サウジアラビア、トルコ、世界イスラーム連盟、ヨルダン、カタールは沿岸地域での地元武装グループ治安紊乱を非難、ペデルセン・シリア問題担当国連特使、エジプトは懸念を表明(2025年3月7日)

SANAによると、サウジアラビア、トルコ、世界イスラーム連盟、ヨルダン、カタールは、沿岸地域での地元武装グループ(「前政権の残党」)による治安紊乱を非難した。




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『ワタン』によると、一方、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特使やエジプトは懸念を表明した。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はサウジアラビアのメッカで開催されている湾岸協力会議(GCC)の閣僚会議に出席(2025年3月7日)

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、サウジアラビアのメッカで開催されている湾岸協力会議(GCC)の閣僚会議に出席した。

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英国は2月25日にアレッポ県でダーイシュメンバーとして知られるテロリスト1人をMQ-9リーパー無人攻撃機で攻撃したと発表(2025年3月6日)

英国政府は公式ホームページで声明を出し、英空軍が2月25日にアレッポ県でダーイシュ(イスラーム国)メンバーとして知られるテロリスト1人をMQ-9リーパー無人攻撃機で攻撃したと発表した。

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イスラエル軍地上部隊がクナイトラ県のルワイヒーナ村とジュバーター・ハシャブ村・ウーファーニヤー村間の街道に検問所を設置(2025年3月6日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊がルワイヒーナ村に検問所を設置した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊はまた、ジュバーター・ハシャブ村とウーファーニヤー村を結ぶ街道に検問所を設置した。

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北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、シャダーディー市の米軍基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2025年3月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、シャダーディー市の米軍基地に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯などを攻撃(2025年3月6日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後4時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍が午後6時頃、戦闘機でティシュリーン・ダム一帯を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後7時頃、スィッリーン町一帯を砲撃した。

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英国はシリア中央銀行、シリア・アラブ航空、エネルギー関連の企業など24の団体に対する資産凍結措置を解除(2025年3月6日)

英国政府は公式ホームページなどを通じて、英国外務・英連邦・開発省の報道官が、アサド体制によってシリア国民の抑圧に利用されてきたシリア中央銀行、シリア・アラブ航空、エネルギー関連の企業など24の団体に対する資産凍結措置を解除したと発表した。

アサド体制のメンバーやカプタゴンの違法取引に関与した個人や団体への制裁は継続されるという。

イナブ・バラディーによると、制裁解除の対象となったのは、シリア中央銀行、シリア・アラブ航空のほか、農業協同組合銀行、ユーフラテス石油社、シリア商業銀行、ダイル・ザウル石油社、ティグリス石油社、エブラ石油社、シリア石油公社、石油製品公社、対外貿易石油会社、郵便貯蓄公庫総公社、バンゲッツ国際有限会社、郵便貯蓄基金、シリア石油貿易会社、シリア石油輸送会社、シリア石油会社、バーニヤース製油会社、ヒムス製油会社。

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SANAによると、外務在外居住者省は、イギリス政府がシリアの24団体を制裁対象から除外したことに歓迎の意を示した。

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シャイバーニー外務在外居住者大臣はオランダのハーグでカーンICC検察官、アリアスOPCW事務局長、キャサリン・ボンバーガーICMPらと相次いでと会談(2025年3月6日)

SANAによると、化学兵器禁止機関(OPCW)の執行理事会に出席するためにオランダのハーグを訪問中のアスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、国際刑事裁判所(ICC)のカリム・カーン検察官、フェルナンド・アリアスOPCW事務局長、国際行方不明者委員会(ICMP)のキャサリン・ボンバーガー委員長を代表とする使節団と相次いでと会談した。


さらに、訪問の締めくくりとして、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、駐ハーグ・カタール大使の招待を受け、ヨルダン、サウジアラビア、イエメン、パレスチナ、オマーン、アルジェリア、モロッコの大使らと懇談した。

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イスラエル軍戦闘機複数機がダマスカス郊外県の旧シリア軍第155ミサイル旅団の貯蔵施設を爆撃、クナイトラ県の複数ヵ村に侵攻(2025年3月5日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機がハッラー町近郊の旧シリア軍第155ミサイル旅団の貯蔵施設を狙って爆撃を行った。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が、スワイサ村近郊のラスム・ムンバティフ村、ダワーヤ・カビーラ村に新たに侵攻した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊は、占領下ゴラン高原に隣接するビイル・アジャム村に侵攻した。

