ロシア当事者和解調整センターはロシア空軍の支援を受けるシリア軍が過去24時間でテロリスト120人以上を殲滅、車輛、戦車24輌、弾薬庫を破壊したと発表(2024年12月4日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、ロシア空軍の支援を受けるシリア軍が、反体制派の集結地点、指揮所などに対してミサイルと爆撃による攻撃を続け、過去24時間でテロリスト120人以上を殲滅、車輛、戦車24輌、弾薬庫を破壊したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月4日付)、タス通信(12月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, December 4, 2024、TASS, December 4, 2024をもとに作成。

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国際危機グループ(ICG)研究員はシャーム解放機構が組織解体を検討している情報を分析(2024年12月4日)

国際危機グループ(ICG)のダーリーン・ハリーファ研究員はX(旧ツイッター)のアカウント(https://x.com/dkhalifa)で、「シリアのアル=カーイダ」として知られる国際テロ組織のシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)が組織の解体を検討している情報についての分析を行った。


ハリーファ研究員のポストの内容は以下の通り。

シャーム解放機構と他の反体制勢力がアレッポ市の統治の課題にどう取り組むかはまだ分からないが、内部での話し合いはすでに始まっているようだ。シャーム解放機構の(アブー・ムハンマド・)ジャウラーニー指導者はICGに対し、「この都市は暫定的な組織によって統治される。すべての戦闘…

…員は、シャーム解放機構も含めて、数週間中に民間地域から退去するよう指示され、官僚は職務に復帰するよう要請されるだろう。また、イスラーム教徒とキリスト教徒の多様性など、この都市の独特の社会的、文化的規範は尊重されるだろう。

彼はまた次のように付言した。「シャーム解放機構は、シリア社会の拡がりを反映した新しい組織において、民間と軍の構造を完全に統合できるようにするために、自ら解散することさえ検討している」。もちろん、シャーム解放機構がこれらの考えを実行するか、他の派閥に圧力をかけるかはわからない。

彼らが従うかどうかもまだ分からない。彼らの歴史とジハード主義のルーツを考えると、シャーム解放機構の覇権拡大と、それが彼らの個人的および宗教的自由に与える影響に関して、多くのシリア人が抱く当然の懸念に対処するうえで、彼らは大きな課題に直面するだろう。

AFP, December 4, 2024、ANHA, December 4, 2024、‘Inab Baladi, December 4, 2024、Reuters, December 4, 2024、SANA, December 4, 2024、Sham FM, December 4, 2024、SOHR, December 4, 2024などをもとに作成。

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「自由の暁」作戦を継続するシリア国民軍は避難民輸送用のバスの受け入れを拒否(2024年12月4日)

「自由の暁」作戦を継続するシリア国民軍により、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあったアレッポ県のタッル・リフアト市一帯が制圧されたことを受けて、同地の国内避難民(IDPs)キャンプなどに身を寄せていたアフリーン郡などの住民が50台の旅客バスに分乗し、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアフダース村に避難した。

また、同じくシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるハサカ県のアームーダー市に避難民約60人が無事到着した。

しかし、シリア国民軍は、北・東シリア地域民主自治局(アフリーン・シャフバー人民評議会)が派遣した避難用の旅客バスの受け入れを拒否した。

AFP, December 4, 2024、ANHA, December 4, 2024、‘Inab Baladi, December 4, 2024、Reuters, December 4, 2024、SANA, December 4, 2024、Sham FM, December 4, 2024、SOHR, December 4, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県、ハサカ県を砲撃(2024年12月4日)

アレッポ県では、ANHA(12月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のウンム・ジャッルード村、フーシャリーヤ村、ターイハト・トゥワイマート村(ターイハ村)の通行所、アブー・カフフ村、タッル・トゥーリーン村、ヤラーニー村、ブーガーズ村、カルト・ワイラーン村を砲撃した。

一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、マンビジュ市郊外とタッル・ハーフィル村一帯でトルコ軍とシリア国民軍を迎撃し、シリア国民軍の戦闘員多数を殺傷した。

また、シリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会は、マンビジュ市近郊の村に侵攻しようとしたシリア国民軍を撃退した。

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ハサカ県では、ANHA(12月4日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ジュムア村を砲撃した。

トルコ軍はまた、マーリキーヤ(ダイリーク)市近郊の洗車施設を無人航空機1機で攻撃し、住民4人が負傷した。

AFP, December 4, 2024、ANHA, December 4, 2024、‘Inab Baladi, December 4, 2024、Reuters, December 4, 2024、SANA, December 4, 2024、Sham FM, December 4, 2024、SOHR, December 4, 2024などをもとに作成。

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「攻撃抑止」軍事作戦局はハマー市に向けて進軍を続けたが、シリア軍の反撃を受けてザイン・アービディーン山制圧に失敗:シャーム解放機構のジャウラーニー指導者がアレッポ市に入る(2024年12月4日)

シリア人権監視団によると、「攻撃抑止」軍事作戦局がハマー市に向けて進軍を続けたが、シリア軍の反撃を受けて、ザイン・アービディーン山制圧に失敗した。

また、シリア軍第25特殊任務部隊などの増援部隊がハマー市周辺各所に展開した。

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 シリア情勢監視団によると、3日夜から4日末にかけての死者は99人で、内訳は以下の通り:

民間人3人(うち1人は爆撃、1人はシャーム解放機構によるハマー市への砲撃で死亡)
シャーム解放機構戦闘員48人
「攻撃抑止」軍事作戦局に参加するシャーム解放機構以外の諸派5人
シリア軍43人(うち士官5人、民兵4人)

また、11月27日以降の死者は713人で、内訳は以下の通り:

シャーム解放機構302人
シリア国民軍59人
シリア軍および親政権民兵242人(うちシリア軍217人(士官23人を含む)、「イランの民兵」のシリア人メンバー6人、外国人メンバー15人、親政権民兵4人)
民間人110人(うち砲撃での死者1人、爆撃による死者87人、「攻撃抑止」軍事作戦局の攻撃による死者21人)

爆撃回数は446回で内訳は以下の通り:
ロシア軍105回
シリア軍戦闘機296回
シリア軍ヘリコプター45回

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「攻撃抑止の戦い」軍事作戦局はテレグラムの専用アカウント(https://t.me/aleamaliaat_aleaskaria/)を通じて、以下の通り発表した。

午後12時1分、シリア軍第25特殊任務師団の兵士3人と「イランの民兵」5人をマアッルシュフール村で捕捉したと発表。

午後3時36分、ハマー市東のムバーラカート村、ラスム・バガル村、ウワイジャ村、ウユール村、カースーン・ジャバル村を制圧したと発表。

午後4時8分、シリア国防省によるアサド軍事アカデミー部隊にかかる発表を受けて、サフィーラ市一帯に進軍し、建物群から逃走した将兵らを包囲、すべての街道を封鎖し、投降のための交渉を求め、彼らの要求に従い、武器と陣地を蜂起することの見返りとして投降を受け入れたと発表。



