ロジャヴァ支配下のマンビジュ市(アレッポ県)で自治を担う執行評議会が発足(2017年3月12日)

アレッポ県では、ARA News(3月12日付)によると、西クルディスタン移行期民政局のマンビジュ市立法評議会(立法機関)は、同市の自治を担う行政機関に相当する執行評議会の発足を承認した。

マンビジュ市執行評議会は、渉外委員会、内務委員会、保健委員会、防衛委員会、女性委員会、文化委員会、自治委員会、社会問題労働委員会、財務委員会、経済委員会、青年委員会、教育委員会、戦没者委員会からなる。

ARA News, March 12, 2017

AFP, March 12, 2017、AP, March 12, 2017、ARA News, March 12, 2017、Champress, March 12, 2017、al-Hayat, March 13, 2017、Iraqi News, March 12, 2017、Kull-na Shuraka’, March 12, 2017、al-Mada Press, March 12, 2017、Naharnet, March 12, 2017、NNA, March 12, 2017、Reuters, March 12, 2017、SANA, March 12, 2017、UPI, March 12, 2017などをもとに作成。

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シャーム解放機構は11日のダマスカス県バーブ・サギール地区での巡礼者を狙った連続爆破テロへの関与を認める(2017年3月12日)

シャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線、旧シャーム・ファトフ戦線)は、11日にダマスカス県バーブ・サギール地区で発生した巡礼者を狙った連続爆破テロ(イラク人巡礼者、民間人ら74人が死亡)への関与を認める声明を出した。

声明によると、連続自爆テロは「イラン人民兵を狙ったダブル・タップ」で、1度目の攻撃(爆発)は「アブ・アーイシャ」を名乗る実行犯が「イラン人占領者民兵の拠点」に対して行い、2度目の攻撃(爆発)は、「アブー・ウマル」を名乗る実行犯が「国防隊」隊員を狙って行ったという。

声明では、実行犯の消息については明言していないが、複数のメディアによると、爆発は自爆によるものだという。

連続自爆テロに関して、シャーム解放機構は「イランとその民兵は、シリア革命当初から犯罪者専制体制を率先して支援し、我々の民を殺戮してきた」、「こうした活動はイランとその民兵に対するメッセージ」だと正当化している。

AFP, March 12, 2017、AP, March 12, 2017、ARA News, March 12, 2017、Champress, March 12, 2017、al-Hayat, March 13, 2017、Iraqi News, March 12, 2017、Kull-na Shuraka’, March 12, 2017、al-Mada Press, March 12, 2017、Naharnet, March 12, 2017、NNA, March 12, 2017、Reuters, March 12, 2017、SANA, March 12, 2017、UPI, March 12, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室はバーブ市郊外でシリア軍兵士3人を捕捉(2017年3月12日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月12日付)によると、トルコ軍の支援を受け、バーブ市一帯を勢力下に置くハワール・キリス作戦司令室が、バーブ市郊外の穀物サイロ近くでシリア軍兵士3人を捕捉した。

AFP, March 12, 2017、AP, March 12, 2017、ARA News, March 12, 2017、Champress, March 12, 2017、al-Hayat, March 13, 2017、Iraqi News, March 12, 2017、Kull-na Shuraka’, March 12, 2017、al-Mada Press, March 12, 2017、Naharnet, March 12, 2017、NNA, March 12, 2017、Reuters, March 12, 2017、SANA, March 12, 2017、UPI, March 12, 2017などをもとに作成。

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米軍の支援を受けるシリア・エリート部隊がラッカ県・ダイル・ザウル県境のマナーヒル・シルヤーン山一帯を制圧(2017年3月12日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(3月12日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市東部でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ユーフラテス川に面するハッシュ・ウジャイル村を制圧した。

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともに、ダーイシュ(イスラーム国)の中心都市ラッカ市孤立化に向けた「ユーフラテスの怒り」作戦に参加するシリア・エリート部隊は、ダーイシュとの戦闘の末、ラッカ県とダイル・ザウル県の境に位置するマナーヒル・シルヤーン山一帯を制圧し、ラッカ市とダイル・ザウル県を結ぶダーイシュの兵站路を完全掌握したと発表した。

