タミー・ブルース米国務省報道官は、記者会見のなかで、アフマド・シャルア移行期政権の国防省がアフマド・ハーイス(ハーティム・アブー・シャクラー)氏を第86師団司令官に任命したことに関して、次のように述べた。
こうした人権侵害の長い履歴を持ち、ダーイシュ(イスラーム国)に対する我々の作戦を妨害してきた人物を公職に任命するという暫定政権(移行期政権)の判断は、重大な誤りであり、米国として支持しない。
また、カタールが月額2,900万ドルの補助金を公務員への給与としてシリアに供与することが決定されたことについて以下の通り述べた。
我々は以前からシリアの安定化に資する支援に関しては、免除メカニズムを適用できる仕組みを整備してきた。
カタールの今回の支援は、新たな承認や新規の免除を必要とせず、すでに存在する枠組みのなかで可能な支援だ。
そのような支援はあくまでシリアの安定化を目的としたものでなければならない。 決してそれ以上の意味があってはならない。
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