ロシア軍戦闘機複数機がラッカ県ラサーファ砂漠、ヒムス県イスリヤー村一帯でダーイシュの拠点に対して30回あまりの爆撃を実施(2022年7月23日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が、ラッカ県ラサーファ砂漠、ヒムス県イスリヤー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して30回あまりの爆撃を実施した。

 

**

 

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、県東部の第3石油輸送ステーション(T3)とハイル油田近くに設置されているシリア軍の拠点複数カ所がダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの襲撃を受け、兵士複数人が死傷した。

AFP, July 23, 2022、ANHA, July 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2022、Reuters, July 23, 2022、SANA, July 23, 2022、SOHR, July 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた4家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に政府の支配地に脱出(2022年7月23日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた4家族が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由してシリア政府の支配地に脱出した。

4家族のうち、2家族はヒムス県マヒーン町、1家族は同県タドムル市、1家族はアレッポ県の出身。

AFP, July 23, 2022、ANHA, July 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2022、Reuters, July 23, 2022、SANA, July 23, 2022、SOHR, July 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、ハマー県、ラタキア県で砲撃戦を続ける(2022年7月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、ファッティーラ村、スフーフン村、バーラ村、カフル・ウワイド村、カンスフラ村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原一帯で砲撃戦を行った。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

**

スワイダー県では、スワイダー24(7月23日付)によると、シャフバー町で、住民らが、地元の若者2人が軍事治安局傘下の民兵によって拘束されたことに抗議してデモを行い、主要幹線道路などを封鎖した。

AFP, July 23, 2022、ANHA, July 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2022、Reuters, July 23, 2022、SANA, July 23, 2022、SOHR, July 23, 2022、al-Suwayda’ 24, July 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム解放機構がトルコ占領下のハサカ県ジンディールス町と周辺農村に設置されているシリア国民軍第3軍団の拠点複数カ所を襲撃(2022年7月23日)

アレッポ県では、ANHA(7月23日付)がトルコ占領下のアフリーン市の複数筋の話として伝えたところによると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が、トルコ占領下のジンディールス町と周辺農村に設置されているシリア国民軍第3軍団の拠点複数カ所を襲撃した。

AFP, July 23, 2022、ANHA, July 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2022、Reuters, July 23, 2022、SANA, July 23, 2022、SOHR, July 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍の砲撃を受け、ロシア軍所属と思われる戦闘機がトルコ占領下のハサカ県を爆撃(2022年7月23日)

ハサカ県では、ANHA(7月23日付)によると、トルコ占領下のラアス・アイン(スィリー・カーニヤ)市近郊のアニーク・ハワー村、マフムーディーヤ村で複数回にわたって爆発が発生した。

爆発時、同地上空には所属不明の航空機複数機が飛来していたという。

シリア人権監視団によると、飛来したのはロシア軍戦闘機と思われ、シリア国民軍の拠点が狙われた。

トルコ軍が同地への砲撃を激化させたことへの対抗措置と見られる。

AFP, July 23, 2022、ANHA, July 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2022、Reuters, July 23, 2022、SANA, July 23, 2022、SOHR, July 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍はハサカ市タッル・タムル町一帯を激しく砲撃、バーブ市近郊でシリア軍拠点に対する特攻自爆(インギマースィー)攻撃を実施、ラッカ県ではシリア軍の車輌を砲撃(2022年7月23日)

ハサカ県では、ANHA(7月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村、ダルダーラ村、アッブーシュ村、クブール・ガラージナ村、シャイフ・アリー村を砲撃した。

この砲撃で、シリア国民軍に所属するアッシリア・ハーブール防衛部隊の戦闘員3人が負傷した。

SANA(7月23日付)によると、この砲撃で、タッル・タムル町の変電所に電気を供給する送電線が破壊され、電力供給が一時停止した。

 

**

アレッポ県では、ANHA(7月23日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のウンム・クラー村、ハサージク村、ウンム・フーシュ村、を砲撃した。

また、アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市とその南に隣接するシリア政府支配下ターディフ市の一帯で、シリア軍とシリア国民軍は激しい砲撃戦を行った。

