トルコの実質占領下にあるアフリーン市に逃れてきた旧反体制派支配地域からの避難民が退去を求め、武装集団が交戦(2018年9月3日)

アレッポ県では、ANHA(9月3日付)によると、反体制武装集団がトルコの実質占領下にあるアフリーン市に逃れてきた旧反体制派支配地域(ダマスカス郊外県東グータ地方)からの避難民が同地からの退去を阻止、退去に際して金銭を求めたことをきっかけとして、避難民と武装集団が衝突、交戦した。

衝突は、アフリーン市の入口、ノウルーズ交差点から中心街にいたる各所で行われ、爆発補が複数回にわたり起こった。

一方、ANHA(9月3日付)は、匿名消息筋の話として、ジンディールス町近郊のアグジャラ村を拠点としていた反体制武装集団のメンバーとその家族合わせて50人ほどが、同地を放棄し、トルコ領内に退却(逃亡)した、と伝えた。

AFP, September 3, 2018、ANHA, September 3, 2018、AP, September 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2018、al-Hayat, September 4, 2018、Reuters, September 3, 2018、SANA, September 3, 2018、UPI, September 3, 2018などをもとに作成。

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