米中央軍(CENTCOM)はフーシー派の支配下にあるイエメン領内で無人航空システム(UAS)4機を破壊したと発表(2024年5月16日)

米中央軍(CENTCOM)は午前3時31分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、現地時間14日午後9時頃、CENTCOMが、フーシー派の支配下にあるイエメン領内で無人航空システム(UAS)4機を破壊したと発表した。

AFP, May 16, 2024、ANHA, May 16, 2024、‘Inab Baladi, May 16, 2024、NNA, May 16, 2024、Reuters, May 16, 2024、SANA, May 16, 2024、SOHR, May 16, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部で攻撃型ドローンからS5ミサイル2発を発射し、車輛を破壊(2024年5月16日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、5月16日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前10時00分、ベカーア高原への前日夜の攻撃に対する報復として、ナフフ村の第210ゴラン師団司令部、カイラア村の防空兵舎、ギヴァト・ヨアヴ入植地の砲兵舎をカチューシャ砲60発以上で攻撃。

午後1時38分、メトゥラ町、同地の守備隊および車輛に対して、攻撃型無人航空機(ドローン)1機からS5ミサイル2発を発射し、車輛を破壊、乗っていた兵士らを殺傷。

午後5時7分、マルジュ陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後5時30分、占領下カフル・シューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後6時15分、タイハート丘にあるスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与え、これを破壊。

午後6時50分、ベカーア高原に対する攻撃への報復として、テル・ハイ村にある「イスラエル戦争省」(国防省)のデヴィッド・コーヘン製造工場(軍用の電子システムを製造する施設)を複数の自爆型ドローンで攻撃。


午後10時50分、ラーミーム陣地のスパイ設備の復旧作業を行っていたイスラエル軍の技術チームに向けて砲撃。

西部地区

午前8時35分、アディル山陣地にあるスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

午前11時00分、ザルイート入植地と同兵舎内のスパイ設備をミサイルと迫撃砲で攻撃。

午前11時10分、ジャル・アラーム陣地にあるスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

午前11時10分、ラーミヤー村にあるスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時15分、ジャッル・ダイル陣地にあるスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与え、これを破壊。

午後5時30分、ジャル・アラーム陣地一帯に展開するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット砲複数発で砲撃。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人が死亡したと発表した。


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NNA(5月16日付)によると、イスラエル軍は南部県のカーナー村とラマーディーヤ村を結ぶ街道を移動中の車1台を狙って無人航空機(ドローン)1機で爆撃、乗っていた2人が死亡した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後12時00分、レバノンからゴラン高原に向けて約40回の砲撃を確認、一部を多連装ミサイルで撃破、イスラエル軍は砲弾発射地を攻撃。先ほどザーリット入植地で警報が発令され、レバノンからの5回の砲撃を確認。これに対する報復として、イスラエル軍ジェット戦闘機はアイター・シャアブ村地域、ハトラ村地域にあるヒズブッラーの軍事施設を攻撃。

午後5時2分、自爆型無人航空機(UAV)が本日早く、レバノンからメトゥラ町地域に飛来し、爆発、これによりイスラエル軍兵士1人が重傷、2人が軽傷を負った。

午後7時19分、イスラエル軍航空機1機が本日早く、カーナー村地域を攻撃し、テロ細胞を殲滅。イスラエル軍戦闘機複数機は終日、アイター・シャアブ村地域にある軍事施設や監視ポスト、マイス・ジャバル村地域にある監視ポストやテロ・インフラ、カフルカラー村地域の軍事施設、フーラ村、ナークーラ村地域の軍事施設などレバノン領内のヒズブッラーの一連のテロ標的を攻撃、これを破壊。また、イスラエル軍は数時間前、レバノン領内の複数ヵ所を攻撃し、脅威を排除。