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月23日付)によると、シリア国民軍傘下の変革建設運動に所属する特殊部隊が、ターディフ市とバーブ市を隔てる前線に設置されているシリア軍の拠点複数カ所に対して、特攻自爆(インギマースィー)攻撃を加え、シリア軍兵士や親政権民兵多数を殺傷、23ミリ機関砲1基を破壊した。

攻撃を行った特殊部隊は無事帰還したという。

 

**

 

シリア人権監視団によると、シリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のカンタリー村に近いM4高速道路を移動中のシリア軍車輌を砲撃し、シリア軍兵士と国防隊の隊員4人が負傷した。

AFP, July 23, 2022、ANHA, July 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2022、Reuters, July 23, 2022、SANA, July 23, 2022、SOHR, July 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県カーミシュリー市近郊に設置されているシリア軍検問所が、同地を通過しようとした米軍の車輌5輌からなる車列の通行を阻止する一方、米軍は石油の盗奪、兵站物資の搬入を続ける(2022年7月23日)

ハサカ県では、SANA(7月23日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村に設置されているシリア軍検問所が、同地を通過しようとした米軍の車輌5輌からなる車列の通行を阻止、これを退却させた。

一方、SANAがヤアルビーヤ町近郊の複数の地元筋の話として伝えたところによると、石油を積んだタンクローリー35輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。


また、シリア人権監視団によると、兵站物資を積んだ米軍の貨物車輌60輌からなる車列が、イラクからワリード国境通行所を経由してシリア領内に侵入した。

AFP, July 23, 2022、ANHA, July 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2022、Reuters, July 23, 2022、SANA, July 23, 2022、SOHR, July 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で18人、北・東シリア自治局支配地域で10人(2022年7月23日)

これにより、7月23日現在のシリア国内での感染者数は計56,085人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,805人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid06wep2255X1D93qaZcyPp5dcCK9B1kMkESjsFeQQsVGWHYLQddBcsKPBzbMkHBzKRl

 

**

 

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに10人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、7月23日現在のシリア国内での感染者数は計38,603人、うち死亡したのは1,578人、回復したのは2,565人となった。

AFP, July 23, 2022、ACU, July 23, 2022、ANHA, July 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2022、Reuters, July 23, 2022、SANA, July 23, 2022、SOHR, July 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市近郊で住民がシリア国民軍の退去を求めてデモ(2022年7月22日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊のタッル・ハラフ村で住民がシリア国民軍の退去を求めてデモを行った。

21日にシリア民主軍に所属するハムザ師団とスルターン・マリク・シャー師団の衝突で住民6人が巻き添えとなり負傷したことを受けたもの。

AFP, July 23, 2022、ANHA, July 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2022、Reuters, July 23, 2022、SANA, July 23, 2022、SOHR, July 23, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍ドローンがハサカ県を爆撃し、シリア民主軍に所属する女性防衛隊(YPJ)の兵士3人を殺害(2022年7月22日)

ハサカ県では、ANHA(7月22日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市とカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市を結ぶ街道に設置されているナアマトリー検問所近くを走行中の車を無人航空機(ドローン)で攻撃し、車は炎上した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍ドローンによる攻撃で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属する女性防衛隊(YPJ)の兵士3人が死亡した。

シリア民主軍の総司令部は7月23日に声明を出し、殺害されたYPJの戦闘員3(ジナーン・トゥルハルダーン、ルージュ・ハーブール、バーリーン・ブーターン)の氏名などを公開した。

 

**

 

アレッポ県では、ANHA(7月22日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市および同市一帯、同市近郊のアキーバ村、カフル・カーリース村、ズィヤーラ村に設置されている国内避難民(IDPs)キャンプ一帯を砲撃した。

AFP, July 22, 2022、ANHA, July 22, 2022、July 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2022、Reuters, July 22, 2022、SANA, July 22, 2022、SOHR, July 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヨルダン軍がシリア国境近くで密輸業者を摘発、大量の武器弾薬を押収(2022年7月22日)

ドゥラル・シャーミーヤ(7月22日付)、イナブ・バラディー(7月22日付)などによると、ヨルダン軍がシリア国境近くで密輸業者を摘発、大量の武器弾薬を押収したと発表したと伝えた。

AFP, July 22, 2022、ANHA, July 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2022、‘Inab Baladi, July 22, 2022、Reuters, July 22, 2022、SANA, July 22, 2022、SOHR, July 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍の爆撃への報復として「決戦」作戦司令室がシリア政府支配地各所を激しく砲撃し、民間人2人を殺害、シリア軍も応戦し新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構のメンバー2人を殺害(2022年7月22日)

