ダルアー県でダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ビン・ワリード軍の司令官が自爆攻撃を受け死亡(2017年3月8日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(3月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の司令官が、ジュライン村で、手榴弾を持った男性の自爆攻撃によって殺害された。

AFP, March 9, 2017、AP, March 9, 2017、ARA News, March 9, 2017、Champress, March 9, 2017、al-Hayat, March 10, 2017、Iraqi News, March 9, 2017、Kull-na Shuraka’, March 9, 2017、al-Mada Press, March 9, 2017、Naharnet, March 9, 2017、NNA, March 9, 2017、Reuters, March 9, 2017、SANA, March 9, 2017、UPI, March 9, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県で対立するシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動が和解(2017年3月8日)

シャーム解放機構の幹部の一人でアブドゥッサラーム・アブドゥッラッザーク大尉(ヌールッディーン・ザンキー運動)はツイッター(3月7日付)で、シャーム自由人イスラーム運動との和解合意が成立したと綴った。

アブドゥッラッザーク大尉によると、和解合意は、武力衝突の停止、双方の停戦、双方が新たに設置した検問所の撤去などを骨子とするという。

Kull-na Shuraka’, March 8, 2017

また、イドリブ県で活動する活動家がARA News(3月8日付)に明らかにしたところによると、和解合意は、このほか捕虜交換、シャーム解放機構のマストゥーマ基地からの撤退などが盛り込まれているという。

AFP, March 8, 2017、AP, March 8, 2017、ARA News, March 8, 2017、Champress, March 8, 2017、al-Hayat, March 9, 2017、Iraqi News, March 8, 2017、Kull-na Shuraka’, March 8, 2017、al-Mada Press, March 8, 2017、Naharnet, March 8, 2017、NNA, March 8, 2017、Reuters, March 8, 2017、SANA, March 8, 2017、UPI, March 8, 2017などをもとに作成。

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イラク人民兵組織ヌジャバー運動はイスラエル首相のロシア訪問に合わせて、イランで「ゴラン解放軍団」の結成を発表(2017年3月8日)

イラク人からなる民兵組織ヌジャバー運動は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相のロシア訪問に合わせるかたちで、「ゴラン解放軍団」の結成を発表した。

RT(3月8日付)によると、ヌジャバー運動のハーシム・ムーサウィー報道官はイランのタスニーム通信本社(テヘラン)で記者会見を開き、「シリアでの一連の勝利を受け、我々はゴラン解放軍団を結成した。この軍団は充分訓練され、綿密な計画を有し、特殊部隊から構成され、近代的な戦略兵器を装備している。シリア政府の要請があれば、我々はゴラン高原解放に向けて、我々の同盟者を加勢する用意がある」と述べた。

ムーサウィー報道官はそのうえで「我々は、この地域のアラブ・イスラーム諸国がイスラエルを前にして小国家に分断されることを許さない」と強調するとともに、「我々はテロリストの最後の1人が退去するまで、シリアから撤退しない。我々はシリアですべての宗派のために戦っている。我々にはシリアの人口動態を変更する意図はない」と付言した。

Tasnim News, March 8, 2017

 

AFP, March 8, 2017、AP, March 8, 2017、ARA News, March 8, 2017、Champress, March 8, 2017、al-Hayat, March 9, 2017、Iraqi News, March 8, 2017、Kull-na Shuraka’, March 8, 2017、al-Mada Press, March 8, 2017、Naharnet, March 8, 2017、NNA, March 8, 2017、Reuters, March 8, 2017、RT, March 8, 2017、SANA, March 8, 2017、UPI, March 8, 2017などをもとに作成。

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トルコ災害緊急事態管理局は、バーブ市(アレッポ県)北部郊外でシリア人難民・避難民を収容するための都市建設を計画(2017年3月8日)

ドゥラル・シャーミーヤ(3月8日付)は、トルコの複数の消息筋の話として、トルコ災害緊急事態管理局(AFAD)がアレッポ県バーブ市北部郊外に、シリア人難民・避難民を収容する都市を建設することを計画していると伝えた。

バーブ市は、トルコ軍および同軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室によってダーイシュ(イスラーム国)から奪取、制圧されたばかりで、トルコ政府は同地を南端とするアレッポ県北部国境地帯を「安全(保障)地帯」に設置し、飛行禁止空域を設定、トルコ領内のシリア人難民を同地に押し出そうと企図してきた。

同消息筋によると、新都市は6ヶ月かけてバーブ市北部のナダーフ地区に2DKの住居1万1,375棟を建設する予定だという。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月8日付)によると、トルコ軍および同軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室によってダーイシュ(イスラーム国)から奪取されたバーブ市で、地元評議会が発足した。