午後4時15分、アラウィー派宗徒に対して、アサド体制から離反し、過去の過ちをただし、宗派主義を認めない未来のシリアの一員となるよう呼びかける。

午後6時33分、シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者のメッセージを発表。
メッセージの内容は以下の通り:

戦場にいる軍事作戦局の全部隊に対して、マハルダ市の住民を丁重に扱うよう命じる。私は、キリスト教徒が多数を占めるこの都市に良くするよう命じる。そして、イスラームの布教、その慈悲、そして預言者ムハンマドの教えを、住民に示すために。
また、マハルダ市の住民に私のメッセージを伝えたい。我々はイドリブやアレッポにおいてキリスト教徒の住民を丁重に扱ってきた。そして、あなた方を守り、財産を保護するよう努めるであろう。したがって、安心して、犯罪者体制が仕掛ける心理戦を拒絶するよう求める。家や村から避難しないで欲しい。


午後6時38分、ジャウラーニー指導者がアレッポ市を訪れたとして、写真を公開。

午後6時58分、ハマー市東のサアン町、サッルージュ村および同村の軍事キャンプ、シャイフ・ハラール村、マジュダル村、タッル・ビージュー村、シール村、スービーン村、ハッターブ村などを制圧したと発表。

午後8時3分、シャーム解放機構の精鋭部隊アサーイブ・ハムラー(赤い鉢巻き)部隊がハッターブ村一帯での特殊作戦で、シリア軍兵士50人以上を殺害したと発表。

AFP, December 4, 2024、ANHA, December 4, 2024、‘Inab Baladi, December 4, 2024、Reuters, December 4, 2024、SANA, December 4, 2024、Sham FM, December 4, 2024、SOHR, December 4, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍所属のダイル・ザウル軍事評議会がシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸の「7ヵ村」を攻撃、米軍も各所を爆撃(2024年12月3日)

ダイル・ザウル県では、SANA(12月3日付)特派員によると、シリア軍と予備部隊が、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川東岸のいわゆる「7ヵ村」を攻撃した人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のダイル・ザウル軍事評議会を迎撃した。

シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル軍事評議会は、サーリヒーヤ村、フシャーム町一帯に対する砲撃をもって攻撃を開始、フサイニーヤ町を制圧、それ以外の村にも砲撃を加えているという。

これに対して、「イランの民兵」とレバノンのヒズブッラーの民兵は、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)の基地、ジュダイド・アカイダート村近郊のマアーミル山を砲撃した。

一連の戦闘で、シリア軍兵士3人とダイル・ザウル軍事評議会のメンバー3人が死亡したほか、女児1人と女性1人が死亡、シリア軍兵士と親政権民兵17人、ダイル・ザウル民政評議会のメンバー12人民間人22人が負傷した。

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その後、「7ヵ村」の一つタービヤト・ジャズィーラ村一帯で、シリア軍とダイル・ザウル軍事評議会の戦闘が再び発生、米主導の有志連合の戦闘機がこれに介入、同地の複数ヵ所を爆撃した。

シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が「7ヵ村」やダイル・ザウル航空基地一帯を爆撃、ダイル・ザウル航空基地で共和国護衛隊第104旅団の兵士6人が死亡した。

有志連合はさらに、ブーカマール市にある「イランの民兵」の拠点複数ヵ所を爆撃した。

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シリア人権監視団によると、2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで162回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:21回
CONOCOガス田の基地:58回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:19回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

AFP, December 3, 2024、ANHA, December 3, 2024、‘Inab Baladi, December 3, 2024、Reuters, December 3, 2024、SANA, December 3, 2024、Sham FM, December 3, 2024、SOHR, December 3, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構が主導する「攻撃抑止」軍事作戦局の侵攻に伴い、アレッポ市などから北・東シリア地域民主自治局の支配地に避難した住民がカーミシュリー市、タブカ市に到着(2024年12月3日)

ハサカ県では、ANHA(12月3日付)によると、シャーム解放機構が主導する「攻撃抑止」軍事作戦局のアレッポ市および同市一帯地域への侵攻に伴い、北・東シリア地域民主自治局の支配地に避難した学生200人以上が家族、親戚とともに、カーミシュリー市に到着した。

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ラッカ県では、ANHA(12月3日付)によると、シャーム解放機構が主導する「攻撃抑止」軍事作戦局のアレッポ市および同市一帯地域への侵攻に伴い、北・東シリア地域民主自治局の支配地に避難を決意したアフリーン郡からの国内避難民(IDPs)がタブカ市に到着した。

AFP, December 3, 2024、ANHA, December 3, 2024、‘Inab Baladi, December 3, 2024、Reuters, December 3, 2024、SANA, December 3, 2024、Sham FM, December 3, 2024、SOHR, December 3, 2024などをもとに作成。

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アレッポ市のシャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区に残留するシリア民主軍は、「攻撃抑止」軍事作戦局を主導するシャーム解放機構と、同地の残留か撤退をめぐって交渉(2024年12月3日)

シリア人権監視団は複数筋の情報として、アレッポ県アレッポ市のシャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区に残留する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、「攻撃抑止」軍事作戦局を主導するシャーム解放機構と、同地の残留か撤退をめぐる交渉を続けていると発表した。

AFP, December 3, 2024、ANHA, December 3, 2024、‘Inab Baladi, December 3, 2024、Reuters, December 3, 2024、SANA, December 3, 2024、Sham FM, December 3, 2024、SOHR, December 3, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)でアレッポ県との連帯を訴え、シリア軍による爆撃・砲撃を非難するデモ(2024年12月3日)

スワイダー県では、スワイダー24(12月3日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)でアレッポ県との連帯を訴え、シリア軍による爆撃・砲撃を非難するデモが行われた。

AFP, December 3, 2024、ANHA, December 3, 2024、‘Inab Baladi, December 3, 2024、Reuters, December 3, 2024、SANA, December 3, 2024、Sham FM, December 3, 2024、SOHR, December 3, 2024、、Suwayda 24, December 24, 2024などをもとに作成。

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「自由の暁」作戦を継続中のシリア国民軍諸派はクルド人一家を暴行、ヤズィーディー教徒の男性を殺害(2024年12月3日)

ANHA(12月3日付)は、「自由の暁」作戦を継続中のシリア国民軍諸派によって制圧されたアレッポ県のタッル・リフアト市一帯(北・東シリア地域民主自治局がいうところのシャフバー地区)で、同軍所属の第50師団のアッズー・ミスバーフを名乗る指導者が率いるグループがクルド人一家を暴行したと報じ、その様子を撮影したビデオや写真を掲載した。