ロシア軍がイドリブ県ジスル・シュグール市近郊を爆撃したのを受け、「決戦」作戦司令室は報復としてシリア政府の支配地域各所に砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市、ダーディーフ村、ジャウバース村、ザーウィヤ山地方のダール・カビーラ村、ミラージャ村、マアーッラト・ムーハス村、カフルナブル市、マアッラト・ヌウマーン市、カフルルーマー村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室の砲撃を受けて、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯を砲撃し、新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構のメンバー2人を殺害した。

シリア軍はまた、イドリブ県のカンスフラ村、カフル・ウワイド村、ハマー県サルマーニーヤ村一帯、マウザラ村一帯を砲撃、イドリブ県で住民1人が負傷した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカッバーナ村、サルマー町、スルンファ町、アティーラ村、トルコマン山地方を砲撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるジューリーン村、ヌブル・ハティーブ村、バフサ村、フールー村、バラカ村、スカイラビーヤ市を砲撃した。

この砲撃で、ヌブル・ハティーブ村とジューリーン村で女性1人を含む2人が死亡した。

一方、SANA(7月22日付)は、「テロ組織」がシリア政府の支配下にあるスカイラビーヤ市一帯および、バラカ村、ジューリーン村を砲撃し、住民2人が死亡、5人が負傷したと伝えた。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカブターン・ジャバル村、ハイル・ダルカル村を砲撃した。

**

イドリブ県、ラタキア県、ハマー県、アレッポ県に対する「決戦」作戦司令室の砲撃は180発以上に及んだ。

 

**

 

なお、このうち、ハマー県のバフサ村、バラカ村、ラタキア県のクルド山地方一帯に対する砲撃に関して、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・イスラームがシリア軍とその同盟者の陣地、拠点を狙ったを発表した。

 

**

このほか、クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、マムティナ村にある軍事情報局の指揮所が正体不明の武装集団の襲撃を受け、司令官の兄弟1人が死亡した。

AFP, July 22, 2022、ANHA, July 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2022、Reuters, July 22, 2022、SANA, July 22, 2022、SOHR, July 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ジスル・シュグール市近郊を爆撃し、子供4人を含む7人が死亡、多数負傷(2022年7月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるジスル・シュグール市近郊を爆撃し、子供4人を含む7人が死亡、子供8人を含む11人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月22日付)、イナブ・バラディー(7月22日付)などによると、ロシア軍が爆撃したのはジャディーダ村、ヤアクービーヤ村。

ジャディーダ村では爆撃により建物1棟が崩壊し、瓦礫の下敷きになって多数の死傷者が出た。

ホワイト・ヘルメット(https://t.me/SyriaDefence/10686)によると、子供4人を含む一家7人が死亡、子供8人を含む12人が負傷した。

AFP, July 22, 2022、ANHA, July 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2022、‘Inab Baladi, July 22, 2022、Reuters, July 22, 2022、SANA, July 22, 2022、SOHR, July 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍戦闘機が首都ダマスカス一帯の複数カ所をミサイル攻撃、兵士多数死傷(2022年7月22日)

シリア軍筋は声明を出し、イスラエル軍戦闘機が22日午前0時32分、占領下のゴラン高原上空から首都ダマスカス一帯の複数カ所に対して多数のミサイルを発射、シリア軍防空部隊がそのほとんどを撃破したが、一部が着弾し、兵士3人が死亡、7人が負傷、若干の物的被害が出た。

SANA(7月22日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、攻撃により、ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町近郊に設置されているイラン製無人航空機(ドローン)製造所で外国人3人とレバノンのヒズブッラーの協力者2人の5人が、ダマスカス県のマッザ航空基地近くの軍事拠点と地対空ミサイル発射施設でシリア軍兵士3人が死亡した。

ミサイル攻撃は、マッザ航空基地の空軍情報部事務所、上級士官用事務所、車輌、検問所近く、マッザ・オートストラード地区(以上ダマスカス県)、サイイダ・ザイナブ町近くのイラン製ドローンの製造施設(ダマスカス郊外県)が狙われた。