AFP, May 16, 2024、ANHA, May 16, 2024、‘Inab Baladi, May 16, 2024、Qanat al-Manar, May 16, 2024、Reuters, May 16, 2024、SANA, May 16, 2024、SOHR, May 16, 2024などをもとに作成。

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米軍が違法に基地を設置しているダイル・ザウル県ウマル油田に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2024年5月16日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているウマル油田に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, May 16, 2024、ANHA, May 16, 2024、‘Inab Baladi, May 16, 2024、Reuters, May 16, 2024、SANA, May 16, 2024、SOHR, May 16, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県ザーウィヤ地方のバーラ村近郊で国民解放戦線(シリア国民軍)に所属するハムザ師団の戦闘員1人を狙撃し、殺害(2024年5月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ地方のバーラ村近郊で国民解放戦線(シリア国民軍)に所属するハムザ師団の戦闘員1人を狙撃し、殺害した。

シリア軍はまた、スフーフン村一帯を砲撃した。

AFP, May 16, 2024、ANHA, May 16, 2024、‘Inab Baladi, May 16, 2024、Reuters, May 16, 2024、SANA, May 16, 2024、SOHR, May 16, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県イドリブ市、フーア市、アリーハー市、ビンニシュ市などで、ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが続く(2024年5月16日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、フーア市、アリーハー市、ビンニシュ市で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。




また、イドリブ市にあるシリア究極内閣の首相府が設置されている建物の前で、教員らが生活状況の改善、給与引き上げを訴えて抗議デモを行った。


また、アレッポ県でも、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域の中心都市のアフリーン市で同様のデモが発生した。

AFP, May 16, 2024、ANHA, May 16, 2024、‘Inab Baladi, May 16, 2024、Reuters, May 16, 2024、SANA, May 16, 2024、SOHR, May 16, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年5月16日)

スワイダー県では、スワイダー24(5月16日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

AFP, May 16, 2024、ANHA, May 16, 2024、‘Inab Baladi, May 16, 2024、Reuters, May 16, 2024、SANA, May 16, 2024、SOHR, May 16, 2024、Suwayda 24, May 16, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県でシリア人陣地を攻撃したのを受けるかたちで、ロシア軍がラッカ県のダーイシュ拠点を爆撃(2024年5月16日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がティブニー町近くにあるシリア軍の陣地1ヵ所をロケット弾と機関銃で襲撃、国防隊のメンバー1人を殺害した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が前日に続いて、砂漠地帯にあるダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの拠点などを狙って爆撃を行った。

AFP, May 16, 2024、ANHA, May 16, 2024、‘Inab Baladi, May 16, 2024、Reuters, May 16, 2024、SANA, May 16, 2024、SOHR, May 16, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊の2ヵ村を砲撃(2024年5月16日)

アレッポ県では、ANHA(5月16日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、シリア国民軍とともにスムーカ村を砲撃した。

AFP, May 16, 2024、ANHA, May 16, 2024、‘Inab Baladi, May 16, 2024、Reuters, May 16, 2024、SANA, May 16, 2024、SOHR, May 16, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領は第33回アラブ連盟首脳会議の準備会合に出席するためにバーレーンを訪問、会議では演説を行わず(2024年5月16日)

アサド大統領は第33回アラブ連盟首脳会議の準備会合に出席するため、開催国であるバーレーンの首都マナールを空路で訪れた。

空港では、アブドゥッラー・ビン・アフマド・ビン・アブドゥッラー・アール・ハリーファ国王代理人、アブドゥッラー・ビン・アフマド・ビン・アブドゥッラー・アール・ハリーファ外務大臣代理、アフマド・ラシード・ヒタービー・アラブ連盟事務副長がアサド大統領を出迎えた。

