アレッポ県北部における反体制武装集団の拠点都市アアザーズ市での爆破テロで少なくとも3人死亡(2017年3月25日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月25日付)によると、シャーム解放機構を含む反体制武装集団の拠点都市アアザール市内のバス・ターミナル近くで、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、3人が死亡した(ARA News(3月25日付)によると、死者は7人)。

ARA News, March 25, 2017

AFP, March 25, 2017、AP, March 25, 2017、ARA News, March 25, 2017、Champress, March 25, 2017、al-Hayat, March 26, 2017、Iraqi News, March 25, 2017、Kull-na Shuraka’, March 25, 2017、al-Mada Press, March 25, 2017、Naharnet, March 25, 2017、NNA, March 25, 2017、Reuters, March 25, 2017、SANA, March 25, 2017、UPI, March 25, 2017などをもとに作成。

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米国はラッカ市解放を見据えて警察部隊を教練、YPG主体のシリア民主軍は同市の自治に向け、アラブ人を中心とする民政評議会設置を検討(2017年3月25日)

ロイター通信(3月25日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の高官2人の話として、米国がダーイシュ(イスラーム国)の中心都市ラッカ市解放を見据えて、米国が同地の治安維持に当たる警察組織の教練を支援していると伝えた。

同高官によると、ラッカ市解放を見据えて、シリア民主軍は同市の自治を担う民政評議会の設置を検討しており、そのメンバーは、同市の人口構成に配慮し、アラブ人を中心に構成される予定だという。

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ラッカ県では、ARA News(3月25日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ラッカ市北東部に位置するカラーマ村を制圧した。

また、アサド湖東部に位置するタブカ市西部郊外でダーイシュと交戦した。

AFP, March 25, 2017、AP, March 25, 2017、ARA News, March 25, 2017、Champress, March 25, 2017、al-Hayat, March 26, 2017、Iraqi News, March 25, 2017、Kull-na Shuraka’, March 25, 2017、al-Mada Press, March 25, 2017、Naharnet, March 25, 2017、NNA, March 25, 2017、Reuters, March 25, 2017、SANA, March 25, 2017、UPI, March 25, 2017などをもとに作成。

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避難民2,000人がダマスカス郊外県ズィヤービーヤ町への帰宅を開始(2017年3月25日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月25日付)によると、戦火を逃れた避難生活を続けてきたズィヤービーヤ町の住民約2,000人が帰宅を開始した。

ズィヤービーヤ町の住民の大規模帰宅は今回が3回目で、紛争前の人口約1万5,000人のうち、すでに2,890人が帰宅している。

SANA, March 25, 2017

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ヒムス県では、ロイター通信(3月25日付)などによると、ヒムス市ワアル地区で籠城を続けてきた反体制武装集団のうち、停戦合意に基づきアレッポ県ジャラーブルス市方面への退去を希望する戦闘員とその家族の第2陣の出発が、ハマー県北部でのシャーム解放機構、イッザ軍などからなる反体制武装集団とシリア軍の戦闘激化を受けて延期された。

AFP, March 25, 2017、AP, March 25, 2017、ARA News, March 25, 2017、Champress, March 25, 2017、al-Hayat, March 26, 2017、Iraqi News, March 25, 2017、Kull-na Shuraka’, March 25, 2017、al-Mada Press, March 25, 2017、Naharnet, March 25, 2017、NNA, March 25, 2017、Reuters, March 25, 2017、SANA, March 25, 2017、UPI, March 25, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュとの戦闘の末アレッポ県ダイル・ハーフィル市近郊の6カ村を制圧(2017年3月25日)

アレッポ県では、SANA(3月25日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ダイル・ハーフィル市近郊のウンム・マラー村、シャリーマ村、ジャナート・サラーマ村、ハーッド・フーシュ村、クサイル村、ハラーイジュ・ダッハーム村を制圧し、同地の治安と安定を回復した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月25日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, March 25, 2017、AP, March 25, 2017、ARA News, March 25, 2017、Champress, March 25, 2017、al-Hayat, March 26, 2017、Iraqi News, March 25, 2017、Kull-na Shuraka’, March 25, 2017、al-Mada Press, March 25, 2017、Naharnet, March 25, 2017、NNA, March 25, 2017、Reuters, March 25, 2017、SANA, March 25, 2017、UPI, March 25, 2017などをもとに作成。