また、シリア人権監視団によると、シリア国民軍に所属する武装集団が、タッル・リフアト市からアフリーン郡に向かっていたヤズィーディー教徒の老人とその妻に向けて発砲、老人を殺害、妻を負傷させた。

AFP, December 3, 2024、ANHA, December 3, 2024、‘Inab Baladi, December 3, 2024、Reuters, December 3, 2024、SANA, December 3, 2024、Sham FM, December 3, 2024、SOHR, December 3, 2024などをもとに作成。

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アレッポ県ハナースィル市で「自由の暁」作戦継続中のシリア国民軍がシリア軍と交戦、マンビジュ市一帯ではシリア民主軍がトルコ軍、シリア国民軍と交戦(2024年12月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、イラクの人民動員隊の増援部隊とともに、シリア国民軍によって制圧されたハナースィル市一帯に到達、同地でと「自由の暁」作戦を継続中のシリア国民軍と交戦した。

また、シャイフ・ナッジャール市の工業団地地区では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とシリア国民軍が交戦した。

一方、ANHA(12月3日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のマンビジュ軍事評議会がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北西のサイヤーダ村、ダンダニーヤ村に潜入しようとしたシリア国民軍を迎撃し、戦闘員10人を殺害した。

これに対し、トルコ軍はシリア国民軍とともに、アイン・アラブ(コバネ)市西のズール・マガール村、M4高速道路沿線のタルワーズィーヤ村、マンビジュ市近郊のサイヤーダ村、ダンダニーヤ村を砲撃した。

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シリア国民軍はテレグラムに開設した専用アカウント(https://t.me/Dawn_of_Freedom1/)を通じて、以下の通り、「自由の暁」作戦の戦果を発表した。

午後12時58分、シャーム解放機構がシリア国民軍の戦闘員の捕捉、同軍制圧地の奪取と言った敵対行為を行っていると非難、シリア解放機構に対して、シリア国民軍および「自由の暁」作戦への攻撃を停止し、奪取したシリア国民軍の制圧地を返還し、「シリア革命」の敵に銃を向け、革命家諸派を脅かすような政策を止め、「攻撃抑止」軍事作戦局に参加している諸派に対してシャーム解放機構への自らの姿勢を明示するするよう呼びかける。

午後11時00分、バービーリー揚水上を解放したと発表。

AFP, December 3, 2024、ANHA, December 3, 2024、‘Inab Baladi, December 3, 2024、Reuters, December 3, 2024、SANA, December 3, 2024、Sham FM, December 3, 2024、SOHR, December 3, 2024などをもとに作成。

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「攻撃抑止」軍事作戦局によるハマー市への砲撃で民家人8人が死傷、ロシア軍によるイドリブ県ハーン・シャイフーン市爆撃で民間人2人死亡(2024年12月3日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、「攻撃抑止」軍事作戦局を主導するシャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるムハルダ市を砲撃した。

シャーム解放機構はまた、ハマー市のシャイフ・アンバル地区、兵舎地区、バルナーウィー地区、タアーウニーヤ地区、アンダルス地区を砲撃、タアーウニーヤ地区の学校近くに砲弾が着弾し、民間人2人が死亡、子ども1人を含む民間人6人が負傷した。

また、前日のハマー市バアス地区に対する砲撃で重傷を負っていた子供1人も死亡した。

これに対して、シリア軍戦闘機は、「攻撃抑止」軍事作戦局が制圧したと主張するハルファーヤー村に対して6回の爆撃を実施、ヘリコプターが「たる爆弾」で4回の爆撃を行った。

シリア軍戦闘機はまた、ロシア軍戦闘機とともに、スーラーン町、ムーリク市一帯を爆撃した。

タス通信(12月3日付)によると、シリア軍はカルナーズ町、タッル・ミルフ村、ジャルマ村、ジャビーン村、ヒヤーリーン町、シャイフ・ハディード村を奪還した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が「攻撃抑止」軍事作戦局によって制圧されたハーン・シャイフーン市を爆撃、民間人2人が死亡した。

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シリア人権監視団によると、11月27日以降の戦闘での死者は602人に達した。

内訳は以下の通り:

戦闘員498人
シャーム解放機構245人
国民軍(国民解放戦線)諸派54人
シリア軍側199人(うちシリア軍兵士178人(士官18人)、「イランの民兵」のシリア人メンバー6人、イラン・イスラーム革命防衛隊顧問1人、外国人15人)

民間人104人
砲撃による死者1人
シリア・ロシア軍の爆撃による死者85人
「攻撃抑止」軍事作戦局の砲撃による死者21人

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「攻撃抑止の戦い」軍事作戦局はテレグラムの専用アカウント(https://t.me/aleamaliaat_aleaskaria/)を通じて、以下の通り戦果を発表した。

午後12時51分、ハマー県北部からシリア軍兵士50人以上を殺害し、スーラーン町、タイバト・イマーム市、ハルファーヤー市、マアルダス村を制圧したと発表。

午後3時26分、シリア軍士官が集結するミスヤーフ市の建物を無人航空機で攻撃したとされる映像を公開。

午後4時22分、アーミル・シャイフ司令官のビデオ声明を配信。

声明のなかで、シャイフ司令官は、避難民の帰還が作戦、腐敗と専制の支配の終焉、すべての国民のための新たなシリアの建設が目標の一つだ述べた。

午後4時49分、ラフジャーン村、マアッル・シュフール村など14ヵ町村を制圧したと発表。

午後6時8分、トルコを拠点とする反体制派系のシリア・テレビによる「攻撃抑止」の戦いの継続的な報道に謝意を表明。

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シャーム解放機構が支配地の自治(行政)を委託しているシリア救国内閣の経済資源省は、アレッポ県内の16の国営パン工場を再開したとしたうえで、143の民営のパン工場とともに、アレッポ市にパンを供給すると発表した。

AFP, December 3, 2024、ANHA, December 3, 2024、‘Inab Baladi, December 3, 2024、Reuters, December 3, 2024、SANA, December 3, 2024、Sham FM, December 3, 2024、SOHR, December 3, 2024、TASS, December 3, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはシリア軍とロシア空軍がイドリブ県、ハマー県、アレッポ県に侵攻中の「攻撃抑止」作戦司令局を攻撃し、戦闘員少なくとも100人を殺害、車輛60輌以上を破壊したと発表(2024年12月2日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、シリア軍とロシア空軍がイドリブ県、ハマー県、アレッポ県に侵攻中の「攻撃抑止」作戦司令局を攻撃し、戦闘員少なくとも100人を殺害、車輛60輌以上を破壊したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月2日付)、タス通信(12月2日付)が伝えた。