アラビーヤ(7月22日付)によると、シリア人3人を含む6人が死亡、10人が負傷した。

**

外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長に宛てて書簡を送り、イスラエル軍戦闘機の新たなミサイル攻撃について「犯罪的航空攻撃」と報告、国際法と国連憲章が認める適切な手段での報復権を保留するとしつつ、延滞なき非難などの責任ある行動をとるよう改めて要請した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/pfbid0344tN6s9oCBrm8AvfCognjqJtayBuGByQLDLLRwX6uksuj6qvEtdNmx6QHBQ5Hnw1l

 

**

 

イラン外務省のナーセル・カナアーニー報道官は、イスラエル軍戦闘機によるシリア領内への新たなミサイル攻撃に関して、シリアの主権、領土の一体性、国際法へのあからさまな侵犯だと批判したうえで、責任ある国際帰還や人権擁護者の沈黙に驚き、遺憾に感じていると表明した。

AFP, July 22, 2022、ANHA, July 22, 2022、Alarabia, July 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2022、Reuters, July 22, 2022、SANA, July 22, 2022、SOHR, July 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で23人(2022年7月22日)

保健省は政府支配地域で新たに23人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者3人が完治したと発表した。

これにより、7月22日現在のシリア国内での感染者数は計56,067人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,802人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02tEotRho9GLnrrBd9Xty7FDrgydbkkM37RgCczXcbRaoRiY6UfMHLZzx7ibCJNa8tl

AFP, July 22, 2022、ACU, July 22, 2022、ANHA, July 22, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2022、Reuters, July 22, 2022、SANA, July 22, 2022、SOHR, July 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

欧州理事会はロシアのウクライナ侵攻を支援しているとしてシリア人10人を資産凍結、渡航禁止の制裁対象者に追加(2022年7月21日)

欧州理事会はロシアのウクライナ侵攻を支援しているとしてシリア人10人を資産凍結、渡航禁止の制裁対象者に追加したと発表した。

制裁対象者となったのは、パレスチナ解放軍のムハンマド・サルティー司令官、国防隊の司令官2人、シリア軍の元士官1人、サイヤード警備保障サービス社の共同経営者ら。

サイイド警備保障サービス社は、ロシアの民間軍事会社のワグネル・グループの監督のもとにリビアやウクライナにシリア人傭兵を派遣してきたという。

ロイター通信(7月21日付)などが伝えた。

AFP, July 21, 2022、ANHA, July 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2022、Reuters, July 21, 2022、SANA, July 21, 2022、SOHR, July 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局渉外関係局はダーイシュのロシア人メンバーの子供11人の身柄を引き渡す(2022年7月21日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア政府の使節団がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市の北・東シリア自治局の渉外関係局を訪問し、ダーイシュ(イスラーム国)のロシア人メンバーの子供11人の身柄を引き取った。

 

**

 

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともに、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市近郊のサラージーヤ村で空挺作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる男性1人を拘束した。

AFP, July 21, 2022、ANHA, July 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2022、Reuters, July 21, 2022、SANA, July 21, 2022、SOHR, July 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がハサカ県アームーダー市近郊の村、アレッポ県アイン・アラブ市近郊をドローンで爆撃(2022年7月21日)

ハサカ県では、ANHA(7月21日付)によると、トルコ軍がアームーダー市近郊のカイラー(カイラーン)村を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

一方、トルコ占領下のラアス・アイン市では、シリア国民軍に所属するスルターン・マリク・シャー師団とマワーリー部族の民兵(シリア人権監視団によると、バドル殉教者旅団)が交戦し、子供2人が戦闘に巻き込まれて負傷した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍はさらに、21日深夜から22日未明にかけて、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊のズール・マガール村にあるシリア軍拠点一帯に無人航空機(ドローン)から2発のミサイルを発射した。

**

 

アレッポ県では、ANHA(7月21日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマイヤーサ村、ブルジュ・カース村を砲撃した。

 

**

 

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のアブー・ナイトゥーラ村を砲撃し、住民2人が負傷した。

AFP, July 21, 2022、ANHA, July 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2022、Reuters, July 21, 2022、SANA, July 21, 2022、SOHR, July 21, 2022、July 22, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミクダード外務在外居住者大臣はテヘランでイランのヴェラーヤティー最高指導者顧問、モフベル第1副大統領と会談(2022年7月21日)

