2014年3月2日のシリア情勢:国内の暴力(追記)

ハマー県では、『ハヤート』(3月4日付)によると、サルミーン市で、アサド政権を支持する義勇軍の国防隊の行為に反対するデモが行われ、軍およびその支持者からの発砲を受けた。

活動家らがユーチューブなどにアップしたビデオによると、デモ参加者は「魂と血にかけて、我々はサラミーヤのために身を捧げる」などと連呼している。

これに対して、複数の消息筋によると、武装した車輌4台がデモ参加者に小銃などで発砲し、強制排除した。

またある反体制活動家は、フェイスブックで、政権支持者らが「我らアラウィー派は、魂と血にかけて、バッシャールのために身を捧げる」、「アラウィー派、アラウィー派、我々はサラミーヤをぶちこわしたい」などと連呼して、対抗したと主張している。

サラミーヤ市はイスマーイーリー派宗徒が多く住み、住民の多くはアサド政権を支持していることで知られている。

al-Hayat, March 4, 2014などをもとに作成。

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