ラタキア県では、クッルナー・シュラカー(3月27日付)が、反体制活動家のヒシャーム・ハーッジ・スライマーン氏からの情報として、反体制武装集団が、カサブ町近郊のナブアイン村での作戦を指揮していたシリア軍部隊司令官のイマード・イスマーイール大佐ら数十人の将兵を殺害するとともに、カスタル・マアーフ町の一部を制圧し、シャイフ・ハサン村、バドルースィーヤ村に進軍を続けたと報じた。
これに対して、軍は、クルド山(アレッポ県)およびトルクメン山(ラビーア町一帯)の村々を「樽爆弾」で空爆した。
一方、SANA(3月27日付)によると、バイト・イブリフ村、カンタラ村、クーズ山、第587監視ポスト、第669監視ポストで、軍部隊が「テロ集団」を攻撃し、甚大な打撃を与えた。
またヒルバト・スーラーン村に対して特殊作戦を行い、武装集団に拉致されていた兵士多数を解放した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン軍事評議会(自由シリア軍)議長でハックの剣(サイフ・ハック)旅団司令官のアフマド・ナウワーフ・ドゥッラ氏が、フリータ村に対する軍の「樽爆弾」投下によって、5人の戦闘員とともに死亡した。
ドゥッラ氏とともに死亡した戦闘員のなかには、ハックの剣旅団副司令官のビラール・ハルブーシュ氏も含まれているという。
ドゥッラ氏とハルブーシュ氏はいずれも2012年2月28日にシリア軍を離反し、両名が結成したハックの剣旅団は、『ハヤート』(3月28日付)によると、自由シリア軍の枠内で結成された最初の武装部隊だという。
一方、SANA(3月27日付)によると、カラムーン地方、ザバダーニー市郊外、アーリヤ農場、アドラー市、ランクース市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
またタイバ町、ムカイラビーヤ市で、反体制武装集団21人が当局に投降した。
このほか、ハラスター市では反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民4人が死亡し、ジャルマーナー市でも反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民5人が負傷した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がシャームの民のヌスラ戦線やアラブ系部族民兵からなる武装集団と交戦の末、ブサイラ市を制圧した。
同村は、マヤーディーン市やシュハイル村の油田地帯を見下ろすことができる戦略的要衝で、1ヶ月半前にヌスラ戦線などがダーイシュを放逐し、制圧していた。
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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月27日付)によると、ムジャーヒディーン軍シャリーア委員会とシャームの民のヌスラ戦線がアレッポ市西部郊外にあるジュンド・シャームの拠点複数カ所を包囲、戦闘員約80人を投降させ、武器弾薬を押収した。
投降した80人はほとんどが外国人で、彼らは「一般市民への背教宣告」、「自由シリア軍襲撃」といった容疑で逮捕されたという。
一方、SANA(3月27日付)によると、ズィラーア村・バッルーザ村間、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ中央刑務所周辺、ジュダイダ村、アルバイド村、ラスム・アッブード村、クワイリス村、フライターン市、シュワイフナ村郊外、ウンム・マンスーラ村、ダイル・ハーフィル市、カフルナーハー村、ハーン・アサル村、アレッポ市ライラムーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
他方、ARA News(3月28日付)によると、アイン・アラブ(コバネ)市郊外で、民主統一党人民防衛隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、戦闘員3人を殺害した。
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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(3月27日付)、SANA(3月27日付)などによると、ラッカ市のウワイス・カラニー・モスク(廟)とアンマール・ブン・ヤースィル(預言者ムハンマドの教友の一人)廟を破壊した。
またシャームの民のヌスラ戦線がツイッター(3月27日付)を通じて出した声明によると、ヌスラ戦線の同県のアミールであるフマイス・マルイー氏(アブー・ダジャーナ)がラッカ市で「バグダーディーの民兵」によって殺害された。
「バグダーディーの民兵」とは、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のこと。
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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(3月27日付)によると、ヤードゥーダ村近くの交差点で旅客バスに仕掛けられた爆弾が爆発し、女性、子供を含む乗客10人が死亡した。
一方、SANA(3月27日付)によると、アトマーン村、ダルアー市ヤルムーク学校周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、SANA(3月27日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(3月27日付)によると、ガースィビーヤト・ナイーム村、ハーリディーヤ村、サラーム・シャルキー村、タルビーサ市、シャンダーヒーヤ村、ザクルーティーヤ村、スルターニーヤ村・サラーム・ガルビー村間で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またヒムス市ジャンダリー地区、カラービース地区で武装集団メンバー2人が投降した。
このほか、ヒムス市アルメニア地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民1人が死亡、11人が負傷した。
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イドリブ県では、SANA(3月27日付)によると、カフルタハーリーム町で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハサカ県では、ARA News(3月27日付)によると、ハサカ県ダウワール地区で、国防隊隊員がレストランの店主の口論となり、これに軍部隊が介入、国防隊と軍が撃ち合いとなった。
軍と国防隊が交戦したのはこれが初めてだという。
またダルバースィーヤ市では、シリア・クルド国民評議会が計画したイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の攻撃に曝されるアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市との連帯を訴えるデモを民主統一党アサーイシュが強制排除した。
AFP, March 27, 2014、AP, March 27, 2014、ARA News, March 27, 2014、Champress, March 27, 2014、al-Hayat, March 28, 2014、Iraqinews.com, March 27, 2014、Kull-na Shuraka’, March 27, 2014、Naharnet, March 27, 2014、NNA, March 27, 2014、Reuters, March 27, 2014、SANA, March 27, 2014、UPI, March 27, 2014などをもとに作成。
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