RIA Novosti, December 2, 2024、TASS, December 2, 2024をもとに作成。

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ダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地が砲撃を受け、米軍がシリア政府支配地を爆撃・砲撃(2024年12月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地が砲撃を受けた。

2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで161回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:21回
CONOCOガス田の基地:57回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:19回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

これに対して、CONOCOガスでの基地に駐留する米軍(有志連合)は、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川東岸の「7ヵ村」に含まれるフシャーム町とムッラート村を砲撃した。

また、米主導の有志連合の戦闘機複数機が、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊の砂漠地帯に設置されている「イランの民兵」の陣地1ヵ所を爆撃し、3人が負傷した。

有志連合の戦闘機はまた、同地に加えてクーリーヤ市近郊の砂漠地帯に展開する「イランの民兵」の陣地複数ヵ所に機銃掃射を行った。

AFP, December 2, 2024、ANHA, December 2, 2024、‘Inab Baladi, December 2, 2024、Reuters, December 2, 2024、SANA, December 2, 2024、SOHR, December 2, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)などで、アレッポ県との連帯を訴え、シリア軍による爆撃・砲撃を非難するデモ(2024年12月2日)

スワイダー県では、スワイダー24(12月1日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)などで、アレッポ県との連帯を訴え、シリア軍による爆撃・砲撃を非難するデモが行われた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市では、武装集団どうしが交戦し、若い男性1人が負傷、その後死亡した。

また、イナブ・バラディー(12月2日付)では、ジャースィム市で地元武装集団の司令官2人が何者かによって殺害され、遺体で発見された。

AFP, December 2, 2024、ANHA, December 2, 2024、‘Inab Baladi, December 2, 2024、Reuters, December 2, 2024、SANA, December 2, 2024、SOHR, December 2, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア国民軍とともにハサカ県、アレッポ県マンビジュ市一帯への攻撃を強める(2024年12月2日)

ハサカ県では、ANHA(12月2日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに、タッル・タウィール村を砲撃した。

このほか、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市東の畜産資源機構近くでシリア軍の士官(少尉)1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡、1人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(12月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のタッル・トゥーリーン村、ブワイヒジュ村、カーウカリー村を砲撃した。

また、トルコ軍の無人航空機1機がダンダニーヤ村を攻撃したほか、サイヤーダ村を自爆型無人航空機3機で攻撃した。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のマンビジュ軍事票位階がシャリア国民軍を狙って砲撃を行い、戦闘員2人を殺害した。

AFP, December 2, 2024、ANHA, December 2, 2024、‘Inab Baladi, December 2, 2024、Reuters, December 2, 2024、SANA, December 2, 2024、SOHR, December 2, 2024などをもとに作成。

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シリア国民軍によるアレッポ県タッル・リフアト市一帯地域の制圧を受けて、避難民らがラッカ県に向けて避難、シリア国民軍はこれを襲撃:ロシア軍がサフィーラ市一帯を爆撃し、民間人4人死亡(2024年12月2日)

ANHA(12月2日付)によると、シリア国民軍によるタッル・リフアト市一帯地域の制圧を受けて、2018年の「オリーブの枝」作戦に伴うトルコのアフリーン郡占領を受けて、同地から北・東シリア地域民主自治局のシャフバー地区(タッル・リフアト市一帯地域)に設置された国内避難民(IDPs)キャンプに身を寄せていた避難民が同自治区支配地域への避難を開始した。

避難民の避難は、北・東シリア地域民主自治局のアフリーン・シャフバー人民評議会が住民らを虐殺から守るとして避難民らがシャフバー地区からの退去する意志があるとする声明を出したことを受けて開始された。


ANHAが最新の統計値として明らかにしたところによると、タッル・リフアト市一帯に設置されていた5つのIDPキャンプに収容されていたアフリーン郡からの避難民の数は以下の通り。

バルハダーン・キャンプ:702世帯、2,772人
サルダム・キャンプ:900世帯、3,773人
アフリーン・キャンプ:122世帯、498人
アウド・キャンプ:145世帯、584人
シャフバー・キャンプ:104世帯、466人

このうち、8,094人が旅客バスなどに分乗して、北・東シリア地域民主自治局の支配地に避難、それ以外の避難民は残留するか、アフリーン郡に帰還した。

しかし、シリア人権監視団によると、シリア国民軍は、避難民を乗せて、ラッカ県タブカ市に向かっていた車列を襲撃した。

車列は数時間前に、シリア国民軍によって制圧されたタッル・リフアト市一帯の国内避難民(IDPs)キャンプを出発していた。

またANHAが複数の住民筋の話として伝えたところによると、アフリーン郡に帰還した女性を含む避難民20人がアフリーン市東のカフルジャンナ村の検問所で拘束され、連行された。

なお、北・東シリア地域民主自治局はラッカ県タブカ市の国立競技場などに仮設キャンプを設置するなどして、避難民を受け入れ準備を行っている。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、「自由の暁」作戦を継続するシリア国民軍によって制圧されたサフィーラ市とタッル・アラン町(アクサー殉教者学校近くの民家1棟)を爆撃、子ども2人を含む民間人4人が死亡した。

死亡したのは国内避難民(IDPs)。

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シリア国民軍はテレグラムに開設した専用アカウント(https://t.me/Dawn_of_Freedom1/)を通じて、「自由の暁」作戦の戦果を以下の通り発表した。

午前8時30分、ウンム・フーシュ村、ワフシーヤ村を解放したと発表。

午前9時3分、ジャウバ村、シャイフ・カイフ村を解放したと発表。

午後9時13分、ウンム・アマド村、タッル・ラッハール村を解放したと発表。

午前9時38分、フサーミーヤ村を解放したと発表。

午前10時8分、ジージャーン村、タッル・ジージャーン村、ハリーサ村を解放したと発表。

午前10時45分、アフラス村を解放したと発表。

午前11時9分、タッル・カッラーフ村を解放したと発表。

午後12時19分、シャフバー・ダムを完全制圧したと発表。

午後3時22分、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の歩兵学校を解放したと発表。

AFP, December 2, 2024、ANHA, December 2, 2024、‘Inab Baladi, December 2, 2024、Reuters, December 2, 2024、SANA, December 2, 2024、SOHR, December 2, 2024などをもとに作成。

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「攻撃抑止の戦い」軍事作戦局はシャーヒーン大隊がハマー県各所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年12月2日)

「攻撃抑止の戦い」軍事作戦局はテレグラムの専用アカウント(https://t.me/aleamaliaat_aleaskaria/)を通じて、以下の通り戦果を発表した。