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貨物車輌など20輌からなる車列がイラクとの国境に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハサカ県カスラク村にある米軍基地に向かう(2025年3月5日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、貨物車輌など20輌からなる車列がイラクとの国境に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、カスラク村にある米軍基地に向かった。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県スィッリーン町一帯を攻撃(2025年3月5日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が4日深夜から5日未明にかけて、カラ・クーザーク橋一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の戦闘機複数機が4日深夜から5日未明にかけて、スィッリーン町近郊のガサク村、ティーナ村を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が未明に、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のカルリーシュク村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後2時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後2字頃、スィッリーン町の穀物サイロ一帯、カズク村、ドゥーカーン村、スィーナ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後9時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の戦闘機複数機が午後11時頃、スィッリーン町近郊のカサク村を爆撃、またトルコ軍とシリア国民軍がティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、シリア民主軍広報センターは、ティシュリーン・ダム一帯、カラ・クーザーク橋一帯でトルコ軍の攻撃に応戦し、無人航空機2機を撃墜したと発表した。

ANHAによると、シリア民主軍の広報センターはトルコ軍、シリア国民軍との戦闘で兵士4人が新たに戦死したと発表した。

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シリアの紙幣を積んだロシアの貨物機1機がダマスカス国際空港に到着(2025年3月5日)

アラビーヤ・チャンネルによると、シリアの紙幣を積んだロシアの貨物機1機がダマスカス国際空港に到着した。

複数筋によると、輸送された紙幣は、貨物車輛7輌に積まれて、首都ダマスカスのシリア中央銀行に移送された。

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ラファニアン駐シリア・イタリア大使が、世界保健機関(WHO)の使節団とともに、シャーム外科病院(ダーナー市)の医療施設、シリア北部の国内避難民(IDPs)キャンプを視察(2025年3月5日)

イドリブ県では、SANAによると、在シリア・イタリア大使館のステファノ・ラファニアン大使が、世界保健機関(WHO)の使節団とともに、シャーム外科病院(ダーナー市)の医療施設、シリア北部の国内避難民(IDPs)キャンプを視察した。

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SANAによると、ムハンマド・ターハー・アフマド農業・農業改革大臣が、ドイツ国際協力公社(GIZ)の使節団と会談し、農業セクターの復興に必要なニーズについて議論した。

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レバノンのヒズブッラーのファイヤード国民議会議員はアサド政権による抑圧、腐敗を支持していなかったと吐露する一方、イスラエルのシリアへの侵攻を黙認したシャルア暫定政権を疑問視(2025年3月4日)

米クインシー研究所の機関紙『責任ある政治』(Responsible Statecraft)は、レバノンのヒズブッラー幹部の1人で国民議会議員を務めるアリー・ファイヤード氏にインタビューを行った。

ファイヤード議員はインタビューのなかで、「シリアで起きた政治変動は大きな戦略的敗北だった。それを無視することはできない」と述べた。

また、アサド前政権との関係については次のように述べた。

ヒズブッラーは、アサド政権とシリア国民の複雑な関係において採用されたアプローチを支持してはいなかった。
ヒズブッラーは、いかなる種類の抑圧、腐敗、または宗派的な行為も支持していなかった。
過去における我々とアサド政権との関係は、特定の問題に関わるものだった。それは複雑な地域紛争において、イスラエルとのバランスを取る必要性に関わっていた。イスラエルはあらゆる国際的支援を受けて、地域の奥深くまで影響を及ぼしており、我々とアサド政権との関係は、厳密にこうした点に関わるものだった。

一方、アフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権との関係については次のように述べた。

我々は問題を求めているわけではない。両国のバランスの取れた関係を求めるレバノン政府の立場に従っている
だが、少数派の保護、自由の尊重、そしてシリアに新たな抑圧的な指導体制が生まれないことが重要だ。
ヒズブッラーはイスラエルに対するシリアの新指導部の姿勢を注視している。
(新政権の姿勢は)不可解で、多くの疑問を引き起こすものだ。イスラエルがシリア領内に侵攻し、占領したにもかかわらず、新指導部が何の対応も取らなかったというのは、法的・政治的あらゆる観点から奇妙なことだ。これは他のどの国でも見られない事態だ。

