米主導の有志連合は3月10日、ラッカ市近郊、ダイル・ザウル市近郊などに対して19回の爆撃を実施(2017年3月11日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月10日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して28回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は19回で、ブーカマール市近郊(2回)、ラッカ市近郊(9回)、ダイル・ザウル市近郊(8回)に対して攻撃が行われた。

AFP, March 12, 2017、AP, March 12, 2017、ARA News, March 12, 2017、Champress, March 12, 2017、al-Hayat, March 13, 2017、Iraqi News, March 12, 2017、Kull-na Shuraka’, March 12, 2017、al-Mada Press, March 12, 2017、Naharnet, March 12, 2017、NNA, March 12, 2017、Reuters, March 12, 2017、SANA, March 12, 2017、UPI, March 12, 2017などをもとに作成。

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アサド大統領が中国のテレビ局のインタビューに応じる「トランプ政権はダーイシュとの戦いを優先させるというレトリックを具体化していない」(2017年3月11日)

アサド大統領は、中国の民間衛星テレビ局「鳳凰衛視」(フェニックス・テレビ)のインタビューに応じた。

大統領が鳳凰衛視のインタビューに応じるのは、2015年11月に続いて2度目。

インタビューは英語で行われ、SANAがYoutube(https://youtu.be/BLkqnUDlEGo?t=6)を通じてその映像を公開、HPを通じて英語全文(http://sana.sy/en/?p=101799)、アラビア語全訳(http://www.sana.sy/?p=520408)を公開した。

インタビューにおけるアサド大統領の主な発言は以下の通り:

SANA, March 11, 2017

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「交渉を実らせたいのなら、「誰と席に着くか」を問う必要がある。つまり、善意のある良い人たちがいるとして、誰か彼らを代表するかが問題となる…。様々なグループがいて、愛国的だと言う人たちがいるが、彼らは誰も代表していない、自分たち自身を代表しているだけだ。テロリストを代表としている者たちもいて、テーブルについているし、サウジアラビア、トルコ、フランス、英国、そしておそらくは米国のアジェンダを代表する者たちもいる。つまり、それ(和平協議)は一元的な会合でないのだ…。にもかかわらず、我々は会合に向かった。なぜなら、我々はいかなる対話も問題解決に向けた良いステップだと考えているからだ。テロリストであろうが、外国に与していようが、彼らは心変わり、真のシリア人に戻ってくれるかもしれない」。

「(ジュネーブ会議は、スタファン・)デミストゥラ氏(シリア問題担当国連特別代表)が、シリアに圧力をかけるために交渉を利用しようとする国の影響下で作り出したしくみで、解決策を導くためのものではなかった…。私が誰かと交渉するとしても、誰と交渉するのか? 誰が誰を代表しているのか。それが問題だ…。今回はジュネーブでの交渉そのものはなかったが…、これが理由の一つだ…。ジュネーブで我々が議論したのは、議題、見出しだけだった」。

「(交渉が)遅れれば、損害、破壊、殺戮、流血がシリアで起こるだろう。だから、我々は解決策に至りたいと考えている。しかしどのように至るのか? 二つの平行した路線が必要となる。第1にテロリストと戦うこと…、第2に対話を行うことだ。この対話には多くの側面がある。シリアの将来に関わる政治的な側面がその一つだ。どのような政治体制を必要とするか…? これについては、どのような体制でも構わず…、シリア人が望む者を国民投票で決することになる。また、テロリストに与し、テロ行為を行ってきた人々をどのように正常な状態に戻すかという側面もある…。もし真の政治的解決について話すのであれば…、唯一の解決策は政府とさまざまな武装組織の和解で、その多くが既に政府側につき、政府とともに戦っている」。

「どの国でも構わないが、外国に希望を託す場合、それは愛国的ではない…。彼ら(最高交渉委員会)は、外国の政府ではなく、シリア国民の支持に依拠すべきだ」。

「(米国のドナルド・)トランプ政権と大統領自身は、選挙期間中もその後も、ダーイシュ(イスラーム国)を打ち負かすことにプライオリティを置くというレトリックを主にとっている。私は当初から、こうした方針こそが、シリアやイラクで起こっている事態に対して、成功裏に進められるべきアプローチだと言ってきた。しかし、このレトリックに関してまだ何も具体的なものを目にしていない…。テロに地域レベルで対処することなどできない。取り組みは包括的であるべきで、部分的、一時的であってはならない。空からでは(空爆では)対処できず、地上の部隊と協力すべきだ…。ダーイシュについて話すことは、テロ全般について話すことを意味しないことを考慮して欲しい。ダーイシュとヌスラ(シャーム解放機構)は別物だし、シリアには多くのグループがいる。彼らはダーイシュでもなければ、アル=カーイダでもない。これらはワッハーブ主義過激思想というバックグランドを共有している」。

