軍の司令官の1人バックール離反大佐が国防省の使節団を伴い、ドゥルーズ派最高位の宗教指導者であるヒジュリー師と会談し、県の軍事情勢、国防省との連携のありようについて議論(2025年2月2日)

スワイダー県では、SANAスワイダー24によると、イッザ軍の司令官の1人ムスタファー・バックール離反大佐が、国防省の使節団を伴い、ドゥルーズ派最高位の宗教指導者であるヒクマト・ヒジュリー師と会談し、県の軍事情勢、国防省との連携のありようについて議論した。

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シリア民主軍とアサーイシュがダイル・ザウル県、ハサカ県で麻薬密売グループなどを摘発(2025年2月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍と北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)がガラーニージュ市で治安作戦を実施し、20人を逮捕、武器や装備を押収した。

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ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)がハサカ市で麻薬密輸グループのメンバー4人を逮捕、大量の麻薬を押収した。

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トルコ軍がアイン・アラブ市近郊のアシマ村の民家を爆撃し、子どもら10人が負傷:マンビジュ市で爆破テロ(2025年2月1日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍が午前8時頃、ティシュリーン・ダム一帯の村々を有人・無人航空機で爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃、また自爆型無人攻撃1機がダムに対して攻撃を行い爆発した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後2時頃、アイン・アラブ(コバネ)市南のジャアダ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の戦闘機複数機が午後9時頃、カラ・クーザーク橋一帯を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍戦闘機1機が、アイン・アラブ市近郊のアシマ村の民家を爆撃し、子どもら10人が負傷した。

ANHAによると、シリア民主軍は、カラ・クーザーク橋地帯、ティシュリーン・ダム地帯、マンビジュ市農村地帯、ダイル・ハーフィル市農村地帯での戦闘で、トルコ軍兵士とシリア国民軍の戦闘員10人以上を殺害した。

一方、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)によると、2024年12月にシリア国民軍によって制圧されたマンビジュ市で、車に仕掛けられていた即席爆弾が爆発、これにより民間人3人が死亡、6人が負傷した。

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ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後6時頃、アイン・イーサー市近郊のスワイディーヤ村、タイース村を砲撃、トルコ軍の無人航空機1機がアブド・ジュムア村を爆撃した。

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スワイダー市のカラーマ広場で活動家らが抗議デモを行い、シリア軍事作戦総司令部による政権掌握とシャルア暫定大統領就任を異議を唱え、文民国家の建設を訴える(2025年1月31日)

スワイダー県では、ANHAによると、スワイダー市のカラーマ広場(サイル広場)で、有識者や女性ら活動家らが抗議デモを行い、シリア軍事作戦総司令部による政権掌握とアフマド・シャルア暫定大統領就任を異議を唱え、文民国家の建設を訴えた。

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トルコ軍がハサカ県、アレッポ県、ラッカ県への攻撃を続ける(2025年1月31日)

ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍が午前10時頃、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町、タッル・ワラド村、ヒルバト・シャイール村、アッブーシュ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後2時頃、アブー・ラースィーン町西のルバイアート村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍が午後4時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍がアイン・アラブ(コバネ)市南のジャアダ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍戦闘機複数機が午後10時頃、アイン・アラブ市南のハルース村を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍戦闘機複数機が午後10時頃、ティシュリーン・ダム一帯を爆撃した。

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ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍が午後5時頃、スルーク町近郊のタルワーズィーヤ村、タッル・アブヤド市西のイブラーヒーム・カルドゥー村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後6時頃、タッル・アブヤド市西のシャムスィーン村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍が午後9時頃、スルーク町南のズィーバーン村、ガーズィリー村、マフラト村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機1機がカラーマ村東のガッサーニーヤ村にあるシリア民主軍の指揮所を爆撃し、複数の負傷者が出た。

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ANHAによると、シリア国民軍は過去24時間の戦闘で、シリア国民軍の戦闘員12人を殺害、トルコ軍兵士3人を含む12人を負傷させたと発表した。

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シリア民主軍がダイル・ザウル県内で同軍や民政機関を攻撃し、混乱と内乱を企てていたグループを逮捕(2025年1月31日)

ダイル・ザウル県では、ANHAによると、シリア民主軍が、県内で同軍や民政機関を攻撃し、混乱と内乱を企てていたグループを逮捕した。

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ドゥルーズ派の名士や部族が相次いで声明を出し、国民統合、内乱と差別の阻止の必要を表明(2025年1月31日)