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ヨルダン政府はシリア人の自主的な帰国を促すため、シリア難民が所有物を持ち出す際に課される一部の関税を免除することを決定(2025年3月4日)

ヨルダン国営のペトラ通信によると、ジャアファル・ハッサーン内閣報道官を務めるムハンマド・ムーミニー通信大臣は記者会見を開き、シリア人の自主的な帰国を促すため、シリア難民が所有物を持ち出す際に課される一部の関税を免除することを決定したと発表した。

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トルコ・英外務省の高官らがシリアに対する制裁の無条件での解除などについて議論(2025年3月4日)

アナトリア通信によると、トルコ、英国両国外務省の高官らがトルコの首都アンカラで会合を開き、シリアに対する制裁解除の問題などについて議論した。

会合に出席したのは、トルコのヌフ・ユリマズ外務副大臣、英国のハミッシュ・ファルコナー中北アフリカ担当国務大臣がそれぞれ代表を務める両国の外務省高官。

トルコ外務省の複数筋によると、会合では、制裁の無条件での解除、とりわけ、シリアへの資金流入を確保すること、復興や経済開発などが議論されたという。

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イスラエル軍地上部隊が兵力引き離し地域(AOS)と占領下ゴラン高原を隔てる境界線(ラインA)沿いで地雷撤去作業を開始(2025年3月4日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊がマスハラ村とダルアー県のティーハ村を結ぶ街道一帯に展開し、街道を遮断した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊は、ルワイヒーナ村一帯に侵攻し、兵力引き離し地域(AOS)と占領下ゴラン高原を隔てる境界線(ラインA)沿いで地雷撤去作業を開始した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍は地雷撤去後、アイン・ヌーリーヤ村に部隊を侵攻させた。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯を攻撃(2025年3月4日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍の戦闘機複数機が午後1時頃、ティシュリーン・ダム一帯を爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後10時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の有人および無人戦闘機が11時頃、ティシュリーン・ダム一帯を爆撃した。

ANHAによると、シリア民主軍は、カラ・クーザーク橋一帯に対するトルコ軍とシリア国民軍の攻撃を撃退したと発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「平和の泉」地域の拠点都市ラアス・アイン市で、シリア国民軍に所属する東部自由人連合のメンバー1人が、覆面姿の武装グループの襲撃を受けて死亡した。

殺害されたメンバーは、ダイル・ザウル県フシャーム町出身で、人身売買や麻薬密輸に関与していたという。

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シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣は欧州委員会の人道援助・市民保護総局(DG ECHO)中東地域局長と会談(2025年3月4日)

『ワタン』によると、アフマド・シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣は、欧州委員会の人道援助・市民保護総局(DG ECHO)のアンドレアス・ババコスタンティノ中東地域局長と会談し、シリアでの医療環境の整備に向けた協力強化の方途について議論した。

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シャルア暫定大統領は、アラブ連盟の緊急首脳会議(パレスチナ・サミット)に出席するためエジプトを初訪問:「ガザこそが今日パレスチナであり、パレスチナはガザなのだ…シリアの領内での入植地拡大は受け入れられない」(2025年3月4日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、アラブ連盟の緊急首脳会議(パレスチナ・サミット)に出席するため、エジプトの首都カイロを初めて訪れた。

カイロに到着したシャルア暫定大統領は、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣大臣とともに、アントニオ・コスタ欧州理事会議長、イエメンのラシャード・ムハンマド・アリーミー大統領指導評議会議長. パレスチナのマフムード・アッバース大統領、国連のアントニオ・グテーレス事務総長と相次いで個別会談した。