午後11時31分、シャーヒーン大隊がハマー県のザイン・アービディーン山頂の士官らの集結地を攻撃し、将兵を負傷させた模様だと発表。

午後11時34分、シャーヒーン大隊がハマー県ミスヤーフ市での共和国護衛隊の重要な会議を攻撃したと発表。

午後12時4分、シャーヒーン大隊がハマー航空基地のヘリコプター1機を攻撃し、これを利用不能としたと発表。

午後2時10分、クルド人に向けて声明を出し、クルド人に対する国家の蛮行を断固として拒否し、多様性を弱さではなく、強さと捉えているとする声明を発表

午後4時41分、ハマー県の7ヵ所を制圧したと発表。

午後6時05分、午後7時から翌午前7時まで外出禁止令を発出すると発表。

AFP, December 2, 2024、ANHA, December 2, 2024、‘Inab Baladi, December 2, 2024、Reuters, December 2, 2024、SANA, December 2, 2024、SOHR, December 2, 2024などをもとに作成。

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シリア国民軍がアレッポ市内のシーハーン交差点近くで、クルド人一家(国内避難民(IDPs))が乗った車を狙撃し、父親と息子が死亡、母親と娘が負傷(2024年12月2日)

アレッポ県では、ANHA(12月2日付)によると、「トルコの傭兵」(シリア国民軍)がアレッポ市内のシーハーン交差点近くで、クルド人一家(国内避難民(IDPs)が乗った車を狙撃し、父親と息子が死亡、母親と娘が負傷した。

AFP, December 2, 2024、ANHA, December 2, 2024、‘Inab Baladi, December 2, 2024、Reuters, December 2, 2024、SANA, December 2, 2024、SOHR, December 2, 2024などをもとに作成。

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「攻撃抑止」軍事作戦局がハマー市を砲撃し、民間人8人が死亡する一方、シリア・ロシア軍はイドリブ県などを爆撃し、11人が死亡(2024年12月2日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、「攻撃抑止」軍事作戦局が県北部と東部の複数地域でシリア軍と激しく交戦した。

シリア軍はまた、侵攻を試みるシャーム解放機構などの反体制武装集団諸派をムーリク市一帯で爆撃した。

これに対して、「攻撃抑止」軍事作戦局はハマー市バアス地区の複数ヵ所を多連装ロケット砲で攻撃し、子ども2人を含む民間人8人が死亡、複数人が負傷した。

ロケット弾はまた、バーシャー交差点、ファーティマ・サカー学校、預言者末裔モスクなどに着弾した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団、ホワイト・ヘルメットなどによるとによると、シリア軍とロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市のシャムアート交差点や複数の住宅地区を爆撃し、子ども5人と女性2人を含む11人が死亡、数十人が負傷した。

ロシア軍戦闘機はまた、イドリブ市のイドリブ大学病院、イブン・スィーナー病院、イドリブ国立病院、保健局などが入った複合施設に対して2回の爆撃を行った。

シャームFM(12月2日付)によると、この爆撃でシャーム解放機構の指揮所1ヵ所が破壊された。

なお、シリア軍とロシア軍によるイドリブ市への爆撃を受けて、多くの住民が避難した。

シリア軍とロシア軍の戦闘機は、このほかにもハーン・シャイフーン市、マアッラト・ヌウマーン市郊外、シャイフ・バフル村一帯を爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「攻撃抑止」軍事作戦局によって制圧されたアレッポ市のスライマーニーヤ地区(キリスト教が多く住む)などに対して5回の爆撃を実施した。

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同監視団によると、11月27日以降、シリア軍とロシア軍がイドリブ県とアレッポ県の各所に対して実施した爆撃は420回に達し、そのほとんどがシリア軍によるものだという。

また、11月27日以降の戦闘での死者は514人に達した。

内訳は以下の通り:

戦闘員422人
シャーム解放機構217人
国民軍(国民解放戦線)諸派51人
シリア軍側154人(うちシリア軍兵士132人(士官4人)、「イランの民兵」のシリア人メンバー6人、イラン・イスラーム革命防衛隊顧問1人、外国人15人)

民間人94人
シリア・ロシア軍の爆撃による死者81人
「攻撃抑止」軍事作戦局の砲撃による死者12人
その他1人
イドリブ市に対するロシア軍の爆撃による死者9人
アレッポ大学大学病院に対する攻撃による死者8人

AFP, December 2, 2024、ANHA, December 2, 2024、‘Inab Baladi, December 2, 2024、Reuters, December 2, 2024、SANA, December 2, 2024、Sham FM, December 2, 2024、SOHR, December 2, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはシリア軍とロシア空軍がイドリブ県、ハマー県、アレッポ県に侵攻中の「攻撃抑止」作戦司令局を攻撃し、戦闘員少なくとも320人を殺害、車輛60輌以上を破壊したと発表(2024年12月1日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、シリア軍とロシア空軍がイドリブ県、ハマー県、アレッポ県に侵攻中の「攻撃抑止」作戦司令局を攻撃し、戦闘員少なくとも320人を殺害、車輛60輌以上を破壊したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月1日付)、タス通信(12月1日付)が伝えた。

RIA Novosti, December 1, 2024、TASS, December 1, 2024をもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴える(2024年12月1日)

スワイダー県では、スワイダー24(12月1日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

デモ参加者はまた、アレッポ県との連帯を訴え、シリア軍による爆撃・砲撃を非難した。

AFP, December 1, 2024、ANHA, December 1, 2024、‘Inab Baladi, December 1, 2024、Reuters, December 1, 2024、SANA, December 1, 2024、SOHR, December 1, 2024、Suwayda 24, December 1, 2024などをもとに作成。

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シリア国民軍がアレッポ県タッル・リフアト市などを新たに制圧:トルコ軍もハサカ県を攻撃(2024年12月1日)

アレッポ県では、ANHA(12月1日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村、マルアナーズ村、ウンム・フーシュ村を砲撃した。

また、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のアフリーン解放軍団が、シャワーリガ村、マーリキーヤ村でシリア国民軍を迎撃した。

一方、マンビジュ市一帯でも、トルコ軍がアラブ・ハサン村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(12月1日付)、SANA(12月1日付)などによると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル市近郊のタウィーラ村、カブール・ガラージナ村を砲撃した。

これにより、タッル・タムル変電所が損害を受け、利用不能となった。

また、カーミシュリー市とハサカ市を結ぶ街道で車1台が攻撃を受けた。

シリア人権監視団によると、攻撃はトルコ軍の無人航空機によるともので、乗っていたシリア民主軍の司令官1人と護衛2人が死亡した。

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ラッカ県では、ANHA(12月1日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が占領下の「平和の泉」地域の拠点都市タッル・アブヤド市西のスーワーン村、ヒルバト・バカル村、クール・ハサン村を砲撃した。