「(トランプ政権との協力は)理論としては可能だが、実際には不可能だ。なぜなら、シリアと米国の間には公式レベルでつながりがないからだ。ダーイシュに対する米国の空爆は…シリア軍、シリア政府との協力・協議がないまま行われれば、違法だ」。

「間接的には、(米国との間に)多くのチャンネルがあるが、私的なチャンネルに賭けるべきではない。両国関係は公式のものであるべきだ」。

「その会合(トルコのアンタキアでの米国・ロシア・トルコ三カ国参謀長会談)をダーイシュ(との戦い)と結びつけようとするのなら、それは客観的とは言えない。なぜなら、すくなくともこのうちの一カ国、すなわちトルコは今もダーイシュを支援しているからだ。(レジェップ・タイイップ・)エルドアン(大統領)はイデオロギー的にダーイシュやヌスラと結びついており、共鳴している…。もう一つの当事者である米国は、少なくとも(バラク・)オバマ政権期は、ダーイシュがシリアの石油をトルコに密輸するのを見逃してきた…。米国はダーイシュに対して自らを取り繕う以外の何もしてこなかった…。この問題に関して唯一真剣に取り組んできた当事者はロシアだけだ…。どのようにしてこれらの国が協力し合えるのか。ロシアは米国とトルコがロシア人やシリア人とともにテロと戦いことを希望しているのだと思う。また、我々は米国については、新政権が発足したので若干期待していている。しかし、トルコは何も変わっていない。ダーイシュは北部に唯一の供給路を維持しており、それはトルコを経由している」。

「(米軍のマンビジュ市駐留を)我々は歓迎しない。我々の招待、我々との協議、そして我々の許可のなく、シリアに派兵されたいかなる外国の軍隊も侵略者だ…。彼らが役に立つとは思わない…。彼らはダーイシュと戦うというのか? 米国はほとんどすべての戦争に負けてきた。イラクで負け、撤退を余儀なくされた。ソマリアでも、ヴェトナムでも、アフガニスタンでもだ…。米国はゴタゴタを作り出すだけだ。米国は問題を作り出し、破壊するのが大の得意だが、解決策を作るのは至極下手だ」。

「中国は、(国連安保理での対シリア制裁決議案に)拒否権を発動することで、何よりもまず国連憲章を擁護したのだ。なぜなら、国連はそもそも世界の安定を回復するために創設されたからだ。これに対して、西側諸国、とりわけ安保理常任理事国(三カ国)にとって、国連は(外国の)体制や政府を転換するためのツール、ないしは手段に過ぎない…。第2に、中国は、ロシアと協力して、国連内にある種のバランスを作り出すことで、世界の安定を回復させた。第3に、国連憲章を利用して自分たちの国益を伸張しようとしている国は、1990年代に中国に介入しようとした国と同じだ。これらの国は、人権などといった見出しを利用した…。中国は自国の国益、シリアの国益、そして世界の利益を擁護してきた」。

「中国はすべての部門で例外なく、シリアの復興に貢献できる。なぜなら、我々はあらゆる部門で損害を受けているからだ…。しかし、こうした包括的な復興が始まる前から、中国は今も、工業プロジェクトをはじめとする多くのプロジェクトに関与してくれている」。

「中国からトルコを経由して(シリアに)やって来る(新疆)ウィグル自治区のテロリストに関して、中国の諜報機関と協力している。残念ながら我々が現在管理できていないのは、対トルコ国境だけだ…。ウィグルからのテロリストは主にトルコから入ってきている。なぜか…? トルコ政府の支援を受けているからだ」。

「(Netflixのドキュメンタリー「ホワイト・ヘルメット」が米アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞したことに関して)何よりもまず、我々はヌスラがオスカーを受賞したことを祝福しなければならない! アル=カーイダがオスカーを受賞することは西側にとっても前例がないからだ。信じられない。しかし、このことは、オスカーであれ、ノーベル賞であれ、この手の賞が政治化した賞だということを示している…。ホワイト・ヘルメットの話は非常に単純だ。ヌスラ戦線の醜い顔を人道的な顔に変えるための美容整形だ。それ(ホワイト・ヘルメットの美談)は、シリア軍がアレッポ市を解放しようとするのを妨害するためのストーリーだった」。