緊急首脳会議に出席したシャルア暫定大統領は、加盟諸国首脳らを前に演説を行った。

演説の全文はの通り。

アッラーに讃えあれ、預言者ムハンマド、彼の一族と教友、そして彼に従う者たちに平安と祝福があらんことを。
バーレーン王国のハマド・ビン・イーサ・ハリーファ王陛下、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領閣下、アラブ連盟アフマド・アブーガイト事務総長殿、アラブ諸国の首脳・政府の閣僚の皆さま、各使節団の代表の皆さま、あなた方に平和と祝福ありますように。
本日という歴史的な日に、シリア国民が直面している困難な状況において、皆さまからの絶え間ない支援と揺るぎない献身に深い感謝と謝意を表したい。
シリアが、長年にわたる不在を経て、その国民を代表してアラブ連盟に復帰することは、歴史的な出来事であり、アラブの団結を強化したい我々共通の意志を反映したものであり、我々全員が直面する課題に立ち向かうための統一と協業の概念を確立しようとするものだ。
シリアは、今も昔も、この大きなアラブの家の不可分な一員であり続ける。シリアのアラブ連盟への復帰は極めて重要な時期に実現した。我々のアラブの祖国は、政治的、経済的、または人道的な多くの課題に直面している。だが、我々は、課題を乗り越えるためには、共同の協力とアラブの集団的行動を強化することが唯一の方法であると信じている。シリアがこのアラブの舞台に戻ったことは、我々がこれらの課題に立ち向かうために一丸となり、共通の問題に対するアラブの解決策を見出すための一歩だ。
シリアは歴史を通じて、今も昔も、アラブの権利を支持する筆頭国の一つだった。パレスチナ問題やアラブ民族に関わるあらゆる問題において、シリアの復帰は、シリアが今後もアラブの大義のために支援し、地域の安全と安定を強化するために全力を尽くすことを確認するものだ。
我々は、もっとも困難な時期にシリア国民を支援してくれたすべてのアラブ諸国に深く感謝の意を表する。この支援は、我々が再び立ち上がり、我々が直面した大きな課題に立ち向かう力を強化するうえで非常に大きな影響を与えた。シリアは今日、困難にもかかわらず、自国民とアラブ民族のためにより良い未来を築くために前進する決意を持っている。
皆さま
パレスチナはその歴史において、イスラエルの絶え間ない侵略から始まり、入植政策や強制移住政策に至るまで、パレスチナ人民のアイデンティティを消し去ろうとする多くの悲劇的な局面を目の当たりにしてきた。残念ながら、アラブ民族の歴史における重要な時期において、我々は現在、パレスチナ人民の血と命を犠牲にして地域の政治的地図を再構築しようとする新たな試みを目にしている。この強制移住の呼びかけは、人道的観点から見ても恥ずべきものであり、新たな悲劇を再生産しようとする試みであり、依然として占領下にあり、封鎖と破壊に苦しむパレスチナ人民の苦しみを倍増させるものである。
我々はこの数年、占領下にあるパレスチナの領土において、入植地の拡大を目指す絶え間ない試みを、そしてエルサレムから元々の住民を排除しようとする試みを目の当たりにしてきた。そして今、ガザから数百万のパレスチナ人を強制移住させ、自らの家に帰還する権利を奪おうとする新たな脅威が現れている。
我々シリアは、こうした呼びかけが、パレスチナ人民だけでなく、アラブ民族全体に対する脅威だとみなしている。なぜなら、それは、すべてのアラブ人の問題であるパレスチナ問題の核心に関わるからである。このような時に、ガザの住民をいかなる名目や理由であれ強制移住させることは、より大規模な強制移住計画を実行するようなもので、パレスチナ人をその土地から追放することが目的だ。それは、いかなるかたちでも受け入れることはできない。この脅威は、単なる人道問題ではなく、我々がアラブ人としての存亡にかかわる問題にどう専念するかを試すものでもある。我々全員がこの計画に立ち向かい、それを強く拒否する時が来ているのだ。
ガザで現在起こっていることは、我々全員にとって警鐘であるべきである。敵は侵略を止めることなく、国際的および国内的な状況が時に地域の問題を周縁化させることもある。しかし、我々はここに集まり、明言したい。アラブ諸国はその立場を一つにし、この人民が受けてきたもっとも卑劣な抑圧と不義に対して責任を持つべきである、と。
我々シリア・アラブ共和国は、ガザの住民を救援し、国際社会に対してこの侵略を終わらせるよう圧力をかけるため、いかなる人道的、政治的、外交的努力に対しても全面協力する準備ができていると強調したい。そして、その一環として、アラブの役割は疑う余地なく重要であり、すべてのアラブ諸国が物質的、政治的支援を提供するための協力を強化し、即時停戦を呼びかける外交的な動きも支援しなければならない。さらに、パレスチナ人民の帰還権と自決権を再確認することが重要である。ガザこそが今日パレスチナであり、パレスチナはガザなのだ。我々全員が今、正義と平和のための一つの声をあげるためにここに集まっているのだ。
皆さま
また、イスラエルは1967年にシリアのゴラン高原を占領して以来、シリア人民の権利を侵害することを止めず、侵略政策を強化し、占領地に新たな現実を押し付けようと何度も試みてきた。この侵略的拡張は、シリアの主権の侵害であるだけでなく、地域全体の安全と平和に対する直接的な脅威である。我々は、国連の仲介により締結された1974年の停戦協定を完全に遵守することに専念している。イスラエル側がこれらの協定を無視し、軍事攻撃を激化させ、シリアの領内に入植地を拡大し続けることを受け入れることは絶対にできない。
この絶え間ないイスラエルの侵略とシリアの安全と安定を脅かす軍事攻撃は、我々全員が一丸となってその激化に対抗する必要があることを意味している。
イスラエルの占領に対抗するのを怠ることは、アラブの国家安全保障に対するさらなる課題や脅威を招く可能性がある。それゆえ、アラブ諸国はシリアを支援する責任を果たし、この侵略政策に対抗するために協力しなければならない。これらの政策は、地域に不安と混乱を植え付けることを目的としている。また、我々は国際社会に対して、シリアの権利を支持し、イスラエルに対してシリア南部からの即時撤退を求める法的および道徳的な責任を果たすよう促すとともに、地域の安全と安定を脅かすイスラエルの占領政策に終止符を打つ必要があることを強調する。さらに、これらの絶え間ない侵害を停止するための実質的な措置が講じられなければならない。
皆様
最後に確認しておきたい。シリア国民は、常にそうであったように、パレスチナのきょうだいたちとともに、解放と正義に向かって共に歩んでいく。我々は今、次の世代のため、より良い未来を築こうと努力しており、この歴史的な瞬間がアラブ諸国の共同協力の新しい時代の始まりとなるよう、あらゆる努力を尽くす所存である。
あなた方に平和と祝福がありますように。

