イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)は無人航空機でイスラエルの首都テルアビブを攻撃、1人が死亡、10人が負傷(2024年7月19日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午前8時3分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イスラエルの首都テルアビブを新型無人航空機「ヤーファー」(ヤッファ、テルアビブのアラビア語名)1機が迎撃システムとレーダーを掻い潜って攻撃したと発表した。

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これに関して、イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前4時47分、首都テル・アビブ中心部で本日早く、1回の爆発が発生。航空標的1つが飛来てたとの報告について調査中。

午前5時26分、初期調査によると、爆発は航空標的1つの着弾によってもたらされたもので、この時、警報は発令されなかった。事件は現在も調査中。

午後1時42分、ダニエル・ハガリ報道官は、初期調査によると、爆発はイエメンから首都テルアビブに飛来したサマド-3無人航空機1機によるもの。サマド-3はイラン製の兵器で、航続距離を伸ばしたものと見られる。

 

AFP, July 19, 2024、ANHA, July 19, 2024、‘Inab Baladi, July 19, 2024、Reuters, July 19, 2024、SANA, July 19, 2024、SOHR, July 19, 2024などをもとに作成。

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