イスラエル軍がシリア領内を攻撃し、パレスチナ・イスラーム聖戦機構の作戦部門の主要テロリストであるフィラース・カースィムら4人を殺害(2024年8月28日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団などによると、首都ダマスカスとレバノンの首都ベイルートを結ぶ幹線道路沿線のザバダーニー市に至る交差点(ザバダーニー橋)附近の治安機関の検問所近くで、レバノンに向かって走行中の車が爆発し、4人が死亡した。


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これに関して、イスラエル空軍はX(フェイスブック)のアカウント(https://x.com/IAFsite/)を通じて、28日早く、シリア・レバノン国境付近を攻撃し、パレスチナ・イスラーム聖戦機構の作戦部門の主要テロリストであるフィラース・カースィムを殲滅したと発表した。

発表によると、カースィムは、シリアとレバノンにおけるイスラーム聖戦機構の作戦計画の責任者。

発表によると、攻撃では、イスラーム聖戦機構のテロリスト数人も殲滅された。

イスラエル軍もはテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、同様の発表を行った。
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一方、シリア人権監視団は、複数筋の話として、パレスチナ・イスラエル聖戦機構の軍事部門であるクドス連隊の司令官1人を含む3人と、レバノンのヒズブッラーのメンバー1人が攻撃で死亡したと発表した。

これに関連して、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラム(https://t.me/s/mmirleb)を通じて、戦闘員の1人ムハンマド・ハサン・ターハー氏が死亡したと発表した。


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シリア人権監視団によると、イスラエル軍によるシリアへの攻撃は、8月に入って6回目、今年に入って61回目(うち44回が航空攻撃、17回が地上攻撃)、これにより125あまりの標的が破壊され、軍関係者185人が死亡、113人が負傷しているという。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):23
ヒズブッラーのメンバー:38
イラク人:18
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):47
「イランの民兵」の外国人メンバー:14
シリア軍将兵:42
パレスチナ・イスラエル聖戦クドス連隊:3

また、民間人も17人(女性3人と子供1人を含む)が死亡、36人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:24
ダルアー県:16
ヒムス県:10
クナイトラ県:6
タルトゥース県:3
ダイル・ザウル県:1
アレッポ県:2
ハマー県:1

AFP, August 28, 2024ANHA, August 28, 2024‘Inab Baladi, August 28, 2024Reuters, August 28, 2024SANA, August 28, 2024SOHR, August 28, 2024などをもとに作成。

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