イランを訪問中のファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、首都テヘランでアリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者顧問と会談し、二国間関係や両国共通の関心事について意見を交わした。

ミクダード外務大臣はまた、モハンマド・モフベル第1副大統領と会談し、両国関係強化の方途について協議した。

SANA(7月21日付)が伝えた。

AFP, July 21, 2022、ANHA, July 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2022、Reuters, July 21, 2022、SANA, July 21, 2022、SOHR, July 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ドネツク人民共和国のプシーリン大統領はシリアとの特別な関係を結ぶ決意を表明(2022年7月21日)

ドネツク人民共和国のデニス・プシーリン大統領はシリアとの特別な関係を結ぶ決意を表明した。

RIAノーヴォスチ通信(7月21日付)によると、プシーリン大統領は「ドネツク人民共和国は友好的で双方にとって有益な関係をシリアと経済分野などで構築する」と述べた。

AFP, July 21, 2022、ANHA, July 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2022、Reuters, July 21, 2022、RIA Novosti, July 21, 2022、SANA, July 21, 2022、SOHR, July 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

フェルナンデス上院議長を代表とするパラグアイ公式使節団の送別会がダマスカス県内のホテルで催される(2022年7月21日)

シリアを訪問中のオスカー・ロビン・ソロモン・フェルナンデス上院議長を代表とするパラグアイ公式使節団の送別会がダマスカス県のダマー・ルーズ・ホテル(旧メリディアン・ホテル)で催され、アイマン・スーサーン外務在外居住者省次官らが出席した。

SANA(7月21日付)が伝えた。

AFP, July 21, 2022、ANHA, July 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2022、Reuters, July 21, 2022、SANA, July 21, 2022、SOHR, July 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トレーラーなど156輌からなる米軍の車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動(2022年7月21日)

ハサカ県では、SANA(7月21日付)がルマイラーン町近郊の複数の地元筋の話として伝えたところによると、冷凍トレーラー40輌と、軍装備品を積んだトレーラー50輌、HMMWV高機動多用途装輪車両など156輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動した。

AFP, July 21, 2022、ANHA, July 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2022、Reuters, July 21, 2022、SANA, July 21, 2022、SOHR, July 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ市でシリア民主軍によって拘束されたイフバーリーヤ・チャンネルのムハンマド・サギール記者の釈放を求めるデモ(2022年7月21日)

ハサカ県では、SANA(7月21日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市で、メディア関係者が2019年に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって拘束されたイフバーリーヤ・チャンネルのムハンマド・サギール記者の釈放を求めて抗議デモを行った。

AFP, July 21, 2022、ANHA, July 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2022、Reuters, July 21, 2022、SANA, July 21, 2022、SOHR, July 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県、ラタキア県、ハマー県で砲撃戦(2022年7月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアーフィス村、ザーウィヤ山地方のバーラ村、フライフィル村、スフーフン村、ファッティーラ村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるミラージャ村、マアッラト・マウハド村、ダール・カビーラ村を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村一帯を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原の灌漑計画地区一帯で砲撃戦を行った。

**

ダルアー県では、SANA(7月21日付)によると、ダルアー市とガラズ刑務所を結ぶ街道をパトロール中の内務治安部隊が「テロ攻撃」を受け、隊員3人が死亡した。

AFP, July 21, 2022、ANHA, July 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2022、Reuters, July 21, 2022、SANA, July 21, 2022、SOHR, July 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で17人(2022年7月21日)

保健省は政府支配地域で新たに17人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者3人が完治したと発表した。

これにより、7月21日現在のシリア国内での感染者数は計56,044人、うち死亡したのは3,150人、回復したのは52,799人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0c1RDFTbpULQfyRkgxK7yykQ9wyqtdCaB7LYDDFbVtgsrQY9fJ7HLyiY8iJMnbuBpl

AFP, July 21, 2022、ACU, July 21, 2022、ANHA, July 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2022、Reuters, July 21, 2022、SANA, July 21, 2022、SOHR, July 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのエルドアン大統領;「米国はシリア北部から撤退すべきたというのが、ロシア、イランとの首脳会談の成果だ」(2022年7月20日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、アスタナ・プロセス保障国(ロシア、トルコ、イラン)首脳会議に出席するために訪問していたイランの首都からの帰路、記者らに対して、米国がシリア北東部から撤退すべきだと述べた。

