SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣を代表とする閣僚使節団がカタールの首都ドーハを訪問した。
使節団に参加した閣僚は、ムハンマド・バシール・エネルギー大臣、ムハンマド・ヤサル・バルニーヤ財務大臣、マーズン・サーリハーニー観光大臣。
バルニーヤ財務大臣はアリー・ビン・アフマド・クワーリー財務大臣と会談し、両国間の協力強化の方策について協議した。
サーリハーニー観光大臣はサアド・ビン・アリー・フルジー観光庁長官と会談し、観光プロジェクトへの投資や共同協力の展望を協議した。
バシール・エネルギー大臣はサアド・ビン・シュリーダ・カアビー・エネルギー担当大臣と会談し、エネルギー分野における両国の協力や投資促進について協議した。
シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣ら閣僚使節団は、ムハンマド・ビン・アブドゥルラフマーン・アール・サーニー首相兼外務大臣と会談した。
一連の会談を終えてシリアに帰国したシャイバーニー外務在外居住者大臣は、他の閣僚を伴い、ダマスカス国際空港で記者会見を行い、以下の通り述べた。
今回の訪問は新生シリアの積極的な開放政策の一環である。
両国間の関係強化および協力の拡大を議論し、エネルギー、経済・貿易、財政、観光、通信、IT、高等教育、開発など多分野での協力拡大を目指す。
カタールおよびサウジアラビアから提供された給与支援に改めて感謝する。
カタールとの間で、シリア国内に三つの病院を整備することに合意し、先端的な病院建設と医薬品産業の発展に向けて協力する。
ヨルダンを経由してカタール産ガスの輸入を再開し、石油・ガス分野の協力を強化することで合意した。
カタール・シリア共同持株会社の再活性化も決定し、シリア経済改革への技術支援、シリアの銀行と世界の金融ネットワークの接続に向けた取り組みも開始する。
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SANAによると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は首都ダマスカスの執務室で、フランス大使館のジャン・バティスト・ファーブル臨時代理大使およびアンリ・ル・マセン・ド・シェルモン大佐を迎え、両国の利益に資する連携と協力の強化について協議した。
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