シャーム解放機構の事実上の傘下組織で、イドリブ県中北部を中心とするいわゆる「解放区」の自治を委託されているシリア救国内閣に所属する政治問題局は、第32回アラブ連盟首脳会議へのアサド大統領に抗議するかたちで声明を発表した。
声明の骨子は以下の通り。
シリア革命は深刻な課題に晒されている。それは、さまざまな人権機関が音声や映像によって記録してきたシリアの体制による犯罪の記録を洗浄しようとする地域内の――イランの後援のもとで行われている――精力的な試み、10年以上の断交の末に政治の舞台に同体制を再浮上させるための取り組みのなかに体現されている。これは、犯罪者体制のトップがジェッダでのアラブ・サミットに出席し、彼を招待し、歓迎した者に向けて発言したことで最高潮に達した。
我々、自由シリア人民は、この体制のトップ、そしてそのシステムがシリアを――人民、国家のいずれにおいても――代表しておらず、犯罪者体制を売り込み、政治の部隊に復帰させようとするあらゆる試みが、シリア人民が受けた虐殺行為の現実を変えることはないことを確認する。また、我々は抵抗という選択肢を、彼、そしてその犯罪システムのすべての個人を責任追及するまで譲歩することはないことを確認する。
我々は、彼を政治的に浮上させ、その犯罪を水に流そうとするあらゆる試み、あるいは殉教者たちの血、捕虜・失踪者問題、避難民・難民の権利を譲歩することを拒否する。我々は、殉教者たちの誓約、あらゆる可能な手段をもって犯罪者体制を打倒することに体現されている正真正銘の革命の要求に誠実であり続ける。
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AFP, May 20, 2023、ANHA, May 20, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2023、Reuters, May 20, 2023、SANA, May 20, 2023、SOHR, May 20, 2023などをもとに作成。
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