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シリア国民軍はテレグラムに開設した専用アカウント(https://t.me/Dawn_of_Freedom1/)を通じて、以下の通り戦果を発表した。

午前1時10分、マッラーン村を制圧したと発表。

午前10時15分、シャイフ・ナッジャール市第3工業団地地区を制圧。

午前10時26分、サフィーラ市を制圧したと発表。

午前10時39分、アレッポ市の発電所を制圧したと発表。

午前10時59分、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区を完全制圧したと発表。

午後12時8分、シリア国民軍がアレッポ市に到着したと発表。

午後12時54分、タッル・リフアト市近郊のカフィーン村を解放したと発表。

午後1時37分、タッル・アナブ村、ハマド農場、ズーヤーン村、タッル・ズーヤーン村を解放したと発表。

午後2時55分、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、ジャウズ村、タート・マラーシュ村を解放したと発表。

午後3時33分、マルアナーズ村、ハフサ村一帯を解放したと発表。

午後3時42分、ブルジュ・カース村、タッル・アジャーズ村を解放したと発表。

午後4時5分、ハッラーブ・シャムス村、クーターラ村、大ズーク村を解放したと発表。

午後4時16分、マンナグ航空基地を解放したと発表。

午後4時58分、イドリブ県のマクバラ村を解放したと発表。

午後4時59分、ダイル・ジャマール村を解放したと発表。

午後5時26分、ブルジュ・カース村を解放したと発表。

午後5時44分、アイン・ダクナ村を制圧したと発表。

午後5時56分、防衛工場近くのワーハ住宅地区を解放したと発表。

午後6時58分、シャイフ・イーサー村を完全制圧したと発表。

午後7時16分、タッル・リフアト市を解放したと発表。

午後7時48分、ラーダール・シャッアール村、シャッアーラ村、ナイラビーヤ村を解放したと発表。

午後10時7分、ザルアリーター村、マイヤーサ村を解放したと発表。

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北・東シリア地域民主自治局は声明を出し、攻撃抑止」の戦いと「自由の暁」作戦に伴うシャーム解放機構主体の「決戦」作戦司令室、シリア国民軍諸派がアレッポ県への侵攻を激化させていることを受け、支配地において総動員令を発出した。

AFP, December 1, 2024、ANHA, December 1, 2024、‘Inab Baladi, December 1, 2024、Reuters, December 1, 2024、SANA, December 1, 2024、SOHR, December 1, 2024などをもとに作成。

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シリア軍とロシア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、アレッポ市に爆撃・砲撃を実施、ハマー県北部で「攻撃抑止」軍事作戦局への反撃を開始(2024年12月1日)

イドリブ県では、イナブ・バラディー(12月1日付)、ホワイト・ヘルメットなどによると、シリア軍とロシア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市に対して爆撃と砲撃を行い、女性1人を含む、民間人4人が死亡、子ども25人と女性16人を含む54人が負傷した。

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シリア人権監視団によると、「攻撃抑止」軍事作戦局による攻撃と、シリア軍とロシア軍のイドリブ県とアレッポ県の複数ヵ所への爆撃・砲撃で49人が死亡した。

また。ロシア軍によるイドリブ市への爆撃では、50人以上が、アレッポ市に対するロシア軍とシリア軍の爆撃・砲撃では、23人以上が負傷した。

内訳は以下の通り。
イドリブ市:ロシア軍の爆撃で民間人9人死亡
アレッポ大学大学病院への爆撃で民間人8人とシャーム解放機構9人(うちカメラクルー2人)が死亡
ハマー県北部に対する「攻撃抑止」軍事作戦局の攻撃でシリア軍兵士23人死亡。

シリア人権監視団によると、27日以降の戦闘での死者は417人に達した。

内訳は以下の通り:

戦闘員335人
シャーム解放機構182人
国民軍(国民解放戦線)諸派37人
シリア軍側137人(うちシリア軍兵士116人(士官4人)、「イランの民兵」のシリア人メンバー6人、イラン・イスラーム革命防衛隊顧問1人、外国人15人)

民間人61人
ロシア軍の爆撃による死者23人(うち子ども4人、女性3人)
シャーム解放機構によるアレッポ大学大学寮への砲撃による死者4人
イドリブ市バースィル交差点に対する爆撃の死者16人
イドリブ市に対するロシア軍の爆撃による死者9人
アレッポ大学大学病院に対する攻撃による死者8人

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がミスヤーフ市とヒムス市上空に飛来した所属不明の無人航空機複数機を迎撃した。

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「攻撃抑止の戦い」軍事作戦局はテレグラムの専用アカウント(https://t.me/aleamaliaat_aleaskaria/)を通じて、以下の通り戦果を発表した。

午前10時16分、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)を制圧したと発表。

午前10時23分、ハナースィル市、ハナースィル・アレッポ高速道路を制圧

午前10時48分、アレッポ市のマイダーン砲兵学校、軍事アカデミー(士官学校)を制圧

午後1時25分、アレッポ市東の戦略的地域複数ヵ所を制圧したと発表。

午後1時27分、サフィーラ市一帯、アドナーニーヤ村一帯、アッザーン山一帯、ハナースィル市一帯を解放したと発表。

午後1時33分、アレッポ市東でシリア軍兵士35人以上を殺害、30人を投降させ、武器、弾薬を捕獲したと発表。

午後1時47分、ハマー県北部のマアーン村、カッバーリーヤ村、カウカブ村を制圧したと発表。

午後1時48分、シャフシャブー山を制圧したと発表。

午後1時52分、シャーヒーン大隊がハマー県北部のシリア軍の集結地複数ヵ所を攻撃し、直接の損害を与えたと発表。

午後8時00分、イドリブ県全土を解放したと発表。

午後5時38分、シャーヒーン大隊がハマー航空基地を攻撃したと発表。

午後5時56分、シャーヒーン大隊がハマー航空基地から撤退する複数の集団を追跡していると発表。

午後6時36分、午後7時から2日午前7時までアレッポ市内で外出禁止令を発出すると発表。

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シャーム解放機構が支配地の自治(行政)を委託する政治問題局は声明を出し、イラクに対して、「シリア革命」はイラクおよび地域のいかなる国の安全保障と安定への脅威ではないと表明した。

AFP, December 1, 2024、ANHA, December 1, 2024、‘Inab Baladi, December 1, 2024、Reuters, December 1, 2024、SANA, December 1, 2024、SOHR, December 1, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局は「攻撃抑止」の戦いに伴うアレッポ市の混乱を受け、避難民2,892人を自治局支配地に受け入れたと発表(2024年11月30日)

