ロイター通信によると、マルコ・ルビオ米国務長官は米上院での公聴会で、シリア情勢について「移行期政権の状況は不安定で、多くの課題に直面している」としたうえで、米国は「内戦」というシナリオを回避するためにシリアを支援していると証言した。
ルビオ国務長官は、在トルコ米国務省が、シリア国内の地方当局者と協力して必要とされる支援内容を把握することを認める方針であることを明らかにしたうえで、以下の通り述べた。
国務省にとって新たなアプローチとなる」とロイター通信は報じている。
我々の最初の試金石の一つはシリアになるだろう。我々はシリアに大使館を持っていない。トルコからの運営となるが、支援しなければならない。我々は移行期政権が成功するのを助けたい。なぜなら、そうしなければ、全面的な内戦と混乱が起こり、結果的に地域全体の不安定化につながるからだ。
我々の評価では、移行期政権が直面している課題の大きさを考慮すると、崩壊と全面内戦に陥る可能性が数か月ではなく数週間先に迫っているかもしれない。それは実質的に国の分裂を意味する。
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