シリア・ロシア軍による一方的停戦から10日目、ロシア軍が爆撃を再開(2019年9月10日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから10日目(爆撃を激化させてから131日目)を迎えた9月10日、ロシア軍がイドリブ県のダルクーシュ町、カフルタハーリーム町、カフルマーリス村に対して3回の爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘も続いた。

シリア人権監視団によると、シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より1人(民間人1人、シリア軍兵士は0人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて4,128人となった。

内訳は、民間人1,051人(うち女性186人、子供261人)、シリア軍兵士1,406人、反体制武装集団戦闘員1,671人。

なお、ロイター(9月10日付)は、ロシア軍がラタキア県のカッバーナ村に近いクバイナ丘に対しても爆撃を行ったと伝えたが、ロシア外務省はただちにこれを否定した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカフルナブル市、ハーッス村、ハザーリーン村、タッル・マンス村、マアッルシャムシャ村、ダイル・シャルキー村、マアッルズィーター村、マアッラト・ハルマ村、タフターヤー村、ラカーヤー村、ジャルジャナーズ町を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(ラタキア県12件、アレッポ県8件、イドリブ県8件、ハマー県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を13件(イドリブ県5件、ハマー県8件)確認した。

AFP, September 10, 2019、ANHA, September 10, 2019、AP, September 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 10, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 10, 2019、Reuters, September 10, 2019、SANA, September 10, 2019、SOHR, September 10, 2019、UPI, September 10, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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