シリア・エリート部隊は、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏が率いるシリア・ガド潮流の民兵組織で、米軍の教練を受けたアラブ人部族からなるという。

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ロシアの仲介によりヒムス市内における反体制武装集団最後の牙城ワアル地区で、戦闘員の退去、ロシア軍憲兵隊の進駐などを骨子とする停戦合意が成立(2017年3月12日)

ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月12日付)、クッルナー・シュラカー(3月12日付)などによると、シリア政府との交渉を続けてきたヒムス市ワアル地区の交渉団(文民委員会)が、シリア駐留ロシア軍(フマイミーム航空基地)の保証のもと停戦に合意した。

ヒムス市ワアル地区は、市内最後の反体制武装集団の支配地域。

この停戦合意は、①ワアル地区で抵抗を続けてきた反体制武装集団戦闘員とその家族のうち退去を希望する者の退去(退去開始は来週)、②シリア軍によるワアル地区への包囲の解除と人道通商回廊の開設、③ロシア軍憲兵隊、シリア警察、総合情報部による治安活動、を骨子とするという。

複数の活動家によると、この合意によって退去が見込まれているのは、戦闘員400~500人を含む1,500人ほどで、退去先は、トルコ軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が実効支配するアレッポ県ジャラーブルス市方面、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動などが乱立するイドリブ県方面、ヒムス県北部方面になる予定だという。

なお、この停戦合意は、シャーム解放機構やシャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団の包囲に置かれているイドリブ県フーア市、カファルヤー町からの住民らの避難をイランが合わせて求めているため、履行に若干の遅れが予想されるという。

AFP, March 12, 2017、AP, March 12, 2017、ARA News, March 12, 2017、Champress, March 12, 2017、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2017、al-Hayat, March 13, 2017、Iraqi News, March 12, 2017、Kull-na Shuraka’, March 12, 2017、al-Mada Press, March 12, 2017、Naharnet, March 12, 2017、NNA, March 12, 2017、Reuters, March 12, 2017、SANA, March 12, 2017、UPI, March 12, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合がラッカ市南部を爆撃し、民間人19人を殺害(2017年3月12日)

ラッカ県では、SANA(3月12日付)が複数の地元筋の話として、米軍主導の有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のラッカ市南部郊外のカッサーラート地区(カスラト・シャイフ・ジュムア、カスラト・ファラジュ、農業研究所)を空爆し、民間人19人が死亡したと伝えた。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月12日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部の墓地地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。


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ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ダルアー県でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘続く(2017年3月12日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサバダーニー市、ハラスター市、アイン・タルマー村各所を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はハラスター市に近いダーヒヤト・アサド町を砲撃した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、ジャウバル区、カーブーン区農園地帯、バルザ区農園地帯、ティシュリーン地区一帯などで交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のダルアー市サハーリー地区、空港地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾多数が着弾した。

これに対して、シリア軍はジーザ町を空爆した。

一方、SANA(3月12日付)によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

シャーム解放機構はマンシヤ地区一帯で、爆弾を仕掛けた車で自爆攻撃を試みたが、シリア軍は車を破壊、攻撃を回避、カラク地区、難民キャンプ地区、ミスリー交差点北、旧税関地区で武装集団の拠点を攻撃した。

これに対し、シャーム解放機構は、ダルアー市各所を砲撃し、1人が死亡、子供3人を含む6人が負傷した。

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欧州議会使節団がシリアを訪問し、アサド大統領と会談(2017年3月12日)

アサド大統領はシリアを訪問中の欧州議会使節団(欧州議会外交委員会のハビエル・クーソ副委員長が団長)と首都ダマスカスで会談し、シリア情勢、EUの対シリア政策などについて意見を交わした。

使節団はまた、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣とも会談を行った。

SANA, March 12, 2017

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