ジュネーブ3会議に出席した国内の反体制派「シリア国民行動委員会」が分裂(2016年5月9日)

シリア民族社会党インティファーダ派代表のアリー・ハイダル国民和解担当国務大臣は声明を出し、自らが座長を務めるシリア国民行動委員会に関して、ジュネーブ3会議第3ラウンドに国内の反体制派代表として参加していた委員会メンバーの欠席により、予定されていた会合が開催できなかったとして、引責辞任し、委員会から脱会すると発表した。

またハイダル国民和解担当国務大臣の脱会に続き、以下のメンバー・組織もジュネーブ3会議に出席したメンバーの欠席に不満を表明、共同声明で脱会を表明した。

シリア民族社会党(反体制派)(アブドゥルカーディル・ウバイド中央理事)
シリア変革復興党(ムスタファー・カルアジー書記長)
シリアのための第三潮流(ウクバ・ナーイム代表)
シリア・マジュド潮流(マイサー・ラジュミー(ハッサーン・ムニール氏代理)
クルディスタン刷新運動(リーズカール・カースィム代表)
統一民主改革党(ムハンマド・サウワーン書記長)
シリア人マラダ党(サーバー・クーバー氏)
シリア救済国民潮流(ハッサーン・アルヌーク氏)
マーズィン・ビラール(作家)

AFP, May 9, 2016、AP, May 9, 2016、ARA News, May 9, 2016、Champress, May 9, 2016、al-Hayat, May 10, 2016、Iraqi News, May 9, 2016、Kull-na Shuraka’, May 9, 2016、al-Mada Press, May 9, 2016、Naharnet, May 9, 2016、NNA, May 9, 2016、Reuters, May 9, 2016、SANA, May 9, 2016、UPI, May 9, 2016などをもとに作成。

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