バーブ市地元評議会は27人からなり、議長にはジャマール・アフマド・ウスマーン氏、副議長にはアブドゥルハミード・ザーヒル氏が就任した。

Kull-na Shuraka’, March 8, 2017

AFP, March 8, 2017、AP, March 8, 2017、ARA News, March 8, 2017、Champress, March 8, 2017、al-Hayat, March 9, 2017、Iraqi News, March 8, 2017、Kull-na Shuraka’, March 8, 2017、al-Mada Press, March 8, 2017、Naharnet, March 8, 2017、NNA, March 8, 2017、Reuters, March 8, 2017、SANA, March 8, 2017、UPI, March 8, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はバーブ市南東部でダーイシュ掃討作戦を続け、19カ村を新たに制圧(2017年3月8日)

アレッポ県では、SANA(3月8日付)によると、シリア軍がバーブ市南東部・ダイル・ハーフィル市東部方面でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を続け、19カ村を制圧し、治安と安定を回復するとともに、アレッポ市に水道を供給する揚水施設2カ所を制圧した。

シリア軍が予備部隊とともに制圧したのは、スフナ村、小アールーダ村、アールーダト・ビーラ村、フルバト・サラーミー村、大ラスム・ハルマル村、小ラスム・ハルマル村、大ハッブーバ村、小ハッブーバ村、ラスム・アッブード村、ジャフタルク村、ハームド村、トゥートゥーン丘およびその一帯、ジュッブ・ヒンディー村、ラスム・アクラア村、フッリーヤ村、バービーリー村、ヒルバト・アクラ村、ヒルバト・サリーブ村、マドゥーラ村、アスワド丘、ハーン・ハムル村。

syria.liveuamap.com
SANA, March 8, 2017

一方、ARA News(3月8日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会が声明を出し、マンビジュ市西部のブーガーズ村を砲撃しようとしたハワール・キリス作戦司令室の戦車を攻撃、破壊したと発表した。

ARA News, March 8, 2017

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月8日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市クスール地区、ジャウラ地区を砲撃し、25人が負傷した。

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ハマー県では、SANA(3月8日付)によると、シリア軍がブワイダ村、クライブ・サウル村、ルワイビダ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, March 8, 2017、AP, March 8, 2017、ARA News, March 8, 2017、Champress, March 8, 2017、al-Hayat, March 9, 2017、Iraqi News, March 8, 2017、Kull-na Shuraka’, March 8, 2017、al-Mada Press, March 8, 2017、Naharnet, March 8, 2017、NNA, March 8, 2017、Reuters, March 8, 2017、SANA, March 8, 2017、UPI, March 8, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はイスラーム軍などからなる反体制武装集団とダマスカス郊外県で交戦(2017年3月8日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機がイスラーム軍の拠点都市ドゥーマー市、ナシャービーヤ町、ハズラマー村、ダーヒヤト・アサド町を空爆し、女性1人を含む2人が死亡、11人が負傷した。

またシリア軍はハラスター市、サクバー市を砲撃した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、イスラーム軍などからなる反体制武装集団が、ティシュリーン地区、ティシュリーン軍事病院一帯、バルザ区、カーブーン区一帯で、シリア軍、親政権武装勢力と交戦し、砲弾がジャウバル区、アダウィー地区農園地帯などにも着弾した。

一方、SANA(3月8日付)によると、反体制武装集団がマサーキン・バルザ地区を砲撃し、女性1人が死亡した。

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ハマー県では、SANA(3月8日付)によると、シリア軍がラターミナ町、マサースィナ村、タイバト・イマーム市でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

これに対して、反体制武装集団は、ミスヤーフ市郊外のターウーナ村を砲撃し、1人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(3月8日付)によると、シリア軍がラスタン市でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(3月8日付)によると、ダルアー市とウンム・マヤーズィン町を結ぶ街道で、反体制武装集団の戦闘員が乗った車が爆弾の爆発に巻き込まれ、戦闘員7人が死亡した。

一方、SANA(3月8日付)によると、シリア軍がダルアー市内(ヤルムーク学校南部、郵便局北東部、ミスリー交差点一帯など)でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦、建物群複数カ所を奪還した。

シリア軍はまた、インヒル市一帯、イズラア市東部で反体制武装集団と交戦した。

AFP, March 8, 2017、AP, March 8, 2017、ARA News, March 8, 2017、Champress, March 8, 2017、al-Hayat, March 9, 2017、Iraqi News, March 8, 2017、Kull-na Shuraka’, March 8, 2017、al-Mada Press, March 8, 2017、Naharnet, March 8, 2017、NNA, March 8, 2017、Reuters, March 8, 2017、SANA, March 8, 2017、UPI, March 8, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は3月7日、ダイル・ザウル市近郊などに対して20回の爆撃を実施(2017年3月8日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月7日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して32回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は20回で、ブーカマール市近郊(2回)、ラッカ市近郊(4回)、ダイル・ザウル市近郊(13回)、マンビジュ市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, March 8, 2017、AP, March 8, 2017、ARA News, March 8, 2017、Champress, March 8, 2017、al-Hayat, March 9, 2017、Iraqi News, March 8, 2017、Kull-na Shuraka’, March 8, 2017、al-Mada Press, March 8, 2017、Naharnet, March 8, 2017、NNA, March 8, 2017、Reuters, March 8, 2017、SANA, March 8, 2017、UPI, March 8, 2017などをもとに作成。

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