ロシア国防省はエジプトで反体制派とヒムス県北部での緊張緩和地帯設置と停戦に合意したと発表(2017年8月3日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、エジプトの首都カイロでロシア国防省の代表がシリアの反体制派代表と会談し、ヒムス県のヒムス市北部に位置するラスタン市、タルビーサ市、ハウラ地方に緊張緩和地帯を設置することに合意したと発表した。

この合意に基づき、14万7,000人が暮らすとされる同地の84の市・町・村・農場が緊張緩和地帯に新たに指定され、現地時間の8月3日12時にシリア軍と反体制武装集団の停戦が発効するという。

また合意では、反体制武装集団は、ダーイシュ(イスラーム国)やヌスラ戦線(シャーム解放機構)などの「テロ組織」のヒムス県からの排除の義務を負うことになるという。

mil.ru, August 3, 2017

mil.ru, August 3, 2017

AFP, August 3, 2017、AP, August 3, 2017、ARA News, August 3, 2017、Champress, August 3, 2017、al-Hayat, August 4, 2017、Kull-na Shuraka’, August 3, 2017、al-Mada Press, August 3, 2017、Naharnet, August 3, 2017、NNA, August 3, 2017、Reuters, August 3, 2017、SANA, August 3, 2017、UPI, August 3, 2017などをもとに作成。

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