レバノンのヒズブッラーがダルアー県西部からイスラエル占領下のゴラン高原に向けてロケット弾3発を発射、イスラエル軍が応戦(2024年5月5日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、レバノンのヒズブッラーが県西部からイスラエル占領下のゴラン高原に向けてロケット弾3発を発射した。

これに対して、イスラエル軍も応戦、ジャービヤ丘、ジュムーア丘、アシュタラー丘一帯にロケット弾4発を打ち込んだ。

この攻撃により、シリア軍兵士1人が死亡した。

またシリア人権監視団によると、この攻撃で負傷していたシリア軍兵士1人が10日に新たに死亡した。

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ANHA(5月6日付)によると、占領下ゴラン高原を砲撃したのは、「親イラン・グループ」。

ナワー市近郊から砲撃を行った。

これに対して、イスラエル軍も同市一帯のシリア軍や「親イラン・グループ」の陣地複数ヵ所を攻撃した。

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この攻撃に関して、イスラエル軍は6日午前8時46分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

昨晩、シリアからラマト・マグシミム入植地地域に2回の砲撃が行われ、空地に着弾したのを確認した。負傷者は報告されなかった。イスラエル軍は砲弾発射地複数ヵ所を攻撃した。

AFP, May 5, 2024、ANHA, May 5, 2024、May 6, 2024、‘Inab Baladi, May 5, 2024、Reuters, May 5, 2024、SANA, May 5, 2024、SOHR, May 5, 2024、May 6, 2024、May 10, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がレバノン南部を爆撃し、民間人3人を殺害(2024年5月5日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、5月5日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後1時10分、マイス・ジャバル村に対する攻撃で、民間人死傷者が出たことへの報復として、キリヤット・シュモナ市をカチューシャ砲とファラク1ロケット弾数十発で攻撃。

午後3時30分、マイス・ジャバル村に対する攻撃で、民間人死傷者が出たことへの報復として、ザウラ入植地をカチューシャ砲数十発で攻撃し、損害を与える。

午後6時15分、サンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

マイス・ジャバル村に対する攻撃で、民間人死傷者が出たことへの報復として、クファル・ユヴァル入植地をロケット弾複数発で攻撃。

マイス・ジャバル村に対する攻撃で、民間人死傷者が出たことへの報復として、クファル・ギラディ(キブツ)をロケット弾複数発で攻撃。

マイス・ジャバル村に対する攻撃で、民間人死傷者が出たことへの報復として、マルガリオット入植地をロケット弾複数発で攻撃。

西部地区

午後3時20分、ラーミヤー村のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

マイス・ジャバル村に対する攻撃で、民間人死傷者が出たことへの報復として、アビビム入植地内の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

マイス・ジャバル村に対する攻撃で、民間人死傷者が出たことへの報復として、シュトゥラ入植地内の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

午後6時00分、マルキヤ入植地のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

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ナハールネット(5月5日付)などによると、イスラエル軍がマイス・ジャバル村の住宅1棟を爆撃し、民間人3人が死亡した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後1時2分、本日早く、上ガリラヤ地方での警報発令後、イスラエル軍はレバノン領内に砲弾1発が着弾したことを確認。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が夜間、ヒヤーム村、マトムーラ村地域にあるヒズブッラーの軍事施設1ヵ所、監視ポスト1ヵ所を含むテロ標的を攻撃。またナークーラ村、ハトラ村地域を砲撃し、脅威を排除。

午後6時25分、レバノンからイスラエル領内に数時間にわたって約40回の砲撃を確認、多数を迎撃。イスラエル軍は砲弾発射地を攻撃。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が先ほど、マルカバ村、カフルカラー村、ウダイサ村地域にえるヒズブッラーの軍事施設やテロインフラを攻撃。マイス・ジャバル村地域の軍事施設1ヵ所も爆撃。シャブアー農場の地域を砲撃し、脅威を排除。

AFP, May 5, 2024、ANHA, May 5, 2024、‘Inab Baladi, May 5, 2024、Naharnet, May 5, 2024、Qanat al-Manar, May 5, 2024、Reuters, May 5, 2024、SANA, May 5, 2024、SOHR, May 5, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー総司令官がダイル・ザウル県内の四つの地区の部族長と名士、アカイダート部族とバッカーラ部族の族長や名士と一連の会談(2024年5月5日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は公式ホームページ(https://sdf-press.com/)を通じて、マズルーム・アブディー総司令官が、総司令部のメンバーを務めるルクマーン・ハリール氏、ルーハラート・アフリーン氏の2名とともに、ダイル・ザウル県内の四つの地区の部族長と名士、アカイダート部族とバッカーラ部族の族長や名士と一連の会談を行ったと発表した。

アカイダート部族の族長の1人で部族軍を率いるイブラーヒーム・ハフル氏、バッカーラ部族の族長の1人でバーキル旅団を率いるナウワーフ・ラーギブ・バシール氏(元人民議会議員)、国防隊が連携を強めていることを受けた動き。

