ヨルダンの教育副大臣はシリア人生徒を受け入れ続ければ学校運営が破綻すると警鐘を鳴らす(2016年9月1日)

ヨルダンのムハンマド・ズナイバート教育副大臣は、9月1日から新学期が始まった公立学校の生徒数がシリア人生徒の入学で前年度より14%増加、このままでは学校運営が破綻すると警鐘を鳴らした。

ズナイバート副大臣によると、2015年度の公立学校におけるシリア人生徒数は14万5,000人で、それ以外に難民キャンプに開設されている学校に2万5,000人の生徒が通っているという。

ロンドンでの支援国会議ではヨルダンに3億3,000万米ドルの支援が決定されているが、うち2016年度の教育分野への支援には7,500万ドルが割り当てられているだけで、このままの状態が続けば、ヨルダンの学校教育は資金不足で破綻することになるという。

『ハヤート』(9月2日付)が伝えた。

AFP, September 1, 2016、AP, September 1, 2016、ARA News, September 1, 2016、Champress, September 1, 2016、al-Hayat, September 2, 2016、Iraqi News, September 1, 2016、Kull-na Shuraka’, September 1, 2016、al-Mada Press, September 1, 2016、Naharnet, September 1, 2016、NNA, September 1, 2016、Reuters, September 1, 2016、SANA, September 1, 2016、UPI, September 1, 2016などをもとに作成。

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