「我々は今、ラッカ(市)に接近している…。我が軍は、ラッカ市に近いユーフラテス川(西岸)に到達した。ラッカは現在、ダーイシュにとっての一大拠点だ。だから、我々にとって最優先事項になるだろう。しかし、そのことは他の都市が優先事項でないという意味ではない」。

「家族内での義務をうまく果たせなければ、国レベルのより大きく、そして包括的な義務をうまく果たすことなどできない。仕事が多すぎで自分の義務を果たせないというような言い訳はできない。それが義務というものだ…。これらの義務をうまくこなさねばならない」。

「(家族のために国を去ろうと考えたことはあるか、との問いに対して)まったくない。過去6年、とりわけもっとも困難だった2012年と2013年にも、そんなことは考えたことはなかった」。

「(次男のカリーム・アサド(2004年生まれ)が中国語を勉強していることに関して)彼は中国語の基礎を学んだ。2年前だったと思う。残念ながら、彼に中国語を教えていた女性と男性は、大使館職員だったのでシリアを去ってしまった…。だから彼の中国語は上達していないままだ…。もちろん(彼には中国語を続けて欲しい)。なぜなら中国は大国だからだ」。

「私たちはそんなこと(カリームに中国語の勉強を強要するということ)を考えたこともなかった…。彼自身が率先して、中国語を勉強したいと言ってきた。今まで、私は彼にその理由を聞いたことはない。なぜなら、彼には自由でいて欲しいからだ。だが、彼も大きくなったので、なぜか聞いてみることにする」。

AFP, March 11, 2017、AP, March 11, 2017、ARA News, March 11, 2017、Champress, March 11, 2017、al-Hayat, March 12, 2017、Iraqi News, March 11, 2017、Kull-na Shuraka’, March 11, 2017、al-Mada Press, March 11, 2017、Naharnet, March 11, 2017、NNA, March 11, 2017、Reuters, March 11, 2017、SANA, March 11, 2017、UPI, March 11, 2017などをもとに作成。

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反体制武装集団代表団は声明を出し、アスタナ3会議の延期を求める(2017年3月11日)

カザフスタンの首都アスタナでのシリア政府と反体制武装集団の代表団の和平交渉「アスタナ3会議」の開催が3月14~15日に決定されたことを受け、交渉に参加してきた反体制武装集団が声明を出し、会議の招待状を受け取ったことを明らかにする一方、シリア国内で戦闘が停止するまで会議を延期すべきだと表明した。

声明は「シリア革命軍事諸勢力代表団」の名で出された。

ARA News, March 11, 2017

AFP, March 11, 2017、AP, March 11, 2017、ARA News, March 11, 2017、Champress, March 11, 2017、al-Hayat, March 12, 2017、Iraqi News, March 11, 2017、Kull-na Shuraka’, March 11, 2017、al-Mada Press, March 11, 2017、Naharnet, March 11, 2017、NNA, March 11, 2017、Reuters, March 11, 2017、SANA, March 11, 2017、UPI, March 11, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がマーリア市(アレッポ県)南部でトルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室から1カ村を奪取し制圧(2017年3月11日)

アレッポ県では、ARA News(3月11日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室を攻撃し、マーリア市南部のトゥワイス村を制圧した。

またシリア民主軍は、ロジャヴァの拠点都市アフリーン市内の拘置所に収監していたハワール・キリス作戦司令室に所属する武装集団の戦闘員や、ダーイシュ(イスラーム国)に武器を売却していた密輸人ら80人を釈放した。

ARA News, March 11, 2017

AFP, March 11, 2017、AP, March 11, 2017、ARA News, March 11, 2017、Champress, March 11, 2017、al-Hayat, March 12, 2017、Iraqi News, March 11, 2017、Kull-na Shuraka’, March 11, 2017、al-Mada Press, March 11, 2017、Naharnet, March 11, 2017、NNA, March 11, 2017、Reuters, March 11, 2017、SANA, March 11, 2017、UPI, March 11, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がラッカ市東部のマタッブ村など3カ村をダーイシュから奪取し制圧(2017年3月11日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米軍主導の有志連合の支援を受け、ラッカ市東部郊外で進軍を続け、ラッカ市とダイル・ザウル県を結ぶ戦略的要衝の一つマタッブ村をダーイシュ(イスラーム国)から奪取し制圧、ラッカ市一帯地域の孤立化を強化した。