AFP, May 5, 2024、ANHA, May 5, 2024、‘Inab Baladi, May 5, 2024、Reuters, May 5, 2024、SANA, May 5, 2024、SOHR, May 5, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのダイル・ザウル県でシリア民主軍の部隊を襲撃し、麻薬密輸に関与しているとされる兵士1人を殺害(2024年5月5日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるズィーバーン町とハワーイジュ村の間に位置するハーウィー・ラギーブ地区で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の部隊を襲撃し、麻薬密輸に関与しているとされる兵士1人を殺害、護衛2人を負傷させた。

AFP, May 5, 2024、ANHA, May 5, 2024、‘Inab Baladi, May 5, 2024、Reuters, May 5, 2024、SANA, May 5, 2024、SOHR, May 5, 2024などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室諸派との戦闘で、シリア軍兵士1人と子供1人死亡(2024年5月5日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が県北部でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアブザムー村を砲撃し、子供1人が死亡、子供の母親が負傷した。

AFP, May 5, 2024、ANHA, May 5, 2024、‘Inab Baladi, May 5, 2024、Reuters, May 5, 2024、SANA, May 5, 2024、SOHR, May 5, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県とアレッポ県の各所でジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年5月5日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるビンニシュ市、サルキーン市、マアッラトミスリーン市、ハーリム市、アリーハー市、タフタナーズ市、アティマ村、アルマナーズ市、カフルタハーリーム町、カッリー町で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。










また、アレッポ県のダーラト・イッザ市でも同様のデモが行われた。

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シリア人権監視団によると、アリーハー市では、シャーム解放機構の軍・治安関係者らがデモに参加していた活動家やメディア活動家らに殴打するなどの暴行を加えた。

デモは、アリーハー市で若い男性(アイハム・フルーム氏)がシャーム解放機構の総合治安機関によって逮捕されたことで激化、デモ参加者らは、同市にある地区自治局ビル前で釈放を求めて座り込みデモなどを行った。

シリア救国内閣内務省によると、フルーム氏はデモに際して軍事部門(シャーム解放機構)のメンバーに暴行を加えたために逮捕されたという。

AFP, May 5, 2024、ANHA, May 5, 2024、‘Inab Baladi, May 5, 2024、May 6, 2024、Reuters, May 5, 2024、SANA, May 5, 2024、SOHR, May 5, 2024などをもとに作成。

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ドゥルーズ派トップのヒクマト・ヒジュリー師はスワイダー市での抗議デモを改めて支持(2024年5月5日)

スワイダー県では、スワイダー24(5月5日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を要求した。

また、スワイダー市の活動家数十人が、カナワート市にあるドゥルーズ派トップのヒクマト・ヒジュリー師の邸宅を訪れた。

ヒジュリー師は平和的デモへの支持を改めて表明した。

AFP, May 5, 2024、ANHA, May 5, 2024、‘Inab Baladi, May 5, 2024、Reuters, May 5, 2024、SANA, May 5, 2024、SOHR, May 5, 2024、Suwayda 24, May 5, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍はアレッポ県、ハサカ県のシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配地を砲撃(2024年5月5日)

アレッポ県では、ANHA(5月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のアキーバ村、スーガーニカ村の森林地帯、タッル・アナーブ村、マルアナーズ村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、マンビジュ市西のシャイフ・ナースィル村(クルト・ワイラーン村)、アウン・ダーダート村、ウンム・アダサ村、ジャッラード村を砲撃、アウン・ダーダート村で少年1人が負傷した。

一方、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市に隣接するターディフ市で、シリア軍兵士1人がシリア国民軍によって撃たれて死亡した。

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ハサカ県では、ANHA(5月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タマル町近郊のウンム・カイフ村、シャイフ・アリー村を砲撃した。

AFP, May 5, 2024、ANHA, May 5, 2024、‘Inab Baladi, May 5, 2024、Reuters, May 5, 2024、SANA, May 5, 2024、SOHR, May 5, 2024などをもとに作成。

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アスマー・アフラス大統領夫人は、キリスト教正教会暦の復活祭(および殉教者の日)に合わせてヒムス県サダド町の聖ゲオルギウス教会(シリア正教会)で開催された祝典に出席し、住民らと懇談(2024年5月5日)

アスマー・アフラス大統領夫人は、キリスト教正教会暦の復活祭(および殉教者の日)に合わせてヒムス県サダド町の聖ゲオルギウス教会(シリア正教会)で開催された祝典に出席し、住民らと懇談した。

祝典は、シリア正教会の信者らからなる「シャバーブ・アラー・トゥール」が主催し、「喜びのサダド」と銘打たれた。

SANA(5月5日付)によると、サダド町では10年前にテロリストによる住民虐殺が発生、民間人や軍関係者数十人が殺害され、その後復興していた。







 

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