ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍所属と見られる無人航空機(ドローン)複数機がクナイトラ県との県境に飛来、その直後に複数回の爆発が発生した。
AFP, May 2, 2024、ANHA, May 2, 2024、‘Inab Baladi, May 2, 2024、Reuters, May 2, 2024、SANA, May 2, 2024、SOHR, May 2, 2024などをもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、過去24時間に米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-16戦闘機3機、F-15戦闘機1機、A-10サンダーボルト攻撃機1機による領空侵犯を10件確認したと発表した。
RIAノーヴォスチ通信(5月2日付)が伝えた。
RIA Novosti, May 2, 2024をもとに作成。
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イラク・イスラーム抵抗は午前0時39分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエルのエイラート市にある重要標的1ヵ所を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。
また、午後11時59分、イスラエルのベエルシェバ市にある重要標的1ヵ所をアルカブ巡行ミサイル複数発で攻撃したと発表した。
AFP, May 2, 2024、ANHA, May 2, 2024、‘Inab Baladi, May 2, 2024、Reuters, May 2, 2024、SANA, May 2, 2024、SOHR, May 2, 2024などをもとに作成。
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レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、5月2日の戦果について以下の通り発表した。
東部地区
午後3時00分、占領下シャブアー農場のザブディーン陣地を砲撃し、直接の損害を与える。
午後3時45分、占領下カフル・シューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地を攻撃し、直接の損害を与える。
西部地区
午後11時25分、ビラニット軍事キャンプのイスラエル軍第91旅団司令部をミサイル発射地点を攻撃し、直接の損害を与える。
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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。
午後2時43分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が夜間、シャブアー農場地域にあるヒズブッラーのテロ・インフラ多数を攻撃。ジェット戦闘機複数機は先ほど、マルカバ村地域にあるヒズブッラーの軍事複合施設1ヵ所を攻撃。
午後8時59分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が本日早く、アイター・シャアブ村地域にあるヒズブッラーの軍事複合施設1ヵ所を攻撃。レバノンから終日、ドブ山地域への4回の砲撃を確認、イスラエル軍が多連装ミサイルでこれを迎撃、また砲弾発射ちを攻撃。
AFP, May 2, 2024、ANHA, May 2, 2024、‘Inab Baladi, May 2, 2024、Qanat al-Manar, May 2, 2024、Reuters, May 2, 2024、SANA, May 2, 2024、SOHR, May 2, 2024などをもとに作成。
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シリア人権監視団は、複数筋から得た情報だとして、共和国護衛隊の部族問題局の士官だというA.M.大尉が、4月末にダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸地域での人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への攻撃を続ける地元武装集団(部族民兵)を指導するアカイダート部族の族長であるイブラーヒーム・ハフル氏と政府支配下のアシャーラ市で会談していたと発表した。
同筋によると、ユーフラテス川東岸でのシリア民主軍の陣地などへの攻撃は、フィラース・ジャッハーム氏が率いる部族軍が、国防隊のメンバー(地元武装集団)多数を加入させ、ダイル・ザウル民政評議会支配地各所に展開させ、これを全面支援することで激化した。
同筋によると、国防隊のメンバー(地元武装集団)は、レバノンのヒズブッラーや「イランの民兵」の指示を受けて、ユーフラテス川東岸での治安を不安定化させようとしているという。
なお、ハフル氏は4月15日にも、親政権の部族民兵のバーキル旅団を率いるナウワーフ・ラーギブ・バシール氏、ブーサラーヤー部族の名士の1人アブドゥッラー・シャッラール・アブドゥッラー氏と、政府支配下のハリータ村にあるアブドゥッラー氏の家で会談していた。
この会談において、ハフル氏は、ユーフラテス川河畔の密輸用の通行所を掌握するため、アブドゥッラー氏に対して、部族の男性らを、ライス・バシール氏が率いる部族軍に参加させ、武力を強化するとともに、ユーフラテス川東岸に多数のセルを派遣するよう要請した。
だが、この要請は、ブーサラーヤー部族の族長であるムハンナー・ファイヤード氏によって拒否されたという。
AFP, May 2, 2024、ANHA, May 2, 2024、‘Inab Baladi, May 2, 2024、Reuters, May 2, 2024、SANA, May 2, 2024、SOHR, May 2, 2024などをもとに作成。
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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域内の拠点都市の一つラアス・アイン市近郊のタッル・ハラフ村で、シリア国民軍憲兵隊に所属するダーイシュ(イスラーム国)の元司令官が現地の密輸業者によって暗殺された。
殺害されたのは、「アブー・マーリヤー・バキーリー」を名乗っていたアンワル・アブドゥルアズィーズ氏なる人物。
AFP, May 3, 2024、ANHA, May 3, 2024、‘Inab Baladi, May 3, 2024、Reuters, May 3, 2024、SANA, May 3, 2024、SOHR, May 3, 2024などをもとに作成。
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イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるバーブ・ハワー国境通行所、ジスル・シュグール市、イドリブ市、ティマ村、カラーマ国内避難民(IDPs)キャンプ、ダイル・ハッサーン村で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。
またアレッポ県でもカフラ村、県南部のIDPsキャンプ、アターリブ市、バービカ村でも同様のデモが発生した。
AFP, May 2, 2024、ANHA, May 2, 2024、‘Inab Baladi, May 2, 2024、Reuters, May 2, 2024、SANA, May 2, 2024、SOHR, May 2, 2024などをもとに作成。
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スワイダー県では、スワイダー24(5月2日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を要求した。
AFP, May 2, 2024、ANHA, May 2, 2024、‘Inab Baladi, May 2, 2024、Reuters, May 2, 2024、SANA, May 2, 2024、SOHR, May 2, 2024、Suwayda 24, May 2, 2024などをもとに作成。
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アレッポ県では、ANHA(5月2日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のダラジュ村、シャムダーン村、サイヤーダ村、ダンダニーヤ村、ウンム・アダサ村を砲撃、サイヤーダ村で若い男性1人が負傷した。

トルコ軍はまた、タッル・リフアト市一帯、同市近郊のシャワーリガ村、マルアナーズ村、カフル・アントゥーン村、ラーダール村、シャイフ・イーサー村、ダイル・カーク村を砲撃した。
一方、マンビジュ市近郊のトゥーハール村に、トルコ軍の小型無人航空機(ドローン) 1機が墜落した。

シリア人権監視団によると、このドローンはトゥーハール村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のマンビジュ軍事評議会の陣地を攻撃した。
また、シリア人権監視団によると、シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会が、トルコ占領地の境界(サージュール川)近くでシリア国民軍の北部の嵐旅団の車を攻撃し、戦闘員3人を殺害した。
AFP, May 2, 2024、ANHA, May 2, 2024、‘Inab Baladi, May 2, 2024、Reuters, May 2, 2024、SANA, May 2, 2024、SOHR, May 2, 2024、May 3, 2024などをもとに作成。
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