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シリア軍がハマー県北部のカウカブ村をシャーム解放機構などからなる反体制武装集団から奪還する一方、ダマスカス郊外県、イドリブ県を激しく爆撃(2017年3月25日)

ハマー県では、SANA(3月25日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と戦闘の末、県北部のカウカブ村を制圧し、治安と安定を回復した。

シリア人権監視団によると、シリア軍による激しい攻撃を受け、反体制武装集団はカウカブ村一帯から撤退したが、戦闘は継続されているという。

シリア軍はまた、ズーワール村一帯、ラターミナ町、ハマーダト・ウマル村、サトヒーヤート村一帯を激しく空爆・砲撃し、反体制武装集団と交戦した。

Kull-na Shuraka’, March 25, 2017

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方のハムーリーヤ市の中心街に対してシリア軍戦闘機が実施し、女性・子供8人を含む少なくとも16人が死亡、50人あまりが負傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が拠点とするジャウバル区に対して、シリア軍が15回の空爆を実施、また同地およびティシュリーン地区一帯、バルザ区一帯で両者が交戦した。

一方、SANA(3月25日付)によると、ジャウバル区、ダマスカス郊外県東グータ地方を拠点とする反体制武装集団が撃った迫撃砲弾1発がクスール地区に着弾し、4人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヤードゥーダ村一帯、ダルアー市各所を地対地ミサイルなどの砲弾で砲撃した。

一方、SANA(3月25日付)によると、シリア軍がインヒル市・スラヤー村街道、東ムライハ町東部、イブタア町、ダルアー市各所で、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

また、シャーム解放機構に属する反体制武装集団がダルアー市サハーリー地区の住宅街を砲撃し、民家が被害を受けた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(クッルナー・シュラカー(3月25日付)によるとロシア軍戦闘機)がカフルナブル市、郊外の野戦病院を空爆し、利用不能としたほか、アルバイーン山各所、マアッラト・ヌウマーン市、フバイト村、ハーン・シャイフーン市、イブリーン村を砲撃・空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(3月25日付)によると、ロシア軍と思われる戦闘機が25日未明にイドリブ市を空爆し、シリア政府支配地域で拘束した女性を拘置している施設が被弾、女性収監者10人を含む15人が死亡した。

AFP, March 25, 2017、AP, March 25, 2017、ARA News, March 25, 2017、Champress, March 25, 2017、al-Hayat, March 26, 2017、Iraqi News, March 25, 2017、Kull-na Shuraka’, March 25, 2017、al-Mada Press, March 25, 2017、Naharnet, March 25, 2017、NNA, March 25, 2017、Reuters, March 25, 2017、SANA, March 25, 2017、UPI, March 25, 2017などをもとに作成。

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シリア政府代表団はデミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表に「テロとの戦い」に関する書類を提出(2017年3月25日)

バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表を団長とするシリア政府代表団は、スイスのジュネーブでスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談し、「ジュネーブ5会議」(ジュネーブ4会議第2ラウンド)で協議が予定されている4つの議題のうちの第4の議題である「テロとの戦い」に関する書類をデミストゥラ氏に提出した。
SANA(3月25日付)が伝えた。

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一方、デミストゥラ特使は、ロシア、トルコ、イランに対して、シリア国内での停戦維持に向けて取り組みを強化するよう呼びかけた。

AFP, March 25, 2017、AP, March 25, 2017、ARA News, March 25, 2017、Champress, March 25, 2017、al-Hayat, March 26, 2017、Iraqi News, March 25, 2017、Kull-na Shuraka’, March 25, 2017、al-Mada Press, March 25, 2017、Naharnet, March 25, 2017、NNA, March 25, 2017、Reuters, March 25, 2017、SANA, March 25, 2017、UPI, March 25, 2017などをもとに作成。

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