緊急首脳会議出席後、シャルア暫定大統領は、シャイバーニー外務在外居住者大臣とともに、レバノンのジョゼフ・アウン大統領、エジプトのアブッドゥルファッターフ・スィースィー大統領と個別に会談した。

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SANAによると、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、ユースフ・ラッジー外務在外居住者大臣と会談した。

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タルトゥース港近くの旧シリア軍兵舎で爆発が発生:イスラエル軍はラタキア県カルダーハ市近くにある旧シリア軍の軍事施設を爆撃したと発表(2025年3月3日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊が、アサド政権崩壊前にロシア軍が監視ポストを設置していたナースィリーヤ連隊(アブー・ズィヤーブ連隊)基地、ウーファーニヤー村に隣接するアイン・バイダ交差点に一時侵入した。

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タルトゥース県では、SANAによると、イスラエル軍戦闘機複数機がタルトゥース市一帯を爆撃した。

爆撃による人的被害の報告は現時点ではなく、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)と専門チームが標的となった場所の確認作業を行っているという。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の爆撃によると見られる大きな爆発が、タルトゥース港とワヒーブ経済グループの工業群の間に位置する旧シリア軍の兵舎近くで発生した。

これに関して、イスラエル軍は午後9時24分、テレグラムで、以下の通り発表した。

イスラエル国防軍(IDF):IDFは先ほど、シリアのカルダーハ郡にあるシリアの旧体制が保有していた兵器が保管されていた軍事施設を攻撃した。
この地域における最近の動向を踏まえ、同施設の軍事インフラを攻撃することが決定された。IDFは引き続きこの地域の情勢を監視し、イスラエル国民を防衛するために必要な対応を行う。

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トルコ軍とシリア国民軍がラッカ県、アレッポ県を砲撃(2025年3月3日)

ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍が午後1時頃、アイン・イーサー市近郊のスカイルー村、タッル・アブヤド市近郊のイブラーヒーム・カルドゥー村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後3時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後4時頃、カラ・クーザーク橋一帯を砲撃した。

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シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣が、サルマーン国王人道支援活動センターの使節団、EU使節団と会談(2025年3月3日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣が、サルマーン国王人道支援活動センターの使節団と会談した。