北・東シリア地域民主自治局は声明を出し、「攻撃抑止」の戦いに伴うアレッポ市の混乱を受け、避難民2,892人を自治局支配地に受け入れたと発表した。

AFP, November 30, 2024、ANHA, November 30, 2024、‘Inab Baladi, November 30, 2024、Reuters, November 30, 2024、SANA, November 30, 2024、SOHR, November 30, 2024などをもとに作成。

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ダルアー県各所で「攻撃抑止」の戦いを支持するデモ:インヒル市ではシリア軍がデモ参加者に向けて発砲(2024年11月30日)

ダルアー県では、イナブ・バラディー(11月30日付)、HFL(11月30日付)によると、インヒル市、タファス市、タッル・シハーブ町、ナーフタ町、マアルバ町、ジーザ町、フラーク市などで、「攻撃抑止」の戦いを支持するデモが行われた。

このうち、インヒル市では、シリア軍がデモ参加者に向けて発砲したという。

AFP, November 30, 2024、ANHA, November 30, 2024、HFL, November 30, 2024、‘Inab Baladi, November 30, 2024、Reuters, November 30, 2024、SANA, November 30, 2024、SOHR, November 30, 2024などをもとに作成。

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シリア国民軍はシリア軍とシリア民主軍に対する「自由の暁」作戦を開始、クワイリース航空基地などを制圧(2024年11月30日)

シリア国民軍はテレグラムに専用アカウント(https://t.me/Dawn_of_Freedom1/)を開設し、「自由の暁」作戦を開始したと発表した。

声明によると、作戦は「シリアの体制」、人民防衛隊(YPG)、そしてYPG主体のシリア民主軍によって奪われた地域の解放が目的。

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シリア国民軍がテレグラムの専用アカウントを通じて発表した主な戦果は以下の通り。

午前9時48分、ツイッター(https://x.com/mlyt42512fjr?s=21)、フェイスブック(https://www.facebook.com/share/ntkk7hdmzGCvYcEJ/?mibextid=kFxxJD)、ワッツアップ(https://whatsapp.com/channel/0029Vaz964aEquiLVREypR27)を開設したと発表。

午前11時33分、作戦開始を発表。

午後12時2分、家禽飼育場、シャマーウィーヤ村を解放したと発表。

午後1時17分、アッラーン村を制圧したと発表。

午後1時33分、ターディフ市を制圧したと発表。

午後2時31分、シャイフ・ダーン村、カタル村、アイン・ジャハシュ村、ハルバシャ村を制圧したと発表。

午後2時45分、カッバーン村、小フィーハ村、マシュラファ村を制圧したと発表。

午後3時21分、シャクラーン村を制圧したと発表。

午後3時29分、大タフリーア村を制圧したと発表。

午後3時40分、タッラト・ズーヤーン村を制圧したと発表。

午後3時44分、ターディフ市、トゥウーマーン村、シャマーウィヤ村、シャイフ・ダーン村、ハルバシャ村、アイン・ジャハシュ村、カタル村、アッラーン村、ダイル・カーク村、ブライジュ村、大タフリーア村、小フィージャ村、マシュラファ村、大ナバータ村を制圧したと発表。

午後3時52分、アブー・ジャッバール村を制圧したと発表。

午後4時7分、サルマ村、カスル・ブライジュ村、小ナバータ村、タッル・サルミーヤ村を制圧したと発表。

午後4時24分、ウワイシャ村、ジュッブ・スルターン村を制圧したと発表。

午後5時2分、クワイリス航空基地、同基地周辺の第111中隊基地、航空士官学校、クワイリスの訓練用の飛行場、士官宿舎を制圧したと発表。

午後5時40分、タンムーザ村、タッル・マクスール村、ラスム・アラム村、マラシュ・ファット村、マドユーナ村を制圧したと発表。

午後6時14分、サルマ村、小サルジャ村、大サルジャ村、スーラーン町を制圧したと発表。

午後11時11分、シャーミル村、タアーナ村を制圧したと発表。

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シリア革命反体制勢力国民連立傘下のシリア暫定内閣も声明を出し、シリア国民軍がシリア軍とシリア民主軍に対する「自由の暁」作戦を開始したと発表した。

声明によると、シリア国民軍は、「攻撃抑止」軍事作戦局による「アレッポ市の解放」の参加したのち、「自由の暁」作戦に転じたという。

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アレッポ県では、ANHA(11月30日付)によると、シリア民主軍が、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるバーブ市方面からシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の支配地(ターデフ市方面)へのシリア民主軍の攻撃を迎撃した。

これに対して、トルコ軍とシリア国民軍は、タッル・リフアト市近郊のタッル・ジージャン村、タッル・マディーク村、バイナ村、ハルバル村、ウンム・フーシュ村、クーワンダ・マザン村を砲撃、これにより男性1人と女児1人が負傷した。

また、北・東シリア地域民主自治局のアフリーン・シャフバー地区(タッル・リフアト市一帯地域)のカルーティー(カルーティーヤ)村とブルジュ・カース村の「社会防衛部隊」がシリア国民軍の攻撃を迎撃した。

また、アレッポ市シャイフ・マクスード地区の「社会防衛部隊」は、同地区に潜入しようとした「傭兵」(シリア国民軍戦闘員)3人を捕捉した。



一方、シリア人権監視団によると、シリア民主軍とシリア国民軍所属の合同部隊がタッル・リフアト市近郊のタナブ村、シャワーリガ村、マーリキーヤ村一帯で交戦した。

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ハサカ県では、ANHA(11月30日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を砲撃した。

AFP, November 30, 2024、ANHA, November 30, 2024、‘Inab Baladi, November 30, 2024、Reuters, November 30, 2024、SANA, November 30, 2024、SOHR, November 30, 2024などをもとに作成。

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アレッポ市バースィル交差点に対する爆撃で30人以上が死傷する一方、「攻撃抑止」軍事作戦局はアレッポ国際空港、イドリブ県南部と東部を制圧:シリア軍、ロシア軍がアレッポ市一帯、イドリブ県から戦略的撤退(2024年11月30日)

シャーム解放機構が主導する「攻撃抑止」軍事作戦局がアレッポ市の大部分を掌握したことを受けて、シリア人権監視団、ANHA(11月30日付)などによると、戦闘機(ロシア軍、シリア軍が明示せず)が29日深夜から30日未明にかけて、アレッポ市中心街のバースィル交差点が爆撃を受け、数十人が死亡した(シリア人権監視団によると、市民16人が死亡、20人が負傷)。


また、アレッポ市中心街のサアドッラー・ジャービリー広場一帯、県裁判所一帯、サラーフッディーン地区一帯、市西部のフルカーン地区などに対して爆撃が行われた。

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これに対して、「攻撃抑止」軍事作戦局は進軍を続け、アレッポ国際空港を掌握、アレッポ市に外出禁止令を発出したほか、シリア軍の戦略的撤退を受けて、イドリブ県南部および東部の25町村、388平方キロメートルを制圧したと発表した。

