イスラエルのカッツ国防大臣:「シャルアは政権を握り、軍服をスーツに着替えて、流暢に話しているが、イスラエルは信頼していない」(2025年2月27日)

イスラエルのイスラエル・カッツ国防大臣は、記者会見で、アフマド・シャルア暫定大統領が指導するシリアの新政権について以下の通り述べた。

シャルアは政権を握り、軍服をスーツに着替えて、流暢に話しているが、イスラエルは信頼していない。
我々が信用しているのはイスラエル国防軍だけだ。私にも(ネタニヤフ)首相にも緩衝地帯が占領されねばならないということは明白だった。我々の政策はそこ、つまりヘルモン山、既に設置されている複数の監視ポストに無期限で留まることだ。
シリア南部は、非武装地域とならねばならない。
我々は、シリア南部の武装解除への違反を許さない。いかなる行為が現れることも許さない。
我々は、シリアのドゥルーズ派の友人らに対して強い責任を感じており、彼らとの連絡を維持することに努めている。現在、我々に近い人々が、ゴラン高原で日常的に働くことを許可する可能性を検討しており、組織、あるいはあらゆる方法を通じて、支援を提供する準備を進めている。我々は彼らが保護されることを望んでおり、それを慎重かつ的確な方法で実現するために取り組んでいる。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機が、県上空で超音速での低空飛行を繰り返した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊はまた、ルスーム・ハワーリド村、ウンム・バーティナ村、サムダーニーヤ村方面に新たに戦車や重機などを侵入させた。

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