アナトリア通信(7月21日付)によると、エルドアン大統領は次のように述べた。

米国はユーフラテス東岸から今すぐに立ち去らねばならない。これがアスタナ・プロセスにおいてもたらされた成果だ。
トルコはこのことを期待している。なぜなら、同地のテロリストを養っているのは米国だからだ。
米軍がテロ組織である人民防衛隊(YPG)/クルディスタン労働者党(PKK)を教練しているの目にしている。
この教練を通じて、彼ら(米軍)は同地で国旗をはためかせているのはなぜか?
彼らの職務はこの地でトルコ軍に対してテロ活動を行うことなのだ。ここでも、彼らは、国旗をはためかせて、トルコ軍を欺けるかどうかと考えている。だが、我々はバカではない。

AFP, July 21, 2022、Anadolu Ajansı, Juy 20, 2022、ANHA, July 21, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2022、Reuters, July 21, 2022、SANA, July 21, 2022、SOHR, July 21, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カービー米NSC戦略広報調整官、ベン・バラク・イスラエル議会外交安全保障委員会委員長はイラン、ロシア、トルコの首脳会談を批判(2022年7月20日)

ジョン・カービー米国家安全保障会議(NSC)の戦略広報調整官は、イラン、ロシア、トルコの首脳会談に関して、ヴラジーミル・プーチン大統領のイラン訪問は、ロシアがウクライナでの戦争を止める意思がないことを示していると述べた。

カービー調整官は「プーチン大統領のイラン訪問は、彼とロシアが孤立し、その軍事システムが戦争のニーズに対応できないことを示している」などと批判した。

一方、イスラエル国会(クネセト)のラム・ベン・バラク外交安全保障委員会委員長は、「テヘランとモスクワの接近は、ジョー・バイデン米大統領の中東歴訪に対抗し、イスラエルが戦争においてウクライナ側に付いたことへの対抗措置だと見ている」としたうえで、「イスラエルはロシアとイランの接近がシリアでのイスラエルの軍事作戦を阻止しようとするものだと懸念している」と批判した。

AFP, July 20, 2022、ANHA, July 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2022、Reuters, July 20, 2022、SANA, July 20, 2022、SOHR, July 20, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国務省の「2022年版人身取引報告書」はYPGがIDPsキャンプで児童を強制的に徴兵していると指摘(2022年7月20日)

米国務省は「2022年版人身取引報告書」を発表、そのなかで、米国が軍事的後ろ盾となっているシリア民主軍を主導するクルド民族主義民兵組織の人民防衛隊(YPG)が12歳以下の児童を参加させ、武器使用を教練していると指摘した。

報告書によると、YPGが2017年からシリア北東部の国内避難民(IDPs)キャンプで児童を強制的に徴兵しているという。

報告書ではまた、クルディスタン労働者党(PKK)もイラクで児童を徴兵していると指摘している。

AFP, July 20, 2022、ANHA, July 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2022、Reuters, July 20, 2022、SANA, July 20, 2022、SOHR, July 20, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍のクリラ司令官がシリア民主軍のアブディー総司令官と会談、トルコが計画している新たな軍事侵攻作戦にかかる安全保障問題で意見を交わす(2022年7月20日)

米中央軍(CENTCOM)のマイケル・クリラ司令官(陸軍大将)が北・東シリア自治局の支配地域を訪問、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官と会談し、トルコが計画している新たな軍事侵攻作戦にかかる同地域の安全保障問題、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」への影響について意見を交わした。

ノース・プレス(7月20日付)が伝えた。

AFP, July 20, 2022、ANHA, July 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2022、North Press, July 20, 2022、Reuters, July 20, 2022、SANA, July 20, 2022、SOHR, July 20, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク人民動員隊に所属するヌジャバー運動がヒムス県でダーイシュと思われる武装集団の襲撃を受け、1人死亡(2022年7月20日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クーム村近郊で、イラク人民動員隊に所属するヌジャバー運動の部隊がダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団の襲撃を受け、1人が死亡、多数が負傷した。

AFP, July 20, 2022、ANHA, July 20, 2022、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2022、Reuters, July 20, 2022、SANA, July 20, 2022、SOHR, July 20, 2022などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.