これにより、「攻撃抑止」軍事作戦局が制圧した市町村、シリア軍基地などは約50となった。

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一方、シリア人権監視団によると、シリア軍(第4機甲師団)と「イランの民兵」がダマスカス国際空港、シーア派住民が多いヌッブル市、ザフラー町、シャイフ・ナッジャール市(工業団地地区)から撤退したことを受け、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が同地に展開した。

現地では、11月28日に、ロシア軍部隊がタッル・リフアト市、マンナグ航空基地から部隊を撤退させており、住民らの間で不安が高まっていた。

また、シリア民主軍は、シリア軍が県東部のダイル・ハーフィル市、アッラーン村などから撤退したことを受けて、同地に展開した。

ヌッブル市とザフラー町では、「攻撃抑止」の戦いの開始を受けて、住民らが29日夜から避難を開始していた。

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シリア人権監視団によると、27日以降の戦闘での死者は327人に達した。

内訳は以下の通り:

戦闘員283人
シャーム解放機構155人
国民軍(国民解放戦線)諸派28人
シリア軍側100人(うちシリア軍兵士79人(士官4人)、「イランの民兵」のシリア人メンバー6人、イラン・イスラーム革命防衛隊顧問1人、外国人15人)

民間人40人(うち子ども5人、女性3人、学生4人)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市に対して1回、フライフィル村に対して4回、カウカバー村に対して2回、カフルムース村に対して2回の爆撃を実施した。

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「攻撃抑止の戦い」軍事作戦局は午前2時7分、テレグラムの専用アカウント(https://t.me/aleamaliaat_aleaskaria/)で以下の通り戦果を発表した。

午前0時6分、シャーム解放機構の精鋭部隊アサーイブ・ハムラー(赤い鉢巻き)部隊の活動を宣伝するビデオを配信。

午前10時56分、イドリブ県のジャルジャナーズ町を解放したと発表。

午前11時40分、イドリブ県のジャルジャナーズ町、タッル・マンス村、アブー・ズフール町を解放したと発表。

午前11時42分、アナダーン市、カフルハムラ村、フライターン市、ハイヤーン町を解放したと発表。

午後12時4分、イドリブ県のマアッラト・ヌウマーン市への進攻を開始したと発表。

午後2時13分、「解放区」からアレッポ市に入った戦闘員と民間人に対して、私有財産、公共施設・機関、インフラを維持し、破壊・侵害したりしないよう求め、違反者を処罰する発表。

午後2時18分、イドリブ県のマアッラト・ヌウマーン市を奪還したと発表。

午後5時00分から翌12月1日午後5時00分までアレッポ市で外出禁止令を発出すると発表

午後3時19分、イドリブ県のカフルナブル市を奪還したと発表。

午後4時4分、ハーン・シャイフーン市を解放したと発表。

午後4時39分、イドリブ県南部および東部の25カ町村、約388平方キロメートルの土地を解放したと発表。

午後10時58分、アレッポ国際空港を制圧中と発表。

午後8時42分、ハマー県およびアレッポ県中部の農村地帯に進攻、シリア軍が数十の拠点から撤退、数十人が離反したと発表。

午後8時59分、シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者らが軍事作戦総司令部で作戦司令官らとハマー市での軍事作戦の進捗をフォローしている写真を公開。

午後9時21分、ジャウラーニー指導者の声明を発表、内容は以下の通り:

英雄的革命家よ、自由人たるムジャーヒディーンよ、汝らに平安とアッラーの慈悲と祝福があらんことを。我々はこの決定的な瞬間において、避難民である我らが住民を帰還させ、犯罪者体制とイランの民兵の脅威を排除するため、地域の解放を継続する。そのために、勝利の道徳、我々の正統なる宗教の教え、人道的な価値感を遵守しなければならない。我々の敵に対してだけ武器を向けることを課されているのではない。我々はアッラーの前で、我らが人民にどのように振る舞うのかを試されている。シリア人民が数十年に渡って期待してきた試練を築き上げようとしている。
イスラームは我々にやさしさと慈悲を教えてくれた。我々はそれらを正しい場所で用いなければならない。諸君らが戦いで見せてくれた勇気は、民間人に対する厳しさや不正を意味するものではない。人々の精神と財産は、我々の責任において保証されるものだ。彼らの家、財産に危害を与えてはならず、解放区の治安と安全を守るのだ。我々は復讐を望んではいない。正義と尊厳をめざしているのだ。
寛容と赦しの模範となれ。捕虜や敵の負傷者に義しくあれ。殺戮に関与してはならない。イスラームの徳をもって彼らに接せよ。私は、諸君らに対し、戦場でシリア革命を代表し、その原理、価値観を、真に、そして実際に表現する責任を与えている。
我々は今日、昼夜を問わず未来のシリアのために活動を続けている。アッラーのお許しのもとで、すべてのシリア人にとって、正義、尊厳、そして自由の国にとなるシリア。勝利は戦場に置けるものだけでないことを忘れるな。勝利はそこから始まるのだ。我々の側からアッラーに義しいものを示そう。
我々は、アッラーが我々の国を解放し、我々を団結させ、みなが誇れるようなシリアを建設することを助けてくれることを願っている。

午後9時33分、予備のアカウント(https://t.me/aleamaliaat_aleaskaria_1)を開設したと発表。

AFP, November 30, 2024、ANHA, November 30, 2024、‘Inab Baladi, November 30, 2024、Reuters, November 30, 2024、SANA, November 30, 2024、SOHR, November 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターはロシア空軍がアレッポ県とイドリブ県を攻撃するヌスラ戦線(現シャーム解放機構)などの過激派の戦闘員少なくとも200人を殲滅したと発表(2024年11月29日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、ロシア空軍がアレッポ県とイドリブ県を攻撃するヌスラ戦線(現シャーム解放機構)などの過激派の戦闘員少なくとも200人を殲滅したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月29日付)、タス通信(11月29日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 29, 2024、TASS, November 29, 2024をもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル県からアレッポ県方面に向かっていたシリア軍第4師団の車列を襲撃(2024年11月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、シリア軍航空機の護衛を伴ってアレッポ県方面に向かっていたシリア軍第4師団の車列を襲撃し、車輛2輌を破壊した。

これを受けて、シリア軍はビシュリー山一帯にあるダーイシュの拠点に対して爆撃を実施した。

AFP, November 29, 2024、ANHA, November 29, 2024、‘Inab Baladi, November 29, 2024、Reuters, November 29, 2024、SANA, November 29, 2024、SOHR, November 29, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.