米中央軍(CENTCOM)はイエメンのフーシー派が紅海で中国所有・運航の船舶を初めて攻撃したと発表(2024年3月24日)

米中央軍(CENTCOM)は午前5時29分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、現地時間23日午前2時50分から午前4時30分にかけて、フーシー派が紅海を航行中のパナマ船籍の中国所有・運航の石油タンカーM/V黄埔に対艦弾道ミサイル(ASBM)5発を発射、5発目のミサイルにより火災が発生、火は30分ほどで消し止められたと発表した。

フーシー派が中国所有・運航の船舶を攻撃するのはこれが初めて。

また、午前6時50分から9時50分にかけて、USSカーニー(DDG64)を含む米軍は、紅海南部上空でフーシー派の無人航空機(UAV)6機と交戦、うち5機は紅海に、1機はイエメン領内のフーシー派支配地域に墜落したと付言した。


AFP, March 24, 2024、ANHA, March 24, 2024、‘Inab Baladi, March 24, 2024、Reuters, March 24, 2024、SANA, March 24, 2024、SOHR, March 24, 2024などをもとに作成。

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