スワイダー24によると、アブー・ウマル・アーティフ・フナイディー、ルカーン・ハディール、南部部族連合などドゥルーズ派の名士や部族が相次いで声明を出し、国民統合、内乱と差別の阻止の必要を表明した。

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一方、シリア人権監視団によると、イラー村で部族の民兵どうしが激しく交戦し、2人が死亡、12人が負傷した。

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スワイダー市のカラーマ広場で、活動家ら数十人が集まりシリア革命勝利記念大会でのシリア軍事作戦総司令部による一連の決定に抗議するデモ(2025年1月30日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市のカラーマ広場(サイル広場)で、活動家ら数十人が集まり、シリア革命勝利記念大会でのシリア軍事作戦総司令部による一連の決定に抗議するデモを行った。

デモ参加者らは、「軍事的決定によりシリア国民の決定が奪われた」、「国民対話と市民勢力の参加はどこに行ったのか」、「沿岸地方とヒムスはシリアの一部、彼らに対する虐殺はアサドの犯罪と変わらない」、「復讐の思考は祖国を建設しない…過激派は殺戮と破壊しか知らない」などと書かれたプラカードを掲げて抗議の意思を示した。

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フール・キャンプに収容されていたイラク人90世帯約500人がイラクに帰還(2025年1月30日)

ANHAによると、ハサカ県のフール・キャンプに収容されていたイラク人90世帯約500人がイラクに帰還した。

イラク人の帰還は、北・東シリア地域民主自治局とイラク国民議会の治安委員会、移民・避難民委員会との連携によるもの。

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トルコ軍、シリア国民軍がシリア民主軍とハサカ県、アレッポ県、ラッカ県で戦闘を続ける(2025年1月30日)

ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍が午前8時頃、タッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村、クーザリーヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHAによると、シリア民主軍が午前9時頃、カラ・クーザーク橋にシリア国民軍が設置していた指揮所を破壊した。

ANHAによると、トルコ軍戦闘機複数機が午後1時頃、ティシュリーン・ダム一帯を爆撃した。

ANHAが北・東シリア地域民主自治局の保健委員会の記録に基づいて伝えたところによると、1月8日以降のトルコ軍とシリア国民軍によるアレッポ県ティシュリーン・ダムへの攻撃で、「人間の盾」としてダム施設内に留まっている市民の死者数は41人、負傷者数は245人となった。

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ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後2時頃、タッル・アブヤド市西のクーバルラク村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後2時頃、アイン・イーサー市近郊のアブド・ジュムア村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後3時頃、タッル・アブヤド市西のカズアリー村を砲撃した。

ANHAトルコ軍とシリア国民軍は午後3時半頃、スルーク町近郊のハラーティーヤ村、ウンム・バラーミール村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後10時頃、タッル・アブヤド市西の入丸村を砲撃した。

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米主導の有志連合の航空機がイドリブ県で車を狙ってミサイル攻撃:シャーム解放機構の元司令官でトルキスタン人が死亡か?(2025年1月30日)

イドリブ県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、米主導の有志連合の航空機1機が、イドリブ市とサルマダー市を結ぶ高速道路沿線のキンナスリーン飼料工場近くで車1台を狙って爆撃を行った。

「シリア革命の咆哮者たち」によると、爆撃は、バータブー村に至る交差点上の車1台に対して行われ、ミサイル複数発が航空機から発射された。

これにより、シャーム解放機構の元司令官でトルキスタン人(中国新疆ウィグル自治区出身者)のアブー・ドゥジャーナを名乗る男性1人が死亡した。

アブー・ドゥジャーナは、シリアの沿岸地方での戦闘に参加していたという。

一方、シリア人権監視団は、死亡したのがフッラース・ディーン機構の司令官と見られるとの見方を示した。

ホワイト・ヘルメットによると、ハルズムーン村に近いサルマダー市とイドリブ市を結ぶ街道沿線で所属不明の無人航空機1機が30日夜に車1台を狙って行った攻撃によって死亡した男性1人の遺体を回収し、バーブ・ハワー病院に引き渡した。

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ダーイシュがハサカ市マアダーン地区にあるシリア民主軍の検問所を襲撃し、兵士2人を殺害(2025年1月29日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハサカ市マアダーン地区にあるシリア民主軍の検問所を襲撃し、兵士2人を殺害した。

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