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第33回アラブ連盟首脳会議では、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ皇太子、バーレーンのハマド・ビン・イーサー・ビン・サルマーン・アール・ハリーファ国王、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領、ヨルダンのアブドゥッラー2世国王、イラクのアブドゥッラティーフ・ラシード大統領、パレスチナのマフムード・アッバース大統領、リビアのムハンマド・マンフィー大統領評議会議長、ジブチのイスマーイール・ウマル・ジレ大統領、イエメンのラシャード・アリーミー大統領指導評議会議長、モーリタニアのムハンマド・ワラド・シャイフ・ガズワーニー大統領、レバノンのナジーブ・ミーカーティー暫定首相、オマーンのアスアド・ビン・ターリク・アール・サイード副首相、クウェートのアフマド・アブドゥッラー・アフマド首相、アルジェリアのアフマド・アッターフ外務大臣、チュニジアのナビール・アンマール外務大臣、アラブ連盟のアフマド・アブー・ガイト事務総長が演説を行った。

アサド大統領は演説は行わなかった。

演説を行った首脳のうち、イラクのラシード大統領は、来年シリアで予定されていた第34回アラブ連盟首脳会議の議長をシリアに代わって務め、イラクにおいて開催することを明らかにした。

一方、レバノンのミーカーティー首相は、シリア難民の増加がレバノンの経済・社会を困窮ああせていると述べ、シリア難民の帰還を加速するための資金を確保するためのメカニズムを確立する必要を強調した。


採択・発表された閉幕声明では、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃の即時停止、占領軍の撤退、制裁・封鎖の撤廃、人道支援搬入のためのすべての通行所の開放、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)など国連機関の役割強化、財政支援などが求められた。

シリアをめぐっては、1967年6月の戦争でイスラエルが占領したゴラン高原、レバノン南部から占領停止、関連する国連安保理決議の履行、シリアの安全、主権、領土統一を維持し、国民の要求を実現し、テロを撲滅するかたちでのシリア危機の解決の必要、シリア難民の尊厳ある安全な帰還の実現、一方的措置(制裁)の解除、シリアとイラクにおけるティグリス川の水の安全保障の確保が求められた。

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アサド大統領は首脳会議終了後、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子と個別に会談し、両国・両国民、および地域の安定に資するための二国間関係強化の方途について意見を交わした。

アサド大統領は会談のなかで、アラブ諸国間の協力と連携の仕組みを発展させる必要があると指摘、サウジアラビアの役割を高く評価した。


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続いて、アサド大統領は、バーレーンのハマド国王と会談、アラブ諸国の諸国民の利益に資する諸国間の関係強化の最善の方途、シリアとバーレーンの二国間関係の強化について意見を交わした。

アサド大統領は会談で、首脳会議開催に向けたバーレーンの努力を称賛した。



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アサド大統領は、さらにイラクのラシード大統領と会談し、二国間関係、とりわけ「テロとの戦い」、経済協力、政治レベルでの連携のありようについて意見を交わした。

両首脳は域内の問題に対するアラブ諸国の対話強化の必要を確認した。


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一方、ロシアのヴラジーミル・プーチン大統領は、出席者に宛てて書簡を送り、そのなかで、域内のすべての国の主権と国際法を尊重したかたちで、パレスチナとその他の紛争地の情勢への持続的且つ長期的な問題解決を実現するよう呼びかけた。

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SANA(5月16日付)などが伝えた。

AFP, May 16, 2024、ANHA, May 16, 2024、‘Inab Baladi, May 16, 2024、Reuters, May 16, 2024、SANA, May 16, 2024、SOHR, May 16, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はエイラート市の重要標的1ヵ所とハイファー市の石油精製所をドローンで攻撃したと発表(2024年5月16日)

イラク・イスラーム抵抗は午前0時35分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、イスラエルのエイラート市の重要標的1ヵ所を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

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また、午前3時14分にも声明を出し、ハイファー市の石油精製所を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

AFP, May 16, 2024、ANHA, May 16, 2024、‘Inab Baladi, May 16, 2024、Reuters, May 16, 2024、SANA, May 16, 2024、SOHR, May 16, 2024などをもとに作成。

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