マーヒル・シャルア暫定保健大臣はまた、欧州使節団と会談し、医療環境の確保への協力の方途について議論した。

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ロイター通信:1月29日のボグダノフ外務副大臣兼大統領特使との会談でシャルア暫定大統領は、数十億ドル規模の債務問題、アサド前大統領の処遇、ロシアにあるとされるシリア資産の返還要求などを議論(2025年3月2日)

ロイター通信は、シリア、ロシアの政府関係者、外交筋など8人の関係者の話として、1月29日に首都ダマスカスで行われたアフマド・シャルア暫定大統領とロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣兼大統領特使(中東地域担当)の会談において、数十億ドル規模の債務問題、アサド前大統領の処遇、ロシアにあるとされるシリア資産の返還要求などが議論されたと伝えた。

同通信社によると、シャルア暫定大統領は前政権時代にロシアから受けた債務の免除を求めた。

シリアのムハンマド・アバーズィード財務大臣によると、同国の対外債務は200~230億ドルに上るが、ロシアへの負債額は明らかになっていない。

また、アサド前大統領のシリア帰還については、あくまでも概括的な議論にとどまった。

ロシアの高官筋によると、ロシアはアサド前大統領の引き渡しには同意することはなく、またそうした要請も受けていないという。

シャルア暫定大統領はさらに、アサド前大統領がロシア政府に委ねたとされるシリアの資金の返還を求めたが、ロシア側は、そのような資金は存在しないと否定した。

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米軍の貨物機1機と車列がハサカ県の基地に軍装備品や兵站物資を輸送(2025年3月2日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍の貨物機1機が、シャッダーディー市に設置されている基地に、軍装備品や兵站物資を輸送した。

また、貨物車輌など22輌からなる車列がイラクとの国境に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、カスラク村にある米軍基地に向かった。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県のティシュリーン・ダム一帯への攻撃を繰り返す(2025年3月2日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後1時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後1時半頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後10時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

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ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後4時頃、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のビール・ハッスー村、サナア村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後6時頃、スィッリーン町近郊のマルハ村を砲撃し、住民1人が負傷した。

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ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後9時頃、タッル・アブヤド市西のシャムスィーン村を砲撃したと発表した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は声明を出し、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のグループがブサイラ市の検察局を襲撃したと発表した。

ANHAによると、シリア民主軍の広報センターが、ダイル・ハーフィル市一帯、ティシュリーン・ダム一帯でシリア国民軍を迎撃し、多数の戦闘員を殺傷したと発表した。

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ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、トルコ軍、シリア国民軍との戦闘で兵士7人が新たに死亡したと発表した。

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シャルア暫定大統領は、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド大統領、ムハンマド・ビン・ラーシド副大統領、オマーンのハイサム国王、チュニジアのタブーン大統領からラマダーン月の到来を祝う祝電を受け取る(2025年3月2日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナフヤーン大統領、ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム副大統領、オマーンのハイサム・ビン・ターリク国王、チュニジアのアブドゥルマジード・タブーン大統領からラマダーン月の到来を祝う祝電を受け取った。



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イスラエルのネタニヤフ首相:「我々はシリアの過激なテロ体制がドゥルーズ派に危害を加えるのを認めることはない…。彼らを保護するために必要なすべての措置を講じる」(2025年3月1日)

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は声明を出し、「我々はシリアの過激なテロ体制がドゥルーズ派に危害を加えるのを認めることはない…。彼らを保護するために必要なすべての措置を講じる」と表明した。

『マアリヴ』紙が伝えた。

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米中央軍(CENTCOM)は2月23日のシリア北部への精密爆撃で、フッラース・ディーン機構の幹部司令官の1人ムハンマド・ユースフ・ディヤー(アブー・ジャアファル・トゥルキー)を殺害したと発表(2025年3月1日)

米中央軍(CENTCOM)は声明第20250301-0号を発表し、2月23日のシリア北部への精密爆撃で、フッラース・ディーン機構の幹部司令官の1人ムハンマド・ユースフ・ディヤー(アブー・ジャアファル・トゥルキー)を殺害したと発表した。

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米軍が基地を設置しているハサカ県ハッラーブ・ジール村の農業用空港に輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2025年3月1日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

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