また、クッルナー・シュラカー(3月11日付)によると、シリア民主軍はまた、ラッカ市東部のハッジャージュ村、マシュフーリー村を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(3月11日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が同県北部で進軍を続けるなか、ハトラ村を占拠していたダーイシュ(イスラーム国)がヒスバ(宗教警察)本部などを撤収し、サーリヒーヤ村方面に撤退した。

Kull-na Shuraka’, March 9, 2017

 

AFP, March 11, 2017、AP, March 11, 2017、ARA News, March 11, 2017、Champress, March 11, 2017、al-Hayat, March 12, 2017、Iraqi News, March 11, 2017、Kull-na Shuraka’, March 11, 2017、al-Mada Press, March 11, 2017、Naharnet, March 11, 2017、NNA, March 11, 2017、Reuters, March 11, 2017、SANA, March 11, 2017、UPI, March 11, 2017などをもとに作成。

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サハーバの墓が建ち並ぶダマスカス県内バーブ・サギール地区でイラク人巡礼者を狙った「ダブル・タップ」テロで40人が死亡(2017年3月11日)

ダマスカス県のバーブ・サギール地区で2回の爆弾テロが連続して発生し、40人が死亡、約120人が負傷した(死者はその後74人に増加)。

バーブ・サギール地区には、第4代正統カリフの娘のウンム・クルスーム、サハーバの一人でムアッズィンのビラール・ハバシーらの墓があり、シーア派(12イマーム派)の巡礼地として知られている。

SANA, March 11, 2017

事件に関して、シリア人権監視団は、2回の爆発のうちの1回は、イラク人巡礼者(シーア派)を狙った自爆テロで、もう1回は即席爆弾か自爆テロかは不明だと発表した。

しかし、犯行現場を視察したムハンマド・シャッアール内務大臣は報道声明で、調査の結果、爆発が、観光バス2台に仕掛けられた爆発物によるもので、アラブ人訪問者(巡礼者)や通行人を狙ったものだったことが明らかになったと述べる一方、引き続き真相究明を続けると付言した。

また、SANA(3月11日付)によると、2件の爆弾テロのほか、関係当局はバーブ・サギール地区の現場近くに駐輪されているバイクに仕掛けれていた爆発物を発見し、撤去したという。

なお、マナール・チャンネル(3月11日付)によると、犠牲になった巡礼者は、墓地群を巡礼後、旧市街のサイイダ・ザイナブ・モスクでの礼拝を予定していたという。

また、2回の爆発は約10分の間隔を置いて起こるいわゆる「ダブル・タップ」で、2度目の爆発は、事件現場で救出作業を行う多数の消防隊員が犠牲になったという。

犯行声明は11日現在出ていない。

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シリア外務在外居住者省は、国連事務総長および安保理議長に書簡を送り、事件の詳細を報告、事件を含むテロ攻撃と残虐な犯罪、アル=カーイダやダーイシュ(イスラーム国)とつながりのある諸外国の政府や組織によるテロ支援を非難した。

また、国連に対して、トルコ、サウジアラビア、カタール、一部西側諸国などによるテロ支援の停止を求めた。

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フランス外務省は声明を出し、11日に首都ダマスカス県バーブ・サギール地区で発生した巡礼者を狙った連続爆破テロに関して、「これまで以上にシリア国内で停戦合意を尊重する火急の必要が生じている」と発表した。

ロイター通信(3月12日付)が伝えた。

AFP, March 11, 2017、AP, March 11, 2017、ARA News, March 11, 2017、Champress, March 11, 2017、al-Hayat, March 12, 2017、Iraqi News, March 11, 2017、Kull-na Shuraka’, March 11, 2017、al-Mada Press, March 11, 2017、Qanat al-Manar, March 11, 2017、Naharnet, March 11, 2017、NNA, March 11, 2017、Reuters, March 11, 2017、March 12, 2017、SANA, March 11, 2017、UPI, March 11, 2017などをもとに作成。

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シリア軍がダイル・ザウル県マヤーディーン市などのダーイシュ拠点を爆撃(2017年3月11日)

