ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町でシーア派宗教指導者が爆殺される

SANAは、治安筋の話として、内務省治安部隊がダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ町で発生した手榴弾による爆発を捜査していると伝えた。

SANAによると、治安筋はまた、同町で手榴弾を投げた容疑者を特定するための捜査を開始したことを明らかにした。

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イナブ・バラディーによると、この爆発で、シーア派の聖廟であるサイイダ・ザイナブ・モスクの説教師であるファルハーン・ハサン・マンスール師が死亡した。

手榴弾はマンスール師が乗った車の車内に投げ込まれ、同師は殺害された。

マンスール師がメンバーを務めるシリア・アフル・バイト信奉者のためのイスラーム・ウラマー機構はフェイスブックを通じて哀悼の意を示した。

また、同機構の副代表を務めるアドハム・ハティーブ師もフェイスブックで哀悼の意を示した。

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内務省はテレグラムを通じて以下の通り発表した。

内務省は、ここ数日、国内で治安と安定を揺るがし、混乱を広げ、国内の平和を損なおうとする組織的な試みが見られたことを、きわめて重大な関心をもって注視している。
この文脈において、本日発生したサイイダ・ザイナブ廟の説教師暗殺事件は、この危険なエスカレーションの流れのなかの一環であり、宗教的・社会的象徴を標的にして、内紛を扇動し、社会の安定状態を損なおうとする枠組みに位置づけられる。
内務省は、この犯罪が責任追及なしに済まされることはないと強調する。関係機関は、事件の経緯を解明し、実行犯およびその背後にいる者の身元を特定するため、捜査に着手しており、彼らに対して必要な法的措置を講じる準備を進めている。
内務省は、市民を保護し、公共の治安を守り、国の安定を標的とするいかなる試みに対しても断固として立ち向かうという完全な責務を改めて表明する。

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宗教関係省はフェイスブックを通じて以下の通り声明を発表した。

宗教関係省は、ダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ廟の説教師ファルハーン・ハサン・マンスール師を標的とした事件を、最も強い言葉で非難し、社会の安全と安定を損なう非難されるべき行為であるとみなす。
同省は、このような攻撃が社会の平和に対する直接的な脅威であり、シリア人の団結を損ない、社会的結束を揺るがすことを目的としていると強調する。
また同省は、犯人の追跡、事件の詳細解明、関与者の法的責任追及に向けた内務治安部隊の取り組みに対し、全面的な支持を改めて表明し、法に従って相応の処罰を受けさせるべきであるとした。

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