ダイル・ザウル県では、SANA(3月11日付)によると、シリア軍戦闘機がマヤーディーン市のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

シリア軍はまた、スブハ村、マリーイーヤ村のユーフラテス河畔で武器弾薬を搬送していたダーイシュの船舶6隻を攻撃し、これを破壊した。

ダイル・ザウル市でも、シリア軍はハラビーヤ交差点、ハミーディーヤ地区、労働者住宅地区、ラシュディーヤ地区でダーイシュの拠点を攻撃した。

AFP, March 11, 2017、AP, March 11, 2017、ARA News, March 11, 2017、Champress, March 11, 2017、al-Hayat, March 12, 2017、Iraqi News, March 11, 2017、Kull-na Shuraka’, March 11, 2017、al-Mada Press, March 11, 2017、Naharnet, March 11, 2017、NNA, March 11, 2017、Reuters, March 11, 2017、SANA, March 11, 2017、UPI, March 11, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス県・ダマスカス郊外県でシリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦(2017年3月11日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、親政権武装勢力がバルザ区農園地区一帯、ハラスター市西部郊外一帯で、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦、シリア軍が同地を地対地ミサイルと思われる砲弾などで砲撃した。

AFP, March 11, 2017、AP, March 11, 2017、ARA News, March 11, 2017、Champress, March 11, 2017、al-Hayat, March 12, 2017、Iraqi News, March 11, 2017、Kull-na Shuraka’, March 11, 2017、al-Mada Press, March 11, 2017、Naharnet, March 11, 2017、NNA, March 11, 2017、Reuters, March 11, 2017、SANA, March 11, 2017、UPI, March 11, 2017などをもとに作成。

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国連安保理はジュネーブでのシリア政府・反体制派の和平協議再開を求める議長声明を採択(2017年3月11日)

国連安保理は、シリア情勢への対応を協議するための会合を開催、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表が、シリア政府と反体制派の代表団による和平協議「ジュネーブ4会議」の進捗などについて報告した。

報告後、安保理は、シリア政府と反体制派の双方に停戦履行と和平交渉の再開を求める議長声明(SC/12749)を採択した。

議長声明全文は以下の通り:

On 8 March 2017, the members of the Security Council were briefed by the Secretary-General’s Special Envoy for Syria, Staffan de Mistura, and reiterated their support for his leadership of the United Nations’ efforts to facilitate the lasting political settlement of the Syrian crisis through an inclusive and Syrian-led political process that meets the legitimate aspirations of the Syrian people.

The members of the Security Council reaffirmed their strong commitment to the sovereignty, independence, unity and territorial integrity of the Syrian Arab Republic, and reiterated that the only sustainable solution to the current crisis in Syria is through an inclusive and Syrian-led political process based on the Geneva Communiqué of 30 June 2012, as endorsed by the Security Council resolution 2118 (2013), the Security Council resolutions 2254 (2015), 2268 (2016) and 2336 (2016), and relevant statements of the International Syria Support Group.

The members of the Security Council welcomed the conclusion of a further round of United Nations-facilitated intra-Syrian negotiations in Geneva on 3 March 2017. They further welcomed the announcement by Special Envoy de Mistura of a clear agenda for future negotiations as indicated by resolution 2254, focusing on governance; constitutional issues; elections; and counter-terrorism, security and confidence-building measures.

The members of the Security Council reiterate their commitment to ensuring the inclusion of Syrian women in the political process through sustained consultation and dialogue and promoting their full and effective participation.

The members of the Security Council recognized that the continuation of political negotiations was made possible by the ceasefire developed through the Astana process.

The members of the Security Council called on the Syrian parties to fully implement the ceasefire, established pursuant to the arrangements of 29 December 2016, noted by United Nations Security Council resolution 2336 (2016), including ending ceasefire violations and ensuring humanitarian access.

The members of the Council also encouraged the International Syria Support Group members to use their influence over the parties to help end violations, reduce violence, build confidence and ensure safe, sustained and unhindered humanitarian access in line with United Nations Security Council resolution 2165 (2014).

The members of the Security Council looked forward to the early resumption of the intra-Syrian negotiations and encouraged the Syrian parties to return to talks in good faith and to engage constructively and without preconditions on the agenda set out by the United Nations Special Envoy when talks resume.

http://sana.sy/wp-content/uploads/2017/03/1-322-660x330.jpg

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